2005-08-15 仲良し。
2005-07-05 水の上に浮かぶ。
2005-06-30 旅をすること。
2005-06-30 北京ダックと猫。
2005-06-23 まだまだ後始末が必要。
2005-06-16 やっと落ち着いた。
2005-06-04 火事の後始末。
2005-06-02 火事だ！
2005-05-31 物欲が少ないのか、怠惰なのか。
2005-05-25 トロントは寒かったのに。

陽だまりで毛づくろい。

先頭 表紙

さっきまで、気持ちよく日記を書いていたのですが、更に気持ち良さそうに寝ていたシルフがキーボードの上に頭を乗せて、手を可愛く伸ばして、どこか知らないボタンをポチリ、と押した。今まで書いていた文章が、ハラリ、と消えた。どのボタンを押したのかは知らないけど、見事なパンチ。猫が無邪気に寝入っているので、怒れない私。どかしてもどかしても、同じところで寝たがるし、今はいびきまでかいてるし…まったく。


ともあれ…（消えた分は省略）週末は近くのキャニオンの割れ目にできた湖まで、カヌーを漕ぎにいってきました。市街地での外遊びは気絶するほど熱いので、少し高度の高いところまで避暑してから遊ぶのが、アリゾナ流、らしい。見事な晴天で、抜けるように青く、キャニオンの湖は、不思議なほどに緑色。日差しは強いけど、そんなに暑くはない。水はひんやりと冷たく、木陰に入ると、少し肌寒いくらい。気持ちのよい気候でした。残念ながら、デジタルカメラを持っていくのを忘れてしまったのだけれど。


実をいうと、カヌー遊びは初体験。友達と、ハイキングでも行こうかぁ、でも暑いしね…なんて話していたら、せっかくだから、カヌーをやろう！という事になったのだ。翌日の早朝、迎えに来てもらった車の上には、思ったよりも大きなカヌーがくくりつけてあった。少し驚いた。


市街地から一時間半、走って、涼しげな湖に到着。休日だから、人が溢れているだろうって思っていたのだけど、穴場だったらしく、キャニオンの隙間に漂っているカヌーはまだらで、モーターボートもあまりいない。（湖、というよりは、川っぽい感じで、横に長い水場だった）


カヌーを車から降ろし、中にアイスボックスとお昼ご飯を詰めて、のんびりと水の中に足を浸す。冷たくて気持ちいい！先端側に座らせてもらい、漕ぎ棒を握り締めて、ゆっくりと水をかく。最初は、ほとんど動かなかったけど、数十分ほど漕いでいるうちに、コツをつかんだら、スイスイと動く。静かな水面と、さらさらさらっという水が動く音、風がそよぐ音、虫の鳴き声。日頃のストレスが解けていくような、贅沢な時間だった。


途中で休憩を入れながらも、湖の端から端まで、漕ぎまくって、日が暮れるちょっと前まで、だいたい８〜９時間くらい。途中でかなり腕がだるくなったけど、適度に日に当たるのと、風があたるのが気持ちよくて、ついつい遊び続けてしまった。


岸について、心地よい疲れと共に、車に乗り込む。腕がなんとなくだるくて、足が、なんとなくだるくて、気持ちよいなぁ〜なんて思っていたのだけど。家についてびっくり。日焼け止めは塗っていたのだけど、途中で取れてしまったのか、威力が足りなかったのか、足の甲と、ひざから上が、日焼けで赤くなっている。ただ、赤くなっているなんてもんじゃなくて、火傷に近いほどの焼け方。ひりひりする〜！


大慌てで、冷やしてはいるものの、翌日になった今でも、未だに少し熱を持っている感じ。顔と首筋はしっかりガードしていたのですが、足の方は思いっきり油断した！アリゾナの日差しは怖いほどに強い。



そうそう、アラスカの旅、同僚にアラスカにリタイヤして住んでいる両親がいる人の話によると、ドライブでアラスカに行って帰ってくるなら、時間がたっぷりある時の方がいい、との事。行ってすぐに帰ってくるなんて、もったいなさ過ぎ。というわけで、今回も飛行機で飛んで、現地でメイッパイ遊ぶことにした。



しゃどう。

先頭 表紙

ついでにもうひとつ、そろそろバケーションの計画を立てようと思い始めた。そういば、昨年は、ほんとーにごたごたしていたため、卒業旅行すら、していない。有給も溜まりまくっていて、使わないともったいない。トマトにメイルで打診しながら、今年はカナダまで北上しようかなぁ？　なんて考えていたのだけど。トマトの返事の中に、８〜９月のアラスカはいい気候だよ〜なんて、センテンスがあった。


前にアラスカにいったのは、もう３年も前。滞在したのはわずか一週間だったけど、風景の繊細さと豪快さに、圧倒されたんだっけ。でも、アラスカまで走るとなると、カナダ経由で、４０００マイル。往復で少なく見積もっても、８０００マイル。予定の倍以上の距離になる。でも、今回、有給を二週間とって、週末とプラスアルファくらい入れると、一日平均５００マイル、になる。ちょっときついけど、無理な距離ではない。


そういえば、最近は、あんまり無茶なことやってないなぁって思った。なんとなく無難に小さくまとまり始めてきて、このまま、年をとって、つまらないおばちゃんになっていくのか、とちょっと憂鬱でさえあった。（仕事は生きがいだけど、最近、貯金が趣味だし）アラスカまで車で走るのは、随分昔からの夢だった。いつの間に、時間がないし、仕事忙しいし、っていうつまらない言い訳ばかりするようになってしまったのか。


仕事なんて、いつでもできる。美しいものをみて、美味しいものを食べて、好きなだけ車で走って。人生は短い。どんな生き方をしていても、終わりは来る。だったら、やりたいと前から思っていたことは、思いついた時に、チャンスがあったら、すべてやっておかなくては！


そうやって考え出して、地図や写真を見始めたら、急にワクワクしてきた。


そうそう、この感じ！



89 どこかの国の伝統文化を習うとしたら、何を習いたい？

うーん、やっぱり、カンフーかな？　最近、格闘技にすっかりはまっています。やるからには、黒帯を目指したい。とりあえず今は、テッコンドー（韓国伝統文化？）を頑張ります。精神論でいえば、空手の「禅」の心が一番好きなんだけどね、こっちは、日常生活に生かせるように…。




しゃどう＠写真は、三年前のアラスカ。またムースに会えるかな？

先頭 表紙

昼ごはんの残りの北京ダックを電子レンジで暖めて、夕食にした。凄まじい声で叫びだすピクシー、今夜の獲物を見つけたらしい。これまで、猫の好きそうな食べ物をちょくちょくあげていたけれど、現在の一番のお気に入りはウナギ。電子レンジから漂う匂いにすぐに反応して叫び声を上げながら、キッチンを駆け回っていた。私の好物でもあるので、少ししかあげなかったけど、がっつく様にかぶりついていた。


北京ダックもかなり、気に入ったらしい。冷蔵庫から出した瞬間にソワソワしだした。電子レンジの中にあるときから、大興奮。とりだしたての熱々のダックは猫舌のピクシーには手が出せず、でも匂いだけは最高なので、ますます叫び声が高くなる。落ち着いて食べられそうにないな・・・と思って、別の部屋でとりあえず食事をしていた、のだけど、その間中、甲高い声で鳴き続けていた。シルフは、というと、知らん振りでピクシーの騒ぎっぷりを眺めている。


私が食べ終わったあとの骨と、間接と、わずかな肉。いい感じで冷めてもいるし、さぁ、好きなだけ齧りなさい、と、猫皿のうえに盛り分けたら、ガルルルと、唸り声を上げて他の猫を牽制しながら、骨をバリッバリッと気持ち良さそうに砕きながら、食べていました。しばらくしてから、またピクシーの叫び声がするので、何事か、っと見に行ったら、小さな骨をくわえながら、うみゃーっと鳴き続けている。まだ食べたいけど、お腹がいっぱいになってしまったので、怒っていたようです。それなら、っとシルフがちょこちょこと骨を舐めに行ったら、うみゃーっと、骨を奪い取って、猫パンチ。ガキンチョぶりが可愛いらしい。


猫達は、机の上で気持ち良さそうに眠っています。キーボードに座り込むのを禁止したら、ちゃんとよけてから上手に眠る方法を考え付いたみたい。賢い猫達です。我が家に来てから、ちょうど３ヶ月。栄養と睡眠をたっぷりととっているおかげで、もう、４キロになりました。ものすごく健康。生後８ヶ月の猫としては、順調なサイズかな？来たばっかりの頃は、本当に小さかったので、最近は、食べる量の多さと、トイレの量の多さに少し驚いています。まだまだ、大きくなるんだよねぇ？


昔の日記を読んでいたら、しゃどう猫が恋しくなった。いなくなった当初は考えないようにしていたけど、本当に可愛がっていたんだなぁ、って改めて思う。今いる仔猫たちも可愛いのだけど、しゃどう猫とは違う。まったく違った良さもあるけれど。しゃどう猫は私にとっては、自分の歴史の一部、みたいな感じだった。こうやってみていると、寝顔は、そっくり、けど、しゃどう猫の方が、もっと無防備にねていたような…まだ、仔猫だから、ちょっとでも物音がすると気になって仕方がないみたいだけどね。


部屋が新しくなったので、もうあまり、しゃどう猫の幻に惑わされずにいます。仔猫たちはそんな想いもまったく気にせず、マイペースに過ごしていますが。



88 旅先で一文無しに！どうやってお金を作ります？

性格的に有り得ないけど…銀行から下ろす？とかいう答えじゃ駄目なんだよね。外国だと、ビサ無しで働くと違法なんだよね、違法なのも嫌い。家族か友達にわけを話して送金してもらって、あとで返します。（銀行強盗とかはもっとやばいでしょう？）



しゃどう＠写真は、私の食べ物（飲み物）は、なんでも欲しがるピクシー。油断していたら、いつの間にか、カップの中に頭を突っ込まれていました。

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昼ごはんを食べようと外にでたら、あまりの暑さに、くらっときた。たまたま、サングラスも帽子もオフィスに忘れてきていたから、そのせいだと思っていたのだけど、後で調べて見たら、今日の最高気温、４６℃だって。そりゃ、眩暈くらいしても、不思議じゃない。


モンスーンの季節も近づいてきたようで、夜は満月と、空一面に走り回る稲光。久しぶりに豪快で気持ちのいい光りかただったので、オフィスのブラインドを開けて、しばらく楽しんでいた。明日あたり、雨が降るかもしれない。


引越しは終わったけれど、火事のおかげで保険が降りるので、申請のための連絡がいろいろある。最終的に調べて見たところ、私の部屋の持ち物は、何一つダメージを受けていないことがわかった。けれど、電気をシャットダウンした時間が長かったので、冷蔵庫の中のものが全部痛んでしまった。ので、その分の返金がいくらかもらえる予定。でも、冷蔵庫に何を保管していたかなんて、ちゃんと覚えていないのよね・・・書き出すのがちょっと面倒。


それから、火事のちょっと前に、どこかの誰かが私のクレジットカードに悪さをして、NYから、キャッシュを＄４００も引き出した。カード会社の人が、すぐに連絡をくれてたので、すぐにカードを止めて、フラウドの手続きも済ました。これで終わったと思って、放っておいたら、ある日、朝早く、電話がかかってきた。厳しい口調の女の人が、「カードが盗まれてないのに、どうやったらキャッシュがカードから引き出せるの？」（カードはずーっと手元にあった。キャッシュは、カード以外からは引き出されないようになっているらしい）と、同じ質問を何度も繰り返す。寝起きで機嫌が悪かったので、「そんなの知らない、誰か偽装カードでも作ったんじゃないの？」と、少しきつい口調で言い返したら、「そんなはずは・・・」なんていいながらも、すぐに引き下がったけど。

あとで考えて見たら、疑われていたのかも。自分で引き出しといて、私じゃない！なんてフラウドの申請する人、結構いそうだし。面倒な世の中です。



違うクレジットカードの請求書がきたので、帳簿（エクセル）につけていた。今月は出費が多いわね、と思いつつ、よく確かめたら、出張先のホテルがダブルチャージしていた。これも取り戻さなければ・・・面倒。以前は、プエルトリコの高級ホテルのラウンジで、雨宿りついでに食事をしたときの請求額が、２６０ドル！で届いたことがある。驚いて、すぐに訂正の申請をしたら、翌月に、ちゃんと余分な分がクレジットされて戻ってきた。のだけど、カードのキャッシュバックの３％は、そのまま残っていたので、お昼ご飯代くらい、ちょーっとだけ得したことがある。カード系のトラブルって、得したときは、申請しなおしたりしないから、最終的にはプラスになっていることが多い。ので、あんまりイラツカナイようにしています。


テッコンドーでも、昇級試験が先週末にあり、緑帯（6級）になりました。はじめてから半年経っているから、まぁ、いいペースかな？　Martial Artの総合歴は、そろそろ２年を超えるので、真面目に通っていれば、遅くても来年の今頃には黒帯になれそうな感じです。空手と違って、テッコンドーは、とにかく蹴りまくって、ガードをあまり重要視しない。一見、ものすごく無防備に見えるんだけど、とにかく早く動きまくるし、上級レベルになって筋力とスタミナがついてくると、結構見ごたえがある。確かに、空手をやっていたときよりも、体の柔らかさとか、筋力とか、かなりついたような気がする。



しゃどう＠乾燥機の中のピクシー。

先頭 表紙

引越しもひと段落。まだ少し、箱が散らばっているけど、もう快適に住めるようになりました。今日、やっとインターネットのケーブルが開通して、家からもアクセスできるように。せっかくなので、ＴＶのケーブルと、デジタルケーブルも入れてしまった。渡米してから６年間、勉強の邪魔になるから！っと、自宅のテレビにケーブルを入れないで過ごしてきたのだけど、最近は、余裕も出てきたし、テレビくらいは入れてもいいかなと思って。実際、ないならないで、何とかなってしまっていたのよね。デジタルケーブルは、一ヶ月だけの無料体験版を使っている。そんなに高いものじゃないから、気に入ったら入れてもいいかなぁ？くらいに考えている。


昨年の今頃卒業して、明日の日付で正式にポスドク２年目が始まる。前々から、給料明細を見ながら、なんか変だな、とは思っていたのだけど、有給の時間がちゃんと溜まってなかったようだ。他のスタッフが気がついて、直してくれていたんだけど、今度は病休の時間までおかしくなってきた。この大学で一年間働いて確実にわかったことは、この大学の事務は、ほんっとーに、ほんっとーに、極端にたるんでいる。


とりあえず指摘してみたら、今度はすぐに直してくれたのだけど、この一年間で溜まった有給は２４日、病休は２４日…っという報告が…。嬉しいのだけど、ちゃんと使いきれるのかしら。というか、そんなに休んじゃったら、全然仕事になんないじゃん、って思うんだけど、みんな、きっちり使っているみたい。個人的には、３週間くらいどこかでのんびりバケーションっていうよりは、きっちり仕事したい気分。ワーカホリックなのかなぁ？


というわけで、テッコンドーのクラスを、週３回にしてみた。職場から近いので、あんまり負担は増えないのが幸い。月水金、に代えてからは生活のリズムの一部になったみたいで、調子がいい。アドバンスクラスに代えてからは、基礎トレーニングを結構やってくれるようになったので、体格が少し良くなったみたい。最近、鏡で見た自分の印象がちょっと違って見えるようになったので、気のせいかな、とは思いながらも鏡で全身をチェックして見たら…腕から肩の辺りに、しっかりと筋肉がついていた。まだこの年でも育つのね、と感心してみたり、喜んで見たり。


職場でも、空手と猫と仕事好きの同僚を発見。同じフロアにオフィスがあるのだけど、部署がまったく違うので、あんまりちゃんと知り合う機会ってないのが現状。（あんまり積極的に仲良くなるムードではない、仲は悪くないんだけど）余っている部屋の一部を改造して、サンドバッグをつるしてミニ道場でも作ろうか、なんて企んでいる。仕事中に頭に来た時には（よくある）、その部屋に駆け込んで、バッグを蹴りまくる殴りまくる…いや、じゃなくて、トレーニングの一環として…。でも、実現したら、いつも笑顔で上機嫌で、何を言われてもＯＫ！と爽やかに答えられるような私でいられるかも。それより、３時間ぐらい引き篭もってでてこなくなっちゃうかも…？　ていうか、そんなに体力ないけどね。


テレビ開通記念に、家に帰ってからは、ダラダラとテレビをつけっぱなしにして、ながら作業をしている。別に今まで我慢していたわけではないけれど、たまにはこういうのもいいなぁ、なんて思っている。


スタッフの人がケーブルをインストールしている間、暇なので、猫がよく寝そべっているところに座り込んで、外を眺めていた。ものっすごく気分がいい。こういう場所に関しては、猫って天才的に物知りである。




しゃどう。

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つづき。


消火が一段落ついたので、アパートの部屋の中に、とりあえず必要な荷物をとりにいくことになった。消防士さんの持つ懐中電気の明かりを頼りに部屋の中を見渡すと…家具が消えてる！と思ったら、別の部屋に全部移動してカバーがかけてありました。水をぶっ掛けるときに、浸水のダメージを防ぐために、移動してくれていたみたいです。火の勢いも強くなかったから、そういう気遣いをしてくれる余裕もあったみたいです。私の部屋のダメージは、キッチンとダイニングルームのあたりの天井が、浸水で壊れているくらいで、家具類には、被害が及んでいないように思えた。


ちょっと煙くさかったけど、とりあえずその日の夜に必要なものをまとめて（トロント帰りの旅行セットが、そのままになっていたので楽だった）ホテルに向かう。あまり期待しないで行ったのだけど、予約してあった部屋は、ヒルトンのスイートルームだった。贅沢なつくりなので、居心地はかなりいい。チェックインして、荷物を移動した後、まずは猫達の簡易トイレの確保。向かいにあったサークルKで、猫砂と、とりあえず、発砲スティロールのアイスボックスを箱にする。部屋の中に猫を開放したら、部屋中を丹念に探検した後、箱の中に飛び込んで用を足していた。引っかくと音がするのが嬉しくてたまらないらしい。


着替えてベッドについたのが、朝の３時ごろ。物珍しさにハシャギマワル猫達は放っておいて、眠りについた。けど、なんとなく眠りが浅くて、起きたのは７時半だった。


目覚めは割とすっきり。ホテルの朝食を食べた後、出勤が少し遅くなることをトマトに報告。自宅が火事の被害にあったので…って始めて使う遅刻理由。そんなに被害はなさそうなんだけど、アパートメントのマネジャーとの交渉しだいでは、悪い事態になりかねねいので、交渉の際のアドバイスを神妙に聞き入れる。オフィスが開く時間ぴったりに、アパートについて、マネジャーに会った。


被害の様子は、出火元の部屋と、真下と隣の部屋はかなりのダメージ。まったく住めない状態。私の部屋はあまり被害はないけれど、煙害と水害が、少しある。この４件のユニットは、工事をしなければいけないので、違うユニットに引越しすることになった。新しい部屋の場所の候補地をいくつか示してくれたのだけど、大通りの近くで、車の音がちょっと気になるロケーション。その場所に移るのは嫌だ、とはっきり言ったら、今のところより少し大きめの部屋で、ゴルフコースよりの部屋が空いているので、その部屋を今の値段で使えることにしてくれた。


新しい部屋は、フルサイズの２ベッドルームに２バス（今までの所は、１部屋＋ボーナスルームの１バス）、少し広めのダイニングルームとリビングルーム。引越しは、業者に頼んでパッキングからすべてやってくれるとのことなので、当面は何もすることなし。住所変更の手続きや荷解きはわずらわしいけれど、ある意味、少しは得したことになるのかしら。でも、迷惑料の一部と考えたら、相手にとっては、安いものなのかも。火事の責任が、１００パーセント、マネージメント側にあるので、場合によっては、訴えられてもしかたがない状態みたい。わたしの場合は、物質的な被害はまずないし、倫理的に、何でもかんでも訴えてやる！という考え方は好きでないので、そういうつもりはまったくないけれどね。


金曜日、予定よりも早く引越しが終わったので、新しい部屋の鍵をもらう。ホテルのほうは、好きなだけ滞在していてもいい、というので、荷解きがある程度済むまではキープしておくつもり。



しゃどう。

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昨夜、上の階に住んでいるチワワが、いつも以上にうるさく鳴いていた。誰かが腹を立てたのか、怒ってドアをバンバン叩いている。猫が怖がっているし、なんか騒がしいけど、あんまり関わりたくないな、と思って外の様子をうかがってみた。近くの芝生に、人だかり。みんな、何を見ているんだろうっと不審に思って外に出てみると、煙がすぐ近くからもくもくと上がっている・・・。よく見たら、しゃどう家の斜め上のアパートメントが燃えてるじゃないの！


唖然として眺めていたら、消防士さんが、今すぐ家の中の人とペットを全員連れて、避難するように！と静かに忠告してくれた。とりあえず上着と財布をつかみ、猫を一匹ずつ捕まえてキャリーケースに入れた。子猫達もうちに来てから随分大きくなったようで、もう別々のケースに入れないと、大人しくしていてくれない。運良く、しゃどう猫が小さいころに使っていたプラスティックのケースが余っていたので、その中に入ってもらって、とりあえず避難。


斜め上隣だったけど、風向きからして、燃え移ることはないだろうな、と思って、とりあえず避難、くらいの気分でいた。芝生の中庭には、すっかり出来上がった野次馬半分の若者が大喜びしていて、向かい側の建物に住んでいる人たちもピクニックに来ているかのような軽装。反対側には、すごい数の消防車！実際に火が出てから、３０分以上は経っているとか…っってことは、それだけ長い時間、まったく気がつかないで部屋でくつろいでいたってこと？　なんだか、気が抜ける。


アリゾナは昼は猛暑だけど、夜は結構涼しい。怒る猫をなだめながらも、芝生にぺたりと、座り込み、勢いを増して燃えだした赤い炎をみながら、不謹慎にも、ちょっと楽しんでいたりして。長いはしご車が伸びて、屋根をボカボカ壊している。火を出した部屋の住人達は、すぐ近くに座り込んでビールを飲んでいる。彼らによると、メインテナンスが終わったばかりの暖炉に、試しに火をくべてみたけど不完全燃焼でうまく燃えなかった。で、やる気をなくして他の事をしていたら、いつの間にか暖炉の煙突の中に火が充満していて、屋根に燃え移った、とか。


すでにオフィスの人たちとも交渉済みで、すべての被害は、アパートメントの保険でまかなわれるらしい。火が出たとたん、まずその手の書類を手にしてきたというから、しっかりしている。怪我人も逃げ遅れた人もまったくいないし、この分なら、そのうちすぐに部屋に戻れるようになって、翌日の話のネタには困らないな、くらいにボケーッと考えていたのだけど…甘かった。


水をかけて完全に消火したあとも、いつまで経っても部屋に帰らせてくれない。いい加減に冷えてきたなっと思ったころ、警察官がやってきて、同じ建物の住人全員、レンタルオフィスにいくように、との指示。どれくらい待つんだろう…と、うんざりしながら、その場にあったビリヤードのテーブルで玉を突きながら、だらだらと、近所のガキと遊んでいた。


避難してから２〜３時間ほど経ったころ、消火活動は完了した。水をぶっ掛けるときに、電気と水を完全にシャットダウンしてしまったため、復旧には丸一日かかるとのこと。その夜は全員、近所のホテルに泊まるように手配してもらった。


つづきます。



しゃどう＠今日はちょっと疲れたので続きはまた明日ね。

先頭 表紙

先週は、暑さの方も、史上の記録と並ぶほどの勢いで上昇していたようです。気温の変化に体も慣れてきました。といっても、昼間はずーっと空調の聞いた建物の中にいるので、お昼食べに行くときくらいしか、感じることはないのだけど。研究所も、昨年、空調の効かせすぎで、散々苦情がでたためか、今年はマイルドな温度に設定されています。普通に半袖で働いていても寒くないのはありがたい。


週末はモールに買い物に。もともと人込みが嫌いなのと、洋服買いにはあんまり興味がないので、ショッピングは苦手なのだけど、長いこと使っていたベルトの革紐が切れて、面倒くさいのでホッチキスで止めた状態で数週間使っていたのだけど、さすがに嫌気が差してきたので、買いに行くことにしたのだ。ついでに、いろいろと服の在庫を調べて見ると、寿命の近い擦り切れたものが多くなってきた。


仕事がオフィス系で、お洒落しても多少は楽しめるような環境ならいいのだけど、バリバリの実験系エンジニア、安全面からも、実験室は、短パンだめ、スカートだめ、滑り止めのない靴はだめ、サンダルだめ、クリーンルームが仕事場になると、化粧も厳禁（粉が飛ぶから）、ゴーグル越しに目が見えるだけのバニースーツを着る。長い爪も鬱陶しいだけだし、アクセサリーしてても邪魔になるだけだし・・・というわけで、肌の露出しない、汚れても気にならないような、ガッチリした硬派な服装以外、好んでしなくなっちゃうのよね。


アメリカで買い物をしていて、一番頭にくるのは、気に入ったデザインがあっても、まず、サイズが合わないこと！例えば、私の場合、標準サイズだと、ジャケットが４。シャツは、ミディアムか、ラージ。（鍛えてあるので、肩幅は普通の女性より広めです）それが、ダウンになると、０まで下げてもサイズが合わないことが多い。で、仕方なくpetitサイズの売り場に行くと、今度はデザインが気に食わない。でも、大体2Pから4Pの間で試着してみるんだけど、また、微妙にサイズが合わなくて着心地が悪い。そのうちに、好きなデザインを探すんじゃなくて、サイズの合うものを探す、という風に変わってくる。


スカートとかだと、ベルトでぎゅーっと絞れば何とかなるんだけど、パンツだと、キチット体に合うものじゃないと、気持ちが悪いし…で、選んでいるうちに、心底面倒くさくなってくるのだ。もともとの買い物嫌いに拍車がかかります。


とはいえ、最近、仕事でセミフォーマルな軽めのスーツが必要になることが多くなってきた。フォーマルなスーツは、学会用にいくつかあるのだけど、この季節には暑っ苦しいし、買ったものも、貰ったものも、１０年以上前、っというクラシックタイプ。さすがに、流行がどうのこうの！　ということを気にする人は私の身近にひとりもいないけれど、（でも、これだけ経つと、流行もまた一巡りして戻ってきているような気がする）たまには新調するのもいいだろうっと、なんとなく最近（ここ数ヶ月）は売り場に目をやるようにしていた。ところが、今週末、やっと、そこそこの値段で、品のあるジャケットとインナーのトップを１つずつ買うことができました。


ショッピング好きな女の子が、たまに羨ましい気がします。



87 自分の好きな有名人と旅行できるとしたら、誰とどんな旅をしてみたい？

好きな有名人って、いないのだけど…あんまり気の知れない人と、旅行に行くのは気が進まないです。



しゃどう。

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玄関のポーチに、白い大きな猫が遊びに来ている。彼/彼女は新顔。家の中に入れろ〜！っと網戸に頭をすりすりしながら鳴いている。ガラス戸や網戸越しにうちの仔猫達ともなにか会話をしているみたいだ。しゃどう猫は、知らない猫を見ると、途端に唸り声を上げて喧嘩を始めていたのだけど、今の猫達は、呑気に挨拶しているぐらいで、あんまり気にしていないみたい。


しゃどう猫が居なくなってから、何度か違う猫が、飼って〜！っと玄関先に訪問に来ることが多くなった。猫好きの噂が、猫会議で広まっているのか、それともランダムに訪問しているだけなのか、よくわからないけれど。でも、しゃどう猫は未だに帰ってくる気配はありません。心配を通り越して、もう、諦めの気持ちの方が強いのですが。仔猫たちは、ものすごく可愛いのだけど、しゃどう猫とはやっぱり全然違う猫。また違う形で、ゆっくりと愛情を育てていくことになるのだろう。


先週末に、カナダのトロントから、帰って来ました。写真をアップデートしようとＰＣに取り込んだら、カードがエラーを起こして、すべて消えてしまった。すごくショックだ。企業訪問と、トレーニングの際に取った写真、余った時間に訪れたトロントの町並みや、タワーの上から撮った風景は…私の目の奥にきっちり焼きついて…いるだけです。本当は、ナイアガラの滝も行ってみたかったんだけど（日が沈むまで数時間だけ自由時間があったのです）、今回の出張は、連れがいて、レンタカーの手続き上、運転手が彼女のみ、になっていた為、強行スケジュールは、断念しました。


今回同行したのは、トマトラボの院生。私とはあまり仲良くないのですが、仲良くないなりに、それなりの距離感でもって、うまくやっていたと思う。かなりのお嬢様育ちのようで、ホテルでのモノの頼み方とか、チップの渡し方とか、ワインの選び方とか、この年頃にしては、かなり様になっているなぁと、妙に感心したりしていました。借りた車は、トヨタのカローラだったのですが、メルセデスベンツのＳＵＶを常用しているだけあって、小さい、パワーがないっとひとしきり呟いていました。比べたらカローラが可哀想でしょうに・・・。


出張だから、仕方がないけれど、やっぱり旅は気が会う人と行く方が、数倍楽しいなぁ、と思う。家について心底ほっとした。



カナダを訪れていた一週間の間に、アリゾナには、本格的な夏が訪れていた。空港から外にでた瞬間、熱風が吹き付けてくる。駐車場で、何日も焼かれていた車は、ハンドルも触れないほど、よく温まっている。カナダはまだ春の始まり。夜は摂氏１度に下がるくらいの寒さ、昼間も長袖でちょうどいいくらい。アリゾナに住み着いて今年でちょうど７年目になりますが、これほどダイレクトに暑さを感じたのは久しぶり。ショックで、週末の昼間は外に出る気がしなかった。。。



86 旅先でお世話になった外国人が自分の町へ遊びにきたら、どうやってもてなす？

ステーキとサボテンと、グランドキャニオン、フルコースで。



しゃどう＠猫の写真をカナダの代わりに。

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