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奈広の「何にしても暢気。」

斟酌のできる人間になりたい。
苦しくても、生きているのならば。
不器用は、不器用なりに。
前に進む力をあげられるように。
意味なく人を傷つけないように。
それを守りきる事が、僕の目指す強さ。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2005-07-10 バイトが終わって…
2005-06-29 『ベル』
2005-06-26 続・あーるぐれい
2005-06-22 あーるぐれいのしふぉんけーき。
2005-06-17 58記事の歴史 其の一。
2005-06-16 其の二。
2005-06-12 男の洗い残し。
2005-06-07 誰にも知られず
2005-06-05 「紅樺の影」
2005-06-05 最近の駄文っぷりは


2005-07-10 バイトが終わって…

くたくたで外に出る。
気分で履いてきた下駄を鳴らして、ほんの少しだけ気分が和らぐ。
明日も明後日もバイトかと思い、気が滅入る。
学校のために頑張っているけれど。
今まで沢山の大切なもの、時間を置いてきた。失くしてきた。
そこまでして頑張る必要なんかあるのかな。
大切なものを失ってまで、やりたい仕事なのかな。
バイト先の人間関係も曖昧で。
俺の事なんか、少しだけ仕事が出来る人間くらいにしか思ってないんじゃないのかな。
人間としての俺なんて。
そんな風に考えていたら。
西の空に夕焼けが映えていた。
随分と見ていなかった夏の日の夕焼け。
昼間の暑さを名残惜しむ気温と、少しだけ涼しい風。
夏の記憶がほんの少し胸を痛めたけれど。
また明日からも頑張ろうと。
そう思えた。

先頭 表紙

ぢつぞー様Шありがとうございます。そんな風に思ってくれる人が、同じ空の下にいるんだなと思うと、心強いです。 / 奈広 ( 2005-07-19 00:55 )
誰もが、たくさんのたいせつなもの・じかん。置いてきたり。失くしたり。。総てを、手にいれる事は不可能です。ぱんくしてしまいます。私たちは、そんなに容量がないのです。“人間としての俺なんて。”・・・私は、奈広さん。あなたに出会えて、よかった。(^^)そう、おもっています。 / ちづぞー@自分の価値は、自分で決める。 ( 2005-07-14 09:34 )
なひろ、とよむのですね。(^^)お答えくださってどうもありがとう。・・・無理に、立ち直らなくっても、いいんんじゃないかな、、そのまんまの、奈広さん。で。 / ちづぞー@笑えるようになって、よかった♪ ( 2005-07-14 06:54 )
追記:遅ればせながらお答えします。“なひろ“と読みます。 / 奈広@気付くのが遅くてすいません ( 2005-07-13 11:47 )
ぢつぞー様Шベコベコになって、少し休んで、また笑えるようになりました。立ち直らなきゃいけないのも大変ですよね。(苦笑) / 奈広@ありがとうございます(^-^;) ( 2005-07-13 11:33 )
・・・おちこむとき。って、地の底までいっちゃう気分、に、なるですよね。確かに。(苦笑) / ちづぞー@(´・ω・)ノ〃ナデナデ ( 2005-07-11 10:20 )

2005-06-29 『ベル』

エスカレーターを昇って、大きな窓のある改札内。
その窓に向かって立っている背の高い男性と、
男の背に回っている手しか見えない小柄な女性。
最終電車がでるまでのほんの数分、
彼らは抱き合って、
ほんの身じろぎもせずにいる。

別れるのが切なくて、
また逢える日が明日なのか、
まだ先なのか、
もうないのか…。

ただ、愛しくて。

アナウンスが鳴り響く。
男性から離れる。
女性は一度離れ、
もう一度抱きしめる。
男性は優しく女性の頭を撫で、
女性は男性の顔を見上げる。

ただ、愛しい。

そしてベルが鳴る。

先頭 表紙

2005-06-26 続・あーるぐれい

前回の日記で『紅茶が多かったから失敗した』と記載した。

あの後色々と調べてみたところ、どうも油がいけなかったらしいことが発覚。

因みに健康エ●ナ。

無駄にリッチだと思ってしまうのは貧乏人のサガだろうか…(涙)

ともかく、ただのサラダ油にして再チャレンジ。

今回はチョコ生地を混ぜたマーブルシフォン…。

結果、成功を収めました!

油がこんな密接に関係するとは…。

お菓子は奥が深い!

先頭 表紙

健康エ●ナをつかっていたんですか〜。細かいこと。は、わからないけれど、、エ●ナは体脂肪になりにくいように加工・精製されていますから、、その過程での「何か。」が紅茶の成分と反応したのかもしれませんねー。 / ちづぞー@あ。ウチにも確かあったな。。 ( 2005-06-26 07:03 )

2005-06-22 あーるぐれいのしふぉんけーき。

前述のとおり、私はお菓子を作る。

専ら焼き菓子だが、気が向くとババロアやら羊羹やらも作ってみたりする。

そんな私の鬼門。

アールグレイのシフォンケーキ。

未だに一回も成功の例を見ない。

分量が違っていたり、焼きが足りなかったり、散々苦労をかけられる。

昨日の朝。

クラスメートの誕生日と言うことで、再チャレンジを試みた。

…あえなく失敗。

紅茶液の量をうっかり多く入れてしまっていた。

『あれさえなければ完璧だったのに…。』

眠気と茹だる暑さに耐えながら、バイト、学校を終え。

気付くとリベンジ用の卵が…。

あぁ…

珈琲に続き、お菓子中毒になっているやも(泣)

先頭 表紙

2005-06-17 58記事の歴史 其の一。

今日はバイトの後、学校にも行かず、買い物をしてからバイト先の女の子とお茶してた。
何故サボったかと言えば、体力的に辛かったから。
…それと、夏が近づいて前の彼女を思い出して鬱々していたから。
整理がだんだんとついてきてはいるけれど、どうしても気持ちが揺らいでしまう。
そのことを相談しようと、彼氏持ちの女の子をお茶に誘った。
結論から言えば、『もうどうにもならないんだから。次にいこう?』との事。
自分が間違っていた所も指摘されて、反省した。
少し整理のついた事をここに書き留めておこうと思う。
全くの私情で申しわけない事を先に述べておく。


私は、やっぱりまだ貴方が好きなんだと思う。
今の貴方を見ていない私にそれを言う権利はないのだが、どう考えてもやっぱりそういう結論に至る。
私にとって貴方はもはや記憶の中にしかいない。
楽しい思い出の貴方に恋をしているだけ、つまり、思い出に浸っているだけで全く違う感情なのだと考えた。
そうすると、少し割り切れた。
でも、不思議と割り切れない部分があった。
「別れて復縁」が二回ほどあった。
そのせいで「まだ可能性があるんじゃないか」と考えている自分が残っているんじゃないかと疑った。
だが、もう会えない、会っても悲惨な結果にしかならないと確信している自分がいた。
こんな自分がいて、到底前者の自分がいるとは思えない。
じゃあこの割り切れない部分は何なのか?
きっとこれは、積み重ねてきた想いなんだと感じた。
たくさんの時間を共有して、たくさんの言葉を交わして、たくさんの思い出を作った結果、積み重なっていった想い。
知り合ってからは八年。
生きることに不器用な私が、半年で拭える質量じゃなかったと今更気付いた。
それを無理やり拭おうとしたから、私は間違ってしまったんだ。
約束を破って会いに行ったり、気持ちをきちんと確かめず付き合って散々傷つけて別れてしまったり、人に当り散らしたり。
確かに、凄くショックな出来事だった。
悲しくて悲しくて、とても一人じゃ受けとめ切れなかった。
でも、「頼ること」と「立ち直ること」は全く別のものだと教えてくれた人がいた。
受け止めきれない事実を人に話すことで軽くすることはいいことだ。
でも、立ち直ることは自分の中からやらなきゃいけないことで、それを人に委ねる事はあまりに無責任でとても悪い。
私は、貴方と付き合っていた間ずっとそうしていた事を理解した。
とても申し訳なくて、とても悲しくなった。
貴方は、私の無責任な行いをどれだけ受け止めてきてくれたんだろうと。
それは、どんなに大変だったんだろうと…。
詫びる気持ちは多々あるけれど、私は、貴方に感謝したい。
今日に至るまで、自分の悲しさばっかり綴ってきてしまった。
貴方だって辛かったのに、責めるような事ばかり書いてしまった。
貴方は、別れると決めたその日に、「私といた日々は楽しかった」と言ってくれた。
貴方がいい女だと、私は認めざるを得ない(苦笑)
私は落ち着いてありがとうを言うまでに、半年以上かかってしまった。
まだ会えるうちに言えていたら良かったなと思う。
それは出来ないから、まだこれを見ていると信じて、ここに書く。
貴方への、感謝の言葉。

先頭 表紙

鳥様Ш沢山傷つけてしまったんです。鈍感で我儘な私は、それに気付けなかった。ここに感謝の言葉なんて、本当はおこがましい限りなんです。だから、感謝であり、精一杯の償いでもあります。 / 奈広@重たいですね(苦笑) ( 2005-06-22 01:12 )
ものすごく好きだった人のことをスッパリと忘れるのって難しいですよね。分かります。 私はあまり恋愛経験がないので、あまり何もいえないのですが・・・ 別れた前の彼女に感謝できるって素敵。 / ( 2005-06-19 16:10 )

2005-06-16 其の二。

奈広より。

貴方が私を認めてくれる時が何より嬉しかった。
貴方は私に辛口で、結構凹まされては頑張らなきゃと思っていた。
でも、口にしないだけで、たくさん認めてくれていたんだと、最後にわかった。
「あんたとの思い出は楽しかった」と言ってくれてありがとう。
沢山心配してくれて、申し訳なかったけど、ありがとう。
貴方の周りの色々なことを話してくれてありがとう。
聞いていて、楽しかった。止まらないと大変だったけどね(苦笑)
音楽や本、他にも色々な知識を共有させてくれてありがとう。
ライブ、Aの席で聴けたら最高だったね。
寂しいとき、私といたいと思っていてくれてありがとう。
でも、私は私の生活も大事だったから…いや、もう少し努力できたか。
「大学祭中の貴方を支えてくれたのは私だった」と言ってくれてありがとう。
貴方の夢を支えられたのはとても誇りに思えたし、嬉しかった。
今年は貴方たちがメインだし、最高の大学祭になるね。
こんな風にありありと思い出せる七年を一緒に過ごしてくれて、ありがとう。
もう少し『本音の』話し合いが必要だったのかもね。(苦笑)
沢山の笑いを、驚きを、喜びを共有できたことが凄く幸せでした。
ほんの些細なことで感情を顕にする貴方を見てると、感覚豊かな人だなぁと感心ばっかりしていました。
貴方が探してくれた黒い靴は、今も綺麗に残っています。
正直見つかるとは思わなかった。一生懸命探してくれて、ありがとう。
楽しい日々でした。
貴方のことが大好きでした。
今日この記事をもって、貴方のことを前向きに忘れる努力をしようと思います。
想いが消えるのに苦労するだろうし、時間もかかりますけどね。(苦笑)


「今更…」と呆れているだろう、いい女の、貴方へ。

先頭 表紙

ぢつぞー様Шはい。長い長い時間を共有した、素敵な、恋でした。 / 奈広@そちらにお邪魔しました♪ ( 2005-06-22 01:14 )
素敵な恋を、なさったんですね。。 / ちづぞー@しみじみ。。 ( 2005-06-19 07:16 )

2005-06-12 男の洗い残し。

最近衝動買いした本で「ダーリンは外国人」がある。
惹かれたのは、作者のダーリンが外国人で語学マニアだから。(日本語もぺらぺら)
…というと友人に『やっぱりお前も語学マニアか』と言われそうだが。(苦笑)
確かに、自慢ではないが漢字検定二級より上を目指し、わざわざ辞書を購入する始末ではある。
他の国の言葉もわかったほうが面白いと思うし。
だからそういった理由で、他国から見た、又は日本から見た外国の語感の違いを知りたくて買った部分もある。

その中の一コマ、『いい旦那様』についてのエピソード。

作者が『彼はいい旦那様ですか』と聞かれ、『んー…うん、そうですね。』と答える。
家に帰って一緒にいた彼は『僕はいい旦那じゃないんだね…』と落ち込む。
そうじゃないよと作者はいい、続けて、いい旦那様の価値観を言う。
『家事をやったりとか、そういうのがあるから…』
そこで彼は洗物をするようになるのだが、洗い残しを作者は指摘する。
他にもあれこれと注文をつける作者に、『努力するけれど、任せたのだから僕なりにやらせてほしい』と彼は言う。
普段から途中変更に文句を言わない彼を思い、『ま、いっか』と思うようにする作者。
少しやっておくなどの事で、ストレスは随分溜めなくて済む訳だ。

ここの洗い残しについて。
予備校時代の友人の話にも、母親にも、前の彼女にもでてくる『男の洗い残し』。
「やるなら綺麗にやってよ」と怒られ、友人の彼も怒られていると聞いた。
確かに普段しているわけじゃないのだから言われても仕方がない。
でも、決して洗い残したくてやっている訳じゃないのだと解ってほしい。
かく言う私が今日、お菓子を作ろうとして気付いたのだ。
『なんかボウルがべとべとしてる…』

べとべとした茶碗や皿で何か食べるのは嫌でしょう?
洗物をする男性方、それを胸に頑張りましょう!
女性の方々。

見守ってやってください…(泣)

先頭 表紙

ぢつぞー様Шはじめまして!洗い物って…実は凄く技術が必要なんですかね?(苦笑) 「ダーリン〜」は面白いですよ!続巻も買ってしまいました♪ / 奈広@お越しいただきまして♪ ( 2005-06-17 01:51 )
奈広sさん、はじめまして。ちづぞーともうします。(^^) ・・・あちこちリンク踏んでまして、、どこから来たのかはちょっと(^^;ですが、洗い残しは。。わたしもです!(爆)「ダーリンは外国人」気になっていた本です、。やっぱり、おもしろいんですね〜。い、いずれ購入だなー。奈広さんの記事で決定。です。(笑) / ちづぞー@はじめましてです(^^) ( 2005-06-16 22:47 )
摩人様Шいや、もうガツンといってやりましょう! 後で泣かされる覚悟で!(笑) / 奈広 ( 2005-06-16 00:42 )
朽木様Шようこそ、わざわざお越しいただきましてありがとうございます。私も、貴方の自己分析の仕方に親近感を覚えました。(苦笑)宜しくお願いします。 / 奈広 ( 2005-06-16 00:39 )
洗い残し? 文句があるならアンタが洗いな!と言ってやりましょう♪ ちがうか(苦笑) / 摩人 ( 2005-06-12 23:30 )
つっこみありがとうございます。この記事じゃあないのですが、[声とか仕草が女っぽい]という所に親近感が湧きました(笑)これからもよろしくお願いします。 / 朽木夕介 ( 2005-06-12 22:59 )

2005-06-07 誰にも知られず

誰にも慕われず、誰にも愛されず。

そんな風に生きていくことは、どんなことだろう。

辛いだろうか。

いや。

その暖かさを知らなければ、辛くないのだろうか。

それとも。

人は本能でそれを羨むのだろうか。

もしそうなら。

どんなにか、愛おしいものだろう―…。

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2005-06-05 「紅樺の影」

金曜、午後四時。
気だるい暢気な雰囲気に包まれている車内。
電車は、田園地帯を抜けていく。
大きく緩やかなカーブに差し掛かる。
車体が西に傾く。
差し込む夕の陽を背に、私は座っていた。
「あぁ、今週も終わったなぁ。」
帰りがけに買った続き物の漫画を読みながら、心の中つぶやく。
フリーペーパー製作の契約社員としてはじめた一年。
成績は上々で、継続が決まって二年目。
取り敢えずは落ち着いた生活だろうか。
今の仕事は好きだし、これからも続けていく。
社員の人達にも可愛がられてる。
これといって不満のない生活。
結婚も恋人も、今暫くは要らないし。
「面倒なだけだものなぁ…」
友人たちは何かと忙しいようだが、そこまで振り回されて楽しいんだろうか。
一人の孤独はわかる。
でも、私はそれが縋るようで嫌だ。
所詮人は一人なのだ。
寂しさも孤独も、ほんの一時の感情にすぎない。
恋は不幸な事故、結婚はそれを無理に繋ぎとめようとするもの。
誰が言っていたかは忘れたけれど…。

そんなことを考えていた私の、斜め前。
二十歳前後、少し痩せ気味の男が座っていた。
西日のちょうど当る席。
何かが反射し、その光が思考を中断させた。
鏡でも持っているのか。
私は顔を見上げた。

反射したのは、彼の涙だった。

電車の進行方向を向いたまま。
怒っているような、笑っているような、悲しんでいるような顔で。
拭う素振りも見せず。
頬を伝って、雫となり、落ちた。

私は、男が今見たように泣く姿をはじめて見た。
酷く動揺した。
泣いている理由ではなく、電車内だからではない。
ただその情景に怯えた。

(続)

先頭 表紙

2005-06-05 最近の駄文っぷりは

本を読めという衝動の裏返しなんだろうか…。

たしかに最近読んでいない。

つか明日からテストだし。

…や、やらなきゃ!

先頭 表紙


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