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ロリキート世界

わたし　ロリキート
くくぜんと　ゆめをみているの
あまいみも　しおからいみも　
なにもかもここにはいるのね

***　ロリィのうたをヴァイオラが翻案します。トリ語は苦手だから間違いだらけかも？ ***
目次 (総目次)   [最新の10件を表示]   表紙

2002-05-02 よろしくね
2002-04-29 卵のパヴァーヌ
2002-04-27 カナリア
2002-04-26 反響症状
2002-04-26 春のシャワー
2002-04-01 エイプリル・フールズ

2002-05-02　よろしくね

 
わたし　ロリィ
なないろボディ
なかよしロゼラ
シグナル・カラー
明けがたからからげんきうたって
暮れがたにはにがいそらすべって
ハエをおいつめてにえるのがとくい
ヒユをせわしなくつまむのはきらい
すきなのはりゅうこつ座をちらかすこと
こわいのはひらがなが読めなくなること
 
 
 

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↓otoosan ga itteta yo. wakatteru to omotte itakoto ga totsuzen wakaranaku naru no ga ichiban kowai n datte. tabun ... isshun ni site wakatte simau no to onaji kurai? / vi ( 2002-05-06 07:10 )
sonnna koto bakari sinnpai siteitara, sonouti kutibasi ga magattyautte okaasann ga itteta yo / birdland ( 2002-05-03 01:46 )

2002-04-29　卵のパヴァーヌ

 
ときどき　カイツブリになれたらいいなって思う
冷たい水にもぐって　ムーサへの捧げものをとってくる

それからうむの　
波にうかべた光と影の巣のなかで
あらかじめ死を孕んだ白いかたまり
分裂していく自己相似形　未然の無明
あるいは　無限の花びらのかたい蕾

そのままひらかれずにいたら
種の違いをこえて
魚たちとも通じあえるのかもしれないけれど

わかっているの　分かれていく理由は
痛みからそれを汲みあげながら
魂にふれないようにささえあうため　でしょう？

言わないで　どこにもゆきつかないと
わかっているの　本当のことは
ついにわかりえないということも

しあわせな嘘をきかせて
夜空をはばたくシラサギの翼が
乱気流のカーテンにおしつぶされないように
カイツブリの巣にながれついたピンクの貝殻が
忘却の海の底にひきもどされないように

なにも言わないで　お祈りしているから
 
 
 

先頭 表紙
ワ！　はやおきドリがきたよ　うれしいなピィ　あややさんのうたもきかせてよピュルピュル / ロリィ ( 2002-05-02 23:22 )
↓幾久しく楽しませてくださいませ。 / あやや＠こんにちは ( 2002-05-02 08:18 )
↓「少しだけ」　とかいうやつにかぎって、ながながと居座るんだよ！ / ヴァイオラ ( 2002-05-02 07:43 )
ありがとう　自分で死んだの　何の意味もなかったから　ここでこうしているのも。でもあと少しだけ居させてね / ロリィ ( 2002-04-30 22:49 )
ちいさなロリィ、こんにちは。誰が駒鳥殺したのか、ちゃんとわかってる。安心してゆっくりおやすみ。 / クックロビン ( 2002-04-30 10:14 )

2002-04-27　カナリア

 
後ろの山に捨てたなら　なぜ
しらないロリィをまっぷたつに裂くの？
無言の鞭でぶつの？　血まみれになって
求めつづけなければ得られないものは
別のかたちをしていたの？

待っているの　うたは
満ち欠けをくりかえす　月の
輝く海に　やってきて去るもの
去ってまたあらわれるもの
やってきて去るもの
去ってまたあらわれるもの
やってきて去るもの
去ってまたあらわれるもの
………………………
 
 
 

先頭 表紙
ohanasi sitaina. mata kitene. / lory ( 2002-05-01 22:16 )
anata no hane wo musitta mono ha nani. / viola ( 2002-04-29 22:37 )
hane ha mushirareru tame ni haeteiru kara nanoyo. / birdland ( 2002-04-29 18:02 )

2002-04-26　反響症状

 
世界はロリキートと関係ない
ロリキートは世界と関係ない

羽毛やクチバシをむしらないで
きもちをそっとかきまぜるレードル

（みんないっせいにヨーヨーとばしたがるのはなぜ？）
　　　　　純粋と欺瞞　善意と譫妄　無視と欲情
　　　　　被害と妨害　制約と放埓　自己と他者
（みわけがつかないのは電脳の網をすかしてもおなじ？）

はっとしたまま
じっとしたまま
ちっちゃな脳にひっそりすんでる
ちっちゃな虻にこっそりきいてる

切断されていることと　それをふまえて
接続をこころみることについて。
 
 
 

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2002-04-26　春のシャワー

 
でかけているとおもっていたら
いきなりパシャッと降ってくるのね・・・

ノミ捕りしてからアクビして
まだまだよゆうってのんびりしてたのに
しらんぷりして待ちぶせなんてずるい

絨緞にしみが、
しみがのらねこのいない絨緞に

ふわふわの羽根をかたづけるひまもなかったよ。
 
 
 

先頭 表紙
ワ〜ンありがとうございます！　焼きたてパンだいすき。「朝顔」は１年ぐらい前、ちょうど詩を書きはじめたころの。それまでは１００％散文人生だったわ！　ところで上の、下から２〜３行目は三好達治のパクリでーす。 / ヴァイオラ ( 2002-04-26 19:28 )
詩を書き続けて、長いんですか？奥が深いですね。「朝顔」とてもきれいです。 / パン屋の娘。今年は文学少女？！ ( 2002-04-26 10:34 )

2002-04-01　エイプリル・フールズ

 
 
 
 

先頭 表紙
それにしても、驚きました。……いつのまに？ / ヴァイオラ ( 2002-05-08 08:16 )
刃を研ぐ巣箱と知らば　仲間も巣箱は空けまいに　古い巣箱は梢のすきま　まことかウソかの涙の色は　時がゆるゆるたってから　哀しいくらいにわかる色　おゆるしあそばして / クックロビン ( 2002-05-08 01:31 )
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