オーストラリアのブリスベンに住みはじめてもうすぐで3ヶ月。
冬だというのに花の咲き乱れるのんびりした気候とのんびりしたオーストラリア人に混じって暮らしているせいで、かなりレイジーに暮らしております。(いいわけ)
ところで私は近頃不眠症である。
眠れないのはかまわないのだが、夜中は思考がどんどん進んで、拡散しては凝縮をくり返す。
自分にとって大切な人と離れて暮らしていると、その大切さと愛おしさが身にしみる時がある。
無差別テロは卑劣な行為だ。許されない行為だ。
あの人たちはその瞬間、もう人間ではなかったのかもしれない。
だけど報復行為はさらなる憎しみを呼ぶだけ。
どこかで憎しみの連鎖を断ち切らなければ、悲劇がまた繰り返される。
今回は巻き込まれなかった。でも次は分からない。ただラッキーだっただけ。
私かもしれなかったのだ。
だからこそ、今回犠牲になった人たちの無念さ、悔しさ、そして死の直前まで感じ続けたであろう恐怖を、ありありと想像してやまない。
そして、愛する人を失った人々は、その理不尽な理由を一生理解することはできないだろう。
悲しい陰として、一生その部分に日がさすことはないのだろう。
今このときにも泣いている人がいる。
どうかその人たちが泣きやんで、光を見いだすことができますように。
自分の大切な人たちが平和で無事に暮らせるように祈ることは、世界の平和を願うことと同じ。
どうか愚かな歴史をこれ以上作らないでほしい。 |