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らいおん丸の「きまぐれダイアリー」

きまぐれにつづります。

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2003-06-11 支配の構造PART 2
2003-06-06 支配の構造
2003-06-02 ELBISの道
2003-05-30 魚にも魂がある
2003-05-24 NHK朝の連続ドラマに学ぶ
2003-05-20 「弘法大師」を見て思うこと
2003-04-17 夜と霧
2003-03-26 イラク戦争からの教訓
2003-01-15 初めての親孝行
2002-12-22 日本経済の行方


2003-06-11 支配の構造PART 2

 前回、人間の持つ命の不可思議運命について述べた。今回は、もう少し広義にして日常の現象につき論及してみる。

 本年度の、ノーベル賞は周知のとおり東大の小柴教授に輝いた。長年に渡る、ニュートリノの研究成果が、高く評価された。超新星の爆発の際、中芯部から放出されるニュートリノだが、理論的には解明が進んでいたが、現証としての検出、検知が未踏の世界になっていた。岐阜県、神岡鉱山の地下1000mに巨大な実験施設を設えて、1987年マゼラン星雲で起きた超新星爆発により放出された、トリノを捉えることに成功した。

 因みに、大マゼラン星雲までは16万光年。400年に一度の超新星爆発に遭遇するだけでも、奇跡であり、ましてやいつ遭遇するか、解らないのに巨費を投じて実験施設を造った、彼の強運には驚かされる。いずれにせよ、宇宙にある法則の成せる技と言っても良い。ニュートンが、思索を重ねてたまたま外を散歩していたら、畑のリンゴが落下、万有引力が解けた。その事例も極めて酷似する。

 人間、自然界、地球における、事象現象は、運命の法則により運行されている。イギリスの天文学者、ホイルは「ホウキ星が現れると不吉な事が起きるという、迷信があるが、この迷信は正しいかもしれない。」と、言っている。また逆に、古い土俗文化によって招来された、迷信、縁疑などは極めて、ローカルの色彩を帯びている。13日の金曜日、四と九を嫌うなどがその代表。長い時間をかけ、辛抱強く観測し研究した成果のみが、歴史のなかで評価されるだろう。

 残念な一方で、カルト、国家教条主義が今後、跋扈するのも必至だろう。今一度、運命の法則を認知し謙虚さと人間のみに与えられた、前向きな思索を折りに触れ、重ねて行くときと受け止めたいものだ。

 今ごろになって、厚生労働省は、魚に含まれる、水銀の汚染度を公表したが、一時が万事、その度に翻弄される事の無いように、心して取り組みたい。悠久の流れの中で、一秒は永遠に通じていることを信じて。

 次回  こうご期待。

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2003-06-06 支配の構造

 自分の人生を振り返ると、いつも、見えない法則があるように思えてならない。それは、あたかも川の流れるようでもあり、雲の移り行く姿のようでもある。良い事はできず、悪い事は止められず、気がつくと、後悔する事が多い。いつも、イライラ、焦る日々である。

 死んだ母親に言われた事がある。「お前は、いつも何かにビクビクして小心者になっている。どうしたんだ!!」 指摘を受けて我に返った。仕事のストレスで、疲れてはいたが、まさかそこまで言われるとは。

 五十代になり、つくづく思うのは、人生は、生まれ落ちたときに運命は、決まっているみたいだということ。努力とか研鑽で、ある程度の成功は得られるが、一生を凌駕するような満足など、絶対ないと思う。人間が他の生き物と根本的に違うのは火をおこせるのと、考える事ができるくらい。 逆に他の民族を殺戮するなどは地球上で人間だけだ。

 話が、脱線したがこのような表現も何かに、支配されているような気がしてならない。
誰が、考えても否定する、殺人などニュースから消える事がない。何故なんだろう。最悪の事をして、満足を得られると思う奴など居ないが、気がつけば後の祭りというケースが多い。何故なんだろう。

 人から、性欲を奪ったら性犯罪は皆無に成るはずだ。出来なかったばかりか、残忍さも
植えつけた。西洋イズムの所謂支配は今世紀、破綻する事になるだろう。神々も、所詮ある法則に支配されているのだ。人間は、殆どの場合、感覚と意識で行動している。ユング、フロイトではないが、深層心理の世界は、極めて危険であり、冥想、思索は訓練をつまない限り、やっては駄目。オウム真理教は、破滅した。

 究極の法則を、緩やかに理解する事が望ましいと、賢者は言っている。

     つづく。

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2003-06-02 ELBISの道

 今日は、私の人生にあって欠く事のできない、ロックのスーパースターについて。

 20世紀のミュージシャンで、多くの人々に影響を与えた世界的人物といえば、エルビスは不可欠な存在と言えるだろう。数々の成功の業績もさる事ながら、彼の、特筆に値する第一に、当時のアメリカの厳しい、人種差別の嵐の中、偏見や非難を乗り越え、ミュージックシーンを創出したことだ。

 彼の音楽は、黒人霊歌とジャズの要素とが入った伝道用賛美歌(ゴスペル)の色合いが強く出ている。ソウル(魂)の表現に生涯を費やしたと、言ってもよい。彼は、神に対しての畏敬と母への愛、そして民衆への感謝の気持ちに満ちていた。それを代弁する大ヒット曲こそ「アメリカの祈り」である。

 ステージで、この曲を唄う彼は、間奏のおり、一人何かをよく呟いていた。関係者によれば、特別な事でなく、前述の、神、母、民衆への思いだったと、言うのである。この部分が陽であれば、陰の面で妻との離婚が彼を傷つけていた。

 しかし、彼の音楽性は高まる一方であり、42歳でこの世を去るまで、走りぬいた。夜のステージを終えると、仲間と朝までゴスペルをよく歌っていた。自分に集まる尊敬と神との狭間で苦悶する毎日でもあった。人生で、これほど歌いつづけた人物を私は知らない。慈善事業、寄付の数々は言うまでもなく入院費、治療代、など出来る限りのことを、平然とやってのけた。

 印度の経典に、愛別離苦、穏憎慧苦とある。いつまでもいて欲しい人は、早くさり、遭いたくない人はいつも傍にいて、苦しめるという語意。今の、日本の心の病巣などこの例に入る。

 かって、アメリカに映画スターのレーガンが、大統領の時代があった。もし、エルビスがこの立場にあったら、戦争など、起こしただろうか、残念な気がしてならない。もっとも、エルビスがノーサンキューと、言うだろうが。皆さんも、機会があったら「アメリカの祈り」を一度聴いて見て下さい。魂の叫びを共有する仲間の多からん事を願い。

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そうですか、よいお話しですね。私は、武骨もので、、とんと恋には縁遠い方です。 / らいおん丸 ( 2003-06-12 12:14 )
エルビス・・・中学時代のブラスバンド部の先輩がいっつも聴いていましたっけ。2年上のフラリネットの先輩。。。うっ、エルビスの曲には淡い恋の思い出が疼くワタシ。。。 / 和代 ( 2003-06-05 22:48 )
海辺だろうと、なんだろうといいものは、・・・・いい.俺も、付き合って泣いてみるよ。忙中閑・・沈黙は金。忍侠道、邁進中のフミオンに乾杯。 / らいおん丸 ( 2003-06-04 10:56 )
らいおんあにぃ〜お久しぶりだす。あにぃ〜には申し訳ありませんが、一昨日『海辺・・・』を聴いてしまいやした。鳥肌が立ち、感涙してしまいやした。お願いだす、今年は一緒に聴いて欲しいっす。エルビスの唄のように心に染みます。。。舎弟より。 / Fumionでっす。 ( 2003-06-04 01:21 )

2003-05-30 魚にも魂がある

小生が退院後、熱帯魚を飼いはじめた。
愛妻のネット友達から譲り受けたのが、そもそもの始まりだった。魚の種類は、「プラテイー」。30匹余りが、水槽を泳いでいた。それぞれに、個性があって人間模様ならぬ、魚模様があって興味をそそられることが多々あったと思う。

その中で、リーダー格の3匹がいた。体色が青1匹、黄色2匹。親分は、青のプラテイーであった。黄色2匹が仲が悪く、その仲裁を買っていたのが、青プラだった。特筆すべきは、弱い方の味方をしていたことである。

程なくして、別れがきた。肌寒くなった秋、妻が遠方へでかけていなかった。夜8時ごろ家に帰った。明かりを点けると、魚たちは水槽の底に固まって休んでいた。元気に泳いでいたいつもと違い、妙な気持ちになったのが、記憶にある。寒かろうと、サーモのスウィッチをいれた。これが命とりになった。

翌朝、愕然とした。温度センサーがセットしてなかったのだ。水槽は、お湯になっていた。惨状は辛い光景になっていた。人は、たかが熱帯魚というが、触れ合いを、通じて情が通じていたのだ。夜、魚の亡き骸を仏前に奉じて、合掌した。はらはらと泣いた。慟哭した。こういう心境に立ち至るわが身はなんなんだろうと。

今、水槽は二つに増えた。大きなものから、小さなものまで賑やかになっている。稚魚も生まれた。成長の早いもの、遅いものがある。病気になると、総合病院のようである。「エンゼル」は成長が早く気が強く、他の仲間を威嚇する。妻は、怒ってしかるが、魚語の習得が、まだで無視されている。

餌は、一日10回あたえている。なじみの熱帯魚屋の店主には「やりすぎだよ」と言われるが、なんと言われても、目の前の魚たちにせがまれると無視はできない。水が汚れるので、毎日水を20リットル交換している。その他、吸着マット、活性炭、などなど枚挙にいとまがないのが実態である。

最初の悲しい別れがあったから今日の魚たちとの、付き合いがあるのかもしれない。
青プラに感謝しながら。


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まっ!エラソーな愛妻だこと。今度エラソーなこと言ったら蝿叩きでお尻ペンペンしてやりましょう。 / 和代 ( 2003-06-05 22:53 )
和代さん、何も技はありません。 / らいおん丸 ( 2003-06-04 10:57 )
↓↓すいません、アタイがやりました。・・・・(そんな技はね−だよ。。。ぼそっ・・・) / きんとと ( 2003-05-30 23:19 )
↓らいおん丸さん、すごい!リンク張るの覚えたのね。(って、つっこみどころが違うって(^^;;; 日記の内容につっこめってば。) / 和代@言葉がみつかりません。 ( 2003-05-30 23:03 )
この日の日記に書いてありますね。 / らいおん丸 ( 2003-05-30 19:57 )

2003-05-24 NHK朝の連続ドラマに学ぶ

関心は薄いのだが、気がつくと見ているのが、朝の連ドラである。朝の出勤時刻と重なり、毎回見ているわけではないが。
最近では、「さくら」が心地よい印象として残っている。テンポ、リズムが良い事ストーリーが、解りやすかった。古くは、「おしん」が有名。「おしん」は共感性があった。

一気に読み終える読書に近い。15分の朝ドラは、国民性を捕まえている。

「こころ」が鳴り物いりで、始まったのだが、今ひとつ感心を誘わない。浅草の人情、風情、背景を考えると面白い、ストーリーになるはずだが、役者の熱演のわりに、気がつくとがっかりするのは、何故だろう。単調になるのを恐れドラマチックになりすぎ、視聴者の予測から放れた。

現代では、様々な出来事に遭遇する。神経が麻痺している時代だ。水は、高きより低きである。今の、視聴者は目が肥えている「ネガティブ」なサクセスは止めた方が共感は得られると、思われる。
と、言いながら見てしまうしまうのだが。

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同感です。よく人の心に土足で踏み込む奴がいますよね。あれのテレビ版ですよね。うんざり、、、、、。 / らいおん丸 ( 2003-05-26 21:28 )
「こころ」を見ると腹立たしさで発狂しそうです(^^;。そんな自分に最近嫌気がさしております。あぁ。。。  / 和代 ( 2003-05-26 18:52 )

2003-05-20 「弘法大師」を見て思うこと

昨夜、(深夜)空海「弘法大師」をBSが、扱っていた。1200年前、中国(唐)で学んだ空海は帰国後、高野山に拠点を拓いた。宗教施設は、数十に及んだ。私は、己の宗教観から、真言宗の開祖である空海を軽く見ていた。

番組中、特筆すべきは、彼の筆跡論文の数々である。素人の自分にも充分躍動感が判った。彼の思想の根底には、「地水火風空」があって、「密教」に繋がる。万物は、宇宙と調和することにより清濁を合わせもつ、境地の高みに達すると説いた。
彼は、更に奥義を極める為、再度渡唐した。そこで、彼は師匠に次ぐ立場を得た。その際、拝受した宗教具が国宝になっている。

空海は、思索瞑想を幾度と行い、「大日如来」が究極の当体であり、宇宙調和の根源であると説いた。
仏教は、印度応誕の釈尊が起源であり五時八教と説いている。
華厳、阿厳、法統、般若、法華涅槃の事である。衆生の機根(レベル)にあわせて時代如に教化の手法を残した。その上で、白法穏没を予見し、それは、釈尊滅後2000年とした。
空海が、1200年前その時代に先駆的役割を担ったとしても不思議ではない。だからといって空海の思想が、今の世に幸をもたらすとは思わぬのだが。あくまでも時代が生み出した方便の教えである。

当節、宗教の乱立、カルトが跋扈している人心の荒廃は、感極まる物がある。

21世紀以降、世界的規範(グローバルスタンダード)は、新たな、試練と局面を迎えた。
何を、人は指針とすべきか。。。心有る人は、私と考えましょう。

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そうですか、百聞は一見にしかずと言います。歴史の探訪を通じて新たな発見をしてみたいと思いました。 / らいおん丸 ( 2003-05-26 21:16 )
ちょうど去年の今頃、高野山へ行ってきました。ガイド解説付きで奥の院まで入り込んできました。バス中で見たビデオは面白かったです。NHKの番組を録画したものをガイドさんが特別に見せてくれたのですが、とても面白かったです。 / 和代 ( 2003-05-26 18:56 )

2003-04-17 夜と霧

つとに、有名なあのアウシュビッツの体験を語る、精神科医(ヴィクトール・E・フランクル)が「夜と霧
という本の中で、視点の違う表現をしている。

「ヒットラー」の最大の狙いは、「ユダヤ人」から、死の尊厳を奪った事であると。
犬、畜生以下の扱いにより、劣等民族の烙印を押す事であったのだと。

強制収容された人は二つのタイプに別れるそうだ。ショックで死ぬ者。関係者に気を使いボロボロに成る者。それでは生き残るタイプはと言うと「ユーモア」のある人間だそうだ。一日一つ皆を笑わせているような人物らしい。逆に死んでしまう人はと言うと、小さな目標に縛られる人。ある時、12月25日に連合軍が救援に来てくれると言うデマが流れた。此れを信じた人達は12月26日に多くが死んだそうだ。

我々の生き方も安逸の日々の中でタイプに集約されている事がよくある。人生で成功する人は、電車の中で老人に席を譲る人、出きないと人とかである。少し昔の話、中国人の女の留学生に私は言われた。「貴方はいい人の中の悪い人?それとも悪い人の中のいい人?どっちですか?」そのとき、苦笑したのを思い出す。

民族、宗教、習慣により価値観は色々あるが、せめて老人に席を譲る習慣は世界共通であって欲しい。それにしても、戦争、病気、交通事故,自殺が、21世紀になっても絶えない。なぜなのか? その一方で大往生の一生を終える人もいる。赫言う私も「癌患者」である。

前述の中国の留学生の言葉ではないが、永遠の課題なのだろうか。


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和代さん、怠惰な人生も、極限に挑む人生も、それぞれの道。要は、感謝の心ではないかと・・・。 / らいおん丸 ( 2003-05-25 22:17 )
スーパーしえろさん、無精なライオンをお許し下さい。これからも馬鹿の一つ覚えの日記につっこみを下さい。時節柄健康にご留意ください。 / らいおん丸 ( 2003-05-25 22:01 )
ICUのベッドの上にいても、春に蒔くタネのことを考えていた父。絶対仕上がらないとわかっているキルトを刺しつづけた友。時には落ちて下ばかり見ていても、その地面には月や星の光が届き、いつか光に気づいて空を見上げたい。希望の星はいつもそこにあると。それは見上げる自分自身なのだと・・・。 / 和代 ( 2003-04-18 07:33 )
小さな目標、小さな希望、小さな夢。。。そんなことに一喜一憂しながら、でも、常に目線を高く持っていたいと願っております。なかなか・・・ですけれどね。(深いため息) / スーパーしえろ ( 2003-04-17 22:46 )

2003-03-26 イラク戦争からの教訓

世界注視の中、戦争が始まった。よせばいいのに米国は、警察気取りで侵攻している。理由、背景はともかく、人殺しである。「ブュシユ」は親子二代で手を汚した。四十歳のころ、キリスト教原理主義に目覚めた「ブュシユ」はそのドグマの影響を、受け始めた。詳細は不明だが、「イスラエル」の領土回帰を狙うのと、「キリスト」の復活を生真面目に考えているらしい。

オイル利権の側面もあるかも知れないが生物兵器うんぬんは、笑止千万である。クルド人に対し行った殺戮は悲劇だったが、世界を相手に自殺行為をするわけもなく、どう考えても、納得いかない。おまけに、戦後復興に関する期待をどん底の日本に暗に要求しているのだ。あいた口が塞がらない。

飛躍するが、日本だけで、交通戦争と自殺者で4万人の犠牲者が毎年でるのだ。何が不幸で何が悪か誰も判断できない。この事だけの討論など聞いた事は皆無。不幸の上塗りを、米国は行っているのだ。

前述した「ブュシユ」の心象面の憶測に触れたが、経済至上主義のつけは、人間の悪魔性を助長している。リアルタイムで報道される、戦況に何の違和感もなく画面に釘ずけの人も少なくない。しまいには、新たな戦果と情報を期待するようになり、バクダッドはまだかと思うようになる。人間であれば、涙を流し止めてくれと叫んで当然だ。

周りを見渡しても、無関心が多い。「景気悪いね」「戦争で景気が心配」などと言っている。反対のデモが、世界各地で起こっているが、世界の人口の1%にも満たない。多くは、諦めである。誰かが、やってくれるだろうは、21世紀には通用しなくなった。後世の歴史は、今回の悲劇をどれほど評価すると思うか?

話は変わるが、「NHK」の「満天」を時折みている。今週で終わるそうだ。宇宙に飛び出した「満天」が宇宙船の中から地球を見ているシーンがあった。人類は、アポロ以来そこから多くを学んだ。にも関わらず、悪しき魔の手の呪縛から逃れられずにいる。

ある人が言った、地球民族主義の行動を開始しようではないか。と。私も、愚痴の呪縛と闘い勝利しようと心に期している。


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2003-01-15 初めての親孝行

平成15年1月12日、女房の両親と河口湖へ旅にでた。
かねてからの約束が実現した。両親も老境に差し掛かり、まず元気なうちに連れていきたかったのだ。私の両親が、この世に居ない今、ある意味で時間との闘いになるであろう。親孝行したくとも、親はいず、にならぬよう心がけたい。

心配していた、天気に恵まれ旅程は大変穏やかに過ごすことができた。今回の旅で、一番の朗報だと思う。予定に無かった、遊覧船にも乗り、水面を渡る風が、富士山の全景を一層際だたせた。
むずがる両親の希望もあり宿泊先のホテル鐘山苑にむかった。鐘山苑は、この地方では名物ホテルである。

両親の体力は、十年前と比べかなり落ちてきた。着くなり、抹茶のサービスを受けた。それから、温泉に浸かり言葉少ない小宴を披いた。四人は、限度を忘れ満喫したと思う。その後、疲れたのか泥のように寝入ってしまった。

そうそう、トイレがよかった。設備投資が、行き届いていた。ただ、建て増しの影響で、連絡通路が判りずらいのが、難点くらいである。
朝、冷気を通して見る茜色の富士は絶品だ。親も、事のほか喜んでいた。但し、父親は少し喜んだ。彼なりの、人生がそうさせるのだろう。

胃が重いと言いながら、皆朝バイキングに舌ずつみをうち、食べまくった。全て、思い出になる。だから、出来るだけ大袈裟にすること。心がけるべきだ。

富士山、一周の行程を考えていたが、昼食時白糸の滝で、女房のナビが指示。仕方なく、そのルートに従った。疲れたのか、両親はまどろんでいた。東名道は、落ち着かないルートしばしば、親を揺り動かした。弱った両親のため次は空を飛びたいと思った。
義弟を、今度は連れていきたい。


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愛妻共々、石川を代表する才女にお会いしたいと希望します。冗談にも愚妻などとご自分を言わないように。 / らいおん丸 ( 2003-05-26 21:22 )
お待ちしてますわ!「愛妻」を是非にお連れになってね。 / 和代@どーせ愚妻よ・・・ ( 2003-05-26 19:01 )
↓↓下の日記のおおえやまさん、返事が送れてごめんなさい。これからも稚拙な私の日記につっこみを下さい。素人の私は日記のつっこみに返事を書くと失礼になると思い込んでいました。これからも時折立ち上げますので宜しく。 / らいおん丸 ( 2003-05-25 21:55 )
和代さん、メールのルールが解らないライオンです。愛妻に促されご返事します、ご案内の石川のライオンも見たいし親孝行も兼ねて近い将来能登をめざします。ありがとうございました。 / らいおん丸 ( 2003-05-25 21:44 )
いろいろと問題山積みのままこの夏、能登空港が開港します。みなさんをお連れになって、1度お越しくださいませ。和倉温泉に加賀温泉郷・・・北陸の海の幸を御両親様と味わってみてくださいまし。いしかわ動物園でライオン君も待っているかも(笑)。 / 和代 ( 2003-01-18 08:10 )

2002-12-22 日本経済の行方

例年ではあるが風邪が流行っている。各地で、学級閉鎖があると報道で聞いた。小生も、一週間ほど薬の世話になっている。喉の痛み、発熱、倦怠感などである。

一昔前、アメリカが、クシャミをすると日本が風邪をひき、アメリカが風邪をひくと日本は肺炎になると言われたものだ。アメリカ依存の戦後経済は、憲法も経済もはたまた、思想、価値観まで大きく影響を受けた。帝国主義からの脱却は、経済を目覚しく発展させた。アメリカの意図とする政策であった。当時の世相は、好景気があると「神話」から名をとり、「いざなぎ景気」などと呼んだ。

戦後、最初の景気は朝鮮戦争による、特需であった。今、奇しくも拉致問題が賑わせているが、大国、ソ連とアメリカの覇権により、憂き目をみたのが、38°線で有名な南北朝鮮問題である。拉致問題の遠因には、大国の覇権があったのだ。
経済は、右肩あがりになり、社会保障の整備海上損保、生命保険など立ち上げ明るい未来が待っていると、誰しもが考えた。

NHKでヒットした、「プロジェクットX」もこの時代を象徴的に紹介した番組である。
アメリカの経済学者「マークルーハン」は著書の「ばら色の未来論」の中で、日本はやがて世界一の経済大国になると予言した。日米経済摩擦も日本のあまりの貿易黒字により引き起こされた。日本は、昭和48年に石油ショクを受けたが、これも、アメリカが中東に規制と操作を行ったものだ。経済成長の影でアメリカは絶えず日本をけん制した。

一方、世界ではいつ果てるとも知れぬ、大国による東西冷戦がつづいた。このころ、「ソニー」「ホンダ」のブランドが世界を席巻した。そして、産業を支えた石炭、造船が斜陽となり繊維、家電、自動車が台頭した。作家の堺屋太一は、重厚長大から軽薄短小に移行すると予見した。堺屋は大坂万博を成功させた男である。
日本の経済を語るときアメリカを抜きに考えることは今後もありえない。稼いだ外貨で、世界から穀物、鉱物資源を買いあさってきた。21世紀はそのツケを払わせられるだろう。

東南アジア、オセアニアに行けば、ハゲ山が多く見られる。保水力を失った山は、しばしば洪水を起こす。資源不足と貧富の差が招来させた問題である。実質経済を無視し、マネーゲームに狂奔したのが「バブル」。にわか成金が、跋扈した。株価は、3万円台で推移した凡そ600兆円の金が列島を揺るがした。規模は、現在3分の1以下になり8千円台まで落ちた。実体経済を支える余力すら失った。

現在の内閣、小泉政治は事実上何も解決できないまま絵空事で終わりそうだ。科学と経済はスタッフできまり、高いコストと時間がかかる。一過性の手法では出来ない。10年以上前から、自殺者が毎年2万人以上出る事を私は、憂慮していた。最近やっと報道されるようになったが、おそらくこれも一過性であろう。
一つの命は全地球より重い、とある人がいった。実際、どうだろうか疑わしい。

我々は、追い詰められた、経済を直視し日本の経済状況、打破のため微力を尽くそう。あとに、つづく皆のために。


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「朝鮮半島も日本も」東西冷戦のあだ花で。こんなに踏みつけられて全てを洗脳するようにカルチャーまで侵害されたのはかつてのインディアン達や黒人の奴隷達以来だろうと思います。それに気づいている人があんまり居ないのが辛いけど。 / おおえやま さくら ( 2003-01-16 19:58 )
台湾のリトウキさんがとても良い経済政策を打ち出していたけど、日本は無理だろうな。アメリカが介入してくる。マクルーハンの「グローバル」とう言葉が本格化して来ました。Networkの技術が進むことによってかつては宇宙戦争が起これば一体になると言われていた地球が今内発的に一つになろうとしている。その主導権を握ろうと思っているアメリカが今中東のコントロールのイニシアチブルを日本と同様遠くにある占領国として、取ろうというのはばかげていると思いました。 / おおえやま さくら ( 2003-01-16 19:57 )
はじめまして〜「アメリカが、クシャミをすると日本が風邪をひき、アメリカが風邪をひくと日本は肺炎になると言われたものだ」そういえば言ってましたね〜。アメリカ依存というか、日本はアメリカの属国だと私は思っています。戦後と戦前では全く違ってしまったと。 / おおえやま さくら ( 2003-01-16 19:54 )
ステキなサンタさんにもなれるのですね。←日記の中身に関係ないけど。。。 / 和代 ( 2002-12-27 06:08 )

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