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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-11-01 鏡  第10話  変化の訪れ
2001-10-29 鏡  第9話  鏡の世界
2001-10-28 鏡  第8話  居場所がない
2001-10-27 鏡  第7話  精神病棟
2001-10-25 鏡  第6話  不信
2001-10-23 鏡  第5話  見知らぬ家族
2001-10-22 鏡  第4話  初めての友だち
2001-10-19 鏡  第3話  エスカレート
2001-10-16 鏡  第2話  記憶
2001-10-15 鏡  2


2001-11-01 鏡  第10話  変化の訪れ

朝、目が覚めるといつもの朝だった。

ユメ?

母の歌声で目が覚める。
ようやく、学校に着き一通り授業も終わり
昼休みになった時だった。

「さっちゃん、昨日やったね。ちゃんと男の子たちに言えてたじゃん。」
いつも、親身にかばってくれるクラスメイトが幸に言った。

そういえば、今日は、不思議といじめっ子は来てなかった。
いつも、びくびくしていた幸。
また、来るんだろうかと不安を感じていた。

「えっ?何のこと?」

「ほら。昨日よ。
男の子たち、まさか、さっちゃんに言われるって思ってなかったから
たじろいでたじゃない。さっちゃん、偉かったよ。」

・・・・・。

幸はそれ以上は言葉にならなかった。
全く覚えがなかったから。




ふっと目の端に机に座っている自分自身をとらえた気がした。
そして、それはふっと幻のように消えていった。






           深雪?!








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深雪ちゃんが。。。だよね。。強い味方なのだ! / みかりん ( 2001-11-01 06:17 )

2001-10-29 鏡  第9話  鏡の世界

「ここは?」
幸は問いかける。
回りはすべて鏡に取り囲まれている。

まるで、雪の女王の神殿みたい・・

出口は ない。

広さは、ずいぶんと広い。
中央には太い柱があり、すぐ横にベッドが用意されていた。

「少し、眠ったらいいわ。」

宙から、私とそっくりな声がする。

でも、その声のトーンはずっと優しく、不安を消し去るものだった。


ベットは天蓋付きのベットだった。
ふかふかの羽毛の、見たことも%8いくらいのふかふかの布団。
そして、寝心地の良さそうなベット。

そう言えば、映画で見た、風邪と共に去りぬに良く出てきたベットだったっけ。

ふと気が付くと、床はふかふかな深緑の絨毯に覆われている。
幸はベッドに上がると、すっと天蓋からつり下げられたカーテンを閉めた。
そして、そっと布団の中に身体を滑らした。
なんて、きもちが良いのだろう。
目を閉じる。


そして、幸は甘い香りと共に夢の中に入っていった。






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私も。。夢の中に。。吸い込まれそう。。 / みかりん ( 2001-10-30 20:13 )
メルヘンとは行きませんが・・どうでしょう・・(^_^;) / 星くず ( 2001-10-29 23:36 )
この辺りから〜話はメルヘンチィックに〜♪ なわけないか〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-29 22:45 )

2001-10-28 鏡  第8話  居場所がない

「ばかは死ななきゃなおら〜ない。」
母はいきなり、私を蹴って、起こす。
それが起きろという合図。
今日の母は機嫌がいい?
私はいつのまにか母の顔色を伺う子に育っていた。


母は喜怒哀楽が激しいのだ。
「ばかはぁ死ななきゃ〜なおらない。」
そう歌いながら、いつも、父に軽蔑のまなざしを送っていた。

母は父をよく、泥棒と言った。
お金が紛失する度に父のせいにした。
朝ご飯の時も父を睨みながらご飯をよそう。
父はそんな母に対して何にも言わない。
そんな両親を後にして、毎朝、学校へ向かって行った。
5年生になり、クラス替えがあった。
友だちとは別れてしまっていた。

そして、また、いじめっ子が来る。
私を泣かしにやって来る。
深雪、私、どうしたらいい?



夜になり、泣きはらした顔で鏡を見つめる幸。
深雪の幻影がぽうっと鏡に写る。

一瞬、鏡に妖しげな輝きがともった後、鏡の面がゆらっとうごめいた。
そして、中央の部分が黒くなったかと思った瞬間、
幸の身体は吸い込まれるように、鏡の中に落ちていった・・。






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さて。。。。 / みかりん ( 2001-10-29 07:40 )
そろそろ転換期を迎えます・・・ / 星くず ( 2001-10-28 23:27 )
想いが〜家庭を変えるのか〜♪ 思うことが〜変えるのか〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-28 23:25 )

2001-10-27 鏡  第7話  精神病棟

「あのね、おまわりさんが来たの・・。
それで、もう一人、お姉ちゃんがいるよって
・・・教えてくれたの・・。
八千代って誰なの?・・」
幸は、おずおずと話しを切り出した。

母は最初はよその・・親戚の子を預かっていると言った。
でも、それは違ったのだ。

母は、何ヶ月かして、幸に真実を伝えた。

「いるよ。・・病院にずっと・・。」

病院?ずっと?

母に伴われて、病院へ行った。
真っ白い建物だった。
目に映った看板には精神病院と書かれていた。
なんだか、とても、いやな気持ちになった。
薬臭いような、
病人たちの叫び声が聞こえたよんな気がした。

おかあちゃんは、そんな私の手首を捕まえて、ずんずん、中へ入っていった・・。


面会室にて・・

「ほら、お母ちゃんがきたわよ。」
そう言いながら看護婦さんが見知らぬおばさんを連れてきた。とても、大柄な女だった。
私はドキドキして、お母ちゃんに張り付いた。お母ちゃんはわたしを紹介した。
「ほら、妹だよ。」
そのおばさんはいきなり、私のところへ近づいたと思ったら、私の頭を殴った。

強烈な印象しかなかった。
それから、何度も母から病院へ行こうと誘われたけど、、しばらくは怖くて行かれなかった。

姉というのは私より18上で当時28だった。
頭に残っている言葉は、
面会室から出るときの姉の声

  「おかあちゃん、帰りたいよ。」



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なんだか泣けます。。 / みかりん ( 2001-10-28 10:42 )
ん〜どんな展開だろう〜☆ ちょ〜っと難しいな〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-27 20:31 )
イタそうな展開になってきましたね。痛いのは嫌いなんですが(^^; / まやひこ ( 2001-10-27 17:16 )

2001-10-25 鏡  第6話  不信

「ねえ。深雪。なんだと思う?

久し振りに鏡に・・深雪に話しかける。
すると、幸の顔はぼおっと二重になり、
浮かび上がった深雪は、幸の背後に身体を写す。
そして、正面の鏡に二人が写る。

最初は不機嫌だった深雪は幸にほほえみを投げかける。
そして、幸の話しに聞き入るように見つめ返す。

「いきなり聞かれてもわからないよね。
頭の中、くちゃくちゃだよ。
お母ちゃんに聞いてみようか?
おまわりさんが嘘つくわけないよねぇ。」

でも、大好きなおかあちゃんでも、とても怖かった。
何度、往復ビンタされたかわからない・・。
とても、大きな手。

幸にとって圧倒的な強さがあった。
とても、大きな存在だったのだ。

鏡に話しかけ、落ち着きを取り戻した私は布団に潜り込みうとうとと、
眠りに落ちていった・・。



   深雪は静かに微笑んでいた。



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ほんとに。。不思議な世界だわ。。ドキドキしちゃう。。 / みかりん ( 2001-10-26 08:15 )
こんばんわ〜。不思議な関係・・バランス感覚・・・(謎) / 星くず ( 2001-10-25 23:43 )
二重人格から〜別に分かれるのかな〜♪ どきどき〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-25 23:33 )

2001-10-23 鏡  第5話  見知らぬ家族

幸には、兄弟がいた。
姉と兄、3人兄弟だった。
それが、ある日、急に崩れた。
突然に・・。


警官がやって来た。
学校から帰って来て、幸は庭にいた。

「ちょっと聞いていいかな。」
「今ね、ちょっと調べて居るんだけど君はここの家の子だよね?」
「うん。」
と幸はうなずいた。
「えっと・・4人兄弟だよね?」

「ううん・・。」
幸は頭を振った。
「あれっ?君の家は4人兄弟になってるよ・・。」





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風邪ひかないくらいに涼しくしてね☆星くずちゃん。。うふふ / みかりん ( 2001-10-24 15:36 )
うん。この先、ちょっと涼しく?なるかも★ / 星くず ( 2001-10-24 09:38 )
赤川次郎の〜♪ ホラ〜作品を〜♪ ちょ〜っと思い出しちゃいました〜♪ う〜ん謎〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-24 02:18 )

2001-10-22 鏡  第4話  初めての友だち

毎日、繰り返されるいじめ。
そんな中でも、友達は出来た。
小学校3年生のクラス替えの時だった。
窓際に彼女はいた。
幸は勇気を振り絞って声をかけた。

彼女とは、とても気心の知れる友達となった。
彼女の家にもよく遊びに行くようになった。
幸にとって、彼女と遊び、彼女の家の家族とふれあうことが一番の幸せだった。
殆ど、毎日の様に遊びに行った。
彼女には、弟と兄がいて、いつも五目並べや、オセロなど教えてくれた。
それは、幸の家では得られないぬくもりだった。
とても大切なひととき・・。


その頃の幸は
   鏡に問いかけることはなかった。



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先頭 表紙

鏡という題材は想像が膨らみますよね〜☆ / 星くず ( 2001-10-24 00:02 )
おや、やはり心配?(^^ゞ / 星くず・・いけずと呼ばれています。 ( 2001-10-24 00:01 )
まだまだですよ。33話の予定です♪ / 星くず ( 2001-10-24 00:00 )
幸ちゃんがんばってぇ〜!鏡って不思議な力がありそうですよね。実は私も鏡を題材にしたお話を考えた事あります。未完のままですが(^^;) / Blue@初めまして♪いつも見てます! ( 2001-10-23 01:38 )
ほっと。。するね。。でも。。これからが心配だ。。 / みかりん ( 2001-10-22 08:14 )
この辺りが〜中頃ですか〜♪ 先が難しいですね〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-22 01:17 )

2001-10-19 鏡  第3話  エスカレート

最初は一人だった。
でも、次第にいじめっこは増えてくる。
二人、三人となっていき、いつのまにかクラスの男の子全体にと増えていった。

消しゴムがなくなり、上靴がなくなり、真っ白い体操服の上から泥靴で蹴られ・・。

女の子たちは味方してくれた。
「あんたたち、やめなさいよ。」
でも、今度は隠れたところでいじめられた。



何故、男の子は群れるの?

いじめっこはクラスで一番、人気のある男の子だった。


毎日、幸は泣かされていた。
ただ、泣くことでしか訴えることの出来ない、
小さな女の子だった・・。



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先頭 表紙

前半は、これでもかっていうほど、暗く重いかも。後半はむにゅむにゃ・・(^^ゞ / 星くず ( 2001-10-22 00:56 )
なんとなく。。う〜む・・になってきたね。。幸ちゃん泣くなよ〜※ / みかりん ( 2001-10-19 15:20 )
ん〜※ ドキュメントのような〜物語〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-19 00:58 )

2001-10-16 鏡  第2話  記憶

  深雪

いつから一緒にいたのかしら
私は私を嫌いになった、
そんな時だったのでしょうね

とても、寒い日に私は生まれた。
年老いた母と父の間に。

私は橋の下で拾われた子だと、ずっと思っていた。
母と父の間に愛情はひとかけらも
存在していないと思っていたから。




幸は小学校でいじめにあっていた。
何時からだろう。
こんな風に男の子たちにいじめられるようになったのは・・。
たぶん、ひけめを感じながら生きていたから。
指先ほどの自信もなく、育てられたから。
誉められたことはなく、
いつも、びんたをされてたから。


たしか、その頃だったよね、
ねえ、深雪・・。


愛されていない子は自分をキライになる。
だって自分が悪いのだもの。





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先頭 表紙

愛をい〜っぱい〜☆ 世の中に〜ラプソディ〜☆(?) / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-17 01:20 )
よっしゃ〜!いいぞ♪ / みかりん ( 2001-10-16 23:40 )
更新、ポン♪ / 星くず ( 2001-10-16 22:55 )

2001-10-15 鏡  2

鏡  第1話  「深雪」


私は幸
鏡の向こうに写る私は四十に手が届く年齢
私の後ろに立つ貴方はまだ二十代のままなのね。

みなさん、少し、お時間いただけるかしら。
長い長い、お話し、聴いてくれる?








それは、小学校の頃、私がつけた名前だった。

みゆき。

それは深い雪と書く。

真っ白い雪原の中にこの身を深く沈めたい。

そんな想いから浮かんだ名前。

人生なんて、もう止めたいと思った。

ううん、人生なんて呼べないかも知れない。

今、思うと可哀想な私だった・・。

たかだか10歳たらずの私だったんだもの・・。





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先頭 表紙

ネットの調子が〜相変わらず悪いのですか〜★ ん〜なんでしょうね〜※ / 仙川亭おき楽@プレッシャ〜が〜★ ( 2001-10-15 22:11 )
なんかドキドキしますなあ。。こんどのお話は。。明日も一気にいってくださいよ☆これは書けるぞ! / みかりん ( 2001-10-15 20:27 )
今日もなんとか繋がりました。よし、今のうちにと、更新っ♪ / 星くず ( 2001-10-15 20:12 )

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