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猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

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2006-07-14 アゲイン&アゲイン その2。
2006-07-14 アゲイン&アゲイン その1。
2006-07-08 波に乗りたい。
2006-07-02 新生活。
2006-06-15 いろいろあったけど。
2006-06-15 新しい住処。
2006-05-27 黒帯!
2006-05-27 新しいスタート。
2006-05-14 強気で行こうかな?
2006-05-08 変化の兆し?


2006-07-14 アゲイン&アゲイン その2。


つづき。



大学、企業間のビサのトランスファーは、新しいビサとみなされるので、人数制限(キャップ)に引っかからないようにしなければならない。教育機関は別枠で、ほぼ無制限に発行されるのです。


6月の終わりに2006年分は締め切ったというニュースを聞いていたので、かなり、ヒヤリとしましたが、advanced degreeの別枠は、まだかなり開いているとのこと。一年半も無職で猫とかどうすんだよ…と先走りしてかなり焦ってしまいました。


が、とりあえずの問題は、ステータスが、変えられないこと、ステータスが変わらないうちに大学からビサのサポートを切られるとなにかの問題になりかねない。ベストな対策は今の会社から前の大学経由で給料を払ってもらうこと。


数週間か数ヶ月か、働けないで家でゴロゴロしているのもイヤだし、会社側も、今すぐ働いて欲しいから、と、とても協力的で親身になってくれました。会社に顔を出して、新ボスと一緒にトマトに連絡して、大急ぎで大学内に枠を残してもらった。


「トラブルメーカーめ!」とトマトには言われましたが、移民局関連のトラブルだけに、かなり迅速に、正確に手続きを進めてくれました。大感謝です。(辞表、叩き付けないでよかった…)


とりあえず、旧給料額で支払われるので、新給料を楽しむ期間は遅れるけれど、仕事は予定通りに始められるし、ビサステイタスも安泰、のベストな解決ができました。唯一の問題は、昨日、寝不足になったことくらい?そろそろ、グリーンカードの取得を考え始めているので(もちろん仕事経由ね、結婚する相手はじーっくり選びたいし)ビサステイタスは綺麗過ぎるくらい綺麗に整えておきたいのです。


ついでなので、新同僚を誘ってのランチタイムに参加。現在改装中の新オフィス&実験室を見学、月曜日からの仕事のアウトラインを話し合ったりしてきた。久しぶりなので仕事モードに戻れるか不安はあったけど、新しいプロジェクトの話を聞いているうちに、実験したいモードにすぐに入ってしまった。もともと、実験や研究が、好きでたまらないからこういう仕事をしていたんだな〜と再確認。久しぶりにワクワクしています。



今日の言葉。

ぬかよろこびせず、不必要に悩まず、ただ淡々とでよい。情熱は奥底にある。



しゃどう。

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2006-07-14 アゲイン&アゲイン その1。


二度目のサーフィンは、ボードをレンタルして、同じ場所で練習しました。インストラクターがボードを押してくれないので、前回ほど上手くは乗れなかったけど、どういうタイミングで立ち上がると、波に飲まれて落ちるのかが、だんだんわかってきた。たくさんパドリングをしなければいけないので、腕の力が結構いる。これは、何度も海に入って鍛える必要がありそうだ。


冷たい海の中で耳からも鼻からも海水が巡回したおかげで、終わったあとは、心地よい爽快感。いい消毒になるから、風邪気味のときとか、いいかもしれない。疲れたときに、ボードの上に転がって、海の真ん中にぽけーっと浮かんでいるのも、気持ちがいい。ウェットスーツを着ていたとはいえ、比較的冷たい海水に何時間もつかっていたおかげで、寒さにも少し強くなったみたいです。


テッコンドーもとりあえず、職場の側に新しい道場を見つけたので、試しに通っています。スパリングが中心の道場で、そんなに厳しくはないのだけど、何もしない間に体が鈍ってしまう方がイヤなので、一ヶ月分、払って様子を見るつもり。


早いもので、来週の月曜日から、仕事開始です。6週間以上の有給を引越しやアパートの下見を兼ねているとはいえこの上なく気ままに過ごしてきた。名残惜しい気もするけれど、いい時期でしょう。



心の準備は万端、だったのですが、問題が…そう、あれ、ビサです。トランスファーが遅れている!こう何度もあると、またかっ!てな感じで、落ち込むよりは起こりうる問題(違法滞在にならぬよう)と対策を手遅れになるまえに考えて動き出すことをまっさきに考えます。渡米してから体験したのは、


その1.
F1ビサのステータスチェンジ。入学志願時にTOEFLの点数が数点足りなかったので、「秋学期が始まる前に必要な点をとること」条件付入学で入学を許可された。語学学校に通って、学期が始まる1ヶ月前に必要点数に達しました。正式な許可が下りたのは、授業が始まる2週間前でした。

その2.
学生ビサのオプショナルトレーニング(労働許可)にアプライするのをすっかり忘れていた。卒業間近になって慌てて書類を提出して、実際のスタート日を二週間ほどずらしてもらいました。

その3.
オプショナルトレーニングで働き出して数週間後、母危篤の知らせを受けて、日本に帰ったのですが、F1ビサの期限が切れていたため、再入国できず。成田空港のカウンターで気がつきました。大使館に予約をいれたものの、一ヶ月先まで埋まっている。仕方がないので、観光ビサで米国に戻り(猫がいるので長く留守ができない)、一ヶ月の間、給料をわざわざ止めてもらっていました。

その4.
H1Bビサに切り替えるのを事務の人に頼んでいたのですが、OPTが切れる頃になって、「手続きするのを忘れていた」という情けない返事が。何度も確認したのに〜と怒ってもしようがないので、プレミアムで処理してもらう。一応、間に合いましたが、要求してから、約1年近く待たされました。

その5.
で、今回の、トランスファーの遅れ。45日以内にレシートが発行されて、プロセスが完了しなくても働き始めることができるのですが、そのレシートが未だに発行されていないらしい。しかも、まだかなり時間がかかりそう。大学にはすでに辞表を出しちゃっているし、任期が切れるのは、金曜日。あと2日しかない。



つづく。



今日の言葉。

負い方次第で荷は軽い。



しゃどう。

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2006-07-08 波に乗りたい。


引越しもほぼ完了。昨日、ツーソン時代の大親友(昔の日記をたどると、スピナッチ君という名がついてます)が、息子連れで遊びに来てくれたので、大急ぎで残りのダンボール箱を片付けて、部屋もそれなりに見れるようになりました。もう、6〜7年来の付き合いになりますが、スピナッチ君の方が、一年前にこの近くのベイエリアに引っ越して、自分の会社を細々と運営しています。小さかった息子さんも、もう16歳!まだ、あどけなさは残るけど、背も高くなっていました。子供時代の6年間って、ものすごいなっと、思います。


さておき、部屋も片付いたし、再来週から仕事も始まるし、で、今のうちにサーフィンの基礎を習っておこうっと思い立って、さっそくサーフィンのレッスンを申し込んできました。今日は初日。午後一番に、小さな波の集まる砂浜に集合。海水はまだまだ冷たいので、フルサイズのウェットスーツを着用。思ったよりも重たい初心者用のフォームボードをよろよろと抱えて、崖沿いの階段を降りる。


まずは、砂浜でボードでの移動の仕方、ボードからの落ち方、基本的なマナーを習ってから、海に足をつける。ヒヤッと冷たいのですが、海の上で動いているうちに、ポカポカと温まってきました。


サーフィンは、まったくの初心者の上に、今までまるで興味がなかった。ただ、海岸沿いを散歩しているうちに、海の上に漂っているサーファー達が、あまりにも気持ち良さそうだったので、衝動的にやりたくなったのだ。だから、タイミングだとか、バランスだとか、どういう感じが「乗る」感じなのか、見当すらつかず。とりあえず、インストラクターの掛け声に合わせて、波を掻いて、ボードの上に立つという感覚の練習をする。


とりあえず、最初の数回は海の中に落ちまくる。インストラクターによると、力みすぎて重心が上手く取れていないらしい。ボードの上で戦闘準備完了、みたいな。これは、マーシャルアートの影響である。


とりあえず、力を抜いて立ち上がったら、リラックスしてみて、と言われて、何回も落ちながらもある瞬間、波でふあっと持ち上がる感覚があって、とりあえず立って見たら、ふわーっと波の上に乗れた。バランスを取るぞ、っと力んだら途端に落ちたけど。もう数回そんな感じで試した後、また、運良く、ふわっとした感じがあって、今度は何も考えないでただ立って見たら、しばらくシューっと波に乗れた。


ゆーっくりとした動きだったけど、海と空気と一体になった感じ。海の上に浮いているような感じがめっちゃめちゃ気持ちよかった。


2時間のレッスンだったので、すぐに終わってしまったけれど、思ったよりも体全体を使っていたようで、気持ちよい感じで疲れました。波に逆らおうと立ち向かうのがサーフィンではなくて、体の力を抜いて、ゆらりと波に乗るのがサーフィンなのねと、いう感じをつかめたので、いいレッスンでした。


とりあえずは、感触がつかめたので、ウェットスーツを購入して、ボードはレンタルで、ボチボチと練習していこうと思っています。今年の夏はサーファーになるぞ。




今日の言葉。

物分りのいい人は自分を世の中に適合させる。
わからず屋は自分に世の中を適合させようと頑張る。
だから、全ての進歩はわからず屋のおかげである。(バーナード・ショー)



しゃどう。

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2006-07-02 新生活。


引越しも無事完了して、先週から、北カリフォルニア住民になりました。気候も良くて、空気も綺麗で過ごしやすくて、魚も果物も新鮮で美味しい。あんなにアリゾナのファンだったのに、すでにもう、カリフォルニア最高!というほど、気に入ってしまいました。夏だから、特にね〜。


サンタクルーズは、まだ少し肌寒いくらい。でも、昼間でも20−25℃くらいで、日差しは強いけれど、海からの風でひんやり冷える、って位の気候です。ただ、道を歩いているだけでも、日向にボーっと座っているだけでも、海の香りがほのか〜に漂ってくるのを感じて幸せだな〜っとしみじみ感じます。


今、住んでいるコンドもダウンタウンの側だから、ちょっとうるさい時もあるけれど、どこへ行くのにも便利だし、ビーチにも歩いていける距離だし、で、住み心地はなかなかです。猫達も、車で移動している間の約12時間、ピクシーは起きている間中叫びながら激怒!シルフは怖がって固まって静かにしていましたが、道中の半分は平和な顔で居眠りしていました。幸い、車に酔うこともなく、トイレ休憩もしたがらず、で、予定通りにこちらにたどり着くことができました。


ホテルに着いたとき、ちょっとは疲れをみせるかな?と、思っていたのですが、籠から出した途端、何事もなかったかのようにチョコマカと歩き回って水を飲んで用を足して、カリカリを食べて、ベッドの上に転がっていました。結構、体力があるのね。わたしが食事で外出している間はベッドの下で待機、部屋に帰ると、ミャーン?と確認の挨拶を交わしてから、また出て来て、部屋を探索していました。なかなか賢いようです。


今日は、買ってきたばっかりの新鮮なキングサーモンの切れ端を少し食べさせて見ました。冷蔵庫に入っている時から、大騒ぎで欲しがっていたのですが、差し出されたら、無言で、ムシャムシャ食べた後、静かーに感激していました。そりゃ、美味しいよね〜。


部屋には、暖房はついているけど、冷房装置はついていなかった。どうやら、必要ないらしい。暑くなったら、窓を開ければいいらしい。二階なので、パティオのガラスドアを開けっ放しにできるので、猫も出入り自由。幸い、虫もあんまり入ってこないみたいです。自然の風に吹かれながら、キャットタワーの上でまどろむ猫の表情は、至福そのものである。


街中もビーチも探検中。アザラシは、そこらじゅうにいるのですが、ラッコは、そんなに頻繁にはでてこなくて、小さいので、なかなかシャッターチャンスがつかめない。でも、一昨日、見ましたよ。可愛かった〜。



今日の言葉。

乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ。(ツルゲーネフ)



しゃどう@写真は、ヨットハーバーから。

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2006-06-15 いろいろあったけど。


引越しの日取りも決まり、業者も決まり、新しい住処も決まり、新しい仕事の始まる日も決まり、残るは・・・今の仕事をいかに円満に辞めるか、という課題が。もちろん、ボストマト教授様は出張中だったので、メイルで経過は報告してあったのですが、かなりご機嫌を損ねた様子で…ちょっと困っていた。


実のところ、最近のトマトのグループ方針に、どうしてもシンクロできないでいたので、どうにかならないの?と相談したら、口論に発展、あげくは、イヤなら辞めろ!と言う状態に。それなら・・・というわけで、もちろん、陰でこそこそやっていたわけではなく、逐一報告していたのですが、実際に決まってしまうと面白くないらしい。そりゃそうだろうけど。


たまたま最初に来たオファーが好条件で、相手の方も今すぐにでも!ってほどの歓迎状態。仕事の分野も、一番お気に入りのトピックで、気が向けば一日30時間働いても苦にならないほどで、生活のための仕事というだけではなく、楽しめる要素も存分にある。最先端な分野だけにリスクは大きいけれど、企業だから、もっと現実的な仕事ができるし、給料は倍以上になるし、で。


個人的にアリゾナは好きだし、今の仕事は軍予算の研究所なので、施設はものすごく豪華。でも、上層部はものすごく政治的で、純粋な研究のための研究所ではない。話を聞いて見ると、ディレクターのトマトに当たるプレッシャーもかなりのもので、そのストレスを、そのまま私に叩きつけたくなる気持ちもわからないでもないけれど、私もサンドバックになるために働いているわけではないので、そんな状態で気持ちよく働けるわけもない。


最後の方は険悪な時期が続いたけれど、深いところでは信頼しているから、交わせるやりとりでもあったはず。昨日、辞表を渡しながら、いい時期で、いい判断だったと思う、と穏やかに言われた。私もお別れのギフトを渡しながら、写真を見せたり、同じエリアに住んでいる共通の友達の話をして和やかに話を進めることができた。おかげさまですっかり打たれ強くなったから、どこに行っても、怖いものはない。辛い時期があったからこそ、平凡な幸せが輝いて見えることもある。小さな輝きでも、それを大事に大事に包んで、感謝するぞ、これからは!


今度働く会社の上司は、トマトの学生時代の友達らしい。いい人だし、いいビジョンをもっている、ようだ。もちろん、研究分野もほぼ同じなので、これからも末永く共同研究を続けていくことになるでしょう。まだまだ、頻繁に顔をあわせることになるから覚悟をするように、とトマトにはいわれた。まぁ、かかってきなさい!? 私は、どこに行っても、どんな仕事でも、ベストをつくすだけだ。


というわけで、さっさと仕事を辞め、今は、残りの有給休暇を引越しと、純粋に人生を楽しむためだけに使うつもりでいる。こちらに来てから、7年間、めちゃくちゃに頑張ったんだから、自分へのご褒美です。



テッコンドーのクラスも来週の月曜日で最後。今日も、いつものようにトレーニングに言った。クラスが終わる前に、いつものインストラクター(キュート君じゃない方だけど、メッチャいい人です)が、しゃどうの最後の日が近づいているから、っとケーキを買ってきてくれていた。綺麗なチーズケーキに、ブルーのアイシングで、"congraturation shadow"って書いてある。


まったく予想してなかっただけに、ものすごく嬉しくて、思わず泣きそうになってしまった。



今日の言葉。

目を閉じよ。そうすれば、自分自身が見えてくることだろう。



しゃどう。

先頭 表紙

大五郎様、院生時代と、ポスドク時代の前半は、純粋に研究に没頭していたといえるかな。研究に集中できなくなった事の顛末は、あまりにお粗末過ぎて書く気にはなれませんが、こんなことではめげず、次の仕事でもベストをつくすことができるように頑張るつもりです。これがきっかけで、かなり待遇の仕事に就くことができたわけだし。頑張るぞ〜! / しゃどう ( 2006-07-02 18:35 )
自分も院はこちらでやりました。あれほどの量の仕事をこなすことはもうないと思うけど、自分としては一番純粋に研究に没頭できた時期でした。これから立場も変わっていろいろ変化もあるだろうけど、その言葉どおり、がんばれ! / 明痴 大五郎 ( 2006-06-19 04:15 )

2006-06-15 新しい住処。


先週、サンタクルーズに車で乗りつけ、新しく住むところを決めてきました。海岸沿いの北カリフォルニア1号道路は、絶景。折りしも綺麗に晴れていて、太陽の光が海に反射して、キラキラと光る、濃い青の海。対抗するような真っ白な砂浜が、まるでわたしを歓迎するようにキラキラと輝いていた。前にも一度走ったことがあるけど、これからここに住むんだ、と思うとまた更に新鮮な気分だった。


750マイルのドライブなので、のんびり走っても、12時間程度で着く。日が長い時期なので、20時を過ぎてもまだ明るい。さっとチェックインを済ませて、エリアの下見を兼ねてダウンタウンに食事にいった。


翌日から、地図を片手に走り回って、インターネットで調べてきた良さそうなアパートメントに立ち寄って、直接交渉。けど、どういうわけか、そこそこ良いアパートメントはどこもいっぱいで、ウェイティングリストも締め切った状態だとか。空いているところも「猫は駄目!」の所ばかり。あんまりにぼろっちい所はイヤだし…3日かけて市内のほとんどのアパートメントをチャックしたけど、ほぼ全滅。


しかたないので、少し方針を変えて、エリアと予算枠を少し広げた。アパートメントの他に、コンドと家レンタルも範疇にいれて、ラップトップを覗き込みながら、インターネットの地方掲示版に載っている広告で条件の合うものに片っ端から電話する。せっかくだから、西側の一番いいエリアを中心に探そうと思ったのだけど、どのオーナーも「ペット厳禁!」の態度を崩さず。うむむ〜!そのうちひとりのオーナーが、うーん…猫ならまあいいでしょう、って返事をくれたので、さっそく部屋を見に行くことに。


街中のかなり便利な場所にあるコンド。70〜80年代のつくりで、外側から見ると、ちょっと古いつくりなのだけど、中に入ると、静かで、落ち着く感じで手入れも凄くよく行き届いている。部屋の中は、贅沢な間取りで、広くて明るくて静かで、リビングルームのテラスからは海が見える。とても街中にあるとは思えない感じで、プライバシーとセキュリティーもバッチリ、って感じの部屋だった。ので、その場で決めてしまいました。


家賃は、ものすごく高い。金額はアリゾナと比べると、声のトーンが変わるくらい高い。サンタクルーズのエリアは、気候が良くて、海が綺麗で素晴らしいところなので、ものすごく家賃が高い。けど、それだけの価値があるってことでしょう。大人しく払うことにしました。買うとなると、もっと凄い金額になるだろうし。ちなみに、アリゾナの今のコンドは、賃貸に出す予定です。


ほとんど猫達のために決めたような今度の部屋ですが、果たして、気に入ってもらえるかしら?(独身の猫を飼う女街道まっしぐら?)二匹とも、大人になってきて、好みが結構うるさくなってきました、が・・・海の側か、砂漠の真ん中か、なんてエアコンの効いた室内にいつもいる彼らにはわからないのかな?まぁ、いいや、私が気に入るのなら、猫も気に入るはず!


ともかく、住むところが決まってよかった。



今日の言葉。

言葉が考えを作り、考えが現実を作り、そして、現実が人生になる。



しゃどう@写真は、サンタクルーズの西側のエリアから。数週間後には私もサーファーになって海の上を漂う予定です。

先頭 表紙

2006-05-27 黒帯!


もう1つ、嬉しいニュース。本日、テッコンドーの昇段試験に合格!念願の黒帯です。アリゾナでマーシャルアート(武道)を始めて3年半。二年間は空手、引っ越してから1年半は、テッコンドー。仕事以外でも自分で誇れるものが欲しい、というのと、ストレス解消と、週に2〜3回、可能な限り休まずに続けました。(お気に入りのインストラクターがいたのもありますが…ふふ。)スタミナをつけるために、走って、腕立て伏せ、腹筋、スクワット、蹴って、蹴られて、跳んで、おかげさまですっかり体格も逞しくなってしまいました。


続けることの凄さ、を感じます。武道の道は険しいけれど、本当に楽しい。頑張った分だけ、トレーニングした分だけ、力がついて、上達していくのがわかる。掛け声とアドバイスにしたがって動いて、成果は、明らかに目に見える形で現れる。サボれば上手くならない、続ければ、地道に力がついてくる。嘘も政治も詐欺もない。はったりは通じないのだ。ただ、自分の力を信じて、自分自身と、相手を尊敬する心、礼儀を養っていく。大人になっていくと、どんどん忘れていってしまう気持ち、全身を一気に集中して、スカッと汗をかいて、スカーンと心が表れるような気持ちのよさ。この良さを知ることができた私は、幸せ者だと思う。


基礎になる8つの型と、セルフディフェンス、板割り。黒帯は2枚割らなくてはいけないので、後ろ跳び蹴りと、助走つきの跳び横蹴り(板の前に何人か人が転がっていて踏まないようにして跳んで蹴らなくてはいけないの)を披露しました。両方とも一発で成功!体がふわっと浮く瞬間があって、蹴りが板の真ん中に命中して綺麗に板が割れるとき、ぞくぞくっとするほど気持ちがいいのよね〜。


スパーリングの後、新品の黒帯をつけてもらい、トロフィーと、新しい胴衣を貰う。やっぱり黒帯って、締めるとピリッと引き締まった感じがして、達成感をひしひしと感じます。


この感じ、長いこと忘れていたなぁ。気持ちが高揚して、頭の上から、気持ちのいい気が空に向かって流れている感じ。なんてもったいない生き方をしていたんだろう。自分の人生なんて、気持ちの持ち方次第、なのに。空気をいっぱいに吸い込んで、体の隅々までいきわたる、だけでも嬉しく感じる。ささやかな親切でも、気遣いでも、心の底から感謝できるように、周りの人が心地よく感じるような、そういう人を目指して、これからは生きていきたいと思う。難しいのはわかっているのだけど、そうしよう、と思うだけでも、何かが静かに変わっていくだろう。


黒帯記念の、リマーク!



今日の言葉。

賢者には毎日が新しい人生である。



しゃどう@写真は、アラスカの氷河の近くで見かけたラッコの大群です。一部、しか撮れなかったのですが、この時は、見渡す限り、氷河の上にラッコが群れていたの。壮観でした。

先頭 表紙

プルー様、ありがとうございます!うちは日本語放送をいれていないので、見れませんでしたが、見たかったな〜。セドナもいいですよね!真夏時以外は最高にいいところだと思います。現在、昼間は平均40〜45℃・・・外を歩くと眩暈がします。 / しゃどう ( 2006-06-15 16:42 )
Hidey様、ホピの村ですか?残念ながら、訪れたことはありません。話は聞いたことがあるけれど。与えられたものに感謝して満ち足りる生活って、ものすごく難しいです。ついつい、欲にまみれちゃうのよね。お金とか物とか、そういうのは、あった方がいいけど、求めだしたら、際限のないものだから、ね。 / しゃどう ( 2006-06-15 16:39 )
Hidey様、お久しぶりです〜!読んでくださっていたんですね。とても嬉しいです。これからは、パワフルでも、あたり柔らかくが目標です。この年になったら、性格なんて変えられるもんじゃないし、慣れてうまくやっていくしかないですもんね。恥ずかしい話、自分らしさを少し見失っていた時期もありました。けど、まだまだ、私の人生はこれからです! / しゃどう ( 2006-06-15 16:23 )
わーい、Hideyさんだ〜。久しぶりって。ごめんね、しゃどう猫ちゃんの日記なのに。私も見ましたよ「世界不思議発見」。先日アリゾナにはじめて行ったばかりだったので面白かったです。セドナの風景とちょっと似てました(ホピの村が)。 / 黒帯おめでとう〜@プルー ( 2006-05-30 12:05 )
追伸。先日「世界ふしぎ発見」というテレビ番組でアリゾナの先住民ホピがつくったアメリカ最古の村について特集していました。オリオン座のそれぞれの星の位置に合わせて山の上に村を形成し、与えられたものに感謝し満ち足りる生活を現代まで続けてきたとのことでした。しゃどうさんはきっともう訪れてるんじゃないかなーと思って観ていました。 / Hidey ( 2006-05-28 13:16 )
就職、黒帯、おめでとうございます!ずっとこっそり読ませていただいていました。いつもかっこよくパワフルに生きているしゃどうさんはとても麗しいです。どんな状況でも自分らしさを見失わない姿勢もステキです。これからも応援しています。がんばってください。 / Hidey ( 2006-05-28 13:12 )

2006-05-27 新しいスタート。


下記の会社から、先週の金曜日にオファーを頂きました!オファーの金額も、ストックオプションつきのうえに、小躍りするような金額でした。場所柄、物価が高いのもあるけど、金額だけなら、年収は二倍以上に一気に上がります。仕事の内容も今までの知識を存分に生かせる内容。ベンチャー企業だけに、先行きの不安はそこそこありますが、まだ若いし、養わなきゃいけない家族がいるわけでもなし、この世の中、不安のない仕事なんてないし、と考える事、…数分。受けることにしました。


仕事なんて自分次第で面白くもつまらなくなるもの。でも、仕事環境も人間関係ももっと大事。最初は覚えなきゃいけないことがたくさんあるだろうけど、どんな仕事でも大事に、また新人に戻った気持ちで、新しいスタートを切るつもりでいます。些細なことにでも感謝の気持ちを持つこと、感謝の気持ちをキチット表すこと、イヤなことはさっさと忘れて、前に進むこと。当たり前の事を、当たり前にこなすこと。


アカデミア(大学内)の政治的な人間関係、足のひっぱりあい、ごますり、嫌がらせ、当てこすり、詐欺まがいの嘘、そういう一番悪い部分をここ数年、身近でしっかり目の当たりにして、経験して、学んだことは、こういう仕事は絶対に私には向いていない、ということと、私は、絶対にこういう人種になりたくない、ということ。(こう見えても、結構繊細なんです!)


わたしは、多少損することがあっても、まっすぐに生きたい。世の中、なにが正しくて、なにが間違っているかなんて誰にもわからない。けど、絶対譲れない部分ってあると思う。相手を受け入れあうのは難しいし、可能な限りは相手の立場にたって、理解できるように勤めたい。けど、ね、我慢しなければ馴染めない環境よりも、自然体で自分を受け入れる所があるのなら、飛び立った方がいいと思う。


というわけで、翌日、さっそくサインをして、送り返した。契約成立。7月半ばがスタート。使っていない有給が6週間たまっていたので、計算すると…今週で終わり? やった〜!!! 大喜びで辞表を書いて、サインして、オフィスの荷物を箱に詰めて、旅立つ準備万全である。6月の半ばにボスが長い出張から帰ってくるので、そのときに正式な辞表を叩きつけて、じゃなくて、提出して、円満に辞職できたらいいな、と思っているのですが。


とりあえず、まず2週間の有給をとって、次の住処を探しに行くつもりです。



今日の言葉

およそ、人は幸福になろうとする決心の強さに応じて幸福になれるものだ。



しゃどう。

先頭 表紙

大五郎様、ありがとうございます!テッコンドーも続けます!人生も仕事も楽しみます! / しゃどう@これからがスタートよん。 ( 2006-06-15 16:19 )
おめでとうございます(黒帯と両方ね)。SCではしっかり人生楽しんでください。いいなあー。行きたい,行きたい。よし、決心だ! / 明痴 大五郎 ( 2006-05-28 04:19 )

2006-05-14 強気で行こうかな?


さて、オファーの方は、給料の交渉段階に入りました。面接の時に、いくら欲しい?と聞かれてはいたのですが、まったく相場もわからないし、調べる時間もなかったので、「お任せします!」という適当な答えを残して去ってきたのですが…。

適当に提示してくるのかな?なんて思っていたのですが。あちらの方も、いくら出すべきか決めかねているようで、現在の収入と、期待している額、と引越し代がどれくらいかかるか、と細かい数字を指定してきました。うぅ…お金の交渉は苦手だ。


インターネットや雑誌、友達なんかに電話して、適正な額、を推定しているところ。実際に全員と話したところ、ポジション的には、シニアのシニアのサイエンティストで、実際の研究の計画を練ったり、プロポーザルを書いたり、実験したり(実験が一番好き!)もするけれど、マネージメント系の仕事もかなり混じってくるようだ。オフィスも一部屋もらえそう。将来性があるかどうかは、まだわからないけど(エリア自体はかなりアクティブ)、私自身の貢献度が、会社の成長を支えることができる立場にいられるっていうのは、かなり面白いポジションだろう。


ロケーションも絶好の場所である。シリコンバレーやサンフランシスコには近いけど、都会じみた忙しさはなく、山の隣に海があって自然に溢れている。海の見えるレストランでご馳走してもらった時には、ラッコがアザラシが当たり前の顔をして泳いでいるのが見えるし、ヨットやカヤックなんていったマリンスポーツも盛ん。ビーチのそばに住んでもいいし、山沿いで海の見える静かなところにアパートメントを借りてもいいし、心は、すでに飛んでしまっている。気が早い。


とりあえずエリア別、職業別、学歴別の年収リストをチェック。ついでに、今更ながら、その会社の公募広告と、サラリーレンジを発見(応募する前に見とけって感じですが)して、思ったよりも、レンジが高いことに小躍りする。本屋にもいって、何か参考になるものはないかな〜と見てみたのですが、インタビューやレジュメのマニュアル本を大量に発見。あぁ、こういうの読んで準備しておくべきだったのか!と今更ながら思いましたが…マニュアル通りに受け答えしたところで、相手が退屈するだけだろうから、その場で考えた方が、よかったのよね、きっと、と、思うことにしておきました。


で、いろいろ調べた結果、とりあえず高めで強気に提示して見ようかなと思っています。アメリカだし、高く自分を売り込む度胸も、きっと必要よね!(少し申し訳ない気がする…実は気が小さいわたし)面接でもかなり好感触だったし、提示額が高すぎたとしても、下げてくるだけで、別に断られるわけではないだろう。非常識な額でさえなければ。自己評価を上げて、自分に自信を持て!と自分に言い聞かせるべし。自信過剰はみっともないけれど、これからは、人に信頼感を持ってもらえるためにも、ある程度の自信と威厳を持てる様に、努力していこうと思っています。



うーむ、どうなることやら。



今日の言葉。

The difference between a successful person and others is not a lack of strength, not a lack of knowledge, but rather a lack of will.



しゃどう@写真は、LAのビーチから。心も澄みきってきます!?

先頭 表紙

真冬様、インタビューで行ったときには、写真とってる余裕がなかったので、今度行った時に(住み始めたときに)しっかり!撮ってきます。せっかくなので、アラスカで撮ったラッコの群れの写真を上に載せときます。嬉しい? / しゃどう ( 2006-05-27 16:02 )
しえろ様、チラッと見ただけでもい〜ところでした。これから住むのに、なんか実感が湧かないのだけど、やっぱり嬉しいなぁ。いい言葉、辛いときには励まされます。人生、いろいろあるけど、そのうちいいこともあるさ(あったさ!)、と信じて、乗り越えていきましょう! / しゃどう ( 2006-05-27 15:56 )
お久しぶりです。ラッコ!見せて見せて! / 真冬 ( 2006-05-15 03:19 )
おひさ〜。友人がUCSCとW(だったと思う)ではじまるキリスト教系の私立大学に行っていたので、むか〜し、何度か行ったことがあります。い〜ところでした。。。。上記のことば、とてもはげまされました。ありがとう。 / スーパーしえろ ( 2006-05-14 19:58 )

2006-05-08 変化の兆し?


就職活動をはじめて(といっても、スローペースでしたが)約一ヶ月、あまり目ぼしいオープニングもなくて、長期戦になるのかなぁ〜とうんざりしかかったところで、あるスタートアップ会社(ベンチャー系)に私の履歴とちょうどフィットするポジションを発見。トマトボスが情報をくれたので、さっそく、履歴書を送りつけてみたら、翌朝に電話がかかってきて、次の週に会社訪問、ということになった。


電話面接、というやつを最初にしたのですが、相手の人が、とにかくガンガンに話してくれるので楽でした。会社があるのは、サンノゼから南に30分ほど南下したところにある、サンタクルーズの近く。従業員は10名ほどで、近々、オフィスとクリーンルームを拡張する予定なので、新しく人をなんにんか雇うつもりでいるらしい。アリゾナからは飛行機で二時間ほどなので、日帰りの日程で面接を手配してもらいました。


当日は朝の4時起き。じゃあ、8時20分頃にサンノゼの飛行場で会いましょう…っという適当な待ち合わせ場所と時間。ゲートを出ると…誰もいないし。お互いの顔も知らないのに、本当に合えるのかしら?と思っていたら、10分くらいしてから、それっぽい感じの人がキョロキョロしながら現れてくれました。で、合流。さて、長い長い面接の開始である。


会社のロケーションは、かなり私好み。郊外の山の麓に在る、静かなところ。といっても、完全に孤立しているわけではなくて、5分か10分くらい走れば、サンタクルーズの海辺の町にアクセスできで、それなりに便利。会社に入る前に、喫茶店でエスプレッソを一杯ご馳走になるけど、まだちょっと緊張気味。


面接、といっても、堅苦しい感じではなくて、カジュアルに事は進んでいった。簡単に部屋を案内して、いろんな人に紹介してもらった後に、自己紹介を兼ねた1時間くらいのプレゼンテーション。今までやってきた仕事や知識のことも含めて、喋り、質問に答えたり、という感じで少し打ち解けていった。その後、30分くらいずつの個人面接を6〜7人、ランチとちょっとした観光を間に含んで、という感じです。


幸いにも、プレゼンテーションが終わったあと、ほとんどの人には気にいってもらえたみたい。個人面接も、緊張した雰囲気はなくて、世間話とプラスアルファなテクニカルな質問に答えたり、で、友達が新しくできたみたいな感じ。ディレクターと、CEO(社長)との面接は、さすがにフォーマルな感じでした。どういう仕事がやりたいか、将来のビジョンは?なぜ、今の仕事から移りたいのか、同僚同士のエゴとエゴがぶつかりあって、トラブルを起こしたときに、どのように処理するか? ちゃんとした面接の練習というか、答える準備はあんまりしてなかったのだけど、その場で考えて、その場で答えて、なるべく見栄を張らずに、誠実に答えるように心がけました。たぶん、彼らが見ているのは、答えそのものというよりは、人格だと思うし。


一緒にランチを食べたり、話したりしているうちに、半日しかしらないのに、結構仲良くなってしまった。相手のことをあまり知らないのに、あ〜、この人達、なんか好きだな〜って思えるのは、いい兆候だよね。


というわけで、かなり好感触。正式なオファーと、ナンバー(給料)について、一週間以内に連絡をくれるとの事です。うふふ。



今日のいい言葉。

只今そのとき そのとき只今 (武士道)



しゃどう@写真は、LAのビーチ。

先頭 表紙

ええ、素敵なところでした。正確には、少し北に上った山沿いに研究所はあります。落ち着いたところです。でも、アパートメントの家賃、アリゾナのあたりと比べると、約2倍が相場です。うひゃー。 / しゃどう ( 2006-05-14 17:25 )
大学院がそちらの方だったのでサンタクルーズはよおく存じております。そこらにしてはバカ高くないし、海はすぐだし、おしゃれな店もできてるし、よいんではないかなあ。小生もそこらに転職したいです。 / 明痴 大五郎 ( 2006-05-08 18:47 )

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