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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2025-02-07 リアル・ペイン 心の旅 (A Real Pain
2025-02-07 映画を愛する君へ (Spectateurs!)
2025-02-01 ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた(Dreamin' Wild)
2025-01-31 2025年1月にスクリーンで観た映画
2025-01-31 ザ・ルーム・ネクスト・ドア (La habitacion de al lado)
2025-01-28 アーサーズ・ウイスキー (Arthur's Whisky)
2025-01-22 アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 (The Apprentice)
2025-01-22 ブラックバード、ブラックベリー、私は私。 (Shashvi shashvi maq'vali)
2025-01-16 オークション 盗まれたエゴン・シーレ(Le tableau vole)
2025-01-08 I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ (I Like Movies)


2025-02-07 リアル・ペイン 心の旅 (A Real Pain

『リアル・ペイン 心の旅 (A Real Pain)』

製作年 2024年
製作国 アメリカ
配給  ディズニー
監督 ジェシー・アイゼンバーグ
キャスト
デヴィッド/ジェシー・アイゼンバーグ
ベンジー/キーラン・カルキン
ジェームズ/ウィル・シャープ
マーシャ/ジェニファー・グレイ

兄弟でも友だちでも無い、従兄弟という関係。

ベンジーは自由奔放でイライラしてハラハラして、皆振り回される。
だけど、忘れられない人になる。
尻拭いをしながら、正しく生きようとするデヴィッドに非は無いのに、二の次にされてしまう感じ。釈然としない気持ち、凄く分かる。
懐に入るのが上手い人には、到底敵わない。

だけど彼を嫌いにはなれないし、危うさを心配して居る。
その感じが凄く分かって、ちょっとしんどいくらいに上手かった。

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2025-02-07 映画を愛する君へ (Spectateurs!)

『映画を愛する君へ (Spectateurs!)』

製作年 2024年
製作国 フランス
配給  アンプラグド
監督 アルノー・デプレシャン
キャスト
ポール・デュダリス(6歳)/ルイ・バーマン
祖母/フランソワーズ・ルブラン
ポール・デュダリス(14歳)/ミロ・マシャド・グラネール
ポール・デュダリス(22歳)/サム・シェムール


Arnaud Desplechin監督の自伝的シネマエッセイだそうです。
映画との出会い、関わり、様々な映画のシーンと共に語られるので、映画オタクの数だけ作れそうです。
こんな風に語れるの、楽しいだろうなぁ。

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2025-02-01 ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた(Dreamin' Wild)

『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた(Dreamin' Wild)』

製作年 2022年
製作国 アメリカ
配給  SUNDAE
監督 ビル・ポーラッド
原作 スティーブン・カルッツ
キャスト
ドニー/ケイシー・アフレック
青年期のドニー/ノア・ジュプ
ナンシー/ズーイー・デシャネル
青年期のジョー/ジャック・ディラン・グレイザー
マット/クリス・メッシーナ
ジョー/ウォルトン・ゴギンズ



ドニー&ジョー・エマーソンの辿った実話。

冒頭の、暗く寂れた納屋に蹲ってギターを弾いて居るドニーの耳に歓声が聞こえて来て、ドアから眩しい光が漏れて居て。ドアを開けたら大観衆のホール。
そして曲が始まる…って夢なんだけど。良い。

音楽的才能があった弟と、身を引く兄。
凄く良い家族なんだ。
家族を犠牲にして音楽の道に進んだのに燻っている事に後ろめたさがある弟は、ずっと音楽から離れて居た兄のドラムのテンポが早くなる事にイラつく。

ドラムが走った時に、それを正せるのはベースだけ。ってLOUDNESSのベーシスト山下さんが言ってた。

良い音楽はいつか(30年後)世間に発掘される…って夢のある話なんだけど、再結成したショーの後、皆楽しかった!最高!となって居る中、ドニーは、最低だった!と怒鳴り散らす。

先日ライブ撮影で入った控え室の事を思い出してた。
ドラムに機材トラブルがあって。
控え室に戻ってからドラマーさん凄く凄く凹んでいた。
演る側はこんなに真剣なんだなぁ…と思った。

だから、分かるんだけどね。
自己満足じゃなくてちゃんとした音楽を提供したい。次に繋げたい…と思うのはプロなら当然。

あのイライラのぶつけ方は酷いけど。

ラストがね、素敵なんだ。
本物だった。
上手いドラマーはたくさん居るだろうけど、お兄ちゃんのドラムと生み出す曲が良かった。
気付いて良かった。

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2025-01-31 2025年1月にスクリーンで観た映画

2025年1月にスクリーンで観た映画


6本でした。

ザ・ルーム・ネクスト・ドア (La habitacion de al lado)
アーサーズ・ウイスキー (Arthur's Whisky)
アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 (The Apprentice)
ブラックバード、ブラックベリー、私は私。 (Shashvi shashvi maq'vali)
オークション 盗まれたエゴン・シーレ(Le tableau vole)
I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ (I Like Movies)

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2025-01-31 ザ・ルーム・ネクスト・ドア (La habitacion de al lado)

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア (La habitacion de al lado)』

製作年 2024年
製作国 スペイン
配給  ワーナー・ブラザース映画
監督 ペドロ・アルモドバル
原作 シーグリッド・ヌーネス
キャスト
マーサ/ティルダ・スウィントン
イングリッド/ジュリアン・ムーア
ダミアン/ジョン・タトゥーロ

しんどいテーマです。
癌はやっぱり厄介な病気だし、凄く身近にあるし。
どんなにアクティブに生きて来ても関係なく蝕んで来るし。

私の息子も悪性腫瘍が出来てね。
まだ悪さしてないから、経過観察中なんだけど。
もし、悪さを始めたら、私はイングリットみたいに相応しい言葉をあげられるだろうか…

親友かぁ…厳しいなぁ。
そこは、友情以外に作家としての好奇心もあったのかな。
息子に頼まれたら聞いてあげたいけど。そんな事にはならないと願っている。

Tilda Swintonの病的な演技が凄いんだ。
本当にしんどい時と、ちょっと調子良い時の違いも凄い。

Julianne Mooreは本当に、幾つになっても可愛らしいんだよね。ちょっと怖い役とかも上手いけど、彼女は永遠に可愛らしいんだろうな。

そっくりな娘…をあの家で見るのは、ドキッとするよね。
娘が、後悔しないと良いな。

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2025-01-28 アーサーズ・ウイスキー (Arthur's Whisky)

『アーサーズ・ウイスキー (Arthur's Whisky)』



製作年 2024年
製作国 イギリス
配給  AMGエンタテインメント
監督 スティーブン・クックソン
キャスト
リンダ/ダイアン・キートン
ジョーン/パトリシア・ホッジ
スーザン/ルル


6時間だけ若返るウイスキー。
24歳かぁ。
既に息子が2人いたから、もっと若い頃が良いなぁ。
ギリ、20歳なら。前半なら。
まだ、若返ってみたいかな。

でも、途中で70歳前後に戻るリスク考えたらあまり無茶出来ないと思うんだ。
1人なら。
彼女たちは、3人で。本当に仲良しで。信頼して居て。
それがストーリーの基盤にあって。
女なんて、結婚、出産の有無で人生共有し合えなくなりがち。
ジョーンの思い出の彼女とがそうだったように。

歳をとったら経歴で隔たれた関係性も関係なくなって、やっぱり最後は女友だちと過ごすのが幸せかもねぇ。

真っ先にエステとか行くのが、リアルよね。
磨きたくなるもんね。

考えたら、幸せな老後だと思う。
まず、そこを目指したい。

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2025-01-22 アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 (The Apprentice)

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 (The Apprentice)』

製作年 2024年
製作国 アメリカ
配給  キノフィルムズ
監督 アリ・アッバシ
キャスト
ドナルド・トランプ/セバスチャン・スタン
ロイ・コーン/ジェレミー・ストロング
イヴァナ・トランプ/マリア・バカローバ

凄かった。
自己プロデュース力の強い怪物に創りあがった感。
悪名高い弁護士ロイ・コーンを味方につけた運の強さ…と言うか只者じゃ無い感はやっぱりあったんだろうな。

ロイ・コーンは、面倒見が良くて頼もしい。
敵にはしたくないけど、ドナルド・トランプはそれ以上に敵に回したくない人物に育って行く。
本当に怪物育てちゃった。

そして、滅茶苦茶似てた。

途中から、応援して良いのか分からなくなった。

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2025-01-22 ブラックバード、ブラックベリー、私は私。 (Shashvi shashvi maq'vali)

『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。(Shashvi shashvi maq'vali)』

製作年    2023年
製作国    ジョージア・スイス合作
配給    パンドラ
監督  エレネ・ナベリアニ
原作  タムタ・メラシュビリ
キャスト
エテロ/エカ・チャブレイシュビリ
ムルマン/テミコ・チチナゼ

モラハラな父兄の下生きて来て1人になったら、そりゃ結婚願望は湧かないだろうなぁ。
まぁ、それと恋愛は別だと思うけど。
ある意味、その歳になったから結婚を意識せずに自由恋愛を選べる気がする。

今日死ぬかも知れない…と思ったからこそ行動を起こせたわけだけど、凄く淡々と。死にそうになった時でさえ、淡々と乗り越え。
失礼でデリカシー無い近所の主婦コミュニティより、仕事で築いた人間関係もちゃんとあって。
擬似恋愛の相手も居て。
1人で勿論生きて行ける。
無表情に淡々と受け止めているエテロが、最後自分に起きた事態に、アレは涙が笑いか。込み上げてくる感情を必死に抑えて居る姿が。問題は山積みだろうけど、何か感動でした。

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2025-01-16 オークション 盗まれたエゴン・シーレ(Le tableau vole)

『オークション 盗まれたエゴン・シーレ(Le tableau vole)』

製作年    2023年
製作国    フランス
配給     オープンセサミ、フルモテルモ
監督 パスカル・ボニゼール
キャスト
アンドレ・マッソン/アレックス・ルッツ
ベルティナ/レア・ドリュッケール
シュザンヌ・エゲルマン弁護士/ノラ・ハムザウィ
オロール/ルイーズ・シュビヨット


ナチスドイツ
略奪
エゴン・シーレの絵画「ひまわり」
美術オークション
コレクター
遺族
夜間労働者
弁護士
元夫婦
嘘つき女

どろどろサスペンスになりそうなパーツが揃って居るんだけど、凄く柔らかい。
一瞬魔が刺したり、口車に乗りかけたり。
人間らしさを出しながら、それより大事な物を心に持って居る感じ。

権利を主張し合ったり、元夫の家に居る時に女が訪ねて来て…とか、本当どろどろ要素が有るのに。

何処かで裏切られるのかな…と思いながら、最後の最後まで良い意味で驚かされ続ける。

人間の善に晒される感じ。
気持ち良い。

先頭 表紙

2025-01-08 I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ (I Like Movies)

『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ (I Like Movies)』

製作年 2022年
製作国 カナダ
配給  イーニッド・フィルム
監督 チャンドラー・レバック
キャスト
ローレンス・クウェラー/アイザイア・レティネン
アラナ/ロミーナ・ドゥーゴ
テリ/クリスタ・ブリッジス

監督の自伝的ストーリーを性別を変えて描きあげたそう。
脳内で、ローレンスを女の子に書き換えてみる。…と、痛々しさが増した。
店長が語った過去はストレートに未来を暗くするだろうし、親友と過ごしながら、今とは全く違うキラキラした人生を思い描いてしまう…気持ちも強く感じる。
男の子以上に田舎から逃れるのは困難なのだろうな。

本当に人付き合いが下手で、言わなくて良い事を言ってしまう。
母子喧嘩なんて、本心だけど、それだけじゃ無いのに。
傷付けあってしまう。

父親を、同じように亡くして居るから、自分の存在を否定されたような絶望感、分かる。捨てられた思い。

やっと立ち直って未来を見ようとして居る時のままならなさ…の表現が、わかり難く回りくどいけど、徐々に見えて来て、本当に痛々しい。

…そして、監督になったのか。
そして、解り辛いけど引き込まれる不器用な映画を撮ったのか…と考えると、感慨深い。

先頭 表紙


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