15日(月)は治療日だった。
午前9時半過ぎには病院に着き、受付をして化学病棟に行く。採血と看護師の問診がすむと、割り当てられた部屋に行く。毎回、ちょっと緊張する。どんな人と同室かなと・・・・顔見知りだったり、初対面だったりいろいろだ。(4人部屋)
にぎやかに話がはずむこともあり、静かに読書することもある。
全体にみんな明るい。病気や家庭のことなど、けっこう深刻なことでもさらっと話してびっくりさせられることもしばしば。
抗がん剤の点滴は午後からとなる。大体4時間ぐらいかかる。熟睡する人、爆睡?する人もいる。私は眠ることはほとんどない。少しうつらうつらする程度。看護師が何回か様子を見に来るが、特に気分が悪くなったりすることはない。
長いようで短いような不思議な時間だ。その日は病院に1泊する。
さて、翌日は多忙だ?
9時頃には病院を出る。せっかく出かけてきたんだから(我が県の中心都市)といろいろ計画する。映画、ショッピング、マッサージ、食事、展覧会などなど。時間と体に相談して決める。友だちと一緒だったり、夫と一緒だったりするが、昨日は1人だった。1人もいい。
まず、マッサージに行く。エステではなく、体のリンパ液の流れをよくするためのマッサージで定期的に通っている。
専門のセラピストに1時間余りマッサージをしてもらう。会話も楽しい。心身ともにリラックスできる貴重な時間だ。
次に本屋に寄り、前から読みたいと思っていた本を買った。「千の風になって」薄い詩の本だが、内容はたっぷりと重い。
喫茶店に入り、コーヒーを飲む。私はよく1人で喫茶店に入る。コーヒーがすきというよりは喫茶店の雰囲気がすきなのだ。だから、好みの喫茶店は少ない。
デパートに行く。トウトバックを1つ買う。オレンジ色で白い縁取りがしてあってなんだか元気が出そうな感じがしたのだ。洋服に合わせるの難しそうだが、もっぱら病院用になるのだから明るいほうがいい。
その後、軽くお昼を食べ、帰宅した。
いつもより早めの帰宅で、ちょっともったいない気がした次第。 |