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Buquiさんの「コナペチ備忘録」

人生ってのは思いがけない出来事でできている
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戦争について考える(Banner.2003.3.17)

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2007-07-04 三好達治第二の「雪」調査結果
2006-10-29 腹八分
2006-03-21 文庫小口
2006-03-19 古本屋
2006-03-18 読書放棄
2006-03-17 古本
2006-02-23 O・ヘンリー
2006-02-20 死ぬことと見つけたり
2005-11-22 塊魂(塩豚)
2005-11-03 100円セール収穫/最近読んだ本


2007-07-04 三好達治第二の「雪」調査結果

雪ふりつもり、足跡みなかげをもてり。
いそぎ給はで、雪はしづかにふみ給へ。
この詩を某書道展で見て、ネットでも検索したが、たいした情報は無く。足で探した探した。結局「三好達治全集 第一巻」(筑摩書房)の「測量船拾遺」の部で見つけた。
しかしこの詩は、再刊された「測量船」を底本とする出版物にも掲載されていないことが多い。何故だろう。
題は「雪」。
有名な、"太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。〜" というのもまた「雪」であるので、ここでは第二「雪」と呼ぶことにしよう。

4/16再調査
拾遺といっても複雑で、その経緯を上記の全集の解説によってまとめると
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昭和5年12月 第一書房「測量船」 発行数1000部!
   39詩篇、のちに38詩篇に再構成
   "太郎を眠らせ・・"で有名な「雪」はこの時点で収録されている

昭和22年1月 南北書園「測量船」
   拾遺詩15篇追補収録

昭和39年 筑摩書房「定本三好達治全詩集」
   拾遺22篇追加

昭和39年5月 冬至書房「定本測量船」
   拾遺2篇追加

昭和39年10月 筑摩書房「三好達治全集第一巻」
   拾遺詩等15篇を追加。
   ここで初めて第二の「雪」(初出雑誌「青空」昭2.3月)が収録される。
   "等"というのは散文(詩?)も含まれるからか。
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※最初の「測量船」ではのちに二篇をまとめて一篇の詩にしたため

しかし時系列から整理して測量船に入れたんだろうけど、ずいぶん拾遺したもんだ。もとが38篇、プラス拾遺54篇で計93篇だ。測量船沈まないか心配。

ともかく、第二「雪」はこの筑摩書房の全集第一巻を底本としない限り含まれないということになる(「青空」は当時の雑誌だからあまり直接参照されることはないだろうし)。探索者泣かせである。

しかし筑摩書房はなんでまた昭和39年(1964)に全詩集だ全集だとカブって出版したのか。そりゃこの年は三好が亡くなった年だけど、死んだからといって即出せるようなものでもないし、関係あるのだろうか。

有名じゃないほうの「雪」が、なんか、自分好み。
(コナペチ2より転載2007.7)

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2006-10-29 腹八分

これだけ食えば満腹になって、間食も欲しくならないだろうと思う分量で夕食。
ところがあまり満腹じゃない。最近粗食過ぎたのだろうか。

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2006-03-21 文庫小口

文庫の小口はたいてい天アンカットだと思ってたら、意外とそうでもない出版社が多いと気付く。
河出文庫とか。
古いところはやはり天アンカットの傾向あり、かな。

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2006-03-19 古本屋

シムノン
『メグレと老婦人』ハヤカワミステリ文庫350円
『メグレと若い女の死』ハヤカワポケットミステリ400円くらい
シムノンはなかなか出会えず、貴重なんだが、微妙に手が出ない。

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2006-03-18 読書放棄

ゴールディング『蝿の王』新潮文庫
 あ、あ、あ、あまりのつまらなさに、ついに途中放棄。
 中盤、蝿の王登場まで読んだ事は、ほめられてもいいはず。
 批判に言葉を費やすのは控えておこう。105円だし

そこへいくと『十五少年漂流記』の可読性の高さよ。

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2006-03-17 古本

ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』創元SF文庫 定価700買105円

 今読んでる『蝿の王』が翻訳独特の、もってまわった形容の多い読みづらい本なので、可読性のありそうな古典を。
 まだチラ見のみだが、さすがメジャーというところを期待。


新田次郎『劒岳・点の記』文芸春秋 定価980買100円

 100円ワゴンにて。普段敬遠するハードカバーだがこれもまた出会い。

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2006-02-23 O・ヘンリー

『死ぬことと見つけたり』
激面白。上巻の終盤では読みながら息を止めてしまった。
息を呑むというのはこのことかと見つけたり。


大久保康雄訳『O・ヘンリ短編集(三)』新潮文庫
なんだ知ってるよ最後の一葉とかでしょ。とか思ってたが、
短編の醍醐味、さすが巨匠。表紙も素敵。
カリフォーニア州、とか味ある訳もいい

短編集の二巻目以降を古本屋で見つけるのはなかなか難しいのだが
なんと88円で入手。

最初に洋書で買ってあった本の副読本として探しはじめたのだが
目星をつけた店を回った末に見つけると嬉しいものである。
あとは第二巻だ

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2006-02-20 死ぬことと見つけたり

書評や書籍紹介を見る。どんなに短いものでもピンとくる時がある。
そういう本が好きだ。

隆慶一郎『死ぬことと見つけたり』新潮文庫

p122.からの章「かぶきもの」がすごい。
ひさしぶりに本を読んで楽しく恐く震えがきた。

未完のまま作者死亡というのが惜しまれる。
この小説のテーマを地でいったのかもしれない。

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2005-11-22 塊魂(塩豚)

豚バラブロック1097g(100g88円)
ついに1kg超えに手を出してしまった。
とりあえず塩まぶして冷蔵庫に。

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2005-11-03 100円セール収穫/最近読んだ本

ブックオフの文庫本105円セール
R.D.ウイングフィールド『クリスマスのフロスト』創元推理文庫
R.D.ウイングフィールド『フロスト日和』創元推理文庫
H.F.セイント『透明人間の告白(上・下)』新潮文庫
マイケル・ボンド『パンプルムース氏のおすすめ料理』創元推理文庫

計五冊 525円
少し遅れて行ったものの、この5册が売れずに残っているとはなんたる幸運。
どれもいつか読もうと思ってたものばかり。

このところ金がないので100円本に頼っている。
パンプルムースシリーズは最近
『パンプルムース氏の秘密任務』★★☆☆☆
『パンプルムース家の犬』★★★☆☆
を読了したばかり。
サラ・ウォーターズ『半身』創元推理文庫★★☆☆☆
も100円で読んだところ。

100円ではないがついでに半額本
D.アンブローズ『迷宮の暗殺者』ヴィレッジブックス★★★★★!
エリック・ガルシア『さらば愛しき鉤爪』ヴィレッジブックス★★☆☆☆

とりあえず記録のみ

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