大学の授業が終わってからバイトまでに時間があったので、
うちの大学の図書館で映画を観てました。
(なんだか大学に入ってから映画づいてるのは
この施設の影響がかなり大きい気がしてます。)
今日見てた映画は「中国の小さなお針子」
毛沢東主席下のの中国のお話で、
思想の再教育をされるために山奥の村へと連れて来られた2人の若者と
元々その村に住んでいるお針子の孫娘「小さなお針子」が
主役のお話なんですけど、この時代の中国の歴史が頭に入ってないと
思想の違いとかがきちんと理解できなくて、難しく感じちゃった。
高校の時、世界史は好きだったけど中国史はそんなに得意じゃなかったので
「確か、こういう意味だよね・・・?」って感じで
ところどころ細かい部分を不安になりながら見ちゃいました。
若者2人は、一目惚れした小さなお針子に対して
なんとか知識とかを与えようとやっとの思いで手に入れた
本を読んで聞かせたりするんだけど、
彼らの本やお話に対する思い入れは、今の日本では考えられないもので。
食い入るように外国文学を読む主人公の姿に、
ちょっと今の自分を反省しました・・・。
今まで時計も無く、太陽の動きに合わせて生活していたような村人たちの中に
突然入ってきた文明に対しては、
それが良いことだったのか、それともそうじゃないのか
私はわからないまま観終わってしまった感じでした。
(どちらかといえば、入ってこなかったほうが良かったのでは・・・
と思ってしまっているかも)
これは私が文明社会の中に当然のように暮らしているから
人事のようにそうやって感じてしまうのかもしれないけど・・・。
やっぱり、生活が便利になったりするのは本人たちにとっては
良いに違いないしね。
あと、この話の舞台が1970年代の中国っていうのにも驚きました。
空を見上げれば飛行機を当然のように見ることの出来る世界で
まだ誰も字を読むことの出来ない、時計に対しても驚いてしまう社会は
存在してたんだなぁって。
でも、その村の風景の中に響くバイオリンの音色はとってもとっても綺麗!
サントラとして何箇所かにかかる中国楽器っぽい音楽も、
バイオリンで演奏してくれれば良いのに、、、と私は思ってしまった。
マーの、お針子に対する愛の形もとっても切なくて、
でもすごく深いものを感じて、その不器用さがとっても心に残りました。
図書館で何作か見つけられたので、これからも吾郎はんの映画レビューの作品を
チェックしていきたいな〜。
P.S→今日バイト先に、うちの地元の某テレビ局の方がいらしてて、
心の中で(「吾郎の細道」ちょっとずつでも流してくれてありがとうござい ます!これからもちゃんと続けてね・・・)とお願いしてみました(笑) |