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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-05-15 彼方から  第\章  記憶の扉
2001-05-14 彼方から  第[章  僕の中の僕
2001-05-13 彼方から   第Z章  髪の長い少女
2001-05-12 彼方から  第Y章  夢、現実?
2001-05-11 彼方から   第X章  虚ろな現実の中で・・。
2001-05-10 彼方から・・。 第W章 コスモスの中で
2001-05-09 彼方から   第V章  幻想
2001-05-08 彼方から   第U章  いつもの朝
2001-05-07 彼方から・・。  第T章 序章
2001-05-01 心象風景  −夕闇の中のひととき−


2001-05-15 彼方から  第\章  記憶の扉

そう・・・・・。

僕は、イリアと同じ村に住んでいた。
小さいときから何をするにも一緒で、まるで、兄弟のようだった。
あの話しを聞くまでは、僕は妹のように思っていたんだ。
とても、可愛い自慢の妹のように。
あの晩、大人たちの話しを聞くまでは・・。



夜もだいぶ遅くなっての頃だった。
大勢、大人たちが僕の家に集まっていた。
村中の大人達が集まっていた。
大事な集会らしかった。
ふだんなら、その辺にいても許されていたのに、
お前は、部屋にいろと言われたんだ。


僕は気になって仕方がなかった。
それで盗み聞きをしたんだ・・。

話しは・・・


・・イリアの事だった。

彼女の家系は、不思議な能力を持っていた。
いや、持ってると思われていた。
彼女を「神」に捧げるというような話しだった。
彼女が17歳になる日に行われるという。

その準備の話しで彼らは話し合っていたのだ。



・・・神に捧げる?・・・



彼女の誕生日まで、
わずか・・・3ヶ月しかなかった。





.

先頭 表紙

少年は〜どうするでしょう〜♪☆☆あ・・うつっちゃってる〜 / 星くず ( 2001-05-16 09:13 )
神に捧げられし〜たゆたき思い〜♪ 心の葛藤〜心の鼓動〜少年は今〜♪ / 仙川 ( 2001-05-15 10:34 )

2001-05-14 彼方から  第[章  僕の中の僕

イリアは、静かに僕に話しを続けた。
彼女は僕を動揺させまいとしている。
その思いは強く伝わってくる。

彼女は僕が忘れていた過去を話してくれた。

  ・・・忘れていた過去?・・・

僕たちの出会い・・・。

  ・・・出会い?・・・

いやっ忘れていた訳じゃない。
もともと、二人は自然と一緒にいたのだ。

  ・・・一緒に?・・・

では、学校にいる高校生してる僕は何?
現実の僕はなんなんだ?

突然の事で僕は混乱していた。

僕の記憶はどこから来たのか?
あるいは、もたらされたのか?

僕は僕でない
僕でない僕


僕の中の僕・・・・・。






不安が、
大きな不安がのしかかってくる。

    







君は誰?

先頭 表紙

これは、最後でわかります〜。(^^ゞ  ひっぱり〜。 / 星くず ( 2001-05-15 08:40 )
ん〜?何処で繋がるのでしょうか〜☆未来〜?過去〜?夢〜?違う世界〜? / 仙川 ( 2001-05-14 23:24 )

2001-05-13 彼方から   第Z章  髪の長い少女

彼女はあの時と、
コスモスの中で見た、あの服をまとっていた。
風に柔らかくなびく、薄く桃色の服。

僕は喜びで胸がいっぱいになった。
僕は思わず彼女を抱きしめる。
衝動的に。
抑えていたものが吹き出すように。

・・・あの神殿での夢から覚めた後、
僕は泣いていたのだ。
深い後悔が僕の胸を貫いていた。
彼女を永遠に失ってしまったと・・・。

しばらく彼女はなにも言わずにぼくに身をあずけていた。
しかし、両手で僕を引き離す。

そして、彼女は静かに、
いくらかとまどいながら、
口を開く・・・・。



「ショウ・・・私、」
彼女の声は震えていた。
目は伏せ気味に長いまつげが涙で塗れている。

そして、決心したように、僕を真っ直ぐに見つめ、


「私、貴方が好きだった。
ううん。今でも好き。
だから、あの時、ああするしかなかったの。
貴方が好きだったから。

あの日、貴方は私を連れ出すと言ってくれた。
私、恋なんて、諦めていたのよ。
貴方が現れるまで・・。

・・運命を受け入れていたから。
当たり前だと思っていたから。

でも、私は貴方を裏切ってしまった。

貴方をむざむざ、殺させたくなかった。
だから彼らの条件を呑むことにしたの。


私が帰れば貴方を助けるって。




・・・それなのに、彼らは・・・・」





「私、   バカだったわ。」

先頭 表紙

そのうちに〜?どうなるのですかね〜♪ / 仙川 ( 2001-05-14 23:22 )
彼らは、そのうちに〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-14 22:59 )
ん〜♪何とも言えない間が〜いいですね〜♪ かれら〜は〜? / 仙川 ( 2001-05-14 03:19 )

2001-05-12 彼方から  第Y章  夢、現実?

あれは!?



僕は思わず、教室から飛び出した。
既に5時間目が始まろうとしていたけれど、
僕にはどうでもいい事だった。


何故?何故?そればかりが頭の中でこだまする。
何故、ここに、現実に彼女が?
夢と現実が交差する。
でも、僕にとって夢の世界が、はるかに現実。
ここのところ、毎晩、彼女が夢の中に訪れていたから。

この・・夢の意味の成すところ、
それは彼女に会えば解る。

僕は夢中で階段を駆け下りていった。


木蓮の下にたたずむ彼女に向かうと・・彼女は暖かなまなざしで僕を迎えてくれた。
そう・・・とても暖かな。

だが反面、そのまなざしの中に
は、哀しみを含む、必死な想いが浮かんでいた。

      

彼女、イリアは僕の手をとった。
冷たい冷ややかな指先。
そう思うまもなく、彼女の姿が透明になり、
そして、僕の手も透明に・・・・

えっ!!



    !!!!!


一瞬の事だった。

・・・僕は夢の中の、
あの神殿の中央ににいた。
情景を浮かべた僕は胸が痛くなるほどの想いがつきささってくる。

でも・・・

彼女は・・生きてる。
目の前の彼女は生きてる。




.

先頭 表紙

生きている〜想いはすべてをかえる〜想いは〜思いを映し出す鏡〜♪ / 仙川 ( 2001-05-12 23:56 )
どこでもドア〜? / 星くず ( 2001-05-12 11:29 )

2001-05-11 彼方から   第X章  虚ろな現実の中で・・。

穏やかな日差しの中、僕はうとうと、していた。
なんだか実感の湧かない僕・・。

弁当を食べ終わり、回りは級友たちがなにかと騒がしい。
教室全体が、がやがやとざわめいている。

僕はひどく眠かった。
朝からからだもだるい。
疲れも、残っている気がする。
でも、誰彼と、僕をほっといてはくれない。
何かと話しかけてくる。
なんか、どうでもいいような・・
・・そんな気持ち。

僕は窓を開け、息を吸い込んだ。
ふと目をやると二階の窓から校庭の隅の木蓮の木に、
木の傍らに髪の長い少女がいた。
長い髪はさらさらと風になびいている。
そして、彼女の瞳は、

・・・じっと彼女の眼差しは、

僕に向かっていた。


・・・イリア・・・・?


夢の中の少女・・・・?

先頭 表紙

ふふふ〜♪恋愛らしく〜キャストが〜揃い始めましたね〜♪ 他に人物は〜でてくるのかな〜♪ / 仙川 ( 2001-05-11 22:06 )
どうも、この時間になってしまいます〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-11 11:37 )

2001-05-10 彼方から・・。 第W章 コスモスの中で

輝く草原・・

その中に、僕は横たわっていた。

回りには、コスモスが咲き乱れ、僕の身体を隠していた。
コスモスは軽く風になびき、僕の心を躍らせている。

何故、ここにいたんだっけ・・。


そう。
彼女と・・。
僕は、ここで彼女と会う約束をしていたんだ。


ここでしか会えない・・。
彼女は巫女だから・・。

誰も知らない僕たちの場所。
僕たちには、時間がなかった。
儀式が来る。
その前に、彼女を・・
この村を出なくちゃ・・



「ショウ!」
「どこなの?」
イリアは僕を捜している。

「ここだよ。」
僕は待ちくたびれた風に寝たふりをする。

僕を見付け、彼女は笑う。
くったくない笑顔で。
そして僕に抱きつく。
子猫のように。
長い髪が僕の頬をなでる。
そして、甘い香り。

・・・愛しい。
彼女が愛しい。
このまま、時が止まってくれたら。
ずっと抱きしめたままで。

先頭 表紙

ふむふむ〜☆ 幸せと〜儚さですか〜♪夢物語の〜思いをいれているのですか〜☆ / 仙川 ( 2001-05-11 22:04 )
コスモスは幸せとはかなさのイメージがあったので〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-11 11:36 )
コスモス〜☆ 何か〜意味があるのだろうか〜♪ 恋人か〜☆羨ましいぞぃ〜☆ / 仙川 ( 2001-05-11 01:13 )
村を追われる運命にあるのかしら。 / えり ( 2001-05-10 18:36 )
恋人達をイメージしてみました。・・羨ましい。ぼそっ。 / 星くず ( 2001-05-10 11:02 )

2001-05-09 彼方から   第V章  幻想

僕は、神殿らしいところにいた。
そして、その中に跪いている。

・・・あたりは、すでに夕闇が忍びこみ、
石柱が円を描くように回りに並んでいた。
僕の目の前には、棺が。ガラスの棺。
そのなかには、少女がいた。


イリア。



ここにいるのは僕ではない僕。
そして、イリアは僕の想い人。



彼女の顔をかすかに夕日が照らしていた。
まるで、眠っているようだった。
愛しい人を待つように、
そんな風に見えた。
僕は、涙を流している。

すっと・・僕は僕になる。
抑えきれない悲しみが僕を襲う。


・・何故。


僕はイリアを抱きしめた。
でも彼女は何も答えない。
死が彼女を引き寄せてしまったから。

頬からは、赤みが消え、
唇は、青ざめ、
・・・・・・
僕の名を呼んではくれない。


何故・・何故・・

僕は間に合ったはずだ。
彼女を連れ出したはずなのに。
森へ・・
森に逃げ込んだはずな・・の・・に。




・・・・僕の意識は、また、闇の中に落ちていった。

先頭 表紙

過去と未来が交差して・・謎だらけ?(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-10 10:48 )
想い人の〜未来の〜過去〜♪ 愛する〜者の〜優しき結果とは〜♪ / 仙川 ( 2001-05-09 21:03 )
みゆき・・・。あったか、そんな題名のコミックがありましたっけ。(^^ゞそれとも〜?(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-09 16:50 )
私の想いひとはみゆきです。 / 夢楽堂 ( 2001-05-09 15:48 )
キーワードは愛でしょう(*^^*ゞぽっ / 星くず ( 2001-05-09 13:47 )
生と死と森、星くず様のキーワードでしょうか。 / えり ( 2001-05-09 12:37 )

2001-05-08 彼方から   第U章  いつもの朝

「翔〜!」

ん・・・・

「翔、こら、いったい、何時まで寝てるの!!」
突然、甲高い声が耳に、飛び込んで来た。

お袋は、突然、僕から布団をはぎ取ると、せわしそうに、ベランダに布団を干す。
窓から、暖かな、というか、眩しい日差しが飛び込んでくる。

「ほら。今日から高校生でしょ。
しょっぱなから、遅刻になってしまうよ。」
僕は寝ぼけまなこでお袋の話をぼうっと聞いていた。

「ん・・・・
うわっ!!
もう、こんな時間?」
僕は急いで、ベッドから起きあがった。
布団の中が恋しかったが、とてもじゃないが間に合わない。
「早く、下へ下りてきなさいよ。」
と、言うと、お袋は一仕事終えたように階段を下りていく。

こじんまりした、いつもの朝の風景だ。

・・・何か、長い夢を見ていたような気がする。
心に引っかかるものを感じたが、
急がないと学校に行く時間に間に合わない。
お袋の用意してくれた朝食のパンを口にほうばると、
僕はすぐに、学校へ向かった。

「やっべーーっ。」
マジに急がないと!
僕は慌てて、学校に向かって走っていった。



この時の僕はまだ、何もわからない、ただの高校生だった・・・。

先頭 表紙

はい。気にしてください〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-09 13:49 )
続きが気になります / えり ( 2001-05-08 18:40 )
さぁ〜て〜♪どうなるのでしょうか〜♪今後に期待〜♪ / 仙川 ( 2001-05-08 13:27 )

2001-05-07 彼方から・・。  第T章 序章

・・僕は、今、どこを歩いているのだろう。
森の中を歩いているような。
湿った空気が、
そして、暗い闇が僕を包んでいる・・・。
でも、空気の中に、かすかに、甘い・・。
甘い、木蓮の香り・・。

目を凝らそうとすると甘い香りが僕の邪魔をする。
まるで記憶を阻むように頭にまとわりつく・・。

なぜ、僕はここにいる?

ナニヲ・・・シテイタ?・・・。

頭が痛い。
想い出そうとすればするほど、
頭が、締め付けられる・・。

ああ・・・足が重い・・。
ずぶずぶと沼に沈んでいるような。
もう、ずいぶん歩いている気がする。
だが、どのくらい歩いているのか、
それさえも覚えていない。


もやのかかった頭の奥で誰かが僕の名を呼ぶ。
・・女の声・・?



「・・・・」

「・・・・ショ・・ウ・」

先頭 表紙

ありがとうございますぅ♪よろしく〜。 / 星くず ( 2001-05-08 05:46 )
そぅ〜私の声〜♪ 昨日〜何してた〜? 覚えがない〜☆ さ〜幕開け〜☆ パチパチパチパチ〜♪ / 仙川 ( 2001-05-07 21:37 )
さらさらと読んできました。つづきが、楽しみだな♪ / ふみふみ。 ( 2001-05-07 13:42 )
旅によく出ますが、あとになって、誰かに引き寄せられていたんだなと思ったりします。 / 夢楽堂 ( 2001-05-07 10:44 )

2001-05-01 心象風景  −夕闇の中のひととき−

夕闇が忍び寄る
蒼く深い、静寂の中に、彼は居る。
やがて、闇が彼を覆う。

闇のなかに、そっと息づいている。
誰にも気づかれることなく、息をひそめて。

凍える寒さの中、
孤高の狼のように。

背中に少女の重みを想いながら、
今日も彼は丘に登る。

そして、青白く光る月に背を向ける。

彼は、遙かに人間の魂を持つ狼。


小さな、赤子が近づく。
赤子は知っている。
彼には何も悪意のないことを。

赤子は無邪気に笑う。
 
そして、彼は今日も赤子を胸に抱くように眠る。

銀の艶やかな狼。

彼は、皆から恐れられるバンパイヤ。
赤子とひっそり暮らすバンパイヤ。
でも、誰も本当の彼を知らない・・・・。








ではまた。

先頭 表紙

ありがとうこざいますぅ。つい、ここの存在を忘れてしまいます〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-07 10:32 )
のんびり〜次回を〜待ちましょう〜♪ / 仙川 ( 2001-05-05 01:13 )
思い雰囲気の中に〜ほんわかと〜優しい〜気持ちになれますね〜♪  / 仙川 ( 2001-05-02 03:13 )

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