2004-02-03 無駄な自己嫌悪の巻
2004-01-31 お布団の巻
2004-01-30 感染しましたの巻
2004-01-29 ウィルスの巻
2004-01-28 真っ白な朝の巻
2004-01-27 ＷＥＢ書道の巻
2004-01-26 オー人事オー人事の巻
2004-01-25 ひまじんネット様の巻
2004-01-22 刃物の言葉の巻
2004-01-21 キムチの巻

　最近めっきり体が弱くなってきたような気がする犬です。何の前触れも無くちょっと日記をお休みしてしまいました。頭痛に喉に鼻水にじんましんまで併発してしまい、その上病院で貰った薬が胃を攻撃してたりするようで散々です。。。幸いな事にインフルエンザではなかったようで、熱は出ていませんがこの状態で仕事するのはしんどいですね。。昨日今日は「会社と家の往復」ではなく「会社と布団の往復」でした。別にそんなに忙しいって訳でもないのですが、いきなり休みを貰う事が出来るほど暇でもないので律儀に出社してます。

　体が弱ってる時は思考もマイナスになりますね。。「超プラス思考」の犬ですが、今はいくらどうがんばっても頭の中はいやな事だらけ。昔の思い出さなくてもいい嫌なことばかり思い出して自己嫌悪に陥ってみちゃったりなんかして。それが積み重なってくると、それじゃダメだと解っていつつも、つい誰かに甘えたくなったりします。こう言う時ってやっぱり同居家族だの恋人だのが欲しいと切に思ってしまいますね、独り暮らしなだけに。

　今日はこのへんで。。

先頭 表紙

幸せは　歩いてこない

だから歩いて行くんだね

一日一歩　三日で三歩

三歩進んで二歩下がる

人生はワンツー・パンチ

汗かきベソかき歩こうよ



　・・・ひどい寝汗に見舞われた犬です。でもお陰さまで熱っぽいのが一段落したような。そんなこんなで今日、なんと「布団の無料交換」というのがありました。社宅住まいなのですが、布団を配給してくれる業者が在庫整理だかなんたらかんたららしく、希望者には使い古しの布団をほぼ新品の布団と取り替えてくれるそうで、入社以来７年モノの布団を使っていた犬は交換してもらうことに。今晩から新しい布団＆毛布＆枕で過ごせます。

　ところで布団の寿命ってどのくらいなんでしょう？しっかり干してホコリを叩いてマメにシーツも換えて、たまに丸洗いクリーニングにでも出せばそれなりに長持ちしそうな気がします。出しちゃったら寝れなくなるし値段もそれなりなのでクリーニングには出した事がありませんけど。東京のボロ社宅で雨漏りに見舞われた時も干して終わっちゃいましたね。まるでオネショでも致したかのような染みが出来たので恥ずかしかったけど（笑）

　そんな思い出があったりする、毎晩を共にした日常品、なかば愛着もあったりする布団なのですが、犬は布団が変わったり枕が変わったりすると眠れないとかいうデリケートな体質でもありませんので、この際はということでまだ使えるのですが新しいモノに交換しました。

　ところで羽毛布団ってそんなに寝心地がいいの？使ったこと無いんだけど（笑

先頭 表紙

　言ってる傍から風邪を貰ってしまったらしい犬です。ああもう、なんでやねん！コンチクショウ。それもこれも密室の事務所のエアコン前でマスクすら着用せずに百万回ほど咳をした課長のせいだコンチクショウ（そんな課長は風邪にて本日欠勤）。そんなこんなで咳が出まくっています。バカは風邪ひかないはずなんだけどなー。そうか犬はバカじゃなかったんだ！バカじゃなくてアホやってん！もしくはたわけ。犬かアホは。いやアホか犬は。

　そんなこんなでコンピューターウィルス情報の続報です。各社から最新版のアップデートや「駆除ツール」がリリースされていますのでご参考まで。シンマテック・トレンドマイクロ・ネットワークアソシエイツなど。


　尚、犬の風邪は「ネット感染」はしませんのでご安心ください（笑）

先頭 表紙

　スゴイのが出回っているようです。＞MyDoom（コンピューターウィルス）

　犬の元には幸いにもまだ届いておりませんが、とにかくものすごい勢いで拡散して被害を及ぼしている模様。識別や感染した時に起こる症状はこちらを参照してください。変なメールが届いたら添付ファイルは開けないように！

　はてさて、ウィルスはコンピューターだけに留まらず、人体や鳥にも被害をもたらしています。ご存知のインフルエンザです。本日、というか昨日から犬の上司が家族揃って感染してしまい、休日出勤だの休日出張だので休む日が滅多に無い人だったのに、なんと５連休も取る事になってしまいました。本人からすれば盆正月にＧＷ以外では初めての事だということです。しかし「有給」ではなく全て「振替休日」らしい。恐ろしや。。。

　ウィルスといったら、去年くらいにこんな話を聞きました。犬はその時ＰＣを買って２年くらいですかね。その犬よりももっと長くＰＣを使っているはずの会社の人が、犬にこんな事を話をしてきました。仮にＨさんとします。

Ｈ「犬君って自宅にＰＣ持ってるんだっけ？」
犬「持ってますよ〜。そんなに詳しくはないけど」
Ｈ「メールって結構やってる？」
犬「まぁ、人並みじゃないっすか？」
Ｈ「あのさぁ、昨日変なメールが来てさぁ・・・。」
犬「変なのって・・・ウィルスっすか？（笑）」
Ｈ「いや、そうじゃないんだけど、なんか文字が読めない変なのが来てね」
犬「ああ、それって「文字化け」ってヤツかな？」
Ｈ「でさぁ、変な添付ファイルがあって、それ開けたらＰＣ壊れちゃったんだよ。」



・・・思いっきりウィルスじゃねぇか！！



　何も知らないって怖いですね。。。

先頭 表紙

　ようやく「雑多症候群」が鎮静化してきた犬です。このまま収まらなければどうしようかと思っていました。そんな今朝、ちょっとした事件がおきました。

　・・・寝覚めが超スッキリ。

　寒い季節、低血圧気味（正常範囲内だけど）の犬に朝は辛いのです。二度寝なんて日常茶飯事。いつも遅刻ギリギリ。が、なぜか今朝はスッキリ目覚めました。いつもより早く寝た訳では無いし前の晩に何か特別なモノを食べたとか飲んだというのもありません。いたって普通、まさにいつも通りの日常だったのに、この目覚めの良さは何？もしかしてこれが「雑多効果」なのか？やっぱり雑多なのか？？

　んで、会社でも事件がありました。職場の一角というか離れに「分析室」というのがありまして、いろんな「測定機械」が置いてあって、試験をする部屋があるんですね。工業系の会社、学校には大体あるのではないでしょうか。１２畳くらいのスペースで、そこに所狭しと機械やらパソコンやら測定用サンプルが置いてあるんですね。サンプルというのは気温や湿度の上下で影響が出たりしますので、年中「一定温度」で、夏は寒いぐらいの涼しさ、冬は暑いくらいの温かさに温調されています。仕事での犬のテリトリーの中でそう多く行く場所ではないのですが、「オアシス」として「立ち寄る（サボるとも言う）」場所なのです。

　そのオアシスが、今朝「真っ白」になってました。水蒸気で雲って真っ白になっちゃってたのね。そんでもちろん物凄い湿気。なんと昨晩、誰かが「加湿器」を「ＭＡＸ」の設定にしたまま帰ったらしく、「湿度９９％」という恐ろしい事態に。サンプルはおろか書類から床から窓からみんな水浸しでぐっちゃぐちゃ。そしてパソコン５台に測定用精密機器も同様。。。犬の推定総額、機器類だけで５０００万超。これって、水に濡れちゃったら基本的に「アウト」なんでない？（汗）

　しかし事件というのはこれではなく（十分に事件だが）、第一発見者のＳさん（♀）は、こう報告してきました。



　「なんか部屋が臭いんですけど」



・・・そういう次元の問題ぢゃないだろっ！


　そりゃ臭いだろうけどさぁ、、、視点というかなんというか、大事な「見るべきもの」「報告すべき事柄」を把握していないみたいです。緊急事態であり重大な事件であるというのに、その本人の持ち味でありキャラクターである「天然」ということでは片付けられない「欠陥」があるように思えてきてしまいました。その第一発見者は昨日、最後に部屋を出て鍵を掛けた本人なんだそうな。。。誤魔化そうとしたんでしょうかねぇ。。。



　犬が第一発見者ならこう報告するね。



　「大変です！白いです！真っ白です！」



　・・・解りやすいっしょ？（大違）

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　タイトル通りです。日記の先頭に「デジタル書道」の作品を載せていくことにしました。マウスで筆のような感じの文字が書けるソフトを使ってるのですが、これがなかなか面白いのです。筆で書くときと同様しっかり「とめ」「はね」「はらい」にもコツが要るので、実際に書道をやってる方からすれば「なんじゃこんなもん！」かも知れませんが、これはこれで「デジタルの楽しみ方」の一つかと。

　それとは関係ないんですけど、今日は「雑多（ざった）」という言葉がミョーに頭から離れないでいました。「雑多」です、「雑多」。雑で多いって事（そのまんまやんけ）。なんで「雑多」なのか、なんで「雑貨」とか「雑種」でなくて「雑多」なのかわかりませんが、犬の頭の中は「雑多」で一杯。「雑多」一つが雑多に犬の頭の中にあります。雑多に支配されてしまいそうです。雑多だらけで雑多まくり。雑多放題。どこで雑多という単語を目にしたのかよく解らないし、普段と言うか今までに使った事の無い単語なような気がするのですが、とにかく「雑多」です。

　明日は「カレー風味雑多煮込み」かもしれません。

先頭 表紙

　今月末も無事に生き残れた犬です。昨日の晩の段階で財布の中には２７０円でした。タバコ一箱がギリギリの値段です。牛丼一杯は無理です。高級カップラーメンも無理です。家賃も払えないし株式投資も無理です。ローンは口座から自動引き落とし、そんなセンチメンタル２７０円。崖っぷちの週末。

　そんな日を乗り越えた月曜の朝、顔色の悪くなっている上司から相談されてしまいました。なんと４名いるグループ内の１名が名指しで他工場に派遣、じゃなく転勤になりそうとのこと。特殊事務（特許関連）での人材が足りないんだそうです。名指しっていうのは犬でもなく上司本人でもないのですが、今の組織構成からすると１名抜けるというのはかなりの痛手。今年の６月にウチの職場に「山」、それもチョモランマ級のデッカイのがやってくる予定です。正直なところ、今より人数が減ったら実作業に携わる犬なんかにはたまったもんじゃないのです。しかし人材を欲しがっている他工場の部署は３月には欲しい、というか至急も至急、大至急での要請とのこと。

　んで、転勤といってももちろん「放出」する訳ではなく、「交換」が条件なんだそうです。長期リストラ計画で、欲しがっている部署には「純人員増」は不可能だという事で、一名をこちら（名古屋）に、という話だったのですが、その「１名」がいわゆる「たらい回し」状態にある方で、各部署を転々としている、いわば「何かと問題」を抱えちゃったりしてる方なんですね。犬は今までその方とほんの少しの期間一緒に仕事した事ありませが、あまりにも短い期間だったのでそこまでは汲み取れず、別にいいじゃないの〜、とか思うんですが。そんな内容の相談でした。

　しかし上司はこれを突っぱねる方向でいるようです。つまり「交換」トレードではなく「放出」。てことはアレかい、３名になった上に春から新入社員を抱えてやっていく、と？こりゃ犬の手だけでは足りず猫さんの手も借りたくなること必至ですな。それはそれとして、放出されるＡさん（仮）はいいとしても「交換要因」として名の挙がったＢさん（仮）の行方は？人員増が出来ないけど獲得します、、、でもウチ（名古屋）に差し出されても「いりません」。。。宙ぶらりんっすか、終いにゃどっかに「飛ばされる」んでしょうか。ああ御無体な。

　ていうか放出されるＡさんやＢさんにはまだ極秘の段階らしく、彼らの「了承」が無ければ転勤なんて〜、、、と思ったのですが、彼らにはギリギリまで伝えず、職制のトップ連中で全てを決めてしまうんだそうです。「彼らには選ぶ権利はないからね〜。」ということでした。会社なんてみんなそんなもんなんでしょうけど、偏った民主主義で半ば独裁ファシズムのような気がしないでもない会社、まさに将棋の「駒」状態におかれている社員。初めて「人事」の裏事情にリアルタイムで触れてしまい、心中複雑なのでした。

　就職を控えたみなさん、会社って結構恐ろしいトコみたいっすよ。

先頭 表紙

　昨晩はものの見事にサーバがダウンしていた模様です。土曜日の夜だというのに復旧に尽力なさったであろうシステム管理者さんならびにスタッフの皆様、ご苦労様でした。ここに辿り付くまで色々と日記をレンタルしてきた犬ですが、ここが一番サービスが良いと思うのですよ、実際のところ。突っ込み機能があってコミュニケーションが取れて、ヘッダーを自由にイジれてタグも使い放題だし画像のアップロード機能まで付いていて、ログもかなりの量を保管でき、それでいて尚且つ無料というのは他には無いと思います。ひまじんネットさんはサービス精神旺盛ですね。素敵です。素晴らしすぎます。最高です！・・・と誉めたら何か犬に特別なサービスをしてくれたりするでしょうか？（笑）

　犬の見解としましては、やはり利用者数の増加によるサーバの負担が今回のダウンの原因ではないかと。他にこれといったネットワーク障害も起こっていないようですしね。新規利用者が増え続けるのは冒頭述べたとおり、機能豊富で便利なところからきているのでしょう。それでいてここは「自動登録抹消」を行っていないようです。早いところでは「２ヶ月」の間書き込みが一軒も無いと削除する、というレンタル日記もあります。しかしここは２〜３年の間、一度も書き込んでいない日記にめぐり合ったりしますので、「またいつか気が向いたら書こう」という利用者にとってはこれまた非常にありがたい事だと思います。しかしそれは逆に「サーバの負担が増え続けていく」という事にも他なりません。

　画像のアップロードも負担になるんでしょうかね。詳しい事は存じませんが、記入内容がテキストで３０００バイト（３Ｋバイト）と制限しているのに、画像の方には制限が無いみたいです。リサイズやら圧縮比の変換をしなくても良いというのは、これまた利用者にとっては非常に便利ですが、ブラウザで表示しきれないサイズもそのままアップ出来ちゃうのは（例を挙げればネットゲームのキャプチャ）サーバはもちろんですが、見るのも大変です。気にしない方は気にしないんだと思いますけど。ゲームのキャプチャは見てもよく解らないので表示する前に別なページに移動しますけどね（笑）

　そーんな事を思いました。犬もここをタダで貸してもらっている立場なので、運営方針については口出し無用、ってとこでしょうか。なにはともあれ、これからも運営がんばってください。犬もがんばって記入します（笑）

　ところで先日より日記のタイトルを変えてみました。どうやら「出来事」だけを毎日のように記入するのにはちと無理があるような気がしてきたのです。何とも無しに毎日が過ぎている訳では無いのですが、その日の出来事で印象に残っている事だとしても、誰しもが読む可能性のある、いわば「公共性」のある場所には不相応である内容はもちろん書く事は出来ません。そういう出来事は公の場で発言しても大丈夫なように頭の中でゆっくり編集して、噛み砕いたり脚色したりネタを交えたりしてから後日改めて書きます。なのでちと改名して「〜思ってること。」になりました。

　そんな訳で今後もよろしくお願い致します。

先頭 表紙

ココロにカタチは無い。

だから簡単には見えない、触れられない、掴めない。

でも、コトバがココロをカタチにする。

コトバがココロの中をカタチにして、誰かに伝える。

時にコトバがココロに伝わり、ココロが繋がる。

時にコトバがココロを傷付け、ココロが離れる。

***

　「切れない刃物ほど危ない」という諺をご存知でしょうか。さび付き、刃こぼれし、刃先が丸まった刃物でモノを切ったり削ったりしようとすると、無駄な力が入り手元が狂い、怪我をし易いという意味。「安全な刃物」とは、歪まず、錆びず、綺麗に研ぎ澄まされたものです。古来の「刀」の類のものはそれに限りませんが、本来「刃物」とは勿論「人を傷付けるモノ」ではありません。食物を切り分けたり、加工したり草木を切る用途として石器時代、或いはそれ以前に生まれたものだと思われます。

　しかしやがて人類は進化し、生活の更なる向上を願い、「略奪」「争い」という、変な言い方をすれば「文化」が発生します。その時、刃物は「道具」から「武器」へと変わっていきます。用途が変わり、「道具」であったものは道具のまま進化していきますが、「武器」は武器としての進化を歩み始めます。人類の歴史は「争い」を無くしては語れないものになっています。己の欲の為に人を傷つけ、土地を奪い、それがあってこそ今の世界があるといっても過言ではありません。その今の世界でも、「争い」は行われています。平和の為に争う事も、争いを治める為の争いも。すれ違いで起こった痴話ゲンカも。ほんの小さな口ゲンカも。

　鉱石は砕かれ、高温にされ、金属が溶けたら鋳型に流され、カタチを作っていきます。それをまた金色になるまで焼けた炭の中に入れて高温にし、叩いて、叩いて、叩いて、叩いて、叩いて。鍛えられていきます。炭の含む炭素を鉄の中に取り込み、やがて鉄は「鋼」になり、それを削り、磨き上げたモノが「刃物」として生まれ変わります。そうして生まれた刃物は「美」「能」「値」、時に「心」までもを兼ね備えます。

***

　美しくなくても良く切れる刃物はある。

　美しくても切れない刃物だってある。


　時に野菜を切る包丁であり、

　時に果物の皮を剥くナイフであり、

　時に巨木をも倒す斧であり、

　時に壁を砕く鶴嘴（つるはし）であり、

　時に根を掘り起こす鋤（すき）であり、

　時に田を耕す鍬（くわ）であり、

　時に人を斬る刀であり・・・。



　あなたの刃物は「道具」ですか。「武器」ですか。それとも「飾り物」ですか。

　それは、研ぎ澄まされていますか。

　そして「使い方」を、知っていますか。

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　犬の兄貴は中学生の頃「キムチ」というあだ名でした。別にキムチが大好物だったからという訳ではありません。韓国人だというわけでもありません。でも兄貴はキムチは結構好きなようです。しかしその弟の犬はキムチは嫌いでした。別に兄貴が嫌いだからという訳ではありません。そんなに好きでもありませんが（笑）　なんでキライなのかというと、単に「辛い」食品が全般にキライなのです。カレーは好物ですが、市販品のルーでは中辛、もしくは甘口でなければ無理です。辛口なんて以ての外です。他にカレーでなくても「辛口」と銘打たれたものは食べません。

　そこで、なぜ辛いのがキライなのかを自分なりに分析してみたところ、驚くべき結果が導かれてしまいました。

☆辛い物が苦手な理由
　●食べると口の中に辛さがいつまでも残る。
　●辛さの度合いによっては口の中がヒリヒリする。
　●場合によっては喉まで痛くなる。
　●汗が大量に出て不快だ。

　・・・と、まずは４点が挙げられました。他には特に見当たりません。これから推測出来る事は、辛い物を食する事に「肉体的苦痛」を感じているらしい、ということです。上３件は「口腔内・咽頭」が、「辛い」という刺激を受けると「痛い」「辛い（つらい）」という反応を起こし、脳に対して「これは口に入れるのは良くない」という信号を送ります。その結果、脳は「辛い物は（口の中や喉に負担が掛かるので）食べない方が良い＝kキライ」という事を学習し、現在に至るのでしょう。そして「汗が出る」という事に関してですが、汗は水分を肌に出して蒸発させ、その気化熱（吸熱）により通常の体温以上になった肌や筋肉を冷やす役目があります。なので、辛い物を食べると体（特に顔）が熱くなるんですね。この発汗に関しては個人差があると思いますが、犬の場合は少量の辛さという刺激でも人並み以上に汗が出ます。なので犬は体質的に「辛さという刺激が必要以上に身体を発熱させる（＝発汗を促す）」という事が考えられ、つまり口腔・咽頭が刺激されすぎる事も含め「体質的に辛い物に弱い」ということになります。

　さて、苦手な理由は解りました。ただしこれはあくまで「口腔・咽頭」が問題なだけである事にお気づきでしょうか。例えば本当にキライな食べ物があったとして、それを目の前に差し出されたら、あなたならどうなりますか？「見ただけで気分が悪くなる」という方もいるのではないでしょう。これは「視覚」によって既に脳が反応してしまった結果でしょう。もしくはそれを何らかの理由で食べてしまった場合、気分が悪くなるだけでなく、嘔吐してしまったりすることもあるかもしれません。いわゆる「拒否反応」ですね。

　が、犬に対しての「辛い物」は、特にこういった口腔・咽頭以外での「拒否反応」が起こるという事はありません。発汗はあくまで「放熱」に対して行われることなので、「反応」ではあっても「拒否反応」では無いと推測されます。辛い物、辛そうな物を見ただけで発汗するという事もないし、気分が悪くなる事もありません。

　と言う事で犬は「辛い物に対する肉体の抵抗力が弱い」だけであって、「辛い物がキライ」ではないという事実が判明しました！「キライ」ではなく「苦手」なだけだったんですね。さぁあなたも、身の回りの「嫌いなもの」についてご自身で分析なさってはいかがでしょうか。もしかしたら本当はその「一部」が「苦手」なだけであって、本当は結構いけるかもしれませんよ？（笑）

　今の犬に必要なのは「キムチなのに辛くないキムチ」です。

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