2002-10-03 黒光る

昨日ルミネthe吉本７じ９じを見た帰りの出来事だった。
私のダンダンは私の目の前でつり革につかまり、きっとダイノジの
「ソイヤーソイヤー！」ダンスでも思い浮かべていたことでしょう。
皺だらけのスーツを下から何となく見ていたらベルトあたりが
ビカッと黒光った。
バックルか！？いや・・アクティブに動いている。
このデカさ。
ゴキだ・・・・・・。
ダンダンの腹あたりで触覚を右ひねり左ひねりして更に上へと這い上がる。
私はダンダンが大のゴキ嫌いだと知っている。
深夜２時過ぎにゴキを見つけた彼は速攻コンビニへ行って
ゴキキラーを買ってきて平日だというのに明け方４時過ぎまで戦ったらしい。
今、この混雑の電車の中で彼に告げるにはあまりにも危ない賭けだ。
彼が奇声を発するかもしれない・・
その拍子に私の顔目がけてゴキが飛んでくるやもしれない。
幸い、もうすぐ下車する駅に近づいてきたので私はゴキがそれ以上
それ以上、上に行かないよう祈った。

しかーーーーーし！
ものの２秒程でゴキはアクティビティーに彼の首元へ一気に駆け上がる。
アハーッ！
まだ気づかない。
その後一気にゴキはつり革をつかまる彼の手の平まで駆け上がった。
そうかーそうかー上昇志向なのだな。チミは。
ついに、ダンダンは気づき、「ウワッ！」と意外に普通のリアクションで
振り払った。
私たちの周りは蜘蛛の子を散らすように皆一様に席をたつ。
私もゴキが下に落ちたことを確認し、無事ホームへおりた。
その後の車内はしったこっちゃない。

今日の新喜劇イマイチだったけど、これが落ちだったのね・・と
ちょっと嬉しい気持ち。

その後家に持ち帰らないよう互いのカバンを全部探して
ターンまでして背中までチェックし合い、帰途に着いた。

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