
5月にさみの入院と前後して体調を崩し、
入退院を繰り返していたじいちゃんが亡くなりました。
昨年大きな手術をして、それでも少し元気になって
畑や田んぼ仕事をしていたのに、
田植で無理をして入院、癌の転移がわかり、そして
ホントにあっという間に、逝ってしまいました。
寡黙な人でした。
何にも言わずにただ黙々と仕事をして
不平を言わず、人に迷惑をかけることを嫌い
入院中もたぶん痛みがあったはずなのに
一度も大きな声をあげることもなく
本当に、じっと耐えて耐えて
亡くなりました。
亡くなる1週間前の日曜日、
車いすを借りて外出許可をとり
半日、じいちゃんを家に連れて帰りました。
家でばぁちゃんの作ったお昼ごはんを食べて
みんなと一緒に居間に敷いたふとんに寝て
病院に帰らなくてはいけない時間になっても
まだ帰りたくなくて時間を延長して
最後に田んぼの柵の心配をしながら
病院に連れて行ったんだけど
それが最後になりました。
いっぱいお世話になったのに
そのお礼もまださみは言っていないのに
こんなに早く亡くなるとは思ってもいなかったのに
もう、いない。
黙ってそこにいる人でした。
今もきっと黙って家族のそばにいるんだと思います。 |