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とあるバーテンの司法試験受験日記



目次 表紙

2004-01-06 昨日の日記を書いてみます1
2004-01-04 ゆっくり休めるのは今日までなんです 明日から仕事ぉぉぉ
2004-01-03 今回は司法試験について軽く説明いたします
2004-01-02 かの文豪「森鴎外」の好んだものとは? 試食の感想
2004-01-01 せっかくの連休なので気分転換してます
2004-01-01 自己紹介しておきます
2004-01-01 苦い経験を振り返り、新たな方法を模索する
2004-01-01 2004年突入 いよいよ本試験に向けて本格準備


2004-01-06 昨日の日記を書いてみます1

昨日は2004年、最初の仕事の日でした。

朝7時に起きて、商法の講義テープを2倍速で聞きながら洗顔、歯磨き、着替えを済ませていきました。そして図書館へ。

図書館では択一試験(1月3日の日記参照)の過去問を3時間休憩無しで解きました(合計97問)。そもそも択一試験そのものが3時間30分ぶっ続けで行われる試験なので普段からこうやって「思考力のスタミナ」みたいのを養う必要があるのです。このスタミナがないと途中で「知っているのに問題解けない。問題文の意味がわからない」状態になり(経験談)、逆に1問1問に時間がかかってしまうのです。さらに最近の択一試験は制限時間内には到底終わらないような出題(特に刑法)があり、こういうスタミナを普段から養っておくことは非常に重要になってます。

択一を解いた後は、CE(携帯型ノートパソコンの機能制限版)で論文試験のための資料を作りました。具体的には、資料をCEで作成→モバイルプリンタで印刷→26穴パンチと印刷した資料を持って図書館の外で穴開け→席に戻ってきて穴を開けた資料をファイリング、という作業を延々と3時間続けていました。論文試験は昨年10月から答練(模試)を受講して書き続けているので後は基本書(教科書)をきちんと読んで知識のムラが出ないようにしていきます。

こうして、図書館で勉強すること6時間ちょっと。時計をチェックすると午後4時。いよいよ職場に向かう準備をする時間です(現在の仕事をするようになってから昼間はこうして6〜7時間図書館で勉強できるので非常に助かってます)。自転車で自宅に戻ってシャワー浴びて、着替えて、髪をパリッと決めて職場に向かう時間まで自宅で本を読んでました。

職場に到着。よく考えると今年初めて職場に来たわけです。ということでさっそく掃除&雑務を片付け。そしてカウンタを綺麗綺麗にふいて、いよいよ開店。

おっと、時間が・・・ 続きは帰宅後に書きます。

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バーテンの仕事お疲れ様です、私も年明けからアルバイトを探そうと思っていますが、これから本試験までは時間の流れも早くなるので、負担の少ない仕事を探してみようと思います、お互い合格目指して頑張りましょう。 / hiroshi ( 2004-01-12 00:01 )

2004-01-04 ゆっくり休めるのは今日までなんです 明日から仕事ぉぉぉ


明日から仕事&勉強が本格スタートします。働きながら勉強しているので電車の中でどれだけ勉強時間を確保できるかがポイントになります(片道1時間、往復2時間)。駅では、ついつい売店で週刊誌を買ってしまいそうですがググッとこらえて基本書(法律学の教科書)を電車の中で丹念に読んでます。基本書といえば、刑事事件に関する本は面白いのですが、民事系に関しては退屈な本(※)もあり電車の中で本を読むのが苦痛な場合もあります(笑)。

※司法試験の科目の中に「民訴(みんそ)」というものがあります。これは正式名称「民事訴訟法(民事訴訟法)」の事で、主に私人間のトラブル(貸した金銭の返還請求、「これは俺の土地だ、出てけ」との請求等)に関する訴訟の裁判上のルールみたいなものです。別名「眠素(みんそ)」とも呼ばれておりまして、ひたすら退屈な部分が多く、僕の所属しているゼミでもダントツに嫌がられております。

仕事しながら勉強、という状況で最も力になってくれるのがWindowsCE(ノートパソコンの機能限定版のようなもの。デスクトップパソコンとデータのやりとりができます)とモバイルプリンターです。WindowsCEはパソコンと違って「スイッチ入れて即起動」という使いやすさがあるので電車の中や喫茶店でワープロとして大活躍してくれます。作成したデータは自宅のパソコンに保存して加筆修正することができるので非常に便利です。モバイルプリンターはWindowsCEとコードレス(赤外線)でデータのやりとりができるので場所をとらずに、いつでも印刷ができます。僕の場合、現在勉強に使っている資料はそのまま合格後も職場で参照することになるので「パソコンに法律の資料を保存、加筆修正、常時参照」というクセがついてます。ですから、これらはたとえ時代遅れの機種になろうとも合格後も大切に使い続けていきたいです。データそのものは他のパソコンに保存してあるので失われることはありませんが、使っている機種はヒジョーに愛着がわいています。

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鳥さん。最初に読んだ民事訴訟法の教科書に「眠素と呼ばれているが、頑張って勉強して欲しい」みたいなことが書いてありました。「もともとはどっかの大学の教授が名付けた」と先輩が言ってました(^^)。 / masa ( 2004-01-06 11:00 )
眠素(笑)ユーモアありますね^^ とうとう仕事、始まっちゃいましたね。ああ・・・ / ( 2004-01-06 00:41 )

2004-01-03 今回は司法試験について軽く説明いたします


タイトル名に入っている「司法試験」について語ってみます。

職場等で「司法試験の勉強をしている」という話をすると「六法暗記するんですか?」という返答が意外に多いです(僕も勉強する前はそう思ってました)。けれど司法試験の一番の勝負どころの論文試験は六法ひきながら答案を書くので法律の条文を暗記するということはないです。むしろ暗記するものは少ないかもしれません。では、何がキツいかというと、それは年々受験層のレベルが高くなっていることです。司法試験は相対評価(成績の良い順に合格させて、合格定員になったら締め切り)なので、周囲の受験生のレベルアップがなによりも怖いのです。

具体的に説明します。司法試験には大きくわけて2つの山があります。

5月 短答試験 山1 

7月 論文試験 山2

10月 口述試験(9割以上の方が合格できます)

5月の試験はマークシート方式で、これに合格しないと7月の論文試験は受験できません。恐ろしいのは7月の論文試験の落ちてしまうと来年は5月の試験からやり直しになることです。これでどんどん5月の試験の難易度がパワーアップしてしまうのです。なにせ7月の論文試験に落ちるのが毎年4000人。この人達が翌年また5月の短答試験を受けるのですから昨年不合格だった人が合格するためには、残り1000人(短答試験の合格枠5000人−昨年の論文試験不合格で今年再受験する人4000人)の枠に入らなくてはいけません。しかも戻ってくる4000人も新たに勉強して知識をつけたり模試を受けて試験慣れするのでどんどんパワーアップしています。それが何十年も繰り返されています。つまり5月の短答試験の実質倍率はヒジョーに高くなっているのです(現在進行形)。なにせ、一見すると倍率6〜8倍前後ですが、初受験の方が5月の短答試験に突破できる確率は2.5パーセントといわれてます。僕もこの5月の試験に合格できるようになるまでヒジョーに苦労したのを覚えてます。過去問は5〜6回解きましたし、基本書(学者の書いた法学書)は20回くらい読んで、さらには模試(3時間30分)ぶっ続けを10回前後、司法試験予備校の出している問題集7〜8冊解いて、ようやくでした(笑)。

司法試験に合格すると、弁護士、検事、裁判官の3つの職業を選ぶことができます。

以上、サーーーッと書いて語弊がある部分もあるかもしれませんが、自己紹介の一環として自分の挑戦している司法試験のイメージをなんとなくつかめていただけたら幸いです。

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鳥さん。最近、法律の番組(ジャッジ、行列)が増えてきましたよね。でも、あの番組にはいささか違和感を感じています。だって、六法になんと書いてあろうとも裁判官が「こんな法律は憲法の理念に合わないから無視」(いわゆる違憲判決)や「法律そのまま適用したんじゃダメだ。この場合はこの法律は適用させない」(信義則)といった判断を下せば二転三転するはずなのに、あたかも「これが結論だ」みたいな感じになっているからです。それよりも職場でのイジメを防ぐ方法等を放送してくれればいいのに、と思ってます。 / masa ( 2004-01-06 10:58 )
菜種さん。世の中には色々な職業がありますよね。僕は高校時代のバイト以降、色々な仕事をしてきました。中華料理屋さんでのバイト、土建屋さんでのバイト、レストランでのバイト、フランス料理の従業員、不動産の従業員、法律事務所のバイト、ホームページ作るバイト、お弁当屋さんでのバイト等など。どれも楽しかったです(^^)。 / masa ( 2004-01-06 10:49 )
そういう仕組みになってるのか〜。すごいな・・・ 私がこれから勉強しようとしているビジネス実務法務検定試験3級(といっても試験は受けないつもりだけど)なんて、司法試験受ける方々からするとめちゃ簡単なんだろうなと思います。いやみではなく、ほんとのほんとに。 法律に関するクイズ番組もあるし、法律に興味を示す人はだんだん増えてきてるのかもしれませんね。 / ( 2004-01-03 13:58 )
大学時代の親友が、司法試験を受け続けています。あのころは、検事や司法書士、行政書士、公認会計士、会計士、税理士、社会保険労務士、などと彼女に説明されてもさっぱりわかりませんでした。そんな私も、卒業後専攻とは違う分野の養成校に進んで勉強し、今や社会福祉士です。なのでもう、いろいろ違いはわかりますよ。 / 菜種 ( 2004-01-03 08:40 )

2004-01-02 かの文豪「森鴎外」の好んだものとは? 試食の感想


かの文豪「森鴎外」が「まんじゅう茶漬け」なるものを好んでいた、とトリビアの泉でやってました。最初は「そんなもん食えるかあああ」と思ってましたが、トリビアの泉参加者が試食したところ次々に「なかなか美味い」という意見が出ていたので「物は試し」とさっそく試してみました。

よっつにちぎったまんじゅうをご飯の上に乗せ、煎茶をかける。作り方はシンプルです。写真は煎茶をかける前の状態です。ご飯の湯気のせいでぼやけてますが、まんじゅうを4つにちぎってご飯に乗せた状態の写真です。さあ、さっそく煎茶をかけていただいてみましょう。
いただきます・・・ ん?。薄いおしるこ?。最初の感想は「薄いおしるこ」でした。まんじゅうの皮がふやけてなかなか美味いのです。「これはなかなか美味いんじゃないか?」と一気に底に沈んでいるご飯もたいらげてみました。「ぶっ!。なんだこの味は!。ご飯は合わない!。食えるかこんなもん!。」。ご飯も一緒に食べてみた正直な感想はトリビアの泉参加者とは違うものでした。

「人が美味い美味いと言ってても、明らかにおかしいものは食べない」。正月早々、今年の抱負が決まりました。「人が美味い美味いと言ってても、明らかにおかしいものは食べない」。繰り返します。「人が美味い美味いと言ってても、明らかにおかしいものは食べない」(笑)。

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菜種さん、はじめまして(^^)。僕も甘党です。このお茶漬けについてはgoogleで「饅頭茶漬け」と検索するとけっこうヒットします。 / まさ ( 2004-01-03 07:23 )
その番組は観てなかったのですが、ちょっとひかれます。甘党なので。 / 菜種 ( 2004-01-02 13:39 )

2004-01-01 せっかくの連休なので気分転換してます


連休中に去年購入したゲームをやり込んでいます。海外のゲームサイトで評価が高いだけあって、かなり面白いです。舞台は第二次大戦。アメリカ、イギリス、ソ連のそれぞれのストーリーをクリアしていくものです。360度どこから撃たれるかわからない緊張感と、映画チックな話のノリがなかなか楽しませてくれます。ちょっとやっかいなのが、H&L対応の3Dビデオカード(3Dグラフィックをリアルタイムで描写してくれるもの)をパソコンに装着してないとプレイできない点です。

画像はアメリカ軍がドイツ軍との戦いに備えるシーンです。敵と遭遇時に「盾」(岩や壁)の後ろに隠れておそるおそる顔を出して1〜2発撃って、また隠れるというパターンが多いです。インターネットにつないで世界中のゲーマーの人と対戦できるのですが、シングルプレイ(1人用)の方が作り込まれている感があって楽しいです。ゲーム終盤にドイツの国会議事堂が登場します。ゲームといえど「あぁ、この国会議事堂が第二次大戦の元凶となったのだな」と感慨深くなります。連休中にオススメのソフトです。

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2004-01-01 自己紹介しておきます


以前他の掲示板で日記を書いていて、そこからこちらのhimajinネットの掲示板に日記を移動してきました。ですから、初めてここを訪れる方もいらっしゃると思います。そこで簡単に自己紹介をさせていただきます。

HNは「まさ」です。20代の人生勉強中の男です。日記のタイトルからわかるように司法試験の受験を数年続けております。昨年は2問(論文試験)しくじってしまったために合格を逃してしまいました。今振り返ると、もうちょっと冷静に問題文を読めば防げたミスだと思っていますので悔しいばかりです。
司法試験を目指した理由は祖父が弁護士だったからです。単に祖父の事務所の顧問先を誰かが引き継がなくてはいけないという理由から勉強を始めたのですが、先代、先々代と弁護士をやってきたので僕は検事となって弁護士を相手にするのも悪くないと考えています。
仕事はバーテンをやっています。飲食系の仕事をしていたのですが、昼間図書館に通って勉強する必要があるので夜にできる仕事に変更したわけです。深夜業は時給も高めですし、1日1度はスーツを着て、ビシッと髪を整えて、大好きなお酒を扱う仕事をするのは本当に楽しいです。他には法律文書の作成(祖父と同期の方の法律事務所にて)の校正等の手伝いもしています
他に自己紹介で書くべきことといえば・・・ 日常生活とか趣味のことですね。趣味はドライブです。景色の綺麗なところや海岸沿いの道路を車で通るとけっこうスッキリします。普段は週4回ほど仕事して、昼間は図書館に通っています。常にモバイルパソコンとプリンタを携帯し、いつでもどこでも文書作成&印刷ができる状態です(笑)。

とりあえず、思いつくままに書いてみました。気がついたことがあったら、自己紹介に追加していきたいと思います。

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鳥さん。書き込みありがとうございます。1月4日から本格的に勉強&日常生活の日記をスタートする予定です(^^)。今後もよろしく♪ / まさ ( 2004-01-02 10:24 )
はじめまして。司法試験の勉強をされているんですね。すごいな〜!最近ほんとに、法律を知ってると強いなとしみじみ感じます。夜はバーテンさんなんですね。私はカクテル大好きです^^あまり詳しくはないのですが。 / ( 2004-01-01 11:59 )

2004-01-01 苦い経験を振り返り、新たな方法を模索する


去年の論文試験の反省から、普段の勉強から条文に慣れ親しむことにしました。具体的には参考答案を読む際にはきちんと条文を引用する、といった具合です。ただし、勉強するに際して常に六法を開いて確認というのは時間がかかるうえ、電車の中等ではいささか厳しいので、六法の条文部分をそのまま論文試験対策の資料に貼り付けることにしました。こうすれば普段から条文に親しんでいない両訴(民事訴訟法、刑事訴訟法)も条文を確認することができますし、引用条文数の多い商法では大幅に時間を節約できると考えています。

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2004-01-01 2004年突入 いよいよ本試験に向けて本格準備

去年は「2003年の勉強のシメ」として24時間喫茶で択一模試を解いてきますた。コーヒー1杯の料金で採点時間含めて4時間。なんとか合格推定を突破してますた。でも、誰もが正解できるような問題を落としたりしたので、改善すべき点はたくさんありそうです。過去問と基本書を潰し切ったので、今年の早いうちからはヤフオクで去年の択一オープンの問題等を買いまくって実弾演習(3時間30分、60分形式)をどんどんやりたいですね。去年の択一合格者の中で一番アホなのは僕なので、初学者だった頃を思い出して年明けからはできるだけ多くの問題を解いていきます。今は新しい問題を解きまくりたい気分です。メンタル面においては今年の択一を迎えるにあたり非常にいい感じです。

今年、論文初受験で非常に緊張しました。論文には自信があったので「択一合格すれば一気にイケる(かも)」と思っていたのですが、イっていたのは僕の頭でした。得意の刑法でなぜか大失態。入門講座受講時代から答練で刑法は25を切ったことがなかったので論文試験前も優秀答案を2回りくらいしただけで終わらせたのが原因です(商法の引用条文暗記とか両訴の理解の浅い部分を埋めるのでそちらに時間をまわしていた)。他の実力者が刑法もきちんと対策していたことを考えるとナメ切った態度でした。今年はそういったナメた態度を一新して真摯な態度で試験に臨みます。

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