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「怠惰放蕩徒然日記」








この方を熱愛しているのは日本でも多分数名だろうなあ…
というわけでジェイソン・フレミング知名度向上草の根運動やってます。



ぐうたらな日常の中で思ったりやらかしてもーたことなんかを書いてます。
文章が変でも不快になっても、お願いだから怒らないでくださいませ。
映画の感想とか、こっちに書いてます。良かったらどうぞ。

あたしにとっての聖地であるさんを応援させていただいております

おまけ頁(自分以外の人が読んでもなんも面白くない、自己満足すぺーす)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-09-17 偏頭痛勃発(続きです)
2002-09-17 頭痛が…
2002-09-17 帰還です
2002-09-17 新潟旅行 メイン編−5 小隊長、ありがとうございました
2002-09-12 新潟旅行 メイン編−4 小隊長は語り続ける
2002-09-12 新潟旅行 メイン編−3 小隊長は更に語る
2002-09-12 新潟旅行 メイン編(【生きててよかった2】)−2 小隊長は語る
2002-09-12 新潟旅行 メイン編−1 小隊長登場!!!
2002-09-12 新潟旅行 二日目 その6 【鬼が来た!】 その2
2002-09-12 新潟旅行 二日目 その5 【鬼が来た!】


2002-09-17 偏頭痛勃発(続きです)

更に30分経過…疲れたなー。帰ろうかな、もう。
なんて考えたとこにガンちゃんが戻って来た。

サティの前でケンカしてたから、交番のおまわりさんがすっ飛んで来て、連れていかれたらしい。
【気持ちはわかるが、やりすぎだ】っておまわりさんに怒られてたって。
(このおまわりさんの言葉で、ねーちゃんたちがブチ切れて、更に長くなったとのこと)

とりあえず帰るってことになったけど、ここから喧嘩が始まってしまった。
【やりすぎだからね、いくらなんでも】
【誰のためにやったんだと思ってるんだよー】

…いーっつもこれだ。
あたしは映画鑑賞のマナーについて、一切の冗談が通じないくらい過敏に反応しすぎなんだろうか。
そしてそれは、連れに他人の携帯を投げ捨てさせるという暴挙に走らせるくらいのパワーがあるんだろーか。

しっかしワーナーマイカル板橋って、まぢで客のマナーが悪いよな。
多分東京で一番悪いとあたしは思う。場末のエロ映画館以下、本当に最悪レベルの状態だもの。
(場末のエロ映画館の状況をなぜ知ってるかってことにはつっこまないように。行ったことあるからなんだけどね、何度か)

椅子も従業員のマナーも音響も悪くない。でも客のマナーが悪い。
来月、久喜に引っ越す。
大宮のマイカルはどうなんだろうか。
板橋と同じレベルだったら、あたしすっごーくやだなあ。

そしてガンちゃん。最近喧嘩する感覚が短くなってきた。どーしよっかなー。頭痛が…


【余談】
いい案ってのは、必ず間に合わなくなってから出て来る。

義弟を援軍として呼べばよかったんである。
あの鳶職人を生業とする女衒がいたら、怒り狂ったねーちゃんたちなんて何人いたって数分で懐柔陥落させてたわな。

電話一本で間違いなく原チャリすっ飛ばして来てくれたはず。

あの無愛想無口無表情な田原俊彦のバッタモンが、なんであんなに女に対して絶大なパワーを持っているのか
それを観察できるチャンスだったのにー。

頑張って、どんな状況でも完璧な対処方法を考え付くようにならないと。
とりあえず、【おねーちゃんがらみのトラブルは義弟を呼ぶ】って、ちゃんとインプットしておくようにしよう。

先頭 表紙

2002-09-17 頭痛が…

只今ガンちゃんとケンカ中。
理由は相変わらず【どんちゃんのためにやったのに】「やりすぎなんだよ!!」ってこと。

それはインソムニアを見に行ったときのこと。
最後列に陣取ったあたしと彼は、両脇に悩まされていた。

あたしの側の隣のカップル、登場人物のあんちゃんがクラスの誰かに似てるってことで、その誰かについての話を開始。
当然のごとく通常音声で。
これはあたしが「静かにしてくれませんか」と頼んだ。「すみません」って言われて静かになった。らっきー。


ガンちゃんの側の隣は頭が見るからに悪そうなねーちゃん三人。
映画館に「銀だこ」のたこ焼きを持ち込むって時点でアタマ悪いのは確定。
最後列だから周囲に迷惑かからんって思って、携帯メールのチェックばしばしやってる点で更に頭悪いのが確定。
しかもマナーモードにしていないってのも馬鹿。
既に一人は観ているらしく、先のストーリーをどんどん喋ってく。完全に馬鹿。
挙句の果てに携帯にかかってきた電話に出て、三人で電話まわして話し始めた。

…頭おかしいんだな、きっと。
こういう人と関わったらやばいから、おとなしくしてよう。
だって映画館なのに靴脱いで、前の座席の背もたれに足のっけてるような人は(しかも前の席、人が座ってる)
頭がおかしいとしか思えない。
ひたすら画面に集中する。アルパチくんが苦悩している。いいなー、しぶいなー、たまらんなー。

【ばしゃん!!】って音がした

なにすんだよー!!!!


え??なに?

どうやらガンちゃん、やってもーたらしい。
子連れの母親を脅かす、子供をびびらせる、他人の携帯を取り上げて投棄する。
今まで散々映画館に巣くう馬鹿を退治してきた彼は、ついにやってもーた。
(【アルコール・けいこちゃん・映画のマナーに関しては一切の冗談が通じない男】ってミリが評してたっけ)

馬鹿なねーちゃんたちの手から携帯を取り上げ、しかもそれをねーちゃんが飲んでいたドリンクのカップの中に捨てたらしい。
ねーちゃんは金切り声で怒鳴る。ガンちゃんは【やかましい!!】と一喝する。

…ど、どうしよう。連れだと思われたくない…(あたしは天下無敵の卑怯者でございます)

ねーちゃんたちは出ていった。「わるいね。もう大丈夫」とガンちゃん。外で待ってたらどーすんだよー。
「とりあえず、映画みよーぜ」…うん。

映画が終わって外に…あ、喫煙所にいた。
「先に行ってて。スタバで茶しててくれる?」…いいけど。

スタバでミントティを飲みながら一服(うちの近所のスタバは外でなら喫煙OKだから嬉しい)。
ちょーっとしたら、「ふざけんなよ!!」の声がしてきた。

…あ、やっぱりー。
どーしよーかなー。

数分後、携帯にメールが。
ちょっと交番行ってくるから、待ってて
…はぁ???

(続きます)

先頭 表紙

2002-09-17 帰還です

仙台から戻ってまいりました。
今回は映画旅行ってやつでしたねー。

●宿泊先
ホテル定禅寺(非常に快適!!)

●観た映画@仙台フォーラム
鬼が来た!
拳神
鬼が来た!
青い春
ゴースト・オブ・マーズ
鬼が来た!

●入った店
一日目
プロント(珈琲)
中華屋さん(おかゆ、春巻、しょーろんぽー、豆腐とネギ煮たもの(美味なり!!)、ライチ)

二日目
イタトマcafé(モーニング)
香港菜館(ランチ)
映画館の二階のイタリアン(珈琲)
牛タン屋さん(夕食)
珈琲屋さん(珈琲)

三日目
ヴェローチェ(モーニング)
豆蔵(おにぎり屋さん。昼食。油揚げのが絶品だった)
仙台駅 プチカフェ(珈琲)

●遊んでくれた人
i-coちゃん
ほんっとーにありがとー!!!!

●トラブル
1.行きの新幹線、とある職種の方が酔って喧嘩を始めて、なかなかデンジャランスな車内だった
2.二日目の夜、ホテルの外で酔っ払いさんが喧嘩を始め、かなりデンジャラスな夜だった。
3.帰りの新幹線では泥酔こいたおっちゃんと、これまた泥酔こいた若いあんちゃんが喧嘩。物凄くデンジャラスだった。

…今回はやたら喧嘩&酔っ払いにでくわしたなー。

●特筆事項
日本で一番環境のいい映画館に巡り合いました
場内完全飲食禁止っての、日本全国の映画館でも徹底させるべきだと思います。
コンビニ袋の音で悩まされたり、客のおしゃべりで激怒したりすることなく映画鑑賞できたのは本当に久しぶり。
(青い春んときはちょっとねー。威嚇かましたけど)

来ているお客さんも、予告の時点から黙っててくれていて、あたしまぢで嬉しかった。

本当に映画が好きな人がやっている映画館で、本当に映画を好きな人が観に来る映画館。
東京にもできてくれないかな。
最近あたしが【東京で一番客層の悪い映画館】と認定したワーナーマイカル板橋にも見習って欲しいです。
(あそこの客層と客質は、場末のエロ映画館より悪いですからね)


●現在の体調
さすがにへっとへとです。
体力気力精神力の稀薄さでは世界ランキング選手なのに、よくもまぁ二週連続で…


仙台映画旅行は、また実行致します。
それだけの価値のある映画館ですよ、ほんとに。
今のところ未定ですが、もしまた行くときは、良かったらごいっしょに>ALL

先頭 表紙

2002-09-17 新潟旅行 メイン編−5 小隊長、ありがとうございました

一時間に及ぶトークもそろそろ終わり。
時間もなくなってきたから、質問のコーナーになった。

…やっぱできない。
あの目で正面から見つめられたら、卒倒するかもしれない。

もうすぐ終わりかと思うと心臓ばくばくして、またしても気持ち悪くなってくる。

聞きたいと思っていたことは、トークの中で既に本人が話してくれた。

おぢさんが一人、手を挙げる。

最後のあれは…

そーだ、あたしもこれは聞きたかった。

小隊長は答える
解釈は三つあるんです。
一つ目は、腕を怪我していて物理的に不可能だったから。
二つ目は、単純にいやだったから押し付けた
三つ目は、「武士」ってことで、当事者にケリをつけさせた
ということで。

監督は隊長を小心者の卑怯者にしてしまい、僕にそうしろと言いました。
「もう俺には関係ない」って風情でその辺うろちょろ歩いてろって。

でも僕はそれはいやだったので、できる限り「武士」という方向で演じています


…なるほど!!
圧倒的な威圧感存在感を持ち、おだてに弱い(あたま掻いてる姿がかわいいんだよねー)ところもある男前の日本男児。

しょ、しょうたいちょー!!
犬と呼んでくださひ!!あなたのためならなんでもいたしますぅぅぅぅぅぅぅー。
やっぱあなたって最高ですー。


二人目の質問者
私はもと軍人で、大将の付き人をやってました
…映画の最中ずーっとうるさかったぢぢいだ。

小隊長の演技がうまいってことはちゃんと言っているが、このじーさん、終始言いつづけてるのはこの言葉
ハッピーエンドにしてほしかった

…そ、それは監督に言わないと。出演者に言ってもどうしようもないことではないかと…

すいません ごめんなさい
苦笑しながら頭を下げ、謝りつづける小隊長。

け、け、謙也さまぁぁぁ!!

あたしが心底愛してる男はめちゃくちゃいい人だったのでした。
すっげー、あたしって男見る目あるぢゃんー!!亭主選びは失敗したけどさー(爆)

すっごいなー。
めーっちゃくちゃ、気が狂いそうなくらい好きで、これ以上は無理だってくらいまで好きなのに、
それでも更に上限ぶっちぎって好きになってる。

「次は女性の方がいいですね。澤田さん、女性ファンいないって嘆いてたから」
…うっそー。
それはないでしょー。あたし一応オンナだし。

質問を…だめだ、できない。
結局それで時間が来てしまい、スタッフの人に花束をもらって、小隊長は退場された。

へろへろ…
…って、いかん、へろへろになってる場合ではない!!
余韻に浸っていたいとこだけど、これから帰らないといかんのぢゃ!!

タクシーを呼び、長岡駅へ。

そのあとの経過
長岡→大宮→ガンちゃんと喧嘩→ガンちゃんの謝罪→家に到着→風呂→寝た。

(余韻ひきずりまくってて、あんまし記憶ないんだ、このあたり)
いやー、疲れたけど満足。
そして、最後にどうしてもこれだけは言いたい。
小隊長はステージの上から絶対あたしを見たわ!!

…ライブんときとか、必ずかかる思い込みですんで、笑って流してやってくださいませ。
あたしは「目があったー!!」って単純に喜んでますんで。

このどえらい大長編、読んでくださってありがとうございました。
いやいやいやいや…(まだ壊れてる)

先頭 表紙

いやいやいやいや、行って良かったです、ほんとに。ちょっと一人は寂しかったですけどね♪ / valkil ( 2002-09-17 13:58 )
映画祭&長編お疲れ様でした。けいこさんを知っているとその様子が目に浮かぶようです(^-^) / れすた@PSO ( 2002-09-17 09:40 )

2002-09-12 新潟旅行 メイン編−4 小隊長は語り続ける

その2
現場に来ていきなりまったく台本とは違う何十行もあるセリフが記録の姫沛から澤田謙也に渡される。
監督は、袁丁がそれを訳した文を澤田謙也が言う日本語の音に耳を傾け、
ここは違う、ここはこう言えと死ぬほど細かく指図する。日本語にない表現でも、それを言ってくれと押し切った。
そしてその膨大なセリフを短時間で覚えきった澤田謙也、恐るべし。
この男でなければ成立しなかった部分は数多い。


一気に全部言わないとNGになるんだけどねー
あとで観たら編集されまくりでしょ。
こーんな編集しまくるんだったら、なにも全部一気にやらせんでもいーだろーってさー



もしかしたらあとから思い出すかも…でも今はこれがツボをヒットしまくってくれた語録ってことで。

言ってるそばから思い出した。香川さん入院のときのエピソード。

病院に担ぎ込まれたとき、中国人の医者が、なにかあるたびに必ず謙也さまに「どうしますか?」と聞いてくる。
中国人である監督たちがいるにも拘らず、必ず聞いてくる。

そう、それは撮影中に突然香川さんが倒れ、そのままの衣裳で病院に行ったから。
監督やプロデューサーは【農民】、あとの日本人は【下っ端兵隊】。
謙也さまは小隊長の軍服を着ていたから、いっちゃん偉い人だって思われてしまったんですねー。

…いや、服のせいだけではないですよ。だってほんとーにど迫力ですもの、小隊長の存在感と威圧感って。


●学生さんたちは…
姜文はとにかく、画に(迫力が)反映しづらいので、澤田謙也に思い切り殴れと言う。
香港の撮影でジャッキー・チェンを失神させたという経験を持つ澤田謙也は、もちろん多少の手加減をして私を殴る。
だが私にはそれは震度6級の衝撃となって顎に届く。

本気で殴れと言われ、本気で殴れば多分相手が失神し、
しかし画的にはワイルドさを失わないように強く叩かねばならなかった澤田謙也も、恐らく大変だったろう。
彼は私のことを一方で気遣い、一方では敢然と役の中の鬼軍曹に徹していた。


小隊長はプロだから、本気に見える殴り方ってのをちゃんと知っていたんだけど、
他の兵隊さんやってる留学生さんたちは、加減ってものを知らず、監督の指示どおりにばしばし本気で殴っていたそうで。
遠慮手加減一切なし、香川さん、口の中切って、血がだらだらしてたそーで。

そういえば小隊長ってスリッパや軍刀っていう「アイテム」活用してたっけな。それもテクニックか?…うーん…
あ、余談ですがあの刀、実際に戦争で使われてたものだそうです。


●将来…

この映画に出演した日本人俳優さんたちと話していることなんだそうですが…

いつかもっと年をとってボケてしまったら、
俺ら絶対、第二次大戦で中国に行ったって思い込んでるよな


…そうですよね。その日の撮影が終わっても【素】に戻ることができないっていう過酷な状況だったんですものね。

あたしももしかして【軍人さんに恋をした】って思い込むかもしれないなぁ。


(まだ、もーちょっと続きます)

先頭 表紙

ああ、生で小隊長をお見せしたかった…(自分のものみたいだな、まるで) / valkil ( 2002-09-17 14:38 )
いったらっしゃーい。 / みなみ ( 2002-09-13 11:47 )
やばい、書きおわってないのに時間が!!明日から仙台旅行なんで、帰って来たら続き書きますー。 / valkil ( 2002-09-12 16:48 )

2002-09-12 新潟旅行 メイン編−3 小隊長は更に語る

●出動命令!!
鬼が来た!の話題になったところで、香川照之さんからのビデオメッセージが。
…きゃ、客席に降りていらっしゃるですか?
あー!!反対側の端っこに座ればよかったー!!そしたらとなりに小隊長が!!

でももし反対側にすわっていたとしたら、小隊長はきっとあたしが座っているほうに降りてくるはず。
人生なんて所詮そんなもんなのよ…(涙)

ビデオをデッキにセットするときに、TVの音声がうっかり入ったのか
北朝鮮・拉致とかのニュースが流れてしまう。
場内爆笑。

俺に行けってことですかね、これは
場内大爆笑。

キャプテン・サワダ(or 鷹見(ホーク/B計画) or酒塚)に出動命令が下ってしまったのか?

小隊長が行ったら、どんな問題だって「腕力で解決することなら」おーるおっけー、のーぷろぶれむ。
北朝鮮か…小隊長が行かれるなら、あたしついていきますわー。地の果てでも地獄の底ですらもね。
ただ、行かれるならボーナス入ってからにしていただきたいです。金欠だから…

あ、でもあたし戦闘力皆無だから邪魔になるだけかな、…かな、じゃないや。だな、が正解

香川さんのビデオメッセージ、飼い主を慕う小犬のようで非常にかわいかったです。
誰かいつかあたしに澤田謙也さんのビデオメッセージとかくれないかなー。でも実際実現したら壊れちゃうな、間違いなく。


そして話題は「中国魅録」で触れられていた、撮影中のいろいろな話になる。
小隊長、だんだん口調が砕けて来て、これがまた良い。抜群に良い。
頭の回転が速いのにくわえて話術が巧み。自分の話にツッコミまくり、その表情がかわいい。

ぐいぐい引き込まれて、笑いが止まらなくなる。

やっぱ最高だな、この人。
映画も澤田謙也さんも、あたしにとって【人生最高最大の出会い】だったですね。
あたしに一方的に運命の出会いをされても、いい迷惑だろーけど、こうやって遠くから見てるだけなんだから、いいやな。

● あたしが爆笑してしまった、澤田謙也さまのお言葉

(文章は「中国魅録」より。この部分に触れたときのつっこみってことで)

その1

だが、意識が弛緩した私がもう自力で歩けないことを彼等は全然わかってない。
小隊長が「ふざけるな!ストレッチャーを早く出せっ!」と怒鳴ったところで、
やっと布張りの担架が出てくる。どこまでも見上げたプロ意識だった。
そして、夢のようなこの病院に数々あった衝撃の締めくくりは、
二つ折りにして出てきたその担架をトカゲ男がパッと広げた時にもたらされた。
担架の布の部分は一面血だらけだったのである。
血は太古の昔にここで流されたものであるらしくドス黒く変色しており、担架の上でチョコレートのように固まっていた。
澤田謙也が急いで横のベッドのシーツを剥ぎ取ってそれに巻き、私はその上に横たわらせられた


これに前に乗っけられたやつ、死んだだろ? ってゆーよーな担架でねー

(あの美しい造作の手が、美しいリアクションでつっこみポーズをとってしまうんですもの…うぷー!!)

あ、また文字数が…すっげ大作になってきたな、この日記。

先頭 表紙

2002-09-12 新潟旅行 メイン編(【生きててよかった2】)−2 小隊長は語る

●完全実力主義の香港で認められることになった瞬間

…すごかったです。ジャッキー・チェン(and ジョン・ローン)の友達なんて肩書きはまるっきり通用しない世界らしいです。
監督に無理なこと言われて【スタントのうちの誰か一人でもそれができたらやってやるよ!!】ってちょっとキレぎみに答えた小隊長。
実際スタントは誰もそれができなかったそうで。

で、小隊長がやったらできちゃったんだそうです。それ以来、周囲の態度が明らかに変わり、それが認められた瞬間だったんだなーって。

【やりゃーなんとかなるもんだなー】ってサクっとおっしゃってましたが、それは小隊長だからこそできたことですってば。

香港ではちゃんと認められています。日本の業界はなにやってんぢゃー!!!!

●武勇伝のこと

もう撮影終わって編集にかかっているんだとか。
CG・ワイヤー一切なしでリアルアクションだそーです。
殴られた人間が考えられないくらい飛んだり、常軌を逸したジャンプとかしないってのは、新鮮でいいかもなー。
(だって小隊長、そんな【小細工】しなくたって、常軌を逸して強いもーん♪)

来年かあ…観るぞ!!舞台挨拶つき試写会ってのがあるなら、万単位覚悟でオークション落札だってするさー。
初日に舞台挨拶があるなら、徹夜でもなんでも…うーん、近くにビジネスホテルとるけどね、その場合。

●鬼が来た! 出演のいきさつ
姜文監督は酒塚隊長役の日本人役者を求めて来日していました。
いろんな人に会ったけども、彼の琴線に触れる人はいなかったそうです。

小隊長の知合いが「こういう人がいますけど」って監督に話をしたら「是非会いたい」と。
そのとき小隊長は香港で撮影をしていて、帰国してすぐに、事情も知らないまま監督に会ったそうで。

なんのために会うのかわからないのに、いきなりおおきい中国人に「スバラシイ」と言われ即決。

海外で仕事や生活をしていると、愛国心が強くなってしまうそうです。
だから小隊長は最初、この役を演じることを断ったんだって。

でも、監督が「どういう理由できみが必要か」とかいう手紙をばしばし寄越し、
【じゃ、出てみるか】ってことになったそうです。

…出てくださって良かったんですよ、小隊長!!
その選択をしたから、あたしはあなたにお会いできたんですし、
あなたに会ったから、長岡まで来たし、長岡に来たからシャガールも観れた。
あなたがいなかったら、今日、あたしはここにいないんです。

なんて心の中でメルヘンちっくに(そうか?)語り掛けてしまう。あたしがサトラレだったらえらいこっちゃだな、まったく。
(サトラレってことないかー。特異な天才って風情はないしなー)


(つづきます)

先頭 表紙

2002-09-12 新潟旅行 メイン編−1 小隊長登場!!!

ずーっと延々だらだら前振りをやってきましたが、ついにメインイベントに辿り着きました。
多分この先もまただらだらやってると思うんですが…ごめんなさいー。

というわけで、役者でありDJもやってるとかいう小林三四郎って人(ごめんなさい、良く知らないんだ)が登場。
手には付箋がいっぱいついた「中国魅記録」。

そうかー、これを読んでるんだったら、トークはかなりディープで楽しめるぞー。

いよいよだ。
このために長岡に来たんだ、本当に【会える】んだ。

高鳴る胸、そして込み上げる嘔吐感…まぢで緊張で気持ち悪い…

小林さんの隊長〜!!って声とともに、澤田謙也さまが登場!!
「どーもどーも」って表情。なんか照れてる。

…あ…あ…あ…
口を衝いて出た言葉はうそ…


わけわかんないよな、まったく>あたし

…小隊長、かっこいいです。どーしましょーってくらいかっこいい。

長い髪をうしろでまとめ、黒のTシャツとパンツ、靴も革で黒。
「あたしと配色同じだ♪」…馬鹿だよな、まったく>あたし

日焼けした逞しい腕、Tシャツの下の魅惑の胸板。
あたしの理想を注文どおりに再現したとしても、これ以上にはできないだろうというような完璧な顎のライン。

この瞬間、吐き気も緊張感もぶっとんだ。
たった今、この会場の屋根が落っこちて死んでしまったとしても後悔しません!!

ぶっとんだけど、パニックは起こしている。
電撃ネットワークのライブやヨーコさんのステージを見たときとかと同じように、
頭の中は恒例の【謝罪モード】が大爆発していた。

ごめんなさい!!申訳ありません!!すみません!!
…なんで謝っちゃうんだろーなー、あたしって。
昔から、パニック起こすと謝罪しまくるんだな。頭の中でどういうわけだか土下座しちゃってんの。
誰に、何に対して謝ってるのかはわかんないんですけどねー。

【申訳ありませんで、申訳が立つと思うか!!】って小隊長に殴られてしまうな。あ…それでもいい…(壊れた)



親分に買ってもらったデジカメ「いくしくん」。持参したけど手が震えまくり、うまくシャッターが押せない。

以下、思い出せる限りのこと書きます。順番は多分ってーか、間違いなくバラバラですが。

●ハリウッド映画「ストリートファイター」に出演することになったいきさつ

これはプロデューサーに見出されて、みたいなことがどっかに書いてありましたが、ちょーっと違ったようです。
クリスチャン・スレーターくんのお母さんが絡む、なかなか劇的なお話でした。

小隊長ったら豪快さんっていうかなんていうのか…惚れ直しました♪

そうそう、時代劇の若侍とかをなさってたそうですが、あたしそれ是非観てみたいです。
着物にチョンマゲ…似合い過ぎて卒倒しちゃいそうだな。



(まだまだ続きます。ごめんなさい)

先頭 表紙

2002-09-12 新潟旅行 二日目 その6 【鬼が来た!】 その2

あたしがブチきれたのは、小隊長が花屋のとこに【降臨】なさるという、あの緊張のシーン。
いっつもここだけは誰も物音を立てることがない(あたしが「ひー」とか言ってるかもしれない、気がつかないうちに)。
ある意味、安心して小隊長を堪能できるのだ。

斜め後ろのじじいが、この沈黙を破った。
【この人が来るんだろ?このあと】

…そーなんですけどね、確かに。
でもさ、そういうことは口に出さないで欲しいんですけど。

それをきいたじーちゃんたちが「ああ、この人か」「観たことあるか?」と会話を始めてしまった。

花屋小三郎がユイアルに「おれはおまえを触ってやるからな」と毒づいたように、心の中で毒づく。
あたしが世界征服を成し遂げたら、老人福祉法なんて撤廃してやる。
おまえらにはぜーったい住めないような世界にしてやるから、待ってろ。
まぁ、そうなるまで生きていられないことを望んでたほうがいいかもな


…ごめんなさい、老人に対する思いやりがないってのはわかってます。心が狭いです。
でも、うるさかったんですものー!!!!!!

耐える耐える、とにかく耐える。
昔の任侠映画で、観客に【まだだ、ケンさん、耐えるんだ!!】と声をかけられていた高倉健のような状態になって
ひたすら耐えるあたし。
誰だよ、あたしのこと短気だなんて言ったの。こんな頑張ってるぢゃねーか!!…なんか異常に悔しくなってくるあたし。

来週仙台でまた観れるんだから、我慢するんだ。
爪が掌に食い込む痛さも感じずに耐え、ようやく誰もが確実に黙る、宴会の●●シーンがやってきた。

【一人も逃がすなー!!】と小隊長が叫ぶ。
野々村さんがシャオリクチーを●り●てる。

…この場面に及んでまで喋り倒したら、悪いが殴る。相手がじーさんだろうと乳幼児だろうと殴る。
さすがにねー。

どうやらみんな黙ったようだ。そんだけのパワーがある作品だからね、実際。

アリさんがはじきとばされ、エンディングのクリムゾンレッドの画面に。

…ぐったり
この映画を観ると虚脱状態になるのはいつものことだけど、今回は更にじじいとの闘いがあったからなー。

これから小隊長にお目にかかるってのに、いいのかこんな疲れてて。

…あれ?みんな帰っちゃうの?いいの?小隊長観ないで帰るの???

先頭 表紙

たぶん、そのじーちゃんたちの映画の楽しみ方ってのが、valkilさんの楽しみ方(わたしのも一緒……だと思う)と違うんでしょう。ちなみに過去、隣に座った知らないガキ&同行した友人と通常音声でギャグ飛ばしながら見て楽しんだのが「ストリートファイター・(アニメの方)」でした。あーれは面白かった。 / みなみ ( 2002-09-13 11:41 )

2002-09-12 新潟旅行 二日目 その5 【鬼が来た!】

14時20分開場、中に入る。
…なんで謙也さまのトーク(しかも一時間も!)があるってのに、みんな後ろの方から座ってくんだろう。

ってなわけで、難なく最前列げっと。
(スクリーンが奥まっているので、最前列で映画を観ても、なんの苦労もないってのはいいよな、ここ)

…なんか年齢層高いな、客の。
隣はじーちゃんが孫とおぼしき小僧と二人で来ているし、後ろもじーちゃんだし、通路挟んで斜め後ろもじーちゃんだ。

…じーちゃんたち、宴会の●●シーンが始まったら倒れるんぢゃないだろーかねー
まぁ、知らない他人が倒れようと死のうとあたしの知ったこっちゃないけどさ(こらこらこらこら)

スクリーンに【鬼が来た!! Devils On The Doorstep】の画面が。

「おにがきた かぁ」
…隣のじじい、いきなりつぶやく。それも通常音声。

野々村隊長の号令、そして軍艦マーチが流れる。
「白黒なんだねえ」
…だからじーちゃん、映画始まってるんだってばー

キャストの名前が出て来るたびに、じーちゃんたちは音読する。もちろん通常音声で。
「なんて読むんだろうねー。「がぶん」かな」

(監督・主演の姜文。正解はチアン・ウェンです)

隣から、斜め後ろから、後ろから、じーちゃんの【副音声解説】がサラウンドでやってくる。
通常…いや、耳が遠いのか、通常よりでかい音声で。

ガキんちょ&馬鹿な小娘だけぢゃなかったのか、映画鑑賞の敵は!!
そーか、じーちゃんってのは見落としてたなー。
だいたい、じーちゃんと映画館ででくわすって、あんまないもんな。
(余談ですが、あたしがじーちゃんばーちゃんとでくわすのは、なぜかホラー作品が多かったりする。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」とか、「バイオハザード」の試写会とか。
招待券かなんかもらって、騙されてきちゃったんだろーなー。大概途中でギブアップしてるけどね、彼ら)

後ろのじーちゃんは戦争経験者らしい。
「俺が戦争に行ってたときもなー」とか思い出話を始めている。
…外でやってくんないかなー、頼むから。

連れも戦争経験者のようだ
「俺はどこそこにいたんだ、あんたは?」…だから、外でやってよ。

斜め後ろのじーちゃんたちは字幕を音読してる。
…誰かに教えてあげてるの?ボランティアかなんかで?

千円やるから、どっか行け!!!!


「鬼が来た!」を観るのも9回目になるが、長岡まで遠征した今回が、いっちばん環境悪かったです。

じーちゃんたちはボケちゃったから、映画の最中に喋ってはいけないってことを忘れたのか。
それともじーちゃんたちの若い頃は映画なんてなかったから、そういうルールを知らないとか(をいをい)
隣のじーちゃんは孫に諌められて(キミには絶対将来幸福が訪れるよ。あたしはそう思う)黙ったけど、真後ろ&斜め後ろは延々…

おーまいがー!!!!!


(つづきます)

先頭 表紙


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