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「創作と定番、または創作と伝統」

機織りに関するすべてについて修行中

  そして 

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2002-09-11 次回作
2002-09-04 ひとまず終了
2002-08-22 織るのは楽しいのよねぇ・・・・
2002-07-31 本筬(ほんおさ)
2002-07-24 仮筬(かりおさ)
2002-07-22 緯糸(よこいと)の染色
2002-07-20 整経終了
2002-07-16 整経は誰がやる?
2002-07-15 始動
2002-06-18 忘れないうちに染色実習


2002-09-11 次回作

次回作は4人の共同作業という点は同じでも
ひとりひとりの作品として責任を持って担当することになった。

自分以外の人の作品には筬通しや綜絖通しで参加。

ということで糸を渡された。

作品の条件は
1.小物用の細かい縞
2.地は藍染め(地の部分は7〜8割)
3.縞は4色(4色合わせて全体の2〜3割)
4.緯糸も藍染め
5.整経16m、c30/2の糸、筬幅40cm
  筬は50羽の丸羽


さて、まずは縞割だ。

画像は一反分の糸、これで一枚の布を作ります。


先頭 表紙

和代さん: 今日ちょうど講義で「越後上布」のことを少し学んできたところでした。「越後上布」も奥が深そうですねぇ。いつか「機」を巡る旅がしたいなぁと思っています。 / キコリ@こちらこそ感謝です ( 2002-09-23 21:49 )
高校生の頃に「越後上布」の後継者になるんだと意気込んでいた時期がありましたの・・・ / 和代@つっこみ感謝です。 ( 2002-09-22 10:28 )
Ka^kaさん: 測ってみたら1、2kg以上ありました。実際の一反の布はもう少し軽いんですけどね。 / キコリ ( 2002-09-14 00:15 )
けり子さん: 4人でローテーションを組むのでいつまでかかるかわかりませんが、まずは染めの前の精練から始まります。 / キコリ@そして縞割 ( 2002-09-14 00:12 )
すごい量だわ。。。ずしっとした重みを感じちゃうわね。 / Ka~ka ( 2002-09-12 22:26 )
糸の山がどうなっていくのか楽しみ♪ / けり子 ( 2002-09-12 20:24 )
ウチの壁紙、オットの好みでベッ○ムなんですよ〜〜。ちょっとキャラじゃないの。だからバックはひまじんにしてみました。 / キコリ ( 2002-09-12 14:33 )
あ。ひまじんだ〜ε=ε=ε=ε=ε" "(/*'-'*)/テレテレ / yoo<? ( 2002-09-11 19:02 )

2002-09-04 ひとまず終了

4人で織るはずだった第1作。
私は二人目だったのだけれど、織っている最中から嫌な予感があった。

両端の糸がゆるんでしまって打ち込めないのだ。
糸の束をはさんだり、布巻きに機草を巻いて調節したが
どうしてもうまくいかない。
さらに2カ所少し織るたびに糸が絡まるところがあった。

16mのうちまだ7mほどしか進んでいないというのに
この先どうしたらいいのかを
次のKさんに引き継ぐ前に先生に聞いてみた。

しばらく腕組みをしてうなっていた先生
「仕方ありません、切りましょう」

げげげげげげげ!そんなことがあるのか?

周囲の先輩方も大騒ぎだ。
どうやら織っている途中で糸を切るなどということは
前代未聞らしい(涙)

元々小物用に織っていたとはいえかなりのショックだった。

切ってしまった布は持ち帰って水洗してアイロンがけ。


先頭 表紙

納品したので加工屋さんへ送られて印鑑入れか爪楊枝入れになるようです。技術がないせいで縞がゆがんだりしているのでそれより大きいのもになるほど布が取れないみたい(涙) / キコリ ( 2002-09-14 00:10 )
素敵ですわ(^^) / けり子 ( 2002-09-12 20:22 )

2002-08-22 織るのは楽しいのよねぇ・・・・

19日に前のSさんから引き継いで織りはじめ
3m30cmでノルマが終了してしまった。
3日半だった。
1日約1mのペースで終了。

しかし、整経し始めの糸の張りの強さと
最後の方での糸の張りの強さの差が大きく
その差が糸の長さの差になってしまったために
整経し始めの方の右側の糸がゆるんでしまって
緯糸が直線に入らなくなってしまった。

さらに隣同士の糸の張りの強さが違っている部分では
お巻きの箱から上がってくるときに
ゆるい糸がきつい糸に巻きついてしまい
何度も糸が切れそうになる。

5cmほど織るたびに機から降りて
お巻きの箱側から糸を揃えたるみを修正して織る。
非常に神経も遣うし疲れた。

画像はノルマ終了時点
画面では糸のたるみはほとんどわからないけれど・・・

右側1/4が私のデザインの縞。
4等分するとそれぞれのクセがよくわかります。


先頭 表紙

隣で織っている先輩は真っ白な生地なんですけど、それは本当に目がチカチカします。そして、私はどうも足の長さが左右で違うようで、踏み込みの力に差があって左足のつけ根が痛いです。体を鍛えないと機織りも続けられないみたい。。。 / キコリ ( 2002-08-25 23:59 )
同じに見えるけど微妙に縞が違うかしら?うーん、大変な作業ですわね。目とか腰とか痛くなりませんか? / けり子 ( 2002-08-25 20:59 )

2002-07-31 本筬(ほんおさ)

お巻きも綜絖通しもデジカメで撮影できなかった。残念。
次の機会には全部撮るつもり。

4人が交代で作業をしているので確かに進むのは早いけれど
講習中に言われた、
『前の失敗は次の段階で修正する』ということが難しい。

本筬もその前の綜絖通しのミスがチェックしきれなくて
結局何カ所もやり直しがあった。

左の画像の櫛のように見えるのが『筬』
(前回の画像の筬は25羽、今回のは50羽)
右の画像で左手で持っているのか『かまち』
この『かまち』に『筬』がはめてある。

右手に持っているシャトルを、糸が「>」の字に開いている間に通して
『かまち』を持って『筬』をトントンと手前に打ち込むと
緯糸が1本入る。
今回の布は1cmの中に緯糸を16〜7本打ち込む。

あ、緯糸を1本入れるごとに足を踏み換えるのを忘れずに。


先頭 表紙

「おろそかにしていい作業はひとつもありません」と去年講習が始まった頃に言われた言葉を、今更ながら実感しています。でも、織ってるのは楽しぃ〜〜♪ / キコリ ( 2002-08-25 14:32 )
う〜ん、共同作業にしろ、一人でやるにしろ、大変なことなんですね〜。。。 / Ka~ka ( 2002-08-24 22:49 )

2002-07-24 仮筬(かりおさ)

整経が終わった経糸(たていと)は
間違いなく1052本あるかどうか
また、縞の順序に間違いがないか、
そして「あや」に間違いがないかなど点検するために
仮筬という作業をする。

機織りで緯糸(よこいと)と入れた後に
『トントン』と手前に叩くような仕草をするのを
見たことがある方は多いと思うけれど
あれが「筬(おさ)」

実際に織るときに使うのは50羽という筬で
1cmに26,3本の溝がある櫛のようなもの。
ここに2本ずつ糸を入れるが
仮筬では25羽の筬を使い
ひとつの溝に4本ずつ糸を通す。

画像は仮筬終了時。
向こうに見えるレポート用紙に縞のデザインが書かれているので
それでチェックし、糸の本数を数え
「あや」に間違いがないかチェック・チェック
手前に光るものが「筬通し」で真鍮製


先頭 表紙

先生に説明をしていただくときに、あまりの早口にひらがなで書くと「ちゃんと漢字で書きなさい!」って叱られちゃうのよねぇ。。。そのせりふ、家では子どもに言ってる気がするんですけど(涙) / キコリ ( 2002-08-17 00:16 )
何回読んでも漢字が多くて、むずかしいねぇ〜。 / けり子@栃木にはよく行くのよ ( 2002-08-13 09:30 )

2002-07-22 緯糸(よこいと)の染色

経糸(たていと)は残糸をいただいたが緯糸(よこいと)は
手紡ぎ糸を使うので染めた糸がないため
自分たちで染色をすることに。

どんな色に染めるかは先生の指示を仰ぐのだが
先生「せんりょうはぶろんTNとぶろんBRD、それぞれ0.25%ずつ。
   むすいぼうしょうは50%を5分間隔でお願いします。
   よくひは1:50で何リットルになる?」

私たち「・・・・・・もう一回お願いします・・・・」

結局3回ほど説明を受けてやっと理解した(涙)

今回染める緯糸は500g
染料はブロンTNというのとブロンBDRというものを
それぞれ染める糸の重さのの0.25%使用
促染剤として無水芒硝を糸の重さの50%、250gを
5分間隔で3回に分けて入れる。
均染剤としてロート油を数滴。
染めに使う水(浴比)の量は1:50で25リットル。

つまりさっきの先生の質問には、
「25リットル」と答えなければ行けなかったのでした。

染色の日は遅刻しそうになって慌てて家を出たため
画像はなし・・・

先頭 表紙

2002-07-20 整経終了

木曜日のくじ引きでは私は当たらなかったのだけれど
願い出て整経を担当させてもらった。

もともとは数百m〜数kmの長さの糸を
それぞれがデザインした縞の順序に合わせて
16mづつ整経台の棒に巻いていく。

縞は私、Aさん、Kさん、Sさんのデザイン順に
並べていくことになった。

茶8本・グレー4本・茶8本・紺6本・茶6本・青4本・グレー2本
青2本・茶8本・紺10本・グレー2本・・・・
が私のデザインのはじめの2cmほど。
これを1052本巻いていく。

画像は整経終了直前の様子。
900本くらい整経したころのもの
(写っているのは私ではありません)
たくさん巻かれた糸が縞模様に見えるでしょうか。
実際にはこれが40cmの幅になります。


先頭 表紙

Ka~ka さん&けり子さん: えっと、経糸と緯糸を足して計算してみたら私たちが織る布はざっと28.352キロメートルの長さの糸でできることになります。あぁぁぁ…めまいがしてきた。 / キコリ@だから夏休みは(以下略) ( 2002-08-07 23:17 )
yooさん: やってる私たちもよくわかっていません。。。ははははははは。。。。(汗) / キコリ@夏休みは忙しくてキライ… ( 2002-08-07 23:10 )
すごい。布って糸の集まりだったのね〜 / けり子 ( 2002-07-30 23:42 )
むむ〜ん、なんだかすごいなぁ。。。一枚の布って、すごい量の糸でできてるんだね、やっぱり。 / Ka~ka ( 2002-07-23 23:24 )
うーん。もはやなにがどうなってるのかわからない(笑) / yoo ( 2002-07-22 01:11 )

2002-07-16 整経は誰がやる?

昨日のウチにSさんとKさんとで木枠巻きを全部やり終えてくださったと連絡があった。

次は整経。

10cmづつ縞割をしたので自分の担当した縞の部分を
自分で整経しようかと話していたけれど
整経する人の手が変わると
その人その人の強さの癖が残ってしまい
結局お巻きで泣くことになると先生にアドバイスをいただいたそうだ。

誰がやる?誰が?

整経の失敗が最後まで響くことは
上級の着尺でよ〜〜く、よ〜〜〜くわかっている。

くじ引きでしょう。

当たりませんように、でもやってみたいかもしれない…

先頭 表紙

へへへ、終了しました〜。 / キコリ ( 2002-07-21 22:57 )
そりゃ、もちろん。トライしてみるべきよね。。。 / Ka~ka ( 2002-07-17 23:25 )

2002-07-15 始動

染色の手伝いで参加したときに
織らせて欲しいとお願いしてきたのが功を奏したのか
あまりのしつこさに閉口したからなのか
それはわからないけれど、織りはじめられることになった!

といっても7期生の機を置くところが見つかったわけではなく
6期生の中に仕事が忙しくなって織れなくなっている人がいるので
その方の機をお借りすることになったのだ。

綜絖(そうこう)も入っていない機なので
実際に織り出すのはまだ少し先だし
7期生が交代で織ることになったので
どんなことになるかまだ想像できないけれど
とにかく織れることが嬉しい。

使用する経糸(たていと)先輩の残糸。
C30/2の糸で、茶・紺・青・灰青の4色。
16m整経、筬(おさ)は50羽の丸羽
筬幅(おさはば)40cm
縞割(しまわり/縞模様のデザイン)は4人で10cmずつ担当
やる気が出てきたぞーっ!と思ったら

こんな時に限って娘が体調不良(涙)

先頭 表紙

Ka~kaさん: おかげさまで娘の発疹はほとんどなくなりました。もう、ひとつひとつの作業が嬉しいわ♪ / キコリ@糸紡ぎははかどらないけど… ( 2002-07-17 02:16 )
ザミンダさん: はい、頑張ります!!! / キコリ ( 2002-07-17 02:11 )
けり子さん: 「織姫」さまに少しでも近づけるよう頑張ります。しかし、先生からは「信用してませんから、織り上がったものの良い部分だけを小物用に使わせてもらいます」と宣言されてます。 / キコリ@しかし、姫と言うには… ( 2002-07-17 02:08 )
織り始めるころには、娘さんもよくなってるわよ。。。う〜ん、わくわくしますね。 / Ka~ka ( 2002-07-16 22:36 )
思いつづければ叶うという典型ですね。元気でました。頑張れ!! / ザミンダ ( 2002-07-16 12:54 )
織姫さまがいよいよ始動開始ですね♪ / けり子 ( 2002-07-16 08:13 )

2002-06-18 忘れないうちに染色実習

アカネは10番液くらいまでは染色ができるらしいが
商品にする物はそこまでは使わないそうなので
4番液まで使った後のアカネを7期生でいただくことができた。

さらに1度しか使っていない藍のタンクがあるのを聞きつけ
忘れないウチに自分たちで作業をやってみようと
Kさんの家をお借りして、7期生で集まって藍染めとアカネ染めの自主練習。

私は藍染めは3度目だけれど、他の7期生ははじめての経験。
Aさんは自分で紡いだ糸を持参。
SさんとKさんはTシャツとブラウス、私はシャツブラウスを持っていった。

    藍染めの場合

はじめに染める物をしっかりと水につけておく。
(むらに染まるのを防ぐため)
藍のタンクの中に浸し、中で揉むように染液を浸透させる。
タンクから取り出して広げるようにして空気に触れさせる。
取り出したときは緑色に見えるが空気に触れるウチに藍色に染まっていく。
染液に浸けては取り出して空気に触れさせるという作業を繰り返ことで
だんだん濃い藍に染まる。自分の好みにあわせて回数を考える。
糸を染める場合も作業は同じだが
糸の一本一本が染まるように束にしたままではなく、さばきながら染める。
染め終わったら水洗い。
よく洗ってからレヂノール液に50〜10分浸けて色止め。
レヂノール液から出した後は絞ってそのままか乾かす。

それぞれ持ってきた物をアカネと藍に分けて染めてみる。
絞りもやってみるが、糸が細すぎたためか絞り染めに関しては
今ひとつの出来だった。

ベテランの皆さんの作業を手伝うのではなく
自分たちですべての作業を行うことで、作業の流れは理解できた。
あとは数をこなして、技術を身につけよう。

画像は藍で染めたシャツとアカネ染めのハンカチ
シャツの糸が白いステッチのようになって染まっていないのは
糸が化学繊維のため。


先頭 表紙

え?もしかして、コバヤシサチコ柄の座布団?…欲しいかも、ふふふふふ。 / キコリ ( 2002-07-15 17:50 )
あ、すいません。座布団持って来ました(爆) / yoo@また来ます♪ ( 2002-07-13 10:24 )
Ka~kaさ〜〜〜〜ん。yooさんから座布団届いてま〜〜〜す。(笑) / キコリ@野良仕事は苦手だけど(汗) ( 2002-07-08 18:02 )
おしゃれ野良着に座布団いちまい♪ / yoo ( 2002-07-08 11:12 )
私が染色に使ったアカネは、西洋茜の根を乾燥させたものです。額田王の「あかねさす・・・」は紫の枕詞なんですね。「紫」はその名の通り紫に染めることができるようですけど、今回のアカネとは別物でした。あぁ、つっこみのおかげで勉強になったわ♪ / キコリ ( 2002-07-06 11:35 )
けり子さん:Ka~kaさん:すっごくおひさしぶりでございます〜。とことん遅くなりまして、ごめんなさい。 / キコリ ( 2002-07-06 11:32 )
アカネといえば、「アカネさす〜、むらさきの行き・・・」を思い出すわ。。。ロマンティックよね。。。ダンガリーはやっぱりおしゃれ野良着かしら? / Ka~ka ( 2002-07-01 22:29 )
藍染めは知ってたけどアカネってなーに?食物じゃなくて植物なのかしら。 / けり子 ( 2002-06-27 00:19 )
yooさん: 使ったアカネが一番液だったらもっと鮮やかなんですけど、4番液くらい(早く言えば“出がらし”)なので薄くて渋めの色です。藍の方は少し緑がかってるかな?これも落ち着いた色味です。 / キコリ ( 2002-06-26 09:44 )
ステッチがキレイにでるんですなぁ・・ 実物はもっと鮮やかなのでしょうか?みてみたぃ♪ / yoo ( 2002-06-25 18:16 )

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