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隠者は語るよどこまでも

私評というか目にしたものへの感想みたいな戯れ言の置き場。忘れた頃にぽつりと更新。

こちらへもよかったら→本家「智恵故障」

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-09-03 無題。
2002-07-27 「デジ・ホラ」(Mass JACK SHOW Vol.003@THEATER/TOPS)
2002-06-29 「南ちゃんINスチュワーデス物語」(D7×TEAM夢幻DAN@池袋シアターグリーン)
2002-06-13 OWL@飯田CANVAS
2002-06-10 「無花果日誌」(若合春侑・角川書店)
2002-05-22 「それいぬ 正しい乙女になるために」(嶽本野ばら・文春文庫PLUS)
2002-05-11 大西ユカリと新世界@初台The DOORS
2002-05-06 閑話休題。
2002-03-26 鬼束ちひろ@渋谷公会堂
2002-03-16 OWL@秋葉原クラブグッドマン


2002-09-03 無題。

 最近ひまじんネットを巡回していて思うこと。

 何時も私はひまーく巡回やつっこみリンクで飛んだり、それからふらーっとヘッドラインで面白そうな、掴まれたタイトルがあったら押してみて、何か触れる事があったらべしっと「つっこみ」を入れる。そこで成り立つコミュニケーションがある。だから「ひまじん」は面白いと私は思っている。
 もちろん、それは全てが「賛」でなくて時には(ココだと私評なので)「否」の意見だってあったりすると思う。それはやっぱり自分では気が付いて居ない事なので、気付かされると「ああ」と思うのだ。
 でも、例えば、いきなり見ず知らずの他人に日記の内容で何か……例えば批判的なこととか、意見みたいなものを書かれたら知ってる人(この場合ひまじんに日記を持っている他のライターさんで過去つっこみ・つっこまれのある関係や自分のサイトにリンクしてるなら常連さんとでも)につっこまれるなら理解できたり素直に受け取れるかもしれないけど、もし仮に私が今までそういうライターさんの元にはじめてのつっこみがその日記に対してちょっと意見めいた発言で突っ込んだら、やっぱり不快に思われるのだろう……となると、これからつっこむ時には気を付けなければいけないのか……じゃあ最初に当たり障り無い話題につっこんでから「ところでこの事についてだけど」ってやるのでしょうか? ラポールが出来たトコロで?……それならメールしちゃうかな。「つっこみ」の面白さは活かせないけど。でも結局それも面倒だったりメールする事が出来ない場合忘れちゃうのだろうけど。

「ひまじん」の面白さは、「今思ってることを伝えたい」=「つっこみ」が出来る事だと思う。だから多少、その場で感じた生の事を突っ込んで後悔(やっちまった、みたいなのとか)する事もあるかもしれないけど、「掲示板とチャットの中間」くらいの機能を果たす場合もある。だから面白い。
 そこに(この場合日記)書かれている事に、何かメッセージを送りたいというのは、少なくとも発信しているあなたになにか感じるモノがあっての事だと思う。
 もし、何も感じなかったら↓この下につっこみを入れる事無く別な日記を見るでしょう。私だったらそう思うしそうしてしまうケースが大半です。
 その辺何処に掴まれるピンと来るかは個人によって違うだろうけど。
 いろんな人が日記を書いていていろんな人が読む。少なくとも日本語が読めて理解できるWeb環境のある人ならどんな人が読んでいるか判らない。
 例えば私の「智恵故障」はつっこみ数は少ないけど訪問者数はHPより多いのである。そういう点から「見てるだけ」の人が多いと想像がつく。……きっとつっこみどころに困ってるんだろうけど(笑)

 過去荒らし対策に、たとえばつっこみに制限(IPでアクセス拒否)を掛けるとか、つっこめない日記をつくるとか、という意見を日記や掲示板等で見かけたが……かなりいろいろ自由に対応して下さってる管理組合様にお忙しいトコロお手間を掛けるのも何ですので、もし「つっこまれるのがいや」だったら他の日記サービスを使われるのが一番ではないかと私なんか思うのだが。

 私は昔から言葉が上手くなくて足りなくて、自分を表現する方法をかなり遅くまで迷ってしまい。でも結局書くことを選んだ。
 書くことを選んだからには言葉に気を付けるべきではあるけど、私が選んだ言葉が果たして正しいかどうかは伝わってみないと判らない。もしかして間違っているかもしれないし、「こういうニュアンス」で使ったつもりが向こうに180度違った風に取られるかもしれない。でもそれは「相手」が返してくれた場合。私一人で書いてる分ならば一生気が付かないだろう。
 但しココに感情が入ったり逆に感情が入っていないとどうのこうの……って更になるから難しいのかも知れない。真剣なことで書いてるのに顔文字いっぱい入れられたら私だってむかつくし、かといってこういうテキストベタ打ちでは感情がこもって無くて逆に相手に恐いと伝わるかもしれない。文字のコミュニケーションの難しいトコロなんだけど。

 今、そこに転がっていた荒川洋治の「乙女入門」という本に「手紙を書いてはいけない人」というエッセイがあったので、私の「モノを書く」姿勢にいつも刻み込んでいる下りがあるので引用する。

「Kさんが仮に、男性に対するときと、女性を相手にするときと、態度がまったくちがって女性にはきびしく、同性を低く見ているなんていう人だとしたら、そういうことが手紙に出るの」
 なるほど。手紙というのは、目当ての個人だけにあてるように思うがそうではない。平生の人生観を示す。なにかとなにかをへだてている部分を手紙は無意識のうちに表現してしまう。
 その例でいえばぼくは、ぼくという男にあてた彼女の手紙を受け取った。差別されていない立場で。だが、文面をとおして差別されている側のことさえもが、ぼんやりと引き出されて、見えるという形だ。彼女が、同性にあてた手紙はようすがちがっているのではないか。そういうものが背後にあるから、Kさんの手紙を開くと雲をかぶったような気持ちになるのかもしれない。

                    (「乙女入門」・荒川洋治 廣済堂出版)



 ……さて、私はモノを書いていい人なのだろうか? と自問自答の日々であります。

先頭 表紙

勿論面白がりとか荒らしはやだけどさ。そういうのは論外ね。それにしても本当にどうしてなんだろう……と思う事が多いです。 / 丸山巴 ( 2002-09-05 01:41 )

2002-07-27 「デジ・ホラ」(Mass JACK SHOW Vol.003@THEATER/TOPS)

 KOZO(村尾幸三)氏の短編ホラー作品7本を毎回4本チョイスするという事である。
 気が付けば、1年半振りの村尾作品の上演である。アクターズ・スリル&チャンス解散後、3回くらいSHOWはあったのだがなかなか都合が付かずに見に行けなかったのだ。そんなモノだからDMも来なくなってしまったのだろうか……と思っていたら久々にDMが来てびっくりした。SHOWを見るのは実に3年振りくらい?。
 上演作の殆どは以前「セプテンバー・ホラー」というホラーオムニバスをやったときの作品とスリチャンのオムニバスモノで上演したものからチョイス+新作。
 で、今日のチョイスは、

「永遠に解けないパズルの公式」
「アンドロイドの動かし方」
「7月の夏の日」
「デジ・ホラ」
「愛デアリ続ケルタメニ」

 ……あれ、5本じゃないですか?!(笑)って気が付いたのは終わってから。

 「永遠に〜」はヴァーチャルなネットゲームにのめりこんでしまう男の話。
 「アンドロイド〜」はタイトル通り(説明しちゃうと面白くないのだ;)
 「7月の夏の日」は亡くなった両親と命日の日だけチャットで語れるという話。
 「デジ・ホラ」は「永遠の命」をコンピューター上に移植できるようになったという実験を巡る話。
 アンドロイド、ヴァーチャルリアリティー、ゲーム等の「デジタル」なもの、ブラックボックス的なものへの恐さはそれを作り出した人間への「こわさ」でもあると思う。でも「ブラックボックス」だからその中に人は神を見たり悪魔を見たり亡くなった親を見たりするのかもしれないと思う。
 その中で全くデジタルではないんだけどちょっとホラー?な「愛デアリ続ケルタメニ」は、スリチャンでも何度も上演されている「天使と悪魔の賭け」の話。今回は「悪魔」が富士鷹茄子B(ふじたかなすび、と読む。女性である)さんで「天使と悪魔の対決?」である「牛乳イッキのみ」(笑)を彼女がしていて「ああ!富士鷹さん美人さんなのに!!(笑)」っておかしかったのだ。

 今回、増本庄一郎さん(吉本所属らしい)が主演だったが、最初はどうしても……スリチャンだと村田雄浩さんが演じていたイメージがどーしても強くあってどうかな?と思っていたのだけど、見ているうちに「ゴメン、増本さんっ!」って思った。関西ノリが所々いい味になっていてもうそれは「増本さんのモノ」だった。そういう部分って他にもいっぱいあった筈なんだけど全然気にならなかった。
 何度も見ていた作品(特に「愛デ〜」なんて何回見ただろう?!)なのに、笑うところも泣くところも以前と同じで……展開は判っているのになんで同じ所で泣けちゃうんだろうね?
 キャストがこれだけ入れ替わっても物語は全然変わらないってことは普遍的に残るんだろうな、と思った。3年前に見たときと色褪せない物語がそこにあった事に驚きと感動を覚えた。

先頭 表紙

「愛デ〜」に出ていた冨永みーなさんがいい感じだった。カメオ出演ってDMになっていたけどそうか、コレだったのか!見れてよかったー♪ / 丸山巴@笠原弘子さんも出てたわ ( 2002-07-29 03:01 )

2002-06-29 「南ちゃんINスチュワーデス物語」(D7×TEAM夢幻DAN@池袋シアターグリーン)

 前作のラストで「次はスッチーなのだ?!……大変なのだ」と言った南ちゃん、何故か離陸している飛行機の中に「働きに来たのだ」と言って現れる(笑)んだけど誰も不思議に思わないんでしょうか。咲良ちゃんも書いてましたが……謎の機長や医師よりもっと謎なんですけど(笑)
 キャラの役割(というかポジション)が決まっていて、あとシチュエイションがいろいろ変わるというこういうシリーズ大好きなのですが、今回は「飛んでいる飛行機」という設定でいったいどんなお話になるんだろー?と思ったら飛んでいる飛行機なのにお約束を実行してしまう辺りがもう笑いを誘われてしまいました。ビデオ待ちの方がいらっしゃるかもしれないのでネタバレしないよーにあまり内容には触れませんけど。
 にしても凄かったのは(もうひまじんライターで公演見に行った方の皆の日記で触れられてるくらい;;)前作「ナース物語」で客演した和田三四郎さん再び。メロメロ仮面って何?!(笑)みたいな。一緒に見に行った相方・草薙(yone)歩美も次機長の恰好でさんちゃんが現れても「あ、メロメロ仮面」としか呼ばない(笑)素晴らしいインパクトでした。ブラボー!メロメロ仮面!!また登場してくれないだろうか。(そしてあの衣装をデザインした中原トモちゃんブラボー!!……(笑)「メって書いていい?」って!!←ぼやきより)
 どーしても脇筋に目が行ってしまう。
 ……というのも、今回はメインになるお話がちょっと弱い感じだったと思う。(と、私は受けてしまいました)怪盗ブルーローズが狙う獲物にまつわる登場人物と南ちゃんとの関わりと「獲物」のオチ……というお約束はそのままなんだけど、なんか印象がぼんやりとした感じだったのだ。前作と比べて。
 それでもやっぱり、ほろっと来ちゃったけど。
 あと、見に行った公演がたまたまビデオ撮りの公演だった為かギャグ度がちと低めだった……ギャグ度ってゆーかアドリブ度か(笑)やっぱり残るモノなので時事的?なアドリブギャグが繰り出せないのでしょうが……と言うわけでもしかすると私と同じ公演を見た方で「もう一度見たい!」思った方は私と同じ不満を持ってるかもしれません(笑)やっぱり2度見たいわな。……メロメロ仮面(違うって;;)

 ここでないどこかへ行きたい、逃げてしまいたいと思う事はあるんだけど、あえて踏みとどまるってことも私は勇気だと思う。
 そんなことを思うラストでした。

(2002/6/27〜30 詳しくは劇団HP→http://www.alpha-net.ne.jp/users2/mugendan/

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今日「スチュワーデス物語」のビデオが届きました。また見たらレビュー直すかもしれません(笑) / らいむ ( 2002-09-17 01:47 )
↓シリアスなタイトルのもの、ですね。見たことはなかったので……(涙) / 丸山巴@訂正。 ( 2002-07-29 03:05 )
夢幻不思議館のお芝居としては結構シリアスなものが多かった気がします。だから私は最初夢幻DANと結びつかなかったんですよ(笑)篠崎さんに聞いて初めて知ったのです>うらら♪さん / 丸山巴 ( 2002-07-29 03:04 )
関西が本拠地の劇団ですよね。小劇場で、あのアドリブ。あちらではそこに合いの手なんかが入るんでしょうかね。言いたいのをこらえて見ていたうらら♪。ノリは関西人?(笑) / うらら♪ ( 2002-07-06 09:32 )
秋の夢幻不思議館の公演(ルパン3世!!)も楽しみ。。。ずっと見たいと思っていた劇団の公演が見れる〜♪(涙) / 丸山巴 ( 2002-07-06 02:08 )

2002-06-13 OWL@飯田CANVAS

 3月の飯田以来3ヶ月振り(前回は欠席(笑))。しかも今回は土岐と飯田という中部地方ツアーをこむろゆいちゃん(フォークの神様・小室等氏の愛娘)といっしょに。
 こむろゆいちゃん、初めてだったんですが、お父さんの事が頭にあって(笑)前から、どんな歌を歌うのだろうと思っていたらものごっつツボでした♪Karakみたいなのがお好きな方にははまるかも。「おジャ魔女どれみ」のエンディングとか唄ってたとは知らなかったよお。

 曲目はこんな感じ。

 ユウレイの歌
 ROSY
 Too Lonely
 ESPECIAL YOU
 誰より輝いて
 隠者は語る
 INNOCENT PALMS
 銀色の少年
 A・G・S!
 月の夜

 **Enc.
 ジャニスの頃
 星の歌


 もう飯田最高です。
 CANVAS最高です。
 演奏の出来も良いんだけど、なによりノリとお客さんとの空気とか全部含めて。
 久々に聴いた「隠者は語る」の気迫に感動したし。
 会社さぼって行って良かったよ(涙)

 昔はねーたとえば東京のライヴと彼等のホームである関西でのライヴの「ノリ」が違ってうらやましかったんだけど、今はそんなことない。CANVASが長野県にあるって事があたしの誇りだわ。……もうちょっと近いといいんだけど(CANVASが松本辺りに在ればいいのに;とオーナーに言ってしまったよ(笑))
 ファンになってからもうそろそろ10年になります。いろんな場所でいろんなキャパでレーヴェル所属の頃→インディーズといろんなOWLを見てきましたが、今のOWLはいいな、と思う。昔は、私より長いファンの方が羨ましかったけど、今は「ずっと「生(LIVE)」なOWLを追っかけられる事が幸福だと思えた。
 人生のうちであと何度こんなきらきらした瞬間を同じ場所で彼等と共有できるか判らない(寂しい考えかも知れないけど「永遠」は私達の心の中にしか存在しない)……しばらくライヴは無いとの事なんだけど(寂)だからこそ一期一会。

 生で見ておけ。と。
 もし、好きなもの(なんでもそうよ)がある全ての貴方に私からのメッセージです(笑)

先頭 表紙

2002-06-10 「無花果日誌」(若合春侑・角川書店)

 生き物は、必ず死ぬ。
 なまものは、やがて腐る。
 腐ってしまえば、捨てられる。
 けれども、腐敗の前に加工すれば、少しだけ寿命が延びる。



 先の「それいぬ」に続いて乙女シリーズ(笑)。

 若合春侑は「腦病院へまゐります。」を読んで以来なんだけど……話には聞いてたが、この人作品によって文体がこれほど違うとは驚き。
 トコロトコロが例えるならば、太宰の「女学生」(私はこれがけっこう好きだった)の現代版みたいな感じの印象を受けた。読み始めてしばらくまでいったいこの時代設定は何時なんだろう?と思ったので。でも、現代の女子高生、というか「女学生」が主人公のお話。
 17歳のカソリック系の女学校に通う主人公・桐子(とうこ、と読む)の日々。恋したり、学校に不満を持ったり、自分の環境に対して文句を言ったり(笑)17歳くらいの娘さんらしい感じがほほえましく思った。つーか、乙女?!
 「完璧なお嬢様」になるために、家が八百屋であることを隠して(笑)カソリック系の女学校に推薦で入ったという辺り、トーコちゃんは「努力のお嬢様」である。でもそんな努力してるなんてゆーのを知られないようにしている。
 もちろんときどきルール(校則)を破る。実に現代的な「お嬢様」。
 そんなトーコちゃんが、恋をし、初体験をするってゆーお話がメインである(と思う;)んだけど、この恋のお相手の都クンとその母の美代子さんと故人である桐子の母との関係も面白い。

 冷凍庫の中に放り込まれて忘れられてた無花果のように。
 何でもないことにどきどきしたり憤ったり笑っていたあの頃を、思い出して貰えると思う。
 
 

先頭 表紙

2002-05-22 「それいぬ 正しい乙女になるために」(嶽本野ばら・文春文庫PLUS)

 「花形文化通信」というフリーペーパーの存在を知ったのは、今も追っかけているOWLのライヴを見に渋谷のLA-MAMAってライヴハウスに行った時に置いてあって、その存在を師匠・A藤氏(仮名)に教えて貰っての事だった。大阪発のフリーペーパーで、内容もめちゃめちゃおもしろい(書き手が豪華だった……)今も何処か捜せば1部くらい在るはず。
 そこで目にした連載でトリコになってしまったのが嶽本野ばらちゃんの「それいぬ」だった。中原淳一の「それいゆ」をパクったタイトル文字(!)からして素敵だったんですが、内容もこれまた素敵でもうもう嶽本野ばらちゃんのファンになってしまったのである。
 それからしばらく後、大阪に頻繁に通うようになるのだが、友達に「アポリネール・エナメルダ(SHOPへなちょことも言う。収録の「アンドロメダの雑貨屋譚」はこのお店の事だと思う)」へ連れていって貰った時に初めて生野ばらちゃんを見た時の感動ったら!(因みにこの日は保山宗明王氏とも遭遇した。判る人いますか;)
 その「花文」で連載されていた「それいぬ」が本になったのは知っていたのだけど、最初の刊行が国書刊行会で、なかなか探せなかったのであるが、やっと入手できて嬉しかったのだ。

 帯にも書いてあるんだけど、「乙女とは根性ワルである」なのである。
 私は良く「乙女」と言われるんだけど、そういう意味なら「乙女」だと思う(笑)。化け物って言われてもいいから死ぬまで乙女やりつづけたいと思ってる。男ウケも女ウケも悪いかもしれないけど、私は孤高で豪華なのだ(笑)。
 そんな思想を確立させちゃったのが「それいぬ」である。私のバイブルであります。
 全女性に是非一読を。
 人間関係につまづいている貴方には特効薬になる事請け合いです。「乙女」である事を自覚すればほーら、世界が変わります(笑)
 

先頭 表紙

ただ乙女である為にはもっと強くなければならないとときどき思います。泣くのは武器にしなくっちゃ(笑) / 丸山巴 ( 2002-06-11 01:34 )
私は「自分を削る事」が出来なくて周囲から浮いていた子供時代を送って来てました。現在もそう。まったく変わらないのです;それも問題かとときどき思うのですがやはり自分なのでこのまま行くことに(笑)>涼ちん。 / 丸山巴 ( 2002-06-11 01:33 )
中高大生の時って今より自分がなかった?それがたくさんの場に出るようになって削られていく感じがしました(ワタシの場合ね、笑)。それはもちろん社会において必要だったし当然なのだけど、削らなくていいとこまで自分で削ってしまったように感じるのよね。周囲とうまくやってこうとして。で、ある時気がついたんだけど、ああああ本当の自分出せなくてキツイィって。なんかそんな気持ちから一気に、これでいいのさ、元のワタシはこんなよね、行け!>自分 ってな一冊でした(笑) / 涼@長文失礼 ( 2002-05-24 12:59 )
うほ!楽しみに待っておりました。いつか書いてくださるだろうと(笑)この数ヶ月、乙女道入りしたワタシをきっと笑ってると思いますが(笑) ワタシもほんとお薦め!そかそか、やっぱいいのか、そうよいいのよ、そうこれがワタシじゃ!と思想を確立いたしました(笑)ワタシもバイブルです。・・・じゃないよ、(自主規制)バイブル。化け物って・・・(^-^; / 涼@孤高で浪費家 ( 2002-05-24 12:48 )

2002-05-11 大西ユカリと新世界@初台The DOORS

 去年の暮れに「吉例八時間耐久ライブ」を見に行ったときに一目惚れしてしまった「大西ユカリと新世界」が東京でライヴをやるというので見に行った。最初てっきり対バンがあると思っていたらワンマン。そしてキャパ300人というハコがほぼいっぱいって凄いんですが。更に入り口に吉本興業からの花輪があってびつくりしたんですが……何故?!(笑)

 昭和のロマン歌謡をカヴァーしたり、オリジナルの曲ありーの、そして「サインはV!」ではゴーキャッツ(フロントで踊っている2人の女の子♪)とユカリちゃんがブルマ姿で寸劇までしちゃう(爆)し、衣装換えも4回あって60年代っぽいお洋服とメイクが妙にはまって可愛いのだ。
 江利チエミとか綾戸千恵(字、合ってるかしら……)を彷彿させるようなユカリちゃんの歌声はまさにキャッチ通りの「平成のゴッド姉ちゃん」(……あれ、それは和田アキコ;)。そういう感じなのです。
 だもんで、私らの親の世代には懐かしく、更に私らより若い子達には新鮮に感じる世界なんでしょうかねえ。客層がいろいろでホント訊きたい!何処で貴方は「大西ユカリ」を知ったのか!(笑)って。
 大阪のバンドにはこういう編成のバンド(ヴォーカルがおねえちゃんでブラスとかリードものが入った大所帯バンド)が多いような気がするんですが、最初見た時は「ロマン歌謡を唄うモダンチョキチョキズ」みたいだと思ったら……CDのプロデュースが矢倉さんだったのでやっぱりー!とか思ったけど。全年代向け大所帯バンドって米米クラブを最後に無いような気がするので、そういう路線が好きな方にははまるかと。
 2部構成で2時間近くの長丁場でこゆーい昭和ロマン歌謡漬けになって帰ってきました(笑)
 ――今日はそういえばセキュリティ(笑)が居なかったなー。残念。

 ライヴ終了後取材の写真撮影をしていたので何かの雑誌に載るのかなあ。ファンにかこまれたユカリちゃんとゴーキャッツの写真を見かけたらあの中に私と草薙が居ると思って下さい(笑)……ってどんな雑誌の取材かわかんないですが。「暗い日曜日」のトリビュートアルバムに参加したそうなので(5月中旬くらいに出るのかな)たぶんその関係だと思いますが。

↓取材撮影中のトコロを(笑)後ろの花輪が吉本からの花輪。


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HPがありました!コチラ→http://shin-sekai.hoops.ne.jp/ / 丸山巴 ( 2002-05-14 00:32 )

2002-05-06 閑話休題。

 好き勝手な事を書き散らしていますが、こんな「好き勝手」に対してつっこみなりレスポンスを頂くと大変びっくりするのです……

 前に日記で「南ちゃんINナース物語」の感想を書いたのですが。
 先日篠崎イサミさん(夢幻DANの座付作家)とちょっとお逢いする機会があって、その時に判ったのですが、篠崎さんもスリチャン(アクターズ・スリル&チャンス)のファンで大阪公演の手伝いをしていた、とか、村尾幸三プレゼンツの舞台にさきの夏海さんがゲスト出演していた――ってコレ私見てるんですけど!(笑)
 そんなメジャーな劇団で無いので;私がスリチャンを知っていたという事に驚いたし、多分好きなので影響を受けているかも、というトコロを感じたというのにも驚かれたと……まあ、私が何処となく篠崎さんの脚本に村尾幸三センスの匂いを感じたのは間違いでわなかった!という大変びつくりな出来事がありました。

 6月には「スチュワーデス物語」の公演がありますのでまた私は見に行きますが今度はスリチャン追っかけ友達でもある草薙も誘って行くつもりです。今から楽しみ♪

先頭 表紙

いっしょに=同じ日に到着していた……です; にしてもコレも冨永みーなとか出演予定なんですけど……;;; / らいむ ( 2002-06-16 00:29 )
更にびつくりしたことに今回の夢幻DANの公演DMといっしょにKOZO氏の「デジ・ホラ」のDMが!!なんか運命を感じたわ♪久しぶりの村尾芝居が!!2ヶ月芝居漬けだわ♪ / らいむ ( 2002-06-16 00:28 )
納屋(笑)を整頓していたらスリチャンのパンフがいっぱい出てきました。確かに「夢幻不思議館」ってクレジットされていたので、夢幻DANの名前を見た時に「どっかで見た記憶が」って早く気付くべきでした!驚き。6月楽しみにしていますー♪>篠崎イサミ様 / 丸山巴 ( 2002-05-24 01:24 )
先日はありがとうございました!もうあたしがびっくりですよ(笑)!今でもスリチャンの役者の方達とは交流があります♪6月舞台もがんばりますので、今後ともよろしくお願いします。お会いできるの楽しみです。 / 篠崎イサミ ( 2002-05-14 16:46 )
「南ちゃんINスチュワーデス物語」の詳細はコチラ / 丸山巴 ( 2002-05-14 01:10 )

2002-03-26 鬼束ちひろ@渋谷公会堂

 昨日がツアー初日(会場は同じ)で、今日は2日目。2階席の様子は判らなかったけどほぼ満員と見ていいと思う。
 始まったばかりのツアーなのでこれから他地方公演を見られる方もいらっしゃるかと思うので曲順などは触れないでおきます。が、一つだけ書かせて!!これかなり面白かったのよー。アンコールで、鬼束さんがツアーのTシャツ(鬼束さんがデザインしたもの)とジーンズに着替えて出てきてバンドメンバー揃って、更に盛り上がりを見せる……ってトコロでアンコールが「infection」(*1)だった「……これで終わりかい!!」(私と相方・草薙魂のつっこみ(爆笑))みたいな。
 それでもって印象が……2人して「(渡辺)等さん(*2)しか印象に残ってないんだけど」(爆)等さんばっかりに何故か目が(笑)
 更にメンバー紹介で、パーカッションが楠均さん(*3)だと判明!!「梯さん(*4)じゃなかったのかー!!」……びつくり。
 ――いきなりバックバンドの話なんですが、ピアノとギターとベース(時にはチェロ)とドラムとパーカッションという面白い編成。ピアノはあってもキーボードは無い。隙間埋めが全て弦楽器系なのだ。それでも聴いた感じはアルバムの印象とさして変わらない印象を受けたので、なかなか良いスタイルかもしれない。
 このくらいの空間が丁度良いアーティストなのかもなぁと見て実感したのだけど、もう少し狭いところでも見てみたいような。
 あの「勢い」で唄ってるのだから間近で聴いたらさぞかし凄い衝撃を受けるかもしれない。……ステージの上がいっぱいいっぱいになっちゃうだろうけど(笑)

 ところで、鬼束さんは自分のこと「おにー」って言うのね(笑)かわいい。トゥナイト2が終わっちゃうのに憤慨してるとか夜中に御飯(だけが)食べたくなるとか。唄っている時とのギャップが面白かった。ふつーに20代の女の子だなぁと。
 実は……何故かあえて鬼束ちひろについてはそういう例えばレコード評とかを見ないようにしているのだ。
 何でだろう? 興味が無い訳じゃないんだけど、なんとなく「唄っている世界でくみ取る」のが礼儀だと思っているので。
 生を見てますます鬼束ちひろに興味が湧いたのは言うまでもないので今後この考えは変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
 ただ、彼女の唄う世界がとても好きだなと、私は確信した。



(*1)テレビ朝日系で去年秋放映された「氷点2001」の主題歌なんだけど、例のアメリカのテロの影響で自粛された曲。爆破して〜ってフレーズがあるからね;;
(*2)レコーディングの際のベースも等さんなのだ。「Cage」って曲のベースラインだけで「あ、このベース等さんだな」と当ててしまいました;
(*3)「くじら」のドラムでもあります。そういえばパーカッションもやってるのは判っていたのだけど「インソムニア」でドラムで参加していたのでまさかパーカッションで参加してるとは予想外だったのさ。
(*4)梯郁夫さん。レコーディングのパーカッションにクレジットされてます。

先頭 表紙

遊佐未森ちゃん繋がりって言った方があてはまるかな(プロデューサーの羽毛田さんつながりで)と思います。にしし>やまのさん / 丸山巴 ( 2002-05-14 00:42 )
みんなzabadakとかそっち系(笑)関連ミュージシャンなんですね(;^_^A>バックバンド なんか鬼束さんにいきおい親近感が(笑)…つーか、こういうのって事務所が決めるものなの?鬼束さんの指名なの? とにもかくにも実力派ミュージシャン(笑)(いや笑ってはアレなんだけど、ひそかに微笑(^^ゞ)を集めたのね♪と解釈。 / やまのたかね ( 2002-04-04 05:45 )

2002-03-16 OWL@秋葉原クラブグッドマン

 ほんとーに久しぶりの東京でのワンマンライヴ。……何年振りだろう? 過去2度東京でワンマンってやってるけど(フォーライフに所属してた頃に2回か)。
 気がついたらかなり空間が埋まっていたのでよかった……と安堵したりして(笑)

曲目は以下の通り。

ユウレイの歌
New Order
Too Lonely
銀杏通りの少年
月の棘
Dang Dang
INNOCENT PALMS
遠い記憶
4月のノースポール(吉川みきさんの曲)
月の夜
銀色の少年
星の歌
A・G・S!

**Enc.
新曲(ESPECIAL YOU)
Sunday, GOODY PENGUIN

 新曲も懐かしい曲もいろいろ交じっているのは「伊藤保選曲」との事。……おやまあ、と思うような懐かしい曲もアリでなかなかよかったです。久しぶりに「Dang Dang」とか、もしかするとライブでは初めて聴いたかも?な「銀色の少年」とか聴けて嬉しかったし。
 ちょっとボサノバっぽいリズムに乗る「INNOCENT PALMS」がよかったな。
 
 ここのところちょっと色々私生活で迷うことがあったんだけど、MCでげんたさんが「ココ(OWLのライブ)に来ればいい年してまだ夢を追ってる奴等が居るって事で」と言ったのにじーんとなってしまった。
 私にとってのOWLの歌はやっぱりそういう意味で「少年や少女の希望や夢(の象徴)」がつまっている宝物で、まだやっぱりそれを手放せないのだと強く思うのだった。

 終わった後に、マネージャーのchiakiさんに感想を訊かれて「あんたらOWLだったら何でもええとかいってんのと違う!?」(笑)と言われたので正直な感想は日記に書くと言ったのでココに書く。
 やっぱり、惜しかったのは演奏かな。……げんちゃんギターヘタになった?!(汗)と思ってしまったり(ごめん)。この演奏は……バンドとしてどうよ?;;と思ってしまった。
 それでもやっぱりげんたさんの歌は凄くて鳥肌ものだったな。特に月の夜の「おたけび」なんかも凄かったし。
 まあ、こんな日もあって良いんじゃないかと私は思うが。プロとしてはどうか、だけど。
 昔のOWLの東京のライヴを思えば、何か良い意味でチカラが抜けていて(笑)それはそれで楽しかったので良しとしよう。
 コレもナマモノの楽しみだし……あたりはずれも。

先頭 表紙

初つっこみありがとーございます♪……そうそう昔はなんか東京のライヴってOWLさん「硬い;」と思っていたんだけど今あまりそーゆーの感じなくなったのも年月かな、と(笑)思います>さっちゃん / 丸山巴 ( 2002-05-14 00:41 )
コレは何にでも言えるんですが「ウマヘタ越えたナニカ」があるので一概に演奏の事だけ取って評するのはどうかと思うのです。まあ今回はかなりがたがた(笑)でしたが私としてはいろんなOWLが見れて儲けモノだったと思ってます(笑)>さちろさん / 丸山巴 ( 2002-05-14 00:39 )
訂正じゃ!「愛のある事ある言葉」→「愛のある言葉」でした(笑) / SA ( 2002-04-29 23:20 )
初つっこみ!です・・・演奏のことは良く分からないけど、私にとってのライブとは、やっぱりノリです。伝わってくる何かがあれば、勇気やパワーがもらえればそれで良いみたいなところがあるのですよ。彼らの場合は何年やってるねん!って思う部分も確かにありますがねぇ(汗)ファンとしては暖かく見守りつつも時には厳しく、でも、愛のある事ある言葉はきっと伝わると信じていますよ。 / sachiro ( 2002-04-29 23:17 )
つっこみ削除しておきました(時間によってはつっこみ入れて反映されるのが遅い場合もあるので;)……にしても今回は「東京舐めてんのかー?!」(笑)とすら思いました;;むー。でも、まあよしとしよう(謎)>都さん / 丸山巴 ( 2002-03-31 00:08 )
初つっこみ。あ、ワタシの気のせいじゃなかったのね…<演奏。正直、何年バンドやってるの?という感じだったなと(笑)。ちょうど2週間前に土屋公平氏のライブに行ったばかりだったので余計に思ったのかも…でもやっぱりワンマンは良いっス!連れて行った友人はわざと何の予備知識も与えなかったんだけど、かなり気に入ってくれたみたいで『あしたは晴れる』をお買い上げ♪ / 都 ( 2002-03-28 03:33 )
したらやっぱり予想された展開なんだけど、飯田CANVASライヴはめちゃめちゃ良かったのだそうだ;飯田皆勤狙っていたのに欠席(笑)しちゃったからなー;;ショックー。やっぱり一期一会。見れるものならいっとかないとー / 丸山巴@でも具合悪くて行かれなかった; ( 2002-03-23 23:46 )

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