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「短歌日記」

いしざきともこのページENTER

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2007-09-18 散文
2007-09-18 裁ち鋏
2007-09-16 手紙
2007-09-16 悲しいんです。
2007-09-13 自由人。
2007-09-12 古い毛布。
2007-09-11
2007-09-10 孤独ってカンジ
2007-09-09 短歌と俳句
2007-09-07 ネコジャラシ。


2007-09-18 散文

散文になると、ついつい書きすぎてしまうのは悪い癖のひとつ。
文章と自分との距離感を、忘れそうになる。散文は怖い。
だってどこまでも書こうと思えば書いてしまえるんだから。
羞恥心の強い露出趣味ってまったく性質が悪いですよねぇ。
散文をだらだら書き散らさないための、短歌でもあるのに。

現実と夢の間に、短歌を置いていたい。
わたしの物語がだれかの物語に共鳴するようなものが創れるように、
日々精進しましょう。


「ほんとうのことなんてたったひとりのひとが
知っていたならそれでいいだろうと思う。」

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>etさん etさん、どうもありがとう。etさんを見つけたときすごく嬉しかったです。「ああ、etさんがいる」その一言につきました。かなしくなったりさみしくなったりしたら、ちょっと途方にくれながら短歌を作りましょうか・・・わたしもそうします^^ / いしざきともこ ( 2007-09-18 23:50 )
こんにちは、ともこさん。書き込みありがとうございます。すっごく嬉しかったです。ほんとうのことはひとりのひとが知っていればいいのだとわたしも思います。時々それを忘れて、かなしくなったりさびしくなったりしちゃいますけど。ともこさんの新しい歌を読めてうれしいです。 / et ( 2007-09-18 23:36 )
そうですね、たくさんの本人と、たくさんのストーリーが存在してゆくんですよね。わたしもスカート最近全然はかないんですけどね、細いプリーツのスカートが好きでした^^ / 石崎友子 ( 2007-09-18 21:42 )
プリーツのスカートって、持っていないです。試着しても、きれいなラインになったことないんですよね・・・。本人が一人いたとしても、その人を見る人数分だけの「本人」が存在してしまうと思うんです。「ほんとうのこと」を説明しても、その説明を聞く人の人数分のストーリーが存在してしまうかも。自分にとっての真実は自分だけしか知らないんだろうな、と思います。 / 菜種 ( 2007-09-18 05:46 )

2007-09-18 裁ち鋏

ここしばらく、捨てるということにこころを奪われています。
少しは潔癖症になった方がいい。や、少しじゃなく。限りなく。



■捨てるたびうまれてしまう「ラ」の音にクローゼットは浅く波打つ 
■Tシャツにまっすぐあてる裁ち鋏いまがいちばん大切なとき
■さわったり撫でたりわりとぬくぬくと育ててきたわ孵らないゆめ

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>まるとさん 俳句はやっぱりよくわからないままだけど、俳句を見てると学ぶことも多いです。感情を抑える・隠す、っていうのはなかなか加減が難しいですよね。 / いしざきともこ ( 2007-09-19 18:32 )
「ラ」の音の歌は俳句っぽい感じ。ラ=A=音叉…波。感情を抑えた(隠した)短歌もいいなぁと思う。  / まると ( 2007-09-19 03:47 )

2007-09-16 手紙

■手紙ばかり書く大晦日しんしんと心の中にあなたが積もる/いしざきともこ


手紙ってのは、凶器でもあるんでしょうか。
自分の心をたたんで糊付けをして封をして差し出してしまうなんて
なんて無防備なことなんだろう。おそろしいことです。

短歌の中ではフィクションもノンフィクションもごちゃまぜにして再構築される。
だけど手紙の中には
その時の真実のそのままの言葉が、今も生きているんだろうと思う。
・・・捨てられてなければ。


そいえば、今更ですが東野圭吾の「手紙」おもしろかったです。
映画は観ていないのですが。



■荘厳な儀式のように封をする左まがりの手紙の文字よ

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>まるとさん わたしも書いては捨てて書いては捨ててって、してましたよ。もうラブレターなんて、書く機会がないのですが。返信の封を切る前の気持ちって、すっごくドキドキしますよね。 / 石崎友子 ( 2007-09-17 12:50 )
>菜種さん 人の書く文字に興味があります。角張ってたり、大きかったり、まるかったり、文字ってけっこう性格をあらわしているのではないか?と思います。わたしも人から手紙をもらう機会はなく年賀状くらいになってしまいました。 / 石崎友子 ( 2007-09-17 12:48 )
学生の頃ラブレターを書いては反故にして。ついに投函してしまうと後悔して。返信の封を切る前にコーヒーなぞ淹れたりして。 / まると。 ( 2007-09-17 02:05 )
昔、夏休みにしばらく海外に滞在する男性がエアメールをくれました。その人の少し神経質そうな文字に、どきどきしたことを覚えています。メールとは違う趣がありますよね。もらう機会はほんとうに少なくなりました。 / 菜種 ( 2007-09-16 21:01 )

2007-09-16 悲しいんです。

本音を言ってしまえば、たいてい、いつも悲しいんです。

でもそれを事細かく誰かに言ったところでどうなる?って思うんです。

そういうもやもやした気持ちを昇華するために
自分には言葉が必要です。

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わたしもそうだなぁ。そういう性質なんだなって、はんぶん諦めてます(笑 / 石崎友子 ( 2007-09-17 12:46 )
私は、基本的にすごくネガティブです。なので、ちょっとしたことで不安になったり悲しくなったりします。日常、不安や悲しみでいっぱいの時間が長いんですよね。それってきっと損なんだろうなぁ、と思いながらも。 / 菜種 ( 2007-09-16 21:05 )

2007-09-13 自由人。

わたしはどちらかというと自由気ままな性質で
放浪癖でもあるのか?というくらい、心も体も
アチコチヘ行ってしまう傾向にあったし、
生活態度もそんな感じではあったんですが、
実際には自由を謳歌したことなんてないと思います。

好きにしたら?なんて言われたら、
どこまででも好きにしてしまえる自分もいれば、
どうしたらいいかわからず身動きの取れなくなりそうな自分がいます。

だからというわけでもないけれど、
短歌には定型のルール・若干の縛りがあるので、それが心地良いです。
非定型の自由詩にはない感覚だから、好きなのかもしれません。



■手放せば身軽になると思ってた誰も知らない凧の行き先
■鍋の火を止めればとうに煮崩れてほんとのことが今日も言えない

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そうそう、まとまらない・・・。なんか書いている側から別の思考がやってきて支離滅裂に(;; / 石崎友子 ( 2007-09-15 21:01 )
私も、定型のなかでことばを編む感覚が好きです。非定型だと、まとまりがつかないんですよね・・・。 / 菜種 ( 2007-09-15 00:22 )

2007-09-12 古い毛布。

秋です。秋は好きな季節です。
食べ物も美味しいし・・・・。
しかし寒くなるとどうも人肌恋しくなりゃしませんか。
人肌っていうのは、何にもかえがたく
暖かな毛布でも出せない感触ですよね。



■いま傍にあるものを抱く真夜中に古い毛布はいつもやさしい



愛着と執着の違いってなんでしょうねぇ。

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>まあさん 愛着だと思ってたらいつのまにか執着に変わっていることもあったり。。古い毛布の存在は、新しいどんな高級羽毛布団でもかえられないものですね。 / 石崎友子 ( 2007-09-13 19:26 )
愛着には思いやりがあり、執着には自己満足しかないように思います。…古い毛布ってどうしてあんなに手放しがたいものなんでしょうね。ありのままの自分のなにもかもを包んでくれてきた存在だからでしょうか。 / まあ ( 2007-09-13 03:33 )

2007-09-11 雨

■それぞれの都合や愛を差し出され郵便ポストはどっしりと赤
■羽織るものをください上に掛けるものを下さいいつも次女は寒がり


たまには図書館にでも行き短歌の本でも
借りてこようかと思った矢先に 雨が降ってきてしまった。

きょうは、雨になると思っていた。

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2007-09-10 孤独ってカンジ

世の中の短歌人さんの多くは、

1・短歌会等の何らかの短歌コミュニティに参加しているひと
2・どこにも属さずひとりで短歌をつくっているひと

と、大きく分類して2つのタイプに分けられると思います。

わたしは現在 2・どこにも属さずひとりで短歌をつくっているひと
に分類されますが、
短歌会に入っていたこともありました。
短歌の会の良いところは、自分の作ったものに対する批評がいただけること。
それがいい評価でも厳しい評価でも、やっぱり励みになるのですよね。

短歌を作っていて寂しいなと思うのは
短歌を鑑賞する人の多くが、自分でも短歌を詠む人であって
そうでない方には受け入れられにくいって点です。

でも、今はなんか色々と面倒だったりで、
会に所属していないので、孤独な作業が延々続いていくわけです。

でもマイナーな趣味を持った方ってわりと皆さんそんな感じじゃないのかしら
などと勝手に思い込んでいたりします。

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わたしも他の短歌サイトをまわったりしてましたが、今はもうすっかり遠ざかってしまいました。 / 石崎友子 ( 2007-09-11 19:58 )
数年前までは、ネット上の歌会に参加していました。でも、今は短歌を作ること自体が少なくなっていて、すっかり離れてしまっています。 / 菜種 ( 2007-09-11 19:10 )

2007-09-09 短歌と俳句

■やは肌のあつき血汐にふれも見で さびしからずや道を説く君/与謝野晶子

短歌を作ってはいるものの、短歌の歴史だとか背景なんて
ちっとも知らないわたし。
自分にとって短歌は定型詩でしかなくって、はじまりが
現代短歌だったから余計、和歌には疎い。
与謝野晶子もよく知らないけど、この短歌にはパワーがあると思う。

いい短歌を詠むには?という問いに、恋愛をすることだ、と答える人は多い。
確かに、恋愛って人を詩的にしたりもする気がする。
でもいい短歌を生むのが必ずしも、いい恋愛だとは思えない。

詩をつくっているわりには、羞恥心の強い自分は
実は短歌に向いていないんじゃないかと思ったりもする。

先日思い付きで俳句をつくってみたら思いのほか楽しかった。
短歌より縛りが多い分、凝縮されているし、つくる方も想像力を使うけれど
少ない言葉で受け取り手に想像を委ねてしまえる、という点では
俳句の方が勝るんじゃないかと思う。
短歌人さんと俳句人さん、どちらが多いのだろう?

短歌と俳句はどちらも定型詩なのにまったく違う感じですよね。

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俳句難しいですよねぇ・・・。チョコレート語訳みだれ髪、ぱらぱらめくった程度なんですけど、短歌って文語でも口語でもいくつもの解釈が出来たりしてそれが楽しみだったりします。 / 石崎友子 ( 2007-09-10 20:51 )
私は、俳句では短過ぎてだめですね。ことばが足りなくなってしまって。「燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの」俵万智のチョコレート語訳みだれ髪、より。←初めて読んだ時には感動しましたよ。こんなふうに訳すんだ、って。 / 菜種 ( 2007-09-09 22:32 )

2007-09-07 ネコジャラシ。

帰宅途中に数年ぶりに知り合いと遭遇する。
相変わらずわたしは人見知りでテンションは低いけど
ちょっと微笑ましい偶然だったことが喜ばしかった。




ご馳走様でした。
「街灯に影が浮かんでねこじゃらし」・・・・俳句はやっぱり難しい。

先頭 表紙

>まるとさん 世の中って狭いですよね(笑) 俳句ってやっぱり想像力使う〜。でも面白いかも?って感じました。なかなかストイックな作業ですね俳句つくるって。またどこかで遭遇したらよろしく☆ / 石崎友子 ( 2007-09-09 21:18 )
あっけなく遭遇しちゃいましたね。「街灯に影の消ゑゆくねこじゃらし」本歌取り(笑) / まると ( 2007-09-09 00:34 )

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