2002-06-10 エロババアぢゃないー!!
2002-06-10 減量の最終目標
2002-06-07 もいっちょ馬鹿親分
2002-06-07 馬鹿親分
2002-06-07 英国人への憧れ
2002-06-07 いくら器用さをつかさどる守護聖だからって…
2002-06-07 馬鹿…
2002-06-06 やれやれ
2002-06-06 よくわかんない
2002-06-06 自分が哀しいかも

サッカーを観に、昨夜義弟がうちにやってきた。

さてさて、親分が最近購入したワイドテレビ＠データ放送観れるやつ。
泡も立たないくらいギンギンに冷やしたビールと、枝豆。

あたしは部屋の仕切りの襖を閉めて、自分の部屋でDVD鑑賞をしていた。
届いたばっかの香港映画「からー・おぶ・ぺいん　野狼」。
（感想は「映画」のほうにアップしました…感想っていっていいのかどうか）

ひゃぁぁぁぁ
うわぁぁぁぁ
うっきゃぁぁぁぁ

【義姉さん、こっちで一緒に観ればいいぢゃん】
…違うの、サッカーぢゃないの。
澤田謙也さまを観て壊れかけてるだけなの。


窓の外から歓声が聞こえて来た。
「うおー!!」
（得点したらしいですね、こんときに）

あたしの部屋からも声がした
あーもー!!ひゃぁぁぁ

【だから義姉さん、一緒に…あ、ごめん】
うん、そうなの、タイミングがあっちゃっただけなのね。

ちょうどそのとき、あたしの部屋のTVには、腰にタオル一枚巻いただけのあんちゃんが４人
ちょっとスローかかった状態で歩いていた。

あたしはその澤田謙也さまの魅惑の肉体に、
文字どおりヨダレたらしそうな状態で見蕩れてただけなの。
（いやー、生唾飲みこんぢゃいました、まぢで）


試合が終わったあと、親分に電話がかかってきた。
前回同様、「お祝いで一杯飲みに行こう」っていう、近所に住む友人からの誘い。
（よくまぁ日曜の晩に飲みに行く気になるもんだ。男性の体力には感心ざんす）

どうやら電話の向こうで、「嫁さんも連れておいでよ」って言われたらしい。
「Tさんから誘われたけど、行く？」
いやいや、あたしはパスしておきます。酒飲まないし、風呂も入っちゃったし。

「うちの奥さん、今、エロビデオ観てるから駄目ですってー」
…おい!!

いえね、確かにさ、画面にうつってたのは、またしてもさっきと同じ【腰タオル一枚のあんちゃんたち】だけどさ。
でもこれ、エロビぢゃないんだよー。念のために言っておくけどビデオぢゃなくてDVDだって。
Tさんに誤解うけたくないからちゃんと言ってよね!!

「あ、エロビデオぢゃなくて、エロDVDでしたー」
…だから【エロ】ぢゃないっての!!

今朝、Tさんに会った。
【すっかり、サッカーほったらかしてオトコの裸観て騒いでたってことになってるよ】

おーまいがー!!

嘘ぢゃないですけどさ、確かに。
ええ、見事に６つに割れた腹筋、110cmの胸板、そしてたくましい【じょーわんにとーきん】にのぼせあがり
自我が崩壊し、まるで日向におかれたアイスのようにでろでろになってましたわ。

けどなー。

「嫉妬」って感情を持たない冷血人間で（あるってばさー。多少はね、多分）、
36にもなって部屋にポスターがべたべた貼ってある（しかも世間によく知られてない人の）【どミーハー】で
国民的一大イベントの最中にオトコの裸みて興奮してる。

…ああ、あたしってどんどんとんでもないやつにされていくわぁ。しくしく。

自分だって「朝まで裏ビデオ大会」の主催者ぢゃねーかー。
なんであたしだけ言われるんだよー。
いやいやいやいや、あたしはエロDVDを観てたわけではなーい!!

ってなわけで、親分を個人的にご存知のかた、この話を聞いたら真相は【香港映画】ってことですからねー。

先頭 表紙

今朝の時点で開始時より8.6kgの減量。
でもまぁ、朝一番の体重は『嘘』だから、7kgくらいってとこにしておこう。

いまのところ目標にしてる体重まで、あと６kg。
だからグラフ描いて、その体重に赤線引いて今までやってきた。

けど、昨夜の親分の一言で「こりゃまだ駄目だ」って思った。

うちの親分はおこちゃまだしお馬鹿だし嘘ばっかつくし性格悪いけど、時々核心を突く発言をする。

元の体型知ってる人に『痩せたね』って言われるんぢゃなくて
初対面の人に『痩せてるね』って思われるくらいにならないと【成功】ぢゃないっしょー

…そーなんだよね。
元の体型を知ってる人は「ずいぶん痩せたね、もういいんぢゃないの？」って言ってくれる。
それはもとの体型をアタマにおいてるから、それを基準にしちゃってるからなんだよな。
初対面の人には「肥えてる」って思われてしまうことに変わりはない。

このお言葉は、かなりきつい。
でも、あたしはこう言われると腹がたって「やっちゃるわい!!」って気になる。
（怒りが殆どの行動の原動力になるってのは、あんましよくないことなんだけど）

初対面の人に「痩せてる」って思っていただくとなると…
うわ、目標体重から更に8kgくらい落さないといかんぢゃねーか!!
（いわゆるモデルサイズの「標準体重」ってので計算してみました）

そっかー、あと15kgかぁ。
うわー、きっついなー。

でもまぁ、ここまで頑張ったんだから、やってみよーっと。
地道にじわじわやってって、40前には親分に「よくできました」と言わせてやるんだい。

今朝、肥える前に購入し、今ではファスナーはギリギリあがるけど、ボタンが留らなかったスカートが余裕で入った。
自分で鏡を見ても、体型の変化は全然わかんないけど、やっぱあたし、痩せてきてるんだなー。
体重は落ちてるから、表面に出てないってこたーないんだろうけど、でも実感してないもんで。

おーっしゃ、頑張るざんすよ。
どうも最近「減量」が趣味ってーかライフワークになりつつあるなぁ。

きっついけど、親分に「やりゃーあたしだってできるんだからね」ってとこ見せてやるために頑張るざんすよ。
あとは、あたしを肥えてるってことで馬鹿にしたやつ全部の鼻をあかしてやるんだい。

…だから、怒りを原動力にするなって。反省。

先頭 表紙

親分は床屋さんに行くと、地膚が大変なことになる。
あたしと同じくらい、親分は皮膚が弱い。
先日髪を切った親分は、また地膚に吹き出物みたいなのがいっぱいできていた。

親分は、ハゲてもいないし危なくもないけど、頭皮マッサージが好き。
じぶんで、ではなく、あくまでも嫁にやらせるってのが問題なんだけど。

さてさて、あたしの数多い悪癖の中に「にきびつぶし」がある。
これはママからの遺伝のようで、あたしの肌が汚いのは、学生時代にママにつぶされまくったからに違いない。
ちょっと膿んでると「ぷっちゅー」って潰して中身を出したくてしょーがない。

通常は絶対にやらせない親分も、頭皮だけはどういうだけだか「お願いします」。
というわけで、心置きなく潰させていただいてます。

「うわー、すっごいなー。なんか白いのでろでろって出てきたよー」
などと喜びながら潰し＆オロナイン塗りをしていたあたし。

ふと気がつくと、親分が惚けた顔をしている。
？？？

人の乳をつかんで、「こえはなんれすかー」

？？？

「けいこさんにのーみそしぼりだされちゃったんれ、ばかになりまひたー」
…おい！！

なんでのーみそが出て来るんだよ、地膚から。
「あたま絞ったら、出て来るものはのーみそにきまってるじゃないれすかー」


あのね、キミのアタマに頭蓋骨は入っていないのかい？
のーみそをガードしてくれてるものはないのか？？

「ぼくは一昨日宇宙人にさらわれて手術されたから、脳の中にずがいこつがあるという
呪われたカラダにされてしまったんらー」


…あーそーですか、はいはい。

「本当は、頭皮ものーみそのなかにあるっていう、ハカイダーみたいなからだにされるとこらったんらー」
…それはたいへんでしたねー

「だから頭皮をまっさーじするときは、気をつけてくれたまえ」
…そんなこと言われたら、気持ち悪くてできませんよ、あたしには。
ぶにゅぶにゅしてるものは苦手なんだから。

「ところでけーこさん、これはなんれすかー」
いい加減、あたしの乳をたぷたぷすんのはやめーい！！

「のーみそが半分でちゃったから、なにいってるのかわかりまへーん」
…………。

「ついでにその宇宙人に攫ってもらったらよかったのに」
【なに言ってるの、チミは？
宇宙人に攫われるだなんて、わけわかんないこといってー。大丈夫？】

…またやられました。
散々ボケられて、いざツッコミかますと、一人だけ置いていかれて冷たい目線を食らうぞ攻撃。

のってしまったあたしが悪いってのは、よーくわかってます。
わかっててつっこんだあたしに、学習能力がないってだけのことです。

だけどね、やっぱりこの先、一緒に生活していくのがすっごく疲れそうで不安になっちゃうあたしなのでした。

しくしく…

先頭 表紙

親分は眼精疲労がたまっている。
偏頭痛まで起こしてくると、「マッサージしてくれー」とあたしに泣き付く。

結婚前にした馬鹿な約束のおかげで、奴の「もんでくれ」要望があったら、いつでも応じなければいけないあたし。

眉の中心部と、そこからまっすぐ下におりた目の下の部分。
そこをゆっくりもむ…

【めりっ！！】


…ぎゃ！！

骨が柔らかくて薄そうな部分を指圧してるときに、そういう声出すのは頼むからやめて。

「ひゃひゃひゃひゃ、ビビってるしー」

…異常にムカつくが、親分の権力は我家では絶対である。
【試写会行っちゃ駄目】とか命令出されてはたまらん。
ってなわけでマッサージ続行。

【めりめりっ！！】


…だからやめてってばー！！まぢでびびるからー！！

あたしはきっと、宝くじ3億が当たるまで、一生こうやっておちょくられて暮らすんでしょうか。
きっとそうだな…しくしく

先頭 表紙

あたしの思い込みに「イギリス人は金持ち」っていうのがある。
小学校時代から中学にかけて、結婚するならイギリス人って真面目に思ってた。

すっかりそんなの忘れて、純日本人（本人はロシアとマサイのハーフって言ってるけど）の親分と結婚した。

最近になって、またその「英国人は金持ち」っていう思い込みが戻って来た。

原因は「アガサ・クリスティ」

たとえば…
夫婦二人、まだ２０歳そこそこの新婚。
住む家を探してるっす。

「二人とも、大きい家など望んではいなかった。
どこかこぢんまりした住みよい小さな家がよかった」

…６つの寝室、しかもそれぞれにバスルームがついてて、
広い居間にキッチン、台所、子供部屋に大きい庭がついた家のどこが「こぢんまり」してるんですか？？？
しかも住込みの家政婦さんまでいるんだもん。なにが「小さな家」だってんだ。

クリスティの小説には、こういう、自称「小さな家（コテージ）」が結構出てきます。

これはきっと、あたしがウサギ小屋に住む日本人だからなんでしょうが、
もしこれがイギリスの「標準」なら、間違いなく英国人はお金持ちだと思いませんか？？？

不労所得で暮らしてる人も多いし…やっぱ結婚相手はイギリス人にすべきだったかなー（爆）。

クリスティのおかげで、やってみたいことってのがかなりある。
オリエント急行に乗ること、ナイル川を下ること、バートラム・ホテル（実在しないんで、同様のでいい）に泊まること、
キュー・ガーデンを散歩すること、マダム・タッソーの蝋人形館に行くこと。

…あー、イギリス行きたい。で、その帰りにエジプト旅行して帰ってくる。
三億円当たったら、全部出来るな、きっと。

でも三億では、イギリス人のレベルにはとてもぢゃないけど叶わないかもしれないなぁ…。

先頭 表紙

今回アンジェリークがわかんない人にはなんも意味のない話です。ごめんなさい。

昨日も「FE　封印の剣」で、お気に入りの傷男・傭兵ディークが闘技場の露と消えた。
（クリティカル値がないやつが必殺出すのはやめてほしいと思います。詐欺です）

そこにいきつくまでに、既にそのマップでは２時間を費やしていた。

このゲームは、登場人物が死んだら「復活の呪文」なんてものはない。
死んだらそれっきりという、かなりシビアなゲーム。
あの独特のエンディングのために、誰も死なせずに最後まで持って行きたいってのがFEを愛する人たちの信念。

かくして、リセット。
総てが崩れ落ちる「がらがら」って音が本当に聞こえます。それ以前の「ぴしっ」とヒビが入る音までね。

…買ったっきり封を開けてもいないアドバンスのアンジェリークをやろう。
こういう気分のときは、美形をいっぱい見ればきっと…

ってなわけで、アンジェ開封。
…そーか、一番最初のやつは公園の泉で「所在」がわからんかったんだっけかー。
うわー。ロザリアがどこ行ったかわかんねーのは困るんですけどー。

育成する星（あたしは土地の名前はいっつも「ケイロニア」です。わかる人にしかわかんない名前ですが）に
守護聖さんたちのパワーを送ってあげるんだけど…その光景がちょっとね。
さすがにアドバンスではアニメーションはない。２頭身でやってくれるんですけど。

ジュリアス、クラヴィス、リュミエールは問題なし。
オスカーは自分が燃えながら動き回る…あちちち。
ルヴァさまは本が開いてアルファベットが降りそそぎ、マルセルは葉っぱ、ランディは紅葉（だよな）、
オリヴィエはハートが降りしきる。

残る一人が問題です。
器用さをつかさどる、鋼の守護聖ゼフェル。
よっくんがこよなく愛していて、あたしは生理的に受け付けないクソガキ。

この人ったらねー、ケイロニアにトンカチの雨を降らせるんですよー。

そんなことして、うちの星の住民が怪我したらどーすんだよー。
家だって壊れちゃうぢゃねーかー!!

まぁ、この人が降らせるもので想像できるのはトンカチ以外だと
スパナ、ドライバー、はんだごてってとこですか。

ケイロニアの住民の安全のために、全然育成頼んでいないんだけど、
うお座B型と相性のいい「ルヴァさん」と仲良しなもんで、なんもせんでも親密度があがっていき、
一回も育成頼んでないのに、好意でトンカチの雨を降らせてくれるようになってしまったっす。

只今、ロザリアの育てる星を、「妨害」なしでハゲちょろけにするために
彼女と仲のいいオリヴィエさまとジュリアスさまを強奪してる真っ最中。
ぼーっこぼこ空き地が増えてくのって快感なんですわねー。

そんなアンジェの作戦も知らず、ゼフェルくんはひたすらトンカチを降らせるのでありました。
あんたはロザリアんとこに一軒も家建ってないんだから、あっちからパワー引き上げたって意味ないでしょ、まったく。

なんてこと言ってる間に、知らないうちにマルセルがぼこぼこケイロニアに家を建て始めた。

どうやらうちのアンジェは、ガキに人気のキャラのようです。
おーまいがー!!
…原因はルヴァさまか、もしかして???!!!

先頭 表紙

福岡の某所に送るために「バトロワ特別篇」をダビっていた。

久々に騒ぐ『マツザワン』の血。
嗚呼、松沢蓮くんったらなんて可愛いんでしょー。

このすらりと長い足といい、綺麗な顎のラインといい、ちょっと性格悪そうな顔といい、たまらんわー。
あー、もー、すっかりおばさんだわー。
「おいしそー」とか思ってしまっちゃったりしてるしー。でもかわいいー。

なんて完全に壊れているあたし。

ゲームが開始し、光の戦士、プリーシア・ディキアン・ミズホがジュンヤ熱愛のざこば師匠の娘に「ずっと友達だよ」と言われて
「わかってる」と教室を出ていった。

『男子二番　飯島敬太くん』

…きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪

支給されたバッグを頭上にかかげ、クラスメイトに挨拶して出ていくレンちゃん。
ああ、もう、なんてかっこいいんだろう。なんて可愛いんだろう。


「かっこいー!!…あー、今のとこもっかい観たい!!」
巻戻し!!

あ…ダビング中だったんだっけ…

またやっちゃったよー。ああ、もう、なんて馬鹿なの、あたしは!!
半分泣きながら、また最初から録画開始。


好きな女にやらせろと迫り、自分でボウガン発射しといて、「だいじょうぶ？」と言う新井田、
…おいしすぎる、こいつってやっぱりー!!

あー、もっかい観よう、巻戻し!!

だから…ダビング中だったんだってば…

また最初から録画開始


『好きだったんだ、琴弾、ずっと、ずっと前から…』
嗚呼、杉村くーん!!
マツザワンだけど、スギムラーなあたしは涙腺大爆発。

あ、もーだめ、もっかい…巻戻し!!

…ダビング中だったんだってば…しかもここまでやってきて…

また最初から。

飯島出発クリア、
ナタ男「ごめん、だいじょぶ、だいじょぶ」クリア、
山本太郎登場クリア（、
たろちゃん再登場「鍋の蓋と双眼鏡か…」クリア、
杉村くんが三村軍団と出会う場面クリア、
新井田vs千草クリア、「神様、もう一言だけいいですか？」クリア、
「好きだったんだ、琴弾」クリア、
「あたしただ、奪う側にまわろうと思っただけよ」クリア。

「飯島！いいじまー!!」「生きて帰ろう、みんな一緒に」
…れ、れ、れんちゃーん!!!!
れんちゃんが死んでしまった。あ、ここはどうしてももう一回…

あ…リモコンないや。

いいかげんにしなさい、まったく…。
学習能力のない人だねー

いつのまにやらあたしの部屋のベッドにねっ転がって鑑賞していた親分。
なにげにみてたら「あ、これは面白いかも」ってなって鑑賞開始したらしい。

「いいとこで二度も中断されてさー。かんべんしてよー」
…そっか、前田亜季がすきなんだよね、キミってば。

「そういうことにしか手を使わないなら、僕の腰をもみなさい」
…結局そうなっちゃうわけですね…はいはい

2時間ちょいの作品をダビるのに、所用時間は４時間半ちょい。
なにやってんだろーな、あたしってば。

「ダビ開始したら、リモコンを手の届かないとこに置いておきなさい」

はい、そーです。親分が正しいです。
今晩は「メメント」をダビる予定。さて、この助言を守れるでしょーか。

先頭 表紙

やーっとおわった、HPの引越し。
いやー、これで三回目ですわー。
今度こそ放浪生活が最後になることを、心の底から祈ってます。

まぢで疲れたです。
いやいやいやいや、愚痴ってはいかん。
無事に終わったことを喜ばないと。

でもつかれたー…って、前言撤回はや過ぎるぞ、自分。

先頭 表紙

昨日、駅前にオリジン弁当が出来たので寄ってみた。

開店したばかりなので、物珍しさか、かなり混んでいる。

まぁいいか、急ぐわけでもないし。

なにやってんだ、てめーは!!
…なにごと？

列の先頭に並んでいるカップル、年齢推定…男は20そこそこ、女は10代の終わりかな。
両名とも髪の根もとが黒くなっているが、見事な金髪。
親の遺言だったとしてもお近付きにはなりたくないタイプ。

ぐずぐずすんな、早くしろ!!
ばしっ!!

うっわー、アタマはたいてるし。

どうやら消費税で端数が出たんで、女の方が「細かいのあります」っていったんだけど
その小銭を財布から出すのにモタモタしてたから、男が切れたらしい。

しかし、そんなの、アタマ叩くほどのことぢゃねーだろー。

そのカップルは弁当を頼んだようで、レジ脇の椅子に座ってできるのを待っていた。

「ねー、怒らないでー」
おねーちゃん、男のひざにのっかって首に手を回す状態。


暑いからひっつくんじゃねーよ、このエロ女!!
ばしっ!!

だから、叩くなよ、しかも今回ビンタだし。

「いたいー。ごめんなさいー」
おねーちゃん、涙流しながらも、オトコにひっつく。


…なんなんだ、いったい。
叩かれてもいいってくらい愛してるってやつ？
こんなダンディ坂野の失敗作みたいな男をか？？

しまいに待ってるのに飽きたのか、「俺、先に帰ってるから、おまえ弁当貰ってもってこい」ってあんちゃんは行ってしまった。
それも外に止めてあった車に乗って。

…うわー。

おねーちゃんはその後、弁当を受け取って、泣きながら店を出ていった。
次の瞬間、『なんだあれ』という声が店内のあちこちから起こった。
あたしだってレジのバイトのねーちゃんと顔を合わせて苦笑しちゃったですわ。

すっげーものを見せていただきました。
うちの親分もいい加減傲慢で横暴でワガママだけど、さすがにここまではしないぞ。

帰って親分に話してみた。
『きっとねー、男の実家が大金持なんだよー』

…やっぱそういう解釈しかないよな。

『でなきゃ、その男はHがすっごくうまくて、離れられないとか』
…だからって、ぶたれてもアリなの？

『それはそのおねーちゃんが、そういうのも幸せだって思ってるからぢゃないの？』
…うーん…

『チミが僕にボコボコに殴られても、それでも愛してたら本当の愛ってやつ？』
やなこった。

『でも僕は女性を殴る趣味はないから、腰を揉んでくれたらアリにしましょう』
…結局そうなっちゃうわけね。理屈は通ってないけど、あなたの言葉は法律ですから…ふぅ。

親分の腰を揉まされながら、あたしは思った。

あのおねーちゃん、帰りついたらついたで、弁当が冷めてるとかって叩かれてないといいけど。
もっと恐いのは、小銭を財布から出すのが遅いくらいで叩かれてるんだから、
もしもっとでっかいミスしたりしたときに、どんな目に合ってるんだろう…うわー。

いつかそれがエスカレートして惨事になってしまい、
「あ、あの時の子だ」って思ってやーな気分にならないために、
なるべく早く頑張って、あの二人の顔を記憶から消すことにしよう。

「普通はなんか行動起こしたりとか考えるんぢゃねーの？」って親分は言う。

あたしは普通ぢゃなくてもいいの。徹底した事勿れ主義の卑怯者だから。
『若い人たちの行動ってわかんないなぁ…』なんてババアな感慨に浸った、そんな一幕でございました。

先頭 表紙

昨日、「マジェスティック」の試写会に行きました。
（感想は映画のほうに書きましたので、興味があるかたはそちらをどうぞ）

で、途中で「どーん!!」って物凄い音がした。
九段会館が揺れた。

ちょうど映画の中ではでっかい銅像を役所の地下から運び出そうとしてるとこで
「おー、九段会館も音響が良くなったもんだなー」

なんてあたしは単純に感動していた。

しばらくして、またしても「どーん!!」
今度は絶対そんな音がするはずのない場面。

「やっべー。どーしよー」
普通なら雷とか想像するんだろうけど、あたしは「常に最悪の事態を考える」という人間。

「もしかして爆弾でも落っこちて、外に出たら焼け野原ぢゃねーのかなー。
んー…でもそうなったらなったでどーしよーもないんだから、いいかー」

…とりあえず、外の大惨事より、目の前で上映されてる「マジェスティック」でしょう。
もしこれが人生最後の映画になるんだったらなおさらじっくり観ておかないと。

映画が終わって（最後の一瞬で涙腺堤防大決壊!!）、廊下に出た。

あ、大丈夫だ、どうやら爆撃されたわけではないらしい。
一服して「あ、雨降ってる…そっか、雷だったんだー」

あたしは雷が大嫌い。嫌いってーか、恐い。
よかったー、映画のおかげで『効果音』だって思えて。
もし「雷」って認識してたら、ビビって映画どこぢゃなくなってたな。

さてさて、人生最後になるかもしれない映画を観ながら思っていたこと
『人生最後の食事がカロリーメイト3本ぢゃやだなー』

減量生活3ヶ月目、やっぱし考えるのは食い物のこと…ちょっと自分が情けないっす。

先頭 表紙