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「怠惰放蕩徒然日記」








この方を熱愛しているのは日本でも多分数名だろうなあ…
というわけでジェイソン・フレミング知名度向上草の根運動やってます。



ぐうたらな日常の中で思ったりやらかしてもーたことなんかを書いてます。
文章が変でも不快になっても、お願いだから怒らないでくださいませ。
映画の感想とか、こっちに書いてます。良かったらどうぞ。

あたしにとっての聖地であるさんを応援させていただいております

おまけ頁(自分以外の人が読んでもなんも面白くない、自己満足すぺーす)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-03-26 一瞬の…
2003-03-26 続きです
2003-03-26 よっちゃんは最近、はっちゃん(三年前に亡くなった親友)にキャラが似て来た
2003-03-26 おそくなってごめんなさい(私信)
2003-03-26 「渚にて」読了
2003-03-26 いかがなもんかと
2003-03-25 小さな喜び
2003-03-24 澤田謙也小隊長【拝謁】遠足
2003-03-24 澤田謙也小隊長【拝謁】遠足 その2
2003-03-24 澤田謙也小隊長【拝謁】遠足 その3


2003-03-26 一瞬の…

こないだ、「30も後半に突入、40が見えて来た連中」で会合を開いた。

あたし、ミリ、そして傷がやっと目立たなくなってきて、あたらしい歯を入れたガンちゃん。

まあ、要するにいつもの会合ですね。

「どんちゃんってさ、結局理想のタイプってどんなん?統一性がないけどさー」とガンちゃん。

理想は簡単
天涯孤独の、地球が買えるくらいの大金持。
金離れが良くて女と遊び慣れてれば、容姿年齢性格不問



「し、しつもんを変えます。男性のどういうとこにクラっとくる?」

(以後、この会合は「だからね」「よくわかんない」ってことで終わってしまったので、こういう話になったきっかけってことで、特にあとは書きません)

これはね、こないだもししょーやみなみさんに話したんだけど、一瞬の、なにかなんだな。

あたしが小隊長にノックアウトされたのは、あの「鬼が来た!」の登場シーンではない。
圧倒的な存在感&威圧感をもった「この世の半分を所持し、残り半分を支配しているような男・酒塚猪吉」ではないのだ。

そのしばらくあと、海軍の野々村さんと電話で話す小隊長の姿でもない。
「いやいやいや、どーもー」
確かにこのギャップにもちょっと「おー」だったけど、違うんだな。

ラスト近く、デビッド・ウー演じるのっぺりくんが小隊長の名前を呼ぶ。
通訳(トン・ハンチェンではない)が言ったことに対して
「え?なに?」と聞き返したときの、威厳もへったくれもなんもない「素」の表情。
あたしはその瞬間に小隊長に心も人生も全部持って行かれてしまったのであった。


うまく説明できる自信ないんだけど。

キム・スロに惚れたときも「一瞬」だった。
「火山高」でスクールウォーズのような登場をしたチャン・リャン。
顔がタイプ、ガタイがタイプ、キャラがタイプ。
「あ、いいねー、この子」

でも、こんときはまだ主人公のほうが可愛かった。

味噌納豆に怒り狂う姿。可愛い。
本名言われて怒り狂う。可愛い。
でも、まだ主人公のほうが可愛い。

前半から中盤にさしかかるあたりの無情魔刀チャン・リャン。

「俺は今まで人前で跪いたことはない」
そんな男が、惚れた女のために膝を折る。

このね、跪く前の一瞬、すごくいい顔をするんだ。
まさに「今まで誰にも跪いたことがない男が、生れて初めて人前で跪く」ときの躊躇ってーか、自分に気合入れてるってーかってな顔。

…惚れた。
スクリーンではチャン・リャンが跪いていたが、客席ではあたしがひれ伏していた(心の中でね)。

こんなことされたら、あたし間違いなく「あたしはあなたのものですー」ってすがりつく。

タイタニックの悲劇の人キャルのように、あんなでかいダイヤなんていらない。
(ってーか、ローズって淡々と「破産して自殺した」とか言ってたけど、
おまえがダイヤ返せば、自殺まではしなかったんぢゃねーか?
ダイヤ泥棒にして殺人者、それがタイタニックのヒロインの姿だと思うのはあたしだけ?)

あなたがあたしのために膝を折ってくれた。そんだけでもう充分。
なんて馬鹿なこと思ってしまうあたし。

そう、一瞬なんだよな、本当に。

(あ、文字数が…続きます)

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2003-03-26 続きです

ジェイソン・フレミングさまも、一瞬だった。
「ロック・スター」で、サル顔マーク・ウォルバーグが憧れるカリスマボーカル。
ライブの場面で自信たっぷりに妖艶に唄うジェイソンさま。
サル顔の歌声に反応した顔が…まいりました!!あたし、あなたのこと愛してます!!
早かったな。出会って5分で恋に落ちてたもんな。

(まあ、生涯かけて愛すると誓ったのはラストの華麗なるダンスでしたけどね)

とにかく、いい方向にしろ悪い方向にしろ「一瞬」には弱い。

めちゃくちゃ強い嫁さんの尻に敷かれてる、うちの亭主の友人。
彼は強すぎる嫁さんにいつも怒られ馬鹿にされ、萎縮している。
でも、本当に気がつかないような一瞬、彼はすごく冷たい目をすることがある。
恐らく本人も気がついていないであろうと思われる一瞬。

だからあたしはここんちの亭主がすごく怖い。
これまた「一瞬」で(違う方向に)クラっときちゃった一例。

うまく説明できてないと思う、ごめんなさい。

「好きな人に一貫性がない」って良く言われる。
でも、あたし的には全部同じ系統なんだ。
そう、「一瞬のなにか」を持っている人。

強い男が一瞬見せる弱さであったり、
弱い男が一瞬見せる妖艶さであったり(だからわたるちゃんがおきにいりー。「おー●ぎスパーク」は無敵だもの)、
なんでもできる男が一瞬見せるボケであったり。

あれ?親分はそーいえばお馬鹿な男が一瞬見せる大馬鹿さ加減の持ち主だ。

…いや、多分これは違うな、きっとそれで結婚したんぢゃないと思う。

結構周囲に「一瞬のなにか」を持ってる人は多い。
自分もそーだったらいいんだけど、もし持ってたとしても、それは多分悪い方向のなにかのよーな気がする…うーん…

先頭 表紙

。「タイタニック」んときも、ローズに「欲しいものはなんでも与えよう、だから心を開いてくれ」って願うときの一瞬の表情、ローズとジャックが「死ぬ時は一緒よ」って非常識なハグやらかしてるときの一瞬の表情…最近みないなー、いい役者さんっすよね♪ / valkil ( 2003-03-27 08:57 )
ビリー・ゼーンですよね。あたしもめっちゃ好き。彼も「ツインピークス」で去っていく時に見せた一瞬の表情にくらっときたタイプだったなー / valkil ( 2003-03-27 08:55 )
valkilさんの「一瞬に惚れる」って、なんかすごくよく分かるような気がするんですよー。まだ身に覚えはないんだけど。ところでキャル役はわたしのスキな俳優でした(名前忘れたけど)。ゆえに複雑な思いで観ちゃいました、タイタニック。憎まれ役だったけどけっこうイイ役どころだったと思いますです。 / みなみ ( 2003-03-27 01:32 )

2003-03-26 よっちゃんは最近、はっちゃん(三年前に亡くなった親友)にキャラが似て来た

今日、友人よっちゃん@エロザルに指摘された、「おまえ(あたしのことですな)根性悪なところ」

奴のいうことは結構素直に聞くあたし。
今回もなんか納得してしまった。

【おまえはね、
自分に都合のいいときだけ、相手の言葉を額面どおりに受け取るだろ

あれはね、ほんとに根性わるいと思うぞ、俺は】

…確かにそーなんだよな。
ママが「あんたなんてこの世にいないもんとして生きていくから、二度と顔なんて見せないで」
って言ったから【素直に】顔をだしてないし
「声を聞いただけで腹がたってくるから、一生話したくない」って言ったから
【素直に】電話もしないで連絡を絶った。

はい、そーです。
【いわれた通りにしてんのに、なんで怒られるのかわかんない】ってほざいてしまうのが
あたしの根性悪なとこなんですね。
しかも意識してやってんぢゃなくて、無意識に切替えてるんだもんな

こないだの小坊主の単三乾電池だってそーだよ。
俺が現実主義者ってフォローしたからいーよーなもんでさー


・・・あ、あれはフォローだったのか。


それにつけても、あたしという人間は、やっぱり【唯我独尊】らしい。
らしい、ぢゃない。確定。

いかんなー。反省。
でもこれ、無意識だから絶対改善とかできねーよな。

【心底根性悪だもんな、おまえは】とよっちゃんは言う。
・・・ふんだ。

「ま、おいしい奴だからいいけどさ」

…もしかして、これもフォローなんでしょうか。
それとも額面どおりに受け取ってはいけないのかな。


うーん、やっぱわかんない。考えるの面倒だから、ま、いっかー。

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2003-03-26 おそくなってごめんなさい(私信)


ゆややん、


お誕生日おめでとー!!





楽しく素敵な一年でありますよーに♪

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おめでとっすー。あまぞんどっとこむのユーズドで結構出てますですよ、渚にて。ヒーローもいない、劇的なイベントもない、本当に静かな終焉です。だからこそ、終わった後の虚無感・空虚感も静かで深かったりするんですわ。60年代に映像化されてるみたいなんで、DVD買おうか悩んでるとこなのでした。 / valkil ( 2003-03-28 09:10 )
うふふー♪ありがとございまーす♪↓の『霊長類南へ』って、人類最後の日テーマの中では、私も一番のお気になんです。最後の「ごきぶりが・・」ってとこまでが!! ちょっと嬉しかった。「渚にて」は知りませんでした。ちょっとそそられるなーー。本屋さんで探してみようっと♪ / ゆややん ( 2003-03-28 01:20 )

2003-03-26 「渚にて」読了


今朝、一冊の本を読了した。

昔から読みたいとは思っていたけど、機会がなくて…のうちの一冊。


…なんでこれ、もっと早く読まなかったんだろう。
SFってのが苦手ってんで敬遠してたあたしが馬鹿だった


人類の最後って、いろんな小説で読んで来た
(筒井康隆「霊長類 南へ」がイチオシのお気に入り)

でも、こんな淡々とした、人間の尊厳を感じさせる静かな終末を描いた作品は初めて出会った。

あと何日かで確実に世界は終わるという時。
故郷で最後を迎えようとする人、自動車レースに興じる人、花の種を植える人。

もしその時、自分はどうするんだろう。

「木村拓哉とかの、とにかくいい男をバシバシ集めて、酒池肉林状態でHしまくって人生を終わる」

って、常々あたしはほざいていた。
ここ一年ばかりは【澤田謙也さまとHして、人生思い残すことなくして終える】になってるけど。

(結局人生の最後はHなのね、あたしって。でもさ、人生最大の快楽だと思うんだよな、あれって♪)

でももし、実際にそうなったときはどうなるんだろうな。
現実にそうなった場合は、どうなんだろう。

…多分、図書館に行って、ずーっと読みたいとは思っていたけど、ついぞ読む機会のなかった本を
コーヒーとタバコをお供に読んで、それで静かに終わるんだろうな。
(最後に読む一冊は、香川照之「中国魅録」かな)

本でなければ、映画かもしれないな。
観る機会のなかった映画を、じっくり観るとか。
(最後に観る一本は、「ジーザス・クライスト・スーパースター」だな。
「鬼が来た!」はちょっと…でも、最後にあれを観るってのもアリかもしれない)


本当にこれは、30年以上も前に書かれた作品なんだろーか。
いい作品ってのは、いくら時代が変わっても、いい作品なんだなってしみじみ思った。

この先、あたしの人生で何度も「再読」されそうな気がする。
ボロボロにしちゃうかもしれないから、古本屋さんで「予備」を買っておいたほうがいいかもしれないですな。

というわけで、オススメっす。まぢ名作っす。はい。

…ってーかこれ、かなり有名な作品だから
【おまえこれ、今頃やっと読んだのかよ。おせーよ!!】なのかな。

だとしたら、遅れ馳せながら…ってことで、苦笑混じりに許してやってくださいませ。

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2003-03-26 いかがなもんかと


「デアデビル」試写会にいってきた。
二回目、withかどいちゃん(♀)。

一回目は気がつかなかったけど、二回目の今回気がついて、
以後、どーしても気になったことがあって、「うーん」ってなってしまった。

主人公は盲目の弁護士マット・マードック。
完全に潔白な人間の弁護しかしたくないとかいう正義感の強いあんちゃん。
完全に潔白な人間は金を持ってないらしく、
弁護料をヒラメやチーズで払ってくれちゃうもんで、当然金はない。
相方が【有罪の大金持を顧客に持とう】と言う気持はすごくよくわかる。
ヒラメやチーズがあるから食べるには困らないだろうけど、家賃やなんかは無理でしょーしね。

…じゃ、あの棺桶みたいな寝床や、仕込み杖はどーやって金払ったんだ?
衣裳がださい(と神父さんに言われてる)のは金がないからしょーがないだろう。

車もなく、移動手段は「足」だけってことで、細々と金を貯めては装備やなんか作ってるんだろーかなー、と。

まあ、これは気になったうちのどーでもいいほうのこと。

どーしても気になるのはこの一点。

彼は自分のせいで恋人の大切なものを奪ってしまうことになり
後悔と自責の念で、自分の家の中で暴れまわり、めちゃくちゃにしてしまうっすわ。

…あれ、あとでちゃんと自分で片づけられたんでしょーかね。

目が不自由な人ってのは、生活のために、
どこになにがあるか整然としていないといけないはずです(多分ね。今まで観た映画や読んだ本ではそーだったし)

それを暴れまわってめちゃくちゃにしてしまった。
…あんちゃん、後先考えて行動しよーね、あとが大変なんだから。

そのあと「出陣」できたということは、ちゃんと掃除をしたってことみたいだ。

で、あたしとかどいちゃんの推測
●音の反響で物の形がわかるという才能があるから、壁や床をガンガン叩きながら、必死で掃除をした

●彼の正体を唯一知っている神父さんが【あー、もー、しょーがねーな−】って掃除をしてあげた。

…このうちのどっちかだよな。

ま、これもどーでもいいことなのかもしれないけど、めっちゃくちゃ気になったので。


さてさて、今回のタイトルの「いかがなもんか」について

ベン・アフレックって、確かに髭は濃いんだけどね、
マスクの下半分に無精髭生えてる「正義の味方」ってのはいかがなもんかと。

目から鼻にかけては、非の打ち所のない正統派ハンサム、でも鼻の下から口、そして顎がどうしてもあたしは駄目なんですねー。

このヒーロー、鼻から上を出すタイプのマスクにしてくれたらかっこいーだろーな
…あ、でもそしたらマスクする意味ねーか、いやいやいやいや…


しかし、誰が掃除したんだ、あの部屋。
ほんっとに気になる、お馬鹿なあたしなのだった。 

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2003-03-25 小さな喜び

先週金曜、ミリが遊びに来た。
暇だから「健美の湯(久喜のスーパー銭湯)」でも入りにいくかってことで、やってきた。

せっかく来てくれたんだから、買物に行こう。
ってなわけで、客を運転手がわりに使うあたし。

買物完了。さて、メシでも食うか。
はいから亭に行って窓際に座った。

ふと、窓の外を見る。
駐車場でチャリに乗って遊んでいる子供がいる。
(この店、近くに牛角ができちまったもんで、とにかく空いているのだ
だから駐車場もガラガラ)

眼鏡をかけた彼は、チャリで綺麗に円を描いて回っている。
ぐるぐるぐるぐる。

この信号はなかなか変わらない。でも彼はまわっている。
ぐるぐるぐるぐる。

おーい、バターになっちゃうぞー

なんて心配してしまうほどに、ぐるぐるぐるぐる。


突然、ある情景が浮かんだ。あるメロディも浮かんだ。

♪かーさんは ぼくのために やっただけ〜


さすがに口に出しては唄わないが。
(だって英語歌詞知らないし、勝手に字幕の文章メロディにのっけただけだし)

ミリがつぶやいた。

きっとさ、彼のおかーさんは、彼の目を治すためのお金を隣んちの亭主に盗まれてしまって
その亭主を殺害して刑務所に入っているんだわね



…おー!!

おんなじこと考えてたかー!!


くっだらないことなんだけど、なんかちょっと嬉しかったなー、と。

人間32年もつきあえば、いい加減考えることが似てくるのかなーってちょっと思った。


えー、今回も「ダンサー・イン・ザ・ダーク」観てない人には
なんのこっちゃかわかんない描写で申し訳ない。

「幸せ」とかなんて大袈裟なもんぢゃないけど、なんか意味もなく嬉しかった一瞬でありました。

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2003-03-24 澤田謙也小隊長【拝謁】遠足

というわけで、昨年から待ち望んでいた「武勇伝」がついに公開されました。
初日に舞台挨拶があるってーことで、【いざ、出陣〜!!】

一緒に行ってくれたのは、あたしの映画関係における【師】であるししょー(無理矢理巻き込んだのですわ)、
そして「鬼が来た!」をきっかけに知合った、まさに「小隊長つながり」のみなみさん。

実は木曜に【下見】に行ったのです(前売り券買いがてら)。
あたしは格闘系には弱いので【魔沙斗】って人がどんくらい人気があるのかわかんないもんで
始発で新宿に出て並べばいいのか、それとも前日から新宿に宿泊したほうがいいもんなのか。

悩みはつきないけど、こういうときに「どーしよー」ってなってまうと何にも行動できなくなってしまうのがあたし。
常にさくっと動いてくれるししょーが、チラシ収集がてら劇場の人に状況を聞いてくれたのでありました。

ってなわけで、当日朝、久喜駅を7時に出発。

8時には新宿着のはずだったのに、相変わらず宇都宮線は止まる。
どっかの踏切で車が立ち往生したとかで、また止まる。これはもう【趣味】だな。

ってなわけで、8時半に新宿。
朝の新宿ってのは、なんでか臭いんだよな。
どういう表現したらいいのかな…そう、【饐えてる】っていうのかな、いろんな匂いがまざってて。
東口とかならまだそれなりに綺麗なんだろうけど、あたしが降りたのは南口。
それも裏のほう通ってったもんだから、この饐えた香りを満喫…どーしよ、小隊長に会う前にこの匂いがついちまったら。

なんてこと考えてるうちに、新宿東映の前に到着。
やばいなー。どーしよー、すっげ並んでたら
逆に誰もいなかったらそれはそれでやだな
あ、10人くらい並んでる。いい感じですね。

人数はいい感じだけど、流れる空気はちょっとな。
明らかに魔沙斗ファンばっかだ。
二組前の高校生軍団は地べたに座り込んでいる。
座り込んでいる子はまだいい。
そのうちの一人は、座り込んだ子に膝枕をしてもらって、地べたに寝ッ転がっている。

…制服だぜ、おじょーさん。
…地べただぜ、おじょーさん。しかも新宿のですぜ。

汚ねーな、おいー!!
しばらくすると小娘は起きてメイクを開始した。
…顔をいくら頑張ったって、あんた身体が汚いでしょう。
若いってすごいなー。若いって馬鹿だなー。いやいや、あたしはもう若くなくてよかった。

若くなくてよかったとは思うものの、並んでいるメンツの平均年齢を一人で大幅にあげているあたし。
これはちょっとやだな。ちょっとってーか、かなりやだ。

1時間弱ばかり待ったとこに、ししょー到着。たすかった…
平均年齢を上げているのが二人になって安心。
ししょー持参の「コアラのマーチ」&あたし持参の珈琲で馬鹿話をしながら待機。

…寒い
……めっちゃ寒い
………風が冷たい
周囲は明らかに魔沙斗ファンばっかだ。小隊長目当にきたのはうちらばっかぢゃなかろーか。
多分その推測は当たっていただろうな、最後の一円まで賭けたとしてもね。

10時、みなみさん到着。おっしゃ、三人そろった。
みなみさんに「非常においしいTシャツ」をいただき、御満悦のあたし。
(どんなのかって?ナイショっす。昨日、気がついたら親分が着てました。油断も隙もねーよな、ほんとに…)

やっと列が動き出した。助かった、やっとあったかいとこに入れる…

(続きます)

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2003-03-24 澤田謙也小隊長【拝謁】遠足 その2

中に入ったら、壮絶な席取りバトルが開始されていた。
人込みには徹底的に弱いあたしは、既にここで敗北している。
もうだめだ…

が!!

うちらには「ししょー」がついていた。
ししょーはいつもにこにこ笑っている、「クラシカルくまのプーさん」のような人だ。
でも、怒ると怖い(あたしは幸いにしてまだ怒らせたことはないが)。
そして、こういう時にはほんとに頼りになる。

さくさくっと前から二列目ど真ん中をキープ。
おもいっきり割り込んできたねーちゃんを「ここ、人がきます」と撃退までしてくれた。

ありがと、ししょー!!
あたしは人としてかなり間違っている奴だけど、友達にだけは恵まれているなあ、と「うるうる」。

というわけで、無事に着席。

…「無事」って言葉は合ってない。「無事」ぢゃない。

なんせ、何度も書いているように、周囲は全部魔沙斗ファンだ。
たぶん小隊長に逢いに着てるのはうちらだけであろう。
「間違って甲子園球場で阪神側の応援席に紛れ込んでしまった巨人ファン」のような状態である。

…怖い。

小隊長拝謁直前の緊張で気持悪くなってきたのに加え、この針の筵状態。
【に、逃げたほうがいいかもよ、ねえ!!】と、あたしの脳が危険信号を出している。

隣の中学生くらいの小娘三人(こいつらがまた最悪で…あとで説明します)が騒ぐ。
【あ!!魔沙斗のおとーさんとおかーさんだ!!】

関係者席に座ったちょっと年輩の御夫婦。
すっげーな、ファンってのは御両親の顔まで知ってるのか。
あたし、小隊長やジェイソン・フレミングさまの御両親の顔なんて知らないぞ。
(あ、香川照之さんのお母さんだったら知ってる…って、おい!!)

「おー、これが魔沙斗の御両親かあ」
なんて思うものの、あたしその魔沙斗の顔だってよく知らないんだもんな。たはは。

ししょーに席取りバトルで「撃退」されたねーちゃんは、携帯で熱く喋っている。
【席とったのに取られちゃってさー、ムカつくー】
…こえーよー。どーしよ、映画の最中にアタマ蹴られたら(この劇場、ボロだけど椅子の段差だけは理想的)

周囲はなんだか「ファンの集い」の様相を呈してきた。
いや、実際そーなんだけどさ。

うしろのねーちゃんは、その隣のねーちゃんと携帯の番号の交換を開始している。
「えー?あんとき見られてたんですか?」
「今度会いましょうよー」

…よく初対面の人間に携帯の番号を教えるとかできるよな。
あたし絶対できないな。特にこのねーちゃんには怖くて教えられないよ。

どーしよう。
ほんとに気持悪くなってきた。映画観に来てこんな肩身の狭い思いをするのは生まれて初めてかもしんない

お願いだから早く始まってくんねーかなー。
図体と外見は偉そうなくせに、実は【小心者の卑怯者】であるあたしは「助けて下さい」状態になってしまっていた。

そして、やっと映画が開始した…

(続きます)

先頭 表紙

2003-03-24 澤田謙也小隊長【拝謁】遠足 その3

映画の感想は「映画日記」の方に書いたので、そちらを(全然参考にもなんもなりませんがね)。

ここでは鑑賞時に起こった【トラブル】をば。

いっやー、見事なくらいにあたしの誘蛾灯体質炸裂。
まず、始まってすぐに小隊長のバトルがあるんすけど、周囲は魔沙斗が出てねーもんで喋る喋る。

…我慢だ我慢。熱狂的阪神ファンに囲まれた状態では、巨人ファンは大人しくしてないといけないんだ。
「自分の身は自分で守りましょう」と電撃ネットワークの三五十五さんもこないだライブで言っていた(をい!!)

●隣の小娘

魔沙斗登場。

あ、魔沙斗だ
…そーだね、魔沙斗だね。

あ、とかちゃんだ
…そーだね、とかちゃん出たね。

魔沙斗かっこいーねー
…そーだね、かっこいーね。

あ、ほら、魔沙斗。ほら、魔沙斗だよ
…あんたの連れのおねーちゃんたちは目が見えない?
「セルマ」かい?(ダンサーインザダーク観てない人にはわかんないネタですいません)

この小娘、以後ずーっと実況中継かましてくれました。

おまけにどういうわけだかあたしに寄り添ってきやがる。
勘弁してくださいよ、ほんとにー。


●前列の馬鹿女(地べたに寝ッころがってた高校生)

だからさ、なんで上映中に携帯をチェックする必要があるんだよー。
ってーか、電源切れってば。

…我慢だ我慢。
あたしの足は彼女の後頭部を蹴りたくてうずうずしていたけど、でも耐えたのだった。


●後ろの席の馬鹿女(席取りバトルで撃退されたねーちゃん)

後半になってからもう、延々足を組換えたり荷物ガサガサしたり、えらいことになってましたさ。
後頭部を直で蹴られたこと数回、髪の毛をバッグのファスナーに挟み込まれてしまったりもして、
あたしはひたすら画面の小隊長に集中したのでありましたさ。

ただの偶然だとは思うけど、悪意が感じられた…まさかな。


耐えるのだ。我慢するのだ。
小隊長に拝謁が叶うんだから、もっとひどいことでも耐えられるはず。


あとでししょーが「良く耐えたよ、えらい」って褒めてくれたけど、
画面に集中して小隊長のお姿を見ていたら、そのあまりのかっこよさに飲込まれてしまって
多少負担が軽減したからかもしれませんな。

「殴」

ってなわけで映画終了。さて、いよいよ舞台挨拶だ!!

…あ…気持わるくなってきた…


(続きます)

先頭 表紙


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