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戯れ戯れ日記

ざれざれなるままに日暮らし‥‥。

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2002-12-23 ロマンチックが必要だ
2002-12-22 こいがしたいねー。
2002-12-21 デジレル
2002-12-20 睡眠異常
2002-12-19 燐光群
2002-12-18 今日も書いてます
2002-12-16 一応台本執筆ということで
2002-12-15 3980円のファンヒーター
2002-12-14 かんから館は危機? その2
2002-12-12 なぜ脚本を書くのか


2002-12-23 ロマンチックが必要だ

昨日は、恋がしたい、恋をしてドキドキしたい、とぬかしておったが、恋をするとそんなにドキドキするものなのか、とハタと思った。
自慢じゃないが、今を去ること数年前、テレビドラマになりそうなややこしい恋愛をしておった。その時、毎日がドキドキしていたか?‥‥答えはNOである。けっこう淡々と毎日を過ごしていたような気がする。別に嫌いだった訳じゃない。でも、電話をする時も、週末に会う時も、ドキドキとかキューンとかといった感情とは遠かった。これは、ひょっとして「ほれられた」という経緯によるのかもしれぬ。だから、愚かにもけっこう強気だったのかもしれない。しかし、悲しいかな、「ほれて」成就した恋は一つもないのだから、よくわからない。恋愛は、いつも「ほれられる」時ばっかりなのだ。
確かに、「ほれた」時=片思いの時は、ドキドキしたし、キューンとなったような気がする。おまけに男のくせに嫉妬深かったから、心の安まる時がなかったこともあった。あまりに心が安まらないので、精神安定剤を飲んだことさえある。
そういえば、少し話は変わるが、今の病気も、元をただせば、捨てられたショックによるダメージが出発点だった。ただ、こうなると、ドキドキ、キューンどころの甘っちいものではなく、文字通り、心臓がバクバクして、胸が締め付けられて、頭が悶々として、とても創作活動の糧になるようなものではない。
そういう点から考えると、ロマンチックが必要なのだ。適度にドキドキして、ちょっぴりハイになれるような恋が必要だ。
しかし、困ったことに、先述のように、自分からほれて実った恋はない。とすると、その長年のジンクスを打ち破るか、はたまた、誰か、物好きな人にほれてもらうしかないのである。
うーん、これも難問だ。

全く別件だが、うちのテレビでBS−hiが映ることがわかった。ケーブルテレビって、けっこうええかげんやねぇ。これで年末番組も録画できるっと。

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敬語を使うのはきっと私が冷たいんです。突き放して話してるんですね、たぶん。 / 川村武郎 ( 2002-12-28 00:43 )
またセンサクしすぎちゃったみたいでゴメンナサイ。元カノさんまで病気になっちゃったなんて、なんかかわいそうです。でも、ちょっと思ったのですケド、別れたっていっても自分の元カノさんに敬語ってなんか変なカンジがしますよ。 / みそ ( 2002-12-27 18:27 )
正確に言いますと、1人は結婚願望を持っていらっしゃったのですが、私にその気がなかったので、私を見限って去って行かれました。もう一人は、彼女も精神的にウツっぽくなって、だんだんとつき合いがなくなってしまったのでした。 / 川村武郎 ( 2002-12-26 16:43 )
2人ともネット嫌いなのですか?珍しいですね。ところで、どうして「何となく縁遠くなった」のに「捨てられた」って思ったのですか?まさか2人とも同時にいなくなっちゃったとか?実は「ふたまた」がばれてて、元カノさん2人が相談して計画的にさよならした、とかだったらドラマでもありそうですね。 / みそ ( 2002-12-26 13:11 )
うーん、そこは微妙ですね。インターネットが嫌いだから、たぶん見てないと思うんですが‥‥。 / 川村武郎 ( 2002-12-26 00:55 )
元カノさんが「確実に見に来る」のですか?そういえば前にも、別れてからも会う機会があって、とか書いてありましたね。そんなに近くにいるってコトは、この日記を読んでたっておかしくないですね。それってむちゃくちゃヤバイのではないですか?なんか、この日記もドラマってカンジがしてきましたよ! / みそ ( 2002-12-25 17:21 )
そうなんですよ。ほんとにドラマでもやらないくらいの面白い(?)題材なんですが、確実に見に来るだろうから、芝居にはできないですよ。 / 川村武郎 ( 2002-12-25 11:10 )
コンニチワ。その「ドラマになりそうな恋愛」を題材にして台本を書いちゃうとかはダメなのですか?でも、また合うのが確実ってコトは、元カノさんも劇団のヒトとか学校の先生とか生徒さんとかだったりするのかな?もしそうだったらヤバイですね。 / みそ ( 2002-12-25 11:00 )
本当ですか?でも、古い人間だからバーチャルな世界で恋愛なんかできそうもないなぁ。ハリネズミさんのネット恋愛って、どんな感じだったんですか? / 川村武郎 ( 2002-12-24 22:19 )
なんか噂では、この『ひまじん日記』から恋が始まったカップルもいるそうですよ。 / ハリネズミ@私もネット恋愛だった ( 2002-12-24 21:58 )

2002-12-22 こいがしたいねー。

デジレルは、とりあえずよく効いた。ぐっすり眠れた。ただ、眠れすぎた。全然起きられなかった。だめじゃないか、これ!

ということで、このごろ、この日記には、睡眠の話と、台本の話しか書いていないような気がする。気がするじゃなくて、そうでしょう?

うーん、話題が極端に貧困だ。ということは、生活が極端に貧困だ、ということでもある。そーだよなー、まず、1日の半分も寝てるしなー。後は、台本が書けなくて焦ってるばっかりだしなー。テレビも見ないしなー。本も読まないしなー。音楽も聴かないしなー。もちろんビデオなんか借りたりしないしなー。活動らしい活動といえば、医者への通院と、タバコを買いに行くのと、劇団の練習だけだよなー。なんて不毛で不健康な生活。(劇団の練習は不毛じゃないですよ)

そもそも、こんな不活発で知的好奇心にも刺激にも欠ける生活をしていて、台本を書く、などというクリエイティブな活動をしていいんだろうか? できるんだろうか? これは、けっこう重要な問題である。

やっぱりさ、恋とかしてさ、いろんなことに感動してさ、時々涙を流したり、怒ったり、笑ったり、ドキドキしたりしなきゃいかんのじゃないのだろうかね?
どうもいかんね。精神的植物人間だよね、これでは。

かつどーしよーかなー? そしたら本書けるかなー? でも、やることもないしなー。さむいしなー。恋でもしたら、いちばんてっとりばやいんだろなー。だれか、こんなおじさんとつきあってくれるひといないかなー。でも、こんなむきりょくふかつどうにんげんとつきあうものずきいないよねー。だったら、はんせーする。おもいっきりはんせーする。かっこいいおじさんになるから、だれかつきあってー。

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いやだー!疑似恋愛なんかいやだー!ほんまもんの恋がしたいよー! / 川村武郎 ( 2002-12-23 22:43 )
テレビ見よし、本読みよし、音楽聴きよし、たまには映画も見てみよし、ほんで疑似恋愛で我慢するのだ。しようと思ってできる恋など何も与えはしないよ。っていうかそんな恋に与えられたモノがろくなものであって欲しくないな。 / GAN ( 2002-12-23 22:09 )
お久しぶりです。どうもドライブというのができないんですよ、なぜだか。ウツの時だったら活動できないのも分かるけど、今はそうではないんですけどねぇ。 / 川村武郎 ( 2002-12-23 10:53 )
私的には、しばらく篭ってると反動で活動し始めて(他県やドライブとか)また疲れ果てて活動停止になってます。現在、活動停止中です。 / ハリネズミ ( 2002-12-23 01:53 )

2002-12-21 デジレル

どうせ起きられないのなら、と半ばやけくそになって、目覚ましをかけずに寝られるだけ寝てみた。
起床は12時前。前夜は1時過ぎ就寝だから、約11時間の睡眠だ。
おまけに、起きてから気分はブルー。鬱病が再発したのかいな?
外は雨がシトシト降っている。嫌な感じの1日の始まりだ。
とにかくメシを食って、薬を飲んで、それから医者に出かけた。
ほんとは、今日は、医者とじっくり面談して、睡眠のこと、最近の心理状態、上司のプレッシャーなどを話したかったのだが、あいにく、医者が出張する日だったので、短時間の話だけで終わってしまった。
そこで医者が処方したのが、デジレルという薬だ。鬱病患者の皆さんにはおなじみの薬で、私も以前服用していた。
すわ、鬱病再発か、と思い、家に帰ってから、デジレルについてインターネットで調べてみた。すると、この薬は、たしかに抗ウツ剤なのだが、睡眠障害にも使うらしい。抗コリン作用も少ないようなので、まずは一安心。とりあえずは、睡眠障害用の薬として処方されたようだ。
医者も、この処方にはそれほど自信があるわけではないようで、来週に、薬の効き方を知らせてくれ、と言っていた。だが、私としては、とにかく、一刻も早く、この異常睡眠を治したいのだ。
ということで、祈る気分でデジレルを飲んだ。頼むから、うまく効いてくれ。

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2002-12-20 睡眠異常

どうしてこんなに眠いのか?
この日記でも何度も書いたことだが、睡眠が異常だ。
最近の症状は、とにかく、何時に寝ても、はっきりとした夢を見て、7時頃に目が覚める。目が覚めるのだが、とてつもなく眠くて、もう一度寝てしまう。それから、約1時間ごとに目を覚まし、また寝る、の連続である。
とにかく、しっかり眠れていないのは確かなようだ。
だから、起きてからも、何となく眠たい。ボーッとしている。
そして、形式的には毎日10時間以上寝ているにもかかわらず、午後11時を過ぎると非常に眠たくなる。
これはやはり、きちんと体に合う睡眠薬を飲んだ方がいいみたいだ。
明日、医者に行くので相談してみよう。
とにかく、まともな時間に起きて、まともな生活をしたい!!
これが、目下の最大の願望である。
なんとも情けない願望だが、仕方ない。
シャレでなく、夢なのだ。

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2002-12-19 燐光群

嫌なことはついつい先延ばしにしてしまうけれど、とうとう19日になってしまったので、職場に行って上司に会わなくてはならなくなってしまった。書類を届けるだけなので、彼が忙しかったら、書類だけ出して帰ろう、と期待していたのだが、あいにくお暇だった。そして、例によって、復職がいかに大変なことかを、いつもの口調で、いつもとほぼ同じ内容で、そしていつもとほぼ同じ長さで、くどくどとお説教下さったのであった。きっと悪い人ではないのだろう。ただ、とにかく話がくどい。彼の話を聞いていると、それだけで鬱病に戻ってしまいそうだ。冗談ではなく、家に帰ってからも、1時間以上気分が落ち込んだままの状態であった。彼は、私を励まそうとしているのだろうか? それとも病気にしようとしているのであろうか?

夕方から、大井君と近鉄小劇場に燐光群の芝居を見に行った。演目は「阿部定と睦夫」。行く途中、まだ、憂さが残っていたので、憂さ晴らしに年末ジャンボ宝くじを40枚買った。これで3億円当たってくれたら、晴れて、かの上司に辞表を突きつけられるのになぁ。気分がいいだろうなぁ。
芝居は、いつもの燐光群という感じで、場面転換が凝っていたのと、照明がきれいだったことが印象に残った。台本は、やや無理をしている感じで、ストーリー的にはもう一つすっきりしない点が残った。役者の演技はいつもの通りで、演出でまとめている感じだった。
帰りの電車は、11時台というのに、仕事帰りのサラリーマンが一杯だった。こんな毎日だったら、私なら1年と続かないだろうな、と思った。
今日はとにかくたくさんお金を使った。行き帰りのタクシー代に2500円。宝くじに12000円。チケットに7000円。夕食に7000円。ちょっと無駄遣いをセーブしなくては。

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2002-12-18 今日も書いてます

ここ数日、ずっと台本執筆に追われている感じだ。
本人としては、とにかくひたすら書いているor考えている、という感じなのだが、客観的に見ると、無駄に寝ていたり、ボーッとしていたりする時間も結構あるようで、思うようにはかどってはいない。
でも、何度も言うようだが、本を書くのって、ホントに時間がかかるんだよー!!
と、声を大きくして叫びたい。
決して怠けてはいないのである。それが証拠に、ここ数日、ニュースの他には、まともにテレビを見ていない。音楽も聴いていない。マンガも読んでいない。ネットサーフィンもしていない。極めてストイックな日々なのだ。
役者の皆さん、テレビ見てるでしょ? 音楽聴いてるでしょ? ああ、くそ、うらやましい!!
書いても書いても終わりが見えてこない。こんな、永遠に締め切りに追われているようなプレッシャー続きの生活なんて、もういやだぁ!!!

と言っても、誰も助けてくれないんだよね。コツコツと書いて、完成するしかないんだよね。
それはわかってる。わかってるよ。ちょっとグチってみたかっただけだよ。

だから、せめて、書き上がった日には、胴上げぐらいしてよね。

先頭 表紙

いやいや、グチですよ、グチ。でもねー、ほんまに孤独な作業なんですわ。それでも書けてる時はまだいいんだけど、行き詰まると布団にもぐって泣きたくなります。それで、時間ばかりが、ものすごく早く過ぎて行くんです。 / 川村武郎 ( 2002-12-19 12:28 )
別に怠けてるなんて思ってませんよおお〜。役者としてどんどん追いつめられていくのに、それを自分で解決できない、手助けのしようがないから色んな形で応援してるんです。役者だって、役者だってつらいんだいっ!見りゃいいじゃん!聴きゃいいじゃん!その方が書けたりしないの? / GAN ( 2002-12-19 01:21 )

2002-12-16 一応台本執筆ということで

これってゆーことが何もない1日。
8時に奇跡的に起きたけど、そして服も着たけど、そのまま布団にもぐって昼になる、という、相も変わらぬていたらく。
明日は練習だから、いよいよ台本を書かねばならない、とパソコンをいじりながら構想を練る。
4時前に、ガソリンスタンドから電話がかかってきて、タイヤが入荷したらしい。早速駆けつけると、やっぱり1万円強取られた。痛い出費。
帰ってから、ひたすら台本執筆、といきたかったが、風呂に入れだの、ステーキを焼けだの、くだらぬ注文に振り回される。
それでも何とか、台本執筆。例によって、なかなか進まない。もう10ページは書いたつもりなのに、わずか4ページ。少なくとも10ページは書いていかないと殺されるよなあ。これから夜なべして書くか、気合いで早起きして書くか、悩ましいところである。‥‥と言いつつも、もう寝酒を飲んでるしなあ。

全然別件だが、3980円のファンヒーターは元気である。昨日、今日と暖かかったので、足元が暑いくらいだ。でも、せっかく買ったのだから、つけっぱなしにしてある。明日から、また気温が下がるようなので、いよいよ本格的にがんばってもらいたい。

先頭 表紙

了解しました。今日持っていきます。 / 川村武郎 ( 2002-12-17 15:05 )
執筆ご苦労様でございます。例の物を26日の練習迄に持ってきてくださいね! / emini ( 2002-12-17 12:16 )

2002-12-15 3980円のファンヒーター

久しぶりに暖かい1日だった。
それでも昨日の決意通り、電気ファンヒーターを買いに出かけた。まず、電気量販店に行った。お目当ての大きさのものは7000円ぐらいだった。これを買おうかとも思ったが、他の店にも行ってみようと思い、今度は、ホームセンターに行った。すると、ほぼ同じ大きさのものが3980円である。違いはメーカー。量販店のものは、シャープ。ホームセンターのものは、シー・シー・ピーとかいう聞いたことのないメーカーだった。私は、もちろん迷わず、シー・シー・ピーを選んだ。ブランドだけで倍近くも値段が違うんだねぇ。
シー・シー・ピーのファンヒーターは、さすがに箱がボロい。裏のフィルターのカバーの取っ手がすぐに取れた。つけてみると、モーター音がけっこううるさい。‥‥とまあ、さすがは安物という感じなのだが、温風はちゃんと出る。まあ、温風さえ出れば、それでいいのだ。あんまり贅沢は言うまい。なにせ3980円なのだから。

ファンヒーターを買うついでに、長年愛用のひげそりの充電池を交換に持って行った。すると、修理扱いで2週間ぐらいかかるという。修理代も5000円ぐらいかかるという。場合によっては、廃棄してもよかったのだが、このひげそりは、以前つき合っていた女性からクリスマスプレゼントにもらった思い出の品なのだ。それで仕方がないのであずけてきた。家に帰ってから、代用品のひげそりを買ってきていないことに気づいた。とりあえず2000円以下の安物を買おうと、出かけるのに、バイクにしようか、車にしようか迷った。けっこう暖かかったのでバイクでも行けたのだが、ふと、車にしようと思ってしまった。これが運の尽き。狭い路地でバックをミスってしまい、タイヤがパンクしてしまったのだ。つくづくバックがへたくそだと思う。結局タイヤ交換することになり、1万円以上かかりそうだ。安物のひげそりのつもりが、とんだ高い買い物になってしまった。

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また会うことは確実にあるのですが、復活というのは期待していません。(向こうから復活して下さったら大歓迎ですが‥‥) / 川村武郎 ( 2002-12-21 00:49 )
「自然消滅」ってコトですね!なんか大人っぽくていいかも。みその場合、別れるときは大げんかして「もう顔も見たくない!」ってなっちゃいます。だから実は「思い出と一緒に捨てちゃう」というより「勢いで捨てちゃう」ってカンジなのです。「自然消滅」だったら、また復活とかあるかもしれませんね。 / みそ ( 2002-12-18 10:26 )
お久しぶりです。いや、その彼女というのが、はっきりと別れたわけでなくて、何となく縁遠くなってしまった人なのですよ。だから、未練があるわけじゃないですが、ポイと捨てるわけにもいかなくて。 / 川村武郎 ( 2002-12-16 16:47 )
コンニチワ。昔の「彼女」さんからのプレゼントを大切に使ってるなんて、ロマンチストなのですね!みそだったら思い出と一緒に捨てちゃうかも。 / みそ ( 2002-12-16 16:19 )
やっぱり中国製とかは格安ですね。この頃は、性能もそんなに悪くないようだし、お買い得です。 / 川村武郎 ( 2002-12-16 14:36 )
奇遇ですが、私も15日に「3980円のCDラジカセ」を買ってしまいました。やはり違いはメーカーのようで(笑) / とほほ ( 2002-12-16 14:13 )

2002-12-14 かんから館は危機? その2

今日は久しぶりに晴天。すがすがしい1日の始まり、と言いたいところだが、今日も今日とて、寝坊。何と12時に起きてしまった。いったいこの体はどうなっているのだろう?いや、この脳みそは? どんなにがんばっても、どうしてもダメなのだ。しかし、1日の約半分を寝ているなんて、もったいないし、異常としか思えない。つまるところ、病気か薬か‥‥。睡眠薬もやめた。抗不安剤、精神安定剤も夜は飲まないようにしているのに。医者も良い解決策を与えてくれないし‥‥。まあ、他人から見れば「ゆっくり寝られて結構なご身分ですな」というところなのだろうが、当の本人にしてみれば、事態は相当に深刻なのである。これでは、社会復帰など望むべくもない。

東京の印刷会社から芝居のチラシとチケットが届いた。火曜日に入稿して、土曜日到着とはかなり早い。仕上がりもきれいで納得である。ただ、請求書が入っていないのが、ちょっと気になる。単なる入れ忘れなのか? 後でメールで連絡が来るのか? はたまたタダなのか?

3時過ぎに、サチコ嬢とファミレスで会食。彼女は、劇団の現状に相当不満があるらしい。集合時間のこと、練習態度のこと、等々。そういえば、他の団員からも、同じような不満を漏れ聞いたことがある。一度、しっかりミーティングをして、体勢を立て直しておかないと、あちこちで不満がたまって、空中分解しかねないのではないか。ガス抜きは早いほうがいい。せっかく、みんな、貴重な時間やお金をやりくりして芝居をやっているのだから、納得の行く形で気持ちよくやりたいものだ。

上記とは全く関係ないのだが、このごろの寒さに、エアコンが全く対応できていない。特に、今、パソコンを打っている机の下、すなわち足元が冷え冷えである。脚本の執筆が思うように進まないのも、この寒さの影響がないとは言えない。明日、電気屋に行って、小型の電気ファンヒーターを買ってこよう!よし、絶対買うぞ!  

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2002-12-12 なぜ脚本を書くのか

この3日間は非常に疲れた。心理的なプレッシャーがきつかった。3日連続の劇団の練習である。毎日、着実に脚本を一定量書かねばならない。
創作ということをした経験のある人ならお分かりだろうが、ノルマを課せられても、そうそうアイデアというものは浮かんでくるものではないのである。劇団の連中は、「1日中ヒマなくせに、これだけしか書いてないのか」と、おそらく思っていることだろう。だが、そうではないのだ。朝、目を覚ました瞬間から、夜、眠りにつく時まで、ずーっと考えているのである。頭の中は、常に「書かなくっちゃ。書かなくっちゃ。」と「何を書こう。何を書こう。」のエコーが響いている。正直、心の安まる時はないのである。そして、さらに問題なのはテンションである。いくら時間があっても、テンションが上がり、その気にならないと書き始められない。無理やり書いて書けないでもないが、そんな文章は、ろくなものでないから、必ず後でボツになる。だから、タバコを吸ったり、コーヒーを飲んだり、ミカンを食ったり、時にはテレビを見たりして、「その気」がやって来るのを待っている。そして、ようやくやって来た「その気」をつかまえて、書き始めるのであるが、そのスピードたるや、カメより遅い。前に戻って読み直しながら書いたり、口でブツブツつぶやきながら書いたり、今書いた文章を消して書き直したり、行き詰まるとベッドにころがってタバコをふかしてアイデアを練り直しながら書くものだから、この日記を書くスピードの1/10以下である。であるから、「よし、かなり書いたぞ」と思って、読み直してみると、わずか1、2分のセリフに過ぎなかったりすることことがしばしばである。
書くことは、かくも苦しい。だから、本の出来上がりをただ待っているだけの役者が、ねたましいまでにうらやましい。いや、役者でなくとも、既成の本を演出するだけの立場になれたらどんなにいいことか、と心の底から思う。
それなのに、なぜ脚本を書くのか。正直言ってよくわからない。ただ、舞台の本番で、自分の書いたセリフに、客が反応し、笑い、泣くのを見た時の、あの味が忘れられないのである。あの瞬間、少なくとも、「この小屋の世界は、俺が支配している」という快感に酔いしれてしまうのである。それは、おそらく大きな誤解なのだろうけれども。でも、あの麻薬中毒にも似た快感が、この愚かな苦しみの源泉であるのは間違いない。
そして、今日も七転八倒し、役者達にののしられ、血の涙を流しながら脚本を書くのである。

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はい、必死こいてがんばらせていただきますです。 / 川村武郎 ( 2002-12-14 13:10 )
お客様は神様、演出家は閻魔様、脚本家は創造主だとさちは思っておりますよ。がんばですたい! / さちぞう ( 2002-12-14 00:47 )

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