2001-03-04 電撃入籍　vol.2
2001-03-04 お初にお目にかかります。
2001-03-04 電撃入籍　vol.1

その日の夜は、職場の同僚と飲み会。
あまり体調が良くなく、なじみのお店でのお好み焼き、ビール、そして日本酒・・・の後に、おひな様の砂糖菓子ののったあまりにも懐かしいケーキをサービスしてもらって、喜んだのもつかの間、おなかの中でお多福ソースとマヨネーズと生クリームが混じったせいか、気分が悪くなった。何とか家まで耐えたものの、玄関で「吐くっ！」と叫んでトイレに飛び込んだのだった。あーあ。そして、「さっきのおひな様の横にあったイチゴ、私ったらあんまり噛んでいなかったのね・・・。」なんて、ぜいぜい言いながら観察していた。
久々の胃液のイガイガ感を名残惜しく思いながらうがいをし、今夜の重要任務を果たすべく、まずは親に事情説明した。両親は私の急な入籍宣言にも動揺を見せず、「いいんじゃない」の返事を頂き、第一関門突破。次は彼。電話口で「ええっ、そんな。でも別に気にしないよ。じゃ、俺の親に聞いてみる。また電話するよ。」トントンと、第二関門突破。２０分後、彼の電話は「母親がちょっとびっくりしすぎちゃったけど、まあ、大丈夫。オーケーさ。」なんと、１時間くらいで３月入籍が決まってしまった。すごーい！こういうのも電撃入籍って言うのかしらん？まだしてないけど。
カレンダーで大安吉日をすでにチェック済みの私は、「あのー、実は明日大安なんですが・・・」と提案。「よしっ！じゃ入っちゃおう！」と二つ返事の彼。
さっそく、肩で携帯を挟みながらインターネットで「婚姻届」に必要なものを調査し始めた。ところが、そこで私の戸籍謄本が必要なことが判明し、明日（つまり今日）の入籍はやむなく断念したのだった。

次の大安は１０日の土曜日。
私は仕事だけど、終わったら彼の地元の役所まで行っちゃうぞ！待っとれよ！

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ひまじんのみなさま、はじめまして、こんにちは。
ワタクシ、本日より、お仲間に入らせていただくことになりました、みゆみゆです。

さて、私がこのネットを知ったのは、既に、友人がひまじんメンバーであり、ずいぶん前になりますが、この夏に結婚を控える私に、「結婚するまでのあれこれを気軽に書いてみたら〜？」と勧めてくれたことにありました。
はじめは、「そんな、知らない人に自分の話をするなんて・・・。」って思ってたので、友人の作っているページにも、アクセスしたことはありませんでした。（友人だから直接話が聞けるし、別にいいやって感じで。でも、友人として、ちょっと冷たかったなって反省してます。一生懸命書いてるんだもんね。ごめんね。）
そして、今日、ついに初めてアクセスしたのです。
その内容のおもしろいことといったら！！！
直接話すのもいいけど、文章っていうのは、また違ったうまみが出ているのですね。はっきりいって、感動でした。
影響を受けやすい私は、「よしっ、私も！」と、思わず、新規会員の戸をたたいていたのです。

私には、友人のようなバイタリティーはないし、ちょっと不安はあるんですが、ま、マイペースでやっていこうかなと思っています。
どうぞよろしくお願いしますね。

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　はじめに一言。
　前回の、と言うか、たった今送信したばかりの記事の日付のことなんですが、例として書いてある日付をまねして書こうとしたら、本当にそのまんままねしてしまいました。ああ、さっそく自分のまぬけぶりをみなさんに披露してしまった・・・。とほほ。気にしないでください。では、以下、本文でございます・・・。

　結婚を５ヶ月後に控え、私は仕事を今年度いっぱい（３月）で辞めることになっている。
きのう、上司にいわれた。「みゆみゆさん、入籍いつ？」「え？式が夏だから、海の日にしようかなって。だってかっこいいじゃないですか〜。」すると、上司は「３月中にしなよ。」と言う。
私としては、「なんぼ上司といえども、入籍日までちょっかい出すとは！」と、ちょっと納得いかなかった。しかし、上司は、実に重要な情報を私に授けてくれようとしていたのだ。
「みゆみゆさん、３月中に入籍すれば、お祝い金がかなりもらえるはずだよ。ものももらえるよ、何だかいろいろ。お金も給料一ヶ月分位、もらえるんじゃないかな。」
「ええええ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！ほんとですかぁ！？」すでに私の瞳は￥マークに占拠されていた。そして、周りの人々も口々に「もらっていきなよ！もらっていきなよ！」と言う。とどめに上司が「今の時代、何千万ものお金を、悪いことしてもらってる奴らがいるんだよ。みゆみゆさんは結婚っていう、ちゃんとした理由があって、正当にもらえる権利があるんだ。入籍して、もらっていきなさい。」
私の心はすでにかなり揺れていた。しかし、一握りの羞恥心が残っていたらしい。「でも、お金をもらうために入籍するなんて・・・。できませんよぉ。」上司は、「恥ずかしがってどうすんだ。いいじゃないか、やめちゃうんだから！立つ鳥、跡を濁せ！」うう〜ん、なるへそ、そういう考え方、いいな。思わず「ぎゃふん」と心の中でつぶやいてしまった。（そういえば、「ぎゃふんと言わせてやる」とかよく言うけど、本当に「ぎゃふん」って言うのって聞いたことない。でもこのときは本当に「ぎゃふん」って感じだった。）

ひとしきり盛り上がったあと、ぼおーっとしていた私に、向かいの先輩が言った。「みゆみゆさん、壁のカレンダーに目が釘付けだよ。ひひひ。」そう、私は無意識に、「友引、大安、友引、大安・・・。」とつぶやきながらカレンダーにかじりついていたのだ。ああ、なんてこと。小市民！金の亡者！貧乏人！ええい、何とでも言え！
開き直りながらも、何とか正当な理由はないものかと頭を巡らした。そしてあった！真に正当な理由が！
それは、保険。医者にかかるときに必要な保険。退職と同時に奪われる、私の保険証。そう、４月から入籍まで、私には保険証がないのだ！これは、相当にまずい。そして、入籍するのに、こんなに立派な理由はないだろう。
「よし、今夜、彼に話そう！」私は目が￥マークのまま、決心した。

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