2003-07-27 辞表
2003-07-19 無縁坂
2003-07-08 次女のお誕生日
2003-07-06 悟り
2003-06-29 気持ち
2003-06-25 覚悟
2003-05-06 訃報
2003-04-24 今日の人物
2003-04-20 今日の雑感２
2003-04-19 今日の雑感

会社に辞表を出しに行ってきました。

売り言葉に買い言葉で
やめる事になってしまったけれど、
このきっかけを待っていたのかも。

このまま我慢していたら
自分がぼろぼろになってしまう。
逃げるといわれると
心が痛むけれど
時には逃げることも必要かも。
必要とされてもいないんだから。
人数あわせの為だけに使われるのは
もうたくさん。

先頭 表紙

地下鉄の湯島の駅を降りて、
上野恩賜公園を右手に見ながら左の路地を入ると
そこがあの無縁坂。
昔は格子戸の家が続いていたというが
今はしゃれたマンションが建っている。
車が一台やっと通れるくらいの細い坂を上っていくと
右手につたの絡まる古びた建物が現れる。
窓さえつたに覆われて
昼間だというのに明かりが付いているのが見える。
たいそうな時代物だと感心しながら見上げて、
ふと左側を見るとこざっぱりとリフォームしたらしい民家に気付く。
重みのある無垢のドアになぜか安心して角を曲がると
竜岡門に出て病院の入り口が見える。

入り口の案内の看護婦さんに教えられて受付を済ませると
教えられた２階の内科の総合待合所に入る。
待つ事約２時間。
予約を取ってあるというのに
何時まで待たされるのだろうとじれ始める頃
やっと名前を呼ばれて一番奥の診察室に入る。

思ったよりうんと若い女の先生で
事務的に話をする。
無理を言って書いてもらった紹介状をあけもせず
本人が直そうと思わない限り
自分たちが手伝える事はないと言い放つ。
確かにそうには違いないのだけれど
どうしようもなくてすがってきているというのに
なんだか冷たいな、とさえ思える。
下剤を多量に長年使い続けると
体からはカリウムが流れ出していく。
カリウムは心臓が正常に働くように促す。
ということは、
心臓がいつ止まってもおかしくない状態だと思う、という。
下剤常用、又は吐き続けることは
突然死を招く。

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次女のお誕生日でした。

喘息や事故で何度も入院し
失ってしまうかも・・・
と心砕けることも何度もあり
二十歳のお誕生日というのは
彼女よりもおそらく感慨深いものだったかも。

お誕生日のプレゼントは
以前からお誕生石と決めてあったので
ルビーのピアスにしました。
高価なものではないけれど
記念なので。
とても喜んでくれました。

それにしても
失うかも、と恐れた子が成人し
大丈夫と思った子を失うかもしれないとは
皮肉なものかも・・・

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最近、本当に腹が立たなくなりました。
自分でも、自分の変化に驚いています。
おかしなもので、私が変ると
娘の態度も変ったように思えます。
今までは、わざと怒らせることをしているように思えたのに
今では、遠慮がちにも見えます。

ホームドクターに言われた言葉を考えています。
今まで、いつも前向きな先生だったのに・・・
それだけ難しい病気だという事なのでしょうか？
癌よりも性質が悪い病気だというのでしょうか？
治らない病気なのかもしれません。
本当に心の病気は厄介です。
自分で治そうと本当に望まない限り
誰も治せはしないものです。

今回そういうものだとわかった気がします。
そうは認めなくなかったけれど・・・

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腹をくくったら
気持ちが楽になりました。
あんまり腹も立たなくなったし。
優しくしてあげられるようになったみたい。
ちょっぴり自分の変化にびっくりしています。

いつまで続くのかな。
いつまでも続くといいけれど・・・

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友人の息子さんが亡くなって、およそ２ヶ月たちました。

私にとってもものすごいショックだったし
彼女を慰めるつもりが逆に慰められ、
長女のことで話を聞いてもらったり
助言をもらったり、とどっちがどっちの日々でした。

虫の知らせ、というわけでもないですが
ちょうど私も病院めぐりしていたのでした。
でも、近くの病院ではどこも対応できず。
専門のところはどこも予約がいっぱいで・・・
とりあえず、７月に１件予約入れました。
紹介状が必要ということで
ホームドクターの先生にお願いに行きました。
けれど、予想に反して
ドクターの見解は厳しいものでした。

摂食障害の患者は雪だるま式に増えているのに
治療法が確定せず
患者の親ばかりが病院に押しかけ
患者は減らず
治る見込みも薄い、と。

ショックではあったけれど、
わかっていた事だったのかもしれません。
遠い病院にわざわざ行くというのも
ほんの少しの望みがあるなら・・・
と後悔しない為に行くのです。
洗脳されてしまった子を
取り戻すのにも似ている。

ドクターと話をしていて
私は腹をくくりました。

彼女はもう多分取り戻せない。
今のままの、体をいじめる生活を続けていたら
おそらく寿命を縮めるだろう。
親として放り出せはしないけれど
助ける事も出来ない。
寿命は人によって違うもの。
長く生きている事だけが幸せではない。
短くだって、思うように生きれば有意義なはず。
長くは生きられないと宣告されたようなものなのだから
彼女の思うようにさせてあげよう。
治療と称して病院に縛り付けるのは賢明ではない。
治る見込みが薄いのだから。
私はあきらめはしないけれど
私の価値観を彼女に押し付けるのはやめよう。

親としての義務を放棄したのではありません。
あきらめるつもりもありません。
けれど、病気をも彼女の一部と受け入れて
彼女を肯定してあげようと思うのです。
今までは否定ばかりでした。
それが彼女を苦しめていたのかもしれません。

その日が来ても
後悔だけはしたくない・・・

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メル友から長男君がなくなったというメールが来ました。

彼女とは一度だけ会った事があり
その時彼も連れてきていたので
他人事ではなくて
涙が出てきてとまりません。

彼もまた
私の長女と同じ摂食障害を持つ子でした。

繊細な少女みたいな雰囲気の子でした。
線がとても細くて
それがとても気になる子でした。
ああ、やっぱり、と思えてなりません。
神様が早く連れて行ってしまう子、
って言うのはああいう子なんだなあ。

ご冥福をお祈りしています。

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お店のカウンターに座っていると
実に様々な人から声をかけられる。

人物観察をするのにはおもしろいので
ここに少し書き留めておこうと思う。

今日の人。
商品POPを作っている私を
覗き込むように声をかけてきた人。
・・・あのう、ちょっと教えてもらっていいですか？・・・
ビルトインの浄水器について知りたいのだと言う。
どんな浄水器ですか？と質問しているところに
工事のO氏が戻ってきて一緒に聞いてくれる。

O氏は実際にはここのホームセンターの人間ではない。
設備機器の取引先の工事部の人なのだが、
この店がオープンするにあたって
群馬か埼玉の方から
拉致されるように連れて来られたのだという。
目下単身赴任中。
フィリピン人の奥さんとかわいいお子さんと離れ離れ。
給料の為とはいえ、お気の毒。
そちらの会社の事務所もまだないので
ここのお店に居候しているところ。
工事関係の話しが聞けるので
便利に使っている＾＾；

今日の人は年のころ３０歳くらい。
ぴしっとスーツを決めて
若手実業家風。
快活かつ単純そうで
育ちは良さげなお坊ちゃんかな？
今度横浜の方に新築のマンション購入。
ビルトインの浄水器と食洗器をつけたいのだと言う。
それのシステムがわからず
どうするのがいいか誰に聞いてもわからないので
途方にくれていたのだと言う。
O氏の説明を聞いて
大いに納得。
とても喜んで帰って行った。
こちらの儲けにはならないけれど＾＾；
この人の人生はどんなかな？
結婚するのかな？
新しい住居での幸を祈っています。

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食べ物で感じる季節感。

今年初めての○○。
今なら新茶、筍、グリンピースなどかな。

それとともに、今年最後の○○、っていうのもある。

生協で買った干し芋。
いっぱい買いだめてあったのに
それももう終わり。
季節が移ろうと
確実に味は落ちる。
今年のはずいぶん甘くておいしかったけれど
こんなに暑いくらいの日が続くと
さすがにおいしさも半減。
寒い中でこそおいしいっていう感覚があるんだなあ。

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お店の店員になって後もう少しで２ヶ月。

最初の目論見のインテリアコーディネーターの仕事は
ほとんどないに等しい。
それでもまあ、チャンスは自分で作るもの。

ここにいれば、チャンスは作れない事もないので
逃がさないように注意していようと思う。

それにしても
いろんな人がいるものだなあ、と感心する。
店のメンバーは、まあ気のいい連中の部類に入るだろう。
毎日些細な行き違いやら、すれ違いがあって
結構疲れるけれど
まあ、我慢できないほどではない。
出入りの業者の人たちも
気の毒になるくらい一生懸命だ。
仕事をもらうためには
大変だよね、お父さんたち。
問題はお客。
いいお客さんもいれば
とんでもないお客さんもいる。
ほんの少しの接触しかないけれど
人生を垣間見るような気がする。
気の毒な人生なのかな？
と思われるような人は悲しいね・・・

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