はじめまして。めいちゃまです。
ずぼらなママの代わりに、おばあちゃんとのせいかつをご紹介します。
あたしまだ産まれて8ヶ月。お昼寝とかおっぱいにいそがしくてなかなかかけないかもしれないけれど許してね。
パパのママはやさしいおばあちゃん。元気に体操教室に通ったり、民生委員や婦人会に参加していいこと一杯してるのよ。
ママのママもやさしいおばあちゃん。なかなか会えないけれど、いっつもあたしのこと考えてくれてるのよ。
今日は、こっちのおばあちゃまのおはなし。
ママのママは世田谷に住んでます。だから「せたがやのおばあちゃん。」せたがやのおばあちゃんはご病気なの。
C型肝炎ていうの、最近たまに聞くでしょ、あのね、ママが産まれるずっと前に手術したときに、輸血をしたらうつされちゃったの。おばあちゃんなにも悪いことしてないのに。。
慢性C型肝炎っていうのが30年かけて「肝硬変」というのになったの。肝硬変ていうのは、悪くなると癌の腫瘍が出てくるんだって。おばあちゃんはね、癌の治療で今まで何回も入院してるの。
今は医学も進歩してるせいか、ドラマで見るような、手術室に入ってメスで切って。。っていう手術は、おばあちゃんはやったことないの。レーザーで焼きとったり、血管に細い管を通してお薬で治したりしたの。でもね、肝硬変が慢性化してるから、ひとつ癌細胞を取っても、あとからあとから出てくるの。だから定期的にお医者さんに診てもらって、出てきたら取る、の繰り返しなの。
ムズカシイお話はこのくらいにして、ママはね、あたしがママのこと大好きなように、おばあちゃんのことが大好きなの。お喋りで、社交的で、誰にもやさしくて、なんだかとぼけたところのあるおばあちゃんはね、ずっと元気でいるものだって思ってたの。
今、おばあちゃんと2人暮らしのおじいちゃんは、おばあちゃんがすべての人だから、がんばっておばあちゃんを助けているのよ。でもね、心配で心配で弱気になっちゃって、もうだめだ、もうだめだ。って、覚悟を決める練習を毎回してるの。
ママは、そんなおじいちゃんを心配症だ、それで2人揃って精神的にやられちゃったら元も子もないって思って、いっつもおじいちゃんに怒ってたの。しっかりしろってね。
ママは2年間かけてひととおり怒ったある日に、やっと正気に戻ったの。ふっとね。
ああ、しっかりしなきゃいけないのは自分なんだって。じいじが心配症なのはそうだけど、ママがこんなに強気なのは、現実を認めたくないだけなんだって。
明るくて、優しくて、いっつも元気だったおばあちゃんが絶対死ぬわけないって、そう思いたかっただけなんだって。
それで、ママはやっとじいじの辛さが分かった気がしたの。
ママのお兄ちゃんが偉そうにママのことをダメだって言う意味がわかった気がしたの(むかつくけど)
だからママは、おばあちゃんのこれからを、ちゃんと見つめなきゃと思って、このひまじんをお借りして、思うことを書かせてもらうことにしました。
なんだか長いプロローグになりましたが、どうぞよろしくお願いします。
いっつもそれじゃ暗くて仕方ないから、元気なパパおばあちゃんのことも紹介するからね。ママ、あんまり愚痴は書かせないでよね!! |