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「猫との日常」他。


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2019-01-15 続き
2019-01-14 ビビリのビビ子
2019-01-11 あの子はどうしてるかな。
2019-01-09 「まだ残ってるから」
2019-01-08 餌付けは1ヶ月以上続いた。
2019-01-07 野良仔猫の餌付けの日々始まる。
2019-01-05 あれは10月初旬の事
2019-01-04 2019年明けましておめでとうございます。
2018-05-29 2018年5月は、破って捨てた。
2018-05-08 私のプーさん男子、逝く。


2019-01-15 続き

そんなこんな日が続き、11月になりました。

一向に近づかせてくれない仔猫にイラつき、
「わたしゃ、飯やりばあさんかいっ」と一人毒づいてみたりしましたが、
12月になる前に保護しなくてはと思いながらも、
あまり焦ってはいませんでした。

それは、クッキーが死んでから1ヶ月過ぎた頃だったのですが、
実家の庭先にあるお墓で「早く生まれ変わってママの所に戻ってきて」と
手を合わせた時、側に自生する水仙の葉の(3本の内の)1本が急に左右にユラユラと
揺れて、其れがまるで彼の返事のようだったのです。

…(多少ですが私、あれがありますです。あれです。)

この出会いは私にとって必然的な事なのだと、日を追うに従って確信していきました。
そして、仔猫の強い警戒心を解くべく時間をかけて少しづつ(日に10センチ)近付いて行きました。
フードを置き、そしてその場所から最初は3メートル位の場所に座って見てるという状態です。
餌やりバアさんの顔は既に認識してる様子だったので、時々、
「今日は朝から雨が降ってたけど、何してたん?雨宿りできてたん?」
とかなんとか話しかけたりしてました。

そして最終的にフード容器の側10センチまでいきました。
でも、座ったまま動けない。
ちょっとでも(腕とか)動かすと1メートル下がる、へたすると姿を隠す。

「何日かけたら心許すねん。全くもう。」
座ったまま一時間近く動けず身体が冷える。くしゃみも出る。

でも、11月も終わろうとしてたある日、
(その頃は完食した後に立ち去らず、じっと私をみておかわりの催促をするようになっていた)
「うちに来たらたくさんおかわりあるよ」とおいでおいでをしてみました。
一か八かだったのに、なんと仔猫は誘いにのってきたのです。
それから建物の2つの角を曲がり、私の部屋の前まで数メートルを数時間かけて(途中、何度か引き返されるが戻って来る)誘導に成功!
そして、おかわりのフードを置いた玄関口(中!)に付いた頃には日付けが変わってましたぁ。

しかし、これで捕獲出来たわけではないのです。
もちろん触ることもできてません。


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えええ捕獲できなかったのですか?早く続きが知りたい! / 雅(みやび) ( 2019-01-15 21:56 )

2019-01-14 ビビリのビビ子

近付けない…もう、全然近付いて行けない。

フードを、ガフガフ言いながら食べてる仔猫を
建物の角から見つめる婆さん一人…。
アパートの前は国道の三叉路に3本の信号機。

青信号の点滅がチカチカと、その姿を照らす…。

仔猫てば容器に頭つっこんでるようで、かなり神経質にこちらを伺ってて、
私がちょっとでも動こうとすると、ダーッと逃げるんです。
そして、再登場に5〜10分かけるのです。

「長っ。こっちは仕事から帰宅して御飯まだなのにぃぃ。もう」

ほっといて部屋にもどればよいものを、「あの例の猫が現れて横取りされたら」と心配して
立ち去れない。
仔猫の食事が終わるまで1時間はかかってたな。
1ヶ月半で2回風邪、ひきましたわ。

それで、あまりにも用心深いその様子に
「絶対に雌に違いない」と思い「ビビリのビビ子」と勝手に名前をつけました。

実際には雄でした。


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2019-01-11 あの子はどうしてるかな。

と、今でもちょっと気になってる。

顔がそっくりだったので、(兄弟?まさか親じゃあないよね)とも思ったけど、
仔猫の警戒する様子に状況を理解できなかったままです。
でも、私の与えるフードを毎日待ってる仔猫と違い、
何処かでご飯貰って順調に育ってるように見えたので多分、大丈夫だろううと。

でも、あのアピール?する仔猫の姿は今、思い出しても、ショックというか痛々しくて(でも、微笑ましくも)これから先、忘れる事はないと思う。

それと、
その日は、最初に声を聞いてから二週間位経っていたのだけれど、
その間、私が近づこうとすると「声の無いニャー」で威嚇してたので、
(もしかして何かで声を失ってるのかも)と心配してた。
だから、ニャーニャー叫ぶ仔猫に向かって
「な〜んだ、声出てるじゃん」と、初めて(柵ごしに)1メートル位近づけたんだよね。

でも、その頃はまだ10月。
同居の11月末まで永うございました。


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後姿も可愛い・・・。早く、どうやって保護したのか知りたいです〜。 / 雅(みやび) ( 2019-01-13 18:13 )

2019-01-09 「まだ残ってるから」

「もったいないから」と、
行動した自分。
そして、
この先「どうするつもりなん?」「責任とれるん?」
……つっこむ脳の中の自分。

それなのに、悶々としてる気持ちに蓋をして、
次の日もその次の日もフードを置き続けた。

結果として、仔猫は今、私と一緒に住んでます。

決め手は、
@なかなか姿が確認出来ないので、フードの置き場所を自分の部屋のベランダの真下に変え
(一週間かかった)。夜、隠れて待ち伏せし、ライトでキャッチした時の感動。
その姿の可愛さに胸打たれた。
Aしかし、おそろしく用心深い仔猫で全く近寄れず「どうしたものか」と思ってたある日、
フードを置いて離れた場所から見てると、顔がそっくりのいつもの猫より2ヶ月位育った猫
がいきなり現れ、
「……!!誰?」と混乱(一瞬、1日でいきなり大きくなったかと)していると、柵の向こうから
仔猫が激しく泣いてる(つか、呼んでる)のに気付かされ、それが
「僕はここだよ!そいつはちがうよ!」と懸命に意思表示してるかのようで、又、
胸、打たれちまった。


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2019-01-08 餌付けは1ヶ月以上続いた。

次の日の朝、フードを入れた容器を見にいくと完食と言うか内側がツヤツヤと光っている。
(足らずに舐めまわした?)
並べて置いた牛乳を入れた容器も同じだった。

意外だった。
実は、もしかしたら御飯を貰える何処かが有るのかもと内心思ってたから。

「どうしようか……」
迷った。
元々、ペットは飼わない主義だ。
それなのに、娘が置いていった猫二匹を世話してそして亡くして悲しい思いをした。
実家の母も
「もう、飼いなさんなよ。」と言った。

でもね。その日の夜、
大きめの容器にフードを入れ替えて又、アパートの裏に行く私。

だってフードがまだ残ってるから。


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なんて、ちっちゃくて可愛いピンク色の肉球なんでしょう!ぷにぷに押してみたいです〜。 / 雅(みやび) ( 2019-01-09 22:36 )

2019-01-07 野良仔猫の餌付けの日々始まる。

次の日の夜、
仕事が終わって帰宅した私は、真っ先にアパートの裏に行ってみた。
けれども、仔猫の泣き声はしない。
暫くの間、聞こえる音に神経を集中してみたが、それらしきものは無かった。

……(私てば)「な〜にしてるのやら」と、ひとりごちて部屋に帰ろうとすると、
「ガサガサッ」と音がしてアパートの南側の民家の庭を走って行くちっちゃなお尻が見えた。

「あ…」

今思うに、この二度目の接近遭遇が私の、いや彼の運命を変えたと確信する。

昨日と今日だけで、仔猫はこの狭いエリアに常に居ると思い、(感は当たった。)
次に私は部屋に残る亡き猫達の未開封キャットフードを出し、そして、
水でふやかし小さな容器に入れ、人が誰も行き来しないアパートの裏のコンクリートの上に置いた。

部屋に戻った。もう23時過ぎてた。

そして、又、「な〜にしてるんや、わたし」と後悔した。
そして、ジョンとクッキーの顔を思い出して涙がドワっと出た。

あの日から半年、
空から降る大雨が小雨になり、曇り空を仰ぐのも時々になっていたのに…。

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2019-01-05 あれは10月初旬の事

部屋でソファに座りTVを見てて(多分、集中してなかった)ベランダの外から仔猫の泣き声に気づく。

いや、実際には暫くの間、生の泣き声を聞いてなかったので、
其れを理解するのに数秒かかったと思う。

暗くなりかけの小雨が降るアパート内の裏の敷地にフラフラと(今、思い出した)歩いて出た。

……泣き声がする。親を呼ぶ仔猫のけたたましい声だ。

此処に住んで7年になるけど、野良猫を見た事は一度もなかった。

「何処?何処で泣いてる?」

次の瞬間、
キョロキョロする私の足元50センチ程前、右から左へ小さな物体が駆け抜けていく。

意外にも、すごいスピード。つか、元気?

……それが

彼との出会いだった。

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うわぁ〜。その当時の猫ちゃんの画像はないのですか?仔猫・・・。大きさがわかるような・・・。あ。申し遅れました。あけましておめでとうございます。 / 雅(みやび) ( 2019-01-07 15:37 )

2019-01-04 2019年明けましておめでとうございます。

1年前の今頃、…2018年もなんとな〜く年が過ぎゆくんだろうなぁ…と、60代の(!カミングアウト?)木造アパート一人暮らしバアさんと猫二匹は、呑気に正月休みをダラダラと過ごしていたっけ。
まさか、猫の死という悲しい事があるとは、思いもしなかった。

日頃、口癖のように
「想像力がないっ頭わるいっ!」と怒ってるくせに、
想像力が無いのは、自分もだったわ〜。
あ、頭わるいというのも。

1年の内に何が起こるのか、若い人とそうでない人とでは数と内容に違いが有るのかと、
勝手に思ってた。

そんな事、ないわ。
そして、神様は、いろいろ用意してくださってる。

キツイ事の方が多いかもしれないが
2019年、
それなりに頑張っていこう。


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あれ?この絵にかいたようなハチワレ猫ちゃんはもしや? / 雅(みやび) ( 2019-01-07 15:35 )

2018-05-29 2018年5月は、破って捨てた。

先週、左下の親知らずが虫歯になり、抜いた。 

それまでの場所には、当然、穴が空いた。

なんで増えるかなあ。穴…。    



仕事から帰り、部屋のテレビのスイッチを付けて、

そして消すと、

部屋が静まり返る。

玄関のタタキにしゃがんで泣くのは、止めた。

でも、

彼らの気配が消えた部屋で、

其れは、

満ち潮のように、

ヒタヒタと私を襲ってくる。

「神様、なんとかクッキーだけでも返して貰えませんかね〜」

とか呟いてみる。



  

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私も先週に愛犬を亡くしたばかりです。辛いし寂しいですよね。ぽっかり空いた感じ、とても分かります。 / みゆ姉さん ( 2018-05-29 09:18 )

2018-05-08 私のプーさん男子、逝く。

…心にポッカリ穴が空いてます。

…その時の私には、「なんで?なんで?なんで?」

 としか言葉がありませんでした。

その朝は、いつものように

「お仕事行ってくるよ〜お留守番しててね〜」

と言って出かけました。

一日と二日は連休前の休みを取っていて、外出せずクッキーと遊びました。

それまでずっとジョンの介護で、淋しい思いをさせていたからです。

実際、私のベットに(真ん真ん中)オシッコされたし。
(シーツ、高反発マットレス、ベットパッド全部洗濯大変でした。)

……クッキーは元気一杯でした。

……そうじゃなかった…のかなぁ?

病気など無縁に見えたけど、来月で11歳だし

「連休終わったら健康診断しようね。」と頭を撫でながら言ったんです。

10年前、離婚して住んだアパートの傍のマンションの植え込みから

母猫を呼んで泣き叫んでいる声に最初に気づいたのは私でした。

「ダメダメ、コラ〜ッ」と言う私を振り切って次女が部屋から走って行きました。

「里親探しするから。」と言う言葉を信じましたが、回り回って結局、私が育てるハメになりました。

一緒に住む事になった時、

「クッキー」と娘が名付けた子猫に私は言いました。

「私は今まで猫が苦手だったけど、君と私は縁があるのかもね。
え〜と、よろしく」

「それと犬しか飼った事ないので、猫の習性はわからないから。」

箱座りをした子猫のクッキーは、解ったか解らないか判らない顔をして黙って私を見上げてました。

実際には、とてもお利口な子でした。

以前にも日記に書きましたが、全く怒る事を知らない子でした。

次女はジョンに噛み付かれ、引っかかれ、傷だらけの腕をしてましたが

クッキーは誰にも怒ったりしませんでした。

「君は猫の模範だよ。」

初めての猫の飼い主とは思えない言葉を、私はクッキーに何度も伝えたっけ…。

その後は病気することも無く、元気に育ちました。

ジョンは次女と暮らしていたので、
クッキーは私と一緒に毎日、寄り添って、
生きて来たのです。

辛い事が多かった月日、どんなに癒された事か。

感謝しても感謝しきれないです。

それより、こんな唐突に……

きついです。

なんでかなあ。

本当は何処か病気だったのかなあ。

ジョンの死が応えたのかなあ。
そこまで仲が良かったように見えなかったけどなあ。
何より私よりジョンをと思いたくないよ。

前の夜、ソファーに座る私の傍で、

私の膝に前足をくっつけて寝転んでた君。

季節を問わず、飼い主くっつきべったり猫だった君。

夏は嫌がられ、押し離され、すねてた君。

いかん。

飼い主、立ち直れん。

先頭 表紙

胃腸関係の感染症?猫は具合の悪いのを隠すといいますからね。気が付かなかったのではなく、大好きなママに心配かけたくなくて気付かせなかったのではないでしょうか。うまく言えませんが。お気持ちお察しします。私もとてもとても悲しいです。 / 雅(みやび) ( 2018-05-09 21:07 )

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