実用じゃない楽しみが、いくつも |
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2004-06-14 眠れる森の美女を初台で |
2004-06-14 眠れる森の美女を初台で | |
6月12日の土曜日、新国立劇場で「眠れる森の美女」を観る。マリインスキー劇場、セルゲイエフ版の眠り・・は踊りが音楽的に一番納得だし、人の出し入れとか舞台運びが老練に巧いところと、あとアホな話を大真面目に大らかにとりくんで見せてくれるところが伝統芸能っぽくて、やっぱり一番好きであります。久しぶりの新国立劇場バレエでしたけれど、この大作に取り組んで質量ともにアッパレな、お上のバレエ団てのはこうなってくるんだなあという舞台を観たのでありました。 |
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りりさまどうもです。香港にはそんないいシステムがあるんですか。日本は公立のバレエ団がスタートしたばかりでこれから色々変わってくるかもと思いますが、でも各バレリーナにスポンサーっていうのはなさそうだなあ・・ 公のタニマチ、みたいなもんですよねえ、面白いわあ / さくらもち ( 2004-06-14 22:09 ) 前の方でバレエを観ると、ほんと迫力がありますね。バレリーナの肉体美にいつも憧れます。香港のバレエ団だと企業のスポンサーが各バレリーナに付くのですが、日本では応援システム(というのも変な言葉ですけれど)どうなっているのでしょうか? / りり ( 2004-06-14 17:29 ) |
2004-05-24 妹背山婦女庭訓 | |
古典芸能づいていて(だれかさんの舞台がないからかも)、昨日は国立小劇場で、文楽の「妹背山婦女庭訓」の千秋楽へ行ってきた。文楽は数えるほどしか見たことなくて、しかもすごーく久しぶり。昨今、文楽の東京公演は大人気で切符が全然無くて、ちょっと行こうと思ってもなかなか大変なのである。 |
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幸田文の娘さんの披露宴についてのエッセイに、「あいおや」同士という言葉がありました。お江戸言葉かと思っていたのですが、どうなのでしょう。 / えりちん ( 2004-05-28 15:25 ) 数ある義太夫の中でも『山の段』はホントに一、二を争うくらいの難曲で、それだけ位も高いものらしいですね。歌舞伎でしか観たことないんですけど。 / かねちゃん@恥ずかしながら文楽未経験 ( 2004-05-24 23:02 ) |
2004-05-21 細道男伊達 | |
四月から始まった「吾郎の細道」なんですが、私は関東なので水曜日の深夜、楽しみに見ているわけです。最初のうちはなかなか色っぽい会話もあったりして、家族が寝静まった暗闇で、ひとり見ているのがとても後ろめたい気分になったりもしたのですが、ここのところ違う面白さに展開してきていて、ワタクシ的にはやっぱりお芝居をしている吾郎さんが一番と主張しながらも、心が弱く傾いてしまうのでした。この水曜日に放送された分では、トマトが育っていたりするお家へ行って、掃除機を使ったり料理をしたりするという状況で、なぜかこまこまと生活の知恵を述べる語り口のおかしさと、のれんに腕おしの奥様の組み合わせがおかしくて、その上おひげのある吾郎さんの姿が、なんかすごくゴージャスで場にまったくそぐわない、と、テンポと違和感の相乗効果でたまらない面白さでございました。 |
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台所でのシャツ姿の広い背中が際立っていた回でしたね。あの後ろ姿をまた舞台で拝みたいものです。 / えりちん ( 2004-05-28 15:23 ) 特に最後の1行、100回繰り返したくなるほど禿同です。 / サイトー ( 2004-05-23 09:27 ) 先週、今週とどーいうわけか『地元シリーズ』でして、テレビ見ながら「うわーここは!」「きゃーあそこは!」と叫んでおります。思わず深夜に「タウンページ」めくったりして。 / かねちゃん@湘南の住人 ( 2004-05-21 21:51 ) |
2004-05-12 しばらくぶりに | |
NHKハイビジョンで海老蔵襲名の特集番組をやっていたのだが、いきなり「暫」の舞台中継がはじまった。そのつもりでなく見ていた(いわゆる襲名ドキュメント、だけかと思ってた)ので得した気分。テレビで見ても目出度さ満載でこういう舞台ってなかなか出会える機会がないから、劇場にいらした方がうらやましい。鎌倉権五郎は少年なんだよ、と解説されてもピンとこないもんだったけれど(だってあの姿だ)、今の新海老蔵だと納得がいく。あと時蔵がとてもよくて、最近見るのがいつも楽しみな女形さんなのだった。 |
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平日でも難しいですか?うーん…どうしたもんか。 / かねちゃん ( 2004-05-21 21:52 ) イベント参加したいなー・・ / さくらもち@6月はさらに激戦だとか ( 2004-05-21 14:30 ) 十八番の演目がずらりと並び、さすが歌舞伎界一大イベントだとワクワクします。団十郎さんは心配ながら、歌舞伎界全体で支えてくださってる感が染みます。 / まゆみ ( 2004-05-14 00:00 ) 歌舞伎観劇1年生、御年80歳になりなんとする方が「やっと芸事のなんたるかがわかってまいりました」っておっしゃるのを聞いてなんつー世界なんだ!と身震い。海老様には微力ながら客席から熱い声援を送って後押しできればいいなと思っております・・・その前にチケット取りがえらいことになりそうな気もしますが@松竹座(^^;) / よこ! ( 2004-05-13 23:06 ) 初日があいた後でせめてもでしたけど、長い長い襲名興行ははじまったばかりですもんね。ホントに驚きました。 / さくらもち ( 2004-05-13 20:52 ) 心躍る襲名月が一転、なんだか心騒ぐことになってしまいまして…関係者各位、なによりご本人と海老蔵くんにいっぱい掛け声をかけたい気分なのでした。 / かねちゃん@未ログイン ( 2004-05-12 22:27 ) |
2004-04-28 びっくりシャリアピン | |
昨日の午後NHKBSでやっていた映画「ドン・キホーテ」1933年製の仏映画で、主演はフョードル・シャリアピンだった。シャリアピンの名前は知ってたけど、シャリアピン・ステーキの名前のもとで、ロシアのバス・バリトンの歌手とて、丸々と福々しい巨漢タイプだとばっかり思っていたのに、画面のシャリアピンは、ドン・キホーテにふさわしい、鶴のような長身痩躯の姿で、ほんとにあのシャリアピンなのか、たしかに歌も歌っているけど・・と半信半疑になってしまった。しかも芝居が凄くうまいし。どことなく歌舞伎役者のような味わいで、名優の風格なのである。 |
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先日モイラ・シアラーの「ホフマン物語」@BSを観たのに、すっかり「陰獣」のことを忘れておりましたわ(汗)。ホフマンも狂言回し的ですね。そして嗣麻子さんの「八つ墓村」にも期待です。 / えりちん@おひさしぶりです ( 2004-05-28 15:19 ) 「ひっぷほっぷ」とかに広がられるとちょっと困るんですけど、わりと守備範囲の方向を保ってくださってるんで嬉しいですわ。というか年々クラシカル度(いろんな面で)が高くなってて嬉。 / さくらもち ( 2004-05-13 20:54 ) 不純な動機(!)でいろいろ視野や趣味が広がるのは楽しいですよね。いろいろ新しい発見もあるし。 / サイトー ( 2004-04-30 21:27 ) |
2004-04-13 BSで便利にミュージカル | |
家の高校生、学年はじめの音楽の時間で、先生が見たことある人〜という挙手アンケート(?)をとったという。「ウェストサイド物語」「マイ・フェア・レディ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」と、「ボレロ」ちょっとネタが古いんじゃないかと思うのだが、案の定ほとんど手があがらず、一人で三度も手をあげた彼女だけが悪目立ちしたらしい。ジーザス・・は最近WOWOWで舞台版の中継が、ウェストサイド・・はNHKのBSで放送されて、たまたまどっちも録画して、皆で見たのだった。「ボレロ」は、レーザーディスクで見ました、レーザーディスクどうしてくれよう、家にまともなDVDプレーヤーがないのは、LDのトラウマをひきずっているせいである。ついでにベータのビデオもある。ボレロといえば、パトリック・デュポンが東京バレエ団と共演したのと、ショナ・ミルクが五反田ゆうぽうとで踊ったのをベータで持っているのだ。超貴重。あのころはNHKもほいほいとバレエ中継をやってくれて便利な時代だったなあ。 |
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と、とおいっ!つながりだけど、そうかあ〜〜 そいでもって稲垣吾郎とウエストサイド物語の世界って衣装的には一番遠いけど、今回見直してシェイクスピアの移し変え的にも上手な作品だなーと思ったのでそこんとこは近づいてほしいかも / さくらもち ( 2004-04-17 18:14 ) 「ウエストサイド物語」歌は決して上手いとは思わないけど、音楽は大好きなんです。時折サントラ聞いたりしてます。WSSを見てジャニーさんは芸能へ進出した訳で、その結果役者稲垣吾郎がいるという(かなり無理な)繋がりも感じますし。 / まゆみ ( 2004-04-14 23:42 ) |
2004-04-04 犬神家の一族 | |
稲垣吾郎の金田一耕助と聞いて、横溝作品をはじめて読んだ。淡々とした品のいい文体で、なにか明白な雰囲気に、今まで映画や周辺から抱いていたイメージと大分違うなと軽く驚く。昨日やっと放送された「犬神家の一族」まさに文庫のページをめくっていたときと同じ感触があって、たしかに原作に丁寧によりそって、丁寧に作っていった作品で、そういう清々しさみたいなのが非常に印象に残った。ただ、丁寧なだけじゃなくて、全体をひっぱるドライヴ感が心地よく、行き届いて勢いもあるという、作り手がいいときに作ったいい作品というのは、なんともいいもんであります。 |
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メイキングなど見るといろいろ試行錯誤もあったみたいで、まさに誕生と申せますでしょう>よこさま / さくらもち ( 2004-04-09 20:51 ) ファズさま 衣装や美術にばっかりまず目が行くみたいなのですよね。だから「登場人物の心象風景」とか全然どうでもよかったりする私です / さくらもち ( 2004-04-09 20:47 ) 日々の雑用もようやく落ち着き、どっぷりと稲垣金田一にはまっております(人、それを猿リピートという!) まさに独特のスタイルを持った稀有な金田一役者の誕生見届けさせていただきました、みたいな。ああ、秋までがまた長い。 / よこ! ( 2004-04-09 05:34 ) 美しいものは細部にまでこだわる事で生まれることを、画面を通してひしひしと感じました。もちこ様の日記、衣装のことなど勉強になります。ああいった空間にしっくりはまってしまう吾郎さんの存在感、稀有な人だと改めて思いました。 / ファズ ( 2004-04-08 01:06 ) まゆみさま アメリカ編は上手い導入だったと私も思います。すべてにおいて、テレビドラマ基準を大きく超えて目の娯楽でもありました / さくらもち ( 2004-04-07 09:10 ) サイトーさまどうもです。ウヒョウヒョしながら3時間がすぎてしまいましたね。今回パソコンに録画したので、わたくしも色々未来がひらけております(間違えてつっこみしなおしで、順番が前後してしまいました。早々のつっこみ恐縮です) / さくらもち ( 2004-04-07 09:03 ) あっという間の3時間。家も町並みも衣装も佇まいも、妥協の無い贅沢さが嬉しくって。アメリカ編も金田一の人となりを理解するのに上手に作ってありました。いとおしいわー耕さん。 / まゆみ@待ったね ( 2004-04-06 23:32 ) 作り手のこだわりとともに、これからの金田一をどうするか、という点がとてもエライと思いました。古いものを再現して、それが新しさにつながるんですよね>おととさま / さくらもち ( 2004-04-06 20:13 ) わたゆきさまはじめまして。物語の世界からして吾郎さんがいるべき風情でしたね。そのうえ面白かったです / さくらもち ( 2004-04-06 20:11 ) 半襟なんかも美しくしかもこっていて作り手のこだわりというものが感じられました。本当にうつくしい趣のあるたたずまいが印象的な作品となりましたね。うまく21世紀型金田一として立ち上げたなあと思いました。 / おとと@しかし待ったわ〜〜 ( 2004-04-05 21:09 ) 面白い作品でした。私の中では間違いなく稲垣吾郎の代表作になりました。見たい吾郎さんにしっかり会えました。 / わたゆき@はじめまして ( 2004-04-05 16:52 ) 本当に原作を大切にして作っていて驚きました。おっしゃるとおりまさに至福の3時間でしたね。またお宝が増えました。コウも耕助も愛しいです。 / サイトー ( 2004-04-05 09:07 ) |
2004-03-26 Wish upon a suspected star | |
本日NHK総合で放送。見直してみて、やっぱり「私の好きなもの」のシーンが最強に好きかと。大江千里・熊倉一雄もったいない豪華キャストその2コンビ(その1は松金よね子・笹野高史コンビ)がほっこりと歌う後ろに、骨格標本とか構造不明の包帯まいた足とかが通過していたり、パパイヤ氏の頭上に咲く黄色い花とか、細かい遊びごころが一杯の上、画面と音楽のタイミングがなんとも絶妙。このシーンに限らず、「ミュージック in」としてはどの場面も凄く成功していてホントに楽しかった。 |
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「目」ってお芝居のポイントでごまかしが利かないですもんね。黙って目を使ってるお芝居を見るのが好き / さくらもち ( 2004-03-30 07:40 ) 改めてゆっくり見まして今回『警視庁』くんの目の利かせ方がよいなーとすごく思ったです。 / かねちゃん ( 2004-03-27 23:06 ) |
2004-03-21 レオナルド・ダ・ヴィンチの番組 | |
2時間以上の大作ドキュメンタリーとて期待しておりましたんですが、なんだか「お母さん」と「モナリザ」で結論がついてしまって、主題がはっきりしてわかりやすかったともいえますけど、せっかく長時間やるならメディチの美形ジュリアーノとか人気のチェーザレ・ボルジアとか、そういうネタも扱ってもらえたら嬉しかったのにという番組でした。あとレオナルド自身の美形ぶりも楽しみたかったんですが、ちょっと違ったですね。 |
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森村泰昌『踏みはずす美術史』はお読みになりましたか?(講談社現代新書)けっこう面白いですよ。今回の番組、争えないもんですごく『特命』の匂いがしました…ショパンのフランス、レオナルドダヴィンチのイタリアときて第3弾はフェルメールのオランダですかね? / かねちゃん ( 2004-03-25 23:38 ) |
2004-03-12 ノイシュバンシュタイン城とモナリザ | |
「ホシに願いを」放送に向けてBSデジタルを導入したわけですが、ちょっと前にNHKのハイビジョンでお城にまつわる特集番組をやっていて、ルートヴィヒ2世の回のとき、ナレーション美輪明宏さんの巧さにも捕まって、ついつい見てしまいました。で、今日東急ハンズへ行ったら、3Dパズルの「ノイシュバインシュタイン城」が出ていたので買って帰ってきまして、作るのが楽しみです。ノイシュバンシュタイン城といえば昔平面のジグソーパズルもやったことがあるけど、お城の部分はちょっとだけで、あとは延々周囲の紅葉をつないでいた覚えがあるんですが、今度は建物本体だけだからきっともっと面白いでありましょう。立体だと「建ててる」感じも(もしかしたら)するだろうし。 |
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