2001-09-21 大騒ぎの顛末�@
2001-09-17 現実逃避と非日常
2001-09-11 レインコート
2001-09-10 可愛いもの好きなマダム
2001-09-08 めばちこ
2001-09-04 火星移住
2001-09-02 セレクトショップ探検
2001-08-31 お楽しみの時間
2001-08-28 身長　3センチのクマ吉
2001-08-25 不可思議なオモチャ

既にテレビなどのニュースで流れたが、先日都内各所で大騒ぎになった件で私自身も大変な目にあった。
もともとは、ビルの下に人が大勢いてざわめいているのを同僚と皆で何事かと見ていた矢先、管理部が走りこんできて「仕事があろうがなかろうが避難してください！」と叫んだ。不謹慎だがどうせイタヅラだよ〜〜〜とか言いながらもズルズルと非常階段に向かう。その時までは結構余裕だったのだが、折り始めた矢先非常ベルが鳴り、館内放送が流れた瞬間、頭の中はパニック・心臓バクバク・半泣き状態に。
誰かが「冷静にならないとだめだよ〜」っと声をかけたので取り合えず皆、落ち着くを取り戻した。でも足は駆け足で２０階から階段を一気に駆け下りる。
下に下りると既に他の会社の人たちは避難済みで私たちが一番最後。よくよく聞くと私たちが眺めていた人たちは既に避難を終え、残っている私たちを見上げていたらしい。
オイオイ、どうなんだよ。うちの危機管理。
とにかく、警察の方々がビル全体をテープで張り巡らせて物々しい雰囲気の中避難する。
とりあえず落ち着いた時、非常に胸が苦しい事に改めて気づく。

実は生まれつき（とは言っても発覚は大人になってからだが）心臓が悪い。
ま、いわゆる奇形なのだ。
通常はそんなに支障はないのだが、ここ最近少し血圧の状態が良くなかったのだ。
ミゾオチ辺りが気持ち悪い事になって立っていられなくなった。椅子に座りジーッとしていた。同僚が私の顔を覗き込み「顔色真っ青だよ。階段グルグル気持ち悪かったもんね〜」っと言う。そっか、白い非常階段をグルグルしていたから酔ったのかもしれないと思い直す。
そうこうしてる間に管理職集合で各部毎に点呼を取る。当面解除されないだろうとお茶を飲みに行っていた輩も携帯で呼び出しをくう。（結構バツが悪そうだった。）
点呼終了後暫しして、警戒解除との事。すっかりこのまま帰れるとカバンまで持ち出して逃げたのにビルに戻り会議続行。提案までの待ち時間にもやはり目の前クルクル、手足真っ白状態に陥り少し横になる。会議終了後まではなんとか頑張り通し、終了後タクシーに飛び乗り速攻帰宅。横になって過ごした。それでも変な緊張感が解けず奇妙な感じがいつまでも残った。

先頭 表紙

ここ最近、例のテロ事件で心がワサワサとしていて落ち着かなかった。
（心のそこでドキドキしているのは今も変わりがないが）
うちの会社の連中は幸いな事に全員無事だった。駐在の人間はもちろん、この時期に広報の大御所連中がＮＹに出張をしていたので報告が入るまでは結構緊迫していた。
会社での話題は、「万が一社員に何事か起きていたら、うちの会社はどうなってんだ？」っという事。一応グローバルに展開しているが、そういう危機管理感が相当薄いのではないかと皆思っている。危機は感じていても肝心の対処が出来るのか？
「会議とかでもめるだけもめて、結論が出ないんじゃないの？（苦笑）」というのが皆の意見の大半だった。
当事者の方々には不謹慎な発言で申し訳ないが、うちの会社ではどうにもならんと言うことだけは確信した。

でも、実際、どうする？どうする？と危機を感じながらも、やはり平和ボケしている私たちには対岸の火事的な感覚があるのではないだろうか。

先日テレビを見ていると、あのビルにいた人と日本の本社との電話連絡が流れていた。
ＮＹ：「大変な事が起こった、飛行機か何かが激突してきたらしい」
日本：「ああ、それって冗談じゃないの〜なんて言ってるんですよね〜」
ＮＹ：「冗談じゃないんだよ〜、どうしたらいいんだ〜〜〜？？マジだよマジ。
　　　　どうすんだよ〜」
日本：「じゃあ、非難してくださ〜〜い」

今見ると、なんと間延びした対応なんだっと思うけどその時点では現実感がないというかそこまでの大惨事テロなんかわかっちゃいないからね。
受け答えした人も、すごく驚いたと思うしあのテープ流れちゃうとなんか居たたまれないんじゃないかと少し気の毒にもなる。

で、私。ドキドキワサワサして落ち着かなく仕事も手につかなかった。
ニュースだけをとにかく見ていたが、今はストレス解消の編物をしながらニュースを見ている。編物は私にとって最適な現実逃避行為。そうしながら非日常的なテロのニュースを見る。なんか自分でもよくわからないけど強い矛盾感を感じてしまった。なにか後ろめたい気がする。だからと言って、何が出来るわけでもないんだけど。

タリバンの言い分、こち側のニュースの情報。真剣に考えると混乱してくる。
どっちが間違っている訳でもない気持ちもしてくる。
事実だけを把握していく事は実はとても困難な事なんだなっと改めて実感。

なんだか、混乱したまんまのこの頃である。
そうは言っても、日常は過ぎていくんだけどね。

先頭 表紙

今日はすごかった。台風がど真ん中横断って感じでマンションの中にいても
風の音や雨が吹きぶる音がすごくて怖かった。
加えて、早朝から差し込む胃痛で七転八倒。
殆ど一睡もできなかった。

しかし、学校ではないので会社はある。
でもって打ち合わせが入っているので休みは絶対になし。
朝遅めに出る事を会社に連絡し、薬が効くのを待つ。

なんとか私のほうが落ち着いた頃には、23区内に台風突入。
傘を携えエントラスに降りると、管理人のおじいさんが
「今はダメだよ。ムリムリ。」外に目をやると、上からも下からも横からも、
もうどこからでも雨が降っているという状態。水の渦の中にいるようなモノだ。
おじいさんは、お昼を買いに行くのも我慢している状況だったらしい。

ふむ。会社に行くにはお腹が減っては困るっ、横のコンビニまで突入する事にする。
サンドイッチと管理人のおじいさんにお弁当を買ってきてあげる。
「あ〜良かったのに〜。ありがとう。」っとお礼を述べられた。
いやいや、通常から私はこんなに親切ではない。
しかし、このおじいさんは私が退院してすぐにマンションに戻ってきた時
「お帰り〜、大丈夫か、荷物上まで運んでやるよ」っととても親切にしてくれ、
折りある毎に色々と気にかけてくれ本当にお世話になっているのだ。

一旦家に戻りサンドイッチを食べながら作戦を練る。
この吹き降りの中、どうやって外に出るか・・・・
長靴もレインコートもない。

そこではたと思いついた。先秋手に入れたプラダのコートを出そう。
水をはじくコーティングされているので、レインコートにも大丈夫だ、
実はこのコート、色・形共に超お気に入り。
オシャレに着れば相当にカッコウ良い。

でも今日はレインコートなのだ。黒のパンツに黒のブーツ。
中は蒸れると暑いので黒のタンクトップっという忍者みたいなイデタチ。
それにこのコートを羽織り、会社で貰ったビニールのショッピングバッグを肩にかける。
準備は万端。会社へとイザ出勤。
同僚数人が目を丸くして言う。

「なんかマロちゃん、マトリックスみたい。」

マトリックス・・・ウムウム。わたしゃあの映画好きじゃ。

しばらくして、、、

同僚：「あ〜〜〜、コート落ちてるよ。椅子で踏んじゃった。誰の〜〜〜。」
　私：「あ〜〜〜〜〜〜〜〜、私のコート〜〜〜〜！！！！！」
同僚：「大騒ぎするんじゃないわよ。たかがレインコートで」
　私：「シクシク・・・・。気に入っているのに〜〜」
同僚：「も〜〜〜、良いじゃん。（服のタグを見る）うわ〜〜〜〜〜〜。
　　　　バカバカ、こんな台風のときに着てくるもんじゃないっしょ〜〜〜！！」
　私：「レインコートなんだもん。」
同僚：「・・・・・・・・・・・・」

その後、散々モノを大事にしないとか、もったない奴とか、色々な罵詈雑言を頂いた
のは私です。

でもさ、レインコートでも大切だよね。椅子で引かれると辛いわ。
コートにエコヒイキをしてはいけないと思う私です。

先頭 表紙

通勤電車の中でバッグをせっせと編んでいる。
人の迷惑にならないようにちゃんと輪針を使用している。

昔は結構電車の中で編物をしている人を見かけたが最近はとんと見ない。
以前など、綺麗なレース編みを編んでいるおじさんを見かけて非常に驚いた。
社内にも編物が密かな趣味という男子がいたので心境を尋ねると、集中できて他の事を忘れられるのが良いのだと言う。なるほど。
確かにイギリスなどではセーター編みは男の仕事などと言われている所もあるし、機械的にきっちり編みこんでいったり精密なものは男子の方に適正があるのかもしれない。
うちの母親などは本を読みながら手だけ動かして編んでいるが、彼らの視点からすると邪道なのかもな。

で、昨日も電車の中で編んでいた。目のふちにレースのスニーカーを履いている人がいることを確認はしていた。可愛い物好きなんだろうなあ、、とか顔を上げるとピンクハウスとか着ているのかな〜とか色々と想像していると頭の上から声がする。

「まあ、可愛いわね。何を編んでいらっしゃるの？？？」

へっと思い顔をあげると、そこには想像のまんまの妙齢の女性が立っていた。
腕にはクリスタルの細やかなビーズを沢山編みこんだブレスレット、バッグはレースを組み合わせたバケツ型。洋服はピンクハウスではなかったが、これまた薄地のレーシーなワンピースを着用。フリフリではなくシンプルだったので、なんかホッとした。
いわゆるピンクハウス人種ではなく、いい感じに大人にステップアップした感じ。

「バッグを編んでいるんです。」っと素直に答える。
「まあ、いい感じねえ。可愛いわねえ〜」っとマダム。
「ありがとうございます。」っと何故かお礼を言う。

そのまま会話は途切れたが、ずっと見守られている視線を感じていたがシコシコ編む。
気のせいかっと、降りるときにフッと視線を投げるとニッコリと微笑みを返された。

なんだかわからないけど、気が抜けない・・・なんて思ってみたりして。

先頭 表紙

先日の外耳炎に引き続き、メバチコになってしまった。
関東方面の方には、意味不明な言葉かもしれない。
いわゆる、「ものもらい」だ。
当初、こっちの皆に「メバチコが出来た〜〜〜〜」っと騒いでいても
何の反応も無く、「それって何？」っと疑問を投げかけられ
それ以外の言葉を持ってなかった私は非常に困惑した。
最初に医者に行った時も
「どうされました？」「えっと、メバチコができて」「へ？？？？」
ってな会話がなされ、爆笑されてしまった事もある。
いいじゃん。笑わなくっても。。。ねえ。

一昨日の朝、目覚めると左眼が落ち込んだような感覚に。
鏡で見ても異常はないが、なんか痛い。
でも、まだ何も変化がないのでホッタラかしていた。
で、昨日から瞬きしても痛くなって、目の周りが重苦しい状況に。

そして、本日。
ぽっこり出来た。出た出たやっと出た。目頭のふちに思いっきり
大きなメバチコが出来ている。
こりゃ、瞬きしても痛いわ。

しかし、こうも痛い事ばかりが続くと、痛さに弱い私はとても疲れる。
痛いは、疲れるわで良い事なしだ。

あ〜〜〜〜〜あ。

先頭 表紙

週末から外耳炎になっていた。水にも入ってないしガジガジ耳掻きもしていないのに何故？でもって耳鼻科に行って耳に詰め物をして月曜日は過ごした。

で、本日。目覚めからなんか虚ろ。目覚めは余り良くない方なので余り気にせず洋服に着替え始めるがなんかフラフラする。おかしい。熱をはかるとオヨヨ〜、３９度8分もある。なんでなんで？？喉も痛くないし鼻水も出てない。不可思議だ。

先日の手術の後も真夜中に意味不明な高熱が出て大騒ぎをしたので迷わず病院へ行く。
主治医に熱が出たと訴えると、ゴソゴソと内診される。

主治医：「すご〜〜くリンパ腺が腫れているけど？なんかした？」
　私　：「あ、外耳炎になった。」
主治医：「耳鼻科行った？」←信用されてない・・・
　私　：「行ったも〜〜〜〜ん！」
主治医：「とにかく炎症が起きている。耳痛くない？レントゲン（心臓）は余り良くない　　　　　ぞ〜〜〜〜（怒）」
　私　：「私は何も悪くない〜〜〜〜〜」

っと、子供の喧嘩のような診察を終え、とにかく薬を貰って家に帰った。

この所不可思議に体調が悪い。寝起きも悪ければ寝つきも悪いし、なんだか体がダルイ。
新たなプードルみたいな毛糸でバッグを編みかけているので、ダラダラついでに編もうかとも思うが座っているのも辛いのでベットに横になる。そのまま永眠しそうな位爆睡に突入。気づくと夜になっていた。薬を飲むため食事をするもそのまま寝る。

最近、私の最も不得意とする人間関係で混沌とする毎日を過ごしていたのがこたえたのかもしれない。誰にも会いたくない、しゃべりたくない病に陥っているようだ。
病は気力からとは良く言った言葉だ。まさにその通り。我ながら精神的ダメージが大きいとそのまま免疫低下につながっているとしか思えない。

こうなったら、火星にでも移住したい気持ちになってくる。
余り体も強くないけど、精神的ダメージに一番弱い。それが顕著に体にでる。
まるで子供の登校拒否のようだ。こんな事ではいけないと自分に鞭を打って外交的なスタンスを保とうとする、余計ストレスになって疲れるという悪循環のループに陥っている。どこかで断ち切らなければどうにもならない。

どこで断ち切るのか。やっぱり逃亡しかないか（苦笑）。

先頭 表紙

今日は友人とセレクトショップに行った。
有楽町の日比谷口を降りると目の前にド〜ンっと構えた店舗が出来た。今時にしては超バブリーな作りで驚いた。まだ出来たてでオープニングを済ませたばかりだ。

実は、このお店に友人のデザイナーが洋服を置いているのでそれを見に行ったのだ。

彼らはPeaishというブランドを起こしている。スタイリッシュで見てくれは最高に良い。布地も品質はもちろん、デザインに合わせて機能性を持たせるものを独自に開発していたりする。洋服は数有れど歳を重ねるにつけ自分に見合う洋服を見つけるのは難しい。
大人な感じでオシャレってのはなかなかない。派手な色がある訳でもないし、超トレンドという訳でもないけど、確かなスタイルがある。でも、それを人に押し付けない。
言葉で表すとなかなか微妙で難しいけど、相当素敵な洋服たちであることは太鼓判だ。
私など、彼らの洋服を着ていると必ず「それ、どこで買ったの？」と聞かれる。
着やすくて全然無理がないのに、どこか凛とした所がかもし出されるようだ。

私は布とか洋服大好きなので結構見るのだが、彼らの洋服をみて驚く事がとても多い。
「ねえねえ、このボタンどうやってくるんでいるの？」「ああ、それはねえ一つ一つ手仕事でくるんで貰ってる。やってくれる所も少ないしコストかかるんだよねえ〜」とか言うように思いっきり妥協せずにやっちゃっている訳である。
ニットの刺繍とかリボンを織り込むとか、もうヒエ〜〜〜っと思うようなこだわりを一つ一つ解決しながら実際の洋服に落としていく。スゴすごる。

お店でも彼らの洋服は大人気だった。ショップのデザイナーではないので大きくロゴとかは出せないらしいけど、壁面にショーイングされたボディーがあってイメージングがされている。その横にメンズ・レディースと並んでいる。贔屓目を取ってもかなり目立っていた。バシバシと売れて欲しいけど、内緒のブランドでなくなるのがチョッと残念。

他のアイテムもイタリアやらロンドンやらと結構なこだわりを持って作っているものを集めていて楽しい。化粧品のセレクトもあって冷やかしてきたりもした（苦笑）。
唯、謎の空間発見。外国のホテルに良くあるシャワーブースみたいになっていて、そこで香りを試す空間が3本ある。でも長時間いる間に一回も人が入っているのを見なかった。私は閉所恐怖症なので絶対的にダメだけど、あれはどういう仕組みになっているのかな。香りを試すだけの空間にしてはウ〜〜〜ン。かなりオブジェに近い。なんか意味ないかも。

一日とは言わないけど、そごうがなくなって寂しい日比谷口に、ゴージャス感をかもし出す素敵な空間であった。

次回はどんなセレクトされているのかが楽しみ。もっとハンカチとか小物を増やしてくれると嬉しいのになあ。

また覗いてみよっと。

先頭 表紙

時間がないない、ないよ〜。この所呑気に仕事をしていたツケか部内異動をしてから久しぶりに猛烈に忙しくなってしまった。今回のミッションは３つ。全て重いしタイトなスケジュールだ。
結構大きなブランドのリニュアルと、新ブランド構築を同時に走らせないといけないので頭の整理と時間配分が大切。しかし、なかなか体がペースについていけないし、仕事をこなす要領も忘れているらしく、今のところパニック寸前で停止状態。自分のスケジュールも立てるのにあたふたしている。まずい。
そんなこんなで、精神的にも余裕がなくなっている。少し片付け始めた部屋も炸裂中。
相当にヤバイ。

もう季節も変わるのに、手芸が出来ないのも辛い。既にデザイン画を起こしているものもあるし、毛糸やらなんやらを買いに行って作り始めたいのだ。
参考書籍も結構新たに買った。つくりたい、つくりたいよ〜。ジタバタ。
（会社の打ち合わせの時間中に、デザイン画を描いていたのは私です・・）

以前なら、夜中帰ってもチョコチョコとやっていたのだが、最近は歳のせいか（苦笑）
寝ないと翌朝どうにもならない事になってしまうので無理。

そうこう思っているうちにお昼休みがなかなか有効に使えることが判明。
材料が問題だが毛糸くらいだったら、大丈夫だろう。もしかしたら電車の中でも可能かも。モチーフを編みためるくらいだったら充分だ。ヨシヨシ・・。
棒編みは危険だけど、カギ針だと大丈夫だろう。

なんか、そうこう考えていると楽しくなってきた。
お手軽な奴だと改めて実感した。

先頭 表紙

先日、とある事情で入院をしていて、時間がたっぷり、のんびりの生活をしていた。
退院したての当日から数日、さるちゃんの所で療養＆手芸合宿を開催。
東京で一人暮らしの心細さを心配して、さるちゃん一家が気を配ってくれたのだ。

その夜、さるちゃんから手渡された本をみて大興奮。ミニチュア家具やらドールハウスの装飾を作成するクラフト本だった。
いや〜〜〜ん。すごすぎる。籠を編むのも小さいだけで本格的。お料理に至っては食材が違うだけで同じような作り方をしている。例えば海苔巻を作るにしても、中の具とか全て手作りでそれを、また手作りの海苔で巻いて、それをカッターで切るというような感じ。
本物どころではない手のかかりようだ。

私は手芸は好きなのだが手先が器用ではないので、こういう事の出来る人を心から尊敬する。さるちゃんは過去モデラーだった事があるのでこういうのは大得意だ。
が、仕事でもガシガシやっている彼女にはやる時間がないのも事実。
こういう系統のものって、道具は多いわ、集中時間はかかるわ、結構趣味を実行するのも大変なのだ。

やりたいねえ〜やりたいねえ〜と大興奮の中、一匹のお家の中のぬいぐるみ熊の作り方を発見。身長4センチで作り方はマジのテディと一緒。
動けないが時間だけはある私は、早速三茶の贔屓の手芸店に直行。
小さなアメリカンキルト用の布を数種購入し、早速型紙を裁つ。
うんが、これが小さい。余りに小さくて保管できそうにないので、そこらにあったマッチ箱の中に入れている。小さいから直ぐ出来ると言うモノでもない。まあ、縫うのは簡単。っんが、これをひっくり返して綿を詰めるのが難儀なのだ。
小さいからと舐めていると、しっかりと綿が入る。どんどこピンセットで詰める。

で、図に乗って数匹作ってみた。これはその内お友達の所へ嫁に行った一匹。
お帽子をかぶって、カゴも持っているのだ。

出来上がったら私の作るのは全て3センチになってしまった。

親がでっかい（私は１７５センチ）からその反動かな？

ちゃんと見える？？？

先頭 表紙

今回の帰郷は赤ちゃん三昧だった。今回は従姉妹の子供に会う。
昨年なくなった叔父のお盆も兼ねて倉敷へと向かう。この辺りは白壁の風情のある街で、大好きな大原美術館もあるので気に入っている。
駅まで迎えに来てくれた従姉妹の横には色白のプクプクした男の子がキャッキャ笑って座っていた。「あ〜、リキ君かあ。バア〜」っとすでに初対面から叔母バカモードに突入。この人、大人しくて五月蝿く言わないので非常に扱いやすい。もうすぐお誕生なので１人で座れるし、少しなら自力で立つ事も出来る。異常に可愛い時期だ。

家に到着後、お茶を飲んでいるとチョコチョコと這い寄ってくるので「なに〜？」と聞くと、何かを指差して「ア〜ア〜」訴えている。指差す方向を見てみると其処には見たことがない不思議なオモチャがあった。

「これなんだ？」っと摘み上げてみるとそれはなんと、プラスチックで出来たエビのオモチャだった。ご丁寧に上はエビの赤、腹の方は何故か緑でゴムの触覚らしきものまで着いていてなかなかリアルな代物。
「なんだこれ〜〜〜〜〜〜？？？？どうすんの？？？？」という私の問いに叔母が言った。「ネジ回したって。」
よく見ると体の横にネジがある。それをギシギシまわすと・・・・

動いた。（当たり前だが）それもマジエビのようにピョンピョン跳ねながら動いている。それを見てキャッキャ喜んでいる赤ん坊。
う〜〜〜〜ん。なんともシュールな図だ。動きが止まると催促するので何回もネジを巻いてやった。

「これどうしたん？売ってるの？」
「倉敷の中華料理屋でくれた。」

そこの販促品らしいが、、、もうちょっと可愛いオモチャにならなかったんだろうか。
余りにもリアルで、怪獣みたいに見えるのかもなあ。

初めてみたよ。エビのオモチャ

先頭 表紙