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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-12-18 鏡  第22話  偶然
2001-12-14 鏡  第21話  心の変化
2001-12-07 鏡  第20話  母の愛
2001-12-05 鏡  第19話  無関心・無感動
2001-12-02 鏡  第18話  告白
2001-11-16 鏡  第17話  星の夜
2001-11-10 鏡  第16話  解放
2001-11-09 鏡  第15話  ぬくもり
2001-11-08 鏡  第14話  連鎖
2001-11-04 鏡  第13話  見えない鎖


2001-12-18 鏡  第22話  偶然

幸はずっと気になっていた。
写真を持っていってしまった人
それがある日、ひょこっと訪れた。
彼はお店で食品を選んでいた。

よかった・・
辞めてなかったんだ。

満期で辞めて行く人が多かったから、
彼もその一人だと思っていた。

写真のこと、話したいけど話せない。

そして、彼の何度目かの来店の時だった。
 
幸は同僚とレジに入っていた。
客はほかになく、彼女と話しをしたりしていた。

「すみません」
と、いつものように、レジに来た彼に同僚は、
「こんにちは〜。ところで、趣味はなんですか?」
突然、彼に話しをふったのだ。

彼は戸惑いながらも答える。
「飛行機と音楽かな。ん?レコード店なら・・」

彼が帰った後、彼女は目配せをした。
「良かったね。さっちゃん。行ってみたら?」

幸は焦っていた。
いきなりだったから。
まさか、彼女が聞くとは思ってなかった。
彼女は幸の気持ちを知っていた。
それできっかけを作ってくれたのだ。
幸は嬉しかった。


翌週の日曜日だった。
幸は町に出てレコード屋に行ってみた。
彼がよく行く店を覗いて見たかった。
でも、時間が早かったため、
店はまだ閉まっていた。
幸は、ため息ひとつ漏らす。
そして、他に買い物に回りもう一度店に訪れた時だった。

太陽が眩しかった。
店のガラスが光りを反射している。
店に入ろうとした時、ちょうど中から出てくる人とぶつかりそうになった。それは彼だった。

何を話したかわからない。
頭はパニックになっていたし、たぶん、顔は真っ赤だったに違いない。

彼は言った。

「一緒にお昼、いかがですか?」




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お昼を一緒に〜♪ した後の展開は〜急展開〜♪  / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-18 22:35 )

2001-12-14 鏡  第21話  心の変化

幸の奥深く眠るもの

それは、怠惰
      諦め
        失望




私はいつ死んでもかまわない

たいして悲しむ人はいない

私は一人なのだから。

深雪、私と変わってくれない?

私はあそこでずっと眠るの。

ずっとずっと・・。



根雪は哀れみのほほえみを浮かべるだけ。

深雪、自由になりたいでしょ!?


---------


ある日、突然に現れた人。
21歳の時だった。
ううん、突然ではなかった。
私は配置転換で売店に・8トいた。

彼は備品、飲み物、たばこを毎日のように買いに来ていた。

彼を意識したのは、
そう・・彼が私の写真を持っていったから・・



あのころ、まだ、販売に慣れてなかった幸は、
あまり笑顔は出せなかった。
その頃、PXにいたカメラ店のおじいちゃんはちょこちょこと遊びに来てはチョコを奢ってくれた。
いつも、幸を気遣ってくれた。
その日もおじいちゃんは遊びに来ていた。
客はいなかった。雨がひどかったから。
おじいちゃんはポラロイドカメラで幸を写すと写真を見せてくれた。

その時、彼はちょうど、店に入ってきていた。

おじいちゃんは、こともあろうか、彼に写真をあげてしまった。
「欲しいか?」って・・
彼はそのまま、持ち去ってしまった。

  ねえ・・
    深雪・・
      私、ずっと気になってるの。
        彼はあれから、急にお店に来なくなったの

  仕事、やめてしまったのかな・・。


深雪はくすっと笑う。
ちょっと意地悪そうな笑みを浮かべて・・・










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な〜ん歳まで〜一緒なのかな〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-14 00:36 )
また、さぼってましたぁ...A;゜∇゜)/アセアセ☆ / 星くず ( 2001-12-14 00:32 )

2001-12-07 鏡  第20話  母の愛

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幸は二十歳になっていた。毎日、仕事をしている。
省庁関係の事務所で働いていた。

何故、ここにいるのだろう。

幸は接客の仕事を望んでいた。
高校の教師は、それを望んでいなかった。
短大に行くことを強く望んでいた。
 
幸自身、上に進みたかった。
しかし、一番、上の姉を考えると無理だと思った。
父は既に仕事をしていなかったし、
母は63歳になっていた。

高校の担任は、働きながらでも出来ると
歯科助手の仕事を紹介してくれた。
夕方からは短大にも行けるように取りはからってくれた。

幸は嬉しかった。
ただ一人の生徒にここまで考えていてくれるなんて。

でも、母は猛反対だった。
私を省庁に連れて行った。
既に内定は決まっていたが、私はそこに決まってしまっていた。

幸はこのころ、殆ど、きれめなく、男とつきあっていた。
決して深いつきあいではない。
心は遠いところにいた。
何回か、結婚を望まれることもあったが、母は全てダメだとという。



母は私を愛してる
だから私も母に従う


           仕事も恋も・・・・





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こういうのを一卵性親子というのかな・・・? / 星くず ( 2001-12-14 00:34 )
現代の物語の〜一部分を見ているような〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-07 21:10 )

2001-12-05 鏡  第19話  無関心・無感動

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淡々とした毎日を幸は送っていた。
高校生活は楽しいと言えば楽しい。
ただ、時々グループ交際の話しが舞い込むのが億劫だった。
休み時間になると、男女の話が、あちこちで花が咲いていた。


どうでもいい話しだったけど、おくびにもださず、
幸は聞き入った振りをする。 

幸自身は考えるのもめんどうだった。
グループ交際もそう・・
紹介させてって言われて、休日にみんなで会う。
だから、とりあえずは友だちとして、ということで交際は始まる。

でも、空虚、空虚。
かといってやめればいいものの止められない。
友だちの輪にいたかったからそれもしれない。

バカだね、幸は・・
耳元で深雪が言う。
どうせバカだよ。
一人はイヤだもん。


幸は、次第と男の心を試すようになる。
いったいどこがいいの?私が好きなのって。

透明な君がいいっていう男もいた。
当たり前、私は私をどう表現B5たらいいのか、
私には、わからないのだから。





     心が動かない。
     ときめきなんてなんにもない。
     何が楽しいのかも判らない。




   深雪、この世界はつまらないね・・。


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はい。やっと高校生。少しは成長しているでしょうか・・・。 / 星くず ( 2001-12-05 22:40 )
幸ちゃんも。。高校生になったんだ。。 / みかりん ( 2001-12-05 21:20 )
やさしいほら〜?楽しみにしてますね〜(^▽^ / 星くず ( 2001-12-05 19:27 )
気づけば〜もう19話な〜んですね〜♪ 仙川も〜ただいま〜やさしいほら〜製作中です〜♪(笑) / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-05 11:58 )

2001-12-02 鏡  第18話  告白

幸は中学3年になっていた。

ずっと好きだったのは葉子ちゃんのお兄さん。
7年越しの初恋だった。

「幸、いいの?
このままで、ずっといいの?」
深雪は言う。
最近では、いつも私の傍にいる。
深雪は、歯がゆくてたまらないのだ。

幸は、後押しされるように、葉子ちゃんに伝えた。
幸のこと、どう思ってる?って聞いてくれるって、
それだけ。
それだけで満足だった。

答は、妹にしか思えないとそれだけ。

それでも、 
ペンダントをくれた事がある。
葉子ちゃんとのお揃いの。

私はフェルトで2つの小さな人形を作った。
私とおんちゃんをかたどった人形。

女の子の形の人形を葉子ちゃんから手渡してもらう。
そして、おんちゃんの人形は、ずっと学生鞄にぶらさげていた。




高校の時、一度だけ、おんちゃんとデートしたことがある。
たった一度だけ。
ただ、映画を見るだけだったけど。
でも、帰り道にお店でタオルがあって思わず、
かわいいって言ったら買ってくれた。

すごくうれしかったよ。

何年かして、大事故があったって葉子ちゃんに聞いた。
もう、子供は作れないって言うほどの事故だったって。
お見舞いにいかれなかった。
絶対、泣いてしまうと判っていたから。
だから、葉子ちゃんに、精一杯の本を入院先に持っていってもらった。

私の出来るただ、一つの事だった。

私の初恋はこうして幕を閉じた。


  ホントに私はただの妹のような存在だったのですか?






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よかった〜♪ これで〜もう〜大丈夫ですね〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-05 11:57 )
プライバシーのクッキーをいじったら、入れたぁぁぁ☆ / 星くず ( 2001-12-05 11:24 )
ログインが出来ない(T.T) / 星くず ( 2001-12-05 00:30 )
ちゃ〜んと〜読んでいるので〜安心して下さいね〜♪ 最近は〜HPに行けなくて〜申し訳ないです〜★ / 仙川亭おき楽 ( 2001-12-02 05:57 )
ずいぶんと、ご無沙汰してしまいました(^_^;) / 星くず ( 2001-12-02 02:22 )

2001-11-16 鏡  第17話  星の夜

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平和な日々が訪れていた。
家は相変わらずだったけれど・・

幸は毎日のように葉子ちゃんのところに行っていた。
葉子ちゃんには、姉のことも話している。
友だち・・なんでも話せる友だち。

そして、葉子ちゃんの兄が好きになっていた。
彼女の家に行けば、会えるかもしれないというかすかな期待。
ただ、顔を見るだけで良かった。
中学生になった彼とはなかなか会えなかったけど。

「おんちゃん」
幸も葉子ちゃんと一緒になってそう呼ぶ。
彼はさっちゃんって呼んでくれる。
とても満ち足りた時間。

男の子なんて嫌いだけど
おんちゃんは大好き

ある日の事だった。
家のお風呂が壊れたので、幸は葉子ちゃんと、葉子の弟と銭湯に行くことにした。

むろん、葉子と行くとは言ってはいなかった。
葉子ちゃんを嫌っている母には言えなかった。

銭湯の帰り道、
土手に坐り、星空を見つめながら、話しをしていた。
今までの事。
そして、これからの事。
大人になっても友だちでいようねって。

オリオン座が見えていた。
あの真ん中の3つの星は、葉子ちゃんと弟の浩ちゃんと幸だねって。

幸は葉子ちゃんと別れた後足早に家路についた。

待っていたのは1台のパトカーだった。

幸はその晩、母に庭の木に縛り付けられた。
固く固く・・。


母は、来てくれなかった。何時間待っても。

父がそっと真夜中に、縄をほどきにきてくれた。
幸は冷たい廊下で眠った。
まだ、許しを得てなかったから・・・。

    




      おかあちゃん、ごめんなさい。




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う〜む〜☆ ドラマのような〜展開ですね〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-11-16 00:38 )

2001-11-10 鏡  第16話  解放

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「万引きは泥棒なんだ。二度とするな!!」





放課後だった。
幸は職員室に呼び出されていた。
幸と葉子は共に先生の前に立っていた。
足ががたがたと震える。

「いつからだ?」

「他には誰かいたのか!?」

「はい。名前は知らないけど、中学生のお兄さんが・・。」

先生の問いに幸はその男の子のことを言った。
先生は、


「そうか・・」

「万引きは泥棒なんだ。二度とするな!!」


「辛いだろうから君たちの両親には、何も言わないでおくからな。」

「よし。帰れ。」

私たちは職員室から、出てきた。

30分ほどの説教だった。
私たちはぼろぼろと泣いた。

胸に熱いものがこみ上げてきていた。

先生の言葉が嬉しかった。
おかしいかも知れないけど、
嬉しかったのだ。
ちゃんと、私と向き合ってくれている。
心配してくれている。

そして・・・・
母に知られずに済むというのは幸にとって幸いだった。
きっと往復ビンタではすまないはずだったから・・。


支配者は、それから、私たちの前には現れなかった。
やっと終わったのだ。

解放された。
    
      罪からの解放だった。




      深雪、深雪だよね。
        また、守ってくれたんだよね。












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先頭 表紙

助けてくれて。。守ってくれて。。ありがとう。。☆ / みかりん ( 2001-11-11 18:30 )

2001-11-09 鏡  第15話  ぬくもり


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「これで、切れるかな。」
手首を出す。

ここに動脈って言うのがあったっけ。


青い方かな。それとも、赤い方?

幸は震える手でかみそりを握る。
でも、その手には決して力は入らない。

なんて、弱虫なんだろう。
こんな事も出来ないなんて・・。
瞳を閉じる。




ふわっと背中が暖かくなる。
誰かに抱かれている?
少女が背中から幸を抱きかかえ、かみそりの持つ手をそっと掴む。

「だめ。」
そう言うと、少女はかき消えていた。

幸はまだ、背中と手首にぬくもりを感じていた。


      ダメ




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先頭 表紙

ああ。。ちょっとほっとした☆助けてあげて欲しいよ。。 / みかりん@あったかい絵だね ( 2001-11-10 06:16 )
「これで、切れるかな。」 からですが・・・(^_^;)読めた? / 星くず ( 2001-11-10 05:33 )
あ〜、なぜか最初の行の上に画像が被さっていて、その部分が読めませんです。 / まやひこ ( 2001-11-09 20:57 )
このような孤島にありがとうございます。(〃〜〃)ゞ恐縮です。。。 / 星くず ( 2001-11-09 17:50 )
素敵な星空ですね。私もその昔は切れない自分を情けなく思ってました。今はやらないけどね。 / Blue ( 2001-11-09 17:44 )
画像がないから、せめて描いてみた☆ / 星くず ( 2001-11-09 17:16 )

2001-11-08 鏡  第14話  連鎖

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みちは、ボスのような存在だった。
子どもたちも、そうだったの?
葉子ちゃんたちも目をつけられていた。
ほんの少しの安堵があった。

バカだね。
二人でイヤって言えば良かったのに・・。

繰り返される万引き
見張り番・・


みちは、ある日引っ越した。


      解放



やっと終わるんだ。
そう思うと幸はやっと笑顔になった。

だれど・・そうではなかったのだ。
ある日、中学生くらいの男の子がやって来た。
葉子ちゃんたちと空き地で遊んでいたら万引きをしてこいと言われた。

見ず知らずの顔だった。
背はいくぶん、高く、威圧感があった。
みちから、その男の子に支配者が変わっただけだった。


深雪、どうしよう。
まるで沼地だよ。
ずぶずぶと入ってしまう。
もう、やだよ。
毎日が苦しいよ。

なによりも、私自身がイヤ!!

幸の目に母の顔そり用のナイフが止まった。






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先頭 表紙

みかりんちゃん、なかないで・・・。 / 星くず ( 2001-11-09 17:49 )
ううう。。。 / みかりん ( 2001-11-09 06:26 )

2001-11-04 鏡  第13話  見えない鎖

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幸の財布におこずかいが何も入ってないことに気が付いた。
みっちゃん?
何故か幸は確信していた。
人を疑うのは悪い事。
でも、みっちゃんには、なにか違うって思ってた。

みっちゃんに聞いてみよう。

2.3日してからだった。
さんざん、迷った挙げ句、おずおずと幸はみっちゃんに聞いてみた。

「みっちゃん。私、おこずかいがなくなってるんだけど・・
財布の中のお金がなくなってるの」
もちろん、みっちゃんは違うと言った。

悲しかった。
悔しかった。
騙されたんだ。


それから、すぐのことだった。
ここに立ってろと言う。
回りには、数人の子どもたちがいた。

「今日、ここの家の奴、いないから・・」
と言うと、
みっちゃんは、すぐ前の家の中に忍んでいった。

みっちゃんは家から出てくるとにっこりと
笑った。


      仲間だねって

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先頭 表紙

んだね。。かなり凄い展開なのだ。。早く助けてあげなくちゃ。。 / みかりん ( 2001-11-04 07:58 )
なんか、凄い展開?(^^ゞ / 星くず ( 2001-11-04 04:01 )

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