himajin top
鮎川なこの「スキナコトニッキ」

■鮎川なこが好きな物について思うまま書いてます■

『ワンピース』(ゾロメイン)のことばかり。
別枠で中井さんファンでもあるので、書くこともあります。
『ワンピース』の感想日記は、作品が好きすぎて深く考えてしまい、ぐるぐるした状態が多いので、あまり明るい日記ではないかもしれません。
アニメの方は、原作にこだわりがありすぎて、マイナス意見もあるかもしれません・・・。
そういう時は、「個人的な感想」ということで、軽く読み流して下さるとありがたいです。その点どうかご理解下さい。スミマセン・・・。
また、容赦なくネタバレも含むと思いますのでご了承下さいませ。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2014-04-27 保存
2010-11-07 ちょっとだけ感想。
2010-10-06 それぞれの2年。
2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その1
2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その2
2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その3
2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その4
2010-10-02 …あれ?
2010-10-02 連載再開にあたり。 その1。
2010-10-02 連載再開にあたり。 その2。


2014-04-27 保存

 

つっこみ 先頭 表紙

2010-11-07 ちょっとだけ感想。

全員集まって出航したけど、落ち着いてゾロの目について触れられることってあるのかな。
触れるとしたらここだよねぇ…。
チョッパーとかが心配したりしないから。

というか、ちょっとした回想とか入らないかな。
ミホークが全然姿見せてないのが気になるんだけど、皆も言ってるけど、ゾロの目はミホークとの相打ちでミホークにも傷が付いてたりしないだろうか…。

つっこみ 先頭 表紙

2010-10-06 それぞれの2年。

前の日記にも書きましたが。
例えばルフィが「皆これから修行で2年間バラバラになろう」とかで一味で決心してそれぞれ修行、ではなく、ああいう、ある意味最悪な形で無理やりバラバラにされて。
先に飛ばされたメンバーがどこに行ったのか全く分からないし、自分の後に残ったメンバーがどうなったのかも分からない。
読者は知っているけれど、生死不明なわけですよね。
それって、自分に置き換えてみると、ものすごく怖いことだと思うんです。
飛ばされた先で急に一人になって、他の仲間がどうなったか全く分からないなんて…。
ものすごく不安で、心配で心が押しつぶされそうです。

だから、ルフィが新聞に載ってるのを見たときは、無事なのを知って本当に嬉しかったと思うんだけど、その状況が状況だったから喜んでもいられない。
その時一緒にいてあげられなかった自分をみんな攻めて。
すぐに駆けつけてあげたかっただろうけど、あれを見て、もっとルフィの為に、仲間の為に、そして自分の為に強くなりたいと、そこから毎日がむしゃらに知識を見に付けたり力を見に付けたりしたんだろうなとか思うと、ものすごくブワッとくる。
2年間、ですよ…。
そこから2年間ですよ。
仲間の事を勿論思い出すことも多々あったかもしれないし、ルフィの無事は分かっても他のメンバーはどうしているか分からないし(無事だと信じてはいても)、やっぱり不安になることもあったと思うんですよね。
不安になるのはキャラによるかもだけど。
それを忘れよう(考えないようにしよう)としてさらに頑張ったりしたのかなーとかいろいろ考えたりする。

けどみんな、やっぱりとても前向きで、あんな笑顔で再会ができて。
すごく強いなー、と思う。
幼い頃にいろいろ経験したからこそっていうのもあるかもしれないし、この2年間でさらに大きくなったのかもだけど。

本当に頼もしくなったなー…。

ゾロがどんな風になっているのか、本当にソワソワビクビクドキドキする…。
いろんな思いがまざって一言では言い表せないね、この気持ち…。

つっこみ 先頭 表紙

2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その1

前回のあの日記を書いてから、往復2時間かけて1500円かけて早売り買いに行ってしまいました…。
もういてもたってもいられなかったのと、日記に吐き出したことで考えもまとまったし、ある程度の覚悟は出来たから。
で、思い切って行動して、手に入れてきたわけですが。

いや、いろいろ考えてはいたんですよ。
ありえないとは思うけど髪伸びてたら、とかヒゲ伸びてたら、とか。
中身はゾロだけどやっぱり戸惑うよなー…って。
前回にも書いたけど、そこまで変わってしまうと慣れるのにものすごく時間がかかるから(長髪とかヒゲってゾロのイメージにないものだから)、やっぱり今までの見慣れた姿の方を考えてしまうだろうな…って。

で、その他も…考えなくは無かったんです…。

むしろ、そっちの方がありえることだと。
けど、けど…。

ゾロの…顔に…傷が…(涙)。
しかも…片目…あれは…(涙)。
ウインクをしているだけなのか、それとも開かないのか…先生はあえてまだ分からない感じで描かれたんだろうなと思うんですが。
もう、心配で心配で胸が張り裂けそうです。
そして、腕。
あれも最初見たときに、左手がルフィに丁度隠れてて少ししか見えなかったんだけど、もう片方の腕に対してすごく服が細くて。
本気手ぬぐいを縛ってるんだけど、その影がすごく濃くてしわしわだったから、腕も無くなってしまったのかと思って、本当に頭の中真っ白になって。
もうショックでどうしようもなくて最初ブワーッと泣いちゃって。
でも少し落ち着いて良く見てみたら、刀ちゃんと持ってて。
良かった…と胸を撫で下ろしたのですが、けどマイナス思考の私は、それって本当にゾロの腕なのかな…義手とかじゃないよね…とか、また心配してしまって。

はぁ…うん、でも分かってた…。
そうだよな…壮絶な修行をしたんだもんね、きっと。
私の知らない2年間に。
そりゃあ、傷だって増える。
増えるだろうなとは思ってはいたけど、そっか…顔なのか…。

私の好きになるキャラ、私の好みのタイプキャラは前から傷があるキャラばかりで、顔に傷のあるキャラも多かったのですが。
ゾロだって、傷だらけキャラなんだけども。
けど、最初から付いてるのと、途中から付くのとでは、違う。
しかもそれが、目が見えない、開かないという状態だったら…。
それを考えるとどうしようどうしようと思いで一杯になって。

顔に傷が付いたってことも、どうしてなのかはやっぱり触れられないままなのかな。
過去にこういうことがありましたってことで、ちょっとは触れられることがあるかもしれないけれど、それはあくまでも過去を振り返った「昔話」で、リアルタイムにそれを見ることは出来ないのだと思うと、やっぱり改めて2年って長いなぁと思う。
だって、1年間であの濃さだったんだよ?
その濃さでさえも、もっと見たいなっていう彼らが、あの中にも何度もあった。
2年って、それの倍だよ。
どれだけいろいろなことがあったことだろう。
メンバーが、あそこまで変わったそれぞれの2年間。
それを、私は何にも知らないんだなって。
そして、これから先も、そのそれぞれの2年間の全てを知ることはないのでしょう。
やっぱり置いていかれた感はあるな…寂しいなという思いが…。
みんながどんな思いをして、どんな事を経てこんなに変わったのか、そういうのも詳しく知りたかったなって思ってしまう。

そんなこんなで、最初みんなのカラーを見たときに、嬉しいなという気持ちよりも、先にそっちの方ばかりに気をとられてしまいました…。

つっこみ 先頭 表紙

2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その2

でも、それがゾロなんだよなーって。
そういう自分の体の事なんかよりも、強くなることや現状打破する事の方が大事で。
もしかしたらの話だけれども、たとえ片方目が見えなくなったくらい、多分彼にとってはそんなに重要な事ではないのかもしれない。
実際、自分で足を切り落とそうとしてましたしね…。
だから、ものすごく、彼らしいなって思う。
仲間も(特に医者のチョッパーは)悲しむかもしれないけれど、そう考えたら、私が悲しんでるのは何か自分主体で思って悲しんでるだけなんだよなーなんて思ったりして。
別に悲しまれたくないって思ってるよな…。
でもさ、ほんと自分の体全然かえりみないし、ボロボロの状態で飛ばされて、あっちでもずっとボロボロのままで、それで2年の知らない間にまた別の結局大きな傷こさえて戻ってきて、本当に心配なんだよなぁ…。
心配するなっていう方がさ、無理だよね…。
ゾロらしいって分かってても。
とりあえず、ゾロに関してはまだ本編出てきてないし、心配してても答えは出ないので、また発売日来てから悩んだりぐるぐるしたりするかと思います。


今回が598話ということで、600話まであと1話ありますよね。
先生は100話とか、キリの良さにこだわる方だと思いますので、多分メンバー全員がいっせいに揃うのは600話なんじゃないかなとはなんとなく想像できるのですが、何だか大どんでん返しがあるような気もして、油断出来ません。
何だか、ルフィとチョッパーだけ容姿がほとんど変わっていない事、チョッパーが仲間を勘違いしている事、そして手配書を参考にして結成した(と思われる)偽の麦わら海賊団がいること。
偽ロビンが子供だというのも、そういうことなのかなって。
そういうところが何かの複線になって無いかなとか考えて深読みして…。
手配書が出回っているという事は、そのままで出歩けない、つまりみんな変装してたり…しない…かな…。
ゾロのあれも、本当に傷が付いているわけじゃなくて………。
あれが本当だとすると、ゾロもサンジも同じ側が見えていない、または隠れている事になって、揃った時にバランス悪くないかな?って思ったんです。
ルフィは顔隠していたけど、じゃあチョッパーはなんでそのままなんだって話になっちゃいますけども。
また、ルフィがほとんど変わっていないから、たくましくなったウソップと並んだ時に釣り合いが取れなさそうなのも気になります。
彼らは同じ年だから、そんなに体格差があるのも…。

それにしても、今まで19歳コンビといえば、ゾロとサンジだったのに、今19歳コンビというと、ルフィとウソップになるんですね…。
19歳というとあの2人を必然的に思い出してしまうから、これは慣れるのにとても時間がかかるだろうなぁと思います。
そっか…ゾロとサンジは21歳コンビなんだなぁ…。

来週は多分ゾロとフランキーが出てくると思うんですけど。
目のことも気になるけど、一番早くにシャボンディに着けたその理由とか(何かあると思うので)、ペローナはどうなったのかなとか、他にも気になることばかりです。
さらわれた偽ロビンを助けるのは、ゾロなのかな…?

つっこみ 先頭 表紙

2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その3

でもよかった…。
ゾロかっこいいよ、男前だったよ!
つか、今までのあれが最上だと思ってたのに、そうじゃなかったの?
あれ以上の男前になっただと…!?ロロノアさん、貴方一体どこまで…という…。
とても惚れ惚れします。
撫でつけオールバックだったらちょっと戸惑っていたかもしれないけれど、へんにゃりして前髪も健在で、とても大人の男の色気もあったように思います。
マリモ頭ってもう呼べないかな…?
ツンツンがとてもとてもとても大好きだったのだけど、きっと慣れていくんだろう…。
かわいさの方もきっとこれからですよね、物語の中で。
どんなになってもゾロはゾロだけど、やっぱりあのゾロが一番大好きで長年見てたから、自分が懸念していたマイナスの方向にゾロが変わってたらやっぱり戸惑ってたと思うんです(傷の事はおいておいて)。
実際それは無かったわけだけど。
でもそうなると、私ほんとはゾロのこと外見しか見てないんじゃないだろうか?好きじゃないんだろうか?とか自信なくなって泣きたくなってぐるぐるしてしまう…。

サンジは扉絵すごくかわいかった。
髪の毛金髪なのに髭が真っ黒で結構量あるから、何か不思議ではありましたけど。
性格変わってなくて相変わらずで、大変ホッとしました。
眉は慣れますきっと…!かわいい。
ナミとウソップとのやり取りめちゃくちゃ愛おしくて、本当にニコニコしてしまいました。
はー…みんなが…どんどん集まってゆくよ…。
私は気付かなかったんですけど、ゾロが飛ばされてから丁度連載で2年経ったらしいですね。
なんと、原作での経過と、リアルが同じ2年…。
先生はそこまで考えて描かれていたのですか。
本当にすごい方すぎて言葉になりません。

ゾロの目のことは一番気になるけれど。
目が、見えなくなっていたとしても…先生がそう描かれるなら、それがゾロですしね。
何か理由もあるかもしれない。
覇気のことかも…知れないけれど…。
だから、結果はどうあれ、きっと受け入れられる、はず。
だって、それがゾロだもの、ゾロなんだもの。
それが嫌だっていうのなら、ゾロの生き方を否定する事になってしまうものね。
傷は、悲しいけども…。
うん、もう、どんな事になっても…受け入れるよ…!

そんな気持ちでもう一度扉絵を見る。
みんな揃ってるのが嬉しいよね!
成長してるよね!
みんな楽しそうだよ…!
ゾロが笑っているのなら、笑えているのなら、それが、一番いい。
いつも人一倍警戒しているゾロが笑えてるっていうのは、平和で幸せな証拠だ。

先頭 表紙

2010-10-04 WJ44『ワンピース』第598話“2年後”その4

今回の扉絵、1話の扉絵に合わせてると聞いて、実際に比べて見てブワッとしました。
気付いた方すごいなぁ…。
1話はルフィとナミ、そして赤髪海賊団だったんだけど。
598話は一味だけで、しかも9人もいるんだよなぁ…(涙)。
ルフィとナミの位置やポーズは変わらないんだけど、メンバーほとんどルフィの左側にあつまっているのに、ゾロだけ船長の右側にいるのが(そしてチョッパーは上に)とにかくたまらない。
船長の右腕的存在だから?
そういうことも考えて描かれているのかな。
そして、その、ゾロの目の傷がレイリーと一緒なのが…。
レイリーって副船長で、ゾロには副船長という肩書きは無いし、実際あの一味に副船長っていう役職がいないところがよくて、でもその肩書きが無いのにゾロが副船長っぽいところがいいなぁと思っているんだけど。
そういうのを見ると、何だかほんとそんなの匂わせている感じもして。
皆がルフィの事思って回想してるところでも、ゾロだけ無かったし(まぁそのはその前に485話があるし、今回ミホークに言われてたしね)、そういうの嬉しいよなーって思う、ゾロファンとしては。

私はとにかく人よりも変化に慣れるのにとても時間がかかるし、扉絵ずっと見てて良いなと思っても、やっぱり身の回りには当然今までの一味のものばかりで溢れているし、コミックスで一味見たり、今までのゾロとか見ると、このゾロにはもう会えないんだなって思って、寂しくて泣いたりもしてしまうけど。
みんな私みたいに後ろ向きじゃなくって、前向いて、生きてる。

うん、大丈夫。
時間かかるけど大丈夫。


みんな2年経って、たくましくなって。
さて、これからどんな冒険が待ってるんだろう。
あんまり「最後」「最後」って言われるととても泣きそうなんだけど(終わって欲しくないから打ち切りみたいな形でもいいと思っている私。先生が途中で投げ出すこと無いと思えるからこそ、なんだけども。)、ものすごくワクワクする気持ちも大きいよ。

これからも、私はついていく。



いろいろ変わるかもしれないけれど、今現在はこんな気持ちです。
後ろ向きになったり前向きになったり、忙しい文章ですみません(涙)。

先頭 表紙

2010-10-02 …あれ?

私一味離散のとことか、そこら辺全く日記書いてなかったんだ…。
よほどもう、日記どころじゃなかったんだなぁ。

今も大切な週ほどいろいろ考えて、日記書き辛いというか気軽に書けないし、書くのに時間かかりますからね。
必要に迫られないと、自分の中にとどめておくだけで日記は書くこと少ないだろうなぁ…。

あ、レポ日記とかも書かずにすみません、いつも(涙)。


485話と今回の再開直前日記は、期間もあって必要に迫られたから自分の気持ちの整理の為に書いたけど、数時間かけて書いてHP全て持っていかれました…。

けどやっぱり吐き出したら頭の整理が出来てすっきりするのも事実だな〜。

先頭 表紙

2010-10-02 連載再開にあたり。 その1。

あと数日で連載が再開されます。

ずっと前から自分の想いを日記に書こうと思っていたのに、この複雑な思いを書き表す文才もないし、今現在もずっと自分の中でぐるぐる考えたりしているので書くに書けなくて。
その上、どうしてもぐだぐだと長文になってしまうので、時間もかかるし敬遠してなかなか書かなかったのもあったのですが。
もう逃げられないところまできてしまいましたし、ネタバレが蔓延している今どうにかまだ何も見ずにここまで来れているので、もう腹を括って自分の想いをありのまま全て吐き出して、自分の中で整理してから新章に望んだ方がいいかなと思いまして、思い切って書いてみることにしました。

というわけで、皆さんと意見違うかもですが、こんな考えのやつもいるんだ〜くらいな感じで大目に見ていただければと思います。
また、ここの日記を見て下さっている方はご存知かもですが、私本当にマイナス思考人間です。
勿論原作を否定しているとかではなく、原作は正しくそれが全てだと思っています。
そこのところもご理解いただければと。


皆さん再開をとても楽しみにされているようですが、いつも私って、勿論ワンピース大好きなのに、まれにある一回の休載でもそして今回の一ヶ月休載でも、寂しいと思うことって無いんです…。
すごく変わっているかもですが。
これは皆さんも思っているでしょうが、むしろ先生が休めて私も嬉しいと思う気持ちの方が大きいかな。
一ヶ月に一回は、必ず休載の週があってもいいくらい。
勿論先生は漫画以外の仕事をするとかじゃなくて完全休日で。
まぁそんなことは常に思っていたわけです。
そして自分はその間に、ワンピについてもっといろいろ考える時間がもらえるというか。
毎週連載だと沢山の情報が入ってきていっぱいいっぱいになって、自分で理解したりいろいろ考えたりしていると、一週間なんてあっという間で。
しかも今までの過去の内容でも、彼らのせりふや行動について、自分の中でまだぐるぐる考えることたくさんあるので。
なんていうのか…ワンピに置いて行かれないように付いていくので毎週精一杯全力疾走している感じなんです。
だから、ゆっくり考える時間が欲しい=休載の間に追いつけるようにする、みたいな感じもあるかな。

今回のは休載は休載でも新章になる前の休載なのでまた違うんですけどね…。
追いつくのに、私にとっては一ヶ月でも足りなかった。
自分の中で整理できてなくて、一ヶ月なんて短かった。
出来るならもっと先に延ばして欲しかったくらい。


彼らが、2年も年を取るなんて…。
2年後からに、なるなんて…。


成長した2年後の彼らが楽しみな方が大多数なのかも知れませんが、私はそれより2年も彼らが私たちの知らない時を過ごしたことの方が、とにかくすごくすごく寂しいんです。
97年にワンピースという漫画が始まってからずっと彼らを追ってきて(私が読んだのはもっと後ですが)、彼らの中の時間ではそれでも1年経ってなかった。
あの物語が1年経っていなかったわけです。
彼らは年を取らない設定なのかな…と思ったこともあった。
それが、いきなり2年後に。
ずっとずっと見てきたのに、2年分も彼らを見られない。
彼らがどう2年を過ごしてきたのか、分からない。
読者が知らない期間が2年もあるわけです。
振り返る描写はあるのかもしれないけれど、あの今までの濃い描写は見られないんです。
どう成長したのか、どんなことがあったのか、私は全部見たかった。
一緒に成長したかったというか、一緒に一喜一憂していきたかった。

先頭 表紙

2010-10-02 連載再開にあたり。 その2。

自分も一緒に旅してた、だなんて恐れ多いことは思わないけれど、ずっと見てきたのにな…と思うと。
いきなり2年後って、本当に思いもしなかった。
ただでさえ、追いつけなくて一生懸命駆けていたけれど、あっという間にさらに遠くに離れてしまったみたいで。
ずっと見ていたかった…。

彼らは本当に漫画の中で生きていて、本当に楽しそうで、一味の普段の生活も余すところなく見てみたいなぁ、描いてくれないかななんて思わせるくらい。
そんなくらいに思っていたのに、こんなに時間が飛んでしまうなんて…。


つまりは、彼らの世界の中で、麦わら一味は1年しか経ってないということですよね、期間的に。
その上それは、ゾロが一番古株なワケだからゾロは1年くらいかもしれないけれど、それこそブルックはまだ仲間に入ったばかりという状態ですよね。
それが、2年経ってしまう。
一味として過ごした期間よりも、それぞれ飛ばされた先で過ごす期間の方がダントツ長いわけです。
そりゃ、一味の結束は強固で絶対だし、それが1年でも数ヶ月でも、一味が彼らにとって家族であり居場所であり、期間なんて関係ないというのは分かるんです。
実際そうだと私も思いますし。
けど期間的に、私個人の思いとして、離れた期間の方が長い、というのがとにかく寂しい。
彼らはいつも一緒にいて欲しかったから。

しかも、これも私のこだわりなんですけど。
ゾロとサンジの19歳という年齢。
この「19歳」って、すごく大切な年齢だと思うんですよ。
フィクションの世界の中で、19歳とあえて設定したというのに、すごく意味があると思っているんです。
年齢的に、大人ではないギリギリの年齢、というのが。
勿論それは、この物語の中では関係ないと思いますし、あの世界ではむしろもっと15歳とかでもう大人という認識かもしれません。
けど、現実で考えて、やはり19歳って大きいと思うんです。
まず、グランドラインに入る時の5人のメンバーが全員20歳前でしたよね。
ああいうのも、未知の世界に向かう若い未成年達の冒険みたいで、すごくワクワクしていいなーって。
未来を切り開く、みたいな、希望みたいな、そんな明るい感じが。
それに、ゾロとサンジ2人が最年長なんだけど、まだ年齢的にいうと子供に分類されるというのも何だかすごく良かった。
そして、精神年齢的にも…彼らはもう元々そういうところはないとは思うけど、大人と子供の狭間の一番不安定な年齢というか、そういうイメージかな。
おとなになりきれていないところ。
けどメンバーの中では最年長っていう立ち位置がすごくいいなぁと思っていたのです。

前に他の作品で某原作者の方とお話する機会がありました。
その主人公は20歳だったんですが、本当は19歳にしたかったと。
その主人公は強がったり一人で悩むこともあったりしてリアルなキャラだったんですが、だからこそ、そういう不安定な年齢にしたかったと。
けど、アニメにする場合はお酒をどうしても飲ませたいのに引っかかるから20歳にするしかなくて、仕方なく20歳設定になった、と。
ワンピの場合もゾロは19歳なのに思い切りお酒飲んでるけど、アニメだとジュースになってるかぼかされているかですよね。
サンジの煙草はぼかせないから(アメリカの飴もあるけど)20歳設定になっていますよね。
アニメだとそういう規制がある、と。
それをお聞きしたというのもあるし、自分の上に書いたような思いもあるし、だからやはり先生も、キャラクターの年齢設定をする際にそういう思いがあったんじゃないかなって思ったのでした。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)