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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-05-12 彼方から  第Y章  夢、現実?
2001-05-11 彼方から   第X章  虚ろな現実の中で・・。
2001-05-10 彼方から・・。 第W章 コスモスの中で
2001-05-09 彼方から   第V章  幻想
2001-05-08 彼方から   第U章  いつもの朝
2001-05-07 彼方から・・。  第T章 序章
2001-05-01 心象風景  −夕闇の中のひととき−
2001-04-30 伝承異譚   知られざる者
2001-04-29 伝承異譚  −−封印の扉−− 後編
2001-04-27 伝承異譚 ーー封印の扉ーー前編


2001-05-12 彼方から  第Y章  夢、現実?

あれは!?



僕は思わず、教室から飛び出した。
既に5時間目が始まろうとしていたけれど、
僕にはどうでもいい事だった。


何故?何故?そればかりが頭の中でこだまする。
何故、ここに、現実に彼女が?
夢と現実が交差する。
でも、僕にとって夢の世界が、はるかに現実。
ここのところ、毎晩、彼女が夢の中に訪れていたから。

この・・夢の意味の成すところ、
それは彼女に会えば解る。

僕は夢中で階段を駆け下りていった。


木蓮の下にたたずむ彼女に向かうと・・彼女は暖かなまなざしで僕を迎えてくれた。
そう・・・とても暖かな。

だが反面、そのまなざしの中に
は、哀しみを含む、必死な想いが浮かんでいた。

      

彼女、イリアは僕の手をとった。
冷たい冷ややかな指先。
そう思うまもなく、彼女の姿が透明になり、
そして、僕の手も透明に・・・・

えっ!!



    !!!!!


一瞬の事だった。

・・・僕は夢の中の、
あの神殿の中央ににいた。
情景を浮かべた僕は胸が痛くなるほどの想いがつきささってくる。

でも・・・

彼女は・・生きてる。
目の前の彼女は生きてる。




.

先頭 表紙

生きている〜想いはすべてをかえる〜想いは〜思いを映し出す鏡〜♪ / 仙川 ( 2001-05-12 23:56 )
どこでもドア〜? / 星くず ( 2001-05-12 11:29 )

2001-05-11 彼方から   第X章  虚ろな現実の中で・・。

穏やかな日差しの中、僕はうとうと、していた。
なんだか実感の湧かない僕・・。

弁当を食べ終わり、回りは級友たちがなにかと騒がしい。
教室全体が、がやがやとざわめいている。

僕はひどく眠かった。
朝からからだもだるい。
疲れも、残っている気がする。
でも、誰彼と、僕をほっといてはくれない。
何かと話しかけてくる。
なんか、どうでもいいような・・
・・そんな気持ち。

僕は窓を開け、息を吸い込んだ。
ふと目をやると二階の窓から校庭の隅の木蓮の木に、
木の傍らに髪の長い少女がいた。
長い髪はさらさらと風になびいている。
そして、彼女の瞳は、

・・・じっと彼女の眼差しは、

僕に向かっていた。


・・・イリア・・・・?


夢の中の少女・・・・?

先頭 表紙

ふふふ〜♪恋愛らしく〜キャストが〜揃い始めましたね〜♪ 他に人物は〜でてくるのかな〜♪ / 仙川 ( 2001-05-11 22:06 )
どうも、この時間になってしまいます〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-11 11:37 )

2001-05-10 彼方から・・。 第W章 コスモスの中で

輝く草原・・

その中に、僕は横たわっていた。

回りには、コスモスが咲き乱れ、僕の身体を隠していた。
コスモスは軽く風になびき、僕の心を躍らせている。

何故、ここにいたんだっけ・・。


そう。
彼女と・・。
僕は、ここで彼女と会う約束をしていたんだ。


ここでしか会えない・・。
彼女は巫女だから・・。

誰も知らない僕たちの場所。
僕たちには、時間がなかった。
儀式が来る。
その前に、彼女を・・
この村を出なくちゃ・・



「ショウ!」
「どこなの?」
イリアは僕を捜している。

「ここだよ。」
僕は待ちくたびれた風に寝たふりをする。

僕を見付け、彼女は笑う。
くったくない笑顔で。
そして僕に抱きつく。
子猫のように。
長い髪が僕の頬をなでる。
そして、甘い香り。

・・・愛しい。
彼女が愛しい。
このまま、時が止まってくれたら。
ずっと抱きしめたままで。

先頭 表紙

ふむふむ〜☆ 幸せと〜儚さですか〜♪夢物語の〜思いをいれているのですか〜☆ / 仙川 ( 2001-05-11 22:04 )
コスモスは幸せとはかなさのイメージがあったので〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-11 11:36 )
コスモス〜☆ 何か〜意味があるのだろうか〜♪ 恋人か〜☆羨ましいぞぃ〜☆ / 仙川 ( 2001-05-11 01:13 )
村を追われる運命にあるのかしら。 / えり ( 2001-05-10 18:36 )
恋人達をイメージしてみました。・・羨ましい。ぼそっ。 / 星くず ( 2001-05-10 11:02 )

2001-05-09 彼方から   第V章  幻想

僕は、神殿らしいところにいた。
そして、その中に跪いている。

・・・あたりは、すでに夕闇が忍びこみ、
石柱が円を描くように回りに並んでいた。
僕の目の前には、棺が。ガラスの棺。
そのなかには、少女がいた。


イリア。



ここにいるのは僕ではない僕。
そして、イリアは僕の想い人。



彼女の顔をかすかに夕日が照らしていた。
まるで、眠っているようだった。
愛しい人を待つように、
そんな風に見えた。
僕は、涙を流している。

すっと・・僕は僕になる。
抑えきれない悲しみが僕を襲う。


・・何故。


僕はイリアを抱きしめた。
でも彼女は何も答えない。
死が彼女を引き寄せてしまったから。

頬からは、赤みが消え、
唇は、青ざめ、
・・・・・・
僕の名を呼んではくれない。


何故・・何故・・

僕は間に合ったはずだ。
彼女を連れ出したはずなのに。
森へ・・
森に逃げ込んだはずな・・の・・に。




・・・・僕の意識は、また、闇の中に落ちていった。

先頭 表紙

過去と未来が交差して・・謎だらけ?(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-10 10:48 )
想い人の〜未来の〜過去〜♪ 愛する〜者の〜優しき結果とは〜♪ / 仙川 ( 2001-05-09 21:03 )
みゆき・・・。あったか、そんな題名のコミックがありましたっけ。(^^ゞそれとも〜?(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-09 16:50 )
私の想いひとはみゆきです。 / 夢楽堂 ( 2001-05-09 15:48 )
キーワードは愛でしょう(*^^*ゞぽっ / 星くず ( 2001-05-09 13:47 )
生と死と森、星くず様のキーワードでしょうか。 / えり ( 2001-05-09 12:37 )

2001-05-08 彼方から   第U章  いつもの朝

「翔〜!」

ん・・・・

「翔、こら、いったい、何時まで寝てるの!!」
突然、甲高い声が耳に、飛び込んで来た。

お袋は、突然、僕から布団をはぎ取ると、せわしそうに、ベランダに布団を干す。
窓から、暖かな、というか、眩しい日差しが飛び込んでくる。

「ほら。今日から高校生でしょ。
しょっぱなから、遅刻になってしまうよ。」
僕は寝ぼけまなこでお袋の話をぼうっと聞いていた。

「ん・・・・
うわっ!!
もう、こんな時間?」
僕は急いで、ベッドから起きあがった。
布団の中が恋しかったが、とてもじゃないが間に合わない。
「早く、下へ下りてきなさいよ。」
と、言うと、お袋は一仕事終えたように階段を下りていく。

こじんまりした、いつもの朝の風景だ。

・・・何か、長い夢を見ていたような気がする。
心に引っかかるものを感じたが、
急がないと学校に行く時間に間に合わない。
お袋の用意してくれた朝食のパンを口にほうばると、
僕はすぐに、学校へ向かった。

「やっべーーっ。」
マジに急がないと!
僕は慌てて、学校に向かって走っていった。



この時の僕はまだ、何もわからない、ただの高校生だった・・・。

先頭 表紙

はい。気にしてください〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-09 13:49 )
続きが気になります / えり ( 2001-05-08 18:40 )
さぁ〜て〜♪どうなるのでしょうか〜♪今後に期待〜♪ / 仙川 ( 2001-05-08 13:27 )

2001-05-07 彼方から・・。  第T章 序章

・・僕は、今、どこを歩いているのだろう。
森の中を歩いているような。
湿った空気が、
そして、暗い闇が僕を包んでいる・・・。
でも、空気の中に、かすかに、甘い・・。
甘い、木蓮の香り・・。

目を凝らそうとすると甘い香りが僕の邪魔をする。
まるで記憶を阻むように頭にまとわりつく・・。

なぜ、僕はここにいる?

ナニヲ・・・シテイタ?・・・。

頭が痛い。
想い出そうとすればするほど、
頭が、締め付けられる・・。

ああ・・・足が重い・・。
ずぶずぶと沼に沈んでいるような。
もう、ずいぶん歩いている気がする。
だが、どのくらい歩いているのか、
それさえも覚えていない。


もやのかかった頭の奥で誰かが僕の名を呼ぶ。
・・女の声・・?



「・・・・」

「・・・・ショ・・ウ・」

先頭 表紙

ありがとうございますぅ♪よろしく〜。 / 星くず ( 2001-05-08 05:46 )
そぅ〜私の声〜♪ 昨日〜何してた〜? 覚えがない〜☆ さ〜幕開け〜☆ パチパチパチパチ〜♪ / 仙川 ( 2001-05-07 21:37 )
さらさらと読んできました。つづきが、楽しみだな♪ / ふみふみ。 ( 2001-05-07 13:42 )
旅によく出ますが、あとになって、誰かに引き寄せられていたんだなと思ったりします。 / 夢楽堂 ( 2001-05-07 10:44 )

2001-05-01 心象風景  −夕闇の中のひととき−

夕闇が忍び寄る
蒼く深い、静寂の中に、彼は居る。
やがて、闇が彼を覆う。

闇のなかに、そっと息づいている。
誰にも気づかれることなく、息をひそめて。

凍える寒さの中、
孤高の狼のように。

背中に少女の重みを想いながら、
今日も彼は丘に登る。

そして、青白く光る月に背を向ける。

彼は、遙かに人間の魂を持つ狼。


小さな、赤子が近づく。
赤子は知っている。
彼には何も悪意のないことを。

赤子は無邪気に笑う。
 
そして、彼は今日も赤子を胸に抱くように眠る。

銀の艶やかな狼。

彼は、皆から恐れられるバンパイヤ。
赤子とひっそり暮らすバンパイヤ。
でも、誰も本当の彼を知らない・・・・。








ではまた。

先頭 表紙

ありがとうこざいますぅ。つい、ここの存在を忘れてしまいます〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-07 10:32 )
のんびり〜次回を〜待ちましょう〜♪ / 仙川 ( 2001-05-05 01:13 )
思い雰囲気の中に〜ほんわかと〜優しい〜気持ちになれますね〜♪  / 仙川 ( 2001-05-02 03:13 )

2001-04-30 伝承異譚   知られざる者

誰も訪れる事のない深い森の中に彼は住んでいました。
彼は、人と会うことなく、むしろ人との接点を持つ事のないように、
ひっそりと暮らしていました。

ある日の事でした。
彼の耳に赤ん坊の声が届いて来ます。
彼の並はずれた聴力はその声をとらえました。
かすかな、
今にも消えゆく魂の声。

彼は悩みます。
もう、何十年も永遠の時を生きて来ました。
でも、その声を聞いた彼は飛び立ちました。
霧に姿を変えて・・。

そう。
彼はバンパイア。
人間に深い絶望を抱くもの。
二度と関わりのないように、
深い森にこの身を沈めていたのに・・。

赤ん坊はひどく、衰弱していました。
彼は赤ん坊を連れ帰りました。

十数年経ちました。
赤ん坊の姿は一人の美しい少女に変わりました。
彼女は彼を慕うようになります。
彼の暗闇の瞳、漆黒の髪に恋心を抱き始める。

だが決して彼は彼女に心を閉ざします。
彼は、愛してはならないと強く、戒めを我が身に与えていました。

彼女は或る日、彼に想いのたけをぶつけます。
抱いて欲しいと。
そして、永遠の愛を誓いたいと。
それは彼女を忌まわしいバンパイヤにすることを意味していました。


彼は彼女を人間の世界へ帰す事を心に誓います。

翌朝の事です。
横たわる彼女を見たのは。
手首に深紅に流れる血・・。
そして、頬つたう涙のあと。
まだ、暖かな少女の身体。

彼は少女を抱き寄せる。
でも、既に消えてしまった魂はもう、戻らない。

彼は今も深い森を寝床にして暮らしている。
姿を隠して・・。

先頭 表紙

文章は〜奥底をつなぐ〜パズルの〜断片〜♪色々〜な〜文章〜ありがとう〜♪ / 仙川 ( 2001-05-04 01:37 )
まあ。ありがとうございますぅ。暗いお話しをいつも読んでくれてありがとう ☆彡 / 星くず ( 2001-05-01 09:54 )
私は〜あなた様と〜♪ 仕事をしてみたい〜♪ 素晴らしき〜発想力〜♪ / 仙川 ( 2001-05-01 01:23 )

2001-04-29 伝承異譚  −−封印の扉−− 後編

(−−開け放たれたもの−−)




長い眠りだった。
木の上にいる私は生を感じている。
ここちよい風が私を刺激する。
眼下に居る人間たちには、強い憤りを感じているが、
もはや、私にはどうでもいい事。

この身が滅する事が出来ないと言うことならば、
生きていくしか、あるまい。

今、彼の瞳に、一人の人間が映っていた。
まだ、年若い男。
何もしゃべらず、黙々と働いている。
真剣な面もちで、額に汗を流し、
一心に働いている。





私は、戻ろう。
自然の懐の中に。
森を、
深い森を探せばいい事なのだから。
ただ、それだけの事だ。
そこで、静かに暮らせばいい。

其処に生きる、動物たちと・・・。

木の上で葉が弧を描くように舞う。
一瞬、ざわざわと音をたてる。
狼だった身体は霧に姿を変え、
深い森のある方へ消えていった。

さらに、何十年後、彼は赤子を拾う。
安息を得るだろう。
たとえ、つかの間であっても、
彼にとっては至福の時。

人間の一生なんて、彼にとっては、
つかの間の・・・

ほんの一瞬なのかも知れない。

先頭 表紙

かれにとって〜人間は〜一瞬なんですね〜♪ 赤子を〜失うことは〜永遠〜☆ / 仙川 ( 2001-04-29 22:31 )

2001-04-27 伝承異譚 ーー封印の扉ーー前編

これは、初恋の少女を失った悲しみと、
我が身を固く、封印してしまった、
バンパイヤのお話し。
彼の犯してしまった悲しみは、
どこへ向かうのであろうか・・・。

−−−−−−−−−−−−−


彼は深い眠りよりこの世に戻された。
先程から、耳を刺激する不快音。
甲高い音、そして、唸るような機械音。

我の眠りをさまたげる者は誰!!
眠りの中でしか魂の安息はないというのに。
この混沌としか夢の中にこそ彼の平安はあった。
もう、誰も傷つけることなくと自らを封印した者。
そう、彼はバンパイヤ
この世と相反するもの、相異なる者。
秩序を乱すもの。

「な!!」

突然、パラパラと砂煙が舞い落ちてくる。
石片が降り掛かる。
そして、崩れ落ちようとする壁。
地震のように地から鳴り響く音が彼を包む。

彼の頭上に落ちてこようとする石像。
まさに直撃を受けるだろうとするその一瞬、
時は止まる。
時計の針が止まるように。

静寂・・。

全ての物が止まる。

彼は全身を横に跳ね起きる。

生への執着

死を望みながらも、

生を・・・生きることを望むというのか・・。


轟音と共に彼の回りの全ての物が砂煙と共に、
ただの哀れな残骸となる。

足元に、人間の声がする。
彼は生い茂る木の中に潜んでいた。
崩れ落ちる城からの脱出。
狼となった彼は誰にも気づかれることなく駆け抜けてきた・・。

そして、今、人間達を見下ろしている。

「やれやれ、
やっと片付いたぜ、ここにゴルフ場を作るんだってな。」
「よくやるよな、おえらいさん方も。いい気なもんだぜ。」

彼はゆっくりと回りを見渡す。
眼前に広がるものは、あの豊かな命溢れる森ではなく、
無惨にも切り落とされた木々であった。

風が彼の艶やかな銀の毛並みを輝かせていた・・・。久し振りの外界の風だった。



「さてと、あとこの木を切れば終わりだ。そしたら、呑みにでも行こうぜ!」





つづきはまた・・・。

先頭 表紙

おや〜?風邪ですか〜?すいません〜急かしてしまって〜★ソ〜リ〜★ / 仙川 ( 2001-04-30 03:04 )
ありがと〜☆彡・・はっはっくっしょん!ぐずっ / 星くず ( 2001-04-29 06:58 )
ん〜♪現代風に〜アレンジされて〜いますね〜♪続きが〜とても〜楽しみです〜♪復活〜狼〜☆ / 仙川 ( 2001-04-27 02:36 )

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