先日、MITの助教授の方がこっちにきて講演をしてくれた。日本文化人類学が専門のお若い先生。
なんとその人は日本のアニメについてとうとうと語ってくださったので、とてもシンパシーを(勝手に)感じた私は講演後図々しく名刺まで頂いて、今は楽しくアニメ文化の人類学についてメール交換をしている。彼はあっちの夏休みが終わるまで、日本に滞在してウェブ上での日本のオタク文化についてフィールドワークをするらしい。
やはり、その現地に行かないと、何がはやりで、ドレくらい認知されているかを肌で感じることはできない。例えば、「2ちゃんねる」がどのような層によって構成されて、ここから派生する色々な「祭り」といわれる文化は認識することはできない。私達が当たり前のように接する文化という認識を、他の文化圏の人は容易に見過ごすか誤認をする。
日本では、「2ちゃんねる」的な人々はオタク層のもはや必要十分条件になっているといっても過言ではないかもしれない。そんな人々が、あの巨大な匿名掲示板を使っていまや日本全体にインパクトを与えているという事実(電車男とかノマネコとか)をMITの先生は知らなかったというらしい。
彼が2ちゃんねるに関わる研究をするかどうかは分からないが、アメリカにいたままであったらやはり日本についての文化人類学は難しいと思う。
文化人類学は、一度そのような研究会にいたことがあるが、自分の研究分野に関わる特定人物や特定団体を近くから観察し続けることで特定分野に関するなんらかの方程式を導く研究手法をとる。ミクロを徹底的に分析することでマクロに還元するやり方だ。アメリカからじゃやっぱりそういうことはできない。
ってかどのような学問でも、外国についての研究をするならその外国に足を運んで研究するしかないのだろう。またもや先日、研究会のゲストレクチャーで、ジェラルド・カーティス先生という超有名な日本政治学者にお会いしたんだけれども、彼は一年のうち半分は日本にいて、実際日本の政治家から色々な話を聞くらしい。
・・・というかその先生は私が夏から一年間留学する大学の先生で、学部生にも「日本外交史」みたいな講義を行っているらしい。ぺろっと「受講するかもしれません・・・」とか言ってみたけれども、本当に受講するかも・・・。超ためになったレクチャーだったしなあ〜
やはり外国のことについて研究するのは、色々手間隙かかるもんなんだな・・・。 |