夕食は、他のチャイニーズのおじちゃんがレストランに誘ってくれてご一緒させてもらった。
そしたら、そのおじちゃん、ナント日本語がペラペラ。
なぜ、もっと早く手を差し伸べてくれない!
と、思ったのは、もうしばらくしてからで、その時は、ただただ、安堵感で一杯だった。
空腹も満たされたし・・・
さて、次の朝、頑張って早起きをして、4時集合のバスに乗り込みました。
バスは、一路グランドキャニオン(パンフレットによると大峡谷)へ向かった。
夜が明けたあたりから、空腹感が我慢できなくなってきた私は、例の青年に
「何時ごろ、レストランに行くの?」と聞いてみた。
すると、青年は、あろうことか
「朝食は、昨日のうちに各自が調達しておくことになっている」
なんてショッキングな事を言い出し、自分はおもむろに菓子パンを食べ始めた。
なぜ、教えてくれない!(怒)
そんな最重要事項をなぜ? ひどいぢゃないの!!
食べ物の恨みは怖いんだからねっっっ!
と思ったが、やっぱり口から出てきたのは
お〜まいがっ! あいむべりぃはんぐりぃ
という弱気な言葉だった。
はじめのうちはショックに打ちひしがれていたが、空腹は襲ってくる。
私は涙ながらに(うそです〜)、バスガイドに訴えた。「I'm very hungry !」
そしたら、バスガイドはなにやら中国語でアナウンスをした。
直後、バス中から、パンだの菓子だのが、大玉送りのように送られてくるではないの!
もう、大感激っす。思わず立ち上がって
さんきゅう、さんきゅう!
と感謝の気持ちを述べた私だった。
たとえ、そのパンがまずくっても・・。
その四へつづく ・・・旅はまだまだ2日目早朝よ |