2004-10-25 有無の巻
2004-10-24 珈琲の巻
2004-10-23 爪跡の巻
2004-10-23 速報の巻
2004-10-22 文章の巻
2004-10-20 天災の巻
2004-10-17 南端の巻
2004-10-16 認識の巻
2004-10-14 武器の巻
2004-10-12 自殺の巻

　犬です。


今日もこうやって普通に、
飯を食って、
風呂に入って、
晩酌して、
布団で眠ろうとする一日。

被災地域だけでなく、
世界中には、
毎日当たり前のようにやっていることが、
当たり前じゃないところはたくさんある。
遠くと言っても日本の中。
震災が起こって、
それを知って、

何も出来ない自分がいる。

何もしない自分がいる。

それは過去にも何度もある。というかずっと。
やろうと思えばボランティア活動とか、
現地に行って出来る事があるかもしれない。
救援物資とか送ったり、運んだり、出来るかもしれない。

でも、何もやってない。

それは被災地近辺や自衛隊、ボランティアの何かに
所属して実際に救援活動をしている人以外はみんな同じだと思う。
募金活動が始まったら、募金するくらいのものだろう。
それだけでもいいのかもしれないけど。

でも、それでも。

何か罪悪感を感じてしまう。
何も出来ない、だけでなく、
自ら「何もしない」と言う事に。

そして結局、何も出来ないまま時は過ぎ、
やがて忘れていくような自分は、
いつか「当事者」になってしまったとき、

何が出来るんだろうか。

何も出来ないんだろうか。

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　やがて心ウキウキ、とても不思議このムード、男はたちまち若い娘に恋をした、犬です。

　今日は「the WISH」という喫茶店（兼ライダーズハウス）へと行ってきました。東京に住んでいたときのバイク仲間がこの近所（天竜市）に引越して住んでいて、犬が名古屋に引っ越してからは一度も会っていない方がおり、先日に某掲示板にて「会ってないねー、いつ来るん？休日はほぼここにいるよー。」とのことで、この喫茶店を紹介していただいたのでした。（注：管理人さんと同じHNの友達がいますが、別人です^^;）

　んで、ページを見てみると「一杯のコーヒーのために走って来ないか？」なんて犬のココロを刺激するようなカッコいい事が書いてあるじゃないですか。ライダーが集まる喫茶店。場所も綺麗だしそれなりの距離だし、ツーリングで行くにはちょうど良さそう。ということでお邪魔してみることに。今朝の８時に出発して、１１時くらいに到着しました。コーヒーを飲むにはちょうどいい・・・いやちょっと遠いかねぇ（笑）。

　そしたら休日はいつもいるはずの、肝心要のお友達さんがいねーでやんの。なんか長野かどっかに行ってるらしい。でもせっかく来たことだし、お店の中を眺めながらコーヒーをいただいて、ついでに食事もしてきました。走って行った甲斐あって？美味しかったよー。そして何より「ライダーズ・カフェ」っていうのがいいね。店の中に古いバイク（何気に犬の好きなカワサキの500SS・店長さんのバイクらしい？）が置いてあって、中は木で作ったログハウスみたいな感じ。店内の各所にライダーちっくなモノが置いてあって、とっても落ち着けます。すっかりお気に入りの店になってしまいました。こういうとこ、こういう家（じゃないんだけど）に住んでみたいもんだ。。。

　友達にも会えなかったことだし、いいお店だったし、ここは今度またコーヒー飲みに行こーっと。

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　地震は大きな被害を齎した様ですね。。。引き続き今後の情報にご注意ください、犬です。

　今日は地震の前の台風、その爪跡について。犬のバイクは強風によって倒れてしまいましたが、運良く無事でした。ガソリンがタンクのキャップから漏れ出して、貼っていたデカール（ステッカー）がガソリンで溶けてデロデロになってただけ。軽くて頑丈なオフ車だというのが幸いしました。

　台風が名古屋に最接近した時、犬のほかに５台停めてあったバイク、全滅だったそうです。その時出張先にいた犬はヒヨコ君からの電話でそれを聞かされたのですが、運良く鍵を寮の部屋の中に置いていたので、場所を伝えて壁際で風の当たらない場所に避難してもらい、カバーにロープをぐるぐる巻きにしてもらいました。他のバイクも、ヒヨコ君が救助して壁際に移動してくれたみたいです。ただ、夜勤で鍵を持ちっぱなしだった人のバイクはどうしようもなく、駐輪場で倒れたままになってました。

　そして今日、改めてカバーを外し、明るい場所で再点検。無傷だったというのは首記の通り。移動してる間にずぶ濡れになって汚れてしまったので、今日は洗車して磨いてあげました。

　しかし、みんな休日のはずなのに、壁際に移動されたままのバイクを誰も元の駐輪場の位置に戻していない。というか、カバーをロープでぐるぐる巻きにされたままの、そのままの状態になってる。移動するのが面倒なのかなぁ。でもカバーは掛けていても屋根の無いところに置いたまま。どうやら一人のバイクはウィンカーが折れ、マフラーが曲がって今は走れる状態ではないとのこと。それならそれで、修理するなり、自分で出来ないんだとしても状態を確認するなり、何かしら出来るとは思うんだけど。ショックで見る気にもなれないのかな。でも少なくても「そのまま」にしておくのはバイクが可哀想な気がする。価値観は違って当たり前なんだろうけど・・・。言ってくれれば場合が場合なんだから、修理してあげるのに。

　なんだかさみしく思った土曜日でした。

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　新潟を中心に大きな地震があったようです。名古屋でも揺れました。山形は大丈夫だったかな・・・。新潟には知り合いも何人かいます。とにかく無事であることを祈るのみです・・・。

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　「バタンキュー」という言葉を使ってみたくなっている犬です。今日も水曜日と同じところへ「残業出張」でございました。

　ところで「面白い文章」って難しいね。思ったことを思ったまま書いて面白い場合もあるし、その逆もあるし。面白くない事に脚色を加えたら面白くなったり、逆だったり。過去の日記をたまに読み返すのですが、犬の書いた日記て面白くないね。自分では書いてる時は「こう書いたら面白いかも」とか思って書いたりするわけですけども、実際は全然面白くない。やっぱね、「誰かに見てもらう」前提で書く以上は、少しでも面白い事を書きたいって思っちゃう訳ですよ、あくまでも「日記」なんだから面白みは必要ないかもしれないけど。

　下手に脚色するから面白くなくなるのかなー、とも思うけど、脚色しないと味気ないし、なかなか読み手に伝わりにくいような気がする。あくまで気がするだけ。読み返す日記の中で、自分の素直な気持ちだけをそのまま書いた日記なんかだと、書いた自分が読んでみて「伝えたいこと」が伝わってくる。でもそれが面白いかどうかと言われたら、やっぱりそうでもない。実際、ここまで書いた文章を読み返すと、言いたい事はわかる。と、もしこの段階で既にわからなかったらただのバカか酔っ払いだな。

　でも最近思ったのは、面白い必要はやっぱり無いかなーって事。というかどうして「面白いこと」を書きたくなっちゃうんだろうね。よくわかんねーや。


　と、素直になってみた金曜の夜。。

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　犬です。

　昨晩は体調が悪く、20時前に就寝。というのも、今日大変な事になると予想していたからです。何が大変かと言うと、今日は三重の方に出張。しかも「15時に出発して、18時半から向こうで作業開始」という、正直やってられないスケジュール。

　で、普通に出勤して午前中は普通に仕事。午後から予定より一時間早めて出発。なんでかって、台風だからね。そうよ、台風なのよ。もう直撃。車での移動の間がほぼ台風のピークの時間帯。一番酷い時に、何が好きで出張に向かわなきゃいけないのよ。もう物凄い暴風雨。

　とりあえず向こうに到着して、なんだかんだで作業開始しましたさ。そしたら携帯が鳴ったのよ。電話の主は最近ご無沙汰のヒヨコ君。


ヒ「いまどこにいるんですかー？」

犬「今なぁ、出張で三重におんねん」

ヒ「あーーー、そうですか・・・」

犬「何？どないしたん？」

ヒ「バイクが倒れとるんですけど・・・」



　まーじーかーよーーーー。



　今年10個目の台風上陸にして初めての事件。引っ越してきて３年目にしても初めて。つか、話によると他にも停めてあるバイクは全滅。今も風はものすごい事になってて、起こしてもすぐに倒れるとのこと。しかし運良く犬は鍵を部屋に置きっぱなしにしてあったので、鍵の場所を伝えて避難してもらうことに。壁際にバイクを避難して、バイクカバーをロープでぐるぐる巻きにしてもらいました。「ミラーが横向いてるくらいで、壊れてないみたいでしたよ〜」とヒヨコ君は言ってましたが、帰ってきたけどまだカバー外して確認していないので、正確なところは明日になってみないと判りません・・・。まぁオフ車なので別段大きな被害はないと思いますけど。。。と自分に言い聞かせたり・・・。


　なんか胸が締め付けられるように痛い・・・これって恋か？


　そんなこんなで日曜日のツーリングのレポートが出来上がっています。

　こちらへどうぞ。

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　犬です。なんだかんだでバイクに乗る、犬です。

　今年の夏はとっくに終わりました。快晴だけど場所によっては寒いくらい。でも、今日だけは犬にとっての夏。今年の夏。きっと、たぶん、今日が最初で最後の、夏。暑いだけじゃなくって、何か特別なことをやったり、思い出深い出来事があったり・・・。それが夏。暦は関係ない。巡り巡る時間の中でたまたま７月とか８月に「夏」な事が多いけど・・・よくわかんないけどそんな感じ。今年初めて、満足行くまで、気の済むまで走った。中身の濃さって考えれば、３０ｋｍ走っただけでも十分に満足できるかもしれない。でも違う。走ることに限った事じゃない、本当に満足行くまで、気の済むまでっていうのは、そうじゃないんだ。それが出来るのは、夏だけなんだ。

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　バイク乗りの習性として「岬を目指す」というのがあります。なんででしょね。なんとなくわかるんだけど割愛。犬も岬を目指したがる習性があります。で、今日は本能に従って岬に行ってきたという訳。

　行ったのは本州最南端の地、和歌山県は串本町というところにある「潮岬（しおのみさき）」。その名の通り本州の一番南にある地、でもってそこにある岬です。はしっこ万歳。そしてついでに、「高野龍神スカイライン」というところを走ってきました。

　


　えー、、、今日はこの辺で（疲）

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　そんなに疲れてるという自覚はないんだけどなー。昨日の１９時くらいになんとなく横になったらそのまま撃沈。２７時に目を覚ますものの、２７時半にはまた撃沈。そして今朝は１０時に起床、なんやかんやで１６時に横になって、気が付いたら２０時。何時間寝たのか誰か計算してくれ、頭が痛い犬です。

　手荒れが良くなりません。たまにいい感じになるのですがダメな時はダメ。薬飲んで塗ってるけどたまに酷くなります。２週間おきに薬を貰うついでに見てもらっているお医者センセー曰く、これはもうアトピーの一種、というかアトピーというか・・・アレルギー性皮膚炎には変わりないんだけど。良くなったり悪くなったりが激しいので「何か心当たりはない？」と聞かれ、、、

　胸に手を当てて考えましたさ、そしたらあるんですよ心当たり。認めたくないんだけど「バイクに乗った翌日」が非常に悪い感じになる。中に必ず綿の手袋はしてるんだけど、革のグローブが良くないのか、それともグローブ外して素手でいる時に触る何かが問題なのか・・・、とにかく乗った翌日から数日間はだいぶ悪い。認めたくないんだけど。



　あー、、、やっぱり認めん。でもなぁ、、、はぁ。。。

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　ビミョーな毎日の犬です。

　先日、寮の玄関にゴキブリが現れました。犬はその現場に一匹で出くわしました。別に驚くことじゃないし、自分の部屋な訳じゃないから放置しててもいいんだけど、「見て見ぬ振り」って、男としてなんかダサくね？なんかこう、自分にとっての敵に出くわしたのなら「応戦」してみたくならね？別に親の仇でもあんでもないんだけど、ゴキブリっすよ？なんてーの、世の中の半数以上が恐怖に感じる存在で、９割５分以上が嫌っている生物ですよ。自分に害が無いからといって放置したら、マズくね？

　しかしですよ、応戦するといっても犬には「武器」が無い。別にスリッパで叩いてもいいんだけど、それでは（色んな意味で）後味が悪いし、なんかこう、犬様とゴキブリの「知能の差」を見せ付けつつ、圧倒的な強さで勝利を治めたい訳ですよ。高等な戦略を用いたり、強力な武器で一撃必殺とかがカッコいい。そこで、玄関の周囲を見渡すと、

A：スリッパ
B：買ってきたばかりのコンビニ袋（食料入り）
C：ホワイトボード用のマジックペン
D：ガラスクリーナのスプレー

　武器になるかもしれないものとして、こんなものがある。パッと見ただけなので、他にも何かあったかもしれない。

　「A」のスリッパで叩くというのは、瞬殺出来る最高の武器だが、叩いた後にこれを履いて自分の部屋まで行かないといけない、つまりこれでは戦いの後の後味が悪い。なのでまず却下。

　「B」のコンビニ袋。中身を確認しても「叩く」という用途で使えそうなものはチューハイの缶くらい。ちなみに冷えている。しかしこれで叩いたら飲むことは出来ない。つまり戦いに対して払う犠牲が大きすぎる。却下。弁当もある。これを開けてエサとして誘き寄せれば、敵は油断し動きを止め、攻撃するに容易になるかもしれない。しかしこれも犠牲が大きすぎる。却下。

　「C」のマジックペン。これも叩くという用途では使える事は使える。自分のものではないので後味を気にすることは無い。ペンの直径はゴキブリよりも若干小さいくらい。これで叩く事は即ちピンポイントの「狙い撃ち」、必殺のスナイパー。撃破できたらカッコいいかもしれない。しかし、撃破できずに逃げ惑うゴキブリを追いながら何度も床を空振りする自分の姿を想像すると、哀れ以外の何物でもない。よって却下。

　「D」のガラスクリーナー、これには当たり前だが「殺傷能力」は備わっていない。高圧ガス充填式、噴射したときの泡に含まれる成分には洗浄用兼溶媒のアルコール成分と界面活性剤が含まれていると想像できる。アルコール成分は有効かもしれない。もしかしたら成分によりダメージを与えることは出来るかもしれないが、実際には解らないので保留。

　ということで犬はこの中から武器として「ガラスクリーナー」を選択した。蓋を外して缶を振る。中身は半分くらい入っているようだ。これなら大丈夫。そして狙いを定め、噴射。純白の泡があたかも雪のように、敵を包んで行く。敵は何が起こったのかわからずに慌てふためく。そして徐々に動きが遅くなっていく・・・。これは成功のようだ。きっとアルコール成分が昆虫の呼吸部である気孔に浸透しているのだろう。みるみる動きが悪くなり、犬は勝利を確信した。やった、とっさの判断で選択した武器、自ら犠牲を払うことなく、手を汚さずして勝利したぞ！と感慨に浸りつつガラスクリーナを元にあった場所へ。

　・・・あれ？どこいった？






　・・・逃げられた。

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　生きているから笑うんだ、犬です。


どっかで「集団自殺」というのがあったらしい。


詳しいことはメディアに目を通している皆さんのほうが詳しいだろう。


自害するってことは、絶望してるんだろうなぁ。


自分にだって、死にたいって思った経験はある。


でも「死のう」とは思わなかった。


希望を捨てないからさ。


その希望すら捨てた瞬間、人は死のうと思うのだろう。


過去に犬の近辺では、２名が自殺した。


一人は実家の目の前の家の旦那。


仕事で失敗をやらかし、責任を感じて排ガス自殺した。


もう一人は東京に勤務してたときの会社の人。


同じ独身寮に住んでいる事は知っていたけど職場が違うので面識はない。


同じく仕事で何かトラブルがあったのか、ストレスだったのか、


詳しいことは聞かされていない。ある日突然の出来事。


自分の部屋で電気コードを体に巻きつけて感電死。


・・・こう言っちゃ悪いが「馬鹿じゃない？」と思った。


なんで仕事の失敗で死ぬん？


そんなに嫌なら会社から逃げ出せばいいじゃん。


現実は変えられる。


それは自らの努力次第。


確かに苦しい、辛い現実かもしれない。


失敗をやらかしたら死ぬ気で努力して取り返せばいい。


取り返せないほどの大失敗だとしても


死ぬことは何の努力でもないし、何の解決にもならない。


自殺という選択が、彼らの人生での最もの失敗だと思う。


その失敗は幾重にも重なり、他の誰かの身に降り注いだことだろう。


それは誰も望まなかった事だと思う。



　　希望＝希薄な望み


　　絶望＝望みが絶たれた状態




・・・望みって絶たれるものなのか？


今まで何も出来なかったかもしれない。


これからもどうにもならない、何も出来ないかもしれない。


でも生きてなきゃ、生きてなきゃこれからも何も出来ないのに。


いくら絶望したって


生きている事そのものが希望なんだ。


その希望を捨てるのは卑怯だ。


強く持ちつづけていても失ってゆく人に失礼だ。


そのうえ死ぬことすら一人では出来ない。


だから一緒に死にましょう、なんて


どこまで馬鹿なんだ。




奇しくも彼らが自殺した車は「ＷＩＳＨ＝希望」。


偶然なのか何なのか。

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