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猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-08-23 キャンパスにて、その1。
2002-08-22 かしゃり。
2002-08-21 そんな風に微笑まないで。
2002-08-18 二歳だぜ。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その6。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その5。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その4。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その3。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その2。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その1。


2002-08-23 キャンパスにて、その1。


キャンパスに新入生の姿がちらほら、と、増えてきたようだ。高校を卒業して、大学生の仲間入り、する直前。ちょっと気取って、カフェテラスでランチをオーダーしたりなんかして、ウキウキ気分なのが伝わってきて、ちょっと微笑ましい。

しゃどうが大学生になったのは、ちょうど桜が散り始めた頃。ひたすら長く感じた高校生時代、あの頃が、一番よかった、なんて言う人も世の中には多いけど、反抗期の真っ只中にあった私にとっては、ただ、退屈で、ケージの中に閉じ込められて暮らしている猫、のような気持ちで生きていた。だから、いっぱい、勉強した。受験勉強を悪、のように捕らえる人は多いけれど、私にとっては、夢、というか、チャンスを掴むためのステップだと思っていた。実際、夕方に通っていた予備校の先生の素晴らしい講義は、まず、学問の基本から教える、全ての事象には理由がある、そのステップを惜しまずに教えてくれたから、純粋に学ぶ喜び、を知ることができた。厳しい先生だったから、正直言って、ついていくのが辛い、と、思う事も多かった。けど、そこでくらいついていくことの大切さと、あとでえられる満足感の大きさを、教えてくれたのも彼らである。

今でも健在で、授業中に生徒達に喝をいれているのかな? だと、いいな。

3月の始めに大学の合格発表があった。第一志望と、その他と、3つ、受けた。滑り止めのつもりで受けた大学は、見事に全部おちて、親孝行、だったね、と、後で誉められた。けど、最後に受けた、一番行きたかった大学、試験が終った後、体が支えられないくらいに脱力して電車の座席に座っていた。そして、そこで眺めた風景を、それから4年間眺め続けることになった。

大学の入学アルバム、が、実家にある。合格発表の掲示板の前、には、カメラマンの方々が張っていて、発表を見に来た人達の表情を追っていたようだ。真ん中辺りを開くと、いつのまに撮ったのか、番号を見つけた瞬間の、私の無邪気な笑顔がある。あの時の気持ちは忘れられない。嬉しくて、嬉しくて、なんだか信じられないくらい嬉しくて。これから、なにが待ち受けているのか、嬉しくて、未来が輝いて見えた。

つづく。



21   ごはんは一日何回ですか?
22   基本は何をあげてますか?

缶詰の猫まんまが、1〜2回かな? カリカリとお水は、いつも、たっぷり、用意していつでも食べられるようにしてあります。


写真は、アリゾナのフリーウェイ沿いから眺めたストーム。黒く、カーテン状になっているところでは、豪雨が、襲っています。雲の上では青空が、下では夕焼けが始まっている、なんとも不思議な景色。


しゃどう。

先頭 表紙

「明日を楽しみに」っていい言葉だね。ほんとう、いつも心していても、すぐに忘れてしまうのが初心。いろんな事が重なったら、すぐに忘れて、文句ばっかりいっちゃうのよね。気をつけようっと。 / しゃどう ( 2002-09-13 18:23 )
あぁ、なんか最後の描写、いいな。初心を思い出させてもらいました。。しゃどうさんはいつでも、明日を楽しみにして生きてそうです。いいな、そういう人♪ / りぃな ( 2002-09-03 13:18 )

2002-08-22 かしゃり。


特別な所に行くときは、一眼レフを持っていくようにしています。こちらに越してくるときに、実家から持ってきた20年くらい前のカメラ。ファンシーな機能は何もついていないシンプルなカメラなんだけど、自分でフォーカスを合せて、apertureを絞り、カシャリ、カシャリ、と降りるシャッター音を聴いていると、少しうきうきした気分になれる。写真については、そんなに詳しくないので、普通のカメラの延長、くらいの知識しかないけど、いつか、じっくり自分の時間が取れるようになったら、本格的に勉強したいな、と、思っていることのひとつです。

と、いいつつ、写真は、いつものデジタルカメラでとったものですが。フィルムはまだ、現像に出していないので、いいのが撮れたら、スキャンして、載せようと思っています。でも、パノラマを超えて、270°に広がる広大な景色。とてもじゃないけど、写真には収めきれなかったような気がする。だから、art、が生まれたのかもね。

アラスカの Anchorageから、北へ数十マイル走った willowという町の近くにある B&Bの周りを囲む、2マイルほどの散歩道。朝食の後に、静かで冷ややかな針葉樹林の中をとことこと、歩いてみました。左側に見える足跡は、少し前に通った大きなムースの足跡。朝の雨に打たれて少し湿った小道を、そっと横切って通り抜けたみたい。



20   猫さんが出てくるお薦めの本・マンガを教えてください。

すこーし、古いけど、「ホワッツ・マイケル」、かな。


しゃどう。


##しゃどうの夕食は、しゃけ野菜サラダ、と、牛乳と卵。届いたしゃけは、ムニエルにしたり、ワイン蒸しにしたりして楽しんでいます。しゃどう猫は、ビーフ猫まんま、と、スモークドサーモンを、ちょびっとだけ、いただきました。

先頭 表紙

土の匂いとか、緑の色とかが、日本の初冬、に、よく似ていました。ひんやりしているんだけど、ほのかに暖かいのよね。木の葉っぱが、ツンドラ気候なので、つんつん(駄洒落じゃない)しているのですが、よくみると、ほこほこって、なっているのもまたまたおもしろいの。 / しゃどう ( 2002-09-08 13:02 )
朝方の、しーんとした雰囲気?が届いてくるみたいです。朝の森の散歩は、空気が気持ち良くて、大っ好き!日本が懐かしくなりました。。 / りぃな ( 2002-09-03 13:15 )

2002-08-21 そんな風に微笑まないで。


こんな所で、

貴方とこんな風に向かい合うのは、

はじめてだった。

周りにひと気はあるけど、

まるで誰もいないように静かで、

涼しげな風が、ぴたりと止まったり、

また吹き始めたり。



わたしは、なんだか妙に構えてしまって、すこし体が熱く、なっていた。

わたしと貴方は、そっと、手を重ねる。

その時、初めて貴方の顔を見上げた。

彼は、静かに微笑んでいた。


****


遠くの方で声が聞こえた、それを合図に、わたしは一歩、踏み込もうと思った。

でも、そんな簡単な事なのに、なかなかできなくて、

わたしはそんな自分に苛立ちを覚えながら、ついうつむきがちになる。

そんなことじゃいけない、と、上を向いて、彼の目を見つめる。

彼は、まだ、そんな私を半ば面白がるように、微笑んでいた。

お願い、そんな風に微笑まないで。



だって、こっちまで、吹き出しちゃうじゃない。

でも、そこをぐっと、こらえて、

わたしは、思い切って、軽く後ろ足でフェイントを掛けながら、

勢いよく、彼に殴り掛かっていった。


****




先月、ならいはじめた Martial Art、ついに、スパリングを始めることになりました。

気合を入れて、頑張るぞ〜、っと、構えたのに、ふと目をあげると、相手のひげおじさん、いつものような、とても爽やかな笑顔。師匠に、"NO SMILE!"と、いつも注意されているのですが、自然に身についてしまった、素敵な笑顔。気を抜くと、すぐに爽やか顔に戻ってしまうようです。

笑顔をむけられると、つい笑顔をかえしてしまう。

もしかしたら、相手の戦意を失わせる作戦なのかもしれない。

人間って、奥が深いね。



19   猫さんの失敗談があったら教えてください。

んー、高いところにジャンプし損ねて、落ちたのは何度か。失敗した後に、目が合うと、うにゃ、といって、ごまかしながら、どこかに走っていってしまいます。飛び乗ろうとしたのに間合いが図れなかった時、地団太を踏んで怒っているのを見たこともあります。可愛かった。


しゃどう。


##しゃどうの夜ご飯は、テイクアウトした、ベトナム料理のフォ。暖め直そうとしたら、茹で過ぎてしまった。ぐすっ。しゃどう猫は、お誕生日のサーモンカリカリ、、、なんだけど、「いつものご飯の方が美味しい」なんて言ってます。お口には合わなかったみたい。しょうがないから、今日はフリスキーの牛猫まんま。今度、かわりにケーキ作ってあげるね。(わたしが食べたい)


###しゃどう猫へのお誕生日のお祝いメッセージ、ありがとうございます。感謝の気持ちをあらわそうと思って、寝転がってみました。いかが?

しゃどう猫。

先頭 表紙

ガティ様、ありがとう〜! まだまだ好奇心むき出しの、しゃどう猫で〜す。応援してね!? / しゃどう猫 ( 2002-09-06 16:18 )
りぃな様、えーと、なぜだか、ペンは剣を制す、を想いだしてしまった。柔は・・・なんだったっけ? んー、猫だから、わからないや。しゃどうも、失敗するとすぐ怒ってもの蹴っ飛ばしたり、誤魔化し笑いしたりするんだよ〜、猫は飼い主に似るっ言うからねっ! / しゃどう猫 ( 2002-09-06 16:14 )
遅ればせながら、しゃどう猫ちゃん、お誕生日おめでとう〜。まだまだ若いなぁ。君の猫生これからだぜ! / ガティ@秋生まれ ( 2002-08-30 05:39 )
なんだか、日本の古武道を思い出させてしまう人ですね。柔は剛をナントカ(日本語ダメ。。)でしょうか?? 猫の失敗の話、聞いたことがありますけど、どちらの猫ちゃんも同じなんですね。誤魔かしたり、怒ったりするのが(笑) / りぃな ( 2002-08-29 09:01 )
Hidey様、しとやかに、艶めかしいポーズをとってみました。足はだらりんと、顔は真顔で。 / しゃどう猫@ねぇ、惚れた? 惚れた? ( 2002-08-22 18:27 )
おお、セクシー肢体。やっぱりかっこいいね。 / Hidey ( 2002-08-22 02:19 )

2002-08-18 二歳だぜ。


しゃどう猫は誕生日を正確には覚えていない。その当時、カレンダーの読み方を知らなかったから。片手に乗るくらいに小さかった僕も、今ではこんなに大きくなりました。しゃどう家に来たのが、2000年の9月半ば、っということで、しゃどうに、2000年の8月20日、と決めてもらいました。実は、ミレニアム生まれなんだ。格好いい?

今は、育って、やや男にしては小柄な9ポンド。つやつやな毛皮が自慢です。

昔は、パソコンのモニターの裏とか、細かいところで小さくなって眠るのが好きだったのに、いつのまにか入れなくなっていた。今は、椅子の上か、ベッドの上で、ぐてて〜っと、伸びて眠るの、と、これでもかってくらい丸くなって眠るのが好き。しゃどうが起きてこないときは、ベッドの上に登って、足を掴み込んで眠ると気持ちいい。

誕生日プレゼントは、Alaska産の "Alaskan Salmon, Gourmet Cat Treats, made in Anchorage Alaska" カリカリ。生サーモンも悪くないんだけど、僕はどちらかというと、キャットフードの方が好みなんだ。これに、刻み海苔でもかけてもらったら、文句なし。でも、誕生日当日まで、待てって言われてるの。でも、間違ってもキャンドルなんて立てないでくれよな、ひげが焦げちまうからさ。



18   めっちゃ可愛いと思うしぐさを教えてください。

えっ、今日はもしかして僕が答えるの? うーん、寝顔には自信あり。熟睡しているときの、和やかな猫顔、と、丸くなって寝ているときの耳を隠しているときは特に可愛いよ。

あと、眠いのを我慢して起きているのに、だんだん目が閉じて船を漕いでいるときのしぐさも、可愛いってよく言われる。しゃどうの肩に飛び乗ろうと、うきうきしながら、間合いを計っているとき(目が緑色になるんだって)とか、ご飯を食べている顔とか、しゃどうが目が覚めたときに、ごろにゃんって、いいながら追いかけて、足にスライドアタックでスリスリ、するのも可愛いって。

それから、キーボードをたたいているときに、腕の上に乗っかっちゃって居眠りするのとか、郵便物とか、印刷物を読もうと広げたときに、どっしりと上に乗って、手に顔をおしつけてスリスリするのとか、ごろにゃんって鳴くのとか、凄く可愛いって言われるよ。

えっ、もうお腹いっぱい?

んじゃ、またな。


しゃどう猫。

先頭 表紙

りぃな様、ありがとうさんです〜♪ んでしょ? 羨ましい? 後はね、しゃどうの膝に乗って、腕の上に寄りかかりながら、頭を撫でてもらうのとか、好き。猫を可愛くするにはね、これでもかっ、てくらいに愛情を注ぐといいのよ。毎日、可愛いね、可愛いね、って言われていると、どんどん可愛くなっちゃうの。すりすりは、特別な人にだけね。りぃな様も、素敵な猫さんとの出会いがありますように。 / しゃどう猫 ( 2002-08-22 18:24 )
スーパーしえろ様、どうもありがとう。頑張るね。しゃどうが立派な「おばちゃん」になるまで見届けるつもりです。 / しゃどう猫 ( 2002-08-22 18:21 )
rei様、ありがとうございます。ケーキはねぇ、今週末に作ってもらう予定。僕は、クリームさえ舐められればなんでもいいから、種類は任せているよ。 / しゃどう猫@クリームいいよね〜。 ( 2002-08-22 18:18 )
砂州子様、きゃっ、お久しぶりに砂州子姉ちゃんが。ありがとうございます。撫でて撫でて。ゴロゴロ言わせてっ! しゃけカリカリね、、、悪くはなかったんだけど、、、ん〜、って感じ。やっぱり、海苔が一番好きみたい。 / しゃどう猫@個性的な味覚なの。 ( 2002-08-22 18:16 )
Hidey様、どうもありがとうございますっ! しゃどうの腕に寄りかかりながら、僕の誕生日に登録し直すように頼んだの。だって、二歳だぜ、二歳。いえぇ〜い。しゃどうのお誕生日は、Hidey様の数日後、3月28日です。もう忘れちゃったのね、ぐすっ(泣)。でも、僕の方が誕生日は嬉しいんだ、だって、二歳だぜ、二歳っ! 二回目っ! / しゃどう猫 ( 2002-08-22 18:12 )
しゃむ様、ありがとう! めろめろになった? もっと、ラブラブ光線だしちゃうぞ。プレゼントは、キス、と、ハグ、と、撫で撫で、と、しっぽくるりんっ! / しゃどう猫 ( 2002-08-22 18:07 )
プルー様、どうもありがとう。男前でしょ? でしょ? でしょ? もう、今日はいっぱいナルシストしちゃうの。 / しゃどう猫 ( 2002-08-22 18:06 )
しえろ様、足、長い? でしょ、でしょ? 伸びるともっと、長くなるんだぜ。 / しゃどう猫 ( 2002-08-22 18:05 )
お誕生日おめでとうさんです〜♪かわいいと思うしぐさに、羨ましいー!!を連発です。猫に心行くまですりすりされたい、が今の願望かも。でも、心を許した人にしかしてくれなさそう。いつか自分で猫を飼って、しゃどう猫ちゃん位にべたべたに育てて、嫌になるくらいすりすりしてもらうことにします! / りぃな@育て方のマニュアルを下さい。。 ( 2002-08-21 01:43 )
しゃどう猫ちゃん、お誕生日おめでとう!!元気で長生きしてね!! / スーパーしえろ ( 2002-08-20 21:45 )
しゃどう猫君、お誕生日おめでとう。うちの猫どもは生クリームが大好きなんだ。ケーキは食べた? / rei ( 2002-08-20 14:22 )
しゃどう猫様 お誕生日おめでとうございます!ふふふ。今日を待っていたの!今日のごはんは なんでしたか? ふ にゃ〜〜〜〜〜〜♪  / 真賀砂州子(マガサスコ) ( 2002-08-20 13:51 )
しゃどう猫くん、おめでとう!ちゃんとひまじんの登録もしゃどう猫くんで登録してたんだね。しゃどうさんのバースデーはいつなんでしたっけ? / Hidey ( 2002-08-20 12:20 )
お誕生日おめでとう!答えを見てて私もめろめろになったわよ〜ん。 / しゃむ塔vレゼントはハグとキスを!ん〜 ( 2002-08-20 01:38 )
しゃどう猫ちゃん、お誕生日おめでとう。んん、男前だね。 / プルー ( 2002-08-19 11:13 )
やっぱり、外人だ、足が長い・・・ / スーパーしえろ ( 2002-08-19 09:20 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その6。


アラスカ・ユコン編(更に続き。)

六日目、フライトの日は、明後日。空港からの距離は、738マイル。というわけで、もう帰らなくちゃ。今日の目的は、ユコンアート。夏の繊細な美しさと、冬の雪景色、オーロラの神々しさ、閉ざされた土地で太古の自然に触れているアーティストから吹き出すもの、に興味があったのだ。だって、なにも知らない私でさえ、絵が描けたら、とか、この気持ちを形に残せないだろうか、なんて、思ってしまうほど美しいんだもの。生命そのものに対する力強さとか、憧れとか、そんな風に考え込んでしまう。実際、多くの無名のアーティスト達が住み着いて、この地で花開いていったとか。

昼過ぎまで街を歩きまわり、そして、また来た道を戻る。

カナダとアラスカの国境で、immigrationを完了、というのも、I-20(ビサに必要な書類)を昨年更新してから、まだ、一度も外国にいってなかったから。おかげで、私の証明書には、ALASKAスタンプが。いい記念になりました。その日は、スモークドサーモンとクリームチーズをクラッカーでつまんだ。モーテルは、Tok Junctionの 「黄金の熊」モーテルに。(約400マイル)


七日目、一路、Anchorageを目指す。思ったより早く着きそうだと思っていた。目の前のトレイラーが、妙な所で脇道にそれた。手書きの小さな標識で、glacierとだけ、書いてあった。怪しい匂いがしたので、わくわく、と、後をつけてみる。と、そこには、溶けぎみだけれども、大きな氷の塊が、広がっていた。大喜びで、3時間、氷の上を探検して歩いた。そして、2時間後にAnchorageに着き、23時半のフライトで、アリゾナに戻ったのでした。(約350マイル)

全行程、約、2400マイル。真っ赤なフォードエスコート、小さな車なのに頑張って走ってくれました。NMと合せて3500マイル、この夏は、気持ちよくたくさん、走りました。

写真は、Alaska Highwayの途中にあるレストランとキャビンの手前にて。アイスクリームとコーヒーを手に入れました。ユコンの荒い道をガンガン走っていたら、車ちゃんは泥だらけになったしまいました。アラスカへの国境、100マイルほどの地点です。


また、気持ちを新たに。



17 逆に失敗してしまったことは?

可愛くなり過ぎた。ものすごく甘ったれな猫になってしまったの。シャワーの間とか、部屋のドアを閉めているときとか、少しでも離れていると、大声で鳴きます。外出中は、あんまり気にしていないみたいだけど。それから、ものすごくシャイで、しゃどうにしか懐いていないの。それもまた、可愛いんだけど。


しゃどう。

先頭 表紙

Hidey様、も、いろんな所を巡っているから、目が肥えていそう。でもね、私にとってのアラスカは、なんか、これまでにない、神秘的な土地だったの。もしかしたら、ヨーロッパや北欧、ロシアの一部には似たようなところがあるのかもしれないけど、それでも、アラスカは、私にとっては特別な場所、になりました。 / しゃどう@元気になるの。 ( 2002-08-22 18:03 )
口車大王様、ゐくべし、ゐくべし、です。せっかくなら、二週間くらい使って、一個所ずつ、じっくり訪ねていきたいような所です。わたしも、また、ゐきたい、あらすか。 / しゃどう ( 2002-08-22 17:59 )
お疲れ様でした。いついけるか分からないけど必ずアラスカは行きたいという気持ちにさせていただきました。ありがとうございました。 / Hidey ( 2002-08-22 02:35 )
ゐきたゐ、あらすか。 / 口車大王 ( 2002-08-15 15:50 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その5。


アラスカ・ユコン編。(続き)

五日目。ユコン、の存在を知ったのはこの旅行ではじめて。地図を見ても、アラスカ、の隣りに、ユコン、と、書いてあるだけ。これがカナダだろうということくらいは、想像していたけど。ガイドブックには、アラスカ・ユコン、と、大抵並べて書いてある。レンタカーの兄ちゃんは、「カナダ行きたいよね?」と、ちゃかちゃかと、カナダの自動車保険証明書と、道路が悪いだろうから、と、追加の保険の手続きをしてくれた。

モーテルのおばちゃんが、明日はどこへ行くの? と、聞いてくれた。

ユコンってどういうところ? と、尋ねたら、目を細めて、美しい所よ。と、いうので、その場で決めた。目指すは Whitehorse! Alaska Highway! Tok Junctionを超え、国境を越え、走る、走る。道は手入れが悪く、たまに舗装道だったり、砂利道だったり、泥道だったり。Haines Junctionから、更に東へ99マイル。夕日を背に。21時半に到着した。辺りはまだ薄明るく、映画館から出てきた子供たちが、ふらふらと楽しそうに歩き回っていた。小学校の校門の前の芝生の上では、小学生達が輪になって座り、談笑していた。その日は、質素なモーテルに宿を取り、近くのレストランで、シーフードの詰まったクリームトマトパスタを。泣きそうなくらい美味しかった。(約 500マイル)

つづく。


写真は、Kluane Lake。Alaska Highway、アラスカ国境と、Haines Junctionの真ん中当たりに位置している巨大な湖です。波打ち際では、透明な水が、ぴちゃり、ぴちゃり、と、寄せては返していた。



16 育て方で成功したことは?

呼ぶと、必ず返事をするの。寝ていても、起きていても、にゃん、って。かがんで手でおいで、というと、ぐるにゃごん、といって、走ってきます。帰ってくると、うにゃー、うにゃー、ごろにゃーと、頭をすりすり、追いかけてきては、すりすり、してくれます。ラブラブなの。


しゃどう。

先頭 表紙

Hidey様、いや〜ん、日本でやるの? テント付き? 羨ましい〜。僕も連れていってっ! 冬ならポカポカ保証! / しゃどう猫 ( 2002-08-22 17:56 )
いいな、行き当たりばったりで目的地を決めるの。次は日本でそれやりたいです。一応テントも持ってね。 / Hidey ( 2002-08-22 02:32 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その4。


アラスカ・ユコン編。(走っても、走っても)

機会があったら、地図を開いてみて欲しい。アラスカは、北アメリカ大陸の、一番上の、西側に、巨大にそびえている。本州とは、陸続きではなく、更に広大なカナダの British Columbia、Yukonが間にある。始めは車でここまで走り抜けようと思っていたのだけど、それには、もっと時間をかけて行きたい。と、いうわけで、空を飛んで行くことにしたのです。

一日目は、ほとんど、飛んだだけ。アリゾナから、LAX、SFOを経由して Anchorageへ。途中、二度ほど搭乗口で捕まり、手荷物検査と金属探知器の検査を受ける。夜は予約していたお手頃モーテルに泊り、deep fried oysterをつまむ。

二日目は、Seward Highwayで Sewardへ。しとしとぶりの雨。それから、Glennallen Highwayを南にHomerへ。途中、Ninichickの手前で日が傾き始めた(22時前)。そして雲間から、真っ赤に焼けた太陽が降りてきた。写真を撮ったり、しながら、夕日に見とれていながら走っていたら、海岸壁の手前に、小さなロッジがいくつか並んでいた。思わず近づいて、思わず借りてしまった。その日の客は、私一人だったので、一番大きなキャビンを、安く。海と夕日に向かって窓が大きくつけられ、屋根裏部屋付き、バス、トイレ、つき。なんと5ベッドも備え付けてあった。夜ご飯は、キングサーモン。(400マイル)

三日目は、Homerへ向けて南下。途中、Ninichickの小さなお店で、サーモンを買う。郵送してもらうことに。暇だったのか、前種類、味見させてもらった。美味しそうに感動しながら食べていたら、おやつに、と、ハーフポンド入りのスモークドサーモンを、ただでくれた。Homerの岬で雪の残る対岸の険しい山々を観賞し、また北へ向かう。Anchorageの北の Willow近くで遅くなったので宿を捜す。なかなか見つからなかったので、Restaurantの兄ちゃんが紹介してくれたB&Bへ。夜ご飯は、クリームシーフードパスタ。(450マイル)

四日目は、B&Bの近くを散歩した後、Denali national parkへ向かう。今度はどしゃ降りの雨、北米一標高の高いといわれる Mt. Mackinleyの姿は見えず、公園も奥の方に行くにはシャトルに乗って10時間、かかるとのこと。だから、入り口付近を軽く散策して、崖の上の喫茶店でクラムチャウダーとチョコレートケーキを夕食かわりに。さらに走ってFairbanksを散策、宿は Delta Junctionの恐ろしげなモーテルに。中は綺麗でした。(450マイル)

つづく。

写真は、Ninichickの傍の怪しげ(に見えた)キャビンから。近づくと、女性がひとりで犬を散歩させていた。この辺、安全なの? と聞くと、なにが危険なのさ、といいたげに、“もちろん!”と、笑っていた。


15 猫占いは何でしたか?(知らない方は動物占いを)

猫占い・・・?


しゃどう。

先頭 表紙

Hidey様、たくさん運転して大満足、となる予定だったのですが、まだ走り足らないの。でも、腹八分めがいい、っていうし。一人旅の身軽さも大好きだけど、夫婦旅行、家族旅行っていうのも、憧れます。ドライブって、助手席に乗っている方が疲れませんか? 長旅の後は、運転手の方が意外と元気だったりするのよね。 / しゃどう ( 2002-08-22 17:54 )
口車大王様、帰ってからも、しゃけ三昧です。しゃけしゃけ。ノルウェーも行ってみたいなぁ、憧れの北欧。 / しゃどう ( 2002-08-22 17:48 )
りぃな様、うにゃにゃにゃにゃにゃ(真似!)、と喜んでみました。夕日フェチなの? しゃどうも夕日フェチですよ。「夕日狩り」と称しては、いろんな写真をとりまくっています。同じ太陽でも、いろんな色になるよね。でも、なかなか綺麗に写すのは難しいみたい。 / しゃどう猫 ( 2002-08-22 17:46 )
しかし凄い距離。一人旅いいですね。僕も真剣にアラスカは行きたくなりました。こちらも妻と二人の運転ですが妻の両親を連れて一泊二日でトロント往復。二日間で1100マイルくらい行ったのでさすがに疲れました。 / Hidey ( 2002-08-22 02:30 )
た、たまらん。。。ノルウェーもしゃけは良いですぞ。 / 口車大王 ( 2002-08-15 15:47 )
ぐははぐはぐは(何!?)更新時間が一緒だーvと、喜んでしまいました(笑)二日目の過ごされ方がいいですっ☆夕日、いいなー。日の出日暮れフェチとしては、ゼヒ拝まなくては。 / りぃな@なんつぅフェチなんだ。 ( 2002-08-15 09:57 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その3。


ニューメキシコ編。

大学時代の友達が遊びに来てくれたので、アリゾナのサボテン地域と、ニューメキシコの南の地帯を探索した。

一日目は、西側のサボテン公園を散策、サボテンと記念撮影をしたりしながら、のんびり過ごす、街中を走っていたら突然の雨、少し小降りになってきた時、道を間違えた。Uターンしたら、そこには二重になった大きな虹が見えた。夜ご飯は、ステーキハウスで1ポンドステーキ。(行程 約100マイル)

二日目は、10号線を東へ走ってニューメキシコへ。目的は White sands natinal park。Las Crucesを超えたあたりで、前方に薄暗い雨雲のカーテンが見えた。稲妻が、数分おきに現れる。いそいそと突っ込んでいったら、スコールに襲われた。霰とともに叩き付けるような、車が壊れそうなほど激しくて前が見えなくなったので一時停止した。White Sandsに着いた頃には雨も上がり、気温も下がっていた。白い砂は、いつものような焼け付くような乾いた砂漠の砂ではなく、冷たくて、ヒンヤリした別のものにかわっていた。大喜びで裸足になり、白い砂の上を歩く。

裸足で歩くなんて久しぶり。冷たい砂が、足の裏、や、指の付け根をマッサージしてくれるようで、凝りが解れていく。結局、数時間、歩き回った。夜ご飯は、apple beeで、ハンバーガー定食(?)。フレンチフライがしけしけだったので、苦情をいったら、数分後に、火傷しそうなほど熱いフライが出てきた。美味しかった。apple pieをデザートに頼んだら、これも、びっくりするほど焼き立てで熱々のモノが出てきた。アイスクリームが上に載っていた。合せて食べたら、涙が出るほど美味しかった。

その後、100マイルほど離れたArtesiaまで夜道を走った。山道だったので、どきどきした。やっと街の明かりが見えたので、少しスピードアップしたら、ポリスに見つかった。でも、そんなに早くなかったので、要注意だけで、penaltyは避けられた。(行程 約450マイル)

三日目、は、Carlsbads洞窟へ。洞窟の下まで一気に一時間半、歩いた。涼しくて気持ちがいい。それから、正午過ぎに車に載り、州道62を抜けてテキサスの北部を走り、Elpasoを通過。メキシコを遠くから眺めながら、また10号線を西にアリゾナへ戻る。途中、モンスーンアタックのシャワーカーテンを何度も目撃する。(行程 約550マイル)

で、翌日から、アラスカに旅立ったのでした。

写真は、Carlsbad洞窟の中から。なかなか、暗いから写真を撮るのが難しいの。


つづく。



14 お家での猫さんの禁止事項は何ですか?

しゃどうのご飯は、しゃどうのもの。しゃどう猫のご飯は、しゃどう猫のもの。食卓には上がらないでね、って、いつも言ってはいるのだけど。あと、キーボードの上も立ち入り禁止です。


しゃどう。

先頭 表紙

2002-08-15 真夜中の太陽達、その2。


シアトル編(7月中旬)。

学会のための旅行、トマトと一緒に車でアリゾナからシアトルまで、移動しました。行きは、アリゾナを西に抜けてカリフォルニア、5号線を北に抜けてロスアンゼルス、サクラメントを通過。オレゴン州の Medfordという所の Safewayの駐車場で2時間の仮眠を取り、更に北へ。日が昇る頃、ポーとランドを通過。翌日の朝8時に、シアトルに到着しました。(行程 約1600マイル、26時間)

帰りは、90、82、84号線を使って、オレゴン州を抜けて、アイダホ州へ。Boiseを通過、Twin Fallsの近くの町で、疲れたので宿を取る。山火事を目撃。(行程 約800マイル)翌日は、84から15号線へ。ユタ州の Salt lake cityを抜け、キャニオンに囲まれた街道を走り、南へと向かう。反対車線から中間体を乗り越えて車が飛び出してきて、車の前を横切り、街道の側壁にぶつかっていくのを目撃。それから、ネバダ州のラスベガスを通過。州道93号に入り、アリゾナへ無事到着。(行程 約1000マイル)

一応、お仕事、ということだったので、観光はほとんどせず、というか、ほとんど止まらずに走り続けました。トマトがハンドルを放さないので、私は、隣りの席で居眠りをしたり、写真を撮ったり、お喋りをしたり、喧嘩を売ったり、買ったりしながら、過ごしていました。物心がついてから、まったく違うタイプの人間と、隣り合わせで60時間以上、連続でつきっきりで過ごしたことってあまりなかった。

よく知っているつもりでも、実際に、深く長く話してみると、思っていた通りのようで、思っていたのとは違う人柄、が、いろいろと出てくる。考え方の違う人間と、とことん、話し合う機会なんて、ほとんど、無かった、というか、避けて過ごしてきた。気が合う人たちと、仲良く過ごしていければいいじゃないか、と。だって、話し合っても、平行線、喧嘩になって気まずくなる事の方が多かったから。

生まれ育った背景もまるで違う、まるで映画の中から湧き出てきたかのように遠い、地球の反対側で生まれ、なんの因果か師弟関係となり、生まれた土地とは全く関係の無い所で出会い、一緒に大陸を縦断している。人生観も、人間観も、まったく異なる、なら、それで、いいじゃない、と、受け流していればいいものの、いちいち突っかかるから、やっぱり喧嘩になった。止める人もなく、避ける距離もなく、きっかけもなく、それなら、と、音楽まで止めて、声を張り上げて徹底的にやりあった。でも、スッキリした。


なんとも、大人げない。(もう、仲直りしましたよ)

つづく。

写真は、15号線、ユタ州の南の辺りの道から、です。



13 好きな猫さんの種類を教えてください。

もちろん、しゃむ猫と、コラット。


しゃどう。

先頭 表紙

りぃな様、そうなんだけど、ね、いわゆる“大人”なら、数時間も声を張り上げて自己主張しつづけたりしないかな、、、と。ちなみに、話題は深浅いろいろで、早朝には、“猫と犬はどっちが賢いか”で、3時間ほど怒鳴り合っていました(当然、猫よね?)。この話題だけは、今だに disagreementのまま、です。ひとりの人間を理解するには、相当のエネルギーと時間が必要なのかもね、だって、自分自身でさえ分からなくなることがあるわけだし。 / しゃどう@議論ずき? ( 2002-08-18 16:48 )
大人気ない、って書いてはりますけど、それが一番理解する近道で、たいていの人が避けてしまう道じゃないかしらん、と思ってしまいました。 / りぃな ( 2002-08-15 09:28 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その1。


北極圏に近いアラスカ。日が短くなりかけた残暑の今でも、太陽は20時間近く、大地を照らし続ける。厳しい冬の間、閉ざされた心も体も解放されて、短い夏を楽しむ人達。アラスカの自然は目に優しい。針の様に尖らせた緑色の鉛筆、深い緑、浅い緑、緑だけでも100色以上用意して、丁寧に丁寧に風景を描いたよう。針葉樹林の緑、切り立った山の黒味が買った肌色、怖いくらいに真っ白な雲、雲の位置と隙間に影響されて、数秒毎に変化する空の色と、反射された緑の木々の輝き。鏡のように光る名も無き湖、氷河からとけだした透明な川。そして、毎年、鮭が川を登ってくる。

車を走らせ、次々と変りゆく風景に、息を呑んだ。自然は、大切に保護する存在ではなく、太古のままに残り、厳しく、闘い、そして恵みを与えるもの、そして、畏敬の念を覚えさせる存在だった。車より大きなムース(鹿みたいなもの)が、悠々と道路を横切る。ただ、あるがままのアラスカから、暖かで激しいエネルギーをもらった気がする。


と、いうわけで、今年の夏休みも、結局、いろいろと動き回ってきました。覚えているうちに、簡単な旅記録を残しておくことにします。時間のある時に、詳細を書くことにしますね。

つづく。


写真は、Matanuska Glacier State Parkより。州都 Anchorageから、100マイルくらい東にあります。夏場なので、相当に溶けてはいました。おかげで完璧な装備をしなくても、気楽に氷の上を歩くことができたのはラッキー。


12 家族の方は猫好きさんですか?

母型の血筋でございます。


しゃどう。

先頭 表紙

プルー様、行ってみるべきです、どころか、住んじゃいたいくらい素敵よ。でも、ちょーっと、寒そうだけどね。氷は、山沿いの glacier national park には、もっと巨大なのがあるらしいです。いずれ、行ってみたいの。 / しゃどう ( 2002-08-15 10:52 )
奇麗な氷だわ。夏だなんて信じられない。。 アラスカ、一度行ってみるべきかしら。 / 未ログイン@プルー ( 2002-08-15 08:47 )

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