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YIN‐NER WORLD

【他言無用です。無断転載はご遠慮下さい】
現場に出て5年を過ぎましたが、まだまだ修行中。
相変わらず忙しいのか忙しくないのか良く判らない日々。

2010年夏の別荘

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-12-24 器に入ること
2001-12-24 通院できないときは…
2001-12-23 本年最後の強行軍;
2001-12-16 でもたまには「今日」のことも
2001-12-16 「日記」とはいうけれど
2001-12-16 私の買物
2001-12-16 ひとりで決めてしまう前に
2001-12-15 院長の買い物
2001-12-15 アヤシイのかしら;
2001-12-14 また夢…;


2001-12-24 器に入ること

医療機関は、ひとつの治療の器だと思う。
器だから、入っていただく必要がある。
入院も、通院も、ひとつの治療の枠組に入ることだと思う。
入る際はそれなりの、覚悟をして欲しい。
一度は、きちんと「病気」になって欲しいのである。
どうも、きちんと「病気」にならないと、「治る」という方向性が
はっきりしてこないようだから。


中には「私は病気ではない」ということを
言ってもらうために来院される方がいるが、
それでは治療にならない。

通院させることで「この人は病気だ」と証明するために、
患者さんを連れてくる人がいるが、
側にいる人にそういう視点を持たれては、
患者さんが安心して枠に入れない。

まれに、時間外に診察を求めたり、夜中に電話したりして、
医師やスタッフを振り回す患者さんも
おいでだけれど、そういう方もなかなか治らないと思う。

病院は「器」だと思う。
利用するなら「枠に入って」欲しい。
「道具」として中に入らずに利用しようとすると、
うまく機能しないような気がする。

温泉か何かだと思って、一度はどっぷり浸かって、
身を任せてみてください。
暫く浸かって、どうしても合わないようだったら、
主治医に相談してください。
一番大切なのは、誠意と信頼関係だと思う、今日このごろ。

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温泉かぁ。そう考えると、おもしろいですね。(そしてすぐ、温泉卵や温泉まんじゅうを連想する私。) / 菜種 ( 2001-12-24 21:04 )

2001-12-24 通院できないときは…

「通院したいのに、家から出られない状態のときはどうしたらいいのでしょう・・・」

そうですね。
何らかの理由で通院できなくなったとき…

クリニックで一番心配していることのひとつが、これ。

家族の方でいいから、知らせてくれたら大変有り難いのに。
…こちらから、アプローチをすることは、まずできないから。

(ケースワーカーとかがいるような病院だったら、ワーカーさんが動いてくれるかもしれないけれど)

所詮クリニックは一つの治療の器にすぎない。
来ていただく必要がある。
特に私の勤めているところなどは、
院長一人で診察しているから、
往診もままならないし。

ある程度重い症状のある場合、
患者さん以外のどなたかが、
万一の時に動いて下さると、とてもあり難い。
更に言うなら、
出来ることなら、
病気に関して「利害関係」を持ち合わせない方の協力が欲しい。
本人の治療を純粋に念頭に置いて動いてくれる、
キーパーソンがいて下さったらなぁ…と思うことがしばしばある。
こういう方の存在の有無が、予後に影響することもあるし。

それから。
「黙っていかなくなったから、もうあそこには行きづらい」
…なんてことは、あんまり考えないでください。
そう思ってしまうのは「症状」の一つかもしれないのだから。
こちら側も「症状」見なして、
余計な感情を挟まないことを心がけていますから。
医療機関はよほどの理由がない限り、拒まないはずです。
悪くなったら、治してもらう権利もある。
勇気をだして、ご連絡ください。

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菜種さま、やっぱり…医療系とは思っておりましたが。頑張ってください!! / YIN ( 2001-12-25 04:20 )
医療ソーシャルワーカーを目指しているので、雇ってくれます・・・? / 菜種 ( 2001-12-24 21:02 )

2001-12-23 本年最後の強行軍;

寝溜めと食い溜めはできない…けど、
日記は書き溜められるだろう、とタカをくくっている私;

さて、先週は木曜の午前零時過ぎに高速バスにのって、
上京いたしました。
東京についたのが早朝だったので、一旦実家へいきました。
でも、メールで知らせておいたのに、チェーンがかかっていて…
ちょっと悲しかった。
起きてきた母にウドンを作ってもらって食べ、とりあえず2時間ほど仮眠。
そのあとまた出かけて、久し振りに師匠にお会いし、その後学校へ。
カンファに出席し、用事をすませて、
ウチで早めのクリスマスディナー。
毎年恒例の七面鳥を堪能しました。
シュトーレンも食べたし。
翌日は、近くの病院で健康診断を受け、
いつもの歯医者さんに行き、
そのあと、某研究所の講義に出席。
その後再び夜行バスで、
家に帰ってきました。

この日は4時前に降車場に到着。寒い〜〜!!
タクシーで部屋にかえったのだけど、
部屋のなかのものが冷えきっていたので、なかなか暖まらず。
やっと寝つけたとおもったら、もう7時;
出勤しました……(涙)
そのあとスポーツクラブにいって、今年のフィットネス納めをしました。
がんばったので、FLOのプリンとモンブランを買って帰宅。
でも、その日は雪が降っていて、気分はすっかりお鍋。
お鍋にあわないケーキは翌日に持ち越した(汗)


…そして、今日、そのプリンを朝食後に食べました。
美味しい〜〜!!
でも、濃厚すぎて、ちょっと胸ヤケ;

…とかなんとか言っている間に
「ピンポン」と宅急便。
実家から…私の忘れた母手製のシュトーレンと、
和菓子(何故?)や母の旅行土産のスープの素が…
あ、ハンバーグも入ってました。
母のハンバーグ、久し振り。
温野菜とスープを作って夕食。
やっと週末の気分になりました。

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…師匠に会いに行く前に、イセタンのプリクリでお買い物もしたっけ;; / YIN ( 2001-12-24 22:01 )
あ、そうだ、歯医者さんに行ったあと、講義のまえに「千年の恋」も見たんだっけ; / YIN ( 2001-12-24 20:39 )

2001-12-16 でもたまには「今日」のことも

…NHK大河ドラマの総集編をみました。
総集編…今年もおわりなんですね(しみじみ)。

いろんなことがあったなぁ…今年は。
今年の初めに考えていたことと、
12月の今になって思う事が全然ちがっていて、
愕然としてます。

大河ドラマも、はじめは渡辺謙が目当てで見ていたのに、
何時の間にか渡部篤郎が本命になっているし…(違うって;)

…そろそろ来年以降のことも考えないとなぁ…
ああ、やっぱり「今日」のことじゃないじゃん!<私;

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名字が似てるから、よしとしましょう。 / 菜種 ( 2001-12-17 02:04 )

2001-12-16 「日記」とはいうけれど

毎日2〜3つも書いているような(笑)。
それも、時制が狂っている…今日のことは書いていないし;;

…数日前のことでも、ふっと頭をよぎるとその事を書きたくなってしまう。
書かないと、頭の中で延々と無限ループを続けるので、
「えいや」っと書いてしまっています。

そんなわけで、2、3日前のことと、数ヶ月前のことと、
…ときには数年前のことも、ごっちゃ混ぜです;<私の「日記」
記録としては、全く役にたたないじゃん(爆)。

でも、これは紛れもなく「今日の私の頭の中」にあったものですから、
…ってことで、いいのかしら。

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かまへん、かまへん。 / おとじろう ( 2001-12-19 13:35 )
菜種さま、そして、とりあえず、この狭い頭のなかを掃除するため、ですね。 / YIN ( 2001-12-17 22:20 )
文字にして、文章にまとめることに意味があるのですよ。(たぶん。) / 菜種 ( 2001-12-17 02:05 )

2001-12-16 私の買物

実は買物ダイスキーです。
いや、お金が無ければないで
別に買わなくても平気なんですが…食料以外は;

余力があると、まず本とか雑貨を買ってしまいます…
さらに余力があると、化粧品と服とアクセに………
で、気分的経済状態は変わりません(苦笑)。

今日も、パスタ皿をかいに行ったら、
綺麗なタイルがあったので、買ってしまいました;
コーヒーポットでも敷こうかなぁ…
ささやかな楽しみってことで。

まぁ、こちらに来てからは、
はあまり物欲を刺激するお店もなかったおかげで、
無駄遣いを比較的せずに過ごしてきたのですが…。

先日、愛用している指輪のひとつを買った
●NASAZI―SANTAFEから
バースデーカードが届きました。
今月内にいくと2割引!!(←すごい誘惑)

…月末は帰省する私。
しかも表参道に行く用事もあるのです。
しかも、定額預金が満期になって、手元にある。
危険危険ーー;;!!!

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菜種さま、ふつーの、少し深さのある、白い無地のお皿です。…だって、あと、何につかうか、わかりませんから;; / YIN ( 2001-12-17 22:19 )
どんなパスタ皿にしたのでしょう・・・?坦々麺用ですね! / 菜種 ( 2001-12-17 02:07 )

2001-12-16 ひとりで決めてしまう前に

ココロの病気の治療中は、
大きな決定はできるだけ、先に延ばした方がいい。
病気に影響することがあるし、
病気がその決定に影響を及ぼしていることもある。

サイコセラピィでも、精神分析学派などでは、
治療中に人生上の重大な決定は原則として、
してはいけないことになっている。
そういう治療契約を治療者と来談者が結ぶのだ。
もしも、どうしても決断が必要なときには、
少なくとも事前に治療者に相談しなくてはならない。

「自分のことは、自分が一番よくわかっている」とか、
「自分の勝手だ」とか思うかもしれないけれど、
その自分が不安定になっている時には、
できるだけ、環境の変化は避けたほうがいいと思う。

うつ病の方が「仕事を休んで会社に申し訳ない」と、
退職しようとするのは、尤もなことだけれど、
その「申し訳ない」気持が強くなっているのは、
病気のせいかもしれない。
罪悪感が強くなる病気だから。
最近は理解のある会社も多いようなので、
まずドクターに相談して、休職の手続きをとったほうが、
賢明だと思う。

躁状態で、大きな買物をしたり、事業を始めるのも、
やっぱり危ない。
躁の方は自分のしたことをちゃんと覚えていらっしゃるから、
あとで躁状態を脱したときに、すごく苦しむのは目に見えている。
(この…は家族や周りの方に、気を配ってあげて欲しいです)

そのほかにも、
それぞれ病気によってケースはいろいろあるけれど。

そうそう、それから全ての患者さんに、お願いしたいのは…
薬が合わないと思ったら、遠慮なくドクターに話してほしい、
ということ。薬の種類は一杯あって、効き方もそれぞれ違うから、
仕方ない、と我慢すると、却ってよくないです。

それから、勝手に薬の飲み方を変えないで、
飲み方をドクターと話し合って決めて欲しい。
…どのくらいの量が効いているか、ドクターが把握できていないと、
あとで状態に応じて処方を調整したり、薬を変更したときに、
混乱が起きることも。

そして…
「良くなった」と思ったら、黙って来なくならないで。
まずは、「もう、大分良いと思うのですが」と、相談して欲しい。
「良くなったから」と自分の判断で来院しなくなって、
そのあと、また以前の状態に戻ってしまって来る方はかなり多い。
黙って予約キャンセルして来なくなると、
あとで患者さんご自身が戻って来にくくなってしまいます。
ドクターも患者さんの様子をみて、
どのくらいのペースで元の生活に軟着陸すればいいか、
考えてくれるはず。

…で、以上の相談にどうしてものってくれなくて、
「このドクターとはやっていけない」と思ったら、

…そのときは、「別の病院にかかりたい」と
そのドクターに相談してから、他の主治医を探してください。

先頭 表紙

おとじろう様、私も内科とかでは身に覚えがあります; / YIN ( 2001-12-24 19:37 )
良くなった、と思い薬を飲むのをやめたり病院行くのをやめたり・・・って覚えあり。 / おとじろう ( 2001-12-19 13:40 )
まみこ様、いらっしゃいませ。…ううーん、どうしましょう…。じゃ、次の日記までの宿題ってことで; / YIN ( 2001-12-17 22:23 )
通院したいのに、家から出られない状態のときはどうしたらいいのでしょう・・・・;; / まみこ ( 2001-12-16 23:22 )

2001-12-15 院長の買い物

クリニックにいくと、
カウンターの上に
ちいさなクリスマスデコレーションが。

サンタとスノーマンとトナカイとテディベアが
沢山ついた、とってもかわいいやつ。
(こういう時、デジカメがあればなぁ…と、つくづく思う)
左右に開くと、光に反応して、
灯りが点滅してクリスマスソングが流れる。

院長は「これが一番良いと思って。
店員さんが現物しかない、というから
『現物でいいです』って買って来たんですよ」
と開けたり閉じたり、いたくご満悦の様子。

た、確かにかわいい…のは認めるけど、
これ以上クリニックにBGMが増えるのも…;;
でもまぁ和むからいいっか〜〜〜。


さて、その晩のこと…

クリニックに忘れ物を取りに戻った院長は、
灯りをつけたとたんに鳴り出したクリスマスソングに
びっくらこいてしまったそうです。

開いたまんまで帰っていたんですね…<デコレーション;;

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2001-12-15 アヤシイのかしら;

今、受講しているコースでは、現場の臨床家だけではなく、
一般の方(心理療法に関心のある人達)も、参加している。

講師にこんな質問があった。
「夢ってそんなに信頼できるものなのでしょうか?」

言われてみれば、もっともな質問…。

講師の方は確かこんな風に仰っていた。
「昔は皆、信頼していたんですよ。
でも現代ではそれはなかなかできない。難しいです。
だから、実際に体験して、再発見していくしかないのです」

体得していくしか、ないんですよね。夢への接し方は。
本読んだだけでは、なかなか判らない。
私は幸か不幸か、大学生のときに、
夢を扱う教授に出会って、分析を受けてしまったから、
ほとんど抵抗なく入っていけたのだけれど。

別に、夢を素朴に信じているわけではない。
でもそれなりの接し方あることは、私も体験で知った。

精神分析を指向している方だったら、
夢を過去の外傷的な出来事とか、
治療者と来談者の関係とかに還元して解釈していくのだろう。

私の場合は、
夢をみていくときは、何かに当てはめるのではなくて、
「いま起こっていること」を知る…というのかな。
未来のことでもなく、過去のことでもない、
「今」ここで生じているプロセスをイメージとして見る感じ。
でも、夢扱うとアヤシイって思われてしまうんですよねぇ…。


…ところで、クリニックを受診される方のなかには、
カウンセリングを希望される方も多いけれど、
「2、3回で治るのがいいです」
っていうのは何なのだろう。
(ドクターもこれには首を傾げている)
それは、カウンセリング…にはならない。

カウンセリングを受けたいのなら、
最低半年…長いと10年単位と考えて欲しいのに。

薬を飲みたくないから、そう仰るのかな?
薬で治るような、単純私ではありません
…ということなのかな?
でも、2、3回で治るほど、
自分のことを単純だと思ってらっしゃるの?

ヒトってそんなに単純な存在ではない、と私は思うのだけれども。

先頭 表紙

カウンセリングって、日本人には、まだまだ一般的な歴史や認識が浅いのでは・・・? / 菜種 ( 2001-12-15 09:17 )
↓で、そういうセラピーは「何でも治ります」っていうんですよね…(汗) / YIN ( 2001-12-15 03:45 )
1回でン万円とか、システム化されててコースで数十万円とか…そういう方がアヤシイと、思うのだけれど。 / YIN ( 2001-12-15 03:44 )

2001-12-14 また夢…;

【これも時限掲載;】

……(前のほうは、あったのだが覚えていない)

私は年上の女性と一緒にいる。
この女性は私の先生(治療者)か何からしい。

彼女は私の身体のあちこちに触れる。
すると、その感覚に私は恐ろしくなる。
我慢していたが、とうとう、
その人に「触れられるのが怖いのです」という。
すると、彼女は「そうでしょう」というようなことを言った。
どうやら初めからそのことを知っていたようだった……



じつは私は、人に触れられるのが嫌いだし、
親密になることも、苦手だ。
身体接触さえも、極力避けていた時期がある。

…で、なんで面接やっていられるか?ときかれると……;;
まぁ、クライエントにもいろんな方がいらっしゃいますから…
面接には身体接触はないし。
プレイセラピーならあるけど(汗)。

珍しいのは、女性の先生。
私はいままで、男性の先生にしか、ついたことがないのだ;
夢のなかの先生もみんな男性だったのだ。
女性の先生は、はじめて…
ちょっと不思議。

先頭 表紙

菜種さま、こりゃぁ出演料払わないといけないですかねぇ…(笑) / YIN ( 2001-12-15 01:40 )
おぉ、今回私は、YINさんより年上設定なのですね。(勝手に・・・。すいません。)卒論の担当は、女性教官でした。かなり変わった方だったので、なかなか打ち解けられませんでした。いい人なのですが、不思議すぎて。 / 菜種 ( 2001-12-14 14:02 )

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