himajin top
猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-10-07 なんにも無いところで、その2。
2002-10-07 なんにも無いところで、その1。
2002-10-03 礼に始まり。
2002-09-13 雨の匂いに誘われて。
2002-09-08 傘がない。
2002-09-06 虹に向かって。
2002-08-24 熱くても。
2002-08-23 キャンパスにて、その2。
2002-08-23 キャンパスにて、その1。
2002-08-22 かしゃり。


2002-10-07 なんにも無いところで、その2。


つづき。

というのも、少し、考えていた事があった。

その二週間前、6月の終わりくらいだっただろうか? 同じフロアで働いていた ph.D コースの学生が、suicide した。突然、メイリングリストで、理由は明らかにされないまま、亡くなった、とだけ伝わってきた。でも、噂が広まるのはもっと早い。

直接、話したことはないけれど、すごくshyで、hard working、その教授のグループの業績は、最近はほとんど彼が出しているというほど。ラボに篭りがちになるタイプだったので、ドア二つしか離れていないところで働いていたにも関わらず、わたしは、顔すら、見たことがなかった。


なんだかやるせない気持ちだった。なんとなく、境遇が似ていたのでちょっと心配になったのか、道中の車の中でも、「おまえ、そういう気持ちになったことあるか?」と、何気なくきかれた。「いやだぁ、そんなわけないじゃない」と、答えられれば、なにも問題はなかったんだろうけど、つい、「真剣に考えたことはないけど、でも、そういう気持ちは、ちょっとわかるような気がする」と、思わず答えてしまったので、そこから長い口論に発展してしまった。

内戦経験が長く、物心がつくかつかないかのうちから、何度も実際に死を目の当たりにし、自分もなんども危険に晒されていたトマトは、そんなこと、ただの一度も考えたことがない、と、強く断言している。それがどういうことか、芯から理解している人の強さ、なんだとおもう。

理不尽な死、というものを身近で見たことがない、大変、大変、と、思いながらも、のほほんと暮らしてきたわたしには、やっぱり、遠い世界で、全然実感がわかない。少し仕事が辛かったり、人間関係に思い悩んだり、忙しさと背中合わせの寂しさ、なんか、が、重なると、「わたし、こんなところでなにをやっているんだろう?」なんて、なんとなく憂うつな気分に浸ってしまう。ストレスが溜り過ぎると、ひどく投げやりで、めちゃくちゃに壊してしまいたいような気分になる。

本当のストレスって、恐ろしいもの。ストレスが〜っ! なんて、他人に向かって大騒ぎできるうちは、まだまだ、余裕がある状態。そうすることで、どこかで楽しんでいる自分がいるし、同情を得ることで、少しだけ解消できるから。でも、ひどいときは、自分でも気がつかないうちに、溜まっていき、体調を崩したり、心の安定を崩したりする。これは、人間としての強さ、弱さ、に関わらず、誰でも陥る可能性のあること。

バランスが崩れた時、近くにいてくれる親しい人の存在、や、全然知らない人からの思いがけない親切、なんか、で、ふっと、我にかえることもある。けど、それとは別に、そういう時には、勝手に、びっくりするくらいの量の涙が溢れてくることもある。なにが悲しい、とか、理由もなく、まるで化学反応みたいに。前にテレビで見たのだけど、涙には、ストレスを流す成分が含まれている、らしい。だから、思いっきり泣いた後には、すっきりする。そして疲れて眠くなる。眠れば少しは快復する。そう考えれば、人間の体は合理的にできているのだ。

人前ですぐに涙を流すのはどうかと思うけど、きちんと泣ける人、眠れる人、は、強い。だから、わたしは、すぐに感情的になったり、泣いたりできる人をみると、うるさいな、とは思うものの、なんとなく安心できる。格好は悪くても、思うままに生きれた方がいい。



31   猫さんはご飯に飽きっぽいですか?

そうなのよ。この前、セール品で大きなカリカリの袋を買ってしまったときは、飽きた〜、と、わめかれて大変だったのよっ!



しゃどう。

先頭 表紙

りぃな様、わたしは、どちらかというと、発散タイプで、いつもギャーギャー騒いで迷惑を掛けているタイプ、なの。だから、よく喧嘩になっちゃう。ストレスの堪えどころと、吐き出どころ、と、難しい。やっぱ、試行錯誤して大人になっていくしかないのかなぁ? う〜ん。。。 / しゃどう@噛み猫? ( 2002-10-09 16:57 )
りぃな様、答えは、本音と言えば、本音かな。なにもかも思うようにいかないときなんかは、あぁっ、もうっ、いや〜っ、の延長でそんな気分になることがあります。going to be crazy! でも、たぶん、そんな風に軽々しく考えてしまっているというのは、あるかもしれない。浮き沈みの激しい性分なのです。 / しゃどう ( 2002-10-09 16:48 )
(続き)原始的、というか、自然体が、何事にもいいんだろうな、と思いました。思うままに、うん。しゃどうさん、抱え込みすぎてません〜?ぼちぼち、ぼちぼち。無理しすぎないで下さいねーっ / りぃな ( 2002-10-09 15:28 )
この写真いいな、素敵!お答えですけれど、本音が出てしまったのでしょうか?育ってきた環境が違うから仕方ない、とも言えますけれど。。価値観の違いで、この話はきっと平行線、ですね。一番怖いのは、抱え込んでしまうこと、ですよね、確かに。 / りぃな ( 2002-10-09 15:24 )

2002-10-07 なんにも無いところで、その1。


7月のシアトルからの帰り道のこと。アイダホ州からユタ州の北に入り、ソルトレイクへ向かう道筋。運転手(トマト)との会話も途切れがちに、ただ、なんにもない退屈なフリーウェイを、ボーっと眺めていた。

"wach out"

とトマトがいうので、なんだろうと、道路に目をやると、反対側の車線でふらふらと不安定に走る車がいた。かなりのスピードを出している、なにを馬鹿なことして遊んでいるんだろう? と、いぶかしげに眺めているうちに、車は中間帯に真横に突っ込み、そのまま私たちのいる車線を横切って、小高くなっている路肩の横壁に激突して止まった。

砂埃が舞い上がり、視界が利かなくなる。それからしばらくは、なんの音も聞こえず、私たちは少しはなれたところに車を停め、トマトは「中にいなさい」と、携帯電話に手を掛けながら、ゆっくりと外に出た。

その途端、で、ある。その車のフロントの両サイドのドアがバタッと開き、まるで、今、目が覚めたてたかのようにびっくりとした表情の男性が二人、飛び出してきた。完全に無傷、のようだ。

でも、車は無事ではないだろう。動かすのに手を貸そうと、わたしも車を降りようとしたとき、ぶるるん、と、エンジン音を吹き轟かせ、車はバックでもとの道に戻ってきた。砂埃で車の色は変っているものの、エンジンどころか、車のフロント部分まで無傷である。

声を掛けに車を降りた。彼らは、アラビアンとアジアンの妙な組み合わせにまたしても驚いていたようだ。疲れて眠ってしまったのだろう。しかし、エアバッグさえ開かなかった、といっていた。

あれだけ派手にぶつかっておいて、である。そこそこに頻繁な交通のある、フリーウェイ、少しでもタイミングが悪ければ、対向車と正面衝突(この場合、私たちの車・・・よね)、だろう。反対側が崖だったら、そのまま、落ちていっただろうし、もっと固い山側の崖だったら、中間帯でスピードを殺していなかったら、衝突の衝撃は、ものすごいものになるだろう。思い出すだけでも、怖いくらいに、完璧なタイミング、だった。

あんまり疲れていたようなので、クーラーボックスの中から、1ガロンの水のボトルを手渡した。なにがあるかはわからない。長旅には、over preparedくらいで、ちょうどいい。

つづく。



30   ごはんの時間は決まっていますか?

決まっていません。お気に入りの缶詰ご飯は、しゃどうが帰ってきたとき、か、朝、か。お互いの気分次第。カリカリは、小腹がすいたときに、適当に齧っているようです。


しゃどう。

先頭 表紙

2002-10-03 礼に始まり。


はじめてみてから、あっという間に2ヶ月半。先日、Martial Artの昇級試験を受け、無事、白帯から黄帯(9級)にレベルアップしました。7月半ばから初めて週に二回、時間がない〜と、焦りながらも半分意地になって通った。もともとは、ストレス解消と、体力維持、健康管理ができたらなぁ、くらいの軽い気持ちではじめたんだけど(誰かを蹴りたくてはじめたわけじゃないのよ)、時間がたつにつれて、筋肉が引き締まり、余計な脂肪も落ち(8ポンド落ちた)、バランスの取り方を体が覚えてくれるようになってから、俄然、面白くなってきてしまった。

どちらかというと、下町のファミリー道場なので、地元の人と、地元の子ども達ばかり。上からしたまで100%の Asian Lady、胴衣は妙に似合ってしまう。しかも、無愛想なほど、らしく見てしまう。こちらに住んでから長くなるけど、ただ、日本人、というだけで、「きゃー、素敵、格好いいっ!」と、ガキンチョに尊敬の眼差しで見られるのは、なんだか不思議な気分になる。まだまだ、へたくそなのに。

体の重心がどこにあるか、瞬間瞬間でとらえられるようになると、綺麗に跳んだり、周ったり、蹴ったり、舞ったりできるようになる(跳び回るのはカンフー)。そろそろ、わたしの年齢も体力の曲がり角、に差し掛かる。でも、重力から逃げるように、ふわっと上手に跳べるようになったときなんか(まわし跳び蹴り!)、あぁ、わたしも、まだまだ、いけるね、なんて、思ってしまう。体を動かすのは気持ちがいい。大声を出すのは、更に気持ちがいい。最近は、仕事をしていて、夜遅くなってしまった時でも、ついつい、廊下でポンポンと飛び跳ねてしまう。

研究所の廊下で、たまに練習している。もちろん、人がいるときはやらないけど、足音のテンポが妙なので、気になる人は、やっぱり気になるらしい。一番、気にしているのは、トマトボス。こっそりトレーニングしているのを見つけて、「研究室の学生を蹴ったりするなよ」と、渋い顔をしてたしなめていた。そんな事をするわけないじゃないか。余計なお世話である。


というのも、トマトは大の負けず嫌い。しゃどうも大の負けず嫌い。なんでも張り合う。負けず嫌いの鉄則として、相手は問わない、道理は問わない。

「わたし、空手とカンフー、ならいはじめたんだぁ」

と、はじめたばっかりのとき、ちょっと得意げにトマトに話すと、

「俺は、昔、茶帯(2級)までいったんだぞ」

と、とっさに返す。すかさず、昔の喧嘩ばなしなんかも得意げに話し出す。


話題が、少し仕事の話に戻り、用件をしゃどうに伝えたあと、トマトがそれじゃよろしく、とばかりに、

「うーっす」っと、礼をしてみせた。

100% Japanese Ladyのわたしは、反射的に、綺麗な礼を返した。

そしたら、

「へへへ、礼をするときは、頭を全部下げたら駄目なんだぞ。頭を下げながら、目線だけは相手からそらしたらいけないの。んじゃないと、油断している隙にいきなり殴られるぜ」

「まだまだ、だな。」と、

ますます嬉しそうに微笑みながら、トマトは上機嫌で去っていった。


む〜!!!



29   猫さんの食卓はどこにおいてありますか?

キッチン(+ダイニングルーム)の隅っこに置いてあります。



しゃどう@写真は、yukon (canada)の湖にて。

先頭 表紙

りぃな様、えっ? 体育のクラスがあるの? ちゃんとクレジットになるの? いいなぁ。当面の目標は、打倒トマト! なのだそうですが、今はまだ、ふんっ、と鼻で笑われて相手にされていないと憤慨しています。やっぱ、体格差はネックになるのよね。 / しゃどう猫@猫キック。 ( 2002-10-09 16:40 )
Hidey様、えっ? ほんとう? 倒してもいいの? って、しゃどうがさっそく荷造りをはじめました。近いうちに現われるかもしれないので、一応、周囲には気をつけて歩いて下さいね。いろいろ、試してみたいことがあるんだそうです。 / しゃどう猫@まだ弱いから大丈夫よ。 ( 2002-10-09 16:38 )
塚原ト伝様、そうそう、だって茶帯だし。まだまだ初心者のうちよっ、でもって、なんでもかんでも威張りたいみたいです。可愛いと思えば可愛いのだけど・・・。実戦経験はかなり多いみたい。あぁ、頑張って黒帯をとって、勝負を挑まなきゃっ! / しゃどう@気配を読むのね。 ( 2002-10-09 16:35 )
マッキー様、わたしも、バスケとかジム通いとか週末にいろいろと試していたのですが、長続きしなくて困っていました。でも、時間を決めて、一週間のスケジュールの中に組み込んでしまえば、意外と大丈夫。長く煩っていた体も軽くなるし、姿勢も良くなるから(鏡見て練習するしね)、お勧めです。やるべしやるべし。 / しゃどう ( 2002-10-09 16:30 )
はっはっは〜、じゃれて〜、じゃれて〜、愛されて〜(!?)微笑ましい光景が浮かびますわん♪今、体育でヨガをとってますけど、こちらもいいですよーv体重の落ちはかないませんけど(苦笑) / りぃな ( 2002-10-09 15:14 )
しゃどうさんのかっこいいお姿が浮かぶようです。ついでにトマト教授との漫才コンビもね。僕は大学の体育の授業で柔道をとりましたが、あれはもっとやってみてもよかったな。最近体を使っていないのでやわです。しゃどうさんにも簡単に倒せます。 / Hidey ( 2002-10-05 11:33 )
はは!それって まだ初心者ですね。武芸の達人は 眼に頼らなくても 相手の気配で 自然に身体が反応するから 目線を下げても大丈夫 / 塚原ト伝 ( 2002-10-04 03:14 )
体が引き締まっていくのって楽しいですよね。マッキ〜は勉強とうまく両立できなくて、いつも挫折ばかりです。マッキ〜も格闘技系をはじめてみようかしら。 / マッキ〜 ( 2002-10-03 22:28 )

2002-09-13 雨の匂いに誘われて。


新学期が始まってしばらくたつ。「お魚プロジェクト」のために、セロリラボに里帰りすることになった。昨年から、あまり頻繁に通う事もなくなり、ボスもサバティカルでほとんど、州外で過ごしている。そのあいだ、他の学生も、ちらほら出入りしていたようだけど、その散らかしようといったら、凄い。

テーブルのあちこちに、白い粉、黒い粉、埃、が、重なり合い、なにかを拭いたと思われるペーパータオルは、あちこちに丸まったまま放置され、洗ったのか、洗っていないのか分からないようなガラス器具が、やっぱりあちこちに放置されている。


夏に一度、実験をしに訪れた時、みかねて、

"Please do not keep your glass beakers under the sink!"

と書き置きをしておいた。そしたら、確かに、流しの中には、何も置いてなかったんだけど、流しの周りのスペースに、これでもか、というように汚いビーカーが置いてあって、ん〜、言葉遊び・・・? と、思わず笑ってしまったり。

数年前から、散らかってるのが売りのラボ。少し見ぬ間に、実験室は、物置に。物置は、ゴミ捨て場に。ガラクタ部屋、は、廃虚、と見まごうまでに、なっていた。どうやったら、ここまで荒れるのか、品性まで疑われそうな荒れっぷりである。ともあれ、何かするたびに、ものを探して歩くのも面倒なので、使うスペースだけでも、やや〜っと、整理した。ほんとうは、大掃除、したかったんだけど、数週間かかりそうなので、少しずつ。

無くなっている備品のリストを作って、オーダーする。ふと、考え事をしていると雨の音と、雨の匂い。んー、水の香りって心が和むから好きだな、なんて、うっとりと楽しんでいた。

雨の匂い・・・雨の匂い・・・雨の匂い・・・あぁっ! 天井から雨漏りしてるっ!


と、そんなこんなで、今は、測定装置のインストールに励んでいます。修理して、掃除して、組み立てて、修理して、修理して・・・これも、大事な仕事、と、思うようにしよう。


最近、愛しの教授(セロリ、トマト)達から、面白いことを言われた。


RAの仕事の義務として、「お魚プロジェクト」に、一週間に20時間費やすこと。(これは、ファンディング先との契約)それから、学生なんだから、勉強の時間もちゃんと20時間キープするのこと、とセロリ。

俺のラボにいる限り、平均で60時間は、研究に費やすのが望ましい、と、トマト。


え〜と、20時間と20時間と60時間を足して7で割ると・・・。げげっ。

・・・1日って、何時間あったっけ? と、考え込んでしまった、わたくし。


まっ、まぁ、ほどほどに頑張ることにします。



28   はっきり言って、飼い猫さんは食べ物に対する執念は強いですか?

そうでもないです。食べるのは好きだけど、撫でてもらうのはもっと好き。いつも、カリカリを山盛りにしてあるので、食べるのはいつでもって、思っているみたいです。



しゃどう@写真は、アラスカのお花。まずは心を和ませましょう。


##しゃどうの夕食は、しゃけ野菜サラダとミルク。お昼は、ベトナミーズの、海老ペースト入りのライス皮春巻き。これ、大好物なの。

先頭 表紙

りぃな様、そうそう、そないな訳で、アレなんです。雨漏りといえば、カリフォルニアで大雨が降った時、トマトが Hyatt hotelの会議室で長々と講義をしていたことがあったのですが、その時も、天井から水が、どどどっと漏れるというよりも大量に落ちてきて、驚いた事があります。高級ホテルだったのに・・・。 / しゃどう ( 2002-10-09 16:25 )
Hidey様、当の本人同士は、本気で口から泡を飛ばして喧々轟々と闘っているつもりなのですが、端からみると、やっぱり面白いようです。困ったものです。ベトナムのラーメンも、いろいろあるんですよね。米麺、卵麺、と、フォ? Hideyさんのお気に入りはどちら? / しゃどう猫 ( 2002-10-09 16:21 )
プルー様、一応、綺麗にしろ、とは書いたんだけど、「綺麗」の基準が違うからなぁ。わたしの理想は、光で照らして一点の沁みも曇りもないくらいに洗うのが「綺麗」なんだけど・・・なかなか。教育って大変です。100時間・・・さすがにね、いい加減にしろや、って思いました。ここは、大人に爽やかに笑って流しておきましょう。 / しゃどう ( 2002-10-09 16:18 )
お帰りメッセージありがとうです♪なるほど、そないな訳で更新がアレなんですね(笑)またの更新をお待ちしております♪雨の音と、雨の匂い、水の香りって、うちも大好きですー♪うはっ、一週間に20時間も勉強してるかなぁ・・・(汗) / りぃな@今日のお昼はベトナム麺♪サイコー ( 2002-10-03 04:38 )
相変わらずセロリ教授との漫才は笑えますね。色んな情景が浮かんできました。こちらもベトナミーズ、美味しい店がありますよ!僕は海老はちょっと苦手なので鳥を巻いたものをオーダーします。あとベトナムのラーメンは最高! / Hidey ( 2002-09-15 16:26 )
ふふふ、Clean up your glass beakers の方が良かったんじゃない? 100時間、、、うーんすごぎる。。。 / プルー ( 2002-09-13 21:51 )

2002-09-08 傘がない。


嵐がやってくる、と、雨は屋根を叩き付け、窓を殴り付ける。時には、小ぶりな豹となり、街を襲う。大雨に打たれて歩くのも面白いけど、家の中で、ボーっとしながら雨の音と、匂いを感じるのもすきだ。ざざざざーっと、風に流される雨の音。どどどどーっと、叩き付ける低い反射音。素朴だけど、飽きることなく続く、贅沢な音楽。

古い方の研究所(山の麓にある)で働いていた頃は(って、今も働いてるけど)、大雨が降ると、よく駐車場が洪水になっていた。停めかたによっては、勢いよく流れてきた水が浸水するんじゃないかって不安になるほど。木の傍に停めるてある車の上には、大きな枝がぼとり、と、落ちてきちゃったりして、肝を冷やす人も多い。

だから、嵐が来ると、まるでミーティングでもあるかのように、なんとなくロビーに集まってしまうのだ。といっても、平屋で、数人しか普段は働いていないのだけど。ある時は、視界がなくなるくらいの激しい横殴りの雨、稲妻に、雷の轟音っ!、ある時は、垂直に叩き付ける大粒の雨と、氷の塊。どんなに忙しくても、夢中で見入ってしまうくらい、ありぞなの自然は過激で美しい。

粋なありぞな人は、傘を持たない。雨が激しく振っている時は、止むまで待つ(すぐ止むし)。それでも出かけなければいけない時は、そのまま濡れて歩く。濡れないように小走り、とか、頭を隠して、は、いまいち。目的地に辿り着くまで、まるで雨なんか降っていないかのように、涼しい顔をして、まっすぐ歩いていくのが粋、なのだ。


ところで、しゃどう猫。嵐は苦手。雷の音も、稲妻も、雨の音も、しゃどう猫にとっては、激しい音を立てる、目にみえない強敵である。雨足が強くなるたびに、興奮して走り回り、雷が鳴るたびに、びくっとして、しゃどうの顔を見上げ、あげくのはてには、ベッドの下か、椅子の下に隠れてしまう。そっと名前を呼ぶと、うにゃにゃ〜、と、気弱な声を出して返事をしながらでてきます。


西部は、サンダーストーム、といっても、滅多に雷が落ちることもなく、信号機が止まったり、視界が利かなくなったり、プチ洪水が訪れる程度。比べて、もっと怖いのは、中西部の竜巻。先月半ば、トマトがまたしても、ボストンまで車で行き、そして帰ってくる道中の、ネブラスカ州。竜巻警報は出ていたものの、それでも先を急ぐ無茶なトマト。気がつくと、吹く風があまりに強くなっていたらしい。これは危ないかも? と、たまたま傍にあった橋の下に車ごと身を隠して様子を見た。視界は利かず、轟音が鳴り響き、なにがなんだか分からないまま時間が過ぎていった。落ちてくる豹の大きさは、ゴルフボール大で、そばにある車のガラス窓をどんどんぶち破っていく。

静かになったので、外にでた。景色は無残に変っていた。木は根こそぎそがれて飛び回っていたし、車も風に捕まって、飛びまわっていた。瓦礫やらなんやら、めちゃくちゃ、だったらしい。

“あんたそれ、たまたま橋がそばになかったら、本当に危ないじゃない。”

“相変わらず、スーパーラッキーやねぇ”と、言うと、


“すごかったんだぜぇ〜っ!” と、トマトは大威張り、していた。



27   猫さんに食べ物を盗まれた経験があったら教えてください。

んー、秤で分量を量っている最中に、スパゲッティを数本盗まれたことがある。同じ理由にて、そばの麺も茹でる前に盗まれたことがある。なにが彼を刺激するのでしょう?


しゃどう@写真は、ホワイトサンド公園にて。

##しゃどうの夕食は、御餅と枝豆。しゃどう猫は、今日はまだ居眠り中。なに、食べる?

先頭 表紙

Hidey様、豪快だけど、竜巻ばっかりは、経験したくないですね。怖すぎ。ボストンは、どうだろう・・・年に二回、わたしの所属している学会ではボストンで会合があるんだけど、遠すぎるせいか、いつも連れていってもらえないのです。チャンスはくるのかな? / しゃどう@行ってみたいぜ。 ( 2002-10-09 16:13 )
りぃな様、フードは便利よね。愛用しています。傘なんて格好よくないわ、と、わたしも真似して使わなくなりました。というか、売っていないので、持っていないんだけどね。トマトも、危険な経験が大好きなのよね。いつも、自慢しています。ちなみに、弱点は、カフェインです。 / しゃどう ( 2002-10-09 16:10 )
スーパーしえろ様、わたしが南カリフォルニアにいくときは、必ず、といっていいほど、雨が降るの。はじめていった時なんて、ストームだったわよ。ちなみに、カリフォルニアのビーチで雨が降って、雨宿りしに逃げるのはカリフォルニアン、喜んで走り出していくのがアリゾニアン、だそうです。 / しゃどう ( 2002-10-09 16:07 )
すごい!そういうところはアメリカの豪快さを素直に感じますね。車が風に舞う?うーむ。しゃどうさんはボストンに来ることはないのですか? / Hidey ( 2002-09-15 16:29 )
こちらも、降る時はどどーーッ!日本と違って、何だかメリハリのある降り方ですね。そうそう、アメ人は傘じゃなくて、フード使って歩いてるな(笑)雹も降るなんて、スゴイです。でも、トマト教授もスゴイわん。。そうか、本当に竜巻は怖かったのね。。 / りぃな@自覚ナシ。。 ( 2002-09-09 00:54 )
LAで高校に通ってたころ、大雨が降るとランチタイムに構内放送でカリフォルニアの青い空がかかってた。「南カリフォルニアには雨なんか降らないみたいだけど、降るときはすごい」ってあの歌。。。。雨って、人生をおもわせる。 / スーパーしえろ ( 2002-09-08 14:10 )

2002-09-06 虹に向かって。


新学期が始まって、少しばて気味。っというのも、今まで昼夜を逆転させていたつけが来た、というのも大きいんだろうけど。スケジュールが奇妙なのだ。一週間のうち、レギュラーの授業があるのが週に二回、朝8時から、と、昼の14時から、それと空手のクラスが19時から。今まで、午前過ぎまでお仕事して、4時か5時くらいに寝て、昼近くにまた出かけていって、、、の、変な生活を繰り返していた。だから、6時半に起きるぞ、と、思っても23時や24時に眠くなるわけがない。

でも、頑張って朝型に代えようと、ベッドに入る、けど眠れない。しょうがない、こんなときは眠くなるように論文かレポートかなんかを書こう、と、机に向かう。と、今度は目が吟銀に冴えてますます眠くなくなる。こういうときは、読まないといけないのよね。

なんてことやっているうちに、4時半になり、あ〜、と、眠りにつくと、2時間後には起床の時間。朝から、気温はぐーっと上がり、8時過ぎには既に頭が痛くなりそうなほど熱くなっている。爽やかな朝に、自家製のコーヒーを水筒に入れて、ぶつぶつ文句を言いながら歩く、ってな感じで一日が始まっていた(駐車場から教室まで徒歩15分)。

御昼過ぎの講義では、また心地よいよい眠気が襲ってくる。仲良しの教授なので、寝るわけにもいかない。真面目な顔でノートを取りながら、気持ちを奮い立たせる。講義の内容は、ダイオードレーザーと光電気学。まずは、電磁気学と、電気力学と、光学の基礎を軽く復習ね、理論物理をたっぷり楽しんでね、と、ギリシャ文字を板にばばーん、と、書き連ねるのだ。ハイ、二乗して〜 微分して〜、積分して〜、境界条件を考えて〜。ギリシャ文字も階段に登って〜、ソリに乗って〜、ミミズがはって〜、帽子を被って〜。

先日、数分間だけ、ふっと意識が揺らぎ、時が進んでしまったことがある。

頭も支えることなく、体を揺らすこともなく、椅子に座ったままの状態で器用に寝ていた。びっくりして目が覚めた時(夢までみてた)、ペンの先からインクがずずずっと、ノートに数ページ、浸透していて少しびっくりした。それとともに、その間のノートが、揺れた字ながらも、全部とってあったのに、もっとびっくりした。

そして、日も暮れはじめ、本格的に疲れが出てきそうな頃、実験を中断して、Martial Art のクラスに向かう。少し、クラクラするのに、それがまた、なんだか楽しくて、気合の声を上げながら、蹴りに磨きをかけるのです。だいぶ上手になりました。疲れた時に集中力を高める訓練? でも、ストレスをすっかり発散させて、家に帰り、ご飯を食べて猫と遊んで、ちょっと転がってそのまま寝ちゃいます。

それでも最近、やっとまともな生活パターンを手に入れたところ。



26   人間の食べ物で欲しがるものはありますか? またあげてしまいますか?

麺類が好きです。茹でる前のスパゲッティーとか、玉ねぎの一番外側の皮とか、大喜びでくわえたり叩いたり、しています。ミルクも、買ったばっかりの新しい時は、ものすごく欲しがります。この前、韓国産の岩海苔(味付き)をあげたら、嬉しそうに食べてた。たいていはあげてしまいますが、しゃどうのお皿から、無断で失敬、は、禁止にしています。


しゃどう@写真は、自宅から東へ10マイルほど走ったところの道路から。この日は嵐があちらこちらで猛威を振るい、夕方頃に一瞬だけ、大きな虹をプレゼントしてくれました。


##しゃどうの夕ご飯は、焼きお握りと、しゃけサラダ。しゃどう猫は、サーディンと海老と蟹の猫まんま。

先頭 表紙

Hidey様、そうそう、茹でる前のパスタがお気に入りなのは、僕ね。秤で分量を量っているときに失敬するので、よく怒られます。アラモの奴も、好きなんだぜ。加えて走り回ったり、ポキポキ、細かく折って遊んだり、かじったりするのが、大好きなのさ。 / しゃどう猫 ( 2002-09-24 17:45 )
Hidey様、、、さすがにその時は黒板の式を写しているだけでした。しかも、その日のノート、クラスメイトに頼まれて、貸しちゃった。。。 揺れ揺れの字が・・・。 / しゃどう@辛うじて読める。 ( 2002-09-24 17:44 )
プルー様、うーん、机の上で勉強していたのに、そのままの格好で寝ているのは見たことある。疲れているときはベッドで勉強してそのまんま寝ちゃうみたい。(睡眠学習) 僕はお腹を上にして、脱力しながら、上目遣いで観察しています。でも、やっぱりいつのまにか寝ちゃうの。 / しゃどう猫 ( 2002-09-24 17:39 )
↓ごめんなさい、しゃどう猫くんでした。 / Hidey ( 2002-09-09 03:46 )
すごい!僕は起きてても周りの発言のペースに呑まれてノートなど取れないときが多いです。それにしてもしゃどう君、茹でる前のパスタ。。。? / Hidey ( 2002-09-07 16:06 )
うーん、すごい。天才だわ。昔、机で勉強してたのに、いつのまにかベッドで寝てたというのはしょっちゅうあったけど(笑)。。 / プルー ( 2002-09-06 22:40 )

2002-08-24 熱くても。


来週から、秋学期が始まってしまう。卒業(予定)まで一年きった。これが、最後の秋学期になると信じて、乗り切ろうっと。今学期は、クラスは2つだけ。光学系のファブリケーションと、プレリミナリー試験の筆記試験のためのクラス。プレリミナリー試験というのは、ドクターコースの三学期ぐらいで受ける資格試験のようなもの。筆記試験と口頭試験とがあって、筆記では博士過程の研究のためのプロポーザルの作成。口頭試験はその発表と今まで受けてきた講義をちゃんと理解しているか、試すための質疑応答。

落ちたらどうなるかって? まぁ、リトライのチャンスはあるんだろうけど、大抵は、そこでドロップアウトです。あなたには、ドクターあげません、バイバイッ、て。

・・・って書いていたら自分で怖くなってきた。今学期はちゃんと勉強しようっと。

でも、なんか卒業する実感が湧いてきているのですが、卒業するための生活費を稼ぐため、新しい研究テーマもはじめることになってしまった。前からやりたかった事なのだけど、タイミングとしては、仕事が増えただけ、の気分にさせられてしまう。面白いテーマなのだけど。分身が欲しいな、などと、考えてしまうこの頃。

単位も揃っているか、確認してみた。専攻の分は、まず大丈夫、副専攻は、あと4単位。んで、論文の単位(登録するだけ)があと8単位でしょう、それから、必修科目、、、と改めてみて、目が点になった。なにこれ、知らぬ間にひとつ増えてるじゃん? つーか、いますぐ登録しないと、来年卒業できないじゃん。しかも、今の状態でひとクラスたしたら、また目茶苦茶な負担になるし、そんなの無理に決まってんじゃん。

などと、ひとりで文句を言っていても仕方がないので、その講義の担当教授に、丁寧な質問メイルを送ってみた。ちょっと、いきなりなんの知らせもなく変更なんてひどいんじゃない? これ、直前まで気がつかなかったら、どうするつもりだったのよ。でも、これって、2002年の秋学期以降の入学者のみで、古い学生には関係ないのかな? というか、そうよね? そうしてよっ! (と、丁寧な英語で書きました、もちろん意訳です)


そして、翌日、おそるおそる返事のメイルを開くと、「新ルールは、新入生からだよ。」と書いてありました。新学期早々、トラブルメーカーにならなくてすんで、少しホッとしています。



24   おやつをあげることはありますか? その頻度は?
25   おやつは何をあげますか?

あんまりないです。しゃどうがかじっているおやつをつまみ食いすることはあります。お気に入りは、米をベースにした日本のおやつ。おせんべいとか、あげ餅とか。そうめんも、自分のお皿に少しだけ盛ってあげると、きざみ海苔と一緒にちゅるちゅると、上手に食べます。


しゃどう。


##しゃどうの夕食は、しゃけ野菜サラダと、トマトスープ。健康的にダイエット、のつもりは全くなくて、ただ、お昼に大量に食べてしまって夜にお腹がすかず、深夜に近い時間になってから、夕ご飯をごそごそと食べはじめる癖がついてしまったので、軽めにしているのです。しゃどう猫は、ひきつづき、鳥猫まんま。久しぶりに、アラモちゃんが遊びに来てくれました。


写真は、とげとげのサボテンをアップで。美しいものには、棘があるっていうしね。

先頭 表紙

いや〜ん、びっくりさせないで。耳の後ろを毛繕いしたら、雪が降るんだっけ? 雨だっけ? たまには遊びに来てね。毛並みを整えて、待ってま〜す。 / しゃどう猫 ( 2002-09-24 17:36 )
ごめんね、ちょっとお休みします。雪が降ったら帰ってきます。見つけてね。 / しましまのしっぽ ( 2002-09-14 04:17 )
あぁ、気にしてくれてアリガトウございます。なにせ、書いてるわたしでさえたまに「しゃどう」と「しゃどう猫」に混乱してしまうのですから。猫は飼い主に似るっているし。 / しゃどう ( 2002-09-13 19:59 )
Hidey様、あらためて、おめでとうございます。最初の年、は、事実上、長い長い入学試験のようなもの。早いうちに切ってしまうのは、お互いの(学生も大学側も)時間を無駄にしないために、という大学側の思いやりなのだ、と、聞いた事があります。でも、ここをクリアできれば、先行きも明るい、ということ。今年も同様に大変だとは思いますが、きっと、Hidey様なら悠々とこなしていけることでしょう。刻み海苔美味しいよ、栄養あるし。今度、バリバリ食ってみなよ。やみつきになるぜ。 / しゃどう猫 ( 2002-09-13 19:56 )
邪夢猫様、きゃあぁぁぁぁ! どこいっちゃたの〜!? パソコンの調子でも悪いのかな? なんて、呑気に思っていたけど、違ったのね・・・。ぐすっ。・・・すぐ戻ってくるよね? ね? ね? / しゃどう猫@期待させて。 ( 2002-09-13 19:49 )
鳥様、ほんと、見たときはびっくり、していたみたいです。外食があんまり好きじゃないので、基本的には自炊しています。といっても、週末にたくさん料理溜めして、平日は、ちーん、しているだけの時の方が多いかな。たま〜に、凝った料理を作って、にやにやしながら食べています。うふふ。 / しゃどう猫 ( 2002-09-13 19:44 )
しえろ様、メリハリのある、美女、ってとこかな? 棘は、見せびらかしても、美しい。潜ませても、美しい。 / しゃどう ( 2002-09-13 19:39 )
↓ごめんなさい、これもしゃどうくん→しゃどう猫くんの誤りでした。 / Hidey ( 2002-09-09 03:47 )
卒業(予定)まで、あと2年半!?はぁぁ(苦笑)こちらに来て、もう2年も経ってしまったし、毎学期、気を引き締めてびしびし行かないと!秋学期、始まった・・・んですよね。秋学期の日記、楽しみにしておりますv / りぃな ( 2002-09-03 13:37 )
新ルール、ちょっとどきっとしますよね。こちらも似たようなことがあり戦々恐々です。しゃどうくん、そうめんときざみ海苔?うーん。。。 / Hidey ( 2002-08-27 18:53 )
お久です。もうもどってこれないかと危惧していましたが、アリゾナ襲撃作戦を実行するまでは。。。と踏ん張ってみました。志願者が他に2〜3名いる模様です。私がサボっている間に怒涛の更新。。。ゆっくり読ませていただきます。さらにしゃどう猫ちゃん関連の100質まで。。。でもそうめん食べるアリゾナ猫かぁ・・・ / 邪夢猫@やっと夏休み明け ( 2002-08-25 21:21 )
新ルール、新入生からでよかったね。しかも丁寧に書いておいてよかったよかったv 今ごろ聞くのも何ですが、しゃどうちゃん、自炊してるの? / ( 2002-08-24 22:24 )
すごいとげとげ!あらま、私のことかしら・・・? / スーパーしえろ ( 2002-08-24 21:36 )

2002-08-23 キャンパスにて、その2。


つづき。

実際、大学生時代には、楽しいことがたくさんあった。アルバイトをしたりして、現実社会にも少し近づいてきて、いろんなことを考えるようになった。

そして、大学院には、思い切って外国に出てみたけれど、やっぱり、もっと、楽しいことはたくさんあった。辛いことも、数え上げればきりがないほど体験したけど、その中で出会えたなんにんかの人達、は、なんというか、出会いって、運、なんだけど、沢山の偶然を重ねてぶつかった、その運にも、感謝したくなるほどで。


ありぞなは、モンスーン、夜な夜な、日に日に、激しいストームが訪れ、耳の奥まで響き渡るような雷の音、美しい稲妻。太陽に輝くサボテン、と、異様に熱さの太陽。ありぞなで大学生活を始めた人は、後になって思い出すとき、これも、みんな、ひっくるめて思い出されるんだろうな、って思う。


わたしが思い出すのは、桜吹雪のキャンパスと、気持ちのよい角度の芝生での居眠り、湿った土の匂いと、いちょう並木の銀杏。朝になると、銀杏おばさんが拾いに来るのだ。インコがねぐらにしている木々の上の、朝夕、ぴぃぴぃと凄まじい泣き声で自己主張する鳥たち。実験室の窓からこっそり眺めた、ベンチの上のホモカップル(膝枕してた)。真っ赤に焼ける夕日と、東京の町並み、屋上の更に上に登るためのはしごの鉄臭さ。湿っぽい夜の空気と、ビールと、線香花火。いつまでも止まない笑い声。酔っ払って寄りかかる壁の冷たさ。酔っ払って屋上から投げた、ピーナッツ。奪い合って食べる、焼き蕎麦。女友達と、恋の話に酔いしれた、近くの居酒屋。乗り遅れそうな終電。

走馬灯の様に、一瞬にして、走り抜けていった記憶の洪水。

あれから、3年以上も経っちゃったなんて、なんだか信じられない。


23   ごはんの買出しはどこでしてますか?

近所の SAFEWAYでござます。セール品ばかりを狙うので、しゃどう猫は、時々不満そうにしています。やっぱり、ブランドものがいいの?


しゃどう。


##しゃどうの夜ご飯は、しゃけ生野菜サラダと、トマトスープのクスクス。生野菜は、ほうれん草、レタス、トマト、ホワイトマッシュルーム、キュウリ、と、スモークドサーモン、でございます。しゃどう猫は、チキン猫まんま定食、です。お土産のサーモンカリカリ、気に入らないのかな? と、思って、戸棚に残りを保管しておいたのですが、今日開けたら、しっかりと歯形がついて、中身をつまみ食いしていました。んー、好きなの?


写真は、引き続き、ありぞなの車窓から、ストームを。雲の間から日が射しているのが神秘的。ありぞなの豪快さも、愛して止まないのです。

先頭 表紙

やっと、馴染んできたかな? それでも、本当の意味で馴染むまで、2〜3年はかかりましたよ。最初の年は、思い出しては、わたし、こんなところでなにやっているんだろう、なんてよく思っていました。だけどね、どちらの文化も表裏一体、良いところあり、悪いところあり、なんですよね。問題は、それを好きになれるか、なれないか。日米比較論って、犬が好きか、猫が好きか、のレベルに近い気がする。いろんな論争見るけど、いつも平行線上にあって、発展していない気がするのよね。 / しゃどう猫 ( 2002-09-13 19:33 )
しゃどうさんのこちらのキャンパスでの生活があまりに馴染みすぎて(少なくともそう読み取れて)、3年前まで日本的な環境にいらしたとは信じられないくらいです。これからも、どちらのよさをも知る架け橋のような方でいてください。 / Hidey ( 2002-08-27 18:56 )
プルー様、ストームも遠くから見ると、神秘的な風景なのよね。このカーテンの中から、あの稲妻が、湧いて出たように数分おきに走りぬけるの。綺麗よぉ。こちら、まだまだ、100F。熱々。熱々。熱々。 / しゃどう猫@でも恋の季節が。 ( 2002-08-24 18:51 )
あら、しゃむ様も雷好き? わたしもだーいすき。放電された稲妻が、びりびりって、体の中に入ってくるみたい。叩き付けるような雨の音と混ざって、最高の音楽よね。ちなみに、しゃどう猫は苦手みたい。そうそう、銀杏、踏むと、くっさーいのよね。自分で踏まなくても、毎日、必ず誰かは踏むので、銀杏の香りは、どこにでも漂っていたな。 / しゃどう ( 2002-08-24 18:46 )
あっ、奇麗。天国への階段だわ。 今の季節ストーム多いかもしれない。こちら、やっと気温が下がった。ムシムシするけど、、ね。 / プルー ( 2002-08-24 11:19 )
う、美しい〜。私雷ダーイスキ。こうどきどきしてくるというか、あの音が聞こえてくると別人格になるようなきがしない?私の学校にも銀杏があって、「最近トイレくさ〜い」と思ってたら実を踏みつけたからだった。。 / しゃむ ( 2002-08-24 06:35 )

2002-08-23 キャンパスにて、その1。


キャンパスに新入生の姿がちらほら、と、増えてきたようだ。高校を卒業して、大学生の仲間入り、する直前。ちょっと気取って、カフェテラスでランチをオーダーしたりなんかして、ウキウキ気分なのが伝わってきて、ちょっと微笑ましい。

しゃどうが大学生になったのは、ちょうど桜が散り始めた頃。ひたすら長く感じた高校生時代、あの頃が、一番よかった、なんて言う人も世の中には多いけど、反抗期の真っ只中にあった私にとっては、ただ、退屈で、ケージの中に閉じ込められて暮らしている猫、のような気持ちで生きていた。だから、いっぱい、勉強した。受験勉強を悪、のように捕らえる人は多いけれど、私にとっては、夢、というか、チャンスを掴むためのステップだと思っていた。実際、夕方に通っていた予備校の先生の素晴らしい講義は、まず、学問の基本から教える、全ての事象には理由がある、そのステップを惜しまずに教えてくれたから、純粋に学ぶ喜び、を知ることができた。厳しい先生だったから、正直言って、ついていくのが辛い、と、思う事も多かった。けど、そこでくらいついていくことの大切さと、あとでえられる満足感の大きさを、教えてくれたのも彼らである。

今でも健在で、授業中に生徒達に喝をいれているのかな? だと、いいな。

3月の始めに大学の合格発表があった。第一志望と、その他と、3つ、受けた。滑り止めのつもりで受けた大学は、見事に全部おちて、親孝行、だったね、と、後で誉められた。けど、最後に受けた、一番行きたかった大学、試験が終った後、体が支えられないくらいに脱力して電車の座席に座っていた。そして、そこで眺めた風景を、それから4年間眺め続けることになった。

大学の入学アルバム、が、実家にある。合格発表の掲示板の前、には、カメラマンの方々が張っていて、発表を見に来た人達の表情を追っていたようだ。真ん中辺りを開くと、いつのまに撮ったのか、番号を見つけた瞬間の、私の無邪気な笑顔がある。あの時の気持ちは忘れられない。嬉しくて、嬉しくて、なんだか信じられないくらい嬉しくて。これから、なにが待ち受けているのか、嬉しくて、未来が輝いて見えた。

つづく。



21   ごはんは一日何回ですか?
22   基本は何をあげてますか?

缶詰の猫まんまが、1〜2回かな? カリカリとお水は、いつも、たっぷり、用意していつでも食べられるようにしてあります。


写真は、アリゾナのフリーウェイ沿いから眺めたストーム。黒く、カーテン状になっているところでは、豪雨が、襲っています。雲の上では青空が、下では夕焼けが始まっている、なんとも不思議な景色。


しゃどう。

先頭 表紙

「明日を楽しみに」っていい言葉だね。ほんとう、いつも心していても、すぐに忘れてしまうのが初心。いろんな事が重なったら、すぐに忘れて、文句ばっかりいっちゃうのよね。気をつけようっと。 / しゃどう ( 2002-09-13 18:23 )
あぁ、なんか最後の描写、いいな。初心を思い出させてもらいました。。しゃどうさんはいつでも、明日を楽しみにして生きてそうです。いいな、そういう人♪ / りぃな ( 2002-09-03 13:18 )

2002-08-22 かしゃり。


特別な所に行くときは、一眼レフを持っていくようにしています。こちらに越してくるときに、実家から持ってきた20年くらい前のカメラ。ファンシーな機能は何もついていないシンプルなカメラなんだけど、自分でフォーカスを合せて、apertureを絞り、カシャリ、カシャリ、と降りるシャッター音を聴いていると、少しうきうきした気分になれる。写真については、そんなに詳しくないので、普通のカメラの延長、くらいの知識しかないけど、いつか、じっくり自分の時間が取れるようになったら、本格的に勉強したいな、と、思っていることのひとつです。

と、いいつつ、写真は、いつものデジタルカメラでとったものですが。フィルムはまだ、現像に出していないので、いいのが撮れたら、スキャンして、載せようと思っています。でも、パノラマを超えて、270°に広がる広大な景色。とてもじゃないけど、写真には収めきれなかったような気がする。だから、art、が生まれたのかもね。

アラスカの Anchorageから、北へ数十マイル走った willowという町の近くにある B&Bの周りを囲む、2マイルほどの散歩道。朝食の後に、静かで冷ややかな針葉樹林の中をとことこと、歩いてみました。左側に見える足跡は、少し前に通った大きなムースの足跡。朝の雨に打たれて少し湿った小道を、そっと横切って通り抜けたみたい。



20   猫さんが出てくるお薦めの本・マンガを教えてください。

すこーし、古いけど、「ホワッツ・マイケル」、かな。


しゃどう。


##しゃどうの夕食は、しゃけ野菜サラダ、と、牛乳と卵。届いたしゃけは、ムニエルにしたり、ワイン蒸しにしたりして楽しんでいます。しゃどう猫は、ビーフ猫まんま、と、スモークドサーモンを、ちょびっとだけ、いただきました。

先頭 表紙

土の匂いとか、緑の色とかが、日本の初冬、に、よく似ていました。ひんやりしているんだけど、ほのかに暖かいのよね。木の葉っぱが、ツンドラ気候なので、つんつん(駄洒落じゃない)しているのですが、よくみると、ほこほこって、なっているのもまたまたおもしろいの。 / しゃどう ( 2002-09-08 13:02 )
朝方の、しーんとした雰囲気?が届いてくるみたいです。朝の森の散歩は、空気が気持ち良くて、大っ好き!日本が懐かしくなりました。。 / りぃな ( 2002-09-03 13:15 )

[次の10件を表示] (総目次)