himajin top
揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-11-19 長いんだか短いんだか
2004-11-13 斯くありたし
2004-10-15 恋泥棒
2004-10-14 一雨毎に
2004-10-10 ちょーちょ麩餡亭
2004-09-17 彼岸花
2004-09-15 猫を、埋める
2004-09-07 久方振りに
2004-09-04 汗みずく
2004-08-09 60回目の


2004-11-19 長いんだか短いんだか

三十四年間、生きてきたんだなあ。

お母さん、僕を産んでくれてそして育ててくれて、ありがとう。
お父さん、僕を拵えてくれてそして育ててくれて、ありがとう。


生まれて三十四周年にあたる今日、特には感慨というものもなく、思うのはただそんなことばかり。
いやなこともたくさんあるけれど、ってのか最近そんなことばかりだけど、まあとにかく生まれてきてよかった。なんにせよ生きてるって素晴らしい。

愛してるよ。

先頭 表紙

ありがとうございます、みなみさん。確かにやってらんねえっす。んがしかし。ラブ〜(笑)。 / 揚水 ( 2004-11-29 21:15 )
ありがとうございます、ちづぞーさん。だいぶ虚勢張ってかっこつけてはいますが(笑)。んでもって目指せそーゆーかっこいいじいさん。 / 揚水 ( 2004-11-29 21:11 )
お誕生日、おめでとうございます。ほんとに生きてるって素晴らしい。と思うし、同時に、そう思わなきゃやってられないよ、というのもあります。なんにせよ、多大な労力を払って生きているわけだから、この世をいろいろ楽しみたいですね。ラヴ〜。 / みなみ ( 2004-11-20 00:08 )
お誕生日、おめでとうございます♪揚水さん。(^^)そうやって。ご自分のご両親や生きている上で出会う、いろいろなこと。それを「愛しているよ。」と結べるのですね。このまま、素敵に、揚水さんのままで。齢を重ねてくださいませ。 / ちづぞー。花束♪(⌒ー⌒)o∠☆:゜*' ( 2004-11-19 22:24 )

2004-11-13 斯くありたし

三日前仕事で山奥の道を4tダンプで疾走していた折。

雑木に絡む藤だかアケビだかの蔓を採っている夫婦を見かけました。
老夫婦というにはまだ早く、若いともいえない。壮年、とでもいうのでしょうか。

奥さんが高い枝から下がっている蔓を引っ張って、旦那さんが精一杯背伸びして少しでもいいところを少しでも多く切ろうとしています。
奥さんはそれを助けようと精一杯。旦那さんはそれに応えようと精一杯。旦那さんが助けようとして奥さんが応えようとしているのかもしれません。

喧嘩もしてきたかもしれません。言い争ったこともあるかもしれません。

でもその時彼らは、二人で蔓を採っていました。
籠でも編むのか、リースでも作るのか。

山川の草木とはいえ勝手に取って行くのは感心できないことには違いありません。

が。

僕も共に生きたい人と斯くありたいものだと思う光景であったのです。

先頭 表紙

いやいやそんなにうまいもんでもありません(謙遜)。 / 揚水 ( 2004-11-18 19:44 )
うーむ。。人生は波高けれどまた楽し 揚水さんは、人生をみつけるのがほんとうに上手ですねぇ。いっつも感心しちゃいます。 / ちづぞー@尊敬。 ( 2004-11-15 15:18 )

2004-10-15 恋泥棒

花泥棒は憎むべき罪ですが、罪のない花泥棒というのもありえるかもしれないと考えました。

現場からの帰り道、八時も廻ってもう真っ暗です。
ところで今日は満月だったでしょうか?
15日だから十五夜というのでもないでしょうが、道端に生えているススキを盗んでいるおっさんを見ました。
おっさんは作業着で僕と同じような格好をしていて、親しみを覚えたものです。

花泥棒。
頭の中ではユニコーンの「自転車泥棒」が流れていました。
ススキは花ではありませんし、まして自転車でもないのは言うまでもありません。

おかしいですね。
僕の頭が。

罪のない花泥棒は風流を感じさせますが、その盗人は風雅をすら感じさせてくれました。
薄泥棒。風雅。

頭の中ではザ・ピーナッツの「恋のフーガ」が流れたものです。

余談ですが、「恋のフーガ」を歌おうとする時僕は、「追いかけーて、追いかけーて」までやってくるとどうしても「呼ばれたーらはいっと返事」とばかりに「あばれはっちゃく」のテーマにすり替わってしまいます。

さらにどうしようもなくおかしいですね、僕の頭は。

そして「恋のフーガ」を諦めた僕の脳味噌は、決まって「恋のバカンス」を流してその場を取り繕おうと試みるのです。これも決まって徒労となるのですが。

おじさんあなたが親しい誰かと月見を楽しんでくれるかと想像するだけで、
僕まで幸せにならあ。

ありがとう。

先頭 表紙

うかれゴコロ、あそばすココロ。春のうかれと違ってしっとりなんかしたりして。 / 揚水@お久しぶりです ( 2004-10-26 21:32 )
ススキノの恋泥棒。のはは。ハートを盗まれるのは男性か女性か気になるところです。あの日は月齢は1、朔日でした。ススキで月夜を掃くのなら、心も清められます。おじさまナイスです。 / 揚水 ( 2004-10-26 21:30 )
秋だからでしょうなあ。夏の辛さに心が細る。あの残酷なきせつをのりきったからこそ、浮かれるのですよ。ココロが。心あそばすには良き季節かな。 / ちづぞー@おひさしぶりです(_ ゛_) ( 2004-10-21 13:04 )
文章をパッと見たときに『ススキノの恋泥棒』かと思いました。 おかしいですね。私の頭は。 とったススキで月夜を掃いてるかもしれないねえ。 / さにゃえもん ( 2004-10-20 23:15 )

2004-10-14 一雨毎に

深まる秋とはよく言ったもので。

今夕はぱらぱらと通り雨でしたが、それでもくんと一息冷えた気がします。

風邪など召しませぬよう。
西の空に向かって祈るばかりですが、僕はあの人がもう風邪をひいてしまっていることを知っている。

早く治してね。

先頭 表紙

本日のカウンターいかれちゃったのかしら? なんか399とかなってたし。いつも一桁だと思ったがなあ。 / 揚水 ( 2004-10-14 20:52 )

2004-10-10 ちょーちょ麩餡亭

なんて愚にもつかない駄洒落とも言えないようなことを思いつくほど情緒不安定なのである。
齢62のチンピラ崩れに蹴られて右手の親指の関節が欠けました。ほんでもって脱臼してます。

クリスマスでもないのにジングルベルの節回しで「死んじまえ〜死んじまえ〜くそじーじい〜♪」などと歌って自分を慰めるようではお終いですわ。

くそー。
人としていかん。

復讐、もとい、復活するのだ。
てめえのことなんか、何とも思ってやるもんか。

先頭 表紙

2004-09-17 彼岸花

いつもいつもいつのまにか咲いていることに突然気付かされる花。

子供の頃はぽつりぽつりと芽吹いては咲き始め、次第に増えてやがて咲き狂い萎れては消えていく様子をつぶさに知っていたように思う。

それがいつの頃からかいつのまにかになって随分と経った。
今年今回もいつのまにかびっしりと咲き誇っている彼の花らに気付いた。

なにか嬉しい。

先頭 表紙

もうそんなになるか。連絡するよ。勇魚によれしく。 / 揚水@携帯から ( 2004-09-22 18:48 )
13回忌。 / 白長須鯨 ( 2004-09-22 01:28 )

2004-09-15 猫を、埋める

仔猫が輪禍に遭った。
発進する3tレッカー車のタイヤに無残に踏み潰された。
後輩同僚が轢いた。

僕がそこに行き合わせたときにはもう息絶えていた。
別の後輩にスコップを持ってくるように言う。
スコップを右手で受け取り、左手で仔猫を掴み上げる。

まだぐにゃりと柔らかく、そして初秋の朝のぬるい冷気にもう冷え切っていた。
仔猫を空き地に、無造作に放り出すように横たえる。

剣先スコップを手に穴を掘る。仔猫の体だったモノが余裕を持って収まるくらいの、深さ三十センチの穴。土と共にエノコログサの一群も掘り上げられる。

僕は何も考えない。

穴の底に仔猫を今度は丁寧に横たえて、掘った土を被せ埋め戻す。
エノコログサは僕に引っ掻き回されてなにかぐちゃぐちゃな様子にされてしまった。

轢いた当人が後で「よく触れますね。いつから平気なんですか?」と尋ねてきた。
僕は「昔からわりと平気だったよ」と嘘を吐く。

屍体に触れるのがわりと平気なのは本当。

僕はなるべく何も考えないようにしながら猫を埋めた。
でないと色々、堪らなくなる。

先頭 表紙

はじめまして、ですかね、ホエールさん。それは、時間や距離が許すなら、いえ、なかなか許さなくてもいずれ機会を作って是非おとなってください。 / 揚水 ( 2004-09-17 21:01 )
昔、飼っていた猫を思い出した。父の畑の真ん中に、兄が埋めてくれた。久しぶりに、あの畑へ行ってみたくなった。 / ホエール ( 2004-09-16 00:04 )

2004-09-07 久方振りに

虹を見ました。
しかも。

これも久し振りだと思っていましたが、あらためて考えたら生まれて初めてかもしれません。

虹の袂から袂まで、すべてが完璧な虹でした。

きっといいことがあります。

先頭 表紙

2004-09-04 汗みずく

今月始め、随分長いこと逢えなかったあの人に一月と少しぶりに逢えた。

逢ってすぐ、その喜びに暑い中彼女を抱きすくめて、僕は目の代わりに全身の肌から涙を流す。
随喜。
彼女も僕を抱きしめる。彼女も体全体で喜びの涙を流す。

お互いが、お互いの皮膚と自身の皮膚がどちらがどちらなのか判らなくなりそしてそれもまた判ろうが判るまいがどうでもよくなって、溶け合う。
歓喜天にも昇る。

溶けて後、ふたりは。
溶けたまま泥のように眠る。

眠る。 

先頭 表紙

2004-08-09 60回目の

今日は59周年の長崎原爆祈念日です。

長崎生まれの僕は毎年この日11時02分には日本全国全国民を挙げて黙祷を捧げているものだと思っていました。

小学生当時、僕の世界が狭かった、ということも多分にあるのでしょうが、本気でそう思っていました。(長崎の小中学校は夏休みの幾日かある登校日のうち一日は必ず8月9日でした。そこで全児童全生徒は暑い中グラウンド或いは体育館に立って整然と並び黙祷を捧げたものです)

考えてみれば6日8時15分に長崎の人間が黙祷を捧げていたかといえば必ずしもそうだとは言い切れなかったのではないでしょうか。僕自身はというと、思いついた時だけはやっていたような曖昧な記憶しかありません。
人間とは勝手なものですね。こういった事例は自分の視野視点でしかものを見ていないことに相違ない。

なるたけ勝手な人間でいないようになりたく思い、11時02分にはかなり遅れましたが、今、黙祷させてもらいました。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)