後悔も反省も1ピコグラムとてする気はないが、自身の非生産的な生活ぶりには情けなくって涙が出らあ(はっちゃくの父ちゃん風)ってときもある。
土曜日は、目が覚めたら午後1時過ぎ。「たかじん胸いっぱい」も始まっていて、力也先生が園児たちになつかれているトコだった。
ああ寝過ごした。予定が狂った。まあええ、明日早起きしよう。確かに、自分にそう誓ったのに…
日曜日。目が覚めたら、児玉清サンが「アタックチャアアアンス!」って拳を突き出してた。もうすぐ2時やんけ。拷問のごとき灼熱ルームで、何スヤスヤ寝とんねん、俺!
「ゴースト・オブ・マーズ」を観にいく予定やったけど、先送り。平日のほうがすいてるし、ええやろ。と、また心で言い訳をする。
その後、買い物のために駅前のスーパーへ。
すると店内で最近のマイブーム、ジャンゴ・フェットのペッツ発見。ガキの群れを掻き分けて、買い物カゴに入れた。
酒もタバコもやらないけれど、菓子なら和洋中、茜丸、村雨、冬篭り、百均のヨウカンまで、俺は何でも食う。一応ヤセ型やけど、隠れ肥満には自信があるぜ。
けれど定番過ぎるのか、ペッツは食べた記憶がない。
家に帰って、悪戦苦闘した。どうやってペッツを、ジャンゴのボディに格納すればいいのか?
カートリッジ式だろうと思っていたのに、1コ1コ詰めるのか? しかし、なかなか入らない。詰めずにそのまま食ったほうが早いのはわかってるけど、こっちにも男の意地がある。
そうこうしていると、突然、ジャンゴの首が伸びた!
そうか、謎はすべて解けた。首を伸ばして、詰めたらええんか。俺はその時、15R戦い抜いたロッキーになっていた。
いま俺、宇宙で一番孤独な奴? とも思いかけたが、寸前で思いとどまったのでセーフ。
さて、初のペッツだが…。見た目は小型のカルミンっぽい。味はオレンジ味と書いてあるけど、まあ、アレやね。うん。
ともあれ、こうして日曜日の俺の魂は救われたことにする。もう涙も出んわい。さようなら。 |