2002-10-14 打ち上げ
2002-10-12 大人になれない大人たち
2002-10-11 外道なんてバンド知らないだろうね
2002-10-10 久しぶりに舞谷に会った
2002-10-09 岩間はよくしゃべる
2002-10-07 徹夜
2002-10-06 ノートブック公演終了
2002-10-05 本番２日目
2002-10-04 女優は演出家の女？
2002-10-03 睡眠薬はいいものです

最低の３連休だった。なにもしない。どこにも出ない。なにも見ない、読まない。‥‥ないないづくしの、超非生産的な３日間であった。我ながら、自堕落ぶりに自己嫌悪してしまう。

３日目の夜。ようやく外に出た。ノートブックの打ち上げである。
久しぶりに外に出たり、人としゃべったりすると、なんだか感覚的にぎこちない。妙な気分である。
一次会は居酒屋。エビとトリの猛攻を受けて、ほとんど何も食べられなかった。
二次会はボーリング。久しぶりにやったせい（？）で散々な成績だった。
ここで一旦お開き。
その後、何人かで飲み直しに行く。ここで、エビ・トリ攻撃が祟って、急に腹が減る。無理を言って、食事を作ってもらい、ようやく落ち着く。
店を出たのは午前３時。その後、阪急の始発を待つために、ファミレスでコーヒーを飲む。
先日徹夜した時は、５時にはもう明るくなりかけていたのだが、今日は５時半を回っても暗い。やはり、秋は、季節の移りが早い。そういえば、ついこの前までクーラーをかけていたが、もう２ヶ月も経てば年末だ。月並みな感想だが、時の経つのは早いものだ。
河原町までタクシーを走らせ、６時発の急行で帰る。

「時の経つのは早いものだ」などと、人ごとのように言ってはいられない。もういい加減に脚本のプランを練らないことには、あっという間に年末だ。断片的で漠然としたアイデアはないではないが、漠然としすぎていて使い物にならない。そろそろ、人の意見ばかりを聞くのはやめて、本腰を入れて考えなければなるまい。

先頭 表紙

この頃時間の感覚が、確実におかしくなっている。
ハタチを超えると時間が経つのが早い、と言われているし、自分でもそう思うが、ここ最近の時間のスピードは尋常ではない。
たとえば、音楽なんかが顕著な例だ。若い世代とカラオケなんか行くと、もう、何が新しくて、何が古いのか、わけがわからなくなる。
８０年代というと、比較的最近のことのように思うのだが、数えてみると、もう２０年も昔の話である。２０年というと、赤ん坊が大学生になる歳月である。だから「その曲知らん」と言われるのはまだいいが、「そんな時、まだ生まれてへん」と言われると、愕然とせざるを得ないのだ。彼等はキャンディーズの解散はおろか、あのジョン・レノンの死すら、生まれる前の出来事なのである。そんなやつが大学生になんかなっていていいのか！　と思わず老人の繰り言みたいなことを思ってしまう。
かと思うと、テレビ番組や音楽は、６０〜７０年代のカバー作品のオンパレードである。まだあどけなさの残る高校生なんかが、グループサウンズの歌を口ずさんでいたりする。アニメなんかは、いつの時代もおんなじキャラクターの使い回しである。大げさに言うと、なんだか「時空がゆがんでる」みたいな感じで、実に居心地が悪い。オレたちのことを「過去の遺物」として葬り去るなら、きちんと葬り去ってくれ、と言いたい気分である。
この変な時代の責任は、たぶん我々の世代にある。高度経済成長のまっただ中で、初代テレビっ子として育ってきた（そういえば「現代っ子」とも呼ばれたっけ）我々は、たぶん「いつまでも大人になれない大人」なのだ。そういう連中が、トシだけとって、社会の中核となり、マスコミのプロデューサーやらディレクターやらに収まっているもんだから、このような現象が起きているのである。そして、自分の懐古趣味や感傷を公私混同してばらまいているから、古いものが新しかったり、新しいものが古かったりして、わけがわからない状態になっているのである。
その結果もたらされたものは何か？　それは、今の若い世代の陳腐化だと思う。はっきり言って、「今時の若いもん」はセンスが悪い。真に新しいものを創り出していくクリエイティビィティに欠けていると思う。普通このくらいの年齢になると「後生畏るべし」とか「若い奴らにはかなわない」とか、そういった脅威を感じるものだそうだが、幸か不幸か、未だそんな感覚にとらわれたことは一度もない。
そして、そうさせているのも、たぶん我々の世代なのだ。ひょっとしたら「まだまだ若いもんには負けん」どころか、いつまでも文化の主導権を握り続けようとする超傲慢な世代なのではあるまいか？

先頭 表紙

このごろ、昔懐かしいレコードのＣＤ化されたものを、インターネットでちょこちょこと買っている。
きっかけは先日のうちの公演だ。客入れや劇中曲に昔のフォークソングを使おうと思ってレンタルＣＤ屋に行ったのだが、果たせるかな、置いていない。そこで、仕方ないのでタワーレコードのホームページで探して購入したのだ。それと、フォーククルセダーズの「イムジン河」が発売になったこと。
それ以来、昔の曲をちょっと聴きたくなったのだが、困ったことにＬＰはあるのだが、肝心のレコードプレーヤーがない。そこで、プレーヤーを買おうかとも思ったが、よく考えると、ステレオなど置くスペースが私の部屋には全くない。‥‥というわけで、インターネットで調べてみると、懐かしい名盤が結構ＣＤになっていることを発見した。
一番感動したのは、「外道」（ゲドーと読む）のレコードがＣＤになっていたこと。このバンドは、活動当時から「知る人ぞ知る」幻のバンド的な存在だったので、まさかＣＤになっているとは思わなかったのである。熱狂的なファンだった私は、もちろんＬＰは全部持っているが、その音を聴くのは２０余年ぶりであった。で、聴いた。やっぱり外道はかっこいいね。自分も一観客として参加していた拾得（知ってる？）のライブ版には、当時の思い出が重なって泣きそうになった。
それから、加藤和彦のＣＤを何枚か買った。フォーククルセダーズとサディスティックミカバンドの間のソロ時代のやつ。これもＬＰは持っているのだが‥‥。そういえば、フォークルの再結成ＣＤが出るとか言ってたっけ。再結成には余り興味はわかないが、一応買うことにしようかな。

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今日は、なぜか惰眠の一日だった。よく寝ているはずなのになぁ‥‥？やっぱし、薬のせいかしらん。よくわからん。外はいい天気で、散歩ぐらいしたらいいのに。

夕方に舞谷から電話があった。メシを食いに行こうと言う。彼と会うのは、確か躁状態になって直後だから４月末以来だ。
河原町に出て、焼き肉を食べる。あまりうまくない。やっぱり安物の肉はダメである。まあ、「おおた」の肉なんかを食べて、舌が贅沢になってしまっていることもあるのだろうが‥‥。
ピッコロ演劇学校の話などを聞く。東京へオーディションを受けに行こうかとも言う。彼も２９（早いものだ）、ラストチャンスとしてチャレンジしてみるのもいいかもしれない。でも、仮に文学座などに入団できたとしても、それだけでは食えないのがこの業界の切ないところだ。でも、一度の人生だから、挑戦するのは良いことである。がんばってもらいたい。
途中から、岩間を呼び出して、３人で飲みに行く。岩間に会うのは何日連続だろう？少なくとも１０月１日のノートブックの劇研入りの日からは毎日顔を合わせている。
この３人のメンバーになると、やはり話題は洛北関係の話である。この洛北話も、もう１０日連続だ。よく話題が尽きないものである。
家に帰ったら２時を回っていた。今日も今日とて宵っ張り。というより、最近、夜にしか活動していない気がする。まるで夜行性動物だ。

ところで、今日は１０月１０日。本当なら「体育の日」だ。連休作りもいいけど、やっぱりちょっと変な感じがする。季節感がなくなる、とまでは言わないけれど。

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昨日、今日と眠り続けたせいで、朝の５時に目が覚めた。早起きすると１日が長い。パソコンをいじったりしていたが、８時頃にはもうヒマになって、岩間に目覚ましコールの電話をする。そして、夜遊ぶ約束をとりつける。しかし、夜までは長い‥‥。

夜、はるばる岩間邸まで出かけて行って、大井の極寒獣の練習を一緒に見に行く。今日は、ずいぶん冷え込んでいたが、相変わらず、彼等は橋の下の薄暗い公園で練習をしていた。ご苦労なことである。
ここで、大井と合流して、ファミレスに行く。先日のノートブックの公演の話や、うちの次回公演の話。果ては、洛北高校演劇部の歴史の話なぞを脈絡なくだべる。
おしゃべりでは人後に落ちない私だが、ここでの主役は岩間嬢。とにかく彼女はよくしゃべる。私と大井はもっぱら聞き役に回って、彼女のぐちやら、お話やらを聞かせてもらった。ノートブック公演中、「岩間改造計画」というのが試みられたが、このおしゃべりも、改善目標の一つに入れるべきかもしれない。
うだうだと話すうちに１時を回ってしまった。また、宵っ張りの生活が続いてしまった。明日の朝は無理にでも早く起きて、生活のリズムを正常にしよう。（できるかな？）

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なぜか二日連続の徹夜。
あほやねぇ。
寝よう。

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本日の昼公演をもってノートブックの「レクイエム」の公演のの全日程が終了した。さすがに千秋楽は観客が多く、入れきるのに苦労していたようだ。
公演の後はバラシ。順調に進んだが、少々不愉快なこともあった。立ち会いの劇研スタッフの態度が、ぞんざいで命令調だったのは気に入らない。まあ、それ以外は、全員（自分を除く）てきぱきと働き、早くに片づいた。
バラシの後は、西大路の「さと」でお食事会。三々五々集まって、アンケート読みなどをしていた。
お食事会の後は、恒例の飲み会。本当にここの連中は飲むのが好きだ。今日も今日とて、車の私は酒が飲めず（スクリュードライバー一杯だけ飲んだが）、パイナップルジュースとオレンジジュースで参加した。楽日ということもあって、今日は際限なく飲み続け、店の閉店まで飲んだ。外に出たら、もう明るくなっていた。その後、眠気ざましにファミレスでコーヒー。さすがに大半がうつらうつらしたり、目をこすったりしていた。結局、７時半に解散。かんから組を車に乗せて西へ走った。途中はもちろんタクシー状態。寝ているお客さん（チャンと大井）を家に送り届けた。

この５日間の収穫。睡眠時間が、短くなったこと。１０時間以上寝なければ起きられなかったのが、今回の連夜の飲み会のおかげ（？）で、６時間かそれ以下でも起きられるようになった。

さて、お手伝いは終わった。今度はいよいようちの番だ。本腰を入れて脚本のプランを考えねばならない。

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今日も今日とて寝坊をしてしまった。しかし、今日のは寝坊と言うより、どうやら目覚ましのかけ忘れであったようだ。とにかく、急いで出かけた。
今日は公演が２回。少し中だるみ気味の気分であった。とにかく、２回のビデオ撮りを無難にこなして無事終了。
公演後、飲みに出かけた。（私は、車だから飲めないが‥‥。それにしても、よく飲む劇団だ）
２軒目の店で、いろいろあって（プライバシーにかかわるので中身は書かない）、結局２時まで飲むハメになった。明日も寝坊確定の気配だ。明日は、公演は１回だけだが、公演後にバラシがある。睡眠不足できつい１日になりそうだ。

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今日は朝からやってしまった。ついに寝坊してしまったのだ。起きたら、９時５０分。えらいこっちゃ！　岩間に詫びの電話を入れ、急いで車を走らせた。寝坊のおかげ（？）で、ラッシュに巻き込まれず、久しぶりに混んでいない道を快走できた。
今日は本番の初日。役者たちは、どことなくピリピリしていて、ああ本番なんだなあ、と実感した。部外者で公演に参加するというのは、こういう点でも不思議な感じを味わうものだ。
公演は、お客さんもたくさん入り、まずは成功と言っていいのではなかろうか。大きな失敗もなかったし‥‥。ビデオも完璧とは言わないまでも、まずまず無難にこなした。
公演が終わってから、５〜６人で喫茶店（？）でだへった。初めは、今日の公演についてとか、とりとめない恋愛話とかしていたが、そのうち、だんだん演劇論になってゆき、（演劇論というのは本当は好きではないのだが）いつのまにか、演出家かくあるべし、と声高にしゃべっているのは他ならぬ私であった。その中で、「演出家は、自分の劇団の女優は全部自分の女だというぐらいの気概を持たねばならない」という過激な発言も飛び出した。暴言とも言われるかもしれないが、撤回するつもりはない。女優にほれられるぐらいの魅力を持たなくて、演出なんかできっこない。だが、それは、暴君、独裁者になれ、ということではない。ほれられるだけの力量と知性とセンスを持たねばならないということだ。ということは、演出家たるもの、日々研鑽に励まねばならないのだ。魅力のない演出家は捨てられる。それは当然だろう。
私も演出家の端くれとして、女優たちにほれられる存在であれるよう、がんばらなければならない。自戒の思いを込めて言いたい。女優は演出家の女だ！

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今日も早起き。昨日の眠たさに懲りて、試しに医者からもらっている（いつもは飲んでいない）睡眠薬を飲んで寝た。効果はてきめん。昨日と睡眠時間は変わらないのに、ぐっすり眠れたせいか、眠気がほとんどない。やはり薬はありがたいものです。
今日は、照明のチェックと道具のチェックと転換の打ち合わせが主で、ほとんど出番がなかった。あと、夜にゲネプロ。
ゲネが終わった後、場所を移動してダメ出しと最終確認。これが、１２時半までかかって、明日にこたえそう。それでも、役者の大半は、その後に飲みに出かけたようで、タフと言うべきか、無謀と言うべきか。
とにかく、明日から本番。やっと本業のビデオ撮りが始まる。寝ないようにがんばることにしよう。
既に１時半を回っている。明日の為に、もう寝よう。（もちろん睡眠薬を飲んで）

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