himajin top
猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-08-15 真夜中の太陽達、その6。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その5。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その4。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その3。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その2。
2002-08-15 真夜中の太陽達、その1。
2002-08-03 未知との遭遇?
2002-08-02 つい、押してしまったもの。
2002-07-26 まだまだ、子虎。
2002-07-19 虎になりたい。


2002-08-15 真夜中の太陽達、その6。


アラスカ・ユコン編(更に続き。)

六日目、フライトの日は、明後日。空港からの距離は、738マイル。というわけで、もう帰らなくちゃ。今日の目的は、ユコンアート。夏の繊細な美しさと、冬の雪景色、オーロラの神々しさ、閉ざされた土地で太古の自然に触れているアーティストから吹き出すもの、に興味があったのだ。だって、なにも知らない私でさえ、絵が描けたら、とか、この気持ちを形に残せないだろうか、なんて、思ってしまうほど美しいんだもの。生命そのものに対する力強さとか、憧れとか、そんな風に考え込んでしまう。実際、多くの無名のアーティスト達が住み着いて、この地で花開いていったとか。

昼過ぎまで街を歩きまわり、そして、また来た道を戻る。

カナダとアラスカの国境で、immigrationを完了、というのも、I-20(ビサに必要な書類)を昨年更新してから、まだ、一度も外国にいってなかったから。おかげで、私の証明書には、ALASKAスタンプが。いい記念になりました。その日は、スモークドサーモンとクリームチーズをクラッカーでつまんだ。モーテルは、Tok Junctionの 「黄金の熊」モーテルに。(約400マイル)


七日目、一路、Anchorageを目指す。思ったより早く着きそうだと思っていた。目の前のトレイラーが、妙な所で脇道にそれた。手書きの小さな標識で、glacierとだけ、書いてあった。怪しい匂いがしたので、わくわく、と、後をつけてみる。と、そこには、溶けぎみだけれども、大きな氷の塊が、広がっていた。大喜びで、3時間、氷の上を探検して歩いた。そして、2時間後にAnchorageに着き、23時半のフライトで、アリゾナに戻ったのでした。(約350マイル)

全行程、約、2400マイル。真っ赤なフォードエスコート、小さな車なのに頑張って走ってくれました。NMと合せて3500マイル、この夏は、気持ちよくたくさん、走りました。

写真は、Alaska Highwayの途中にあるレストランとキャビンの手前にて。アイスクリームとコーヒーを手に入れました。ユコンの荒い道をガンガン走っていたら、車ちゃんは泥だらけになったしまいました。アラスカへの国境、100マイルほどの地点です。


また、気持ちを新たに。



17 逆に失敗してしまったことは?

可愛くなり過ぎた。ものすごく甘ったれな猫になってしまったの。シャワーの間とか、部屋のドアを閉めているときとか、少しでも離れていると、大声で鳴きます。外出中は、あんまり気にしていないみたいだけど。それから、ものすごくシャイで、しゃどうにしか懐いていないの。それもまた、可愛いんだけど。


しゃどう。

先頭 表紙

Hidey様、も、いろんな所を巡っているから、目が肥えていそう。でもね、私にとってのアラスカは、なんか、これまでにない、神秘的な土地だったの。もしかしたら、ヨーロッパや北欧、ロシアの一部には似たようなところがあるのかもしれないけど、それでも、アラスカは、私にとっては特別な場所、になりました。 / しゃどう@元気になるの。 ( 2002-08-22 18:03 )
口車大王様、ゐくべし、ゐくべし、です。せっかくなら、二週間くらい使って、一個所ずつ、じっくり訪ねていきたいような所です。わたしも、また、ゐきたい、あらすか。 / しゃどう ( 2002-08-22 17:59 )
お疲れ様でした。いついけるか分からないけど必ずアラスカは行きたいという気持ちにさせていただきました。ありがとうございました。 / Hidey ( 2002-08-22 02:35 )
ゐきたゐ、あらすか。 / 口車大王 ( 2002-08-15 15:50 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その5。


アラスカ・ユコン編。(続き)

五日目。ユコン、の存在を知ったのはこの旅行ではじめて。地図を見ても、アラスカ、の隣りに、ユコン、と、書いてあるだけ。これがカナダだろうということくらいは、想像していたけど。ガイドブックには、アラスカ・ユコン、と、大抵並べて書いてある。レンタカーの兄ちゃんは、「カナダ行きたいよね?」と、ちゃかちゃかと、カナダの自動車保険証明書と、道路が悪いだろうから、と、追加の保険の手続きをしてくれた。

モーテルのおばちゃんが、明日はどこへ行くの? と、聞いてくれた。

ユコンってどういうところ? と、尋ねたら、目を細めて、美しい所よ。と、いうので、その場で決めた。目指すは Whitehorse! Alaska Highway! Tok Junctionを超え、国境を越え、走る、走る。道は手入れが悪く、たまに舗装道だったり、砂利道だったり、泥道だったり。Haines Junctionから、更に東へ99マイル。夕日を背に。21時半に到着した。辺りはまだ薄明るく、映画館から出てきた子供たちが、ふらふらと楽しそうに歩き回っていた。小学校の校門の前の芝生の上では、小学生達が輪になって座り、談笑していた。その日は、質素なモーテルに宿を取り、近くのレストランで、シーフードの詰まったクリームトマトパスタを。泣きそうなくらい美味しかった。(約 500マイル)

つづく。


写真は、Kluane Lake。Alaska Highway、アラスカ国境と、Haines Junctionの真ん中当たりに位置している巨大な湖です。波打ち際では、透明な水が、ぴちゃり、ぴちゃり、と、寄せては返していた。



16 育て方で成功したことは?

呼ぶと、必ず返事をするの。寝ていても、起きていても、にゃん、って。かがんで手でおいで、というと、ぐるにゃごん、といって、走ってきます。帰ってくると、うにゃー、うにゃー、ごろにゃーと、頭をすりすり、追いかけてきては、すりすり、してくれます。ラブラブなの。


しゃどう。

先頭 表紙

Hidey様、いや〜ん、日本でやるの? テント付き? 羨ましい〜。僕も連れていってっ! 冬ならポカポカ保証! / しゃどう猫 ( 2002-08-22 17:56 )
いいな、行き当たりばったりで目的地を決めるの。次は日本でそれやりたいです。一応テントも持ってね。 / Hidey ( 2002-08-22 02:32 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その4。


アラスカ・ユコン編。(走っても、走っても)

機会があったら、地図を開いてみて欲しい。アラスカは、北アメリカ大陸の、一番上の、西側に、巨大にそびえている。本州とは、陸続きではなく、更に広大なカナダの British Columbia、Yukonが間にある。始めは車でここまで走り抜けようと思っていたのだけど、それには、もっと時間をかけて行きたい。と、いうわけで、空を飛んで行くことにしたのです。

一日目は、ほとんど、飛んだだけ。アリゾナから、LAX、SFOを経由して Anchorageへ。途中、二度ほど搭乗口で捕まり、手荷物検査と金属探知器の検査を受ける。夜は予約していたお手頃モーテルに泊り、deep fried oysterをつまむ。

二日目は、Seward Highwayで Sewardへ。しとしとぶりの雨。それから、Glennallen Highwayを南にHomerへ。途中、Ninichickの手前で日が傾き始めた(22時前)。そして雲間から、真っ赤に焼けた太陽が降りてきた。写真を撮ったり、しながら、夕日に見とれていながら走っていたら、海岸壁の手前に、小さなロッジがいくつか並んでいた。思わず近づいて、思わず借りてしまった。その日の客は、私一人だったので、一番大きなキャビンを、安く。海と夕日に向かって窓が大きくつけられ、屋根裏部屋付き、バス、トイレ、つき。なんと5ベッドも備え付けてあった。夜ご飯は、キングサーモン。(400マイル)

三日目は、Homerへ向けて南下。途中、Ninichickの小さなお店で、サーモンを買う。郵送してもらうことに。暇だったのか、前種類、味見させてもらった。美味しそうに感動しながら食べていたら、おやつに、と、ハーフポンド入りのスモークドサーモンを、ただでくれた。Homerの岬で雪の残る対岸の険しい山々を観賞し、また北へ向かう。Anchorageの北の Willow近くで遅くなったので宿を捜す。なかなか見つからなかったので、Restaurantの兄ちゃんが紹介してくれたB&Bへ。夜ご飯は、クリームシーフードパスタ。(450マイル)

四日目は、B&Bの近くを散歩した後、Denali national parkへ向かう。今度はどしゃ降りの雨、北米一標高の高いといわれる Mt. Mackinleyの姿は見えず、公園も奥の方に行くにはシャトルに乗って10時間、かかるとのこと。だから、入り口付近を軽く散策して、崖の上の喫茶店でクラムチャウダーとチョコレートケーキを夕食かわりに。さらに走ってFairbanksを散策、宿は Delta Junctionの恐ろしげなモーテルに。中は綺麗でした。(450マイル)

つづく。

写真は、Ninichickの傍の怪しげ(に見えた)キャビンから。近づくと、女性がひとりで犬を散歩させていた。この辺、安全なの? と聞くと、なにが危険なのさ、といいたげに、“もちろん!”と、笑っていた。


15 猫占いは何でしたか?(知らない方は動物占いを)

猫占い・・・?


しゃどう。

先頭 表紙

Hidey様、たくさん運転して大満足、となる予定だったのですが、まだ走り足らないの。でも、腹八分めがいい、っていうし。一人旅の身軽さも大好きだけど、夫婦旅行、家族旅行っていうのも、憧れます。ドライブって、助手席に乗っている方が疲れませんか? 長旅の後は、運転手の方が意外と元気だったりするのよね。 / しゃどう ( 2002-08-22 17:54 )
口車大王様、帰ってからも、しゃけ三昧です。しゃけしゃけ。ノルウェーも行ってみたいなぁ、憧れの北欧。 / しゃどう ( 2002-08-22 17:48 )
りぃな様、うにゃにゃにゃにゃにゃ(真似!)、と喜んでみました。夕日フェチなの? しゃどうも夕日フェチですよ。「夕日狩り」と称しては、いろんな写真をとりまくっています。同じ太陽でも、いろんな色になるよね。でも、なかなか綺麗に写すのは難しいみたい。 / しゃどう猫 ( 2002-08-22 17:46 )
しかし凄い距離。一人旅いいですね。僕も真剣にアラスカは行きたくなりました。こちらも妻と二人の運転ですが妻の両親を連れて一泊二日でトロント往復。二日間で1100マイルくらい行ったのでさすがに疲れました。 / Hidey ( 2002-08-22 02:30 )
た、たまらん。。。ノルウェーもしゃけは良いですぞ。 / 口車大王 ( 2002-08-15 15:47 )
ぐははぐはぐは(何!?)更新時間が一緒だーvと、喜んでしまいました(笑)二日目の過ごされ方がいいですっ☆夕日、いいなー。日の出日暮れフェチとしては、ゼヒ拝まなくては。 / りぃな@なんつぅフェチなんだ。 ( 2002-08-15 09:57 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その3。


ニューメキシコ編。

大学時代の友達が遊びに来てくれたので、アリゾナのサボテン地域と、ニューメキシコの南の地帯を探索した。

一日目は、西側のサボテン公園を散策、サボテンと記念撮影をしたりしながら、のんびり過ごす、街中を走っていたら突然の雨、少し小降りになってきた時、道を間違えた。Uターンしたら、そこには二重になった大きな虹が見えた。夜ご飯は、ステーキハウスで1ポンドステーキ。(行程 約100マイル)

二日目は、10号線を東へ走ってニューメキシコへ。目的は White sands natinal park。Las Crucesを超えたあたりで、前方に薄暗い雨雲のカーテンが見えた。稲妻が、数分おきに現れる。いそいそと突っ込んでいったら、スコールに襲われた。霰とともに叩き付けるような、車が壊れそうなほど激しくて前が見えなくなったので一時停止した。White Sandsに着いた頃には雨も上がり、気温も下がっていた。白い砂は、いつものような焼け付くような乾いた砂漠の砂ではなく、冷たくて、ヒンヤリした別のものにかわっていた。大喜びで裸足になり、白い砂の上を歩く。

裸足で歩くなんて久しぶり。冷たい砂が、足の裏、や、指の付け根をマッサージしてくれるようで、凝りが解れていく。結局、数時間、歩き回った。夜ご飯は、apple beeで、ハンバーガー定食(?)。フレンチフライがしけしけだったので、苦情をいったら、数分後に、火傷しそうなほど熱いフライが出てきた。美味しかった。apple pieをデザートに頼んだら、これも、びっくりするほど焼き立てで熱々のモノが出てきた。アイスクリームが上に載っていた。合せて食べたら、涙が出るほど美味しかった。

その後、100マイルほど離れたArtesiaまで夜道を走った。山道だったので、どきどきした。やっと街の明かりが見えたので、少しスピードアップしたら、ポリスに見つかった。でも、そんなに早くなかったので、要注意だけで、penaltyは避けられた。(行程 約450マイル)

三日目、は、Carlsbads洞窟へ。洞窟の下まで一気に一時間半、歩いた。涼しくて気持ちがいい。それから、正午過ぎに車に載り、州道62を抜けてテキサスの北部を走り、Elpasoを通過。メキシコを遠くから眺めながら、また10号線を西にアリゾナへ戻る。途中、モンスーンアタックのシャワーカーテンを何度も目撃する。(行程 約550マイル)

で、翌日から、アラスカに旅立ったのでした。

写真は、Carlsbad洞窟の中から。なかなか、暗いから写真を撮るのが難しいの。


つづく。



14 お家での猫さんの禁止事項は何ですか?

しゃどうのご飯は、しゃどうのもの。しゃどう猫のご飯は、しゃどう猫のもの。食卓には上がらないでね、って、いつも言ってはいるのだけど。あと、キーボードの上も立ち入り禁止です。


しゃどう。

先頭 表紙

2002-08-15 真夜中の太陽達、その2。


シアトル編(7月中旬)。

学会のための旅行、トマトと一緒に車でアリゾナからシアトルまで、移動しました。行きは、アリゾナを西に抜けてカリフォルニア、5号線を北に抜けてロスアンゼルス、サクラメントを通過。オレゴン州の Medfordという所の Safewayの駐車場で2時間の仮眠を取り、更に北へ。日が昇る頃、ポーとランドを通過。翌日の朝8時に、シアトルに到着しました。(行程 約1600マイル、26時間)

帰りは、90、82、84号線を使って、オレゴン州を抜けて、アイダホ州へ。Boiseを通過、Twin Fallsの近くの町で、疲れたので宿を取る。山火事を目撃。(行程 約800マイル)翌日は、84から15号線へ。ユタ州の Salt lake cityを抜け、キャニオンに囲まれた街道を走り、南へと向かう。反対車線から中間体を乗り越えて車が飛び出してきて、車の前を横切り、街道の側壁にぶつかっていくのを目撃。それから、ネバダ州のラスベガスを通過。州道93号に入り、アリゾナへ無事到着。(行程 約1000マイル)

一応、お仕事、ということだったので、観光はほとんどせず、というか、ほとんど止まらずに走り続けました。トマトがハンドルを放さないので、私は、隣りの席で居眠りをしたり、写真を撮ったり、お喋りをしたり、喧嘩を売ったり、買ったりしながら、過ごしていました。物心がついてから、まったく違うタイプの人間と、隣り合わせで60時間以上、連続でつきっきりで過ごしたことってあまりなかった。

よく知っているつもりでも、実際に、深く長く話してみると、思っていた通りのようで、思っていたのとは違う人柄、が、いろいろと出てくる。考え方の違う人間と、とことん、話し合う機会なんて、ほとんど、無かった、というか、避けて過ごしてきた。気が合う人たちと、仲良く過ごしていければいいじゃないか、と。だって、話し合っても、平行線、喧嘩になって気まずくなる事の方が多かったから。

生まれ育った背景もまるで違う、まるで映画の中から湧き出てきたかのように遠い、地球の反対側で生まれ、なんの因果か師弟関係となり、生まれた土地とは全く関係の無い所で出会い、一緒に大陸を縦断している。人生観も、人間観も、まったく異なる、なら、それで、いいじゃない、と、受け流していればいいものの、いちいち突っかかるから、やっぱり喧嘩になった。止める人もなく、避ける距離もなく、きっかけもなく、それなら、と、音楽まで止めて、声を張り上げて徹底的にやりあった。でも、スッキリした。


なんとも、大人げない。(もう、仲直りしましたよ)

つづく。

写真は、15号線、ユタ州の南の辺りの道から、です。



13 好きな猫さんの種類を教えてください。

もちろん、しゃむ猫と、コラット。


しゃどう。

先頭 表紙

りぃな様、そうなんだけど、ね、いわゆる“大人”なら、数時間も声を張り上げて自己主張しつづけたりしないかな、、、と。ちなみに、話題は深浅いろいろで、早朝には、“猫と犬はどっちが賢いか”で、3時間ほど怒鳴り合っていました(当然、猫よね?)。この話題だけは、今だに disagreementのまま、です。ひとりの人間を理解するには、相当のエネルギーと時間が必要なのかもね、だって、自分自身でさえ分からなくなることがあるわけだし。 / しゃどう@議論ずき? ( 2002-08-18 16:48 )
大人気ない、って書いてはりますけど、それが一番理解する近道で、たいていの人が避けてしまう道じゃないかしらん、と思ってしまいました。 / りぃな ( 2002-08-15 09:28 )

2002-08-15 真夜中の太陽達、その1。


北極圏に近いアラスカ。日が短くなりかけた残暑の今でも、太陽は20時間近く、大地を照らし続ける。厳しい冬の間、閉ざされた心も体も解放されて、短い夏を楽しむ人達。アラスカの自然は目に優しい。針の様に尖らせた緑色の鉛筆、深い緑、浅い緑、緑だけでも100色以上用意して、丁寧に丁寧に風景を描いたよう。針葉樹林の緑、切り立った山の黒味が買った肌色、怖いくらいに真っ白な雲、雲の位置と隙間に影響されて、数秒毎に変化する空の色と、反射された緑の木々の輝き。鏡のように光る名も無き湖、氷河からとけだした透明な川。そして、毎年、鮭が川を登ってくる。

車を走らせ、次々と変りゆく風景に、息を呑んだ。自然は、大切に保護する存在ではなく、太古のままに残り、厳しく、闘い、そして恵みを与えるもの、そして、畏敬の念を覚えさせる存在だった。車より大きなムース(鹿みたいなもの)が、悠々と道路を横切る。ただ、あるがままのアラスカから、暖かで激しいエネルギーをもらった気がする。


と、いうわけで、今年の夏休みも、結局、いろいろと動き回ってきました。覚えているうちに、簡単な旅記録を残しておくことにします。時間のある時に、詳細を書くことにしますね。

つづく。


写真は、Matanuska Glacier State Parkより。州都 Anchorageから、100マイルくらい東にあります。夏場なので、相当に溶けてはいました。おかげで完璧な装備をしなくても、気楽に氷の上を歩くことができたのはラッキー。


12 家族の方は猫好きさんですか?

母型の血筋でございます。


しゃどう。

先頭 表紙

プルー様、行ってみるべきです、どころか、住んじゃいたいくらい素敵よ。でも、ちょーっと、寒そうだけどね。氷は、山沿いの glacier national park には、もっと巨大なのがあるらしいです。いずれ、行ってみたいの。 / しゃどう ( 2002-08-15 10:52 )
奇麗な氷だわ。夏だなんて信じられない。。 アラスカ、一度行ってみるべきかしら。 / 未ログイン@プルー ( 2002-08-15 08:47 )

2002-08-03 未知との遭遇?


飛行機を予約してしまったので、レンタカーの予約、それから、ホテルの料金がいくらくらいするのか、軒並み調査してみました。それが、予想以上に高い。シーズン真っ盛り、なので、$100クラスで安い方。あのスーパー8が、一泊、$185、なの。口をパクパク、させてしまいましたわ。昨日、予算は気にしないで遊ぶ、と、決めたばかりなのに、なかなか、そうもいかないようです。

西部の放浪は、ほんと、気ままに走って、疲れたら宿を適当に決めて、街を探索して、って、感じで楽なんだけど。そこそこ綺麗な所に、$40−50で泊まれるし、小さな田舎町なら、なんとなく地元の人で込み合っているようなレストランに行けば、極上のステーキが安価で食べられる。朝ご飯は、$3−5で、ホクホク、サクサクのハッシュドブラウンと、カリカリのベーコン、熱々の卵、絞りたてのオレンジジュース、コーヒーをお腹一杯。ちょっと入るのが怖そうなお店ほど美味しいの。気分は地元のカウボーイ。

今度は、未知なる北国、ちょっと高いのだけは気になるのだけど、どんな体験ができるのか、少しドキドキしている。気になる治安の方は、心配病のトマトボスが、「SAFE!」と、叫んでいたくらいなので、普通に気をつけていれば大丈夫そうだけど。んー、使え〜っと、自分に喝を入れてみる。そのために溜めたお金なのだから、ケチケチ、しないぞっ! と。自己暗示をかけてみる。

しゃどう猫もいつものお兄さんに、面倒を見てもらえることになりました。

サーモン、買ってくるから、待っていてね。


10   今の猫さんは何匹目ですか?
11   最初に飼った猫はどんな猫ですか?

しゃどうが一人暮らしを始めてからは、初めての猫です。(気分的には、息子かな?)実家には、今、3代目のしゃむ猫が暮らしています。しゃどうが生まれたときに、7歳年上のしゃむ猫(姉猫)がいました。彼女は18歳になるまで元気に暮らしていました。プライドの高いテキサス生まれの猫。大往生でした。

二代目はしゃむの男の子。2歳とちょっとの時に、膀胱炎が悪化して、あっけなく他界してしまったの。内弁慶で、甘ったれで、勝ち気で、しゃどうの可愛い弟分でした。一緒に、部屋で蝿を追いかけていた翌日に、急に具合が悪くなってから、あっけなかったな。亡くなってしばらくは、たくさん泣きました。

三代目は、もうすぐ9歳か10歳になるはず。しゃむの女の子(妹猫)。この子は、追いかけっこが好きで、部屋中を、むささびの様に飛び回っていました。遊び好きで、紙屑を投げると、何度でも何度でも、咥えて持ってきます。負けずきらいで、かなりの悪戯ずき。高い戸棚に紙屑を持って上がり、お勉強中のしゃどうの頭の上に投げ落としたりとか、悪さばかりしていました。実家を出て一年後、はじめて帰省したときには、ちゃんと私の事を覚えていて、叫びながら、肩の上に登ってきて張り付いてきたっけ。あれから、さらに2年以上経ってしまった。もう、私のこと、忘れちゃったのかなぁ?

やばっ、ちょっとホームシックになってきちゃった。

しゃどう猫との面識はないけど、しゃどう猫の姉、というよりは叔母に近いのかな? 長生きして欲しい。


しゃどう@写真は、アイダホの不審な煙の正体は、山火事。消しても消しても、留まる事を知らず、疲れた表情の消防隊の方々が、近くで作業をしていました。ヘリコプターも近くの湖から水をくみ上げては、かけたり、を、くりかえしていました。


##しゃどうの夕食は、スパゲッティミートソース。しゃどう猫は、海辺の猫まんま。

先頭 表紙

しゃむ様、そう、しゃむ、しゃむ、しゃむ猫様。大ファンなのです。クルージングも素敵そうですよね。氷の島の間を縫って、ゆっくりと走る船。んー、素敵すぎる。これはダーリンと、いかなくちゃ、だわね。 / しゃどう猫 ( 2002-08-15 10:08 )
Hidey様、ナイアガラですか? いいなぁ、東側も、魅力的なところがたくさんありますよね。んー、行ってみたい。家族旅行も、ほのぼのとした楽しみがありますよね、いかがでした? 旅行記、楽しみにしていますね。ヨーロッパも、まだ一度も行ったことがないので、いつも想いをはせらせて読んでいます。 / しゃどう ( 2002-08-15 10:04 )
私も船でのんびり行ってみたいなあ、と思っているの。いつになることやら・・・だけど。うんと楽しんできてね!そして若い女性の一人旅?お気をつけて! / しゃむ梼рフ名前がたくさんでてきて嬉しい ( 2002-08-10 02:11 )
アラスカ、僕にとってはなかなか盲点をつかれたという感じで今から旅行記が楽しみです。僕は2週間滞在している妻の両親を連れてあしたからナイアガラ・フォールズです。お気をつけて。 / Hidey ( 2002-08-05 23:27 )

2002-08-02 つい、押してしまったもの。


思わず、アラスカ行きの飛行機を、予約してしまった。マイレージが溜まっていたので、どうしようかな? と、思いつつ、フライトを確認していたの。(総額$10)ちょうど行きたい日に限って、予約がとれそうだったの。ついつい、proceedの、ボタンを押しつつ、数分間迷ったんだけど、結局、押しちゃった、ボタン。

“confirm” 、ポチッとね。

・・・というわけで、来週の半ばから、一週間、アラスカへ放浪。

レンタカーは予約するつもりでいるけど、後は何にも決めていません。ある程度、財布と相談しながら、いや、プラスティックのカードと相談しながら、いや、最近、全然つかっていないから、バンバン使って(といっても、あんまり使わないだろうけど)休暇を楽しんできます。

週末に友達がやってくるので、ニューメキシコを少し放浪、その後、アラスカに飛んで、気ままにふらふらと、気分をリフレッシュして来る予定。毎日、美味しいサーモンを食べるの。目が蕩けるくらい、美しい自然に触れて、風を感じて、気のむくまま、足のむくまま、新しい空気を心に補給するため、本物の旅人になってきます。パソコンはもちろん、置いていくわよっ。


最近、働き過ぎているのを見かねてか、オフィスに呼び出され、トマトボスについに、「仕事はいいから、どっかに遊びに行けっ!」と、言われてしまったの。何事も、やり過ぎは、よくない。体か、心のどちらかに、ほころびが生まれてしまう。もしかしたら、自分でも気がつかないうちに少しずつ、自分のペースが崩れ始めていたのかもしれない。それが、身近な人からみたら、目に余るほどに。なんというか、頑張り過ぎていたのか。

わかっているようで、全然わかっていない自分の事。どこまで自分に厳しくして、どこまで自分に優しくしてあげればいいのか、ときどき、わからなくなる。

だから、旅にでて、素の自分に返りたくなるのかもしれないね。

というわけで、憧れのアラスカ。ついに上陸、いたします。



9   首輪はつけていますか? どんな首輪ですか?

首輪はね、何度かつけようとしたのだけど、転がりまわって嫌がるうえに、標準サイズが体に合わなくて、ぶかぶかしているの。だから、未だに、首輪無しなの。


しゃどう@写真は、アイダホにて南下中、不審な煙を。


##今日の夕食は、そうめんと卵。しゃどう猫は、海系の猫まんま。

先頭 表紙

りぃな様、ほんとうは、車で到達するのが目標だったのですが、ちょっとずるして、空を飛んで行ってしまいました。アラスカ、ユコン、周辺は、美しい所でした。また、行きたい。でも、他にも、モンタナでしょ、ワイオミングと、あとは、メキシコ、フィンランド、スイス、ギリシャ、かな? 大陸横断もまだ、やってないや。んー、きりがない? / しゃどう ( 2002-08-15 09:02 )
しえろ様、しちゃえ、しちゃえっ! でも、僕がすると、しゃどうが心配するの。過保護なの。 / しゃどう猫 ( 2002-08-15 08:59 )
プルー様、オーロラには、まだ早かったみたいです。日が沈まないと、見えないみたい。スモークサーモン、美味しかったので食べ過ぎたらお腹を壊しそうになりました。食べたりないぶんは、郵送で。あぁ、また、行きたいな。オーロラの時期、すっごく寒そうだけど。 / しゃどう ( 2002-08-15 08:57 )
目標?だった、シアトルも到達、ついにアラスカも行けてしまうじゃないですか♪スゴーイvお次はどこへ??なんて(笑)楽しんできてくださいね! / りぃな ( 2002-08-03 09:07 )
放浪したい・・・・ / スーパーしえろ ( 2002-08-02 22:52 )
アラスカ!オーロラ見えるかしら。スモークサーモンおいしそうだわ。しゃどう猫ちゃんも喜びそう。 / プルー ( 2002-08-02 21:20 )

2002-07-26 まだまだ、子虎。


体を動かすのって気持ちがいい。そんなに激しい動きをするわけではないのですが、練習が終るたびに、翌日はまだまだ、体が軋んでいます。早く慣らさないとね。でも、血の巡りが良くなって気分がよくなったついでか、仕事にも好影響。ついつい、遅くまで働いてしまいます。もう、こうなったら、卒業するまで忙しいまま、走り抜けてしまおう。

今日のお稽古は、三日月蹴り(crescent kick)と、カンフーを少々。技の動きで自分の名前をつづります。それから、空手の型を、習いました。今までの人生の中で、使った事のない動き、だけにまだまだ、混乱しまくっていますが、ピシッと形が決まると、格好いい。背筋もシャキッとするし、とにかく気持ちがいいのです。

胴着も、同僚のキュウリ君のお古を貸してもらえることになりました。(高校生くらいのころのものらしく、なぜかサイズがぴったりだったの)帯を締めて鏡を見る、ん〜、弱そう。せっかく習うんだから、頑張っていろいろ、覚えなくちゃね。まだ、体が硬すぎて、蹴りの足が高くあがらない。毎日、柔軟を寝る前にすることにしました。ちなみに、一番のお気に入りは、「猫足立ち」です。



夏休みとはいえ、研究所では、夜遅くまで実験している人が多い。夏休みだから、次の日の朝のことを心配せずに働けるから、というのもある。夜型の人は、淡々と働いているのだけど、たまに、朝型君が、夜更け過ぎまで居残ることになると、イライラ、イライラ、している事が多い。(たいていは、触らぬ神にたたりなし、ということで放置なの)

先日も、undergradのアシスタント君。トマトボスから、長い実験を頼まれて、朝から次の日の朝までの長丁場。待ち時間が長い、比較的退屈な実験なんだけども、大事な実験。夜中過ぎに、廊下でボスボス、変な音がした。見に行ったら、サッカーボールが転がってきた。

「なにしてるの?」

「だって、暇だから・・・トマトのばか・・・(ぶつぶつ)」

「ふ〜ん・・・(取り上げて、ポンポンと小足技、結構上手?)」

いつの間にか、ボールの蹴り合いになっていた・・・。

廊下を転がり、壁にぶつかり、サッカーボールは研究所を走り回っている。


「directorに見つかったら、ころされそうだね・・・」

「・・・こんな遅くに、いるわけないって」


突然、あっ、時間だっ、と言って、

彼は、そのままボールを蹴りながら、去っていってしまった。

若い男の子の発想は、面白いなぁ、と、たまに思う。

写真は、オレゴンの北の方。車の窓から撮りました。

しゃどう。



8   猫さんは室内飼いですか? 外にも出しますか?

室内で暮らしています。外は熱いし、喧嘩っ早いので(しかも弱い)、なるべく外に出さないようにはしています。でも、ときどき、隙をみて飛び出していってしまうの。


##しゃどうの夕食は・・・あっ、食べるの忘れた。しゃどう猫はターキーとギブレットの猫まんま。

先頭 表紙

2002-07-19 虎になりたい。


突然だけど、思い立ったが吉日。とばかりに、Martial Art のクラスに通う事にした。Martial Art というのは、手っ取り早く言えば、「混合型格闘技」。松林流空手、合気道、カンフーの三種目をいいとこどりした、型、蹴り、パンチ、セルフディフェンスのお稽古。

きっかけは、同僚が、ついうっかり(わざと?)しゃどう机のうえに、パンフレットを置き忘れていたことから。なんとな〜く、眺めていたんだけど、最近、運動不足で体の節々が固くなっているし、筋肉は緩んできているし、ストレスも溜まりぎみ。気分転換になにかを始めようと、なんとなく考えていたときに目に飛び込んできたのが、これ、だったのだ。

お稽古は、週に二回、二時間ずつ、月謝は30$、悪くない。いつも、時間がない、時間がない、と、考えているうちに過ぎていく時間。私の生活も、まだまだ超えなきゃならない山はあるけど、やっと安定期に入ったし、少しずつ、自分の好きなことに使える時間を捻出していってもいい頃じゃないかな、と思えるようになってきた。ストレスと向き合うのが仕事、というくらいストレスの多いお仕事、ストレスを上手く自分の中に取り込んで、よい意味で自分自身の為のエネルギーに変えられたら、と、いつも思っていた。けど、簡単にできることじゃない。

それに、前々から、こういうのに興味があったけど、きっかけがなかったのも事実。

とりあえず、知っている人がいるところに通えるのは、気が楽だし(シャイで人見知りするの)、目の前に機会が会るのなら、これも何かの縁だ、と、飛びついてみるのも、面白いかも。

というわけで、始めちゃいました。

今日が二回目のレッスン。先生は下町っぽいアメリカン。定義通りに、厳しくやる、ばりばり、というのではなく、楽しくて無理のなく、をモットーにした下町道場タイプ。大人も子どもも、男性も女性も、一緒になって、仲良く教え合っていて、いい雰囲気。近所にいる、喧嘩の仕方を教えてくれるおじちゃんって、感じです。

もう、初心者だろうとなんだろうと、いきなりなんでも、ぶっつけ本番って感じ。見よう見まねで、少し動けるようになったら、誰かが傍に来て少しずつ形を直してくれるのです。練習の最初は、ゆーっくりと、ストレッチから。筋肉がじわじわーっと伸びていくのが気持ちいいの。それから、実践へ。先日は、後ろから抱き付かれたときの交し方、壁を背に囲まれた時の逃げ方。今日は、後ろまわし蹴りと、横蹴り、を。ステップを踏んで、気合の声をかけながら、ターゲットのマットを蹴る、最初はフラフラしているのだけど、形を覚えるにつれ、バランスの取り方が分かってくる。

やーっ(蹴り)!

どすっ!


あー、めちゃめちゃ気持ちいいぃぃ。

はまりそうです。




写真は、アイダホにて玉ねぎを運搬中のトラックをぱちり。遠くから見ているときは、ジャガイモにみえていた。「アイダホ、ポテトぉ!」と、ボスと楽しく叫んでいたのに。


しゃどう。



7   逆に、ここはちょっと・・な部分は?

ない・・・。


##しゃどうの夕食は、豚餃子(冷凍)とトマトスープと白いご飯。しゃどう猫は、鳥と鮭の猫まんま。

先頭 表紙

鳥様、うふふ、楽しいよ〜。先生は、実践派、なので、通りで突然襲われたときを想像して、蹴りのお稽古をしてくれます。でも、使う機会は、、ない方がいいのかな? / しゃどう@激しいダンスみたいなものね。 ( 2002-08-15 08:08 )
しゃむ様、も是非ぜひ、とにかく、終った後の気分が清々しいの。家族で習いに来ている人もいますよ。子どものユニフォーム姿と、動きが、ほんとうに可愛いの。まだまだ、見習い、のしゃどうです。 / しゃどう ( 2002-08-15 08:05 )
邪夢猫様、「蹴り」を磨いて女も磨く、などと申しておりました。僕も、家に帰ってから猫キックの特訓をしてもらっています。柔軟さは、まだまだ負けてないけどね。 / しゃどう猫 ( 2002-08-15 08:03 )
た、たのしそう〜〜!万一の時のために、自分の身を守る助けにもなりそうだし。 おりゃ〜〜〜っ♪とうっ♪ なんちゃって♪ / ( 2002-07-21 21:23 )
うちもね、来月あたりから通わせるつもり。なんていってってユニフォームが可愛いじゃな〜い。そんなにストレス解消になるんだったら私も習おうかしら? / しゃむ ( 2002-07-21 12:44 )
やっぱり、行き着くところは、”蹴り” なのね。 / 邪夢猫@夏休みモード ( 2002-07-19 22:48 )

[次の10件を表示] (総目次)