私は小学生の時にハムスターを飼っていた。あのつぶらな瞳ともこもこで手のひらサイズのハムスター・・・。とても愛らしい。とてもかわいい。とても好きだった。
ところで、先週あたりから私の部屋にネズミが出始めた。なぜだ!と思えばこの古い建物に特徴的な「トムとジェリー」にでてくるようなかべの隅っこの小さな穴・・・。
夜中にがさがさいってうるさい。色んなウイルスとか持ってそうで怖い。服が食いちぎられそうでいやだ。コンセントのケーブルかじられそうでむかつく。
そこで、対抗策にでてみた。ネズミが穴の中に帰って寝静まっているであろう昼間に、その穴をふさいでみた。これで、ネズミはでなくなるはずだ
と思ったらカサカサカサカサ物音聞こえるし!
高速で移動する小さな黒い物体を目撃してしまったし!
これはどうすればいいのだろうか。また穴を開けるべきなのか?しかしそこからまたどわあああとネズミが出始めたりしないだろうか。ネズミ算とか言うくらいだし、穴の中には数十匹のネズミが潜んでいそうではげしく恐ろしい。
どうすればいいのだ・・・・
と悩んでるソバからアーモンドの袋食いちぎってるネズミを発見したし!
一瞬、目が合った。
害動物と忌み嫌われるネズミ、そのネズミが、小学校のころ飼っていたかわいいハムスターと同じつぶらな瞳を持っていた・・・。
・・・。穴がふさがれて、帰るところもなくして、私の部屋に閉じ込められて、唯一の部屋にあった食料であったアーモンドさえ捨てられて、この子は、餓死するだけの運命なんだろうか。一週間後とかに、机の裏側とかでひからびた姿で再会してしまうことになるのだろうか。
・・・。そんなのはいやだ。だがしかし私は一刻も早くこいつに部屋から出てもらいたい。ずっと部屋にいたら、情がうつってしまいそうだ。食料とか隅っこにおいてしまいそうだ。でも害のある動物には変わりはないんだ・・・。
なんだこの気持ちは。私はどうしたらいいんだ。
ネコ的な性格を持つ私をネコ科扱いする彼氏は、
「さすがネコ!ネズミにひきよせられるんだよ!」
とか笑っていたが、事態はそうそう簡単ではないんだ。(絶妙にくだらない) |