2004-04-17 これからのわたし

この日記を始めようと思ったときつけたタイトル
「まいにちひまひま」
あの頃、とにかく自分の時間が欲しかった。
まいにち仕事に追われ、クタクタだった。
「ひまで仕方がない」
そんな状況が、憧れであった。

この夏に三十路になる。
ラストチャンスだと思い、転職した。
・・・なんてカッコいい事は言わない。
会社の上司に手を出され、居づらくなっただけだ。
それでも半年は頑張った。
仕事への未練と、
ここで泣き出したら全てを認めることになる悔しさから。

でも、そんな事に気を取られてやっていける仕事じゃない。
初めて、自分の意思とは違う選択をしなければいけなかった。
本社側の業務上のパートナーであるAくんに、
春までには会社を去ること伝えたのが、夏の終わり。
全ての事情を知っている彼は最初こそ猛烈に反対したが、
結局は最後の日まで惜しみない協力をしてくれた。
ふたりで3ヶ月掛けて、3年目のHくんにノウハウを叩き込み
なんとか形になってきたのが年末。
「後は僕のほうでなんとかできますよ」
そんなAくんの言葉に甘え、年明け早々転職活動を始めた。
今年三十路の、学歴も資格もない私・・・。
でも不思議と不安はなかった。
それどころか揺るぎない自信のようなものがあった。

新しい職場に移りそろそろ2ヶ月。
決して大きくもなく、有名な会社でもない。
でも月3億の売り上げをセンターでコントロールする仕事。
技術的な知識があればさらに深く関われ、遣り甲斐もある。

「まいにちひまひま」
そんなちはるんには、まだまだ当分お目にかかることはなさそうだ。

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