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「怠惰放蕩徒然日記」








この方を熱愛しているのは日本でも多分数名だろうなあ…
というわけでジェイソン・フレミング知名度向上草の根運動やってます。



ぐうたらな日常の中で思ったりやらかしてもーたことなんかを書いてます。
文章が変でも不快になっても、お願いだから怒らないでくださいませ。
映画の感想とか、こっちに書いてます。良かったらどうぞ。

あたしにとっての聖地であるさんを応援させていただいております

おまけ頁(自分以外の人が読んでもなんも面白くない、自己満足すぺーす)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-04-22 つづきです
2003-04-22 これでおしまい「魔界転生」
2003-04-21 タマちゃん
2003-04-21 反対
2003-04-19 だーはーはー
2003-04-18 ドリームキャッチャー試写会にいってきた
2003-04-18 続きです
2003-04-17 こらこらこらこら
2003-04-17 春の憂鬱
2003-04-16 浄化


2003-04-22 つづきです


キャストはかなり良かったんだけどなー。

加藤昌也って、ほんとに鳥肌もんでかっこいい。
「転生するならあたしのからだをつかってくださひー」です。
あ、でもあたし生娘でないから駄目ですね。残念。

中村嘉津雄(男、だっけか?)さんってしどーくんのパパですか?
梨園の人だけあって、動きがほんとに綺麗。
前作の若山富三郎さんのような鬼気はないものの、それでもかなり高得点。

古田新太@宝蔵院のおっちゃんも、良い。
前作の室田日出男さんに劣らぬ良さ。
扱いの大きさと存在感だったら、今回のほうがアリかも。
でもさ槍が折れたら宝蔵院は散るってんなら、もっと頑丈な槍を使いましょうよ、ねえ。

杉本哲太の馬鹿殿も、柄本明の松平伊豆守も、お見事。

残念なのは長塚京三さん。
あたし、めっちゃ大好きなんですよね、この人。
ほんと大好き。観てるだけで嬉しくなるくらい好き。
でもね、長塚さんは宮本武蔵ぢゃないでしょう。
伝説の名だたる剣豪なんだから緒方拳あたりを持って来て欲しかったな(…あ、それって前作か。失礼)
声がさ、穏やかでちーっと高いから、迫力ないんだわね。
お願いだから宮本武蔵を小娘に刺されたくらいで退場させないでください。
てったくん演じる馬鹿殿あたりなら非常にはまった気がするんだけどな、残念

麻生久美子さん、赤影んときは「んー」だったけど、今回は良い。
たとえクララお品はそんなんぢゃねーやー!!だったとしても「不憫なくぼっち」とのコンビは悪くないです。
ただし、あんな役立たずを転生させるのはいかがなもんかと。
たしかに家康ってのは実力者ではありましたが、武の人ではなかったですわな。
だったら真田幸村さんとかそのあたりのほうがまだ…原作にない人転生させるんならそんくらいやってくれないとな。

(もーちょっと続きます)

先頭 表紙

2003-04-22 これでおしまい「魔界転生」


そして、この人が出てる映画を観ると大概1週間は恋をするという佐藤浩市。
今回も…出た。あー、やっぱかっこいーなー。
通常はこっから「こーいちさまー」ってなるはず。

…が!!

あたしはこーいちさんと碁板を挟んだ相手から目が離せなくなってしまったのでありました。

う、う、う、上杉さあああああん!!!!

あたしがとにかくひたすらこよなく愛している「舞台の華」上杉祥三さんではないですか!!
(篠井英介さんと同率、揃ってぶっちぎり首位独走)

あたしの1993年と1994年は、この人で明け暮れしました。
この人が前田利家やってるもんで、正月の12時間ドラマ「太閤記」を全部観て、録画もしましたさ。
「澤田熱」に近い状態で、ほんとに目茶苦茶愛してました。
今だって、多少落ち着いたとはいうものの、それでも大好き。

その上杉さんが柳生の三男坊のお取り巻きにいらっしゃる。
うわー、これだけでもうこの映画、アリにしちゃおっかな。
キャスト面だけですがね。

以後、加藤昌也が襲ってくる…上杉さんは無事か?!
古田新太が襲ってくる…上杉さんは無事か?!
長塚京三が襲ってくる…上杉さんは…しくしく。

でも、ほんっとに久々に上杉さんに「会う」ことができて、めっちゃ嬉しかった。
最後に「会った」のはテレビ東京の深夜の馬鹿ドラマで、キャバクラの馬鹿な客だったからな。

この人って、やっぱいいなー。でもこの映画観て、この人に注目してるのは多分あたしだけなんだろーな。
で、終わってから「こーいっちゃんの脇にいた、茶色い着物の人」って言ったって、間違いなく誰も覚えちゃいないんだろーし。

でもいいや、あたしは堪能したし。男闘呼組のボーカルなんていいから、もーちょっと見せ場が欲しかったけど、でもいいや、うん。


そして、冒頭5分、島原の乱終結寸前の場面。
あたしの目を釘付けにしたのは、天草四郎くんではありませんでした。
彼を討伐にきた侍の大将、くにむらじゅんさん。
このしょぼくれてんだか クールなんだか おちゃめなんだか 酷薄なんだか かっこいいんだか 情けないんだか エロいんだかわかんないおぢさまが、あたしはめちゃくちゃ好きなのです。
(今流れてる携帯のCM「おとーさん、ありがとう」が始まると、なにやってても全部捨て置いてテレビの前に正座こいちゃうくらいです)

「もう 神など信じぬ」っていうしろーちゃんの台詞で御乱心。
…嗚呼、くにむらさんもきっと魔界衆に…きっとさぞかし…え?違うの??

いやー、冒頭五分、おぢさまを充分堪能できたから、あたしゃ幸せでございますわ。

でもね、やっぱこの映画はあたしには駄目。
上杉さんにくにむらさん、加藤昌也さんの存在をもってしてでも駄目。

音楽よし、映像よし、キャスト(ほぼ)よし、でもストーリーが駄目。
監督も脚本の人も、原作をちゃんと読んだのか?

原作関係なしに、あくまでも前作のリメイクとして作ったんなら
【原作を完全に映像化】とかの偽りの謳い文句をあげないで欲しいっす。

DVDは買いますとも。もちろん。
上杉さんのためだけに(くにむらさんのは結構もってるから♪)ね。

でも、上杉さんが退場したら、そのまま巻戻しそうですな、買ってもさ。

もう一回言いたい

ほんっとーに、もう誰も、この名作を映像化しようなんて血迷ったこと考えないでいただきたいもんです

こんながっくしきちゃう思いは、二度すればもうたくさんでございますから。

先週木曜から三本連続はずれ。
さて、金曜のロスト・イン・ラマンチャこそは…だな。

先頭 表紙

なんてこったい!!【最後の弁護人】にくにむらさんが出てたですと??うわー、観てなかったから当然チェックしてませんでしたさ。…んー、再放送待つか、DVDになったら買おうっと。 / valkil ( 2003-04-22 16:22 )
…上杉さん、もっとかっこいーんだけどなー、ほんとは… / valkil ( 2003-04-22 14:30 )

2003-04-21 タマちゃん

にし たまお さんが埼玉県に現れたよーです。
しかも今いる川をもーちょっとのぼれば、春日部市に入るとか。

…さすが映画の宣伝効果はすごい

あ、いや、こないだ観たクレしんに、タマちゃん出てくるんですわ。
たまお さんと 父ヒロシの掛け合いが異常に笑えたんですけども。

ここはひとつ、是非春日部在住の友人「い●畑 ヒロシ」さんに御出陣願わないと。

なんて馬鹿なことをまた夫婦であーだこーだ。
最近結構しんちゃんの映画ネタで会話があるんですわ。

倦怠期を迎えた夫婦の特効薬、クレヨンしんちゃんの映画…をいをい。

まあ、どってことない話題ですが、春日部に是非姿を現してほしいもんです。

【おまけ】

親分の今年度の抱負は【奥さんとケンカしないこと】だそーで

なんでまたって思ったら、義弟からタレコミがあった。

義姉さんとケンカすると、ストレスたまるんだって。

ほら、義姉さんって怒ると冷静になるタイプだし、面倒だからって流しちゃうでっしょー

義兄さんは ばーっ!!と言ったら がーっ!!と返ってくる喧嘩だったら後がすっきりしていいんだけど、
義姉さんとの喧嘩は、後がもやもやしてやなんだって

一回くらいめんどくさがらないで がー!!って怒ってみたら?


…やだ、めんどくさい。
ってーか、激怒して怒鳴るのって、性分ぢゃないんですわな、あたしの。

これで怒ったり怒鳴ったりしたら、それはそれで恐いとかなんだとか文句たれるにきまってるんだから。

まあ、喧嘩しないようにするっていうんだから、それでいいんだよな…多分。

もっとも、元来喧嘩するほど仲が良いわけでもないから、問題ないかなあ。

問題ないのか?もしかして大問題なのかも。

んー…やめた、考えるの。めんどくさいから。

先頭 表紙

れすたさん★さいたまお って なんだか さいたまんぞうみたいだなってちょっと思ったあたしは、もう若くないです(もーすぐ40だもーん)ね。そう、あそこで力いっぱいやってたら、間違いなく守る会とかのおっちゃんたちが延々言って来たでしょーね。やばい、あの映画思い出したらまた焼肉食いたくなって来た…あふー / valkil ( 2003-04-22 14:44 )
青さん★どかーって怒るのも、ねちねち延々言うのも、どうも性に合わないんですよね。めんどくさくって。ただ、「許しはするけど、忘れない」っていう性格は確かに自分でも問題だと思います。 / valkil ( 2003-04-22 14:42 )
にし たまお よりも 『さい たまお』 の方がシャレが効いてていいですよねw クレしん、あの場面でたまちゃん投げてたら動物愛後団体から抗議が殺到?(笑 / れすた@PSO ( 2003-04-21 16:30 )
口に出して怒らないかわりに、いつまでもいつまでもねちねちと怒ってるのの方がずっともやもやすると・・・思う。 / ( 2003-04-21 15:41 )

2003-04-21 反対

いくら前作がヒットしたからって
いくら前作が話題になったからって
安直に「2」を作るのはどうかと思うんですけど。

そりゃ「エイリアン」や「ターミネーター」みたいに、奇跡的に前作を越えないまでも、かなりの出来の作品ができたりもしますけど、
大半はどーしよーもないクズ映画になっちまいます。
(あ、そいえばこの二本ともJ・キャメロンだ。続編つくらせたら世界一か?をいをい)

「CUBE2」の試写に行って、つくづく思った。

しかもこれ、どうやら寅さんのように延々シリーズ化しそうな気がする。

もしそーなら…
今回が「はいぱーきゅーぶ」(原題)でそ。
次回は是非「まっするきゅーぶ」でお願いしたいな。

目覚めた部屋にはジャン・クロード・ヴァンダムが。で、逃げる。
次の部屋には魔裟斗が。ちょっと躊躇するけど、やっぱ逃げる。
更にその次の部屋には澤田謙也さまが…あ、あたしこの部屋で力尽きてもかまいませんです。

まあ、映像的には悪くなかったけど、
一気に醒めてしまうH場面や
淡々とした展開がゆえに重かった前作と比べて非常に騒がしい展開や、
「いやん、お約束ぅ」となってしまう流れ(前作より程度は低い)、
まあ、全体的な点数としてはかなり低いです。
だいたい、攻撃性が低いんですよ、今度の箱。
時空間の歪みだなんだなんて、おもしろくもなんともねーや。あたしにとってはですが。

この作品は、一個目で完璧に完結してるんだから、2なんて作らなくていいんだよな。

しかも今回、「謎が解明」だとか言ってたから、あたしすっげ不安だったの。

極限状態の人間の行動を研究するための施設だとか
どっかの金持ちが展開を賭けて楽しんでるとか
宇宙人の侵略だとか
とにかくそういう陳腐なオチになったらどうしようって。

これは鑑賞後にあーだこーだ話して楽しむためのものであって、映画で解明されちゃ、
ただの安いつまんにゃい映画になっちまうっての。

で、結局、そーきましたか。


そっすか、軍事施設っすか。

第二段階ってこたー、続きがあるんですね。

…んー、このままずっと続いていったら、最後に異常にデンジャラスなテーマパークのアトラクションができちゃいそうだな。

まあ、それはそれでアリだけどもさ。おもしろいから。

なにはともあれ、前作の監督ヴィンチェンゾ・ナテリさんは、この映画をどう観ているんだろーか。

「俺が作りたかったのはこんなんぢゃねー!!」って怒ってないといいけどな。

なにはともあれ、こんなんでコケラ落しされるヴァージンシネマズ六本木は御愁傷さま、だなあ。

ほんっとに、なんでもかんでも2を作るのがはやってるけど、やめてほしいよな。

ハリポタやLOTRは原作があってのものだからいいんですけど、
ただヒットしたってだけで、その続編ってのはなあ。
香港映画だったら「はっはっはー」で済むけど、ね。
(人肉饅頭シリーズは、どんどん馬鹿映画になってって、これは非常に楽しいです)


リメイクも反対、そして安直なパート2も反対。
あたしって結構保守的な人間なのかも…ちょっと違う?ま、いいか。

先頭 表紙

あ、あたしインディ・ジョーンズのシリーズは諸事情で駄目なんです。心の傷が深すぎて(感傷的な遠い目)…グレムリンは、2はたしかにすごいけど、小さな街での大騒ぎ、のほうが出来は良かった気がするんですよね、あたし。なんにせよ、完結してるものに続編ってのは反対なのです。エイリアン5とか出たら激怒しちゃうな、きっと。 / valkil ( 2003-04-22 14:23 )
あまり映画は観ないけど、「インディ・ジョーンズ」と「グレムリン」は1より2のほうが印象強いかも・・・。 / ( 2003-04-21 15:39 )

2003-04-19 だーはーはー


最近ずっと「エンジェル・スノー」ばっか観てたんですが、今日はソン・ガンホ主演「反則王」ばっか観てます。

「呪怨」のビデオ版のでくらった重圧は、涙で大概浄化されていたんだけど、
(ビデオもすごいです。伽椰子さんったらベンチの下から、階段の上から、いろんなとこから襲撃してきます。
あたし的にいっちゃん怖かったのは、畳の下から俊雄くんがちょっとだけ顔だして「にゃーお」って泣いてるとこでした)
涙より、笑い。
そして笑いより、「目の保養」だわ。

はい、そーです
「反則王」を観てるからといっても、全編ではありません。
後半20分だけなんです、あたしが観てるのは。
しかも試合の場面ではなく、スターレスラー、ユ・ビホの出陣直前の場面。

このときのキム・スロがかっこよくってかっこよくって、もうこっから先に進めないんですわ、あたしー。

この胸板、どういうわけだか立ってる乳首(現場は寒いのか?)、そしてこの不適な顔。
…あああああ、あふー

小坊に【胸板マニアですか?】と言われてしまった(まあ、合ってますけど)あたし。
きむすろくんは顔もボディも、まさに注文どおり

実際、あたしは澤田謙也小隊長のような正統派男前ってのは元来範疇外なんですわ。
でも、あのかたは全てにおいてあたしの心を鷲掴みされております、不思議なことに

外見でいったら、きむすろくんはほんとにあたしの好きなタイプ注文どおりに作らせたって人なんですよね。
どっかちょっと田舎くささが抜けない顔、偉そうだけど、情けない顔も可愛い表情、
でかい鼻(はい、あたしはでかい鼻の人が好きです。最近自覚しました)、でかい身長、
広い肩幅、厚い胸板、形のいいお尻、長くて逞しい足。

…あー、ソン・ガンホになりてー。
んで、きむすろくんに寝技かけられてーなー。
バックドロップかけられてもいーや。ぎったぎたにされてもいいから、こんだけ密着してーなー。

もう、すっかりいっちゃってる下品なおばちゃんになっておりますが、これですっかり「浄化」されたかも。

あ、でもまだ髪の毛洗う時一人は怖い。まだしばらく親分についててもらわないといかんな。


【謝罪】
あのですね、あんだけ怖がってるってのに、ビデオ版観たりとかしてるってのは
「呪怨」チラシの謳い文句どおり総毛立つ快感ってのにはまってしまってるからみたいなんですわね。

怖いんだけど、どうしても目が離せない。
とてつもなく怖いんだけど、底の底まで知りたくなってしまう。

そんな「恐怖の連鎖」に巻き込まれてしまったあたしなのでした
(ビデオ「呪怨2」の伽椰子さんがいーっぱいってのにはかなり腰が砕けましたな)

先頭 表紙

でっしょー???カラダのパーツ総てがいいんだわ、この人。レスラーの黒パン姿観て興奮したのは初めてかも。あー、早く火山高のDVDでないかなー。二の腕ってのは【足ぢゃねーのか、これ】ってくらいぶっといのが好き?だとしたら澤田謙也さまなんておすすめ(をい!!) / valkil ( 2003-04-21 11:35 )
久々ですーー。この胸板いいっすー♪ステキだっ。私はちなみに2の腕フェチ。 / みっぽん ( 2003-04-19 22:58 )

2003-04-18 ドリームキャッチャー試写会にいってきた


待ちに待ったドリームキャッチャーの試写

(今回、まだ観てない人は絶対に読まないでください
観る予定がない人は、なんのこっちゃかさっぱりわからないですが
どっちにせよ、ごめんなさい)

東京国際フォーラムAホール
半休とって、座席整理券取りに行ったあたし
(シアターアプルでの「チョコレート」に友達が誘ってくれたってのもあるけど)

座席げっと、おっしゃ。
(LOTRんときに配り過ぎで会場入れてくれなかったっていう前科があるからフォーラムはあんまり信用してないのだ)
寝たら困るからエスタロンモカ錠剤服用、おっしゃ。

以前書いたけど、原作はとにかく素晴らしいの一言。
キングはとにかく少年もの書かせたら天下一品だから。

原作は素晴らしい、予告観た限りでは映像もかなり良さそう、音楽も悪くない。
キャストはまあ、観てみないとわかんないよな。
(ティモシー・オリファントあたりを持ってくるとこがかなり好きなんだけどな、このキャスティングディレクター)
試写会招待状の裏には「原作者キングが、今まで映画化された中でも最上の出来だ」と言っているそーだ。

原作者の絶賛ってのは通常安心していいもんなんだろーけど、キング様の場合はそーはいかない。
なんせこの人、【褒めたがり】なんである。
ホラー小説の帯に「キング絶賛」って文字がやたらめったらあるんだけど、とにかく褒める。駄作でもなんでも褒める。

「バーチャル・ウォーズ」「バトルランナー」「チルドレン・オブ・ザ・コーン」…「原作ぶち壊されるのに嫌気がさした」って自分でメガホンを握って監督した作品があります。

ファンは非常に期待しました。原作の短編は良いし、主演がエミリオ・エステベス。
…わくわく。わくわく。

でも、出来上がったのは駄作もいいとこの【地獄のデビルトラック】ですから。

【餅は餅屋】って言葉を痛感したもんです。
ただし、いいものをつくってくれる【餅屋】があまりに少なかったですが。

あ、かなり脱線したけど、期待と不安で頭の中ぐっちゃぐちゃになってしまったあたしは、開映を待ったのでありました。

「英雄」「ラスト・サムライ」「マイ・ビッグファット・ウェディング」の予告のあと、試写開始。

…やっぱ映像いいわー。
…音楽めっちゃいいぢゃん。
…おー、これがヘンリーか。かっこいーぢゃねーか
…ジョーンジーっすか、イメージどおりだな
…おー、出て来たぞ、ティモシー・オリファント。この品のないあくの強い顔がいいんだよな
…あ、そーか、ジェイソン・リー出てるんだっけ

うんうん、悪くない。ってーか、こんだけやってくれたら満足ですわ。

記憶倉庫の映像とか、「あー、うまいなー」なんて笑ってしまった。

ダディッツ登場んときなんて、あの笑顔で涙腺いきなし潤んだ。
(あたしは「グリーンマイル」んとき、冒頭5分で二人の少女を抱えて号泣してるマイケルクラークダンカンの姿に涙腺爆発した前科があります)

子供ダディッツの笑顔がとにかく良くて、出てくるたびにもう涙腺うるうる。

話は佳境に入り、ついにダディッツが出陣。
またしても涙腺がうるうる。

すげー、この作品ったら、よくできてる。あたりかも!!

(続きます)

先頭 表紙

2003-04-18 続きです


…そ・し・て 20分後

なんぢゃこのクソ映画はああああ!!!!!!

それまで120分かけて積み上げて来た高得点を、一気になし崩しにしてしまうラスト20分。

(ネタバレんとこ知りたい人はドラッグしてください。いないか。まあいいや)

なんでダディッツが正義のエイリアンなんだよ!!

しかもモンスターと取っ組み合いの喧嘩して「ぼく、ダディッツ」って退場ですと?

あたしが号泣した「ヘンイー 愛してるよ ヘンイー」の場面は?

「猿の惑星」「ロック・スター」マークの弟ダニー・ウォルバーグ
彼の演じるオトナダディッツはかなり良かったです。

でも、こんな大事な登場人物を、こんなに軽く、薄く、ないがしろに扱うんだったら
そもそも「ドリームキャッチャー」は映像化するべきぢゃないと思いますよ、あたし。

一気に脱力。
ラスト20分さえなければ、満点あげる。
モーガン・フリーマン(言っとくけど宣伝で彼が主役と書かれてますが、あれは客寄せのための嘘です)があっさり退場したのも
トム・サイズモアがこれまたあっさり退場したのも、いいですよ

ジョーンジーに憑依したミスター・グレイの存在が薄いのも、いいですよ

でもさ、この作品の【軸】って、四人の少年とダディッツとの絆なわけで。
それが全然描かれていないし、とにかくダディッツの扱いが軽すぎる。

「死霊伝説」「バトルランナー」「」まではひどくないけど
「シャイニング」くらいにはひどい出来の作品になっちゃいましたな、たった20分かそこらで。

キャストがほぼ完璧なくらいに良かったから、

*-*-*-
ジョーンジーの人、どっかで観たと思ったら「名探偵ポアロ」で「ヒッコリー・ロード」やったときのレン・ベイトソンなのね。(IMDb調べ)
あたしの記憶力って無駄なことばっか…よく覚えてたよな

ティモシー・オリファントは、いいよな。
「ロック・スター」で猿顔の主人公の親友ロブをやってたんだけどこんときの彼が目茶苦茶印象に残ってて。
濃い顔、あくの強い顔、なのに薄い存在感。
こういう人、大好き。脇にいると嬉しいタイプだもんな。

*-*-*-

映像が本当に綺麗だったから、音楽がかなり良かったから、
そして120分間にかなり満足してたから、それが全滅した時の虚脱感といったら。

怒るってより、哀しい。ほんとに哀しい。
こういう壮大な失敗作って、とほほって声しかでない
キューブリックの「シャイニング」をキングファンはこう評している
すっごくゴージャスなキャデラック。でもエンジンがない

ゴージャスなんだけど、なんか肝心なもんが欠けている映画、それがシャイニング。
(あたしはジャック・ニコルソンのミスキャストが最大の原因だと思うけどね)

そしてこの「ドリームキャッチャー」はあたしに言わせれば
「さあ、キャデラックでドライブだ。エンジンかけた、ハンドル握った
…なんてこったい、タイヤがないぢゃないか!!
ってかんじですわ。

原作読んでなくて映画だけ観た人が、「こんなもんなのか、キングは」って思われたらすごくやだ。


というわけで、今日の「CUBE2」試写で憂さが晴れるといいな、と期待するあたしなのでした。

先頭 表紙

2003-04-17 こらこらこらこら

うちのパパから電話があった。
(馬鹿姪の薫が転居先をバラしやがった。平和な生活は3ヶ月だけだった。しくしく)

真剣な話だから、よく考えて返事をしなさい、とのことで。

はいはい、なんでしょ
(頭の中ではどうやって電話を切るきっかけを作るか思索開始してた)

【おかーさんが年金貰えるようになる】

…はあ。

【介護の保険も出ることになったから、ヘルパーも雇える】

…はい。

【もしも、の話だぞ】

…なんでしょ

おとーさんとおかーさんが別れて暮らすことになったら、けいこはどっちにつく?

…はあ?

【大事なことだから、ゆっくり考えていいよ】

即答
あたしゃもう自立してっからどっちにもつかない
別居でも離婚でも御自由にどーぞ


【親だぞ、わたしは!!】
(あ、自分についてくると思ってたわけね)

だってあたし、もう嫁にいってるもん。


【…子供なんて作るんぢゃなかった】

ママも同じこと言ってた。もっと露骨にだけどさ、あっちは。


パパ、嘆く嘆く。

…頼むよ、パパ。あたし今、本読んでて、それがけっこういいとこなんだけどな
(遅れ馳せながら浅田次郎「鉄道員」読んでます。この中の「ラブレター」って一編が泣ける泣ける)

まあ、そんなこたー言えないけどね。


親の離婚とか別居ってのは、そりゃ若い頃なら衝撃だったろーけど
もうあたし40近いし、別になあ。

パパに女ができてもう2年くらいたつし、なんかくるもんがきたかなってかんじしかしねーや。

もっとも、義弟から聞いた話だと
うちの両親はもう半年くらいずーっと同じこと言ってるらしいんで、別れるだなんだと言いながら、めんどくさいから現状維持になるんだろーってことらしいけどもね。

(うちの妹は、完全にあたしと絶縁したければ、亭主と離婚すりゃいいんだわね
この人相の悪い田原俊彦は、今、現場が久喜(鳶職人です)だから
暇さえあればうちに入り浸ってるんだし)


いやいやいやいや、まいったな
まいったながらも、「あ、これは日記のネタにしたら結構いけるかも」って笑ってので、
【おもしろければありにする】あたしは、OKにしちゃいました。

…しかしなー。
…老後ねー。
かなり間違った生き方してるから死して屍拾うものなしってくたばりかたするんだろうけども
それはそれでいいかもなー、なんて思ってるし。
(いや、正直に言いますと、こんなこと言ってても、実際は多分ガンちゃんが後のフォローをしてくれるんだろうと思ってるとこあってね)


いやいやいや、まいったなー。
ってーか、頼むよ、うちの両親ー!!とほほ、ですわ。

先頭 表紙

2003-04-17 春の憂鬱


春です

街には黒いスーツのあんちゃんねーちゃんが溢れております。
うちの会社にもそーゆーレザボア軍団(あんなスタイリッシュぢゃないけどね)がうじゃこらいます。

さてさて、青さんも日記で書いていらっしゃいましたが、あたしも思ったこと。

会社の新人研修で【正しい電車の乗り方】ってのを教えてくれたら助かるなあ

…そんでなくてもエスカレーター(一瞬エレベーターって書きそうになった。いかんいかん)で
右側に並んでるのにぽーっと突っ立って通行を塞き止めている奴は、老若男女のどれでもイラつくってのに
この時期はその「塞き止めてる馬鹿」が新入社員である確率が非常に高い。

電車の中でも乗降の【暗黙のルール】ってもんがまだわかってないから
そんでなくても混んでる電車が、更に乗り心地悪くなってんだわな。
(詳細書くと青さんとこのパクリになってしまうから見合わせます)


しかし、ほんと子供だよな、あの子達。
これはあたしがダブルスコアの年齢になってしまっているからなんだろうけど、
ほんとに、お子様だよな、見た目とかも全部。
微笑ましいですわ、なんとなく。ただちょっと迷惑だけどね、電車とかでは。

夜の「レザボア軍団」は妙にパワフル。
月曜に飯田橋駅で酔っ払って輪になって座り込んでる子たちがいた。

…うわ、月曜からですか?タフですね。
輪になって…ハンカチでも落して欲しいんですか?

久喜駅でも、地べたに座り込んでいる黒スーツのレザボアくんたちがいた。

もうさ、社会人なんだから、地べたはやめよーぜ、たのむからさ。

ま、あたしの生活に直接迷惑がかからなければ、別にいいけどね。

というわけで、直接迷惑がかかる、電車の乗り方ってやつ、やっぱ新人研修で教えていただけると助かるなあ。
頼むよ、総務の人。

先頭 表紙

2003-04-16 浄化


うちのDVDを収納してる本棚を見ると、大概の人はこういう。

ちゃんと揃えておこうよ、ねえ

ジャンルとか、出演者とか、監督とか、そういうんで揃えておこうよってことらしいんだけども。

でもさ、一応揃ってるんだよね。
「澤田エリア」「ジェイソンエリア」「キムスロエリア」は当然出演者で揃えてるし、あとは大概ジャンルで揃えているんだけども。

まあ、ジャンルったってアクションとかホラーとかでなくて
「泣き映画」「笑い映画」「馬鹿映画」ってかんじで。それも完璧に「あたしにとっての」ってやつ。

あたしにとって「タイタニック」はつっこみ倒してこきおろして楽しむ「馬鹿映画」系。
(自分のことしか考えてない我侭で恩知らずなダイヤ泥棒の女と、
これまた生活環境の違いとかまったく考えてない貧乏画家の横恋慕により
一人の金持ちの青年が婚約者を失い、ダイヤを失い、追いつめられて破滅するという、「ふざけんな、ばーか」映画でもあるな。あたし徹頭徹尾キャル擁護派ですんで)

「インディペンデンス・デイ」は歴史に残る爆笑娯楽映画だと思ってるから笑い系。

「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」は、ヒロシの回想場面あたりから、もう号泣しまくる。とまらない。だから泣き系。

だからタイタニックの隣に少林サッカーが並んでても、「ニュー・シネマ・パラダイス」の隣に「クレしん」があっても、それはあたしには「ちゃんと分けてある」ってことなの。

ちなみに「ハリポタ」「LOTR」「トゥームレイダー」「MI−2」が入ってる棚は
いわゆる【姪甥や友達が遊びに来た時のための棚】。


さてさて、結構涙もろいあたしですけど、昨日、泣き棚にあたらしく仲間入りしたDVDがある。

「エンジェル・スノー」
最近はまってる韓国映画。

ストーリーはですね、

幾度にもわたる不妊治療を続けながらも成果のないソギュンとジヌォンだったが、最後と決めた治療でついに待望の妊娠をする。しかし、お腹の中の赤ちゃんがすでに不治の病に侵されていることが判明し…。

結婚して6年、やっと授かった赤ちゃんがたった1日しか生きられないと知った夫婦の愛と葛藤を描いた、怒涛の感動作です。


もう、ストーリーからして涙腺やばいんですけど、これが実話ベースのものでして。

ラスト15分なんて、「頼む、誰もそばにいないでくれ。お願いだから一人にしてちょーだい」ってくらいの号泣。

昨晩、もう泣いて泣いて頭が割れるように痛くなって、たいへんでしたさ。

昨年、引越してすぐ、うちの近所の大学の学園祭にふらっと遊びにいって、
そんときこれが上映されてたんですわ。
いっやー、体育館みたいなとこで、折り畳み椅子で、ぐっしゃぐしゃになるまで泣きましたっけ。

涙は「あらゆるものを」浄化する ったら大袈裟だしそんなんは嘘だけど、
少なくともここしばらくへばりついてた「呪怨」の澱みたいな怖さはなくなりましたわ。

押入れが恐くなったら、これを観ることに決めた。
少林サッカーより効果があったもんな。

(続きます)

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