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揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-08-09 60回目の
2004-07-30 甘い距離
2004-07-26 羞恥の窮み、という程ではないにせよ
2004-07-22 言葉の浸透性
2004-07-20 昭和は遠くなりにけり、本当に遠のいていく
2004-07-15 目撃
2004-07-15 美しい合掌
2004-07-06 愛犬家に告ぐ
2004-06-26 不自由落下?
2004-06-11 それは早過ぎる


2004-08-09 60回目の

今日は59周年の長崎原爆祈念日です。

長崎生まれの僕は毎年この日11時02分には日本全国全国民を挙げて黙祷を捧げているものだと思っていました。

小学生当時、僕の世界が狭かった、ということも多分にあるのでしょうが、本気でそう思っていました。(長崎の小中学校は夏休みの幾日かある登校日のうち一日は必ず8月9日でした。そこで全児童全生徒は暑い中グラウンド或いは体育館に立って整然と並び黙祷を捧げたものです)

考えてみれば6日8時15分に長崎の人間が黙祷を捧げていたかといえば必ずしもそうだとは言い切れなかったのではないでしょうか。僕自身はというと、思いついた時だけはやっていたような曖昧な記憶しかありません。
人間とは勝手なものですね。こういった事例は自分の視野視点でしかものを見ていないことに相違ない。

なるたけ勝手な人間でいないようになりたく思い、11時02分にはかなり遅れましたが、今、黙祷させてもらいました。

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2004-07-30 甘い距離

今年度頭から海月は事情があって実家に戻っています。
ほとんど逢えなくてとてもとてもつらい。

月に一度逢えるか逢えないかという状況です。
寂しいというのとは違うのですが、とてもとてもつらい。

けれど。

逢えなくて逢えなくて逢いたくて逢いたくて堪らないのに逢えないから、
僕らはお互いに相手のことがとてもとても好きで好きで堪らないことに気付きます。

今、彼女と僕の身躰の距離は遠いのです。

ですがその距離はとてもとても甘い。

昨日今日と海月が僕の部屋にいます。
仕事が終わるのを待ってくれています。

今夜、彼女と僕の距離は、家に帰りさえすれば近い。

その距離も、とても甘い。

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2004-07-26 羞恥の窮み、という程ではないにせよ

車を運転していると、その閉ざされた空間に安心して人は自分が他人から見られやすい立場位置にいることを忘れてしまいがちです。
箱の中にいるとどうしてああも無防備になれるのでしょう?
車の中から外が見えるように、外からも中が丸見えだというのに。

車に乗っていた僕はご多分に漏れず気持ちが緩みきっていました。

知らず、僕は鼻くそをほじっていた。
それを見られていることに気付けば無論恥ずかしいのですが。

信号待ちでふと前方を見遣れば、対向車の運転手も鼻をほじっていました。向こうは僕の行為に気付いてはいませんでしたが。

自分が鼻ほじっているときに人が鼻ほじってるのを見るのも、これは相当恥ずかしいものだと知りました。

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とひゃひゃ。=とほほ+どひゃひゃ。とひゃひゃひゃひゃ。お久し振り鰤。 / 揚水 ( 2004-07-28 22:40 )
昨日息子のサッカーシューズを買うために一時間ほどドライブしました。揚水さんの日記をよんでいたので・・信号待ちでは思わず前・横・斜めの車を観察。いやぁ〜実に多いですな。鼻ほじっている人が・・・葉投げを抜いている人までいる。口紅ぬっているひとまでいたなぁ〜・・。退屈な信号待ち・・なんか楽しくなってきた。 / ほ肝 ( 2004-07-28 08:06 )

2004-07-22 言葉の浸透性

ことここに至って尚、家の大きなお金を動かす際に奥さんのことを「うちの財務省に聞いてみないと…」と表現する男性にお目に掛かったことがありません。

やはりそこは「大蔵省」でしょう。

同じように、お弁当その他食材を温める際に「ピピッ」或いは「ピーして」と言う人も皆無と言っていいでしょう。

その音を聞いたことがなさそうな若い子でも古めの人間と同じように表現するのを見たことがあります。

ここは「チン」で決まりでしょう。

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2004-07-20 昭和は遠くなりにけり、本当に遠のいていく

AP通信によれば、15日、チャールズ・スウィニー氏が84歳で亡くなったそうです。

僕は新聞を取っていません。もともととっていてよく読む方だったのですが、やめてしまってずいぶん経ちます。
最近では気が向いた時にコンビニで買ったり食事に入った店で読んだりする程度で、目を通すことが少なくなっています。
そんな風なのですが、たまたま昨日開いた新聞でその記事を見ました。

どこかで聞いた名だと思いました。

彼は1945年当時、「ボックス・カー」の機長だった人物だそうです。

ああ。

「ボックス・カー」とはB29型爆撃機、長崎に原爆を落とした飛行機です。
彼はその飛行機の機長だった人物です。

戦後彼は原爆投下を擁護する発言を繰り返していた、と記事にはありました。
その事実をもって彼を悪人と断じるのは簡単ですが、それは酷だとも思います。
彼はきっと自分がとんでもないことに、それが自ら進んで望む望まないに関わらず、加担させられていたということは重々承知していたのではないかと僕は想像してみるのです。
被爆者やその家族にしてみれば原爆を擁護する人物などそれこそ鬼みたいなものに違いありませんが、彼はその作戦を擁護する発言をすることによって、なにかしら自分の中でのバランスを取ろうとしていたのではないでしょうか。
それがたとえ逃げであったとしてもです。

人間はそんなに強い人ばかりではありません。
人間はそんなに強くはなれません。
彼はきっと鬼ではなく人間だったのです。

その彼が亡くなりました。
僕は原爆投下時産まれていた訳ではありませんが、またひとつ時代が進んだというか、遠ざかって行ったような気がしました。

そういう気がしてふと、年を取るとはこういうことも含むのかもしれないと考えさせられました。

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お久し振りです。長くだなんてとんでもない。lim.さんの言葉を再び拝見できてとても、嬉しいです。部外者である僕はいつも大概、こうしてどっちつかずなのです。「どっちの味方なんだよ!」なんて答えを迫られたりなんかしたらもう、確実にダメな人です(笑)。 / 揚水 ( 2004-07-27 01:08 )
お久しぶりです。この手のことは、もし自分がウィニー氏あるいは被爆者の家族の立場だったらどうするか、というシンプルなアナロジーで考えるのが適切だと思います。(揚水さんはもうなさってますね) 当事者以外はそうして繰り広げられた事態を考えることしかできないはずです。どちらかを独断的に擁護したり糾弾したりすることなど、本当の意味ではできない。戦争関係のお話は、自分が(倫理的に)どういう思想に偏っているかを知る手助けになると思います。長くてごめんなさい。 / lim. ( 2004-07-23 10:48 )

2004-07-15 目撃

子供の頃、埃をかぶった車に落描きして、見知らぬおっさんに叱られたりしませんでしたか?
僕は見知らぬおっさんにもおばはんにも見知ったおっさんにもおばはんにも叱られました。

今日、フロントグリルの上に「リコール車接近注意」と大書してある某社製の10tダンプを見ました。
どうも運転手本人が書いたのではないかと思われるのですが、

笑えない。

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自身の痛い腹を探られると痛いので、鵜の目鷹の目機会を見つけては他人の腹をかき回すのです。それが大勢で標的のあら捜しをする真相だと僕は思います。みんな痛い腹を抱えているのだから、あとは何処が誰が的にされるかの違い。 / 揚水 ( 2004-07-16 22:12 )
実際のトコ、全世間が某社のあら探しをしているような気も若干する昨今。そりゃ確かに危ない会社かもしれないけど・・・・むむむ・・・ / kotarou子 ( 2004-07-16 09:29 )
好きなんスけどねえ、直球。うーん。 / 揚水 ( 2004-07-16 02:09 )
冗談が成り立たない状況に追い込まれたモノでユーモアを引き出すって余程のセンスがないと無理だよな。 この落書きは直球過ぎて笑えないのぅ。 / さにゃえもん ( 2004-07-16 01:10 )

2004-07-15 美しい合掌

今朝、僕は車を運転していました。
朝も早よから猫の轢死体を見ました。

歩道には通学途中の幼い女子中学生が二人。
彼女らも猫の死体を見つけたようです。

そのうち一人は歩きながら少し頭を下げ軽く瞑目し、手を合わせていました。
それは彼女にとってごく自然な行為なのでしょう。

猫には気の毒ですが彼女は美しかった。

ただそれだけ。

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まさにおっしゃるとおりです。彼女はそれだけで幸せの種を手に入れていると思えてなりません。 / 揚水@そして僕はおっ猿十里 ( 2004-07-16 22:08 )
「痛ましい」という言葉がすでに死語となりつつある現代。自分より小さく弱いものを守りいとおしむ気持ちや死にたいする畏敬の念など、本来は家庭で育つ中身に付き育つもの。その子は自然にいい育ち方をしているのだと。ご両親にお会いしたい・・・ / kotarou子 ( 2004-07-16 09:26 )
ね、まといたいね。だから彼女は美しかった。 / 揚水 ( 2004-07-16 02:08 )
ちょっとした時に出る美しい所作ってその人の魅力を最大限に引き出してくれる気がする。 そう言う瞬間を纏いたいもんだ。 / さにゃえもん ( 2004-07-16 01:08 )

2004-07-06 愛犬家に告ぐ

犬の飼い主の方へ

犬の糞の不始末で憤慨している方が大勢みえます。
紛争にならないよう、分別のある飼い主になってください。



こんな立て看板を見ました。

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うーむ、それは豪放ライラックなお邸ですことよなあ(詠嘆)。 / 揚水 ( 2004-07-07 19:12 )
うちの近所には「人の玄関にクソさせるな」とハッキリクッキリ書いてある豪邸が・・・ / kotarou子 ( 2004-07-07 01:32 )

2004-06-26 不自由落下?

曇天。

仕事中ある駐車場に何をするでなく上司に待たされて立っていた。
頭にポトリ、という感触。

とうとう落ちてきたか、
と思ったものの、雨の降ってくる様子はない。

気のせいか。

数分後その場にそのまま立っていてふと下を見た拍子に、件の感触の元が地面に落ちた。

9ミリくらいの蟻だった。

上を見ると、ちょうど僕の頭上に電柱と電柱をつなぐワイヤーが張られていた。

おお。
ひょっとしてあそこから落ちてきたのか? そうなんだろうな。

あそこまで登り、渡っていたのは大自然のなせる本能という蟻自身の意思だとして、その後落ちてきたのは自由意志によるものか、不本意な落下なのか?

どっちなのだろう。

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2004-06-11 それは早過ぎる

野村万之丞さんが昨日亡くなりました。

かつて市民参加の狂言で指導していただいたことがあります。
実際体や顔や実績やもろもろ大きいのですが、それそのものずばり、とも何か少し異なって、なにがどう、とはうまく言えないのですが、「大きいな」という印象の方でした。

あんなに大きい方がこんなにも早く亡くなってしまった。

享年44歳、早過ぎます。

先頭 表紙

ご教授ありがとうございます。そりゃ面白そうですねえ、残念。 / 揚水 ( 2004-06-26 20:53 )
NHKのラジオの教養講座みたいな番組で連続してやってたの。確か仮面ロードっておっしゃってた。ホラ!シルクロードみないに仮面(ペルソナ)もヨーロッパからアジアを伝わって日本の仮面文化とつながっているというようなお話でした。まさかこんなに早くお亡くなりになるとは思わなかったので、また近いうちにそのお話しの続きが聞けるものと楽しみにしていたのです。 / おけい@テキストバックナンバーあるかも ( 2004-06-22 17:30 )
ほんの少ししか関わらなかった方ですがとても残念です。ところで僕は仮面ロードというものを知りません。どんなものでしょうか? / 揚水 ( 2004-06-21 22:44 )
舞台も観たし、ラジオで聞いてた仮面ロードの話もすっごく面白くて・・・、亡くなったというニュース見たとき一瞬息、が止まった。 / おけい ( 2004-06-12 12:05 )

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