2003-04-09 と○○
2003-04-08 雲散霧消
2003-04-07 あやしい官製報道
2003-04-06 やる気ないけどやってます
2003-04-05 あにき来了！
2003-04-04 セクシー大根
2003-04-03 桜の咲く季（とき）に�B（続・SARS流行に想う）
2003-04-02 桜の咲く季（とき）に�A（巨星落つ）
2003-04-01 桜の咲く季（とき）に（SARS流行に想う）
2003-03-31 なぜ九龍をクーロンと読むのか？（再考）

←と○○

○の中に、お好きな文字を入れて下さい。

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米軍が、バグダッドの大統領宮殿を占拠しましたね。
いよいよ、フセイン政権もおしまいでしょうか。

しかし、そもそもイラクが国連で問題にされたのは、大量破壊兵器の有無に関してだったような気がします。
それが、いつの間にやらフセイン政権打倒にすり替わっちゃってますねえ。
しかも、今のところ、大量破壊兵器は見つからず、フセインの行方もわかりません。

何なんでしょう？

だいたい、民間人の被害を最小限にする、なんていう米国のお題目に、私は納得がいきません。太平洋戦争の時に、焼夷弾やら原子爆弾やらを雨霰のように降らせて、民間人の大量殺戮を行ったくせに。
それに、敵の兵隊なら死んでもかまわないという論理にも、敗戦国日本の兵隊（中国で戦死しました）の孫としては、引っかかるものを感じます。
うちの祖父は、職業軍人でも志願兵でもなく、ただ徴兵されて戦地に赴き、２０代で妻（うちの婆ちゃん）を残して亡くなりました。本人にしてみれば、何がなんだかわからないうちに死んじゃった、ってとこでしょう。
ですから、昨日も今日も多くのイラク兵が亡くなっていると思いますが、その人たち一人一人にも、家族がいて生活があって人生があるのです。
それを、忘れないでいて欲しいと思います。

本当に、もう、ほとほと嫌気がさしました。

反戦というよりも、厭戦気分なのです。

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ここ数日、突然中国で、SARS(新型肺炎）に関する報道が、洪水のように溢れ始めました。
しかし、どれもこれも、「中国はもう大丈夫」「中国のSARSに対する対策は万全です」なんてものばかり。

６日未明、北京を訪れていたILO局長のベッカ・アロ氏（アローとも。フィンランド人）が、SARSで死亡しましたが、６日深夜の中国中央電視台国際チャンネルのニュースでは、「北京にはもう患者はいません。北京は安全です」と、地元衛生局のお役人が胸を張っていました。

大丈夫、じゃねえ　　だろ？

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昨日と今日、二日間に亘って、日本テレビで『大相撲勝抜優勝戦大阪大会』なる番組が放映されていました。
もうかれこれ１０年くらい経つのでしょうか、たぶんフジテレビで『大相撲勝抜トーナメント』なんていう企画が始まり、これに追随する形で、民放各局がトーナメント形式の相撲大会を次々と放映するようになりました。
優勝するとけっこうな賞金がもらえるので、かつてはこの手の大会になると、本場所よりも燃える琴錦のような力士もいましたが、なにせ本場所と本場所の合間に行う巡業の花相撲のようなものですから、概して力士は本気を出すことをしません。
土俵際で下手に粘れば怪我をするのであっさり土俵を割るし、投げ技・張り手も危険なのでご法度です。
たいてい、がっぷり四つに組んだふりをして寄り切る、というのが定石になっています。

しかし、こんな取組なら、やらないほうがましなのではないでしょうか？

相撲人気がジリ貧と言われる昨今、抜本的な改革が今こそ必要だと思うのに、長期的な展望よりも目先の興行収入にいまだに拘っている、こんなことでは本当にどうにかなってしまいますよ、相撲協会さん。

そういえば、引退した貴乃花が、特別に土俵入りを披露していましたが、胸やお腹まわりがぷるぷるたるんできていて、「引退するって、こういうことなのね」と、一抹の寂しさを覚えました。

がんばれ！貴乃花親方！

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昨日、帰宅すると、JAA（日本アジア航空）からのお手紙が届いておりました。
２月に行った台湾旅行のアンケートに当選、金城武（あにき）のポストカードセットが送られてきたのでした。
んー、別に武のファンじゃないんだけど、大事にとっておこう。
せっかくだから。

でも、これって、例の穴あきエンジン事件のお詫びかしら？
ポストカードよりも、ダブルマイレージにしておくれ！

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←先日、こんな大根を頂きました。

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一昨日の続きです。

３月３１日付『ウォールストリートジャーナル』に、「中国・香港との通航禁止」を訴える過激な社説が出たと思ったら、昨日にはとうとうWHOが中国・広東省と香港への渡航自粛勧告を出す、という異例の事態に発展しました。
日本でも、これを受けてようやく重い腰を上げ、広東省と香港への渡航延期勧告を出しました。

でも、中国では、広東省の他に、山西省、湖南省、四川省、広西壮族自治区、北京でも、患者が出ているんです。

中国当局も、いよいよごまかしきれないと思ったのか、 記者会見を開いていましたが、「だって、新しい病気だから、わからなかったんだもーん！」と、まるで居直り強盗のようなことを言っていたのには、正直言ってあきれました。
本当は、発表されているよりも、もっともっと患者がいると思います、中国には。

今回の騒動では、香港政府の対応の遅れを非難する声が多いですが、しかし、そもそもの始まりは、中国・広東省からなのです。ですから、香港政府にしてみれば、中国当局が隠蔽に走らずに、もっと早く事実を公表していてくれれば、こんなことにはならなかったのにと、「怨み節」の心境でしょう。

まだまだ続く、謎の肺炎パニックです。

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昨晩、そろそろ寝ようかな、と２階に上がると、携帯電話に複数の友人からメールが届いていました。

レスリー死す・・・・の、知らせでした。

張國榮（レスリー・チャン）。スターの中のスターでした。

思い出すことはいろいろありますが、いまはただ、御霊の安らかならんことを、祈りたいと思います。

大輪の花が、散りました。

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昨日、この日記でちらりと「謎の肺炎」（SARS）のことについて触れましたが、昨日の報道では、九龍湾にあるアモイガーデンというマンションで患者が大量発生、当局はうち一棟の住民の外出を禁止した、とのことでした。
この肺炎、最初に大々的に報道されたのが香港においてであったため、香港発の肺炎と思われているようですが、今朝の朝日新聞によると、昨年から中国・広東省で患者が出ていたのに、中国側がこの事実を隠していたのだそうです。
自分たちにとって都合の悪いことは報道しない、という中国の悪しき体質が、こんなところにも出てしまったわけです。
で、いまだに中国の中央マスコミでは、この肺炎のことは深刻視されていないのだとか。困ったものです。
昨夜、台湾の芸能ニュースを見ていたら、香港ではイベントに出席する芸能人も軒並みマスクをしており、とある映画賞の授賞式では、会場で使用するマイクもいちいち消毒する、という異常事態に陥っていました。
授賞式のさい、歌を歌った張学友も、歌うときこそさすがにマスクをはずしていたものの、歌い終わるとそそくさとマスクを付け直していました。
空気感染する確立が高く、しかもワクチンが開発されていない。この二点が、パニックにさらに拍車をかけたのだともいえます。
日本のワイドショーでは、この肺炎がいつ日本に上陸するか、というレポートを盛んにやっていますが、中国が感染者の実態をいまだ明らかにしていない以上（広東省当局はしぶしぶデータを出したようですが、これもあやしいものです）、香港からではなく、案外中国辺りから上陸する可能性もありそうです。
厚生労働省が、中国当局に外交ルートを通じて情報開示を求めればいいのですが、たぶん無理でしょう。
むりやりな戦争に疫病の流行と、なんだかつらいことの多い、春の日です。

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暗いニュースが続く昨今、中伊豆・修善寺温泉の老舗旅館「渡月荘金龍」が、火事で全焼したという報道がありました。
クラシカルな町並みが魅力的な修善寺温泉、そしてその中でも、仲田屋旅館や新井旅館とともにひときわ目立つ木造３階建ての宿が、渡月荘金龍でありました。残念なことです。

さて、このところ、香港発・謎の肺炎が世間を騒がせていますが、感染源とされる中国人医師が宿泊した、九龍半島・旺角のメトロポールホテル（京華国際酒店）に、同時期に宿泊していた日本人がかなりの人数いた、とのことで、さらに騒ぎは拡大しているようです。
この事実を知らせるニュースを見ていたところ、某お台場のテレビ局では相変らず九龍のことを「クーロン」と読んでいたのが、ひじょーに気になりました。
で、またぞろ、この問題を取り上げてみようと思います。

このクーロン問題、概要は以前執筆した日記をご参照頂きたいのですが、気にしているのは私だけではなかったらしく、『新香港１０００事典』（小柳淳氏編、メイプルプレス）にも、記述がありました。
いわく、「（略）思うに九の日本語読みの「クー」と、龍の中国語読みの「ろん」の合体で、いわば国際的重箱読みなのではないだろうか。とすれば、日本語であって、しかもただの間違いということになる。（略）」との由。
ですが、以前にも書いたとおり、邱永漢氏の『香港』（昭和３０年）に、「九龍」と書いて「クウロン」と振り仮名が振ってあるところから見ると、「クー」は日本語読みではないようです。それに九の日本語読みならば、「クーロン」よりも「キューロン」辺りに落ち着きそうなものです。
今のところ、邱氏の『香港』以前に、九龍をクーロンと読んだ資料は見出せずにいますが、おそらく、戦時中、日本軍が香港に軍政をしいていたときには、「きゅうりゅう」と、普通に日本語読みしていたのではないかと思います。
となると、やはり、この『香港』にあった「クウロン」という間違った振り仮名が、勝手に一人歩きを始めてしまったと考えるのが、妥当な線かも知れません。
ちなみに、朝日新聞ではこの九龍に「カウルン」と振り仮名を振っています。これは、「龍」の広東語ローマ字表記（イエール式、ラウ式等、数種あります）「lung」の「u」を「う」と読んでしまったからのようです。実際には、この「u」は「お」と読むべきなのですが。
最近、朝日新聞は、中国語の人名・地名には現地の言葉（に近い発音）を用いて振り仮名を振る、という方針にしているようですが、こんな中途半端なことをするぐらいなら、普通に日本語で読めばいいんですよね。中国のニュースでは、日本人の名前も中国語読みにされちゃうんですから、お互い様ということです。

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