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猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-02-02 振り向いても。
2004-01-25 目玉のおやじ。
2004-01-25 北風か、太陽か。
2004-01-19 猫は木の上が好き。
2004-01-11 熟したトマト。
2004-01-05 サボテンだったんだ。
2004-01-05 寿司は偉い。
2004-01-04 壷の中で。
2003-12-31 除夜の鐘はならなくても。
2003-12-28 冷えた夜も、あなたといれば暖かい。


2004-02-02 振り向いても。


夜型生活が、更に悪化して、今や、日本時間生活に。16時間くらいずれてます。さすがに少し気分がわるくなってきたので、明日から生活周期を変えようと、今日は明日の夜まで起きていることにしました。コーヒーは控えめにして、変わりに玄米茶を葉っぱから煎れて飲んでいます。美味しい〜。


先週あった学会のための実験、運よく、そこそこいい結果を出すことができました。その日のうちにファイルをまとめて転送し、家に帰ったのが朝の4時過ぎ。やれやれ、っと、目覚し時計もとめて心地よい眠りについたら、次に目が覚めたのが午後3時。それから、生活周期がすっかりおかしくなってしまったのさ。


あっという間に2月になってしまった。遅くても4月の半ばにディフェンスをしなければいけないので、少し焦る。今週の進み具合は見直し前の第三章前編、が31ページ。うーん、イマイチの進み具合。来週で挽回しなくては!


今年も、また税金申告(返還?)の時期がやってきました。だいたいの書類が揃ったので、ちゃかちゃかっと、計算をする。昨年は、トマト研究費の羽振りがよかったので、給料が、一昨年の三割り増し! になっていた。今年は、ちゃんと卒業できれば、就職できる。もちろん、もっと増すはず。そしたら、お祝いに、しゃどう猫には、自動洗浄つきのトイレボックスを買ってあげようっと。自分用には・・・どうしようかな?


まぁ、それは、あとで考えるとして。


今年もまた、tax treaty の手続き($2000まで税金免除になる)の書類が送られてこなかったので、また、単なるミスだろうと思って、大学の事務所に確かめにいった。そしたら、なんと、日本人の場合、税金免除になるのは、最初の5年間だけ、だということ、を伝えられた。ふ〜ん、なるほどね、と、思いながら建物の外に出て、歩きながら思った。


正確に数えれば5年間には満たないけど、数え年(?)では、もう6年目のアリゾナ生活。来る前は、途方もなく遠い道のりに見えたけど、過ぎてしまえばあっという間で、もうすぐ学生生活も終わりになる(はず)。思えば遠くまできたもんだ。厳密に見つめれば、まだまだいたらないし、未熟なところも多い自分自身だけど、結構、頑張ってきたと思う。


今日は、セロリのラボを空にするために、昔、通っていた研究所に足を伸ばした。ぼろぼろで、散かっていて、雨漏りがして、空調がちゃんと効かなくて、ひとけが全然なくて、そんな所だったけど。しかも、すでに大学が誰かに敷地を売っぱらってしまったくらい、見捨てられた研究所。それなのに、廊下を歩いていると、もう何年も前に卒業していった昔の友達が、ひょっこりと顔をだして、呼びかけてきそうな気がした。



18 お気に入りの航空会社は?

United Airline です。マイレージを貯めています。



しゃどう@写真は、ニューメキシコの夕日。



##大量のジャンクを箱に詰めて移動しました。しっかり動いてお腹がすいたので、夕食は、お気に入りのインド料理屋でラムカレーをいただきました。マイルド(辛さ)を注文したはずだったのに、ミディアムのカレーがやってきた。お腹がすいていたので、文句も言わず食べはじめたのですが、あ〜、やっぱり、めっちゃ辛かった。インド料理は好きなのですが、辛い食べ物は全部苦手です。

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あの朝日の指しこむ新鮮な光の中、猫と寄り添ってうたた寝するのが好きです。足元に柔らかい猫の感触、ぎゅーっと閉じた寝顔の可愛い事! お給料、薄給で(ハーフタイムだし)5年間近く、よく頑張りました。ほんっと〜に、安かったのよ〜! / しゃどう ( 2004-02-15 20:54 )
夜人間な私は夜遅くまで起きて、朝も遅くまでふとんの中でぐぅぐぅ眠るのが好きv 給料が三割増し!いいな〜。でもそれもしゃどうちゃんががんばってる証拠だね。 / ( 2004-02-09 00:52 )

2004-01-25 目玉のおやじ。


ある日の夕方頃、廊下をてくてく歩いていたら、最近、仲良くなったスイカ教授にバッタリあった。スイカ教授は、つい最近、この大学に赴任になった。分野がダイブ違うので、授業なんかもまったくとったことはないのだけど、同じフロアで働いていて、オフィスアワー以外に廊下で会うことが頻繁で、なんとなく仲良くなった。

おもしろい経歴を持っている。MITを卒業して、ある大学に赴任した。ポスドクからはじめて、FULL教授への階段を極めて順調に上っていく。10年後、あっさりと助教授から教授のポストを獲得、ポスドクも何人かいて、院生も雇ってなにもかも順調に人生は進んでいた。

そこで、不意に、教授という仕事をやめたくなった・・・そうな。なにか特別に嫌なことがあったわけでもなく、腹の立つ出来事があったわけでもないのだけど。

で、やめちゃった。


その後、起業をして、何年間か幾つもの大きな企業と活発に共同研究をしていたのだけど、ある時、急に経営が傾いたので、仕方なく会社をたたみ、新たに大学の職に応募して、また教授にもどった、のだそうだ。


で、話は戻って、その日の夕方、スイカ教授はいつもよりも嬉しそうな顔であるいていた。「実験室に見学に来ない? 今、豚の目玉を使った新しい実験をしていて・・・新鮮な目玉が6個も届いてるんだよ!」 きゃー、面白そう! と、大喜びでスイカ研究室を覗きにいった。もちろん、これは目に関する病気の治療法を探すための大事な研究である。なんにんかの学生が集まって、興奮しながら実験をしている。古くなってしまう前に、急いでデータをとらなきゃいけない、というわけで、ほとんど徹夜で作業するらしい。

眼球、の実物を見たのははじめて、である。球、というだけあって、本当に球状で、黒目があって、(もちろん洗浄を済ませてあるので)グロテスクなものではなく、白目の部分は本当に白くて、綺麗だった。不謹慎ながらも、鬼太郎の目玉の親父、を思い起こさせる。なんか、そういうエキサイティングな徹夜は、いいなぁ〜なんて思ったりもした。



世の中には、まだまだ知らない事がたくさんあって、おもしろい。



17 よくお世話になる旅行会社は?

飛行機を予約する時はたいてい、orbitz を使っています。



しゃどう@写真は、carlsbad洞窟の中から。

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2004-01-25 北風か、太陽か。


家でPCに向かっていると、猫が、「絶対に膝の上に座って一緒にやる」と主張する。ただ、座っている分には構わないのだけど、しゃどうの腕の上に上半身をどっしりともたせかかるものだから、手が自由に動かせなくて、ものすごく邪魔。飽きると、今度はキーボードの上に乗りたがる。仕方がないので、しゃどう猫のお気に入りの白い庭椅子をプリンターの隣の、手を伸ばせば触れられる位置に移動した。

とりあえず、参加している気分になれたのか、猫も椅子の上に移動し、熟睡したり、薄目を開けたりしながら満足そうに寝そべっている。あんまり可愛い顔をして寝ているので、時々、つっついたりして、わたしもまだまだ、気を散らしてはいるけれどね。



博論の第一章も、無事にお直しを終えて、トマトに提出。今度のは時間をかけてゆっくり書くことができたので、自分でもかなり満足な出来。英語を見てくれたきゅうり君も、very nice! のコメントをつけてくれました。二章はもう、書けているので、これで、とりあえず50ページ分、進んだことになります。いえーい。

ついでに、先月あった学会用の原稿も来週が締め切りだったので、書き進めていました。こちらの方は、短めでいいので、9ページ分。先ほど終わりました。いえーい。


ただ、来週の学会用の実験も、今週は少し詰まりギミ。水曜日が発表なので、月曜日にやる実験が、うまくいくかどうか・・・次第。さて、どうなるかな?


そんな最中でも、トマトは共同研究の仕事をしゃどうにまわしてくる。頼まれた時のしゃどうの顔に、なにがいいたいのか、すべて浮かんでいたのでしょう。物凄い早口で、私が言おうと思っていた言葉をすべて代弁し、笑顔を浮かべながら穏やかな口調で、できないはずはない、と、トマトは呟く。一昔前なら、噛み付きそうになりながら口論になっていたような状況だけど・・・どうやら、最近、作戦を変えたようだ。北風と太陽・・・なの? なんにせよ、そんなに時間のかかる仕事じゃなかったので、あっさり引き受けました。



さて、次は三章!



16 愛用のガイドブックは?

地図? 情報はインターネットで大体調べて、残りの情報は現地で集める事が多いです。



しゃどう@写真は、冬のテキサス大学。


##今日の夕食は炊き立てのご飯と肉じゃがと、鶏の砂肝の塩焼き。ほうれん草ときゅうりのサラダ。あと、枝豆。

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真冬様、僕のところも、さすがに、しっぽで顔をパタパタひっぱたくと、怒られます。邪険にされても、されても、負けません! / しゃどう猫 ( 2004-02-14 19:25 )
ガティはさずがにもうそんなことはしないけれど、ぶぅはもう、パソ前が大好きで、というか私に擦り寄りたくて。今現在も文字を打つ両腕の中でぐるぐる言っています。丸くなって。こういうのがよくないんだ、と思いながら邪険にできない私もダメなご主人。卒業準備は万端? / 真冬 ( 2004-01-26 06:03 )

2004-01-19 猫は木の上が好き。


すっかり夜型になってしまった。さっきも、朝ごはん用のバターケーキを焼いていたのだけど、できあがったのは、日付が変ってから。睡眠と食事はちゃんと取っているのだけど、あんまり健康的じゃないかな・・・。でも、しばらくは仕方ない。

今週の半ばに、第一章のバージョン2が完成。前回、書いた分に大幅に書き加えて、35ページ。今、後輩に英語を直してもらっているところ。先学期、わけあって、大急ぎで書いていたのもあって、文章がガタガタだったらしい。トマトが、鬼の首をとったように、しゃどう、英語下手! 英語下手! 英語下手! と、叫びまくるので、頭にきていた。仮にも、しゃどうの教授様なんだから、もうちょっと encouragement するようなセリフを吐けばいいのに・・・トマトの馬鹿! と、実験室の中で愚痴をこぼしまくっていたら、

(*注、本当の事を言われると、腹が立つのです。大人になりきれてないぜ、ふっ!)

じゃあ・・・と、きゅうり君が英語を見てくれることになりました。そして、書き終えた第二章をリフレッシュさせ、トマトに見せた・・・今度はなんていうだろう・・・と、静かに待っていたら、翌日、顔中に笑顔を浮かべ、いやぁ、素晴らしい章だ。素晴らしい出来だ。とてもいい出来だ。いや、そのうち、本を書こうと思っているんだけどね、共著にしようね〜と、優しい声色でいいながら、去っていった。

うーん・・・内容は悪くない・・・んだよな。まぁ、まだまだ英語は修行中の身だし。


だけどな、一代目の博士論文を書いたのはメキシカンのおっさん。たまに参考に見ているけど、ものっすごい英語、というか、スペルミスだらけの英語、だったから、トマトはあんまりこういうの、気にしない人なのかな・・・と、甘く見ていたんだけど。でも、厳しくされた方が、きっと後になって、助けになるはず。うむ。



研究所の廊下で、顔を合せるたびに、"結果をだせ!!!" と、挨拶代りに脅迫するトマト。

論文書きデイオフをもらったおかげで、当然ながら、実験できる時間は減る。今月末の学会で、トマトの発表が3件ある。それはいいんだけど、そのうち1件、まったく結果が出ていないもの、というか、実験を始めてすらいないもの、があった。以前、こういうのできる? と聞かれて、できるんじゃない? と、答えたのは覚えていたけど、それで発表するなんて聞いていない。仕方がないので、薬品を注文するところから始めたのが先月末。今、半分くらい結果はでているけど、どうなることやら。


ところで、夏の終わり頃に撮ってもらった写真、大学の小さな冊子(研究室紹介?みたいなものです)に載りました。しゃどうの手作りデバイスと、お供の機械達、それからもちろんジョニー(機械の名前)と、後輩の何人かの写真、とトマトで、計5枚。あんなに、カメラマンの兄ちゃん達が、サイエンスの写真では、「スマイルはいけない」と、念を押していたのに・・・ひとりだけ顔から零れ落ちそうなほど豪快なスマイルを浮かべて写っているトマト・・・に大爆笑。

よく撮れていたので、実験室のドアのところにコピーを張り出しておきました。えー、とか、ぎゃー、とか、いっていた同僚達も、なんとなく嬉しそうに、いつもよりテキパキと働いていた。


やっぱりね、エネルギーの源は、encouragement! なのよん。



15 あなたがむしょーに旅立ちたくなるときってどんなとき?

研究室に篭もっているのに飽きたとき。そりゃ、たまには嫌になります。



しゃどう。

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さるこ様、はじめまして! 論文、昨年から書いているのですが、なかなか納得できる出来になるまで、書き直しているとあっという間に時間が経ってしまいます。しゃどう猫は、お父さんが分からないくらいの雑種ですが、性格的に、コラットの血を強くひいているのかな? と思っています。ちなみに、お母さんは鉱石屋の居候猫で、ガタイのいい縞猫です。毎年、しゃどう猫には兄弟姉妹が生まれているらしい・・・。 / しゃどう ( 2004-02-09 20:51 )
はじめまして〜☆タイトルに惹かれて遊びに来ました〜☆論文書いてるんですね。。?大変そう。。頑張って下さい☆猫ちゃんかわいい〜〜ロシアンブルーですか〜??(*^.^*) / さるこ ( 2004-01-19 19:12 )

2004-01-11 熟したトマト。


気持ちのいい陽気が続いている。昼間にキャンパスの芝生に寝転ぶと、気持ちのいいこと、この上ない。週末は家でひたすら論文書き。家の中に吹き抜ける風があまりに心地よいので、しゃどう猫が大騒ぎ。久しぶりに外に出してやると、嬉しそうに塀を越えて、遊びに出かけていった。最近は、日が暮れる時間になるとちゃんと戻ってくる。喧嘩だけはしないで欲しいんだけど・・・それだけが心配。


今週始め、セロリ、トマトとのミーティングが久しぶりにあった。卒業のための論文書き。ネタはほとんど揃っているのに、トマトの要求する仕事量が多すぎて、論文に集中できない、と、前々からこぼしていた。トマトの言い分は、それが院生の勤め、博士論文を書かせる為に給料を払ってるんじゃねぇ、甘ったれんな、時間と闘ってこそ正しい院生!と、ますます仕事を増やそうとする。ほとんど怒鳴りあいに近いくらいの議論の結果、新しい学生のトレーニング、とか、明らかに時間を取りすぎるような仕事は、免除というか延期してもらえるようにして、いたのだけど・・・やっぱり時間がない。


今回、それに気がついたセロリが、トマトとしゃどうに、今学期、論文書きDAYを週に2日作ってはどうか、と、提案してくれた。その日はラボに行かないで家や図書館で集中して論文を書く、それくらいしなきゃだめだ!と。今までは実験の合間とか、時間をこそこそ作っては書いて、って感じだったから、あんまり集中できてなかったのは確か。あぁ、素晴らしい提案だ! と、わたしは思ったのだけど、案の定、トマトは、2日も!!! と、叫ばんばかりに憤慨している。。。


・・・喧々諤諤!!! と、しばらく議論した後(というか話題が飛びまくったので)、その場は結論の出ないまま終わった。それから数時間後、むしゃくしゃも納まらないまま、悪魔トマト! と憤慨しながらトマトオフィスの前を通りかかったら、穏やかな声で呼び止められた。わかった、こうしよう。今、しゃどうは週に大体6日のペースで働いてるよな? だから、日曜日とくっつけて二日間、金曜日と土曜日を論文書きの日にしよう、それでどう? ・・・んー、よく考えると、少し騙されているような気もするんだけど・・・(土曜日は週末である)・・・これでも、トマトなりに、譲歩してくれてはいるんだよな・・・と考えた。


黙ってうなずいたら、トマトは、

俺はなんてものわかりのいい教授なんだろう! と、

いいたげなほど満足そうな微笑みを浮かべてうなずいた。


というわけで、完全週休3日制! を手に入れた。といっても、もちろん、論文書き用の日なんだけど。っていうか、文献を読んだり、本を読んだりして勉強する時間なのだから、こちらこそが学生の本分、なのだと私は思うのだけどね。賢くなるための日なのよ!


金曜日、土曜日と、家に篭もって論文書きに励んでいます。

それにしても、本当にはかどる〜!この調子なら、思ったより早く終わりそうだ。

うふふふふふ。




14 初めて海外に降り立ったときの感想を一言。

声が大きくて太った人が多い! なにを喋っているのかわからない。きゃー、怖い! というのが初の感想でした。誰に話し掛けられても、半泣きなって逃げ回っていました。まぁ、小学生だったから、無理もないのだけどね・・・。




しゃどう@写真は、遠くから見たサンフランシスコ。街中では、なんとなく恥ずかしくてカメラが向けられないのです。だからって、こんな遠くから・・・?

先頭 表紙

うぉ〜、交渉成立! でもね、他の教授についている論文書き学生は、あたりまえのように「論文だけ」に「集中」させてもらっています。まだまだ押されまくりの、わたくし。しゃどう猫も、昼間は寒いのか、風の音がするのが怖いのか、最近は一時間もしないうちに帰ってきます。土埃だらけになって帰ってくるので、綺麗に拭いてやるのが、ちょっと面倒なのよね。でも、らぶらぶスキンシップができて、しゃどう猫は嬉しいみたい。 / しゃどう ( 2004-02-02 19:34 )
うぉ〜、かっこいい!交渉成立だ! しゃどう猫ちゃん、無事帰ってきた?晴れた空に気持ちのいい風・・・早く春がこないかな〜♪ / ( 2004-01-11 20:41 )

2004-01-05 サボテンだったんだ。


いつも記事の最後につけている100の質問。

今日の分に答えていたら、とんでもなく長くなってしまったので、別記事に。



13 初めての海外旅行はいつ、どこだった?


小学校3年生くらいの時の家族旅行で、アリゾナに来ました。その時に父の運転するジープ遊びにすっかり魅せられて、免許を取ったら、絶対に来ると、心に誓う。中学生か、高校生くらいの時に、また、アリゾナに家族旅行。サボテンに惚れる。免許をとってしばらくした19歳の時、父に習いながら、はじめてのジープトレイルに挑戦。タイヤがぐいっと石に張り付く感触、タイヤが通る道をイメージしながら、エンジンをタイミングよく拭かし、ぐいっ、ぐいっと、岩道を車で登っていく感触にすっかり惚れてしまう。

それから、毎年、訪れては、数週間くらいアリゾナ近辺を旅行して(走って)まわった。地平線に続くまっすぐな道。叩き付けるような風、背筋がぞくぞくするような切り立ったキャニオンやモニュメント、なんの音のしない平原。降り注ぐような星空。サングラス越しでも、目を開けていられないくらいの強い光のまっかな夕日の美しいこと! そして、あまりに大量のサボテン、サボテン、サボテン。自然のあまりの大きさに、自分が生きている実感、みたいなモノを感じられた瞬間だった。大好きな土地だった。


それでも、アリゾナに住むことを実際に考えはじめたのは、大学の3年生の時。ちょうどいまくらいの季節・・・もう6年も前になるのか。研究室配属を決める時に、あまり興味のもてる研究室がなくて・・・アリゾナの大学のホームページをなんとなく見ていたら、セロリのホームページを発見。E−mailアドレスを見つけて、どきどきしながら、メイルを送ってみた。本当のことをいうと、返事は期待していなかった。でも、数日後、意外なほど好意的な返事が届いたのだ。


そのささやかなきっかけが、わたしにとっては、人生の方向を変えるほどの、大きなチャンスにかわるとは、その頃は、まったく思いもしなかった。よくわからないけど、ピンっときたのだ。逢ったこともないのに、そのメイル一通、だけで。


そして、今、わたしはここにいる。この場所で、セロリだけでなく、いろんな人々に出会った。その出会いのうち、ひとりでも欠けたら、わたしはまた、全然違った人間になっていただろう。必然なのか、偶然なのか、それでも、わたしはその人生の、時には突飛で、時には残酷で、時には悔しくて、時には涙が出るほど嬉しくて。そういういろんな感情をたくさん経験することができた事じたい、幸せな事だった、と思う事ができる。そしてこれから体験するはずのいろいろなこと、また、どんな人に出会うことになるのか、数年後がまったく想像のつかない道に今、いることが、なんだか嬉しく思えるのです。



でも、改めて書いてみると、ほんっと、小さい頃からアリゾナ好きだったのね・・・



前世は、本当にサボテンだったのかもしれません。



しゃどう。

先頭 表紙

りぃな様、こちらこそ、おめでとう返し(?)が、遅くなりまして、ですが、おめでとうございます。家の近くにも小さなサボテンが植えてあるのですが、小さい頃、間違ってスリスリ、して、痛い思いをしたのを覚えています。日記を後から読み直していると、なかなか面白い発見があっていいよね。ひまじん日記、万歳!? / しゃどう猫 ( 2004-01-25 19:32 )
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。あのサボテン、見たら確かに運命を感じちゃいますもの。だから、しゃどうさんにも、しゃどう猫ちゃんにもびりびり感じちゃうのかしら♪♪些細なきっかけが大きな変化になるから、未来って分かりませんね。丁度昔のひまじん日記を読み直していて、同じようなことを感じました。ええと、今年もどうぞよろしくお願いします♪ / りぃな ( 2004-01-10 13:10 )

2004-01-05 寿司は偉い。


しゃどう猫用のブランケットを洗濯した。普段は夏用のプラスティックの上に敷いて、しゃどう猫専用のベッドにしている。いつもいつも、上で寝ているから、清潔にしておいてあげないとね。プラスティックの椅子は、薄ら冷たいらしい。その間中、しゃどうにくっついていたり、人間用のベッドに移動したり、で、上に乗ろうとしなかった。

さっき、綺麗に乾いたブランケットを、椅子の上にひいてやったら、待ちかねたように飛び乗り、乾いた声で小さく、にゃお、っと、囁いた。可愛すぎ。声をかけたら、またにゃお、っと一声鳴いて、ゴロゴロいいながら、膝の上に乗りに来ました。ちょうど体が冷えてきていたので、ポカポカと、ふたりで幸せに浸っています。


久しぶりにセロリがアリゾナに戻ってきた。東海岸の北の方に住んでいるので、冬は凍えるし、雪はものすごい勢いで降り積もる・・・話を聞いているだけで凍えてくる。その分、他の地域より冬休みが長いらしい。なんと1月の25日まで! (アリゾナの大学のオフィシャルスタートは、5日から、授業は来週から、かな?)大学が始まるぎりぎりまで、暖かいアリゾナ近辺で過ごすようだ。優雅でいいなぁ。


映画、ラストサムライ、を見た影響なのか、寿司が食べたくなった、とか。日曜日の午後にボケーっとしていたら、急に電話がかかってきて、セロリ亭に遊びにいくことになった。で、電話の最中、なんども、なんども、寿司といっても純日本風じゃない寿司ごっこみたいなモノだから、なにを見ても驚くぞ! 心の準備をしておけ! と、何度も念を押された。


お寿司(巻きずし)を作るのはじめてなのよねぇ〜と、嬉しげに材料と炊いたお米のセットを見せてくれる。おおぉ〜! これから、シーフードブリトー(メキシカン風の巻き物)作れるぞ! というほどのなかなかユニークな組み合わせ。蟹、スモークドサーモン、きゅうり、アボガド、クリームチーズ、トマト、わさび、チリソース、謎の味のする漬け豆。しゃどうのお土産のサクラデンブ。サイドディッシュに、餃子と、mussel、大吟醸の日本酒と、ラズベリー風味の(これは、意外と美味しかった)日本酒。食後はフォーチュンクッキーとアイスクリーム。


お寿司巻き巻き〜というよりは、粘土細工ぺたぺたー、という感じでひとりひとり、好みの具を載せて、ぐいっと圧力をかける。それを切り分けて、みたいな感じで、ワイワイと楽しみながら作りました。切り分けてみると、カラフルで、結構きれい。味の方も、お寿司、というよりはなにか斬新な面白い味がして、楽しく食べることができました。なにかきちっとしたものを食べるよりも、こうやってキッチンでお酒をつまみながら、お喋りしたり、料理をしたり、アイデアを出し合ったりっていう過程があった方が、親密で楽しい気分になれる。


無理して寿司文化の型にはめなくても、お酢をかけた蒸しライスはSUSHI、とよばれ、様々な国の文化と混ざりながら、いろいろな味を生み出し、世界中の人々を幸せにしているのだ。偉いぞSUSHI。君こそ、真の国際派、だ。偉いぞSUSHI!



しゃどう。

先頭 表紙

おめでとうございます! 心の準備はしていったものの、炊きあがったお米の扱い方を見た時点で、ギョッとしてしまいました。セロリも、何回か日本に来たことがあるし、日本人の料理に対する思い入れ、みたいのを分かってくれているんでしょう。セロリの家族は国際派(?)なのか、元はブリティッシュなのに、ご両親兄弟、姪、娘、奥さん、みんな違う国籍に変えてるんですよ。ちなみに、カンガルーも食べたことがあるらしい。 / しゃどう ( 2004-01-20 18:15 )
あけましておめでとうございます。今年もよろしく! 純日本風じゃない、とか心の準備をしておけ、とかセロリさま気配りが素敵!こういうことを言える人ってあまりいない。どっちかっつうと勘違い激しくてどうだ、日本料理だろ、食べろ、っていう輩の方が多いと思ふ。楽しそうなお寿司でいいな。 / ガティwithぶぅ ( 2004-01-18 21:04 )

2004-01-04 壷の中で。


大晦日のそばは、結局、豚の角煮風味にしました。昨年、美味しかったので、今年も同じレシピで。お雑煮は鶏の出汁をたっぷりとったすまし風にしてみました。関東風らしいです。今回手に入れたお餅は、焼くより茹でた方が柔らかくてとろとろしていて舌触りがいい。食べ終わった後に、気分がスキッとする感じのいい味だったので、わずか3日で、すべて食べ尽くしてしまいました。


あと数ヶ月で、わたしの学生ビサの期限がきれる。夏に英語クラスをとっていたから、少し早めにとっていたのだ。メキシコで簡単に更新できるときいていたので、年明けにさっそく予約して・・・のつもりでいた。そしたら、いきなり、今年の1月からビサの当日発行制度を廃止することにした、などという注意事項が送られてきた。よーく読んでみると、最短で数日、最長で数ヶ月、手続き中はメキシコから出られません・・・おいおい、しかも、その前に送られてきた Technology Alert List、このリストに載っている研究に近いことをやっている人は、二週間から四ヶ月の発行猶予が・・・うんぬん・・・よくみると、少しかぶっているモノもある。


このビサは、国内にいる限りは、別に期限が切れても構わないもの。よく考えたら、夏にまた仕事ようのビサに切り替えなきゃいけないのだから・・・数ヶ月くらい、放っておいてもいいか・・・ということで、今回のメキシコ行きはキャンセルした。


・・・それにしても、こういう風に、わけもわからずに制限をどんどん設けるのもいい加減にしてほしい。政府は、自分達がなにをやっているかわかっているのだろうか? 今、大学から外国人の院生を締め出しはじめたら、大学の研究生産性は90%以上、落ちるだろうに。わたしの場合は、単に面倒くさい、くらいのレベルですんでいるけど、現実に、特にバイオ系、バイオメディカル系の院では、アラブ系の学生の入学までをかなり制限しはじめている。


考えてみてほしい。教育の機会を奪うということ。特に、アラブ、アフリカ系の、あまり大学教育が行き届いていない地域から、夢を持ってやってきた若者の可能性を奪うことの残酷さに。ただ、残酷なだけではない。危険なことでもある。視野を広める機会、教育(ここでいうのは大学教育等ね)を受ける機会のない若者達が、その国に生まれたから、という理由だけで、外と交流する機会を奪われた。将来、どんな風に考え、欧米全体を敵視しはじめ、また、どんなことをやりはじめるかもしれない。ただ、目先の危ない(と思える)ものに蓋をするだけにしか見えない政策、だ。


蓋をして交流をなくしてしまう。確かに、一瞬なら、より安全にみえるかもしれない。でも、空気の入れ替わらなくなった壷の中に住むものは、どうなるのだろう? 中身はよどみ、ゆっくりと退化していく。蓋をした側も、された側も。


なかなか難しい問題、なんだけどね。



12 今後行ってみたい国はどこ?


ギリシャ、フィンランド、スイス、ペルー、とか。



しゃどう@写真は、カリフォルニアの夕日。

先頭 表紙

ガティ様、逆から読んでも! すいす!!! / しゃどう猫@まだまだガキ? ( 2004-01-14 18:37 )
なこりん様、つづきです。日本も、鎖国時代が長かった、というか300年も鎖国していた歴史があるから・・・その余韻は、まだ残っているのかもって、思います。 / しゃどう猫@つっこみありがとう! ( 2004-01-14 18:35 )
なこりん様、アメリカの研究技術が突出しているのも、ほとんど移民組みが頑張っているからなのよね・・・アメリカというのは、もともとアメリカ人、っていうのがいたんじゃなくて、集まってきた移民が作った合衆国、っていうのが基本だったんだと思う。アメリカが他国からの流入を必要以上に規制しはじめたら・・・どんどん活力がなくなるのは目にみえて分かると思うんだけど。優秀な人は、他の国に行っちゃうだろうしね・・・。 / しゃどう猫 ( 2004-01-14 18:34 )
豚の角煮は、脂肪たっぷりのお肉の方が柔らかくなって美味しいんだけどね・・・最近は、アメリカ全体が脂肪恐怖症、今はプラスで炭水化物恐怖症(?)なおかげで、手に入りにくくなっています。脂肪でも砂糖でも、塩でも、たっぷり使った方が(って限度はあるけど)美味しいのにね。でも鳥様、日本は、自分で料理しなくても、美味しいものいっぱいたべられるじゃない・・・アリゾナの田舎では、自分で作らなきゃ食べられないのよ!!! / しゃどう猫@だから料理頑張る? ( 2004-01-14 18:21 )
!すいす! / ガティ@まだまだ現役 ( 2004-01-08 04:44 )
はじめまして!米ビザの問題はいろいろ難しいみたいですね。アメリカが突出して研究が進んでいる状況が、傲慢さを生み出しているんでしょうね。日本も、もっと産学連携して、ちゃんとした大学教育が受けられる国だったらいいのに。そういう意味では日本も後進国ってことですよね・・・・。まさに蓋をして退化してる国ってことかあ。。。なんだか考えさせられましたm(__)m! / なこりん@初ツッコミで重くてスミマセン ( 2004-01-05 11:34 )
豚の角煮・・・おいしそう^^しゃどうちゃん、料理上手っぽいよね。私はずぇんずぇん料理しない(^^;  入学を制限するのは分からなくもないけど、考えてみると恐いことでもあるんだね。 / 鳥@しゃどうちゃんの日記、すごく好き。 ( 2004-01-04 20:46 )

2003-12-31 除夜の鐘はならなくても。


大晦日! しゃどう猫も、いつもと同じ椅子の上で、ぬくぬくと眠っています。でも、頭の位置が、毎回、少しずつ違っているのが、いい。頭をなでると、いつも同じ調子で、うぐにゃっ、と、寝言を言うのが、最高にいい。

家にいると集中して書けないので、普段と同じように学校に行って、PCに向かっている。実験もすこしだけど、続けている。廊下を歩いていたら、玄関口のロビーのソファーに寝そべって、勉強している人がいた。眺めていると、それはそれは、もういや! って感じのフテクサレタ顔をしている。あぁ、飽きちゃったんだな、っと、微笑ましく思いながらも通り過ぎ、また一時間後に通りかかると、今度は、体を反対側に向けて、ますます眉間に皺をよせながら、勉強を続けていた。

やらなきゃいけないこと、やらなきゃいけないとき、が、ある。やりたくない時に、やらないことに理由をつけて逃げ出すのは簡単だ。それでも、向き合うことにはパワーが必要。今のわたしに必要なのも、とにかく、書き続けること。すすみ続けること。やらなきゃいけないことはわかりきっている。簡単な事のはずだ。


さて、今年は絶対に! のつもりで、年越しそばと、お雑煮のための買い出しをしにいった。レシピも、調べてダウンロードしてきた。そしたら、急に、鴨、と、ぶり、が、食べたくなってきた。辞書で調べたら、鴨は duck、ぶりは yallowtail・・・そして、アジア系のマーケットをしらみつぶしにあたってみたのですが・・・鴨は、冷凍の全身もの、のみ。ぶり、に関しては、絶望的な結果に。トマトに、公園に行って捕まえてこい!(鴨とアヒルの区別がついていない)とまでからかわれる始末。ANAのインターネット販売を調べてみたら・・・鴨鍋セット、と、冷凍ブリ、を発見。でも、高い! 送料込めると、結構高い! 本当にいいものなら、払ってもいいかな、ってくらいの値段ではあるんだけど、あんまりよくわからないし・・・結局、今回は諦めました。


代用品は・・・んー、鶏と、豚と、なまずと・・・ってところかしら。それでも、それなりに美味しいものはできるはず。幸い、今年は、かまぼこと、みかん、丸切り餅、と、を見つけました。みかん、は、スペインからの輸入物ですが、結構、甘くて美味しい。木の箱入りで大量にあるので、あぁ、止まらない、止まらない、と思いながら、美味しくいただいています。


今年は、いろんな事があった。いい事もあったし、嬉しくない事もたくさんあった。でも、あれもこれも、ごっちゃにして、考えると、世の中にはどうにもならないこともたくさんあると同時に、何とかできることもたくさんある、という事がわかる。だから、正月には、雑煮をたくさん作って、お餅もたくさん焼いて、いろんな種類の味をつけて、たくさん食べてやろうと思う。そして、まったく新しい気分で、新しい年を迎えることができるように。たぶん、この先、なにがあっても、たぶん、ちゃんと乗り越えていけるだろう。どれくらい楽しめるかは、分からないけど。


でも、きっと、来年の人生福袋には、楽しいことがたくさん、入っているはずである。



11 旅に出ると私は○○になります。○○をうめよ。(文字数無制限)

ドライブハイ、になります。スピードはそんなに出さないけど、長距離を走るのが大好き。給油の時以外、止まりたくなくなっちゃうの。たぶん今なら、3日で大陸を横断できると思う。



しゃどう。

先頭 表紙

大晦日の日も、彼はいました。今度は、さらに苦悩の顔でガラスのショーケースの上に移動していました。おそらく、プレリムの勉強でしょう。頑張れ〜。アメリカの大学も、学期中は大変だけど、夏冬あわせて、4ヶ月も休みがあるからね・・・なんかずるい。(って、休めないから僻んでるだけです)・・・うーむ、でも、鳥様・・・わたしはそんなに立派な努力家じゃ・・・文句家なのは間違いないけど。よーし、イメージに恥じないよう、今年の目標にしようっと! / しゃどう@おめでとう! ( 2004-01-04 16:05 )
眉間に皺よせて勉強・・・想像できる(笑)日本の大学と違って、ほんとにアメリカの大学は在学中大変なんだろうな〜。 うんうん、パワーが必要だね。しゃどうちゃんは我慢強くて集中力もある努力家って感じがします。頭いいし。 今年もよろしくね。 / ( 2004-01-02 18:35 )
東海岸なら、ぶり、当然、あるよね・・・。ぶぶ〜!!!(羨ましい) 卒業して落ち着いたら、またあちこち、走り回るつもりです。もちろん、NYCも。でも、NYCは、車で走らない方がいいのかな・・・。お節、本格的なのは苦手なので(食べる方も)、わたしも作れません。もちが好きなので、お雑煮ざんまいよん。 / しゃどう@おめでとう! ( 2004-01-02 17:34 )
大陸横断して東まで来てー、しゃどうちゃん。ぶりあるわよ。 / お節は作れない@プルー ( 2004-01-01 04:32 )

2003-12-28 冷えた夜も、あなたといれば暖かい。


寒い夜。気温も氷点下まで下がりました。東京と、北海道と、アリゾナと。同じ気温でも一番寒いと感じるのは、やっぱり、東京にいる時だった。移動の手段が自転車になる、っことが最大の理由だとは思うんだけど、もうひとつは、部屋の断熱具合。北海道は、びっちり、っと密閉してあるし、暖房設備もしっかりしている。アリゾナは、暖房設備はいい加減なんだけど、夏がめちゃくちゃに暑いので、外からの断熱、が割りとしっかりしているのです。しかも移動手段が車なので、あぁ、寒い寒い、っといいつつ、半袖半パンの、かなり非常識な格好でも、なんとなくしのげてしまうのだ。


しゃどう猫も、うすら寒いのか、わたしが家にいる時は、ずーっとひっついて甘えています。



クリスマスも無事に過ぎた。今年は、MartialArtのクラスの先生の家に、お邪魔してみた。USの西部に住む人は、大家族が多い。集まったのは、大人子ども、入り乱れて、20人以上。プレゼントを大喜びで開けてはしゃぎまわる子供たちを眺めながら・・・うーん、エネルギーを吸い取られそうだ・・・った。それにしても・・・包装紙の量・・・すごい。


一家は、それはもう敬謙なクリスチャン一家。日本でのクリスマスは、どんな感じなの? とよく聞かれるのだけど、まさか、未婚のカップルがデートしてロマンティックに過ごす日だ・・・などというわけにもいかず・・・規模は小さいけど、似たようなものだ、と誤魔化してしまった。なにしろ、キリスト教は、婚前交渉を禁止しているし、しかもその聖なる夜に・・・なんて言ったら・・・めをむいて怒られそうだ。


この先生(お父さん)、MartialArtのクラスの合間に、たまに、しゃどうに神の教えを説いてくれる。わたしは、世の中になにか、図りきれない大きな力が存在する、という風には考えることができるのだけど、どの宗教に限らず、一神教、というのはどうしても信じるきになれない。というか、受け入れられない。日本やギリシャの神話、などに出てくる、川の神、太陽の神、知識の神、美の神、土地に住み着いている神、インディアンだと、サボテンに降りてくる神様、とか。遥か昔の日本では、人間ひとりひとりが、神の化身だと考えられていて、だから、お互いを尊敬し合って生きていた、なんて聞く。


今は、確かに時代が変ってきているのかもしれないけど、物を大切にする、食べ物を粗末にしない、互いに礼儀正しくする、他人を気遣う、お客様は神様です(?)、なんて習慣。もちろん、仏教や儒教の影響もあるのだろうけど(全然詳しくないのですが)、こういうところからも来ているんじゃないかな。宗教の年中行事を全部取り入れちゃってるのなんかも、もうひとりくらい、神様が増えても、別に構わない、と、おおらかに捉えられているからなんだと思う。


自分や他人を律するために、神、の存在が必要なのはわかる。そのために、ルールも必要だろう。そして、政治的に利用されたりもしている。ただ、信仰が強すぎるあまりに、違う種類の相手を受け入れられない、他人ときっちり向き合えない、人ができ上がってきているのは確かだ。だから、世の中には戦争がナクナラナイ・・・。


−−宗教や団体の存在、などを批判しているわけじゃないのだけど。もし、読んで気を悪くした人がいたら、ごめんなさいね。−−



10 どんな旅のスタイルが得意?

車に乗って、行けるところまで行く旅。走り出したら、止まらない。



しゃどう@今日は、レモンパンを焼いてみました。夕食は散らし寿司!

先頭 表紙

鳥様、明けましておめでとうございます! 添い寝したいの? 寝ぼけても絶対に蹴らない!って約束するなら・・・いいよ。 / しゃどう猫@今年もよろしくお願いします。 ( 2004-01-02 17:24 )
プルー様、A happy new year!!! 冬至が過ぎると、また少しずつ暖かくなっていくの。暖めて欲しい? じゃあ、ずーっとくっついていてあげようか? 重いぞう、暑いぞう、動けないぞう! / しゃどう猫@腕の上に乗るのが好き。 ( 2004-01-02 17:23 )
R様、 Anne boneeee!!! しゃどう猫は、猫教。しゃどうは、猫狂? さっき、熟睡していたら、爪を切られました。うっかりしたぜ。今年もよろしくお願いします。 / しゃどう猫 ( 2004-01-02 17:21 )
しゃどう猫ちゃん、私も添い寝していい? / ( 2003-12-31 23:16 )
アリゾナでも氷点下?こっちは今暖かいです。いいよねしゃどう猫ちゃんはぬくぬくしてて。私ももあっためて欲しいなぁ。 / Happy New Year@プルー ( 2003-12-29 12:05 )
わたしも八百万の神を信じています。物質に命や神が宿るというのも素敵。しゃどう猫ちゃんのぬくぬくした寝顔も素敵! / R ( 2003-12-28 22:54 )

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