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猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-01-11 熟したトマト。
2004-01-05 サボテンだったんだ。
2004-01-05 寿司は偉い。
2004-01-04 壷の中で。
2003-12-31 除夜の鐘はならなくても。
2003-12-28 冷えた夜も、あなたといれば暖かい。
2003-12-20 猫のように跳ぶ。
2003-12-20 サンタとトナカイ。
2003-12-15 北風邪、その2。
2003-12-15 北風邪、その1。


2004-01-11 熟したトマト。


気持ちのいい陽気が続いている。昼間にキャンパスの芝生に寝転ぶと、気持ちのいいこと、この上ない。週末は家でひたすら論文書き。家の中に吹き抜ける風があまりに心地よいので、しゃどう猫が大騒ぎ。久しぶりに外に出してやると、嬉しそうに塀を越えて、遊びに出かけていった。最近は、日が暮れる時間になるとちゃんと戻ってくる。喧嘩だけはしないで欲しいんだけど・・・それだけが心配。


今週始め、セロリ、トマトとのミーティングが久しぶりにあった。卒業のための論文書き。ネタはほとんど揃っているのに、トマトの要求する仕事量が多すぎて、論文に集中できない、と、前々からこぼしていた。トマトの言い分は、それが院生の勤め、博士論文を書かせる為に給料を払ってるんじゃねぇ、甘ったれんな、時間と闘ってこそ正しい院生!と、ますます仕事を増やそうとする。ほとんど怒鳴りあいに近いくらいの議論の結果、新しい学生のトレーニング、とか、明らかに時間を取りすぎるような仕事は、免除というか延期してもらえるようにして、いたのだけど・・・やっぱり時間がない。


今回、それに気がついたセロリが、トマトとしゃどうに、今学期、論文書きDAYを週に2日作ってはどうか、と、提案してくれた。その日はラボに行かないで家や図書館で集中して論文を書く、それくらいしなきゃだめだ!と。今までは実験の合間とか、時間をこそこそ作っては書いて、って感じだったから、あんまり集中できてなかったのは確か。あぁ、素晴らしい提案だ! と、わたしは思ったのだけど、案の定、トマトは、2日も!!! と、叫ばんばかりに憤慨している。。。


・・・喧々諤諤!!! と、しばらく議論した後(というか話題が飛びまくったので)、その場は結論の出ないまま終わった。それから数時間後、むしゃくしゃも納まらないまま、悪魔トマト! と憤慨しながらトマトオフィスの前を通りかかったら、穏やかな声で呼び止められた。わかった、こうしよう。今、しゃどうは週に大体6日のペースで働いてるよな? だから、日曜日とくっつけて二日間、金曜日と土曜日を論文書きの日にしよう、それでどう? ・・・んー、よく考えると、少し騙されているような気もするんだけど・・・(土曜日は週末である)・・・これでも、トマトなりに、譲歩してくれてはいるんだよな・・・と考えた。


黙ってうなずいたら、トマトは、

俺はなんてものわかりのいい教授なんだろう! と、

いいたげなほど満足そうな微笑みを浮かべてうなずいた。


というわけで、完全週休3日制! を手に入れた。といっても、もちろん、論文書き用の日なんだけど。っていうか、文献を読んだり、本を読んだりして勉強する時間なのだから、こちらこそが学生の本分、なのだと私は思うのだけどね。賢くなるための日なのよ!


金曜日、土曜日と、家に篭もって論文書きに励んでいます。

それにしても、本当にはかどる〜!この調子なら、思ったより早く終わりそうだ。

うふふふふふ。




14 初めて海外に降り立ったときの感想を一言。

声が大きくて太った人が多い! なにを喋っているのかわからない。きゃー、怖い! というのが初の感想でした。誰に話し掛けられても、半泣きなって逃げ回っていました。まぁ、小学生だったから、無理もないのだけどね・・・。




しゃどう@写真は、遠くから見たサンフランシスコ。街中では、なんとなく恥ずかしくてカメラが向けられないのです。だからって、こんな遠くから・・・?

先頭 表紙

うぉ〜、交渉成立! でもね、他の教授についている論文書き学生は、あたりまえのように「論文だけ」に「集中」させてもらっています。まだまだ押されまくりの、わたくし。しゃどう猫も、昼間は寒いのか、風の音がするのが怖いのか、最近は一時間もしないうちに帰ってきます。土埃だらけになって帰ってくるので、綺麗に拭いてやるのが、ちょっと面倒なのよね。でも、らぶらぶスキンシップができて、しゃどう猫は嬉しいみたい。 / しゃどう ( 2004-02-02 19:34 )
うぉ〜、かっこいい!交渉成立だ! しゃどう猫ちゃん、無事帰ってきた?晴れた空に気持ちのいい風・・・早く春がこないかな〜♪ / ( 2004-01-11 20:41 )

2004-01-05 サボテンだったんだ。


いつも記事の最後につけている100の質問。

今日の分に答えていたら、とんでもなく長くなってしまったので、別記事に。



13 初めての海外旅行はいつ、どこだった?


小学校3年生くらいの時の家族旅行で、アリゾナに来ました。その時に父の運転するジープ遊びにすっかり魅せられて、免許を取ったら、絶対に来ると、心に誓う。中学生か、高校生くらいの時に、また、アリゾナに家族旅行。サボテンに惚れる。免許をとってしばらくした19歳の時、父に習いながら、はじめてのジープトレイルに挑戦。タイヤがぐいっと石に張り付く感触、タイヤが通る道をイメージしながら、エンジンをタイミングよく拭かし、ぐいっ、ぐいっと、岩道を車で登っていく感触にすっかり惚れてしまう。

それから、毎年、訪れては、数週間くらいアリゾナ近辺を旅行して(走って)まわった。地平線に続くまっすぐな道。叩き付けるような風、背筋がぞくぞくするような切り立ったキャニオンやモニュメント、なんの音のしない平原。降り注ぐような星空。サングラス越しでも、目を開けていられないくらいの強い光のまっかな夕日の美しいこと! そして、あまりに大量のサボテン、サボテン、サボテン。自然のあまりの大きさに、自分が生きている実感、みたいなモノを感じられた瞬間だった。大好きな土地だった。


それでも、アリゾナに住むことを実際に考えはじめたのは、大学の3年生の時。ちょうどいまくらいの季節・・・もう6年も前になるのか。研究室配属を決める時に、あまり興味のもてる研究室がなくて・・・アリゾナの大学のホームページをなんとなく見ていたら、セロリのホームページを発見。E−mailアドレスを見つけて、どきどきしながら、メイルを送ってみた。本当のことをいうと、返事は期待していなかった。でも、数日後、意外なほど好意的な返事が届いたのだ。


そのささやかなきっかけが、わたしにとっては、人生の方向を変えるほどの、大きなチャンスにかわるとは、その頃は、まったく思いもしなかった。よくわからないけど、ピンっときたのだ。逢ったこともないのに、そのメイル一通、だけで。


そして、今、わたしはここにいる。この場所で、セロリだけでなく、いろんな人々に出会った。その出会いのうち、ひとりでも欠けたら、わたしはまた、全然違った人間になっていただろう。必然なのか、偶然なのか、それでも、わたしはその人生の、時には突飛で、時には残酷で、時には悔しくて、時には涙が出るほど嬉しくて。そういういろんな感情をたくさん経験することができた事じたい、幸せな事だった、と思う事ができる。そしてこれから体験するはずのいろいろなこと、また、どんな人に出会うことになるのか、数年後がまったく想像のつかない道に今、いることが、なんだか嬉しく思えるのです。



でも、改めて書いてみると、ほんっと、小さい頃からアリゾナ好きだったのね・・・



前世は、本当にサボテンだったのかもしれません。



しゃどう。

先頭 表紙

りぃな様、こちらこそ、おめでとう返し(?)が、遅くなりまして、ですが、おめでとうございます。家の近くにも小さなサボテンが植えてあるのですが、小さい頃、間違ってスリスリ、して、痛い思いをしたのを覚えています。日記を後から読み直していると、なかなか面白い発見があっていいよね。ひまじん日記、万歳!? / しゃどう猫 ( 2004-01-25 19:32 )
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。あのサボテン、見たら確かに運命を感じちゃいますもの。だから、しゃどうさんにも、しゃどう猫ちゃんにもびりびり感じちゃうのかしら♪♪些細なきっかけが大きな変化になるから、未来って分かりませんね。丁度昔のひまじん日記を読み直していて、同じようなことを感じました。ええと、今年もどうぞよろしくお願いします♪ / りぃな ( 2004-01-10 13:10 )

2004-01-05 寿司は偉い。


しゃどう猫用のブランケットを洗濯した。普段は夏用のプラスティックの上に敷いて、しゃどう猫専用のベッドにしている。いつもいつも、上で寝ているから、清潔にしておいてあげないとね。プラスティックの椅子は、薄ら冷たいらしい。その間中、しゃどうにくっついていたり、人間用のベッドに移動したり、で、上に乗ろうとしなかった。

さっき、綺麗に乾いたブランケットを、椅子の上にひいてやったら、待ちかねたように飛び乗り、乾いた声で小さく、にゃお、っと、囁いた。可愛すぎ。声をかけたら、またにゃお、っと一声鳴いて、ゴロゴロいいながら、膝の上に乗りに来ました。ちょうど体が冷えてきていたので、ポカポカと、ふたりで幸せに浸っています。


久しぶりにセロリがアリゾナに戻ってきた。東海岸の北の方に住んでいるので、冬は凍えるし、雪はものすごい勢いで降り積もる・・・話を聞いているだけで凍えてくる。その分、他の地域より冬休みが長いらしい。なんと1月の25日まで! (アリゾナの大学のオフィシャルスタートは、5日から、授業は来週から、かな?)大学が始まるぎりぎりまで、暖かいアリゾナ近辺で過ごすようだ。優雅でいいなぁ。


映画、ラストサムライ、を見た影響なのか、寿司が食べたくなった、とか。日曜日の午後にボケーっとしていたら、急に電話がかかってきて、セロリ亭に遊びにいくことになった。で、電話の最中、なんども、なんども、寿司といっても純日本風じゃない寿司ごっこみたいなモノだから、なにを見ても驚くぞ! 心の準備をしておけ! と、何度も念を押された。


お寿司(巻きずし)を作るのはじめてなのよねぇ〜と、嬉しげに材料と炊いたお米のセットを見せてくれる。おおぉ〜! これから、シーフードブリトー(メキシカン風の巻き物)作れるぞ! というほどのなかなかユニークな組み合わせ。蟹、スモークドサーモン、きゅうり、アボガド、クリームチーズ、トマト、わさび、チリソース、謎の味のする漬け豆。しゃどうのお土産のサクラデンブ。サイドディッシュに、餃子と、mussel、大吟醸の日本酒と、ラズベリー風味の(これは、意外と美味しかった)日本酒。食後はフォーチュンクッキーとアイスクリーム。


お寿司巻き巻き〜というよりは、粘土細工ぺたぺたー、という感じでひとりひとり、好みの具を載せて、ぐいっと圧力をかける。それを切り分けて、みたいな感じで、ワイワイと楽しみながら作りました。切り分けてみると、カラフルで、結構きれい。味の方も、お寿司、というよりはなにか斬新な面白い味がして、楽しく食べることができました。なにかきちっとしたものを食べるよりも、こうやってキッチンでお酒をつまみながら、お喋りしたり、料理をしたり、アイデアを出し合ったりっていう過程があった方が、親密で楽しい気分になれる。


無理して寿司文化の型にはめなくても、お酢をかけた蒸しライスはSUSHI、とよばれ、様々な国の文化と混ざりながら、いろいろな味を生み出し、世界中の人々を幸せにしているのだ。偉いぞSUSHI。君こそ、真の国際派、だ。偉いぞSUSHI!



しゃどう。

先頭 表紙

おめでとうございます! 心の準備はしていったものの、炊きあがったお米の扱い方を見た時点で、ギョッとしてしまいました。セロリも、何回か日本に来たことがあるし、日本人の料理に対する思い入れ、みたいのを分かってくれているんでしょう。セロリの家族は国際派(?)なのか、元はブリティッシュなのに、ご両親兄弟、姪、娘、奥さん、みんな違う国籍に変えてるんですよ。ちなみに、カンガルーも食べたことがあるらしい。 / しゃどう ( 2004-01-20 18:15 )
あけましておめでとうございます。今年もよろしく! 純日本風じゃない、とか心の準備をしておけ、とかセロリさま気配りが素敵!こういうことを言える人ってあまりいない。どっちかっつうと勘違い激しくてどうだ、日本料理だろ、食べろ、っていう輩の方が多いと思ふ。楽しそうなお寿司でいいな。 / ガティwithぶぅ ( 2004-01-18 21:04 )

2004-01-04 壷の中で。


大晦日のそばは、結局、豚の角煮風味にしました。昨年、美味しかったので、今年も同じレシピで。お雑煮は鶏の出汁をたっぷりとったすまし風にしてみました。関東風らしいです。今回手に入れたお餅は、焼くより茹でた方が柔らかくてとろとろしていて舌触りがいい。食べ終わった後に、気分がスキッとする感じのいい味だったので、わずか3日で、すべて食べ尽くしてしまいました。


あと数ヶ月で、わたしの学生ビサの期限がきれる。夏に英語クラスをとっていたから、少し早めにとっていたのだ。メキシコで簡単に更新できるときいていたので、年明けにさっそく予約して・・・のつもりでいた。そしたら、いきなり、今年の1月からビサの当日発行制度を廃止することにした、などという注意事項が送られてきた。よーく読んでみると、最短で数日、最長で数ヶ月、手続き中はメキシコから出られません・・・おいおい、しかも、その前に送られてきた Technology Alert List、このリストに載っている研究に近いことをやっている人は、二週間から四ヶ月の発行猶予が・・・うんぬん・・・よくみると、少しかぶっているモノもある。


このビサは、国内にいる限りは、別に期限が切れても構わないもの。よく考えたら、夏にまた仕事ようのビサに切り替えなきゃいけないのだから・・・数ヶ月くらい、放っておいてもいいか・・・ということで、今回のメキシコ行きはキャンセルした。


・・・それにしても、こういう風に、わけもわからずに制限をどんどん設けるのもいい加減にしてほしい。政府は、自分達がなにをやっているかわかっているのだろうか? 今、大学から外国人の院生を締め出しはじめたら、大学の研究生産性は90%以上、落ちるだろうに。わたしの場合は、単に面倒くさい、くらいのレベルですんでいるけど、現実に、特にバイオ系、バイオメディカル系の院では、アラブ系の学生の入学までをかなり制限しはじめている。


考えてみてほしい。教育の機会を奪うということ。特に、アラブ、アフリカ系の、あまり大学教育が行き届いていない地域から、夢を持ってやってきた若者の可能性を奪うことの残酷さに。ただ、残酷なだけではない。危険なことでもある。視野を広める機会、教育(ここでいうのは大学教育等ね)を受ける機会のない若者達が、その国に生まれたから、という理由だけで、外と交流する機会を奪われた。将来、どんな風に考え、欧米全体を敵視しはじめ、また、どんなことをやりはじめるかもしれない。ただ、目先の危ない(と思える)ものに蓋をするだけにしか見えない政策、だ。


蓋をして交流をなくしてしまう。確かに、一瞬なら、より安全にみえるかもしれない。でも、空気の入れ替わらなくなった壷の中に住むものは、どうなるのだろう? 中身はよどみ、ゆっくりと退化していく。蓋をした側も、された側も。


なかなか難しい問題、なんだけどね。



12 今後行ってみたい国はどこ?


ギリシャ、フィンランド、スイス、ペルー、とか。



しゃどう@写真は、カリフォルニアの夕日。

先頭 表紙

ガティ様、逆から読んでも! すいす!!! / しゃどう猫@まだまだガキ? ( 2004-01-14 18:37 )
なこりん様、つづきです。日本も、鎖国時代が長かった、というか300年も鎖国していた歴史があるから・・・その余韻は、まだ残っているのかもって、思います。 / しゃどう猫@つっこみありがとう! ( 2004-01-14 18:35 )
なこりん様、アメリカの研究技術が突出しているのも、ほとんど移民組みが頑張っているからなのよね・・・アメリカというのは、もともとアメリカ人、っていうのがいたんじゃなくて、集まってきた移民が作った合衆国、っていうのが基本だったんだと思う。アメリカが他国からの流入を必要以上に規制しはじめたら・・・どんどん活力がなくなるのは目にみえて分かると思うんだけど。優秀な人は、他の国に行っちゃうだろうしね・・・。 / しゃどう猫 ( 2004-01-14 18:34 )
豚の角煮は、脂肪たっぷりのお肉の方が柔らかくなって美味しいんだけどね・・・最近は、アメリカ全体が脂肪恐怖症、今はプラスで炭水化物恐怖症(?)なおかげで、手に入りにくくなっています。脂肪でも砂糖でも、塩でも、たっぷり使った方が(って限度はあるけど)美味しいのにね。でも鳥様、日本は、自分で料理しなくても、美味しいものいっぱいたべられるじゃない・・・アリゾナの田舎では、自分で作らなきゃ食べられないのよ!!! / しゃどう猫@だから料理頑張る? ( 2004-01-14 18:21 )
!すいす! / ガティ@まだまだ現役 ( 2004-01-08 04:44 )
はじめまして!米ビザの問題はいろいろ難しいみたいですね。アメリカが突出して研究が進んでいる状況が、傲慢さを生み出しているんでしょうね。日本も、もっと産学連携して、ちゃんとした大学教育が受けられる国だったらいいのに。そういう意味では日本も後進国ってことですよね・・・・。まさに蓋をして退化してる国ってことかあ。。。なんだか考えさせられましたm(__)m! / なこりん@初ツッコミで重くてスミマセン ( 2004-01-05 11:34 )
豚の角煮・・・おいしそう^^しゃどうちゃん、料理上手っぽいよね。私はずぇんずぇん料理しない(^^;  入学を制限するのは分からなくもないけど、考えてみると恐いことでもあるんだね。 / 鳥@しゃどうちゃんの日記、すごく好き。 ( 2004-01-04 20:46 )

2003-12-31 除夜の鐘はならなくても。


大晦日! しゃどう猫も、いつもと同じ椅子の上で、ぬくぬくと眠っています。でも、頭の位置が、毎回、少しずつ違っているのが、いい。頭をなでると、いつも同じ調子で、うぐにゃっ、と、寝言を言うのが、最高にいい。

家にいると集中して書けないので、普段と同じように学校に行って、PCに向かっている。実験もすこしだけど、続けている。廊下を歩いていたら、玄関口のロビーのソファーに寝そべって、勉強している人がいた。眺めていると、それはそれは、もういや! って感じのフテクサレタ顔をしている。あぁ、飽きちゃったんだな、っと、微笑ましく思いながらも通り過ぎ、また一時間後に通りかかると、今度は、体を反対側に向けて、ますます眉間に皺をよせながら、勉強を続けていた。

やらなきゃいけないこと、やらなきゃいけないとき、が、ある。やりたくない時に、やらないことに理由をつけて逃げ出すのは簡単だ。それでも、向き合うことにはパワーが必要。今のわたしに必要なのも、とにかく、書き続けること。すすみ続けること。やらなきゃいけないことはわかりきっている。簡単な事のはずだ。


さて、今年は絶対に! のつもりで、年越しそばと、お雑煮のための買い出しをしにいった。レシピも、調べてダウンロードしてきた。そしたら、急に、鴨、と、ぶり、が、食べたくなってきた。辞書で調べたら、鴨は duck、ぶりは yallowtail・・・そして、アジア系のマーケットをしらみつぶしにあたってみたのですが・・・鴨は、冷凍の全身もの、のみ。ぶり、に関しては、絶望的な結果に。トマトに、公園に行って捕まえてこい!(鴨とアヒルの区別がついていない)とまでからかわれる始末。ANAのインターネット販売を調べてみたら・・・鴨鍋セット、と、冷凍ブリ、を発見。でも、高い! 送料込めると、結構高い! 本当にいいものなら、払ってもいいかな、ってくらいの値段ではあるんだけど、あんまりよくわからないし・・・結局、今回は諦めました。


代用品は・・・んー、鶏と、豚と、なまずと・・・ってところかしら。それでも、それなりに美味しいものはできるはず。幸い、今年は、かまぼこと、みかん、丸切り餅、と、を見つけました。みかん、は、スペインからの輸入物ですが、結構、甘くて美味しい。木の箱入りで大量にあるので、あぁ、止まらない、止まらない、と思いながら、美味しくいただいています。


今年は、いろんな事があった。いい事もあったし、嬉しくない事もたくさんあった。でも、あれもこれも、ごっちゃにして、考えると、世の中にはどうにもならないこともたくさんあると同時に、何とかできることもたくさんある、という事がわかる。だから、正月には、雑煮をたくさん作って、お餅もたくさん焼いて、いろんな種類の味をつけて、たくさん食べてやろうと思う。そして、まったく新しい気分で、新しい年を迎えることができるように。たぶん、この先、なにがあっても、たぶん、ちゃんと乗り越えていけるだろう。どれくらい楽しめるかは、分からないけど。


でも、きっと、来年の人生福袋には、楽しいことがたくさん、入っているはずである。



11 旅に出ると私は○○になります。○○をうめよ。(文字数無制限)

ドライブハイ、になります。スピードはそんなに出さないけど、長距離を走るのが大好き。給油の時以外、止まりたくなくなっちゃうの。たぶん今なら、3日で大陸を横断できると思う。



しゃどう。

先頭 表紙

大晦日の日も、彼はいました。今度は、さらに苦悩の顔でガラスのショーケースの上に移動していました。おそらく、プレリムの勉強でしょう。頑張れ〜。アメリカの大学も、学期中は大変だけど、夏冬あわせて、4ヶ月も休みがあるからね・・・なんかずるい。(って、休めないから僻んでるだけです)・・・うーむ、でも、鳥様・・・わたしはそんなに立派な努力家じゃ・・・文句家なのは間違いないけど。よーし、イメージに恥じないよう、今年の目標にしようっと! / しゃどう@おめでとう! ( 2004-01-04 16:05 )
眉間に皺よせて勉強・・・想像できる(笑)日本の大学と違って、ほんとにアメリカの大学は在学中大変なんだろうな〜。 うんうん、パワーが必要だね。しゃどうちゃんは我慢強くて集中力もある努力家って感じがします。頭いいし。 今年もよろしくね。 / ( 2004-01-02 18:35 )
東海岸なら、ぶり、当然、あるよね・・・。ぶぶ〜!!!(羨ましい) 卒業して落ち着いたら、またあちこち、走り回るつもりです。もちろん、NYCも。でも、NYCは、車で走らない方がいいのかな・・・。お節、本格的なのは苦手なので(食べる方も)、わたしも作れません。もちが好きなので、お雑煮ざんまいよん。 / しゃどう@おめでとう! ( 2004-01-02 17:34 )
大陸横断して東まで来てー、しゃどうちゃん。ぶりあるわよ。 / お節は作れない@プルー ( 2004-01-01 04:32 )

2003-12-28 冷えた夜も、あなたといれば暖かい。


寒い夜。気温も氷点下まで下がりました。東京と、北海道と、アリゾナと。同じ気温でも一番寒いと感じるのは、やっぱり、東京にいる時だった。移動の手段が自転車になる、っことが最大の理由だとは思うんだけど、もうひとつは、部屋の断熱具合。北海道は、びっちり、っと密閉してあるし、暖房設備もしっかりしている。アリゾナは、暖房設備はいい加減なんだけど、夏がめちゃくちゃに暑いので、外からの断熱、が割りとしっかりしているのです。しかも移動手段が車なので、あぁ、寒い寒い、っといいつつ、半袖半パンの、かなり非常識な格好でも、なんとなくしのげてしまうのだ。


しゃどう猫も、うすら寒いのか、わたしが家にいる時は、ずーっとひっついて甘えています。



クリスマスも無事に過ぎた。今年は、MartialArtのクラスの先生の家に、お邪魔してみた。USの西部に住む人は、大家族が多い。集まったのは、大人子ども、入り乱れて、20人以上。プレゼントを大喜びで開けてはしゃぎまわる子供たちを眺めながら・・・うーん、エネルギーを吸い取られそうだ・・・った。それにしても・・・包装紙の量・・・すごい。


一家は、それはもう敬謙なクリスチャン一家。日本でのクリスマスは、どんな感じなの? とよく聞かれるのだけど、まさか、未婚のカップルがデートしてロマンティックに過ごす日だ・・・などというわけにもいかず・・・規模は小さいけど、似たようなものだ、と誤魔化してしまった。なにしろ、キリスト教は、婚前交渉を禁止しているし、しかもその聖なる夜に・・・なんて言ったら・・・めをむいて怒られそうだ。


この先生(お父さん)、MartialArtのクラスの合間に、たまに、しゃどうに神の教えを説いてくれる。わたしは、世の中になにか、図りきれない大きな力が存在する、という風には考えることができるのだけど、どの宗教に限らず、一神教、というのはどうしても信じるきになれない。というか、受け入れられない。日本やギリシャの神話、などに出てくる、川の神、太陽の神、知識の神、美の神、土地に住み着いている神、インディアンだと、サボテンに降りてくる神様、とか。遥か昔の日本では、人間ひとりひとりが、神の化身だと考えられていて、だから、お互いを尊敬し合って生きていた、なんて聞く。


今は、確かに時代が変ってきているのかもしれないけど、物を大切にする、食べ物を粗末にしない、互いに礼儀正しくする、他人を気遣う、お客様は神様です(?)、なんて習慣。もちろん、仏教や儒教の影響もあるのだろうけど(全然詳しくないのですが)、こういうところからも来ているんじゃないかな。宗教の年中行事を全部取り入れちゃってるのなんかも、もうひとりくらい、神様が増えても、別に構わない、と、おおらかに捉えられているからなんだと思う。


自分や他人を律するために、神、の存在が必要なのはわかる。そのために、ルールも必要だろう。そして、政治的に利用されたりもしている。ただ、信仰が強すぎるあまりに、違う種類の相手を受け入れられない、他人ときっちり向き合えない、人ができ上がってきているのは確かだ。だから、世の中には戦争がナクナラナイ・・・。


−−宗教や団体の存在、などを批判しているわけじゃないのだけど。もし、読んで気を悪くした人がいたら、ごめんなさいね。−−



10 どんな旅のスタイルが得意?

車に乗って、行けるところまで行く旅。走り出したら、止まらない。



しゃどう@今日は、レモンパンを焼いてみました。夕食は散らし寿司!

先頭 表紙

鳥様、明けましておめでとうございます! 添い寝したいの? 寝ぼけても絶対に蹴らない!って約束するなら・・・いいよ。 / しゃどう猫@今年もよろしくお願いします。 ( 2004-01-02 17:24 )
プルー様、A happy new year!!! 冬至が過ぎると、また少しずつ暖かくなっていくの。暖めて欲しい? じゃあ、ずーっとくっついていてあげようか? 重いぞう、暑いぞう、動けないぞう! / しゃどう猫@腕の上に乗るのが好き。 ( 2004-01-02 17:23 )
R様、 Anne boneeee!!! しゃどう猫は、猫教。しゃどうは、猫狂? さっき、熟睡していたら、爪を切られました。うっかりしたぜ。今年もよろしくお願いします。 / しゃどう猫 ( 2004-01-02 17:21 )
しゃどう猫ちゃん、私も添い寝していい? / ( 2003-12-31 23:16 )
アリゾナでも氷点下?こっちは今暖かいです。いいよねしゃどう猫ちゃんはぬくぬくしてて。私ももあっためて欲しいなぁ。 / Happy New Year@プルー ( 2003-12-29 12:05 )
わたしも八百万の神を信じています。物質に命や神が宿るというのも素敵。しゃどう猫ちゃんのぬくぬくした寝顔も素敵! / R ( 2003-12-28 22:54 )

2003-12-20 猫のように跳ぶ。


Martial Art のクラスでは、最近、投げ技、と、飛び技、をならいはじめた。自分が投げる練習をするためには・・・もちろん、投げられる方の練習もしなければならない。この年になるまで、あんまり倒されたこともなく、というか、投げられる事なんてほとんどなかった。翌日と、翌々日は、激しい筋肉痛に襲われる。


跳ぶ方が、どちらかというと大変だ。体が若いぴちぴちの10代の頃ならともかく、熟れはじめた20代後半のわたくし。両足が長い時間地面から離れるのは、少し怖い。特に回転しながら、手で全体中を支える瞬間、滑って転んで首の骨でも折れやしないかと不安になる。体を身軽にする回転練習のひとつに、carwheel、という技がある。


両手を広げて、フロアに垂直になるように回転しながら手を交互にフロアにつけ、素早く体重を移動しながら、また立ち上がる、技。小学生や中学生が、体育館で暇つぶしによくやっているやつ、だ。昔から、腕の力に不安があったので、試した事すら、なかったのだけど。


世の中のことで、できる、できない、を決めることってなんだろう、って思う。経験、恐怖心、自信、理論。勢いをつけなければ、綺麗にまわれない。踏み出す最初の一歩が難しい。怖い、怖い、と、思って必要以上に体を守ろうとすると、縮こまってしまって、綺麗にまわれない。できない、と、思い込むと、絶対にできない。できるって思ったからといって、すぐにできるようになるわけじゃない。でも、できない、って決め付けているのは、脳のどこかから出している信号であって、それは実際に不可能、な、わけじゃなくて不可能だ、と、思い込んでいるだけなのだ。


だからといって、いきなり3階から飛び降りてもいい、ということをいいたいわけではない。無理だ、と自分の限界をきめつけてしまうよりも、できるかも、と、とりあえず試してみる価値くらいはあるだろう、と、とりあえずやってみる方が、面白い。


思いっきりスピードをつけて、右手をフロアにつけ、そのまま体重を移動させたら、体はそのまま水平に移動して、足が地面についた。


気持ちよかった。



9 今まで行ったことのある国と回数を教えて。

あんまり多くない。USと、カナダと、メキシコ、にしか行ったことがない。



しゃどう。



写真は、軽く雪の積もった北海道。さすが北海道、雪が振っても、誰ひとり、はしゃいでいたり、窓の外をじーっと眺めたり、して感激している人がいない。大喜びで写真を撮っていたのは、わたしくらいでした。

先頭 表紙

2003-12-20 サンタとトナカイ。


クリスマスが近くなって浮かれている人々。大学の事務のおばちゃん達も、研究所のロビーやオフィスをきっちりと飾り立て、お揃いのトナカイのカチューシャをつけて、とても嬉しそうに働いている。赤い帽子を被ったニセサンタも、あちこちに出没。

もうすぐ大学のCLOSURE。二週間近く、どこのオフィスも閉ってしまうので、こちらも、巣篭もりのように、必要な備品を買い集めたり、ストックをいつもより多めにしたり、必要な書類にサインしたり、雑用が増える。


研究室に来なければいけないはずの学生達も、静かに逃げ出していく・・・それにしても、いつもいつも思うのだけど、アメリカンの学生は・・・あんまり働かない。(もちろん、一般的にっていう意味で、ですよ)というか、表面的なやる気は、ばりばり、あるのだけど、少し辛かったり厳しかったりすると、うまく言い訳して上手に逃げてしまう。・・・もうっ、ほんっと、根性ない!!! まぁ、別にいいんだけどね。


ボスも出張中、特に差し迫った締め切りもないし、誰も邪魔しないので、穏やかな気持ちで仕事ができる・・・と、思っていたのですが、今度は、逆に意気が消沈してくるというか、眠くなるというか・・・要するに退屈なのだ。待ち望んでいた(?)、じっくりと論文に集中できる時期、なのに・・・あの慌ただしい生活や、ボスとの闘い、も、実は結構、楽しんでいたのだな、と、思ったりもする。


とはいえ、心配することは微塵もない。また、すぐに忙しくなる・・・つかの間の休息?


すっかり忘れていた来学期のRAの契約を済ませる。ちょっと前までは、あんまりに忙しすぎるので、次の学期は契約しないで、論文だけ書く! なんて少し意地を張っていたのだけど・・・授業料と健康保険料、ちらりとみたら、あまりにも高い! たった一学期で7000ドルも!! これでは、"freedom from the workforce" なんかではなく、単なる "unemployed"である。もちろん、なんのためらいもなく、サインしにいきました。



8 外国人に自分のどんな部分をアピールしたい?

あえて“外国人”に対してアピールするなら、几帳面なところ。細かいところに結構こだわります。自分の言動には責任を持てるように心がけています。資源の無駄遣いが好きではないので、なるべく、無駄な消費は避けるようにしています(ゴミを減らしたい)。あと、わりと、綺麗好きな方だと思う・・・(自分の部屋は散かってるけど)。それから、もう、知っていると思うけど、猫、が大好きです。


しゃどう。



写真は、雪振る札幌。この日はもちろん、街にラーメンを食べに行きました。柔らかくて脂も蕩けるような味のトンコツ、ラーメンも歯ごたえたっぷり、汁も、いいだしがでていて、おいしかった。

先頭 表紙

2003-12-15 北風邪、その2。


つづき。

三日目の朝、フロントに頼めばシャトルが迎えにきてくれるのだけど、あんまり気持ちのいい朝なので、メインの建物まで歩いていくことにした。厚手のコートに、スーツにストッキング、ヒールのある靴・・・ひんやりした風が気持ちいい、のだけど、歩いているうちに、心底冷えてくる。そしてしばらくすると今度は体中ポカポカしてきた。

前の日に、事務のお姉さんと話をしていたら、靴の話になった。北海道で売っているハイヒールの裏には、滑り止めのギザギザ、が、ついている。雪が積もると、豪快にすべる、転ぶ、らしい。一度転ぶと、特に腰に、くるらしい。気をつけてねぇ、なんて言われたことを思い出した。道は雪がうっすらと積もり、ちょっと凍りかかっている。坂道が昇ったり、下ったり、よく滑る。気をつけて歩いていたら、余計に時間がかかってしまった。

それでも、キンッと凍り付くように冷たい空気。頭がシャキッと目覚めるのが分かる。朝食を大急ぎでいただいた後、シンポジウムの開催される部屋に急いだ。私の講演は、夜の部だったので、朝昼、は、しっかりお勉強モード。どうせ練習に費やす時間も取れそうにないし、こうなったら、プレゼンテーションのやり方は、他の人のを見て覚えよう、というくらいのつもりで。要は、単語と、特有の言い回し、を覚えればいいのだ。あとは一緒。


いつも思う。せっかく英語が喋れるようになったのだから、日本語もテクニカルな部分まで、きっちり喋れるように維持していきたい。英語も下手なうえに、日本語も下手だったら、なんだか寂しいではないか。だから、こういうのは本当にいい機会だと思う。


それにしても、さすが、母国語、である。しっかりと体の芯にまで身についているのだ。ちょっと不安はあったものの、たまに思い出せない単語はあるものの、なんの不自由なく、ぺらぺらと喋れる喋れる。逆に考えて・・・から、久しぶりに、USにいる米国人や英国人の同僚を心底羨ましく思った。うっきー!

逆に、もっと若いうちから、例えば高校生くらいの年代から外国語圏に生活範囲を移してしまうと、混乱はもっと激しくなるんじゃないかな、と、思う。実際、大学の学部からUSに来ている人達のほとんどは、逆に母国語の方でのテクニカルな話にはまったくついていけない、と話している。そんなもんなのかもしれない。


その日の昼食は、カフェでの、イタリアンフルコース。ケーキは食べ放題のバイキングだった。小さかったので、7つも食べてしまった。またしても生演奏付き。学校にいる時、時間がない時はいつも、サンドウィッチを片手に持ちながら、ポンプの規則正しい音を聴きながら、食事をしている。それに比べると、なんと耳に心地よい事か。幸せだった。夕食は、日本食のフルコースだった。茹でたカニの足、エビ、それから、お刺し身に、と、とにかく豪華尽くし。幸せだった。



7 自分に、海外でも通用するもう1つの名前をつけるとしたら何にする?

本名が、二文字でシンプル。とても呼びやすいのですぐに覚えて貰っています。逆に、私の方が覚えるのが苦手なので、苦労しています。こっそり、ひげ、とか、はげ、とか、長髪、めがね、とか、ひどいあだ名をつけていますのよ。ほほほほほ。


しゃどう。

先頭 表紙

↓ あっ・・・しゃどう猫になってる・・・。 / しゃどう ( 2003-12-31 16:59 )
りぃな様、ある程度まで時間が経ったら、後は環境次第だよね。日本語でも、使わないと下手になります。わたしも、「温度」という単語が上手く出てこなくて困りました。同じ temparature でも、気温、室温、設定温度、waterでも、水、水溶液、お湯、蒸留水、evaporationでも、蒸発、揮発・・・と、いろいろと難しいのです。迷った時は・・・そのまま英単語で通しちゃってます。 / しゃどう猫 ( 2003-12-31 16:58 )
真冬様、生まれ育った国と、両親の生まれた国と言葉が違うと、いろいろと考えさせられることが増えてしまいますね。やっぱり、本人の意思と、それを使える機会がある環境、が、どれくらいあるのか、によるのでしょう。 / しゃどう ( 2003-12-31 16:50 )
高校から海外に出てる子は当然英語が上手で、でも3年半も経ってる自分の英語力は…で、環境次第だよな、と強く思う今日この頃です。英語で経済を勉強してる子なんかは、決算、という言葉でも英単語を使うから、多少苦労するそうです。そんな感じなのかなぁ。風邪は大分よくなりましたか??これからワクワクの年末年始、どうぞお大事に! / りぃな ( 2003-12-20 12:35 )
母国語というのは実際、母の国の言葉なのでしょうか?自分の子どもならびに教え子達を見ているといろいろ考えてしまいます。言葉というのもはやはり個人のアイデンティティーに直結するものだし、人間のルーツとして大切なものだと思うのです。バイリンガルは生まれながらにその枷を負っているし、その枷をどう活用するかは本人の意思に係っている。などと思いふける今日この頃。 / 真冬 ( 2003-12-16 20:57 )

2003-12-15 北風邪、その1。


北海道。あんまり寒いので、暖房をかけたまま寝ていたら、喉をいためてしまった。そのまま、見事に風邪コースに突入。気にせずに東京に戻ってからも出歩いていたので、治るものも治らず、そのまま、持ってかえってきてしまいました。

今日は本格的な休養日。寝て、寝て、寝て、インドカレーを食べて、コーヒーを飲んで、寝て、を繰り返すあいだ、しゃどう猫は、時々思い出したように抗議の声をあげながらも、静かによりそって、添い寝していてくれました。


出発の二日前に、突然、同じ学会のサテライトフォーラムで、日本語での講演依頼が加わった。おまけに、実験装置を借りようと連絡していた母校の教授から、簡単なセミナーをする様、頼まれてしまった。もちろん、日本語、で、だ。正直言って、かなり不安だった。なにしろ、日常会話とテクニカルなプレゼンテーションの言葉はまったく違う。大学院に入ってからはずーっと英語で生活しているし、学会発表も、ずっと英語のみ。いきなりそんなこと言われても、心の準備が・・・と思い、飛行機の中で猛練習することにしていた。

とはいえ、飛行機の中、今回は北海道まで一気に21時間の旅だ。前日の睡眠不足も重なり、気持ちのいい睡魔が定期的に襲ってくる。メインのプレゼンテーションの準備をしながらも、それだけで終わってしまった。最初の二日間は、国際学会、だった。一日目の夕食は、ホテルの会場で、生オーケストラと司会付きの豪華バイキング。一応、招待講演者(の代理)だったので、その後のバーでの渋い二次会にも参加させていただいた。


二日目の講演も無難に終わった。その日の最後の講演だったせいか、壇上から見た人々の顔が、ぐったり、と、疲れていたるのが、ちょっと気になったけど。しかしまた、その日の夕食は、驚くほど豪勢だった。山の中にあるコッテージ風のホテルまで連れていってもらう。レストランでは、厳かな生バンドが演奏をしていて、ムードのある4人掛けのテーブルが並んでいる。ギョットして、入るのに躊躇するほどである。実際、なんとなく入れなくてふらふらと入り口で、ほとんどの人が止まっていました。北海道の素材を生かした、フルコースのフレンチ料理。美味しかったです。


この豪華ホテルには、二泊、することになっていた。大型コッテージを借り切って、ふたり部屋が基本の部屋割り(高いので)、をしていた。しかし今回、参加していた女性が三名だけだったので、ひとりで部屋を使うことができた。得した気分。


今年は、雪が例年よりも少なく、街中でも、ちらちらと、舞う程度の降り方だった。夜明けの時間になると目が覚める。そっとカーテンを開けてみると、朝日が静かに地上を照らしはじめているのが見えた。



6 暑い国と寒い国、どちらが得意?

体が慣れてしまいました。暑い国の方がいいです。冬場は特に。


しゃどう。

先頭 表紙

この写真、わたしにしてはめずらしく、朝日、なんです。時差ぼけで朝早く目が覚めていたので(といっても、7時とかだけど)、のんびりと余裕の朝? だったのさ。学会の時って、いつもと比べたら全然楽なスケジュールなのに、なんであんなに疲れるんだろう・・・と、たまに思います。それにしても、会場、寒かった〜!!! / しゃどう@北海道民は暑いのが苦手? ( 2003-12-28 16:59 )
さりげない夕日がいいなぁ。どんどん、どくたー、になってますね。ひゃ。タスクをクリアした後の豪勢さがいいですね。アメとムチ。違いますね。。 / りぃな ( 2003-12-20 12:31 )

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