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middle-Xの「夢紀行」

うたかたの夢いっとき

目次 (総目次)   [最新の10件を表示]   表紙

2002-03-15 ボクハ、ココニイルヨ。
2002-03-11 さらば、愛しのホテル
2002-03-07 探し求め続ける美味
2002-03-06 俗世を離れて思うこと。
2002-03-03 沖縄が遠ざかる
2002-02-28 独り異国の地


2002-03-15 ボクハ、ココニイルヨ。


ついに約8ヶ月続いた副業(?)の撮影が終了。
最終日、お台場潮風公園で夕陽が落ちゆくとともにオールアップ!
照りつける太陽の中で始まり、心地よい秋風を受け、身体が麻痺するほどの厳寒も通り過ぎ、そして微かに沈丁花が香る季節に幕を閉じました。
8ヶ月でも春夏秋冬を感じられるものです。

12ヶ月の内8ヶ月を撮影に費やすこと6年。
なんでこんな辛いことやってるのかと自問自答する時もあります。
でも、やっぱり二度と同じ絵が撮れない魅力にとりつかれてるからなのでしょう。
たとえ、ノーギャラでも。
情況が悪くとも、その中に自分自身がいる意味を見出せば、最後には清々しく吹っ切れるものです。
今回も海風を感じながら、そんな感慨にふけってしまいました。
でも、また、半年後同じことが始まります。
そして、2年越しの作品もいい加減アップしないと。。。

そんな区切りがついた今日、ぼんやりと時間を追いやってしまうのだろうと思っていましたが、
「E.T.20周年アニバーサリー特別版」を見て、今度はファンタジーを撮ろうかと思ってしまいました。
貧乏暇無しの性分です。
20年振りのE.T.とEliotは理屈抜きに感動させてくれました。
ドキュメンタリーには真実の感動が!
ファンタジーには虚偽の美しさが!
気落ちした心の隙間をファンタジーが埋めてくれました。

揺れ動いた感情ゆえ、今日も支離滅裂な日記になりました。

「ボ・ク・ハ、コ・コ・ニ・イ・ル・ヨ。」(by E.T.)

See ya!

先頭 表紙

★くま社長様★ いらっしゃいませ。ボランティア撮影隊です。<副業 これって、副業っていうんでしょうかねぇ?(笑) / middle-X ( 2002-03-18 10:17 )
★ばぁびぃ様★ 熱は下がりましたか?昼間のお台場も平日夜のお台場も閑散としてますよね。深夜のお台場ってなかなかオツですね。 / middle-X ( 2002-03-18 09:44 )
副業って何かなぁぁ〜〜〜。 / くま社長 ( 2002-03-15 23:12 )
この間深夜にお台場に行きましたが、昼間のお台場、何年行ってないだろう・・・・・景色違うのだろうなあ。 / ばぁびぃ ( 2002-03-15 09:23 )

2002-03-11 さらば、愛しのホテル


実は、趣味の1つに「ホテルに泊まる」っていうのがあります。
海外に限らず、国内でもちょっと「いい」と耳にすると、泊まりたくなって仕方ないのです。
今までに泊まったホテルは、100軒強。
激安宿から二度と泊まれない超豪華ホテルまで。

そんな多彩なホテル群の中で、レベル中の下くらいにランクされていたお気に入りのホテル。
横浜「港の見える丘公園」のふもとにひっそりと佇んでいた「BUND HOTEL」。
「BUND」=「海岸通り」のネーミングそのまんま。
1920年代に開業した当初は、在留外国人の社交場、米軍関係者の宿舎として繁栄を極めていたらしく、
その名残は、閉鎖するまでずっとありました。

7年間、毎夏一泊したBUND HOTEL。
既に外観はうらびれているのだけど、どこか懐かしい感じ。
今のスタンダードとは比べものにならないほどゆったりしたスペース。
パイプ式のエアコン。
広々としたバスルーム
部屋に飾られた暖かい絵。
窓から差し込む柔らかい陽射し。
昔のよきアメリカを彷彿させる空間。
時が止まったような懐かしい落ち着いた気分にさせてくれる部屋なのでした。

2回目からは、リピーターとして同じ部屋を毎回とってくれる気配り。
テーブルには、名前の入ったカード付きのフルーツ。
今日のお天気予想、今が見どころの横浜名所、などなど。
そんな小さなカードがさりげなく枕元に置いてあったりして。

後半は、映画やテレビの撮影にもよく使われていましたっけ。
最上階の「シェルルーム」からは意外にも横浜港の美景が眺められたりして、
結構、有名なJAZZ MENのライブも粋なものでした。

時流には勝てず、2年前に約70年の栄枯を閉じました。
近代的な建物が乱立していく中、このような佇まいと雰囲気で歴史を伝えていくものが無くなっていくのは淋しい限りです。(フェアモントホテルも然り。)
私だけでなく、多くの人々にそれぞれの想い出を残したであろうBUND HOTEL。
時の中に埋もれ忘れ去られてしまうのは、あまりにも淋しいものです。
せめてここに記することで、消え失せてしまったものへのオマージュとしたい。と思ったりしてみました。(長っ!)
(♪あの日にかえりたい♪ by Yumingが反芻してます。)

See ya!

先頭 表紙

★とみぃ様★ 閑散としているこのページへようこそいらっしゃいました。「さりげなさ」ってすごい難しいですよね。さりげなく色気が出せる大人の女性を目指してるんですけど(嘘)。 / middle-X ( 2002-03-15 00:44 )
★XiXi様★ 食事に密かに睡眠薬を盛られてて、いつも心地よい眠りにつけました(笑)。 / middle-X ( 2002-03-15 00:41 )
★ばぁびぃ様★ 消えゆくものは忘れ去られるっていうのは淋しいから、何かのきっかけでちょっと思い出したりしてみます。 / middle-X ( 2002-03-15 00:39 )
★いとすぎ様★ 外観からは想像もできない素敵な部屋でした。「西部警察」や「あぶ刑事」でも使われていましたが、再建ならず残念。 / middle-X ( 2002-03-15 00:37 )
はぁ〜、素敵な日記だなぁって前からちょくちょく読ませて頂いてました。何も知らずに・・・・(笑)。さりげない気配りの出来る人っていいですよね。見習いたいです、私も。 / とみぃ ( 2002-03-13 02:04 )
↓って何盛ってんねん(汗)<前文末の「もる」>自分 すんまそん… / X i X i@涙の一人つっこみ ( 2002-03-12 17:23 )
ステキですねえ、middle-Xさんの文章もその文章で飾られたBUND HOTELもる / X i X i ( 2002-03-12 17:21 )
ヒント有り難うございます(笑)middle-Xさんの心の中には永遠に残るホテルなんですね。あの日に帰りたいは私も好きな曲なんですよ。<姉の影響 / ばぁびぃ ( 2002-03-12 12:12 )
バンドホテル、外観だけは何回も見かけたけれど中はドラマで一回見ただけ。こんなホテルに泊まったなんてオ・ト・ナ! / いとすぎ ( 2002-03-12 00:28 )

2002-03-07 探し求め続ける美味


世の中、美味しいものは沢山ありますよね。
そして、美味しいものを食べてる時って至福です。

そんな至福を味わったひとときが昔ありました。
それは、コモ湖畔にある世界中の憧れのホテル、Villa d'Esteのリストランテで頂いたリゾット!
何とも言えぬほどの味付けと食感の絶妙なハーモニー。
ほっぺたが落ちるって、こういうことを言うのでしょうね。
appetizerでありながら御代わりしまくり。
もう、言葉が出ません!

コモ湖を眺めながら、イタリア式庭園も一際美しい豪華な枢機卿の館での食事。
芳醇で芳香に満ちたピエモンテのワインとの最高のマッチング。
なんて優雅な夢のようなひとときなのでしょう!
(身分不相応ではありますが・・・)

あのリゾットにもう一度会いたくて、
レトルトから一流と言われるイタリアンレストランまで無理して頑張ってみました。
自分でも作ってみました。でも毎回、惨敗。
ううぅ、あの美味には未だお口にかかれていないのです。
また、Villa d'Esteに行けば、出会えるのでしょうか?

美味しいものは、私を極貧にします。
そして、デブにもします。
それでも、美味しいものは大好き!
我慢は大敵。。。

See ya!

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★なみまる様★ 今日はゆっくりお会いできて嬉しかったです。こちらこそありがとうございました。イタリアンの美味しいところ、知ってます?今度、是非なみまる様のお薦めレストランへ!(早くもここも「Mog Mog」風になりそうです/笑) / middle-X ( 2002-03-10 03:19 )
★美味しすぎ様★ 心当たりあります(笑)。また、ご一緒しましょう。今度は何がいいかな〜?考えておきます。 / middle-X ( 2002-03-10 03:15 )
★ともきち様★ ともきち様こそ、美味しいお店もいっぱいご存知のようで。お互い、食べ過ぎには注意しましょう(もう本気でセーブしないとヤバイこの身体/汗)。 / middle-X ( 2002-03-10 03:13 )
★XiXi様★ その場で目に焼き付けた美観やその時の想いも時が経つにつれて、薄れて行きます。やっぱりセンチメンタルジャーニーなのでしょうか? / middle-X ( 2002-03-10 03:09 )
どうもありがとうございましたー。次はやはりリゾットの味を求めてイタリアンでしょうか?! / なみまる ( 2002-03-10 03:07 )
★ばぁびぃ様★ 突っ込みありがとうございます(笑)。ストレス発散に美味しいもの食べ過ぎて太り過ぎ。逆にそれがストレスになってます(笑)。 / middle-X ( 2002-03-10 03:07 )
多分今日美味しいお店を紹介してもらった一人です。(笑)ましこころ当たりがなかったごめんなさいね。(汗) / 美味しすぎ(笑) ( 2002-03-10 02:32 )
優雅なただずまいですなぁ。おいしいリゾット、、、middle-Xさん、おいしいものたくさん知ってそう!今度教えてくだされ。 / ともきち ( 2002-03-08 20:37 )
悲しいかな、美しい景観と美味しい空気までは、その場に行かねば味わえないものなのれすね(涙)。あと、思い出も。ん〜我ながらどうかしてるんじゃないかと思うぐらいセンチメンタルぅ〜゛(笑) / X i X i ( 2002-03-08 14:43 )
美味しいもの目の前にして我慢はストレスになりますよねー(笑)ばびが今まで食べて美味しくて心に残っている物は西伊豆の生の桜海老です。 / ばぁびぃ@突っ込み有り難うございます。 ( 2002-03-08 11:38 )

2002-03-06 俗世を離れて思うこと。


ちょうど2年前の今日、六連島(むつれじま)という下関の離島にいました。

島の総人口約150人、1時間半くらいの散歩で島を一周できてしまう小さな島。
なんで、こんな離島にいたかというと、俗世を絶ちたかったから。
・・・というわけではなく、副業(?)の撮影のためだったのです。

本土と島を繋ぐ渡船「六連丸」は一日4便のみ。
朝7時に出る船を逃すと、次の本土行きは12:30の船。
だから、島の人たちはすごい早起きです。
寝坊してしまった朝は、学校も仕事も休んでしまうという大らかさ。
私がここに住んでいたら、毎日がお休み間違いないでしょう。

あまりの便の少なさに、下関の小さな漁港から地元の漁船に乗せてもらいましたが、3月と言えども、漁港・海峡の寒さは凄まじいの一言に尽きます。
島に辿り着くまでの30分間、関門海峡で命絶えるのか、人生儚かったなぁ・・・など様々な思いが過りました。
なんとか島に着いたものの、船酔い、かつ荒波をかぶりまくっていた全身は、寒いなんてモンじゃありません。
まさに凍死体験ってとこでした。

島に降り立って、びっくり仰天!
殆どの人が学校も仕事もお休みして、島あげての大歓迎。
暖かい歓迎と多大なる協力のおかげで、辛いはずの撮影も順調に終了。
帰りがけに「また来てくんしゃいね〜!」との大勢のお見送りに笑顔で手を振り返しましたが、
「ごめんなさい。多分、二度と来ません」と心の中で呟いてしまいました。

ただ、こういう空間にいると、人間性も生活習慣もまるで違ってくると実感。
島民すべてが家族のようなもの。
遊ぶ場所もないから、規則正しい生活満喫=健康体。
都会に住む人にとって不便と思うことも、裏を返せば羨ましいことも盛り沢山。

島の人達のお陰でひととき穏やかな気持ちホクホク。
しっかし!その暖かい穏やかな気持ちもつかの間。
翌日から、また過酷な日々が待ち受けていました。
自ら変わらなきゃ、現実なんて、そんなもん?!

See ya!

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「しがらみ」が無かったら、多分自分の居場所が分からなくなってしまうのでしょう。旅の直後は何故か、人生真面目に考えてしまいます。 / middle-X ( 2002-03-10 03:03 )
旅先の思いがけない経験や出会いに衝撃を受けて、ある日突然人生観が変わることもあるだろうけれど、大抵は日常生活に戻ればまたいつもの「しがらみ」に囲まれるのですよね。でも、家族だったり、仕事だったり、その「しがらみ」こそ自分がそこにいるという存在感の証明でもあります。旅はそんなことを考えるいい機会ですね。 / なみまる ( 2002-03-06 22:36 )

2002-03-03 沖縄が遠ざかる


明日から行くはずだった沖縄・名護city。
そう、「はずだった」のです。

暖かい南の島。
透き通る緑の海。
国内でありながら、異国の島。

たまには、ボーッと何も考えたくなかった。
大好きな飛行機にも乗りたかった。

ああ、また一つちっちゃな夢が破れてしまいました。
それにしても、仕事を突っ込んだクライアント様、
「キャンセル料、払って下さい!」って、ホントは言いたかったの(泣)。

See ya!

先頭 表紙

★なみまる様★ お誕生日おめでとうございます!1年1年輝きを増してきますように。 さて、今頃は光り輝く太陽の下、海辺で飲み放題、食べ放題のはずでした。目的も果たせずに、またしても極貧生活になってしまいました。 / middle-X ( 2002-03-05 23:52 )
えぇ゛?!そんな、前日キャンセルだなんて、あまりに悲しいですね。仕事のギャラ上乗せしたい気分ですね。 / なみまる ( 2002-03-03 23:44 )

2002-02-28 独り異国の地


物心ついた時から、放浪癖があったみたいなのです。
放浪っていっても、これがなかなか新しい発見があって面白いもの。

今回新たにひまじんになって、今までの彷徨い旅や夢の旅など、ひまにまかせてちょっとづつ綴ってみようかなという気になりました。

まずは、【フロリダ生活篇その1】

Miamiからちょっと北にあるFort Lauderdaleという小さな町。
Fort Lauderdale Hollywood Airportという大胆過ぎるネーミングとは打って変わって北九州空港みたいな淋しい空港。(←ごめんなさい。/北九州空港)
ここに飛び降りたのが、夜の9時半。
最終便だったため、空港内には人気が殆どなく、未知の異国でいささか不安な生活の幕開け。

タクシードライバーに滞在先を言っても、伝わらない。
Oh,my God!早くも言葉の障害か?!
メモに走り書きして見せたら、何とか分かってもらえたが、彼はコロンビア人でここには英語を勉強しに来ているバイトドライバーだったらしい。

英語が話せないタクシードライバー。
バイトもOKなタクシードライバー。
やはり、何でもありなのか?このアメリカっちゅう国は?

これなら、小心者かつお調子者の自分もここでやっていけるのでは?と、何気な不安が一気に払拭されつつ、転寝をしたタクシーの中でした。

こうやって、重い荷物を引き摺り続けた孤独人生@フロリダが始まりました。
続きは、また後日。

See ya!

先頭 表紙

★なみまる様★ 初めまして(笑)。ラテン系の血が流れる陽気な現地の人の渦の中に紛れて日本人独りって浮くんですよねぇ。マイアミはホント面白い所です。 / middle-X ( 2002-03-05 23:47 )
おぉ!マイアミ!なつかしい!その昔、アメリカキャンプ旅行の旅第二段の出発地(集合場所)がマイアミで一人でとぼとぼやってきた思い出があります。 / なみまる ( 2002-03-03 23:42 )

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